JPH02307423A - ワイパー用紙 - Google Patents

ワイパー用紙

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JPH02307423A
JPH02307423A JP1129083A JP12908389A JPH02307423A JP H02307423 A JPH02307423 A JP H02307423A JP 1129083 A JP1129083 A JP 1129083A JP 12908389 A JP12908389 A JP 12908389A JP H02307423 A JPH02307423 A JP H02307423A
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Masaki Okazaki
正樹 岡崎
Kenji Hiramatsu
憲二 平松
Tamemaru Ezaki
江嵜 為丸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般家庭の台所用ワイパーをはじめ、手足を
拭くのに用いられるワイパー、さらに工業用として機械
及びその組立、塗装時等に用いられるワイパーなどに用
いられる紙に関するものである0 (従来の技術) ワイパーと言えば、セルローズパルプを主体としたティ
ッシュベーパーや台所のふきん用、手足を拭くウェット
タイプ不織布が市販されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしこれらは、柔・軟性と吸液性及び吸液時の紙力が
劣っている。柔軟性に関しては15〜20?/rrlと
薄葉化することにより解決することはできるが、吸水性
に関しては吸水倍率6倍以下と少なく、吸水時の紙力も
低く、さらにワイピング時に紙粉が出るという欠点も有
している。これらを補うために他のシートと一体化する
などの方法が用いられているが、製造コストが高くなる
欠点がある。また紙料がセルローズバルブであるため濡
れた時に紙がへたり、ポリュー・がなくなるため、そし
て保水量が低下するため、大変取り扱いにくいものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明はこれら問題点を解決するものであり。
具体的手段として、構成繊維の15重+iチ以上が。
捲縮形態がスパイラル捲縮である偏心芯鞘型又はサイド
バイサイド型のポリエステル系複合繊維である湿式不織
布からなるワイパー用紙である。
捲縮形態がスパイラル捲縮で偏心芯鞘型又はサイ イドパ・プイド型ポリエステル複合繊維は、基本的には
収縮性の異なる2種類のボIJエステル重合収縮性のポ
リエステル重合体成分(5)として、基本インフタレー
ト成分に置き換えられている共重合ポリエステルが用い
られる。そして熱低収縮側の重合体成分(均には実質的
にポリエチレンテレフタレートからなるポリエステルが
用いられる。四と(B)の重量比としては、 (A):
 (B)= 40〜60: 60〜40の範囲が好まし
く、CA)成分と(B)成分は繊維断面において偏心芯
鞘型又はサイドバイサイド厘として存在する。捲縮数と
しては所定温度条件下で251111当り30ケ以上の
スパイラル捲縮を発現するのが好ましい。捲縮数は用い
るポリマー(A)の共重合割合や囚と(B)の重量比に
よシ決定される。
本発明に用いる斯る複合ポリエステル繊維は。
熱処理前において繊度1〜15デニール、特に2〜6デ
ニール、捲縮数(機械捲縮)0〜20ケ/25n、繊維
長3〜20日が好ましい。また湿式不織布成形のための
該ポリエステル系複合繊維の配合量は15重量−以上が
必要であQ、15重量俤未満では不発明が目的とするワ
イパーとしての機能が得られない。即ち2.59/cr
A荷重時の嵩比重も0.06を越え、吸液量は10倍に
満たない。
従来より1種々のスパイラル捲縮繊維が知られているが
1本発明で規定するポリエステル系複合繊維が嵩高性、
吸液性、吸液時の弾性回復性等の点で極立って優れてい
る。
