JPH02308208A - 気密被覆光ファイバ及びその製造方法 - Google Patents

気密被覆光ファイバ及びその製造方法

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Publication number
JPH02308208A
JPH02308208A JP1128733A JP12873389A JPH02308208A JP H02308208 A JPH02308208 A JP H02308208A JP 1128733 A JP1128733 A JP 1128733A JP 12873389 A JP12873389 A JP 12873389A JP H02308208 A JPH02308208 A JP H02308208A
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JP
Japan
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optical fiber
carbon film
film
carbon
outer periphery
Prior art date
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Pending
Application number
JP1128733A
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English (en)
Inventor
Yukio Komura
幸夫 香村
Sadanori Ishida
禎則 石田
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ファイバの外周にカーボン膜が設けられて
いる気密被覆光ファイバ及びその製造方法に関するもの
である。
[従来の技術] 光ファイバは、水素や水分を吸収すると、伝送損失が増
加する。光ファイバにはプラスチックが被覆されている
が、プラスチック被覆は水素や水分を通す多孔質なもの
であるので、空気中の水素や水分を通す。従って、前述
した水素や水分の透過による伝送損失増加の問題が起っ
ている。この問題を避けるために、光ファイバの外周に
アモルファスカーボン等のカーボン膜よりなる気密被覆
層を設けることが提案されている。カーボン膜は、緻密
であり、これを被覆した光ファイバは水素や水分を通し
にくく、伝送損失が長期間に亘って増加しない。光ファ
イバに対するカーボン膜の被覆は、熱CVD法、プラズ
マCVD法等で行われている。この場合、カーボン膜の
被覆は、数十Kmに亘って安定して行う必要があるが、
非常に難しい。
従来は、カーボン膜の被覆後、光ファイバを高温の水素
雰囲気中に長期間隔して伝送損失の増加を調べていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような検査の仕方では、検査に非常
に時間が掛かり、且つ全数このような検査を行うのでは
費用が掛かる問題点があった。光フアイバ上にカーボン
膜を安定して成膜できたかどうかを連続して測定するこ
とができれば良いが、カーボン膜の成膜状態を測定する
ことは難しい。
本発明の目的は、カーボン膜の成膜状態を容易に測定で
きる構造の気密被覆光ファイバ及びその製造方法を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を解決するための本発明の詳細な説明すると
、次の通りである。
請求項(1)に記載′の気密被覆光ファイバは、光ファ
イバの外周にカーボン膜が設けられ、該カーボン膜の外
周に金属膜が設けられていることを特徴とする 請求項(2)に記載の気密被覆光ファイバの製造方法は
、第1のリアクタ内に光ファイバを通し−て該光ファイ
バの表面にカーボン膜を設け、該カーボン膜を有する前
記光ファイバを第2のリアクタ内に通して該カーボン膜
を接地した状態でその表面に金属膜を設け、該金属膜の
均一性を測定し、その測定データにより前記第1のリア
クタ内での前記カーボン膜の成膜条件を制御することを
特徴とする。
[作用] 請求項(1)に記載の気密被覆光ファイバは、光ファイ
バの外周のカーボン膜と金属膜とが共に設けられた構造
になっているので、気密性及び耐疲労特性が一層向上す
る。また、カーボン膜の均一性を、金属膜を測定するこ
とにより間接的に容易に測定できる。
請求項(2)に記載の気密被覆光ファイバの製造方法は
、カーボン膜を接地した状態で該カーボン膜に金属膜を
設けるので、カーボン膜に対して金属膜が1対1に対応
して成膜されることになる。
このため、測定容易な金属膜の均一性を測定することに
より、カーボン膜の均一性を間接的に測定することがで
きる。従って、測定容易な金属膜の均一性を測定して、
