JPH02309066A - 回転駆動モータのシール構造 - Google Patents

回転駆動モータのシール構造

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JPH02309066A
JPH02309066A JP1126564A JP12656489A JPH02309066A JP H02309066 A JPH02309066 A JP H02309066A JP 1126564 A JP1126564 A JP 1126564A JP 12656489 A JP12656489 A JP 12656489A JP H02309066 A JPH02309066 A JP H02309066A
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grease
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outer rotor
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Yoshimasa Kunii
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、回転駆動モータ回転時におけるベアリング
からのグリース洩れを有効に防止し、もって、光学部品
等の被回転体のグリース汚れによる性能低下を回避する
ようにした回転駆動モータのシール構造の改良に関する
[従来の技術] 一般に、レーザプリンタ等で用いられる光学走査ユニッ
ト(以下、ROS [Ra5l:er 0utput 
5caner]という)は、例えば第10図に示すよう
に、ユニットケース1内に配設される光源(図示せず)
と、この光源からのビームBIIを回転動作中の反射面
2aにて反射することにより所定の走査笥囲に亘ってビ
ームBIBを偏向するポリゴンミラー2と、このポリゴ
ンミラー2を回転させるためのポリゴンモータ3と、ポ
リゴンミラー2からのビームB11を均等な画素間隔で
図示外の感光体に導くように補正するfθレンズ4とを
備えている。尚、光路に対応したユニットケース1部分
には開口5が開設され、この開口5部分にはシールガラ
ス6が装着されている。
このようなRO8において用いられる従来のポリゴンモ
ータとしては実開昭59−123824号公報記載のも
のがある。
これは、例えば第11図に示すように、ユニットケース
1に固定される筒状のアウタハウジング201と、この
アウタハウシング201内に上下一対のベアリング20
2を介して回転可1走に[7iされるポリゴンミラー2
支持用のインナロータ203と、このインナロータ20
3に回転力を与える回転力生成手段206とを備えてい
る。
そして、この先行例では、上記インナロータ203は、
回転シ17フト204の上部にポリゴンミラー2取付は
用の回転プレー1−205を取付けたものになっている
。また、上記回転力生成手段206は、上記回転プレー
ト205の周縁にて下方側に折曲されたフランジ207
に適宜数のマグネット208を取付け、このマグネット
208に対向するアウタハウジング201の周壁にステ
ータ209を配設し、このステータ209に巻装されて
コイル210に通電することにより、ステータ209と
マグネット208との相互作用にて生成される回転力を
インナロータ203に与えるようにしたものである。
このタイプによれば、インナロータ203の回転に伴っ
てベアリング202に゛注入されているグリースGが矢
印で示すように飛散しようとしても、上記回転プレート
205がベアリング202支持部の上方領域を塞いでい
るため、回転プレート205がグリースGの飛散を防止
するシール部材として機能しており、飛散したグリース
Gがポリゴンミラー2に直接的に向かうことはなく、ポ
リゴンミラー2の反射面2aがグリースGによって汚れ
難くなっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このような従来のポリゴンモータのシール構
造にあっては、ベアリング202からのグリースGが直
接ポリゴンミラー2に向かう4B態は回転プレート20
5によって有効に阻止されるが、ベアリング202から
回転プレート205を回り込んで外部へ飛散するグリー
スGまでを積極的に阻止することはできず、ベアリング
202からのグリースG洩れを阻止する手段としては不
充分なものであった。
このような問題を解決する手段としては、上記インナロ
ータ203若しくは回転プレート205とアウタハウジ
