JPH02311003A - 電圧制御圧電発振回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電圧制御圧電発振回路に関する。

〔従来の技術〕

従来の電圧制御圧電発振回路は、目的の周波数を得るた
めに圧電素子に直列に接続した電圧制御可変容量ダイオ
ード等の印加電圧を制御する構成になっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の電圧制御発振回路は、目的の周波数を得るために
圧電素子に直列に接続した電圧制御可変容量ダイオード
等の印加電圧を制御する構成になっているので可変容量
ダイオードの特性バラッＡが大きく、特に可変容量ダイ
オード自体の特性の対温度経時変化が大きくて、周波数
の安定度を劣化させるという欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の電圧制御圧電発振回路は、励振電流レベルによ
って共振周波数が変化する圧電素子を含む帰還回路とこ
の帰還回路に接続し利得が制御可能な増幅回路とから構
成される発振器と、前記励振電流レベルに比例した直流
電圧を発生する変換回路と、外部制御電圧と前記直流電
圧とを加算して前記の増幅回路に利得制御信号を送出す
る加算回路とを有している。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。

第１図において、本実施例は圧電素子を含む帰還回路１
１と、帰還回路１１に接続し利得が制御可能な増幅回路
１２とで構成されている発振器１と、発振器１から励振
レベルに比例する信号をとり出して直流電圧に変換する
電流／電圧変換回路３と、電流／電圧変換回路３の出力
に外部制御電圧を加算する加算回路４とを有して構成し
ている。

尚、加算回路４の出力は増幅回路１２の利得制御信号で
ある。

次に、本実施例の動作について説明する。

ここで、発振器１は、定常時μＧ＝１（但しμは発振器
１の開ループ利得、Ｂは帰還率である）の点で動作し、
従って、Ｂは一定ならば常時μも一定の動作点となり、
増幅回路１２の利得制御電圧は一定値となる。さらに、
この利得制御電圧は励振電流に比例する電流／電圧変換
回路３の出力電圧と外部制御電圧との加算値である加算
回路４の出力であるので、外部制御電圧を変化させると
発振器１の励振電流を制御できる。

第２図は本実施例の帰還回路内の圧電素子の励振電流対
共振周波数の一特性例を示す特性図である。

第２図に示すように、通常、励振電流の自乗に比例して
共振周波数が変化する。第２図に従って、本実施例は外
部制御電圧を変化させて利得制御電圧を変化させ、その
結果励振電流の変化によって周波数を変化させることが
できる。逆に、外部制御電圧を一定にすることによって
周波数を安定化することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、圧電素子を有する発振器
の励振電流レベルを外部制御電圧と励振電流レベルに比
例する直流電圧との加算による利得制御信号によって制
御する回路構成にすることにより、従来のように可変容
量ダイオード等の可変りアクタンス素子を含んでいない
ので、共振周波数を外部制御電圧で可変することができ
ると共に、共振周波数の安定度の劣化をなくすことがで
きる効果がある。

図面の簡単な説明 第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本実施例の帰還回路内の圧電素子の励振電流対共振周波
数の一特性例を示す特性図である。

１・・・発振器；１１・・・帰還回路、１２・・・増幅
回路、３・・・電流／電圧変換回路、４・・・加算回路
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 励振電流レベルによって共振周波数が変化する圧電素子
   を含む帰還回路とこの帰還回路に接続し利得が制御可能
   な増幅回路とから構成される発振器と、前記励振電流レ
   ベルに比例した直流電圧を発生する変換回路と、外部制
   御電圧と前記直流電圧とを加算して前記の増幅回路に利
   得制御信号を送出する加算回路とを有して成ることを特
   徴とする電圧制御圧電発振回路。