JPH0230781Y2 - - Google Patents

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JPH0230781Y2
JPH0230781Y2 JP1983147645U JP14764583U JPH0230781Y2 JP H0230781 Y2 JPH0230781 Y2 JP H0230781Y2 JP 1983147645 U JP1983147645 U JP 1983147645U JP 14764583 U JP14764583 U JP 14764583U JP H0230781 Y2 JPH0230781 Y2 JP H0230781Y2
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accelerometer
piezoelectric element
multidirectional
acceleration
stress detection
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JP1983147645U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 技術分野 本考案は簡潔な構成で低コストの多方向加速度
計に関する。
(ロ) 従来技術 従来自動車などの移動物体の加速度を測定する
加速度計としては特公昭52−7744号公報に開示さ
れているようなものがある。この加速度計を複数
個用いて多方向の加速度を測定する加速度計とし
て第1図に示すような多方向加速度計が考えられ
る。図示した多方向加速度計は、X方向、Y方
向、Z方向の加速度をそれぞれ測定する一方向加
速度計1,2,3を台座4に取り付けて構成した
もので、各一方向加速度計は、第2図に示すよう
に、圧電素子と絶縁板6と重り7とをチユーブ9
に通したボルト8で台座4に固定してあり、圧電
素子5は第3図に示すように矢印方向にボーリン
グされた円板で、その上面および下面には銀電極
5aと5bとがそれぞれ付けられ、上面の銀電極
5aは側面に設けた回り込み銀電極5cでリード
線10に接続されている。
このような構成の多方向加速度計では、台座4
に加速度が加わると、加速度のX,Y,Zのそれ
ぞれの方向のベクトル成分が各一方向加速度計
1,2,3に加わりその重り7に力が働く。この
力は圧電素子5を圧縮または伸張する方向に働
き、圧電素子5の圧電定数d33に応じた出力チヤ
ージQが電極5aと5bとの間に発生し、リード
線10とアースされた台座4との間に取出すこと
ができる。このようにしてX,Y,Zそれぞれの
方向の加速度に応じた出力を得ることができる。
このような構造の多方向加速度計は加速度の検
出という点では申し分ないが、X,Y,Zのそれ
ぞれの方向の加速度を検出するのに一方向加速度
計を1つずつ合計3つ必要とするので、スペース
もその分だけ大きくなりコスト高にもなるという
問題がある。
(ハ) 考案の目的および構成 本考案は上記の点にかんがみてなされたもの
で、多方向加速度計の構成の簡易化とコスト低減
を図ることを目的とし、そのために台座上に複数
個の応力検出素子を点対称に配設するとともに、
これらの応力検出素子上に素子全体に平等に加重
するように重りを配設し、各応力検出素子を出力
を加減算することにより相互に垂直な3方向の加
速度成分を検出する回路を設けたものである。
(ニ) 実施例 以下図面に基づいて本考案を説明する。
第4図は本考案による多方向加速度計の一実施
例を断面で示し、第5図はこの多方向加速度計に
用いられる圧電素子を示している。多方向加速度
計は従来の一方向加速度計とほぼ同じ構造で、そ
こに用いられる圧電素子15だけが第3図に示し
た従来の構造と異なり、第5図イに示すように上
面銀電極が4等分されて電極片15a,15b,
15c,15dとなり圧電素子の電極片に対応す
る4つの部分がすべて同方向にポーリング(矢印
で示す)されており、圧電素子の側面に各電極片
の回り込み銀極が設けられている。また、下面銀
電極15eは第5図ロに示すように分割されず一
体の電極となつている。第4図に示すように、圧
電素子15の上面銀電極15a〜15dの各回り
込み銀極からは加速度成分信号A,B,Cがリー
ド線で取り出される。これらの加速度成分信号
A,B,C,Dは、第6図に示すように、チヤー
ジアンプ18,17,16,19で増幅され、さ
らに反転加算器20,21,22,23,24で
加減算されて端子a,b,cに出力される。
さて、第6図に示したように、X,Y,Z方向
を考え、X方向を基準として前述した多方向加速
度計の圧電素子15の電極片15a,15b,1
5c,15dから得られる出力をA,B,C,D
としたとき第7図により端子aから得られる加速
度出力について例示説明する。
いまX方向に加速度gXが加わると、重り7には
圧電素子15を中心とする回転モーメントMx
働く。その結果、圧電素子15の電極片15aに
対応する部分には圧縮力FXAが、また電極片15
cに対応する部分には伸張力FXCがそれぞれ働き、
これら両部分には逆位相で同じ値の出力チヤージ
が現われる。この出力をチヤージアンプ16およ
び18と、反転加算器20および22で加減算す
ると、端子aにはA−Cが得られる。出力AとC
とは逆位相で同じ値のため、A−Cはそれぞれの
絶対値の和となり、X方向の加速度gXがわかる。