ング201若しくはユニットケース1との隙間部分を積
極的にシールすることが必要になるが、ポリゴンモータ
3の回転動作の安定性、ローコスト、取扱い性を考慮す
ると、上記シール構造として上記隙間部分をシール部材
で直接的に閉塞することはできず、非接触型のシール構
造を採用せざるを得ない。
このような条件下において、前記非接触型のシ−ル構造
としては、前記隙間部分にラビリンスシールを施し、ベ
アリング20一部分から外方側へ向かう気流を減衰させ
ることが考えられる。
ところが、このようなラビリンスシールを採用したとし
ても、ラビリンスシールそのものは前記隙間部分の気流
洩れを完全には阻止できないものであるので、インナロ
ータタイプのモータにあっては、シール性能をより高め
たいという技術的課題が生ずる。
また、近年、ロータの回転安定性の向上及び組立性の向
上という観点から、インナロータタイプのモータに加え
て、インナ固定シャフトにベアリングを介して回転支承
されるアウタロータタイプのモータが提供されている。
このアウタロータタイプのモータにあっては、その構成
の特殊性から、ベアリング支持部の上下箇所にシールを
施さなければならないが、前記上下箇所に上記インナロ
ータタイプのモータと同様にラビリンスシールを適用し
た場合、ベアリング支持部の下方側へ向かう気流につい
てはラビリンスシールである程度減衰さl!ておけば、
減衰気流に乗って飛敗りるグリースはユニットケースの
底壁部分に付着してしまうので、グリースの飛散はそれ
程問題にならないが、ベアリング支持部と7ウタロータ
に固定されたポリゴンミラーとの間には、インナロータ
タイプのモータにて採用されるような回転プレートを配
置することができないので、ベアリング支持部の上流側
へ向かう気流についてラビリンスシールであるW In
減衰さけたしても、このラビリンスシールからの気流洩
れに伴って放出されるグリースがポリゴンミラーに付着
し易く、アウタロータタイプのし−9におけるシール性
能をより高めたいという技術的課題が生ずる。
この発明は、以上の技術的課題を解決するために為され
たものであって、インナロータタイプ並びにアウタロー
タタイプのモータのベアリングからのグリース洩れに対
づるシール性能を向上させるようにした回転駆動モータ
のシール構造を提供づるものである。
[課題を解決するための手段] −4なわら、第一の発明は、取付はベースに固定的に設
けられる筒状のアウタハウジングと、このアウタハウジ
ング内にベアリングを介して回転可能に嵌挿される被回
転体支持用のインナロータと、上記インナロータに回転
力を与える回転力生成手段とを備えた回転駆動モータを
前提とし、上記インナロータのベアリング支持部の外方
側に位置する部分の少なくとも一部とアウタハウジング
若しくは取付はベースとの間に微小隙間を形成し、この
微小隙間の画成壁部分に、インナロータの回転に伴って
ベアリング支持部側へ向かう強制気流生成用の気流生成
部を形成したことを特徴とする回転駆動モータのシール
構造である。
また、第二の発明は、取付はベースに固定的に設けられ
るインチ固定シレノトと、このインチ固定シャフトに遊
嵌すべく筒状に形成され、このインナ固定シャフトの周
囲にベアリングを介して回転可能に装着される被回転体
支持用のアウタロータと、上記アウタロータに回転力を
与える回転力生成手段とを備えた回転駆動モータを前提
とし、上記アウタロータのベアリング支持部の外方側で
アウタロータの解放部の反対側に位置する部分の少なく
とも一部とインナ固定シi・フト若しくは取付はベース
との間に微小隙間を形成し、この微小隙間の画成壁部分
に、アウタロータの回転に伴ってベアリング支持部の外
方側へ向かう気流阻止用のエアシール部を形成する一方
、上記アウタ1コータの解放部をベアリングと非接触な
カバーで閉塞するようにしたことを特徴とする回転駆動
モータのシール構造である。
このような技術的手段において、この発明の適用範囲と
しては、インナロータタイプ並びにアウタロータタイプ
のモータの両方を対象にしているが、特に、ポリゴンミ
ラー、ホログラムディスクのような光学部品を被回転体
とする場合に有効である。
また、上記アウタハウジング若しくはインナ固定シャフ
トとしては、別体のものを取付はベースに取付は又もよ
いし、取付はベースに一体的に形成するようにしてもよ
い。そしてまた、ベアリングの構成、使用個数、支持構
造については、ロータを回転支承し得るものであれば適
宜選択することができる。更にまた、この発明に43い
て、インナロータあるいはアウタロータとしては、回転
シャフトと一体的に回転する部材をも包含するものを想
