JPH0231190B2 - - Google Patents

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JPH0231190B2
JPH0231190B2 JP57152275A JP15227582A JPH0231190B2 JP H0231190 B2 JPH0231190 B2 JP H0231190B2 JP 57152275 A JP57152275 A JP 57152275A JP 15227582 A JP15227582 A JP 15227582A JP H0231190 B2 JPH0231190 B2 JP H0231190B2
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JP
Japan
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concrete
construction
days
board
foundation
Prior art date
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JP57152275A
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English (en)
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JPS5941570A (ja
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Ryuichi Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAMOTO BOIRAA SEIZOSHO JUGEN
Original Assignee
YAMAMOTO BOIRAA SEIZOSHO JUGEN
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Publication of JPH0231190B2 publication Critical patent/JPH0231190B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 本発明は地下タンク貯蔵装置設置工法に関する
ものであり、工事現場での工期を大幅に短縮し、
建築工事全体の工期短縮と各種中間検査に要する
人的、時間的ロスが少なく、かつ公務にかかる消
防係官の負担を軽減すると共に、土砂崩れによる
危険の防止を目的とする。
(従来技術) 従来、地下タンク貯蔵装置の設置工法は、第1
図に示すように、工場Iにおいて先ずタンクTを
製作し、タンク本体の水圧検査を受ける(第1図
リ参照)。この間の所要日数は6日間である。次
にこの工場IにおいてこのタンクTの外面にアス
フアルト防水加工A(第1図ヌ参照)を施して現
場Gでの4番目の工程(第1図ニ参照)へ運搬す
る。この間の所要日数は2日間である。
これと平行して行われる現場Gでの作業の1番
目の工程は、許可された所定位置に穴Hを掘りグ
リ石S1を敷く(第1図イ参照)。この間の所要日
数は2日間である。次に現場Gにおける2番目の
工程は、仮枠W1を組み、基礎コンクリートC1
C2,C3の鉄筋K1,K2およびアンカーボルトUを
1日間で施工し(第1図ロ参照)、下部配筋検査
完了後、基礎、枕、支柱のコンクリートC1,C2
C3を打つて数日間養生する(第1図ハ参照)。こ
の間の所要日数は5日間である。次に前述の工場
Iから搬入した前記アスフアルト防水加工Aを施
したタンクTを据付け、バンドB,Bで固定し、
検知管(図示略)を所定の位置に立てローターア
ース(図示略)等を施工してタンクTの据付検査
を受ける(第1図ニ参照)。この間の所要日数は
2日間である。次にタンクTの頂部まで埋め戻し
M1を行い、プロテクターPを載せ、タンクTへ
の給油およびタンクTからの汲み上げ用のオイル
配管L,LをプロテクターPを貫通させてタンク
Tに取付け、消防署による配管検査を受けてから
オイル配管L,Lの防蝕加工を行う(第1図ホ参
照)。この間の所要日数は4日間である。次にさ
らに支柱コンクリートC3の上部まで埋め戻しM2
を行い、上部のコンクリートC4のグリ石S2、仮
枠W2および鉄筋K2を組み、上部検査を受ける
(第1図ヘ参照)。この間の所要日数は3日間であ
る。次に上部の配筋検査完了後、コンクリート
C4を打ち、数日間養生する(第1図ト参照)。こ
の間の所要日数は5日間である。最後の仕上げ清
掃、塗装等を行い、各種の機器や備品を取付け、
完成検査を受け、完成検査済証をもらつて全工程
を終了する(第1図チ参照)。この間の所要日数
は3日間である。
この従来の工法では順調に行つても現場Gにお
ける工事だけでも合計25日という長期間を要する
のであるが、その間に雨が降つて屋外での工事が
中断されると、さらにその中断日数分だけ全体の
工事期間が延びた。
検査は工場Iにおいて1回、現場Gにおいて5
回、計6回もあり、配管検査を2回に分けると、
7回の多きに達する。このように検査回数が多い
