JPH0231000B2 - - Google Patents

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JPH0231000B2
JPH0231000B2 JP57138867A JP13886782A JPH0231000B2 JP H0231000 B2 JPH0231000 B2 JP H0231000B2 JP 57138867 A JP57138867 A JP 57138867A JP 13886782 A JP13886782 A JP 13886782A JP H0231000 B2 JPH0231000 B2 JP H0231000B2
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spool
cylinder
rod
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JP57138867A
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Tatsuhiko Fukuhara
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Osaka Jack Manufacturiung Co Ktd
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Osaka Jack Manufacturiung Co Ktd
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Publication of JPS5931296A publication Critical patent/JPS5931296A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動往復動油圧ジヤツキの改良に係
り、主としてトルクレンチ等の工具やその他の諸
機器の駆動用に使用されるものである。
(従来の技術) この種の自動往復動油圧ジヤツキとしては、リ
ミツトスイツチによつてピストンの往復移動端を
検出し、この検出信号により作動油供給用の電磁
弁を切換てピストンを往復動させる方式のものが
多く利用されている。
しかし、前記電磁弁切換方式のジヤツキには
装置が大形になること、電磁弁の切換操作にタ
イムラグが生じて応答が不正確になり易いこと、
油圧の損失が生じること、故障の頻度が高い
こと等の様々な難点がある。
一方、前記電磁弁切換方式の難点を解決するも
のとして、ピストンシリンダと四方弁とを直列状
に配設し、ピストンの上死点及び下死点でスプリ
ングの反力を利用して四方弁を切換えることによ
り、作動油の供給方向を変える様にした全機械的
構造の自動往復動シリンダが開発されている(特
開昭49−28767号等)。
前記全機械的構造の自動往復動シリンダは作動
が正確でしかも故障が少なく、優れた実用的効用
を有するものである。
しかし、前記特開昭49−28767号の自動往復動
シリンダにも解決すべく問題点が多く残されてい
る。
先ず第1は、シリンダと四方弁とを直列状に連
結しているいため、装置自体の全長が必然的に大
きくなり、トルクレンチやその他の工具、機器類
の駆動用としては極めて利用し難いという難点が
ある。
第2の問題は、手前で四方弁を操作することに
より、簡単にピストンを作動途中(例えば押し出
し途中)で止めて元の位置へ引戻すことが構造上
不可能であり、その結果、作動油の供給制御弁を
切換操作しなければ、ピストンを押出し途中から
元の位置へ引戻すことが出来ないと云う点であ
る。四方弁を手元で操作することにより、簡単且
つ迅速にピストンの作動の停止と引戻しが自動的
に出来ないと、トルクレンチ等の駆動源として利
用した場合にはレンチ取外しに手数がかかること
になり、実用上様々な支障を生じることになる。