定している。また、回転力生成手段としては、ロータに
適宜の回転力を与えるものであれば適宜設計変更するこ
とができる。
更に、インナロータ若しくはアウタロータと固定部材と
の間に形成される微小隙間としては、部品の製造誤差や
取付は誤差を□考慮した上で、気流生成部若しくはエア
シール部の機能を充分に発揮できる範囲で適宜の寸法関
係が選定される。
また、気流生成部及びエアシール部の形成箇所について
は、夫々の機能を発揮し得るのであればロータ側、固定
部材側あるいは両省のいずれをも選択することが可箋で
ある。そして、上記エフシール部としては、ロータ回転
時におけるベアリング支持部側からの気流を阻止するも
のであればよく、上記気流を減衰させるラビリンスシー
ル等の気流放出抑制用のシール構成を始め、ベアリング
支持部側へ強制気流を送り込む気流生成部をも包含する
ものである。この場合において1.ヒ記気流生成部とし
ては、ロータの回転に伴ってベアリング支持部側へ向か
う気流を生成し得るものであれば、螺旋方向へ延びる連
続若しくは不連続な溝を形成したり、気流生成用のフィ
ン部を形成する等適宜設計変更することができるが、気
流の生成効率やコストから見れば、螺旋方向に延びる連
続若しくは不連続な溝描成のものが好ましい。
[作用1 上述した第一の発明によれば、インナロータタイブの回
転駆動モータにおいて、ベアリング支持部の外方側に位
置するインナロータの一部とアウタハウジング等の固定
部材との間に微小隙間が形成され、この微小隙間の画成
壁部分に気流生成部が形成され、インナロータ回転時に
上記気流生成部から生成される強制気流がベアリング支
持部側へ向かう。
また、第二の発明によれば、アウタロータタイプの回転
駆動モータにおいて、ベアリング支持部の外方側で解放
部と反対側に位置するアウタロータの一部とインナシャ
フト等の固定部材との間に微小隙間が形成され、この微
小隙間の画成壁部分にエアシール部が形成され、アウタ
ロータ回転時にベアリング支持部から外方側に向かう気
流はエアシール部で効果的に塞き止められる。一方、上
記アウタロータの解放部はベアリングと非接触なカバー
で閉塞されているので、アウタロータの回転動作の安定
性を損うことなく、ベアリングから放呂されるグリース
がカバーで塞き止められる。
[実施例] 以下、添附図面に示す実施例に基づいてこの発明の詳細
な説明する。
友i■ユ 第1図はRO8のポリゴンミラー2駆動用のインナロー
タタイプモータ3であり、その基本的構成は、ユニット
ケース1のモータ取付孔に止着される筒状のアウタハウ
ジング10と、このアウタハウジング10内に一対のベ
アリング21.22を介して回転可能に嵌挿されるイン
ナロータ30と、このインナロータ30に回転力を与え
る回転力生成手段40とを備えている。
この実施例において、上記アウタハウジング1oは、円
筒部11と、この円筒部11の略中央周囲にて水平方向
に延びるフランジ状の取付(プ基部12とで構成されて
おり、上記円筒部11の内周壁上下部には、ベアリング
21.22を収容するための収容段部13.14が一体
的に形成されている。
また、上記インナロータ30は、回転シャフト31と、
この回転シャフト31の上部に圧入されたポリゴンミラ
ー2の取付は用のドーナツ状のロータハブ32と、上記
回転シャフト31の下部に圧入されているドーナツ状の
ロータヨーク33とで構成されている。そして、上記回
転シャット31の上部にはロータハブ32及び上側ベア
リング21の上下方向の位置決め突起34が形成されて
おり、また、上記ロータヨーク33の中央部には上記下
側ベアリング22の上下方向の位置決め突起35が形成
されている。そしてまた、上記ロータハブ32及びロー
タヨーク33の底面周囲にはウェイト取付は溝36が凹
設され、このウェイト取付は溝36の適宜位置にバラン
スウェイト37が取付けられ、上記ロータハブ32及び
ロータヨーク33の回転動作を安定させるようになって
いる。
更に、上記ベアリング21.22は、その外側にブツシ
ュ23.24を介して回転シャフト31と円筒部11の
収容段部13.14との隙間部分に嵌込まれている。こ
のとき′、′上側ベアリング21は、その上端部を位置
決め突起34に当接させ、その下端部を上記上側収容段
部13の底面に当接させて上下方向に位置決めされてい
る。一方、上記下側ベアリング22は、その上端部をコ
イルバネ25で付勢し、その下端部を上記位置決め突起
35に当接させて上下方向に位置決めされている。尚、
符号26はベアリング22のクリープ防止及び回転シャ
フト31の倒れ防止のための側圧バネである。
また、上記回転力生成手段40は、上記ロータヨーク3
