JPH0230743A - 優れた磁気特性を有するNi―Fe系合金板の製造方法 - Google Patents

優れた磁気特性を有するNi―Fe系合金板の製造方法

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JPH0230743A
JPH0230743A JP1076762A JP7676289A JPH0230743A JP H0230743 A JPH0230743 A JP H0230743A JP 1076762 A JP1076762 A JP 1076762A JP 7676289 A JP7676289 A JP 7676289A JP H0230743 A JPH0230743 A JP H0230743A
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Tadashi Inoue
正 井上
Masayuki Kinoshita
木下 正行
Tomoyoshi Okita
大北 智良
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、優れた直流磁気特性および優れた交流磁気
特性を有するNi −Fe系合金板の製造方法に関する
ものである。
[従来の技術] JISに規定されたpcに対応するNj−Fe系磁性合
金(以下、′PCパーマロイ“という)は、る磁性材料
である。
上述したPCパーマロイは、高い透磁率および低い保磁
力を有することを特徴としている。現在実用化されてい
るPCパーマロイの、最も高い透磁率、および、最も低
い保磁力は、次の通りである。
初透磁率μi  :  80,000、最大透磁率μr
m : 280,000、実効透磁率μe:  15,
000、 保磁力He −: 0.010(Oe)。
しかしながら、昨今のエレクトロニクス分野における、
技術のめざましい発達によって、各種機器の小型化およ
び高性能化が進行し、その結果、上述したPCパーマロ
イの直流磁気特性および交流磁気特性の、より一層の向
上が望まれている。
高い透磁率を有するNi −Fe系合金として、次に示
す合金が提案されている。
(1)特開昭62−227,053号公報に開示された
、下記からなる高い透磁率を有するNi −Fe系合金
:−ッケル:70カら85wt、%、 マンガン  :wt.2から10.0wt.%、モリブ
デン :wt.0から6.0wt.%、カッパー  :
wt.0から6.0wt.%、クロム   :wt.0
から5.0wt.%、ボロン   :  0.0020
からO,0150tst、%、残り、鉄および不可避的
不純物、 但し、前記不可避的不純物としての硫黄、燐およびカー
ボンのそれぞれの含有量は、硫  黄については、0.
005wt%以下、燐   については、0.01wt
.%以下、カーボンについては、0,01wt、%以下
、(以下1先行技術1′という)。
(2)特開昭62−227,054号公報に開示された
、下記からなる高い透磁率を有するNi −Fe系合金
:ニッケル ニア0から85すt1%。
マンガン 二wt.2すt、g以下、 モリブデン=wt.0から6.0wt.%、カッパー 
:wt.0から6.0wt.%、クロム  =wt.0
から5.0wt.%、ボロン  :  0.0020か
ら0.0150νt、%、残り、鉄および不可避的不純
物、 但し、前記不可避的不純物としての硫黄、燐およびカー
ボンのそれぞれの含有量は、硫  黄については、0.
005℃gt、%以下、燐   については、0.01
 wt、%以下、カーボンについては、0.01 wt
1%以下、そして、ボロン含有量の、前記不可避的不純
物としての硫黄、燐およびカーボンの合計量に対する比
は、0.08から7.0の範囲内である。
(以下、′先行技術2′という)。
[発明が解決しようとする課題] 上述した先行技術1および2は、次のような問題を含ん
でいる。即ち、先行技術1および2においては、それぞ
れの実施例に開示されているように、上述した化学成分
組成を有する合金の素材を熱間圧延して、合金板を調製
し、そして、このように調製した合金板に、92%の圧
下率で、冷間圧延を施し、そして、次いで、このように
冷間圧延を施こした合金板に、i、1oo℃の温度で、
焼鈍を施こしている。しかしながら、先行技術1および
2においては、1回の冷間圧延および1回の焼鈍が施こ
されるだけであって、これ等に続く第2回冷間圧延およ
び第2回焼鈍が行われていない。その結果、初透磁率は
、先行技術1においては60.000以下、そして、先
行技術2においては100.000以下と、何れも低い
。更に、不可避的不純物である酸素および窒素は、合金
中しこおいて、酸化物介在物および窒化物介在物を形成
し、これ等は、磁壁の移動を阻害し、その結果、合金の
透磁率を低下させるが、先行技術1および2は、不可避
的不純物である酸素および窒素の上限値を教示していな
い。また、先行技術1においては、直流磁気特性を改善
するために、合金にマンガンを添加しているが、マンガ
ン含有量が、wt.2から10、Owt、%の範囲内と
多いために、熱間加工性が悪い。
このようなことから、上述した先行核#11およ2に比
べて、150,000以上の初透磁率μj、300 、
000以上の最大透磁率μmおよび0.009エルステ
ツド(Oe)以下の保磁力Heを含む、より優れた直流
磁気特性と、そして、19 、000以上の実効透磁率
μe、および、0.90以上の、磁化ヒステリシス曲線
