JPH02312393A - テレビ用スピーカ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、テレビ用スピーカ装置に係り、特にテレビ
キャビネットに並設されるスピーカボックスの改良に関
するものである。

［従来の技術］ 第３図および第４図は従来のテレビ用スピーカ装置の平
面図であり１図において（１）はテレビキャビネット、
　（２ｇ）はこのテレビキャビネットの左右両側面に並
設されたスピーカボックス、（３ａ）はこれらスピーカ
ボックス内に設けられ全帯域を再生するスピーカユニッ
ト、（７）は上記テレビキャビネットの背壁、（８）は
部屋内の家具であり上記各スピーカボックス（２ａ）に
並設されている。

従来のテレビ用スピーカ装置では第３図のようにスピー
カボックス（２ａ）をテレビキャビネット（１）の左右
両側面後部に一体に取付けており、この場合家具（８）
を隣接させたとき、この家具の影響で音場が乱れたり、
また隣接させない場合でも視聴位置によっては各スピー
カユニットの指向性のため、音像定位などの音響特性が
劣化するという問題点があった。

さらに第４図の並設形の場合は、隣接家具の影響を受け
ないものの、スピーカボックス（２ａ）がテレビキャビ
ネット（１）の左右に出張る形となって省スペースとい
う面で問題があった。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のテレビ用スピーカ装置は以上のように構成されて
いるので、テレビの設置条件や視聴位置によって音像定
位など音響特性が劣化するという問題があり、またそれ
を改善させたものでは、スピーカボックスがテレビキャ
ビネットから左右に出張った形となり、省スペースとい
う面で問題があった。

この発明は上記双方の従来例の問題点を解決するために
なされたもので、スピーカボックスがテレビキャビネッ
トから出張ることなく、また視聴位置やテレビの設置条
件などで音像定位など音響性能も劣化することのないテ
レビ用スピーカ装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るテレビ用スピーカ装置は、テレビキャビ
ネットに並設されるスピーカボックスの後部を、当該テ
レビキャビネットの後部狭搾部を利用して幅広にした特
殊形状に形成し、その後部拡大空間内に低音用スピーカ
ユニットを設けると共に、幅狭の前部狭搾空間内には中
高音用スピーカユニットを設け、さらにこの中高音用ス
ピーカユニットの上下に上記低音用スピーカユニットか
ら放射された低音だけを通過させる音Ｖ管を付設させて
いる。

［作　用コ この発明のスピーカ装置では、テレビキャビネットの後
部狭搾部が低音用スピーカユニットを収容するスピーカ
ボックスの後部拡大空間の形成用に利用され、そして幅
狭のスピーカボックスの前部は中高音用スピーカユニッ
トの収容空間に利用され、さらにテレビキャビネットの
前面側に設けた音響管からは低音用スピーカユニットか
らの低音のみが放射される。

［実施例］ 以下この発明の一実施例について説明する。すなわち第
１図および第２図において（１）はテレビキャビネット
、（２）はその左右両側に並設されたこの発明のスピー
カボックスであり、これら各スピーカボックス（２）は
その後部をテレビキャビネット（１）の後部狭搾部（ｌ
ａ）を利用して幅広に形成して、その内部に形成された
後部拡大空間（Ａ）内に口径１０ｃｍの低音用スピーカ
ユニット（３）が取付けられ、またより幅狭に形成して
その内部に形成された前部挟挿空間（Ｂ）内には口径４
．５ｃｍ　Ｘ　１０ｃｍの楕円形の中高音用スピーカユ
ニット（４）が取付けられ、さらにこの中高音用スピー
カユニット（４）の上下には、これより幅狭で上記低音
用スピーカユニット（３）から放射された低音だけを通
過させる音響管（５）をそれぞれ付設させている点に特
徴がある。その他図中の（６）は後部拡大空間（Ａ）内
に設けた吸音材である。

具体的にいうとこの発明のスピーカボックス（２）の前
面幅は、口径１０ｃｍの低音用スピーカユニット（３）
がテレビキャビネット（１）の後部狭搾部（１ａ）を利
用した当該スピーカボックスの後部拡大空間（Ａ）内に
収納できるため、結果的には内装される中高音用スピー
カユニット（４）の幅（口径）によって決定されること
になる。

すなわちこの実施例で使用した口径４．５ａｍＸ１０ｃ
ｍの楕円形の中高音用スピーカユニットでは、スピーカ
ボックス（２）の前面幅は５　、５ｃｍである。これは
従来のテレビ用スピーカ装置でこの実施例と同等の音響
性能を得るには口径１０ｃｍのスピーカユニットが必要
となり、したがってこのときのスピーカボックスの前面
幅は１１　、５ｃ＋１となるので、従来例に比べ１７２
以下のスリムな外観のスピーカボックスが得られること
になる。

なお中高音はスピーカボックスの前面中央から、また低
音用スピーカユニット（３）からの低音はスピーカボッ
クスの前面に設けた開口１１１ｇ４．５ｃＯ１の音響管
（５）から放射されるため、音像定位などの音響性能に
問題がなく、さらには視聴位置による音像定位の劣化は
もちろん、並設される家具や壁などによる音響の劣化も
ない安定した性能が得られる。さらに低音用スピーカユ
ニットからの音が音響管を通るため高音域が減衰し、バ
イパスフィルター（ネットワーク回路）を省略すること
もできる。

［発明の効果］ この発明のテレビ用スピーカ装置は以上のように構成し
ているので、視聴位置やテレビの設置条件に影響される
ことのない安定した音響性能が得られ、さらに外観がス
リムで省スペースとなるテレビ用スピーカ装置が得られ
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のテレビ用スピーカ装置の使用状態を
示す平面図、第２図はこの発明のスピーカボックスの内
部を示す垂直断面図、第３図および第４図は従来のテレ
ビ用スピーカ装置の使用状態を示す平面図である。 なお図中（１）はテレビキャビネット、（Ｉａ）は後部
狭搾部、（２）はスピーカボックス、（３）は低音用ス
ピーカユニット、（４）は中高音用スピーカユニット、
（５）は音響管、（Ａ）は後部拡大空間、（Ｂ）は前部
挟挿空間である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　後部をテレビキャビネットの後部狭搾部を利用して幅
   広にかつ前部をより幅狭に形成し、上記テレビキャビネ
   ットに並設したスピーカボックスの後部拡大空間内に、
   低音用スピーカユニットを設けると共に、前部狭搾空間
   内に中高音用スピーカユニットを設け、この中高音用ス
   ピーカユニットの上下に、これより幅狭の放音口を有し
   上記低音用スピーカユニットから放射された低音だけを
   通過させる音響管をそれぞれ付設させたことを特徴とす
   るテレビ用スピーカ装置。