3の周縁に立上がり7ランジ41を形成し、この立上が
りフランジ41にマグネット42を固着する一方、上記
マグネット42に対向したアウタハウジング10の円筒
部11にはコイル44が巻装されたステータ43を配設
したものであり、上記コイル44に通電することにより
ステータ43とマグネット42との間に回転作用力を生
成し、ロー・タヨーク33を通じてインナロータ30全
体を回転させるものである。
尚、符号51はアウタハウジング10の取付は基部12
にねじ52止めされるモータ制御用のプリント基板、5
3は上記アウタハウジング10の取付は基部12にゴム
クッション54を介してねじ55止めされてインナロー
タ30を外側から覆うロータカバー、56は回転シャフ
ト31の頂部にねじ57止めされるポリゴンミラー2の
押え具である。
また、この実施例においては、特に第2図及び第3図に
示すように、上記上側ベアリング21の上方に位置する
ロータハブ32の底面とアウタハウジング10の円筒部
11及びブツシュ13の頂部面との間の微小隙間部分7
0にはラビリンスシール71が形成されている。この実
施例において、上記ラビリンスシール71は、アウタハ
ウジング10側にリング状四所72を形成すると共に、
ロータハブ32側に前記凹所72に遊■するリング状突
部73を形成し、両者間に狭い隙間74.広い隙間75
.狭い隙間76を交互に形成するようにしたものである
そして更に、上記微小隙間’7’ 6の画成型部分であ
る突部73の外周面には、インナロータ30の逆回転方
向く第2図中インナロータ30の回転方向をmとする〉
に対して上側ベアリング21に通じる方向(図中下方側
)へ向かう螺旋溝60が形成されている。
従って、この実施例によれば、上記インナロータ30が
所定方向に回転すると、上側ベアリング21のグリース
Gが半径外方向に向かう気流Aと共に飛散しようとする
このとき、上記隙間部分70にラビリンスシール71が
形成されているので、上記気流Aがラビリンスシール7
1側へ放出されたとしても、当該気流Aはラビリンスシ
ール71で次第に減衰する。
一方、上記ロータハブ32の回転に伴って螺旋溝60部
分から下方側へ向かう強制気流Sが生成され、減衰気流
Aに乗って移動してきたグリースGを封じ込める。この
ため、グリースGがアウタハウジング10とロータハブ
32との間の隙間70部分から外部に向かうことは全(
なく、上側ベアリング21からのグリースGが外部に飛
散してポリゴンミラー2に付着することは完全に回避さ
れる。
また、下側ベアリング22からもグリースGが飛散する
が、飛散したグリースGはロータカバー53とアウタハ
ウジング10との間の閏空間に閉込められ、外部に放出
されることはない。
この実施例におけるシール性能を評価する上で、上記ラ
ビリンスシール71及び螺旋溝60のないものを比較例
とし、モータの周囲を透明フィルムシートで囲繞した状
態でポリゴンミラー2を12000 rpa+で回転さ
せたところ、比較例においては、約1時間後にグリース
の飛散が見られたが、実施例のものにあっては、約−週
間経っても、グリースの飛散は見られなかった。
尚、この実施例においては、ラビリンスシール71に加
えて螺旋溝60によるシール構成を採用しているが、ラ
ビリンスシール71を用いないで螺旋溝60のみのシー
ル構成を採用しても差支えない。
友産■ユ 第4図は実施例1と異なるインナロータタイプのモータ
にこの発明を適用したものである。
この実施例に係るモータ3の基本的構成は実施例1と略
同様であるが、実施例1と異なり、上記アウタハウジン
グ10がRO8のユニットケース1そのものを共用して
おり、また、上記インナロータ30は、回転シャフト3
1と、この回転シャフト31の上部に取付けられるロー
タヨーク38とからなり、このロータヨーク38は、ポ
リゴンミラー2の取付は台として機能すると共に、回転
力生成手段40のマグネット42の取付は部材として機
能している。更に、マグネット42に対向したアウタハ
ウジング10にはコイル44が巻装されたステータ43
が配設され、上記回転シャフト31の頂部フランジ31
aがポリゴンミラー2の押え具になっている。
また、この実施例においては、上記ロータヨーク38の
底面に断面逆台形状のリング状突部77が形成され、こ
の突部77の内周面とアウタハウジング10との間に微
小隙間78が確保されると共に、上記突部77の内周面
には、インナロータ30の逆回転方向に対して上側へア
リ、ング21に通じる方向に向かう螺旋溝60が形成さ
れている。
尚、第4図において、符号27.28は上下のベアリン
グ21.22の抜は止め部材、29は上下のベアリング