における、残留磁束密度Brの飽和磁束密度Bmに対す
る比(以下、単に、’Br/Bm比“という)を含む、
より優れた交流磁気特性とを有する、Ni−Fe系合金
板の製造方法の開発が強く望まれているが、かかる方法
は、まだ提案されていない。
従って、この発明の目的は、150,000以上の初透
磁率μi、300,000以上の最大透磁率μmおよび
0.009(Oe)以下の保磁力Heを含む優れた直流
磁気特性と、 そして、19,000以上の実効透磁率
μeおよび0.90以上のBr/8m比を含む優れた交
流磁気特性とを有するNi −Fe系合金板の製造方法
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明の第1は、 ニッケル :75から82wt、%、 モリブデン: 2から6すt6%、 ボロン  :  0.0015から0 、0050wt
 1%、残り、鉄および不可避的不純物、 但し、前記不可避的不純物としての硫黄、燐、カーボン
、酸素および窒素のそれぞれの含有量は、 硫  黄については、0.002.wt、%以下、燐 
  については、 0.006すt6%以下、カーボン
については、0.01 wt、x以下、酸  素につい
ては、0.003wt、%以下、窒  素については、
0.0015wt、%以下、からなる素材を使用し、前
記素材に熱間加工を施こして、Ni −Fe系合金板を
調製し、このように調製した前記合金板に、50から9
8%の範囲内の圧下率で、第1回冷間圧延を施こし、こ
のように前記第1回冷間圧延を施こした前記合金板に、
780から950℃の範囲内の温度で、第1回焼鈍を施
こし、このように前記第1回焼鈍を施こした前記合金板
tこ、75から98%の範囲内の圧下率で、第2回冷間
圧延を施こし、そして、このように前記第2回冷間圧延
を施こした前記合金板に、950から1 、200℃の
範囲内の温度で、第2回焼鈍を施こし、かくして、前記
合金板に、優れた直流磁気特性を付与することに特徴を
有するものである。
この発明の第2は、 ニッケル :76から81wt、%、 モリブデン: 3から5曹t6%、 カッパー 二wt.5から3.Owt、メ、ボロン  
、 0.0015から0.0050wt0%、残り、鉄
および不可避的不純物、 但し、前記不可避的不純物としての硫黄、燐、カーボン
、酸素および窒素のそれぞれの含有量は、 硫  黄については、0.002wt0%以下。
燐   については、0.006℃gt、%以下、カー
ボンについては、0.01wt、Z以下。
酸  素については、0.003wt、%以下、窒  
素については、0.0015wt、%以下、からなる素
材を使用し、前記素材に熱間加工を施こして、Ni −
Fe系合金板を調製し、このように調製した前記合金板
に、50から98%の範囲内の圧下率で、第1回冷間圧
延を施こし。
このように前記第1回冷間圧延を施こした前記合金板に
、780から950℃の範囲内の温度で、第1回焼鈍を
施こし、このように前記第1回焼鈍を施こした前記合金
板に、75から98%の範囲内の圧下率で、第2日冷間
圧延を施こし、そして、このように前記第2日冷間圧延
を施こした前記合金板に、950から1 、200℃の
範囲内の温度で、第2回焼鈍を施こし、かくして、前記
合金板に、優れた直流磁気特性および優れた交流磁気特
性を付与することに特徴を有するものである。
次に、この発明の、優れた直流磁気特性を有するNi 
−Fe系合金板、ならびに、優れた直流磁気特性および
優れた交流磁気特性を有するNi −Fe系合金板の化
学成分組成を、上述した範囲内に限定した理由について
、以下に述べる。
(1)ニッケル: ニッケルは、合金の直流透磁率に大きな影響を及ぼす成
分である。しかしながら、ニッケル含有量が75tgt
 、1未満では、直流透磁率が低下する。
方、ニッケル含有量が82wt、%を超えても、直流透
磁率が低下する。更に、ニッケルには、その含有量が7
6から81vt、%の範囲内で、モリブデンおよびカッ
パーとの共存のもとに、実効透磁率、直流Br78m比
および交流Br78m比を高める作用がある。
従って、ニッケルの含有量は、75から82tgt、%
の範囲内に限定すべきである6更に、実効透磁率および
交流Br78m比を含む交流磁気特性を向上させるため
には、ニッケルの含有量は、76から81wt、%の範
囲内に限定すべきである。
(2)モリブデン: モリブデンには、Ni−Fe系合金において、 Ni、
Fe規則格子の生成を抑制して、直流透磁率を高める作
用がある。しかしながらモリブデン含有量が2tzt、
1未満では、上述した作用に所望の効果が得られない。
一方、モリブデン含有量が6wt、%を超えると、直流
透磁率が低下する。更に、モリブデンには、その含有量
が3から5wt、%の範囲内で、ニッケルおよびカッパ
ーとの共存のもとに、実効透磁率、直流Br78m比お
よび交流Br78m比を高める作用がある。従って、モ
リブデンの含有量は、2から6wt0%の範囲内に下限
すべきである。更に、実効透磁率および交流Br78m
比を含む交流磁気特性を向上させるためには、モリブデ
ンの含有量は、3から5すt、%の範囲内に更に限定す
べきである。
(3)ボロン: ボロンには、合金の熱間加工性を改善する作用がある。
更に、ボロンには、固溶状態において、Ni −Fe系
合金の再結晶集合組織を形成する、再結晶粒およびその
他の組織因子の方位を、磁気特性に有利な方向に変化さ
せる作用がある。しかしながら、ボロン含有量が、0.
