JPH0231164A

JPH0231164A - サンプルカセット移送装置

Info

Publication number: JPH0231164A
Application number: JP17894188A
Authority: JP
Inventors: Koichi Wakatake; 孝一若竹
Original assignee: Nittec KK
Current assignee: Nittec KK
Priority date: 1988-07-20
Filing date: 1988-07-20
Publication date: 1990-02-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、生化学的分析や免疫学的分析を行う自動分
析装置に好適なサンプルカセット移送装置に関する。

（従来技術とその！！題）周知のように、生化学的分析や免疫学的分析を行う自動
分析装置には、血液が収容されたサンプル容器を複数本
保持してなるサンプルカセットを、所定のサンプル吸引
位置まで間欠移送して、サンプルカセットに保持された
各サンプル容器を上記所定のサンプル吸引位置まで順次
間欠移送するサンプルカセット移送装置が装備されてい
るのが一般的である。

しかしながら、上記従来のサンプルカセット移送装置に
あっては、上記したように、サンプルカセットに保持さ
れた各サンプル容器を上記所定のサンプル吸引位置まで
順次間欠移送するように構成されているため、例えば、
緊急検査を至急に行ないたい場合、Ｌ記すンプルカセッ
トに保持された全てのサンプル容器の一般検査が終ｒし
た後でなければ、上記緊急検査を行なうことができず、
使い勝手か非常に悪い、という問題を有していた。

この発明は、かかる現状に鑑み創案されたものであって
、その目的とするところは、サンプルカセットに保持さ
れた全てのサンプル容器の−膜検査か綬了していなくと
も、必要なときに即座に緊急検査等を行なうことかてき
、また、この緊急検査等が終了した後には、直ちに一般
検査を再開させることかでき、この種の自動分析装置の
使い勝手を大幅に向上させることができるサンプルカセ
ット移送装置を提供しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、この発明にあっては、複数
のサンプル容器がセットされ、かつ、緊急検査用のサン
プル容器保持部を有するサンプルカセットの上記各サン
プル容器を、所定のサンプル吸引位置まで移送するサン
プルカセット移送装置を前提とし、該サンプルカセット
移送装置は、上記サンプルカセットを、Ｌ２移送路にお
いて＠後進自在に移送するように駆動制御されているこ
とを特徴とするものである。

〔作用〕

それ故、この発明に係るサンプルカセット移送装置にあ
っては、−膜検査を行なっているときに、緊急検査が必
要となった場合には、緊急検査用のサンプル容器を、サ
ンプルカセットの所定位置にセットし、緊急検査用のス
イッチを押すたけで、−膜検査の途中でも、この−膜検
査を中断して緊急検査を行なうことかできるように構成
したことを特徴とするものである。

〔実施例〕

以下、添付図面に示す一実施例に基づき、この発明の詳
細な説明する。

第１図には、この発明の一実施例に係るサンプルカセッ
ト移送装δが適用されてなる簡易型自動分析装！！ｔＡ
か示されている。

サンプルカセット移送装置は、サンプルカセットＣの移
送路Ｗの始端に配設され、上記サンプルカセットＣを複
数個（図示の実施例では６本〕ストックするカセット供
給部Ｔと、上記移送路Ｗの終端に配設され、サンプリン
グが終了したサンプルカセットＣをストックするカセッ
ト貯溜部Ｓと、上記サンブルカセッ１−Ｃを上記カセッ
ト供給部Ｔからサンプリング位置ｓ２を経てカセット貯
溜部Ｓへと順次移送するカセット送り装Ｍ（図示せず）
と、から構成されている。

サンプルカセットＣは、第２図乃至第６図に示すように
、合成樹脂により一体形成されたラック本体２０と、こ
のラック本体２０に形成された各サンプル容器保持孔２
１ａ、２１ｂのＬ端縁部に嵌合固着されるアジャスター
２２と、から構成されている。

ラック本体２０は、横長の直方体形状に形成され、図示
の実施例では、−列につき１０個のサンプル容器保持孔
２１ａ、２１ｂが２列形成されており、各列の後端部に
形成されたサンプル容器保持孔２１　ａ　＋　’、　２
　ｌ　ｂ□　（第１図及び第３　＋ｇにおいて斜線て示
す）には、緊急検査用サンプル容器２がセットされる。