ので、検査を受ける方も検査を行う方も、人的に
も時間的にもロスが多く、検査官の負担も多大な
ものがあつた。
また、穴Hを掘つてから10日間ほどは埋め戻さ
れないので、周囲の土砂が崩れたり、人が落ちた
りして危険が常につきまとうばかりか、他の工事
の邪魔になり、建築工事全体の工程に影響を及ぼ
し、また地下水の湧出する場合が多く、下部の基
礎工事が困難となり、長期にわたり湧水の汲み上
げ作業が必要であつた。
さらにまた、コンクリートの養生が不十分のう
ちに埋め戻す場合が生じ易く、コンクリートの強
度上での問題を生じるおそれがあつた。
また法規に精通した知識のある者が施工する必
要が生じ、誰でも施工できるわけにいかず、一品
生産的要素の工事であり、非近代的工法であるた
め合理化が要望されていた。
(発明の構成・作用) 本発明は上述に不具合に鑑み、地下タンクの収
納を許可される規格をもつたコンクリート製の貯
蔵装置を予め工場において完成させておき、法的
に許可された現場において穴を掘り、グリ石を敷
き、基部の固着用コンクリートを打つたら直ちに
前記貯蔵装置を載設し、養生後、タンク収納と配
管をした後、埋め戻しをするもので、従来の工法
よりもはるかに短時日で完成できるものであり、
本発明を実施例の図に基づいて説明する。
第2図乃至第16図は本発明を工程別に示す製
作図で、第2図乃至第6図は工場内での工程を、
第7図乃至第16図は現場における工程を示すも
のである。
第2図イに示すように、支柱金型D1内に取付
ボルト1を突設させて配筋2を施し、第2図ロに
示すように、コンクリート製の上部盤金型D2
に配筋3を施し、第2図ハに示すように、コンク
リート製の基礎盤金型D3内に配筋4および多数
のアンカーボルト5をセツトしてコンクリートC
を流し込んで養生後、離型して、第3図イ,ロ,
ハにそれぞれ示す支柱6、コンクリート製上部盤
7およびコンクリート製基礎盤8が得られる。
また工場において、公知の方法により第4図イ
に示すタンク本体9、同ロに示す漏洩を検知する
検知管10および同ハに示すオイル管11を製作
し、タンク本体9に対する水圧検査はじめ各パー
ツに対する寸法検査等の諸検査を受け、合格した
タンク本体9の外周には第5図イに示すようなア
スフアルトライニングなどによる防蝕保護加工面
12を施して地下タンク13を形成し、同ロに示
すように、前記オイル管11に防蝕加工11′を
施して基部配管14を形成する。
次に第6図に示すように、前記基礎盤8の上部
に前記地下タンク13を載置し、これに掛け廻し
たバンド15,15をアンカーボルト5,5およ
びナツト16,16により結着し、第7図に示す
ように、地下タンク13を基礎盤8上に結着して
一体とし、これをトラツクTRにより前記支柱
6、上部盤7および基部配管14等と共に現場G
へ搬入する。
次に第8図乃至第9図に示すように、現場Gに
所定の穴Hを掘り、底部に多数のグリ石17を敷
き、土固めし、多数のグリ石17の上面に第1回
目の捨てコンクリート18を打設し、この捨てコ
ンクリート18が固化した後にさらに第2回目の
捨てコンクリート19を打設する。
次に第10図に示すように、第2回目の捨てコ
ンクリート19を打設直後のまだ固化しないうち
に前記基礎盤8と地下タンク13とがバンド1
5,15により一体に結合されたものをクレーン
CRによつて前記穴H内の捨てコンクリート19
の上に吊り下ろし、正位置に載置する。
次に第11図に示すように、基礎盤8の四隅に
設けた4個のレベル調整ねじ20をハンドルNを
用いて廻し、各所の調整ねじ20を微調整して地
下タンク13を正確に水平に調整して設置する。
次に第12図に示すように、前記基礎盤8の四
隅に設けた4個の支柱植設テーパー孔21にそれ
ぞれ前記支柱6のテーパー基部22を嵌合させる
と共に、前記アンカーボルト5,5を各支柱6の
基部の挿孔23,23に挿通してそれぞれナツト
24,24により締結する。
次に第13図に示すように、前記上部盤7をク
レーンCR(第10図参照)により穴H内に吊り下
ろし、四隅に植設したそれぞれの支柱6の上端よ
り突出させた前記取付ボルト1に上部盤7の四隅
の挿孔25を挿通させると共に上部盤7のテーパ
ー孔27に支柱6のテーパー部26をそれぞれ嵌
合させる。
次に第14図に示すように、ナツト28を取付
ボルト1に螺締して上部盤7を各支柱6上に固着
し、上部盤7の検知管挿孔29,29(第13図
参照)から前記検知管10を挿入し、基礎盤8の
上面に当接するまで垂下して固定する。
次に第15図に示すように、第1次埋め戻し3
0を上部盤7の下縁まで行い、前記地下タンク1
3のハツチ部31の周囲にプロテクター32を取
付け、蓋33を有する座板34により施蓋して座
板34の周縁と上部盤7の上面との間にモルタル
密封35を施す。
次に第16図に示すように、前記ハツチ部31
内に取付けてあるオイル管接続部36,36に前
記基部配管14をそれぞれ取付け、この基部配管
14,14に延長オイル管37をそれぞれ溶接し
て連結した後、上部盤7の上縁まで第2次埋め戻
し38を施し、油量計39をハツチ部31に取付
けて、完成検査を受けると工事は完了する。な
お、本実施例ではアスフアルトライニングによる
防蝕保護加工面12を設けたが、これに限らずタ