0015wt、1未満では、上述した作用に所望の効果
が得られない。一方、ボロン含有量が、0.0050v
t、%を超えると、ボロンの金属間化合物が形成されて
、合金の磁気特性が劣化する。従っ°て、ボロン含有量
は、0.0015から0.0050vt、%の範囲内に
限定すべきである。
(4)カッパー: カッパーには、合金の直流磁気特性を低下させることな
く、実効透磁率を高める作用がある。更に、カッパーに
は、ニッケルおよびモリブデンとの共存のもとに、直流
Br78m比および交流Br78m比を高める作用があ
る。しかしながら、カッパー含有量がwt.5wt、1
未満では、上述した作用に所望の効果が得られない。一
方、カッパー含有量が3、Owt、%を超えると、実効
透磁率、直流Br78m比および交流Br/B−比が低
下する。従って、カッパー含有量は、wt.5から3.
Out、%の範囲内に限定すべきである。
(5)マンガン: マンガンには、合金の熱間加工性を改善する作用がある
。従って、この発明においては、必要に応じて、マンガ
ンを付加的に添加する。しかしながら、マンガン含有量
が、0.Lowt、1未満では、上述した作用に所望の
効果が得られず、そして、合金中の不可避的不純物の1
つである硫黄を固定することができない。一方、マンガ
ン含有量が、0.60vt、%を超えると、合金のマト
リックス強度が高くなって、粒界破壊が発生し易くなる
。従って、マンガン含有量は、0.10から0.60w
t、%の範囲内に限定すべきである。
(6)カルシウム: カルシウムには、合金の熱間加工性を改善する作用があ
る。従って、この発明においては、必要に応じて、カル
シウムを付加的に添加する。しかしながら、カルシウム
含有量が、0.0007wt、1未満では、上述した作
用に所望の効果が得られない。
一方、カルシウム含有量が、0 、0060vt、%を
超えると、磁気特性が低下する。従って、カルシウム含
有量は、0.0007から0.0060wt、%の範囲
内に限定すべきである。
(7)硫 黄: 硫黄は、合金中に不可避的に混入する不純物の1つであ
る。硫黄含有量は、少ない程、好ましいが、硫黄含有量
を、工業的規模で大幅に低減させることは、経済性の観
点から困難である。しかしながら、硫黄含有量が、0.
002wt、%を超えると、合金の熱間加工性を劣化さ
せ、そして、合金中に硫化物が形成される。硫化物は、
磁壁の移動を阻害して、合金の透磁率を低下させる。更
に、上述した硫化物は1本発明の第1回焼鈍時において
、再結晶集合組織を形成する再結晶粒(オーステナイト
)が、本発明の第2回焼鈍時において、粗大化するのを
阻害する。その結果、上述した再結晶粒(オーステナイ
ト)の粒径が小さいので、合金の保磁力が増大する。従
って、硫黄含有量は。
0.002vt1%以下、そして、より好ましくは、 
0.001at、%以下に限定すべきである。
(8)燐: 燐は、合金中に不可避的に混入する不純物の1つである
。燐含有量は、少ない程、好ましいが、燐含有量を、工
業的規模で大幅に低減させることは、経済性の観点から
困難である。しかしながら、燐含有量が、0.006v
t、%を超えると、合金の熱間加工性を劣化させると共
に、本発明の第1回焼鈍時において、再結晶集合組織を
形成する再結晶粒(オーステナイト)の方位が、磁気特
性に有利な方向に変化するのを阻害する。更に、燐含有
量が0.006wt、%を超えると、本発明の第2回焼
鈍時においても、上述した再結晶粒の方位は、磁気特性
に有利な方向に、十分には変化しない。その結果。
合金の透磁率が低下する。従って、燐含、有量は、0.
006vt、%以下に限定すべきである。
(9)カーボン: カーボンは、合金中に不可避的に混入する不純物の1つ
である。カーボン含有量は、少ない程、好ましいが、カ
ーボン含有量を、工業的規模で大幅に低減させることは
、経済性の観点から困難である。しかしながら、カーボ
ン含有量が0.01wt、%を超えると、合金の熱間加
工性および磁気特性が劣化する。従って、カーボン含有
量は、0.01wt、%以下に、そして、 より好まし
くは0.004wt、x以下に限定すべきである。
(10)酸 素: 酸素は、合金中に不可避的に混入する不純物の1つであ
る。酸素含有量は、少ない程、好ましいが、酸素含有量
を、工業的規模で大幅に低減させることは、経済性の観
点から困難である。しかしながら、酸素含有量が、0.