勿論、このラック本体２０の両側面には、従来と同様、
当該ラック本体２０を識別するための識別体（図示せず
）を配設することかできる。この識別体としては、光透
過孔の組合せや光学的に読み取り可能なバーコードラベ
ル等、公知のものを適宜適用することができる。

また、上記各サンプル容器保持孔２１ａ。

２１ｂ及び２１ａ＋　、２１ｂ＋は、その深さが、サン
プル容器２の半分位まで差し込まれる深さに形成されて
いると共に、各列に形成された各容器保持孔２１ａ、２
１ｂ及び２１ａ、。

２１ｂ、は、その各軸心Ｐ　Ｉ＊　Ｐ　ｚか、第２図か
らも明らかなように、上記サンプリングピペット３の回
転軌跡上に位置するように偏心して形成され、ラック本
体２０の側方から見た状態で、各軸心Ｐ　Ｉ　＋　Ｐ　
ａが重合しないように配設されている。尚、上記各サン
プル容器保持孔２１ａ、２１ｂ及び２１ａ＋　、２１ｂ
＋は、その口径が、複数種類の口径を有するサンプル容
器２を収容てきる大きさに形成されている。

このように構成された上記各サンプル容器保持孔２１ａ
、２１ｂ及び２１　ａ　ｔ　＋　２　ｌ　ｂ　、の両幅
方向壁面には、上記軸心ＰＩＩＰ２の上下方向に沿って
縦長のスリット２３か形成されている。

この各スリット２３は、第１図と第２図に示すように、
前記ラック本体２０の長手方向ａと直交する幅方向すで
あって、各容器保持孔２１ａ、２１ｂ及び２１ａ、、２
１ｂ＋の両幅方向壁面に形成されていると共に、第４図
及び第５図に示すように、各サンプル容器保持孔２１ａ
、２１ｂ及び２１ａ＋　、２１ｂ＋の上端２１ｃから内
底部２１ｄまで直線状に形成されており、ラウク本体２
０の一側方から照射された光か、各サンプル容器保持孔
２１ａ。

２１ｂ及び２１ａ、、２１ｂ、のスリット２３を通って
他側方へと透過できるように開設されている。

アジャスター２２は、第７図に示すように、内周径が前
記各サンプル容器保持孔２１ａ。

２１ｂ及び２１ａ＋　、２１ｔｚの内周径と節回−に形
成されたリング部２２ａと、このリング部２２ａの内周
縁に沿って所定間隔毎に配設され、該内周縁端より下方
へ延設された略〈字状の複数本のスプリング片２２ｂ（
図示の実施例では４本）と、上記リング部２２ａの外周
端部より外Ｆ方へ延設された複数本の係止片２２ｃと、
から構成されており、該アジャスター２２は、前記各サ
ンプル容器保持孔２１ａ、２１ｂ及び２１　ａ　ｌｔ　
２　ｌ　ｂ　、の周部に形成された係止孔（図示せず）
に上記各係止片２２ｃを係止させることで、各容器保持
孔サンプル容器保持孔２１ａ、２−１ｂ及び２１ａ＋　
　２１ｂ＋の上縁部に固着されている。

尚、この発明にあっては、上記サンプルカセットＣに限
定されるものではなく、一般に用いられている公知のサ
ンプルカセットを使用することもてきる。

カセット供給部Ｔには、上記のように構成されてなるサ
ンプルカセットＣが複数本セットされ、第１図手前側の
サンプルカセットＣがカセット送り装置によりサンプリ
ング位置Ｓ２方向へ送られると、２番目以降のサンプル
カセットＣが第１図手前側まで縦送りされるように構成
されている。

カセット貯溜部Ｓは、サンプリング位置Ｓ２でサンプリ
ング処理が終丁したサンプルカセットＣを順次第１図奥
方向へ縦送り移送しストックするように構成されている
。

このようにサンプルカセットＣを移送するカセット送り
装置は、カセット供給部Ｔ及びカセット貯溜部Ｓに配設
された縦送り装置と、カセット供給部Ｔの終端とカセッ
ト貯溜部Ｓの始端とを接続する移送路Ｗに配設された横
送り装置と、から構成されていると共に、この横送り装
置は、後記する緊急検査スイッチ１６のオンによって前
後進自在に駆動制御される。尚、この縦送り装とと横送
り装置とは、アクチュエータやラックアントピニオン機
構またはギア等の公知の機構を適宜組合せて構成された
もの同様であるため、その詳細な説明をここでは省略す
る。