(発明が解決しようとする課題) 本件発明は従前の自動往復動油圧ジヤツキに於
ける上述の如き問題、即ち(イ)電磁弁切換方式のジ
ヤツキにあつては応答性や作動の確実性に欠ける
うえ、故障の頻度が高いこと、(ロ)四方弁を利用し
た自動往復動ジヤツキにあつてはジヤツキの長さ
寸法が著しく大きくなるうえ、手元で四方弁を操
作することにより、簡単にピストンを押出し途中
で止めてこれを引戻すことが出来ないこと等の問
題を解決せんとするものであり、装置の長大化を
招くことなく、しかも確実にピストンを自動的に
往復動させることが出来ると共に、手元でセツト
レバーを操作することにより、簡単に押出し途中
のピストンを中途で止めてこれを元の位置へ引戻
すことが出来るようにした自動往復動油圧ジヤツ
キを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、シリンダ1内へ内部にセンタロツド
4を油密に挿通せしめた中空状のピストンロツド
3を摺動自在に挿着し、前記シリンダ1の先端開
口及び基端開口をピストンロツド3を挿通せしめ
たロツドカバー6及びセンタロツド4の基端部を
挿通せしめたジヤツキエンド2により閉鎖すると
共に、前記中空ピストンロツド3の内方へ該ピス
トンロツド3の押出し及び引戻し時にセンタロツ
ド4を押出し及び引戻し方向に付勢するスプリン
グ7a,7bを配設し、前記センタロツド4を介
してスプール弁Sを作動して作動油の供給方向を
切替えるようにした自動往復動油圧ジヤツキに於
いて、前記シリンダ1の外周壁に複数の周溝を有
する弁箱8と基端部にトツグル係合孔9dを設け
たスプール9とストライカ16を備えたスプール
弁Sを固設し、当該スプール弁Sにハンドル操作
により前記ストライカ16を介してスプール9を
切替位置へ移動するピストン引戻し装置13を配
設すると共に、前記シリンダ1及びジヤツキエン
ド2に穿設したトツグル遊嵌孔1b,2b内にト
ツグル11を揺動自在に軸支し、当該トツグル1
1の一端を前記スプール9のトツグル係合孔9d
へ、またトツグル11の他端を前記センタロツド
4の基端部に穿孔したトツグル係合孔4bへ夫々
係合し、更に前記シリンダ1の基端部には、セン
タロツド4の基端部に間隔を置いて形成した二つ
の周溝4c,4dと何れかの周溝に係合する鋼球
18とスプリング20及び調整ねじ21から成
り、前記センタロツド4を一定以上の押出し力又
は引き戻し力が作用するまで保持するセンタロツ
ド保持装置12を設けたことを発明の基本構成と
するものである。
(作用) ポンプポートPからスプール弁Sを通してシリ
ンダ1のピストン後方へ作動油を供給することに
より、ピストンロツド3は左方向へ押出され、ま
た、ピストン前方の作動油はタンクポートTより
排出される。この時、センタロツド4の右端(基
端部)は、溝4c内へ係合した鋼球18と鋼球受
け19等からなるセンタロツド保持装置12によ
つて引留められており、その結果スプリング7a
が圧縮される。
ピストンロツド3が所定位置まで押し出される
と、スプリング7aの反力によつて鋼球18によ
るセンタロツド4の引き留めが解放され、ロツド
4が左方向へ一定距離だけ移動することにより、
トツグル11が作動する。これにより、スプール
9が右方向(押込み方向)へ移動され、作動油は
その供給方向が切換つて、シリンダ2のピストン
前方へ供給される。
これによつて、ピストンロツド3は右方向(引
戻し方向)へ押圧される。この時、センタロツド
4の右端(基端部)は周溝4d内へ係合した鋼球
18と鋼球受け19によつて保持されており、そ
の結果スプリング7bが圧縮される。
ピストンロツド3が所定位置まで引き戻される
と、スプリング7bの反力によつて鋼球18によ
るロツド4の保持が解放され、センタロツド4が
右方向へ押込まれる。これにより、トツグル11
が作動して第1図の様な状態に戻る。
ピストンロツド3の押し出し途中(第1図の左
方向への移動中)に於いて、ピストン引戻し装置