その測定データによりカーボン膜の成膜条件を制御する
と、カーボン膜の成膜が均一になるように容易に制御す
ることができる。
[実施例コ 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
第1図は、本発明に係る気密被覆光ファイバ1の構造の
一実施例を示したものである。本実施例の気密被覆光フ
ァイバ1は、光ファイバ2の外周にアモルファスカーボ
ンよりなるカーボン膜3が設けられ、該カーボン膜3の
外周に金属膜4が設けられた構造になっている。
このような気密被覆光ファイバ1は、光ファイバ2の外
周のカーボン膜3と金属膜4とが共に設けられた構造に
なっているので、気密性及び耐疲労特性を一層向上させ
ることができる。また、カーボン膜3の均一性を、金属
膜4を測定することにより間接的に容易に測定できる。
また、カーボン膜3の均一性を、金属膜4を測定するこ
とにより容易に測定することができる。
第2図は、本発明に係る気密被覆光ファイバの製造方法
の第1実施例を示したものである。まず、光フアイバ母
材5を加熱炉6で加熱溶融させて線引きし、光ファイバ
2を得、該光ファイバ2を第1のリアクタ7に通す。第
1のリアクタ7内には、マスフローコントローラ8を経
てガス供給ロアaから原料ガスを稀釈ガスと共に供給す
る。原料ガスとしては、例えばCH4,C3H8,C2
H2゜C2H4,C6H5CH3,C6H5等をガス化
して用いる。稀釈ガスとしては、N2ガスを用いる。該
第1のリアクタ7内には、加熱炉6を出た光ファイバ2
が加熱状態で入って来るので、熱CVD法により該光フ
ァイバ2の外周にアモルファスカーボンよりなるカーボ
ン膜3を設ける。光ファイバ2に付着しなかった反応生
成物は、該第1のリアクタ7の排気ロアaから外に排気
させる。
第1のリアクタ6から出てきたカーボン膜3付き光ファ
イバ2は、第2のリアクタ8に通す。第2のリアクタ8
内には、ガス供給口8aから金属膜形成用原料ガスを供
給する。金属膜形成用原料ガスとしては、例えばFe系
(Fe−B、Fe−Si、Fe−P、Fe (0)、F
eNi系、  FeCo系等アモルファス合金になり易
い金属化合物、或いはSiC,TiC等の金属化合物を
、例えば((CH3) 3si)20等の有機金属の形
、或いはTiCβ4等の形でガス化して用いる。例えば
、加熱した容器内のFe(CO5)をArガスによって
バブリングして気相状にした金属膜形成用原料ガスを第
2のリアクタ8内に供給し、該第2のリアクタ8をヒー
タ10で加熱し、該第2のリアクタ8内で原料ガスをプ
ラズマ化し、アモルファスカーボンよりなるカーボン膜
3の外周にプラズマCVD法で金属膜4を設ける。この
とき、カーボン膜3をロール状の接地電極10を介して
接地しておく。このようにすると、正に帯電した気相状
の金属成分が、接地されたカーボン膜3の表面に金属膜
4として成膜される。アモルファスカーボンよりなるカ
ーボン膜3は、10〜15にΩ/amの抵抗を持ってい
る電気伝導体であり、接地されることにより、成膜され
易くなる。従って、光フアイバ2上にカーボン膜3のな
い部分は金属膜4が成膜されない。このようにして気密
被覆光ファイバ1を形成すると、光フアイバ2上のカー
ボン膜3に対して金属膜4が1対1に対応して成膜され
る。該気密被覆光ファイバ1を探傷器12に通し、渦電
流探傷法、磁場変位測定法等の手段を用いて非接触で金
属膜4の均一性を測定する。前述したように光フアイバ
2上のカーボン膜3と金属膜4とは1対1に対応してい
るので、金属膜4が均一に成膜されていれば、カーボン
膜3が均一に成膜されていることを意味する。この探傷
器12の測定データをマスフローコントローラ8にフィ
ードバックし、カーボン膜3の成膜条件の1つである原
料ガスの流量を該カーボン膜3の膜厚が均一になるよう
に制御する。
かくして得られた気密被覆光ファイバ1は、図示しない
が被覆ダイスに通し、金属膜4の外周に例えば紫外線硬
化樹脂層を被覆し、しかる後、紫外線硬化炉に通し、紫
外線硬化樹脂層の硬化を行わせる。
第3図は、本発明の第2実施例を示したものである。本
実施例では、第1のリアクタフに連続して第2のリアク
タ9を設け、両者の間に小径のバッファ室13を設け、
該バッファ室13内を真空ポンプ14で真空引きするよ
うにしている。また、該第2のリアクタ9内には、アノ
ード電極15とターゲット16とを設け、該ターゲット
16は高圧電源17の負極に接続し、該高圧電源17の
正極は接地している。アノード電極15はコイル状とし
、ターゲット16は1円弧状とし、光ファイバ2に対し
て同軸状に配置している。第2のリアクタ9の出口側に
もバッファ室18を設け、該バッファ室18内を真空ポ
ンプ19で真空引きするようにしている。
このような第2のリアクタ9では、その中を10’To
rtでAr雰囲気とする。そして、アノード電極15付