また、上記カセット供給部Ｔの終端とカセット貯溜部Ｓ
の始端とを接続する移送路Ｗの始端位１５１とサンプリ
ング位ａｌｓｔ及び移送路Ｗの終端位Ｗｓ３には、第１
図に示すように、光学読み取り１１２Ｒが配設されてい
る。

この移送路Ｗの始端位置ｓ１に配設された光学読み取り
装置Ｒは、移送路Ｗの始端位置Ｓ□から終端位１１ｓｆ
ｆの間にサンプルカセットＣが存在する場合には、他の
サンプルカセットＣのカセット供給部Ｔからの移送を停
止させる確認装置としての機能を有していると共に、カ
セット供給部Ｔから移送されるサンプルカセットＣの前
記識別体からのカセット情報（カセット番号等）を読み
取るように構成されている。

また、移送路Ｗのサンプリング位１１ｓ、に配設された
光学読み取り装置Ｒは、移送路Ｗの始端位！！ｓ□から
終端位置Ｓ３の間に存在するサンプルカセットＣに挿入
され保持されたサンプル容器２のバーコードラベルしに
書き込まれたバーコード情報（検体識別番号や受付番号
等）及びサンプリングされているサンプル容器２のポジ
ションを読み取るように構成されている。

移送路Ｗの終端部ｉ２！Ｓ２に配設された光学読み取り
？を置Ｒは、サンプリンタが終了したサンプルカセット
Ｃの終端部が、この光学読み取り装置Ｒを通過し終えた
ときに、後記する制御部Ｙに次のサンプルカセットＣを
移送路Ｗの始端位置Ｓ、から終端部８１５２の間に移送
するように指令を発するように構成されている。

このように構成されてなるサンプルカセット移送装置は
、後記する制Ｗ部Ｙにより次のように駆動Ｍ御される。

今、移送路Ｗの始端位ＭＳＳから終端位置Ｓユの間にサ
ンプルカセットＣが存在していない状態から、自動分析
装置Ａのスタートスイッチ（図示せず）をオンすると、
カセット供給部Ｔから一木のサンプルカセットＣ（この
サンプルカセットＣには、この時点で、容器保持孔サン
プル容器保持孔２１　ａ　ｌ　、　２１　ｂ　ｌに緊急
検査用のサンプル容器２はセットされていないものとす
る。）が移送路Ｗの始端位置ｓＩからサンプリング位１
ｉｓｔ方向へと間欠移送される。

このとき、前記移送路Ｗの始端位Ｎ　ｓ　Ｉに配設され
た光学読み取り装置Ｒは、カセット供給部Ｔから移送さ
れるサンプルカセットＣの前記識別体からのカセット情
報（カセット番号等）を読み取り、該情報を制御部Ｙへ
と入力し、制御部Ｙは該情報を記憶する。

このようにしてサンプルカセットＣか移送路Ｗに沿って
間欠移送され、前端部に保持されたサンプル容器２がサ
ンプリング位置ｓ２に到達すると、サンプソングピペッ
ト３による一般検体の吸引作業が開始されると共に、こ
れと同期して当該サンプル容器２の表面に貼着されたバ
ーコードラベルＬのバーコード情報及び現在サンプリン
グが行なわれているサンプル容器２のポジションが、サ
ンプリング位ａｔｓ２に配設された光学読み取り装置Ｒ
により読み取られ、これらの情報が制御部Ｙに入力され
、制御部Ｙはこれらの情報を記憶する。このとき、上記
各スリット２３は、ラック本体２０の一側方から照射さ
れたバーコードリーダー装置の光が、各サンプル容器保
持孔２１ａ、２１ｂの各スリット２３を通って他側方へ
と透過できるように開設されており、かつ、各サンプル
容器保持孔２１ａ、２１ｂの上端２Ｌｃから内底面２１
ｄまで直線状に形成されているため、一般検体用サンプ
ル容器２を各容器保持孔１１ａ。