13のセツトレバー22を第2図の時計方向へ回
動すると、ストライカ16が内方へ押し込まれて
スプール9が右方向へ移動する。これにより作動
油の供給方向が切換つてシリンダ1内のピストン
前方へ供給され、ピストンロツド3は引戻し方向
へ移動し、元の位置(第1図の位置)へ戻つて停
止する。
尚、セツトレバー22を回動してスプール9を
右方向へ押込むことにより、トツグル11も作動
する。これによりセンタロツド4の右端部の保持
は解放され、鋼球18の係合が溝4cから溝4d
へ移ることになる。
以下、第1図及び第2図に基づいて本発明の実
施例を説明する。
第1図はピストンロツドが押出しを開始する前
の状態を示す本発明の上半部を縦断した断面図で
あり、第2図は第1図の左側面図である。
図に於いて、1はシリンダ、2はジヤツキエン
ド、3は中空ピストンロツド、4はセンタロツ
ド、5はスプリングホルダ、6はロツドカバー、
7a,7bはスプリング、Sはスプール弁、8は
スプール弁箱、9はスプール、10はポートブロ
ツク、11はトツグル、12はセンタロツド保持
装置、13はピストン引戻し装置である。
前記シリンダ1が両端が開放された円筒体であ
り、右側端部の内径は若干拡径されていて段部1
aが形成されている。また、シリンダ1の前記太
径部の外周壁にはトツグル遊嵌孔1bが穿設され
ており、更に該遊嵌孔1bの右側位置にはねじ孔
1cが穿設されている。尚、1d,1eはシリン
ダ外壁に穿設された油路である。
前記ジヤツキエンド2は短い円筒体形に形成さ
れており、その外周壁面には段部2aが、またそ
の内周壁面には段部2a′が夫々形成されている。
更にジヤツキエンド2の中央部の壁体には、前記
シリンダ1のトツグル遊嵌孔1bと同径のトツグ
ル遊嵌孔2bが貫穿されており、またその右側位
置には前記シリンダ1のねじ孔1cと同径のスプ
リング挿着孔2cが貫穿されている。
当該ジヤツキエンド2は、外周面の段付部2a
を前記シリンダ1の内周壁の段付部1aへ、また
内周面の段付部2a′を後述するセンタロツド4の
外周面の段付部4aへ夫々係合せしめた状態で、
シリンダ1の右側端部へ油密に配設されており、
前記トツグル遊嵌孔2b及びスプリング挿着孔2
cは、シリンダ1側のトツグル遊嵌孔1b及びね
じ孔1cへ夫々対向せしめられている。
尚、前記シリンダ1内へ挿着したジヤツキエン
ド2は、ボルト等を用いて適宜にシリンダ1へ固
定されていることは勿論である。
前記ピストンロツド3は中空状に形成されてお
り、内部にセンタロツド4を挿通せしめた状態で
シリンダ1内の前方部へ、摺動自在に且つ油密に
挿着されている。
前記センタロツド4は、その右側端部を若干拡
径して段部4aを形成した棒状体であり、前記段
部4aの近傍の太径部には、後述するトツグル1
1の一方の球体11aを係合するトツグル係合孔
4bが穿設されている。また、センタロツド4の
右端部(基端部)には、一定の間隔を置いて2個
の半円弧状の溝4c,4dが形成されており、更
にセンタロツド4の左側端部(先端部)には、中
央部に隔壁5aを有するスプリングホルダ5が螺
着されている。
当該センタロツド4は前記ジヤツキエンド2及
びピストンロツド3を軸芯方向に貫通する状態で
挿着されており、右端部の段部4aはジヤツキエ
ンド2の内周面側段部2a′へ当接自在に配設され
ている。また、そのトツグル係合孔4b及び両溝
4c,4dは、前記ジヤツキエンド2のトツグル
遊嵌孔2b及びスプリング挿着孔2cに夫々対向
する位置に設けられている。
前記ロツドカバー6は、ピストンロツド3及び
スプリングホルダ5を挿通せしめた状態でシリン
ダ2の前方部に油密に挿着固定されている。ま
た、前記スプリングホルダ5の隔壁5aの両側に
なスプリング7a,7bが挿着されており、スプ
リング7aの他端はピストン内壁3aに、スプリ
ング7bの他端は前記ピストンロツド3の前端に
螺合したクレビス14に夫々当接している。
前記スプール弁はシリンダ1の外壁面に固設さ