21.22を離反する方向に付勢する保持用スプリング
であり、実施例1と同様な構成部材については実施例1
と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略す
る。
従って、この実施例によれば、インナロータ30回転時
には、実施例1と同様に、上記螺旋溝60によって生成
される強制気流Sが上側ベアリング21から飛散しよう
とするグリースを確実に封じ込める。
実施例3 第5図はRO3のアウタロータタイプのモータにこの発
明を適用したものであり、そのモータ3の基本的構成は
、RO8のユニットケース1に固定的に立設されるイン
ナ固定シャフト80と、このインチ固定シャフト80に
上下一対のベアリング91.92を介して回転支承され
るアウタロータ100と、このアウタロータ100に回
転力を与える回転力生成手段110とを備えている。
この実施例において、上記インナ固定シャフト80は上
記ユニットケース1の取付は部1aにねじ81止め固定
されている。
また、上記アウタロータ100は、頂部周縁に外方に突
出づ゛る突出ソランジ部102が一体的に形成される円
筒部101と、この円筒部’101の下部側に嵌挿され
て止めリング104で位置決めされるドーナツ状のロー
タヨーク103とを備えている。そして、上記円筒部1
01の内周壁には、ベアリング91.92を収容する収
容段部105゜106が形成されている。一方、上記ロ
ータヨーク103の上面周囲にはウェイト取付は溝10
7が形成され、このウェイト取付は溝107の適宜箇所
にはバランスウェイト108が取付けられ、ロータヨー
ク103の回転動作を安定させるようになっている。
更に、上記上側ベアリング91は、その下面部を上記上
側収容段部105の底部に当接させ、インナ固定シャフ
ト80に止めリング93にて係止された予圧バネ94で
上記上面部を付勢することにより位置決めされている。
一方、上記取付は部1aには下側ベアリング92の位置
決め突部95が形成され、上記下側ベアリング92は、
その下面部を上記位置決め突部95に当接させ、その上
面部を収容段部106の頂部に当接させて位置決めされ
ている。
更にまた、上記回転力生成手段110は、上記ロータヨ
ーク103の下面周囲にマグネット111を固着する一
方、上記マグネット111に対向したユニットケース1
にはコイル113が巻装されたステータ112を配設す
ると共に、鉄系金属若しくはフェライト等でできたステ
ータヨーク114を配設し、上記コイル113に通電す
ることによりステータ112とマグネット111との間
に回転作用力を生成し、口=タヨーク103を通じてア
ウタロータ100全体を回転させるものである。
尚、ポリゴンミラー2は、その上面を上記突出フランジ
部102に当接させ、その下面を押し上げスプリング1
20で付勢してアウタロータ100に保持されている。
また、この実施例にあっては、第5図及び第6図に示す
ように、アウタロータ100の円筒部101の底部とユ
ニットケース1との間の11間部分130にラビリンス
シール131が形成されている。このラビリンスシール
131は、ユニットケース1側にリング状凹所132を
形成する共に、円筒部101側に前記凹所132に遊嵌
するリング状突部133を形成し、両者間に狭い隙間1
34、広い隙間135.狭い隙間136を交互に配置す
るようにしたものである。
また、上記アウタロータ100の円筒部101の解放部
は上側ベアリング91と非接触なカバー140で開基さ
れている。
従って、この実施例に係る回転駆動モータのシール構造
によれば、アウタロータ100が回転すると、上記ベア
リング91.92からグリースGが飛散しようとするが
、上側ベアリング91から飛散しようとするグリースG
は上記カバー140によって塞き止められ、上側ベアリ
ング91からのグリースGが外部に飛散してポリゴンミ
ラー2を汚すことはない。
一方、下側ベアリング91に通じる隙間部分にはアウタ
ロータ100の回転に伴って外方に向かう気流が形成さ
れ、この気流に乗って下側ベアリング92からのグリー
スGが外部へ放出されようとするが、上記気流はラビリ
ンスシール131部分で次第に減衰するため、気流に乗
って移動してきたグリースGはラビリンスシール131
部分をほとんど通過せずに壁面に付着してしまう。尚、
極一部のグリースGはラビリンスシール131を通過す
る可能性はあるが、ラビリンスシール131を通過する
気流は極めて弱いものであるため、気流と共に通過した
グリースGがポリゴンミラー2方向に回り込む虞れは(
ま′とんどなく、下側ベアリング92からのグリースG