同様にY方向に加速度gyが加わると、圧電素子
15の電極片15bに対応する部分と電極片15
dに対応する部分とには逆位相で同じ値の出力チ
ヤージが現われるので、この出力をチヤージアン
プ17,19と反転加算器21,23とで加減算
すると端子bにはB−Dが得られる。従つて、こ
の値からY方向の加速度gyがわかる。このY方向
の加速度gyに対してはX方向のモーメントは発生
しないので端子aには出力が現われない。
Z方向の加速度gyに対しては、圧電素子15の
全電極片15a,15b,15c,15dに対応
する部分の出力の和A+B+C+Dが端子Cから
得られる。この場合、AとC、BとDはそれぞれ
同位相で同じ値であるから端子a,bには現われ
ない。
なお、第4図に示した加速度計は重り7をボル
ト8で固定したものであるが、ボルトを用いずに
重りと絶縁板と圧電素子とを台座に接着剤で固定
してもよい。このような構造にすれば、重りの動
きを制限しないので検出感度が良くなる。
第8図は第9図に示したような4つの電極片2
5a,25b,25c,25dのポーリング方向
を逆(矢印で示す)にした圧電素子25を用いた
多方向加速度計の実施例を示しており、その他の
内部構造は第4図に示したものと同じである。こ
のようにすると、出力チヤージの位相がポーリン
グ方向によつて変るので圧電素子25の電極片2
5a,25b,25c,25dに対応する部分か
らの出力チヤージは−A,−B,C,Dとなり、
チヤージアンプ26,27で反転加算され、端子
aおよびbにはそれぞれA−CおよびB−Dが得
られる。この実施例の加減算回路は第6図に示し
た実施例の加減算回路より大幅に簡潔になつてい
る。
上記実施例では1つの圧電素子を用い、その上
面に配置される電極を複数個に分割したが、その
代りに電極を有する圧電素子を複数個用いてもよ
いことはもちろんである。
(ホ) 考案の効果 以上説明したように、本考案においては、台座
上に複数個の応力検出素子を点対称に配設すると
ともに、これらの応力検出素子上に素子全体に平
等に加重するように重りを配設し、各応力検出素
子を出力を加減算することにより相互に垂直な3
方向の加速度成分を検出する回路を設けたので、
多方向加速度計のコンパクト化およびコストの低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は多方向加速度計の斜視図、第2図は第
1図に示した多方向加速度計に用いた一方向加速
度計の部分断面図、第3図は第2図に示した一方
向加速度計に用いた圧電素子の斜視図、第4図は
本考案による多方向加速度計の部分断面図、第5
図イは本考案による多方向加速度計に用いる圧電
素子を斜め上方から見た斜視図、同図ロは同圧電
素子を斜め下方から見た斜視図、第6図は本考案
による多方向加速度計の処理回路、第7図は本考
案による加速度計による加速度検出動作の説明
図、第8図は本考案による多方向加速度計の他の
実施例と処理回路、第9図は第8図に示した実施
例に用いる圧電素子の斜視図である。 4……台座、5,15,25……圧電素子、8
……ボルト、15a,15b,15c,15d…
…電極片、15e……銀電極、16,17,1
8,19……チヤージアンプ、20,21,2
2,23,24……反転加算器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台座と、該台座上に1点を中心として対称に配
    設された少なくとも4個の応力検出素子と、該複
    数の応力検出素子全体に平等に加重するように上
    記応力検出素子上に設けられた重りと、上記複数
    の応力検出素子の各出力を加減算することによつ
    て相互に垂直な3方向の加速度成分をそれぞれ検
    出する回路と、を備えたことを特徴とする多方向
    加速度計。
JP1983147645U 1983-09-26 1983-09-26 多方向加速度計 Granted JPS6056275U (ja)

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JP1983147645U JPS6056275U (ja) 1983-09-26 1983-09-26 多方向加速度計

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JP1983147645U JPS6056275U (ja) 1983-09-26 1983-09-26 多方向加速度計

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JPS6056275U JPS6056275U (ja) 1985-04-19
JPH0230781Y2 true JPH0230781Y2 (ja) 1990-08-20

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JP2971610B2 (ja) * 1991-03-28 1999-11-08 和廣 岡田 力・加速度・磁気の検出装置およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713807A (en) * 1980-06-27 1982-01-23 Nec Corp Elastic surface wave device

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