れており、弁箱8、スプール9、ポートブロツク
10、ストライカ16等より構成されている。
前記弁箱8の内壁面には5個の油溝8a,8
b,8c,8d,8eが夫々形成されている。ま
た、弁箱8のシリンダ1側の側壁には、油溝8b
に連通する油路8fと油溝8dに連通する油路8
gが夫々穿設されており、前記油路8fはシリン
ダ1のピストン前室と連通する油路1eへ、また
前記油路8gはシリンダ1のピストン後室と連通
する油路1dへ夫々連通されている。更に、弁箱
8のポートブロツク10側の側壁には油溝8aと
連通する油路8hと、油溝8cに連通する油路8
iと、油溝8eに連通する油路8jが夫々穿設さ
れており、前記油路8h及び油路8jはポートブ
ロツク10の油路10a,10bを介してタンク
ポートTへ、また前記油路8iはポートブロツク
10の油路10cを通してポンプポートPへ夫々
連通している。
前記弁箱8内へ摺動自在に挿着したスプール9
には3個のランド9a,9b,9cが形成されて
おり、且つその右側端部(基端部)は太径部に形
成されていて、プシユー15により摺動自在に保
持されている。また、当該スプール9の前記太径
部にはトツグル11の球体11bを係合するトツ
グル係合孔9dが穿設されている。
更に、当該スプール9の先端部は、弁箱8の外
側より挿着した球面状の先端部を有するストライ
カ16の基端部へ接当しており、当該ストライカ
16を左側へ押し込むことにより、スプール9が
右側方向へ押し込まれる。尚、前記弁箱8の右側
端はボルトにより固着した蓋体8′により密封さ
れている。
前記トツグル11は両端に球体11a,11b
を設けた短かい円柱状体に形成されており、シリ
ンダ1とジヤツキエンド2に形成された遊嵌孔1
b,2bの内部に配設されている。即ち、トツグ
ル11は、その一方の球体11aをセンタロツド
4の係合孔4b内へ、また他方の球体11bをス
プール9の係合孔9d内へ夫々係合せしめた状態
で、シリンダ1へピン17により揺動自在に支持
されている。
前記センタロツド保持装置12は、シリンダ1
及びジヤツキエンド2に穿設したねじ孔1c及び
スプリング挿着孔2cと、前記センタロツド4の
基端部の溝4c,4dと、溝4c又は溝4dに係
合する鋼球18と、鋼球18を上方から押圧する
鋼球受け19と、スプリング20及びスプリング
調整ねじ21とから形成されており、センタロツ
ド4にスプリング7a(又はスプリング7b)の
反力が加わり、これを左側(又は右側)へ押圧す
る力が生じた場合でも、当該押圧力が一定値以上
になる迄は鋼球18を介してセンタロツド4の移
動を防止し、これを保持する作用をする。
前記ピストン引戻し大装置13は、前記スプー
ル弁箱8の側面に配設されており、所謂ナイフエ
ツジ22aが設けられ且つ第2図の矢印イ方向へ
角度90°回動自在に軸支したセツトレバー22と、
該セツトレバー22を弁箱側へ押圧する押しねじ
23と、セツトレバー22を矢印ロ方向へ付勢す
るねじりスプリング24等から構成されている。
即ち、セツトレバー22を矢印イ方向へ回動する
ことにより、そのナイフエツジ22aの接当によ
つてストライカー16の頭部が内方へ押し込ま
れ、スプール9が右方向へ移動(即ち、トツグル
11が反転する)することにより、後述する如く
作動油の供給が切替わつて、ピストンロツド3の
矢印イ方向の押出しが停止されると共に、ロツド
3の引戻しが行なわれる。
次に、本件発明の作動について説明する。
油圧ポンプから導管(いずれも図示せず)を経
て送られた圧油は、ポンプポートPから油路10
c油溝8c,8d、油路8g,1dを経てシリン
ダ1内に入り、ピストンロツド3を押圧する。こ
の押圧動によつて所要の強力な直線往作動が行わ
れるこそになる。このとき、シリンダ1内の作動
油は、油路1e,8f油溝8b,8a、油路10
aを経てタンクポートTから、導管を付して油タ
ンク(図示せず)に還流する。
なお、油路10aの分路である油路10bはラ