ールエポキシ、ポリエステル樹脂、防水モルタル
またはエポキシ樹脂等による防蝕保護加工面なら
何れでもよい。
図中、40は検知管10のガイドボスを示す。
(発明の効果) 本発明は上述の構成にしたので、次の利点を有
する。
従来技術では現場工事は、コンクリート部分
の構築がすべて穴内で行われるので、検査工程
の増加とか天候が影響して、正しく施工して20
日間以上を要するものが、本発明によると、コ
ンクリート製部品はすべて工場内で製作されて
いるので、穴内での工事期間は2〜3日間に大
幅に短縮される。
コンクリートパーツは治具などを用いて、工
場において製作されるので、消防法の規格に適
合した寸法および強度でバラツキがなく、信頼
性の高く、かつ高品質の構成部品が得られる。
工場において十分な養生期間がとれるので、
養生不足による強度上の問題は発生しない。
コンクリート製の各部品は工場内において、
金型によるコンクリートの同時打設であるか
ら、地下タンクの浮力によつて基礎盤が分離す
ることなく、各パーツの一体性は完全である。
施工期間が大幅に短縮されるので、タンク本
体のアスフアルトライニングなどの防蝕保護加
工面が損傷することが少なく、冬期または寒冷
地における凍結の心配もない。
穴を掘つてから埋め戻すまでの期間が短いの
で、工事中の危険度が少なく、危険防止に対す
る処置等の煩らわしさはない。
製品も工法も合理的であるため、建築工事全
体の工程に支障をきたすことなく、また湧水等
の汲出し期間も短いので、汲み出しに要する費
用も節減できる。
消防官立合いによる現地での中間検査の回数
が少ないので、消防官の都合問合わせ等の煩わ
しさが少ない。
タンク浮上の防護処置等一切必要なく工事の
進捗が早い。
タンク本体はコンクリートパーツと一体のた
め、据付時にアスフアルトライニングなどの防
蝕保護加工面を損傷することがない。
製造、工事共にきわめて合理的なため無駄が
少なく経済的であり、工期が短いため建設に余
分な経費がかからない。
各パーツは工場生産のためコストダウンが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ乃至同ヌは従来技術の工程説明図、第
2図乃至第6図は本発明の工場内製作工程説明
図、第7図は本発明の工場生産される部品の工事
現場への搬送説明図、第8図乃至第16図は本発
明の工事現場での作業工程説明図である。 (主要部分の符号の説明)、6:支柱、7:上
部盤、8:基礎盤、9:タンク本体、10:検知
管、11:オイル管、12:防蝕保護加工面、1
3:地下タンク、14:基部配管、15:バン
ド、17:グリ石、18:捨てコンクリート(第
1回)、19:捨てコンクリート(第2回)、2
0:調整ねじ、21:支柱植設テーパー孔、2
2:テーパー基部、26:上部テーパー部(支柱
の)、27:テーパー孔(上部盤の)、30:第1
次埋め戻し、31:ハツチ部、32:プロテクタ
ー、33:蓋、36:オイル管接続部、37:延
長オイル管、38:第2次埋め戻し、H:穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 防蝕保護加工を施したタンク本体、レベル調
    整ねじを備えたコンクリート製の基礎盤、支柱、
    上部盤等の各種コンクリート部品ならびに検知管
    および基部配管等の各部品を予め工場において製
    作し、タンク本体を基礎盤に結着一体として現場
    に搬入し、建築現場において穴掘り、グリ石敷
    き、捨てコンクリート打ちの後、前記基礎盤と一
    体のタンク本体を前記穴内に吊り下ろして捨てコ
    ンクリート上に載置し、基礎盤上に支柱、上部
    盤、検知管等を順次に組立てた後、埋め戻しを行
    うことを特徴とする地下タンク貯蔵装置設置工
    法。
JP57152275A 1982-09-01 1982-09-01 地下タンク貯蔵所設置工法および装置 Granted JPS5941570A (ja)

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JP57152275A JPS5941570A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 地下タンク貯蔵所設置工法および装置

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JP57152275A JPS5941570A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 地下タンク貯蔵所設置工法および装置

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JPS61196077A (ja) * 1985-02-22 1986-08-30 株式会社タツノ・メカトロニクス タンクの埋設方法
JP6931754B2 (ja) * 2017-05-29 2021-09-08 ベルテクス株式会社 保護躯体及びその構築方法

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