003wt、%を超えると、合金中に酸化物介在物が形
成される。酸化物介在物は、磁壁の移動を阻害し、その
結果、合金の透磁率を低下させる。更に、上述した酸化
物介在物は、本発明の第1回焼鈍時において、再結晶集
合組織を形成する再結晶粒(オーステナイト)が、本発
明の第2回焼鈍時において、粗大化するのを阻害する。
その結果、上述した再結晶粒(オーステナイト)の粒径
が小さいので、合金の保磁力が増大する6 従って、酸
素含有量は、0.003wt、%以下、そして、より好
ましくは、0.002wt.%以下に限定すべきである
(11)窒 素: 窒素は、合金中に不可避的に混入する不純物の1つであ
る。窒素含有量は、少ない程、好ましいが、窒素含有量
を、工業的規模で大幅に低減させることは、経済性の観
点から困難である。しかしながら、窒素含有量が、O,
OO15wtJを超えると、窒素は、合金中のボロンと
容易に結合して窒化硼素(BN)を形成し、その結果、
固溶状態のボロン量を低減させる。更に、上述した窒化
硼素(BN)は、磁壁の移動を阻害して、合金の透磁率
を低下させる。従って、窒素含有量は、0,0015w
t、%以下に、そして、より好ましくは、0.001(
ht、%以下に限定すべきである。
この発明の方法においては、上述した化学成分組成を有
する合金板に、50から98%の範囲内の圧下率で、第
1日冷間圧延を施こし、次いで、780から950℃の
範囲内の温度で、第1回焼鈍を施こし、次いで、75か
ら98%の範囲内の圧下率で、第2日冷間圧延を施こし
、そして、次いで、950から1,200℃の範囲内の
温度で、第2回焼鈍を施こす。
この発明の方法において、第1日冷間圧延の圧下率を、
50から98%の範囲内に、そして、第2日冷間圧延の
圧下率を、75から98%の範囲内に、限定した理由に
ついて説明する。
後述する第1表中の&1の行に特定された化学成分組成
を有する本発明のNi −Fe系合金板に、30から9
8%の範囲内で圧下率を変化させながら、第1日冷間圧
延を施こし、そして、次いで、このように第1日冷間圧
延を施こした合金板に、780から950℃の範囲内の
温度で第1回焼鈍を施こした。
次いで、このように第1回焼鈍を施こした合金板に、4
0から98%の範囲内で圧下率を変化させながら、第2
日冷間圧延を施こして、厚さ0.15m+の合金板サン
プルを調製した。このように調製した合金板サンプルか
ら、45nmの外径および33+omの内径を有するJ
ISリングを打ち抜き、そして、これ等を試験片として
使用した。次いで、これ等の試験片に、水素雰囲気中に
おいて、試験片を、wt.100℃の温度に3時間保持
し、次いで、これ等を100℃/時の冷却速度で冷却す
ることからなる、第2回焼鈍を施こした。
このように第2回焼鈍を施こしたこれ等の試験片につい
て、o、oosエルステッド(以下、Oe”という)の
磁場における初透磁率μiと、最大透磁率μmと、50
 Hzの周波数および0.10eの磁場におけるBr7
8m比と、第1日冷間圧延の圧下率と、そして、第2日
冷間圧延の圧下率との間の関係を調べた。
この結果を第1図(A)から第1図(C)に示す。
第1図(A)は、初透磁率と、そして、第1回および第
2日冷間圧延の圧下率との間の関係を示すグラフであり
、第1図(B)は、最大透磁率と、そして、第1回およ
び第2日冷間圧延の圧下率との間の関係を示すグラフで
あり、そして、第1図(C)は、Br78m比と、そし
て、第1回および第2日冷間圧延の圧下率との間の関係
を示すグラフである。第1図(A)から第1図(C)に
おいて、ItQII印は、第1回および第2日冷間圧延
の両者を施こした試験片を示し、そして、Δ″印は、第
1日冷間圧延だけを施こした試験片を示す。
第1図(A)〜第1図(C)から明らかなように、50
%以上の圧下率で第1日冷間圧延を施こし、そして、7
5%以上の圧下率で第2日冷間圧延を施こした試験片は
、150,000以上の初透磁率μi、300.000
以上の最大透磁率μm、および、0.90以上のBr7
8m比によって実証されているように、優れた直流磁気
特性および優れた交流磁気特性を有している。これは1
次の理由による。即ち、50%以上の圧下率で第1日冷
間圧延を施こすと、第1日冷間圧延に引き続く第1回焼
鈍時において、合金板の再結晶集合m織を形成する再結
晶粒(オーステナイト)の方位が、磁気特性に有利な方
向に変化するのを容易にする。更に、75%以上の圧下
率で第2日冷間圧延を施こすと、第2日冷間圧延に引き
続く第2回焼鈍時において、再結晶集合組織を形成する
、磁気特性に有利な方位を有する再結晶粒が更に増加す
るのを容易にする。なお、上述した試験片の中で、第1
日冷間圧延だけを施こした試験片は、著しく低い初透磁
率μj、著しく低い最大透磁率μlおよび著しく低いB
r/8m比を示している。一方、第1何冷間圧延および