１１ｂから抜き取ることなく、各容器保持孔２１ａ、２
１ｂ内に隠れているバーコード面の情報をも確実に読み
取ることができる。

以上の手順は、サンプルカセットＣに保持されている一
般検体用サンプル容器２の全てに順次行なわれる。

以上のようにしてサンプルカセットＣに保持されている
全ての一般検体用すンプル容！１２のサンプリングが終
了すると、上記サンプルカセットＣは、移送路Ｗの終端
部２１ｓ、ｌまで移送されてカセット貯溜部Ｓに到達し
、該サンプルカセットＣの終端部か、上記終端部ａｓｉ
に配設された光学読み取り装ＭＲにより読み取られると
、この光学読み取り装置Ｒは制御部Ｙに次のサンプルカ
セットＣを移送路Ｗの始端位置ｓ、かう終端部１ｔｓｓ
の間に移送するように指令を発するように構成されてい
る。

また、上記一般検体用サンプル容器２のサンプリング作
業の途中で、この一般検体用サンプリング作業を中断し
て緊急検査の必要が生じた場合には、先ず、緊急検査用
スイッチ１６をオンさせる。

これにより、上記一般検体用サンブリンク作業は中断さ
れ、サンプルカセットＣは、緊急検査用スイッチ１６が
オンされるまでの所定のサンプリング作業を終了した後
、その場に停止する。

従って、作業者は、停止しているサンプルカセットＣの
サンプル容器保持孔２１ａ。

２１ｂ１−に緊急検査用のサンプル容器２はセツトし、
再び、緊急検査用スイッチ１６をオンすると、制御部Ｙ
は、このサンプルカセットＣのサンプル容器保持孔２１
ａ、、２１ｂ、に保持された緊急検査用サンプル容器２
を前進させてサンプリング位ａＳ２まで移送し、所定の
サンプリング作動を開始する。

そして、上記緊急検査用のサンプリング作業か終了する
と、上記制御部Ｙは上記サンプルカセットＣを後進させ
、前記中断した一般検体用サンプル容器２の次の一般検
体用サンプル容器２がサンプリング位ＭＳ２に位置する
ように駆動制御する。これにより中断された一般検体用
サンプリング作業が再開される。

尚、上記実施例では、サンプルカセットＣを緊急検査を
行なう場合に前後進させるように構成した場合を例にと
り説明したが、この発明にあってはこれに限定されるも
のではなく、例えば、サンプルカセットＣに無作為に保
持されているサンプル容器２の検査項目別に順次サンブ
リンクさせる場合に前後進させるように構成することも
できる。

（発明の効果）この発明は、以北説明したように、一般検査を行なって
いるときに、緊急検査が必要となった場合には、緊急検
査用のサンプル容器を、サンプルカセットの所定位置に
セットし、緊急検査用のスイッチを押すだけで、一般検
査の途中でも、この一般検査を中断して直ちに緊急検査
を行なうことかできるように構成したので、緊急検査を
極めて簡易、かつ、ｉＲ速に行なうことかてさ、この種
の自動分析装置の使い勝手を大幅に向上させることがで
きる。という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例に係るサンプルカセット
移送装置が適用された簡易型自動分析装置の概略的構成
を示す平面図、第２図はこのサンプルカセット移送装置
に用いられるサンプルカセットの一例を示す正面図、第
３図は同サンプルカセットの平面図、第４図は第３図ｒ
ｖ−ｒｑ＊断面７、第５図（、ｔ！＄３［ＷＶ−Ｖ＆Ｉ
［ｒ面図、第６図はアジャスターの正面図である。（符合の説明）Ａ・・・簡易型自動分析装置Ｃ・・・サンプルカセット　Ｒ・・・光学読み取り装置
Ｓ・・・カセット貯溜部　　Ｔ・・・カセット収納部Ｗ
・・・移送路　　　　　　Ｙ・・・制御部ｓ、・・・移
送路の始端Ｓ２・・・サンプリング位置Ｓ３・・・移送路の終端２・・・サンプル容器

Claims

【特許請求の範囲】

複数のサンプル容器がセットされ、かつ、緊急検査用の
サンプル容器保持部を有するサンプルカセットの上記各
サンプル容器を、所定のサンプル吸引位置まで移送する
サンプルカセット移送装置において、サンプルカセット
移送装置は、上記サンプルカセットを、上記移送路にお
いて前後進自在に移送するように駆動制御されているこ
とを特徴とするサンプルカセット移送装置。