がポリゴンミラー2に付着することは完全に回避される
この実施例に係るシール性能を評価する上で、上記ラビ
リンスシール71及び螺旋溝60のないものを比較例と
し、モータの周囲を透明フィルムシートで囲繞した状態
でポリゴンミラー2を12000 rpmで回転させた
ところ、比較例においては、約1時間後にグリースの飛
散が見られたが、実施例のものにあっては、約10時間
後に比較例の1/10程度の僅かなグリースの飛散が見
られる程度であった。
K1璽A 第7図及び第8図に係るモータ3の基本的構成は実施例
3と略同様であるが、実施例3と異なり、上記下側ベア
リング92に通じる隙間部分に形成されたラビリンスシ
ール131の微小隙間136部分に内側へ向かう強制気
流生成用の螺旋溝150が形成されている。この実施例
において、上記螺旋溝150は、上記アウタロータ10
0の円筒部101の下部周縁に形成されており、その螺
旋方向はアウタロータ100の逆回転方向に対して下側
に向かうように設定されている。尚、第7図中mはアウ
タロータ100の回転方向を示す。
従って、この実施例によれば、アウタロータ100の回
転時に実施例3と略同様な作用、効果を奏するが、下側
ベアリング92に通じる隙間部分130には上記螺旋溝
150の回転に伴う強制気流Sが矢印方向に生成される
ので、下側ペアリング92からのグリースGは隙間部分
に確実に封じ込まれ、実施例3に比べてシール性能が更
に向上する。
この実施例に係るシール性能を評価する上で、上記ラビ
リンスシール71及び螺旋溝60のないものを比較例と
し、モータの周囲を透明フィルムシートで囲繞した状態
でポリゴンミラー2を12000 rpmで回転させた
ところ、比較例においては、約1時間後にグリースの飛
散が見られたが、実施例のものにあっては、約−週間経
過しても、グリースの飛散は全く見られなかった。
尚、この実施例では、ラビリンスシール131に加えて
螺旋溝150によるシール構成を採用しているが、ラビ
リンスシール131を用いないで螺旋溝150のみのシ
ール構成を採用しても差支えない。
また、上記実施例においては、上記アウタロータ100
の円筒部101の下部周縁に螺旋溝150を形成してい
るが、これに限定されるものではなく、例えば第9図に
示すように、上記ラビリンスシール131における隙間
部分136の上記円筒部101の対向壁部分に上記螺旋
溝150と逆ねじの関係になる螺旋溝160を形成する
よ・うにしても、実施例と同様な作用、効果を奏するこ
とができる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、請求項1記載の回転駆動モー
タのシール構造によれば、インナロータタイプのモータ
において、ベアリング支持部から外方側へ向かう隙間部
分でインナロータ回転時にベアリング支持部側へ向かう
強制気流を生成するようにしたので、ベアリングからグ
リースが飛散しようとしても、前記強制気流によってグ
リースを確実に封じ込めることができ、その分、グリー
スの飛散に伴う被回転体の汚れをより確実に防止するこ
とができる。
また、請求項2記載の回転駆動モータのシール構造によ
れば、アウタロータタイプの七−タにおいて、アウタロ
ータの解放部の反対側に位置するベアリング支持部の外
方側隙間部分をエアシールにて閉塞する一方、アウタロ
ータの解放部をベアリングと非接触なカバーで閉塞する
ようにしたので、ベアリングから飛散するグリースのう
ち被回転体へ比較的到達し難いグリース、具体的には取
付はベース側に向かって飛散するグリースをエアシール
で有効に阻止することができ、一方、被回転体へ比較的
行き易いグリース、具体的には空間部に向かって飛散す
るグリースをカバーで確実に阻止することができ、その
分、グリースの飛散に伴う被回転体の汚れを確実に阻止
することができる。
更に、請求項3記載の回転駆動モータのシール構造によ
れば、上記アウタロータタイプのモータにおいて、取付
はベース側の隙間部分にベアリング支持部側へ向かう強
制気流を生成するようにしたので、前記隙間部分からの
気流洩れを確実に防止することができ、その分、グリー
ス洩れに対するシール性能をより向上させることができ
る。
更にまた、請求項43a叔の回転駆動上−夕のシール構
造によれば、極めて簡単な構成で、シール対象となる隙
間部分にベアリング支持部側へ向かう強制気流を効率良
く生成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はインナロータタイプのモータにこの発明を適用
した実施例1を示す断面説明図、第2図は実施例1で用