第2何冷間圧延の圧下率が98%を超えると、冷間圧延
時に、合金板のエツジ割れおよび過大なミル負荷が生じ
る。従って、この発明においては、第1何冷間圧延の圧
下率を、50から98%の範囲内に、そして、第2何冷
間圧延の圧下率を、75から98%の範囲内に、それぞ
れ、限定する。
次に、この発明において、第1回焼鈍を施こす温度を、
780から950℃の範囲内に、そして、第2回焼鈍を
施こす温度を、950から1200℃の範囲内に限定し
た理由について説明する。
後述する第1表中のNα1の行に特定された化学成分組
成を有する本発明のNi −Fe系合金板に、60%の
圧下率で、第1何冷間圧延を施こし、そして、このよう
に第1何冷間圧延を施こした合金板に、600からwt
..100℃の範囲内で焼鈍温度を変化させながら、第
1回焼鈍を施こした。次いで、このように第1回焼鈍を
施こした合金板に、85%の圧下率で、第2何冷間圧延
を施こして、厚さ0.15m+の合金板サンプルを調製
した。このように調製した合金板サンプルから、45m
の外径および33mmの内径を有するJISリングを打
ち抜き、そして、これ等を試験片として使用した。次い
で、これ等の試験片に、水素雰囲気中において、試験片
を1 、100℃の温度に3時間保持し5次いで、 こ
れを、100℃/時の冷却速度で冷却することからなる
、第2回焼鈍を施こした。
このように第2回焼鈍を施こしたこれ等の試験片につい
て、0.0050sの磁場における初透磁率μiと、最
大透磁率μmと、50Hzの周波数および0.10eの
磁場におけるBr/Bn+比と、そして、第1回焼鈍の
焼鈍温度との間の関係を調べた。この結果を第2図(A
)および第2図(B)に示す。
第2図(A)は、初透磁率と、最大透磁率と、そして、
第1回焼鈍の焼鈍温度との間の関係を示すグラフであり
wt.そして、第2図(B)は、Br/8m比と、そし
て、第1回焼鈍の焼鈍温度との間の関係を示すグラフで
ある。
第2図(A)および第2図(B)から明らかなように、
780から950℃の範囲内の温度で、第1回焼鈍を施
こした試験片は、150,000以上の初透磁率μi、
300.000以上の最大透磁率μm、および、0.9
0以上のBr/8m比によって実証されているように、
優れた直流磁気特性および優れた交流磁気特性を有して
いる。これは1次の理由による。即ち、780から95
0℃の範囲内の温度で、第1回焼鈍を施こすと、合金板
は、完全に再結晶し、そして、再結晶集合組織を形成す
る。しかも、再結晶集合組織を形成する再結晶粒は、オ
ーステナイトであって、粒径が小さく、そして、本発明
の合金板の特別の化学成分の作用、および、本発明の特
別の第1何冷間圧延の作用と相まって、再結晶粒の大部
分は、磁気特性に有利な方位を有している。上述した合
金板に、第1回焼鈍に引き続いて、本発明の範囲内の圧
下率で第2何冷間圧延、および、950からwt.20
0℃の範囲内の温度で第2回焼鈍を・施こすと、合金板
は、再び、再結晶集合組織を形成する。この再結晶集合
組織においては、磁気特性に有利な方位を有する再結晶
粒の数は、第2何冷間圧延の作用によって、第1回焼鈍
時に形成された再結晶集合組織における、磁気特性に有
利な方位を有する再結晶粒の数よりも更に増加し、そし
て、第2回焼鈍の作用によって、第1回焼鈍時に形成さ
れた、粒径の小さいオーステナイト再結晶粒が粗大化す
る。その結果、極めて高い透磁率が得られる。
780℃未満の温度で第1回焼鈍を施こすと、合金板が
十分に再結晶しないので、磁気特性に有利な方位を有す
る再結晶粒の数が少ない。従って、更に、本発明に特定
された第2何冷間圧延および第2回焼鈍を施こしても、
磁気特性に有利な方位を有する再結晶粒の数は少ないま
まであり、その結果、透磁率が低下する。一方、950
℃を超える温度で第1回焼鈍を施こすと、合金板の再結
晶時の、オーステナイト再結晶粒の粒径が大きくなる。
従って、第1回焼鈍に引き続いて、合金板に第2何冷間
圧延を施こすと、第1回焼鈍時に形成された、磁気特性
に有利な方位を既に有する再結晶の方位が変化するので
、第2回焼鈍を施しても、磁気特性に有利な方位を有す
る再結晶粒の数が増加しない、その結果、透磁率が低下
する。従って、この発明の方法においては、上述した理
由により、780から950℃の範囲内の温度で、第1
回焼鈍を行なうのである。
次いで、950から1 、200℃の範囲内の温度で、
第2回焼鈍を施こすと、上述したように、合金板の再結
晶集合組織における、磁気特性に有利な方位を有するオ
ーステナイト再結晶粒の数が増加し、そして、上記再結
晶粒は粗大化する。950℃未満の温度で第2回焼鈍を
施こすと、再結晶粒の粗大化が不十分となり、その結果
、透磁率が低下する。
一方、1 、200℃を超える温度で第2回焼鈍を施こ
すと、再結晶集合組織が不均一になり、その結果、透磁