ンド9cによつて閉鎖されている。ピストンロツ
ド3の伸張がさらに進み、スプリング7aが一定
値以上に圧縮されると、その反力によつてセンタ
ロツド保持装置12の鋼球18と溝4cとの係合
が外れる。これにより、スプリングホルダ5およ
びこれに連接するセンタロツド4は、その段部4
aがジヤツキエンド2の内周面側の段付部2a′に
当接するまで左行し、これによつてトツグル11
がピン17を中心に揺動して、球体11bがスプ
ール9を切換える。また、前期センタロツド保持
装置12の鋼球18は溝4dと係合することにな
り、これによつてスプール9は切替位置に保持さ
れる。
前記スプール9の切換えによつて、油溝8cと
8bが連通するので、圧油は油路10cを経て油
路8f,1eからシリンダ1内に入り、ピストン
ロツド3を右行させる。このとき、シリンダ1内
の作動油は、油溝8dと8eが連通するので油路
1d,8gを経て油路在10bからタンクポート
Tに至り、油タンクに帰る。
ピストンロツド3の収縮がさらに進み、クレピ
ス14がスプリング7bを一定値以上の力で押圧
すると、センタロツド保持装置12の鋼球18と
溝4dとの係合が外れる。これにより、スプリン
グホルダ5およびこれを螺合するセンタロツド4
が右行し、トツグル11が球体11aを介してピ
ン17を中心として揺動し、球体11bによつて
スプール9を切換える。また、鋼球18はセンタ
ロツド4の溝4cに係合し、ロツド4をこの位置
を保持するから、これによつて、始動位置に帰る
ことになる。
このようにして、ピストン3の往復動が自動的
に繰返されることになる。
一方、ピストン3の左行中(押出し作動中)に
これを止め且つピストン3を元の位置(第1図の
位置)へ戻したい場合には、ピストン引戻し装置
13のセツトレバー22を矢印イ方向へ回動す
る。これにより、セツトレバー22のナイフエツ
ジ22aを介してストライカ16の球状頭部が左
方向へ押し込まれ、スプール9の切替が行なわれ
る。
尚、前記セツトレバー22によるストライカ1
6の押し込みにより、トツグル11を反転してセ
ンタロツド4を左方向へ押し出さねばならないた
め、前記セツトレバー22によるストライカ16
の押圧力は、センタロツド保持装置12の鋼球1
8による保持力を解離し得るだけの大きさを必要
とすることは勿論である。
(発明の効果) 本発明は上述の如く、シリンダ1の外壁面にス
プール弁Sを配設すると共に、当該スプール弁S
のスプール9とセンタロツド4とをトツグル11
を介して有機的に連結する構成としている。その
結果、従前のシリンダとスプール弁を直列状に連
結した構造の自動往復動ジヤツキに比較して、ジ
ヤツキストロークが同一の場合にはその長さ寸法
を著しく短縮することが出来、工具等の駆動源と
する様な場合には実用上極めて便宜である。
また、本発明では、ピストンロツド3の所定の
押出し位置(又は引戻し位置)に於いて、スプリ
ング7a(又はスプリング7b)を介してセンタ
ロツド4を一定距離だけ左方向(又は右方向)へ
移動させ、これによつてトツグル11を揺動せし
めてスプール9を切替え作動するようにしている
ため、スプール9の切替えが確実に行なえると共
に、ピストンロツド3の連続的な往復動を極めて
円滑に達成でき、しかも油圧力の損失や油圧ジヤ
ツキの故障が著しく減少する。
更に、本発明に於いては、センタロツド保持装
置12を、一定の押出し力(又は引戻し力)がセ
ンタロツド4にかかつた場合にその保持を解離す
る構成とすると共に、スプール弁Sのスプール9
をピストン引戻し装置13のセツトレバー22に
より手元で簡単に手動切換可能な構成している。
その結果、ピストンロツド3の押出し作動中に於
いても、前記セツトレバー22を操作してスプー
ル9を切替えることにより、手元で極めて簡単に
ピストンロツド3の押出し停止並びに引戻しを行
なうことが出来、従前の作動油制御弁を開閉制御
してピストンロツドの途中停止を行なう場合に比
較して、その操作性が著しく向上する。