いられるインナロータのロータハブの構成を示す説明図
、第3図は第1図中1部拡大図、第4図はインナロータ
タイプのビータにこの発明を適用した実施例2を、示ず
断面説明図、第5図はアウタロータタイプの七−夕にこ
の発明を適用した実施例3を示す断面説明図、第6図は
第4図中VI部拡大図、第7図はアウタロータタイプの
モータにこの発明を適用した実施例4を示す概略模式図
、第8図は実施例4の第5図に相当づる要部断面説明図
、第9図は実施例4の変形例を示す第7図に相当する説
明図、第10図はRO3の概略構成を示す説明図、第1
1図は従来の回転駆動モータの一例を示す断面説明図で
ある。 [符号の説明コ ト・・ユニットケース(取付はベース)2・・・ポリゴ
ンミラー〈被回転体) 3・・・ポリゴンモータ(回転駆動モータ)10・・・
アウタハウジング 21.22・・・ベアリング 30・・・インナロータ 4o・・・回転力生成手段 60螺旋溝(気流生成部) 80・・・インチ固定シャフト 91.92・・・ベアリング 100・・・アウタロータ 131・・・ラビリンスシール(エアシール部)140
・・・カバー 150・・・螺旋溝(エアシール部、気流生成部)16
0・・・螺旋溝(エアシール部、気流生成部)特許出願
人  富士ゼロックス株式会社代 理 人  弁理士 
 中村 智廣 (外2名) 第2図 第3図 第4図 第6図 第9図    +60職鷹 第10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)取付けベースに固定的に設けられる筒状のアウタハ
    ウジングと、このアウタハウジング内にベアリングを介
    して回転可能に嵌挿される被回転体支持用のインナロー
    タと、上記インナロータに回転力を与える回転力生成手
    段とを備えた回転駆動モータにおいて、 上記インナロータのベアリング支持部の外方側に位置す
    る部分の少なくとも一部とアウタハウジング若しくは取
    付けベースとの間に微小隙間を形成し、 この微小隙間の画成壁部分に、インナロータの回転に伴
    つてベアリング支持部側へ向かう強制気流生成用の気流
    生成部を形成したことを特徴とする回転駆動モータのシ
    ール構造。 2)取付けベースに固定的に設けられるインナ固定シャ
    フトと、このインナ固定シャフトに遊嵌すべく筒状に形
    成され、このインナ固定シャフトの周囲にベアリングを
    介して回転可能に装着される被回転体支持用のアウタロ
    ータと、上記アウタロータに回転力を与える回転力生成
    手段とを備えた回転駆動モータにおいて、 上記アウタロータのベアリング支持部の外方側でアウタ
    ロータの解放部の反対側に位置する部分の少なくとも一
    部とインナ固定シャフト若しくは取付けベースとの間に
    微小隙間を形成し、 この微小隙間の画成壁部分に、アウタロータの回転に伴
    つてベアリング支持部の外方側へ向かう気流阻止用のエ
    アシール部を形成する一方、上記アウタロータの解放部
    をベアリングと非接触なカバーで閉塞するようにしたこ
    とを特徴とする回転駆動モータのシール構造。 3)請求項2記載のものにおいて、 エアシール部は、アウタロータの回転に伴つてベアリン
    グ支持部側へ向かう強制気流生成用の気流生成部である
    ことを特徴とする回転駆動モータのシール構造。 4)請求項1または3記載のものにおいて、気流生成部
    は、インナロータ若しくはアウタロータの回転方向に対
    し所定の螺旋方向に沿つて延びる連続若しくは不連続な
    溝であることを特徴とする回転駆動モータのシール構造
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636374U (ja) * 1992-10-12 1994-05-13 株式会社三協精機製作所 スピンドルモータ
US5420713A (en) * 1991-10-09 1995-05-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Optical scanner
US5996742A (en) * 1993-06-28 1999-12-07 Kone Oy Elevator machinery
JP2009085359A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Canon Inc 非接触シール装置

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