率が低下する。従って、この発明においては、950か
ら1 、200℃の範囲内の温度で、第2回焼鈍を行な
うのである。
なお、本発明においては、熱間加工により、Ni−Fe
系合金板を調製するに際して、先ず、上述した素材を、
1 、000から1 、300℃の範囲内の温度に加熱
する。 このように加熱した素材に、800℃以上の温
度で、熱間加工を施こし、そして、必要により、このよ
うに熱間加工を施こした素材に、加熱およびそれに引き
続く熱間加工からなる上述した工程を、1回以上繰り返
し施こして、90%以上の圧下率でNi −、Fe系合
金板を調製する。
熱間加工に先立つ素材の加熱温度は1次の理由により、
1 、000から1 、300℃の範囲内に限定すべき
である。即ち、素材を、1 、000から1 、300
℃の温度域まで加熱すると、構成成分の偏析が無くなっ
て。
素材が均質化する。 素材の加熱温度が1 、000℃
未満では、上述した作用に所望の効果が得られない。
一方、素材の加熱温度が1,300℃を超えると、熱間
加工性が劣化する。
800℃未満の熱間加工温度では、素材の熱間加工性が
低下するから、素材に熱間加工を施こす温度は、800
℃以上に限定すべきである。熱間加工における圧下率は
、次の理由により、90%以上に限定すべきである。即
ち、圧下率を90%以上とすると、合金板が均質化し、
そして、再結晶粒の粒径も均一になる。一方、圧下率が
90%未満では、上述した作用に所望の効果が得られな
い。本発明のNi −Fe系合金板において、合金板の
均質化、および、再結晶粒の粒径の均一化が必要な理由
は。
次の通りである。即ち、本発明の合金板は、常に、オー
ステナイトの単一相を有しているので、上述したNi 
−Fe系合金板を調製するときに、構成成分が偏析し、
または、結晶粒の粒径が不均一であると、このような成
分の偏析および粒径の不均一が本発明の冷間圧延および
焼鈍において、そのまま残り易く、その結果、合金板の
透磁率を低下させるからであ。
次に、この発明の、優れた直流磁気特性および優れた交
流磁気特性を有するNi −Fe系合金板の製造方法を
、実施例によって、更に詳細に説明する。
失庭旌↓ 第1表に示すように、この発明の範囲内の化学成分組成
を有するNi −Fe系合金、および、同じく第1表に
示すように、この発明の範囲外の化学成分組成を有する
Ni −Fe系合金を、真空溶解によって溶解し、次い
で、インゴットに鋳造した。次いで、得られたインゴッ
トを1 、000℃の温度に加熱し、次いで、900℃
以上の温度での熱間加工、および、脱スケールを施こし
て、Ni −Fe系合金板を調製した。このようにして
得られた合金板に、60%の圧下率での第1回冷間圧延
、次いで、850℃の温度での第1回焼鈍、そして、次
いで、85%の圧下率での第2日冷間圧延を施こして、
0.15mmの厚さを有する、この発明の範囲内の合金
板のサンプル(以下、″本発明サンプル”という)Nα
1から4、および、同様に0.15mmの厚さを有する
、この発明の範囲外の合金板のサンプル(以下、″比較
用サンプル″′という)Nα5から12を調製した。
次いでこのように調製した本発明サンプルNα1〜4、
および、比較用サンプルNα5〜12から、45■の外
径および33nnの内径を有するJISリングを打ち抜
き、そして、これ等を試験片として使用した。次いで、
これ等の試験片に、水素雰囲気中において、試験片を1
,100℃の温度に3時間保持し、次いで、これ等を1
00℃/時の冷却速度で冷却することからなる、第2回
焼鈍を施こした。
このように第2回焼鈍を施こしたこれ等の試験片につい
て、0,0050eの磁場における初透磁率μj、最大
透磁率μm、保磁力He、100eの磁場における飽和
磁束密度Bm+o、および、0.10eの磁場における
Br/Bmo、l比を含む直流磁気特性と、そして、I
 KHzの周波数および50eの磁場における実効透磁
率(即ち、インダクタンス透磁率)μe、および、50
Hzの周波数および0.10eの磁場におけるDr/ 
Bmo、+比を含む交流磁気特性とを調べた。
この結果を第2表に示す。
第2表から明らかなように、本発明サンプルHa1から
3は、何れも、150,000以上の初透磁率μj、3
10.000以上の最大透磁率us、0.0090e以
下の保磁力He、および、0.90以上のBr/Bma
a比を含む。
極めて優れた直流磁気特性と、そして、19,000以
上の実効透磁率μe、および、0.90以上のBr/B
moa比を含む、極めて優れた交流磁気特性とを有して
いる。また、少量のカルシウムを含有する本発明サンプ
ルNn4もまた、本発明サンプルNα1から3と同一レ
ベルの、優れた直流磁気特性および優れた交流磁気特性
を有している。
一方、比較用サンプル&5から8の各々は、不可避的不