本発明は上述の通り優れた実用的効用を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る自動往復動油圧ジヤツ
キの上半部を縦断した断面図である。第2図は、
本発明の左側面図である。 1……シリンダ、1a……段部、1b……トツ
グル遊嵌孔、1c……ねじ孔、1d……油路、1
e……油路、2……ジヤツキエンド、2a……段
部(外周面)、2a′……段部(内周面)、2b……
トツグル遊嵌孔、2c……スプリング挿着孔、3
……中空ピストンロツド、3a……ピストン内
壁、4……センタロツド、4a……段部、4b…
…トツグル係合孔、4c……溝、4d……溝、5
……スプリングホルダ、5a……隔壁5a、6…
…ロツドカバー、7a,7b……スプリング、S
……スプール弁、8……スプール弁箱、9……ス
プール、9a……ランド、9b……ランド、9c
……ランド、9d……トツグル係合孔、10……
ポートブロツク、11……トツグル、11a……
球体、11b……球体、12……センタロツド保
持装置、13……ピストン引戻し装置、14……
クレビス、15……プシユー、16……ストライ
カ、17……ピン、18……鋼球、19……鋼球
受け、20……スプリング、21……スプリング
調整ねじ、22……セツトレバー、23……押し
ねじ、24……ねじスプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリンダ1内へ内部にセンタロツド4を油密
    に挿通せしめた中空状のピストンロツド3を摺動
    自在に挿着し、前記シリンダ1の先端開口及び基
    端開口をピストンロツド3を挿通せしめたロツド
    カバー6及びセンタロツド4の基端部を挿通せし
    めたジヤツキエンド2により閉鎖すると共に、前
    記中空ピストンロツド3の内方へ該ピストンロツ
    ド3の押出し及び引戻し時にセンタロツド4を押
    出し及び引戻し方向に付勢するスプリング7a,
    7bを配設し、前記センタロツド4を介してスプ
    ール弁Sを作動して作動油の供給方向を切替える
    ようにした自動往復動油圧ジヤツキに於いて、前
    記シリンダ1の外周壁に複数の周溝を有する弁箱
    8と基端部にトツグル係合孔9dを設けたスプー
    ル9とストライカ16を備えたスプール弁Sを固
    設し、当該スプール弁Sにハンドル操作により前
    記ストライカ16を介してスプール9を切替位置
    へ移動するピストン引戻し装置13を配設すると
    共に、前記シリンダ1及びジヤツキエンド2に穿
    設したトツグル遊嵌孔1b,2b内にトツグル1
    1を揺動自在に軸支し、当該トツグル11の一端
    を前記スプール9のトツグル係合孔9dへ、また
    トツグル11の他端を前記センタロツド4の基端
    部に穿孔したトツグル係合孔4bへ夫々係合し、
    更に前記シリンダ1の基端部には、センタロツド
    4の基端部に間隔を置いて形成した二つの周溝4
    c,4dと何れかの周溝に係合する鋼球18とス
    プリング20及び調整ねじ21から成り、前記セ
    ンタロツド4を一定以上の押出し力又は引戻し力
    が作用するまで保持するセンタロツド保持装置1
    2を設けたことを特徴とする自動往復動油圧ジヤ
    ツキ。
JP13886782A 1982-08-09 1982-08-09 自動往復動油圧ジヤツキ Granted JPS5931296A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4928767A (ja) * 1972-07-15 1974-03-14
JPS4949083A (ja) * 1972-05-23 1974-05-13

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