近で正に帯電されたアルゴン粒子をターゲット16に当
てると、該ターゲット16から金属成分がスバッハリン
グされ、スパッタリング粒子がカーボン膜3の外周に成
膜される。ターゲット16としては、アルミニウム、銅
、Ni等を用いることができる。これらの金属は、接地
されているカーボン膜3の上に成膜され易い。
かくして得られた該気密被覆光ファイバ1を探傷器12
に通し、この探傷器12の測定データを図示しないがマ
スフローコントローラ8にフィードバックし、カーボン
膜3の成膜条件の1つである原料ガスの流量を該カーボ
ン膜3の膜厚が均一になるように制御する。
探傷器12を通り抜けた気密被覆光ファイバ1は、前述
したと同様に図示しないが被覆ダイスに通し、金属膜4
の外周に例えば紫外線硬化樹脂層を被覆し、しかる後、
紫外線硬化炉に通し、紫外線硬化樹脂層の硬化を行わせ
る。
なお、上記実施例では、探傷器12からの信号をマスフ
ローコントローラ8にフィードバックして第1のリアク
タ7の成膜条件を変えたが、該第1のリアクタフにこれ
を加熱するヒータを設け、該ヒータに探傷器12からの
信号をフィードバックして成膜条件を変えてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、下記のような効
果を得ることができる。
請求項(1)に記載の気密被覆光ファイバは、光ファイ
バの外周のカーボン膜と金属膜とが共に設けられた構造
になっているので、気密性及び耐疲労特性を一層向上さ
せることができる。また、このようにカーボン膜の外周
に金属膜を設けると、該カーボン膜の均一性を該金属膜
を利用して容易に測定することができる。
請求項(2)に記載の気密被覆光ファイバの製造方法で
は、カーボン膜を接地した状態で該カーボン膜に金属膜
を設けてるので、カーボン膜に対して金属膜を1対1に
対応して成膜させることができる。このため、測定容易
な金属膜の均一性を測定することにより、カーボン膜の
均一性を間接的に測定できる。従って、金属膜の均一性
を測定してその測定データによりカーボン膜の成膜条件
を制御することにより、カーボン膜を均一に成膜する制
御を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る気密被覆光ファイバの一実施例の
横断面図、第2図及び第3図は本発明に係る気密被覆光
ファイバの製造方法を実施する装置の第1.第2実施例
を示す縦断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光ファイバの外周にカーボン膜が設けられ、該カ
    ーボン膜の外周に金属膜が設けられていることを特徴と
    する気密被覆光ファイバ。
  2. (2)第1のリアクタ内に光ファイバを通して該光ファ
    イバの表面にカーボン膜を設け、該カーボン膜を有する
    前記光ファイバを第2のリアクタ内に通して該カーボン
    膜を接地した状態でその表面に金属膜を設け、該金属膜
    の均一性を測定し、その測定データにより前記第1のリ
    アクタ内での前記カーボン膜の成膜条件を制御すること
    を特徴とする気密被覆光ファイバの製造方法。
JP1128733A 1989-05-24 1989-05-24 気密被覆光ファイバ及びその製造方法 Pending JPH02308208A (ja)

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JP1128733A JPH02308208A (ja) 1989-05-24 1989-05-24 気密被覆光ファイバ及びその製造方法

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JP1128733A Pending JPH02308208A (ja) 1989-05-24 1989-05-24 気密被覆光ファイバ及びその製造方法

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JP (1) JPH02308208A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107907A (ja) * 1989-09-22 1991-05-08 Hitachi Cable Ltd 光ファイバ
JPH04124212U (ja) * 1991-04-26 1992-11-12 古河電気工業株式会社 金属コート光フアイバケーブル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107907A (ja) * 1989-09-22 1991-05-08 Hitachi Cable Ltd 光ファイバ
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