純物である、硫黄、燐、酸素および窒素のうちの少なく
とも1つを、本発明の範囲を外れて多量に含有している
。比較用サンプルNα9および10は、本発明の範囲を
外れて、低いボロン含有量を有している。比較用サンプ
ルNullは1本発明の範囲を外れて、高いボロン含有
量を有している。
比較用サンプル&12は、不可避的不純物であるカーボ
ンを、本発明の範囲を外れて多量に含有している。その
結果、比較用サンプルNα5から12は、何れも、98
,000以下の初透磁率μj、180,000以下の最
大透磁率μm、0.0110e以上の保磁力He、 お
よび、0.87以下のOr/Bmo、x比を含む、劣っ
た直流磁気特性と、そして、ia、ooo以下の実効透
磁率μe、および、0.86以下のBr/ Bm’o、
l比を含む、劣った直流磁気特性とを有している。
上述したところから明らかなように、本発明の範囲を外
れた化学成分組成を有するNi −Fe系合金板は、本
発明の範囲内の、第1回および第2間冷間圧延、ならび
に、第1回および第2回焼鈍を施こしても、直流磁気特
性および交流磁気特性が著しく劣っている。
失五銖裟 第1表に示した本発明サンプルNα1の化学成分組成と
同一の化学成分組成を有するNi −Fe系合金、およ
び、同じく第1表に示した本発明サンプルNα3の化学
成分組成と同一の化学成分組成を有するNi −Fe系
合金を、真空溶解によって溶解し、次いで、インゴット
に鋳造した。次いで、得られたインゴッドを、実施例1
におけると同一の条件で。
加熱しそして熱間加工して、Ni −Fe系合金板を調
製した。このようにして得られた合金板に、第3表に示
した条件で、第1間冷間圧延、第1回焼鈍および第2間
冷間圧延を施こして、0.15IIImの厚さを有する
合金板のサンプルを調製した。次いで、このように調製
した合金板のサンプルから、45mmの外径および33
III11の内径を有するJISリングを打ち抜き、そ
して、これ等を試験片Nα1から16として使用した。
次いで、これ等の試験片Nα1から16に、水素雰囲気
中において、試験片を1,100°Cの温度に3時間保
持し、次いで、 これ等を100℃/時の冷却速度で冷
却することからなる、第2回焼鈍を施こした。
このように第2回焼鈍を施こしたこれ等の試験片Ha 
1から16について、実施例1におけると同一の条件で
、初透磁率μi、最大透磁率μm、保磁力Heおよび飽
和磁束密度Bn++oを含む直流磁気特性と、そして、
実効透磁率μeおよびBr/Bmo、■ 比を含む交流
磁気特性とを調べた。この結果を第3表に示す。
第3表から明らかなように、この発明の範囲内の圧下率
で、第1回および第2日冷間圧延を施こし、そして、こ
の発明の範囲内の温度で、第1回および第2回焼鈍を施
こした試験片NQ1から6は、何れも、152,000
以上の初透磁率μi、310,000以上の最大透磁率
μ騙および0.0090e以下の保磁力Hcを含む極め
て優れた直流磁気特性と、そして、19.000以上の
実効透磁率μeおよび0.90以上のBr/B m o
、+比を含む極めて優れた交流磁気特性とを有している
これに対し、試験片l!17および12には、本発明の
範囲を外れて低い圧下率で、第2日冷間圧延が施こされ
ている。試験片No8および13には、本発明の範囲を
外れて低い温度で、第1回焼鈍が施こされている。試験
片N(19および14には、本発明の範囲を外れて高い
温度で、第1回焼鈍が施こされている。試験片魔10お
よび15には、本発明の範囲を外れて低い圧下率で、第
1日冷間圧延が施こされている。
その結果、本発明の範囲外の試験片Na 7から10゜
および、12から15は、何れも、本発明の範囲内の化
学成分組成を有しているにも拘らず、122,000以
下の初透磁率μi、230,000以下の最大透磁率μ
mおよび0.0110e以上の保磁力Hcを含む、 劣
った直流磁気特性と、そして、17,000以下の実効
透磁率μeおよび0.88以下のB r / B Io
o、+比を含む、劣った交流磁気特性とを有している。
本発明の範囲外の試験片Nα11および16には、冷間
圧延が1回だけ施こされている。その結果、試験片Nα
11および16は、85,000以下の初透磁率μi、
163.000以下の最大透磁率μmおよび0.120
e以上の保磁力Heを含む、著しく劣った直流磁気特性
と、そして、16,500以下の実効透磁率μeおよび
0.75以下のBr/Bmo、を比を含む、著しく劣っ
た交流磁気特性とを有している。
上述したところから明らかなように1本発明の範囲内の
化学成分組成を有するNi −Fe系合金板であっても
、この合金板に、本発明の範囲内の圧下率で、第1回お
よび第2日冷間圧延を施こし、そして、この発明の範囲
内の温度で、第1回および第2回焼鈍を施こさない限り
1合金板の直流磁気特性および交流磁気特性は、著しく
劣る。
上述した第1日冷間圧延を施こす前のNi −Fe系合
金板を調製する工程は、実施例1および2において述べ
た工程に限定されるものではなく、上述した素材を真空
溶解によって溶解し、薄いスラブに鋳造し、そして、鋳
造のままで使用してもよく。
または、更に、熱間圧延を施こして、合金板を調製して
もよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明の方法によれば、優れた
直流磁気特性および優れた交流磁気特性を有するNi 
−Fe系合金板を製造することができ、そして、このよ
うにして製造された合金板は、より優れた直流磁気特性
およびより優れた交流磁気特性が要求されるイ磁気増幅
器およびパルス変圧等のための磁性材料として利用する
ことができ、かくして、工業上有用な効果がもたらされ
る。
第1図(A)は、Ni−Fe系合金板における、初透磁
率μiと、第1日冷間圧延の圧下率と、そして、第2日
冷間圧延の圧下率との間の関係を示すグラフ、第1図(
B)は、Ni −Fe系合金板における、最大透磁率μ
mと、第1日冷間圧延の圧下率と、そして、第2日冷間
圧延の圧下率との間の関係を示すグラフ、第1図(C)
は、Ni −Fe系合金板における、Or/B+m比と
、第1日冷間圧延の圧下率と、そして、第2日冷間圧延
の圧下率との間の関係を示すグラフ、第2図(A)は、
  Ni−Fe系合金板における、初透磁率μiと、最
大透磁率μmと、そして、第1回焼鈍の焼鈍温度との間
の関係を示すグラフ、第2図(B)は、  Ni−Fe
系合金における、Br/8m比と、そして、第1回焼鈍
の焼鈍温度との間の関係を示すグツである。
出原人  日本鋼管株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ニッケル:75から82wt.%、 モリブデン:2から6wt.%、 ボロン:0.0015から0.0050wt.%、残り
    、鉄および不可避的不純物、 但し、前記不可避的不純物としての硫黄、燐、カーボン
    、酸素および窒素のそれぞれの含有量は、 硫黄については、0.002wt.%以下、燐について
    は、0.006wt.%以下、 カーボンについては、0.01wt.%以下、酸素につ
    いては、0.003wt.%以下、窒素については、0
    .0015wt.%以下、からなる素材を使用し、前記
    素材に熱間加工を施して、Ni−Fe系合金板を調製し
    、このように調製した前記合金板に、50から98%の
    範囲内の圧下率で、第1回冷間圧延を施こし、このよう
    に前記第1回冷間圧延を施こした前記合金板に、780
    から950℃の範囲内の温度で、第1回焼鈍を施こし、
    このように前記第1回焼鈍を施こした前記合金板に、7
    5から98%の範囲内の圧下率で、第2回冷間圧延を施
    こし、そして、このように前記第2回冷間圧延を施こし
    た前記合金板に、950から1,200℃の範囲内の温
    度で、第2回焼鈍を施こし、かくして、前記合金板に、
    優れた直流磁気特性を付与することを特徴とする、優れ
    た磁気特性を有するNi−Fe系合金板の製造方法。 2、ニッケル:76から81wt.%、 モリブデン:3から5wt.%%、 カッパー:1.5から3.0wt.%、 ボロン:0.0015から0.0050wt.%、残り
    、鉄および不可避的不純物、 但し、前記不可避的不純物としての硫黄、燐、カーボン
    、酸素および窒素のそれぞれの含有量は、 硫黄については、0.002wt.%以下、燐について
    は、0.006wt.%以下、 カーボンについては、0.01wt.%以下、酸素につ
    いては、0.003wt.%以下、窒素については、0
    .0015wt.%以下、からなる素材を使用し、前記
    素材に熱間加工を施こして、Ni−Fe系合金板を調製
    し、このように調製した前記合金板に、50から98%
    の範囲内の圧下率で、第1回冷間圧延を施こし、このよ
    うに前記第1回冷間圧延を施こした前記合金板に、78
    0から950℃の範囲内の温度で、第2回焼鈍を施こし
    、このように前記第1回焼鈍を施こした前記合金板に、
    75から98%の範囲内の圧下率で、第2回冷間圧延を
    施こし、そして、このように前記第2回冷間圧延を施こ
    した前記合金板に、950から1,200℃の範囲内の
    温度で、第2回焼鈍を施こし、かくして、前記合金板に
    、優れた直流磁気特性および優れた交流磁気特性を付与
    することを特徴とする、優れた磁気特性を有するNi−
    Fe系合金板の製造方法。
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