該ポリエステル系複合繊維を構成するポリマー囚が湿式
不織布製造時の乾燥温度条件下(通常80〜130℃)
で熱溶融あるいは熱軟化するポリマーである場合には、
該ポリエステル系複合繊維が不織布のバインダー繊維と
しても働くため、新たに他のバインダー繊維を配合する
ことは必ずしも必須で#″jない。(5)成分が80〜
130℃で熱溶融または熱軟化するための好ましいポリ
マーとしては、インフタル酸を20〜80モルチ共重合
したポリエチレンテレフタレート系ポリマーが挙げられ
、さらにこのイソフタル酸と共に金属スルホネート基を
有するイソフタル酸、友とえば5−ナトリウムスルホイ
ソフタル酸&5−カリクムスルホイソフタル酸、5−リ
チウムスルホイソフタル酸等を0〜6モルチ共重合して
いてもよく、さらにグリコールの0〜15モルチがジエ
チレングリコールで置換されていてもよい。なお該ポリ
エステル系複合繊維が偏心芯鞘型の複合繊維である場合
には、(A)成分が鞘成分となっていなければならない
0 該ポリエステル系複合繊維を構成するポリマーが湿式不
織布製造時の乾燥温度条件下で熱溶融あるいは熱軟化し
ない場合には、該乾燥温度条件下で熱溶融するかあるい
は熱軟化するバインダー成分(好ましくはバインダー繊
維)を添加するか。
あるいは該乾燥温度条件よりも高温の条件下で不織布を
処理して不織布構成繊維の少なくとも一つを熱溶#aあ
るいは熱軟化させ、バインダー繊維としての働きをも比
す方法が用いられる。このためのバインダー繊維として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系ポリマー、共重合ポリエステル等の低融点または低軟
化点(200℃以下)ポリマーを表面の少なくとも一部
に有している繊維が挙げられる。繊維形態としては、芯
鞘型、貼り合せ型多成分系繊維や合成パルプなどがある
その代表的な商品としけ■ダイヮボウの「NBFJ、@
チッソ「′ES」、ユニチカ物のメルティ。
■クラレのソフィットーN72U、−N710等があげ
られる。これらのバインダー繊維の使用量は嵩高紙の風
合、柔軟さと紙力及び毛羽の発生量から決められるが、
一般には5〜50重量%程度である。5重量−未満では
嵩高性はよいものの紙力が低く1毛羽の発生が多く、ワ
イパー用不織布としては好ましくない。50重量うを越
えては紙力強度は高くなるものの風合が硬くなり、求め
る嵩比重のものは得られない。もちろん前記ポリエステ
ル系複合繊維の(A)成分がバインダーの働きを有して
いる場合には、新たなバインダー繊維の配合は必須では
ない。
次に本発明に用いるワイパー用のuA維としては、セル
ローズパルプやコツトンリンターなどが抄紙性同上及び
親水性の点から、さらに経済性の点からも好ましい。そ
の配合量としては10〜70重量−が好ましい。lO重
tes未満ではセルローズパルプやコツトンリンターの
添加効果が少ない。
また70重量%を越えると、ワイパー中に占めるセルロ
ーズパルプやコツトンリンターのiが多くなるために嵩
高性が得られず、不織布の柔軟性も損われる。また親水
性の合成繊維であるレーヨンやポリビニルアルコール系
の合成繊維が配合されていてもよい。これらの配合率は
5〜70重t%が好ましい。これら添加繊維を用いたも
のは吸液性のうち特に吸水性の尺度である吸水速度及び
吸水量が大きく、かつ柔軟で濡れた状態での弾性回復性
にすぐれている。
これら以外に、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリア
クリルニ) IJル系の合成繊維を用い死時は。
得られる不織布は柔軟性に富むものとなり、吸液性のう
ちでも非水系の油や溶剤を吸収し易くその濡れ性の尺度
である吸液速度や吸液量が大きく。
また濡れた状態では弾性回復性にす、ぐれている。
その配合量としては15〜60重量%が好ましい。
次に本発明のワイパーの製造方法の一例を示す。
まず原料PRmである捲縮形態がスパイラル捲縮である
捲縮を加熱条件下で起こすサイドバイサイドのポリエス
テル繊維の製造方法としては(5)成分にイソフタ〜ル
酸変性のポリエチレンテレフタレートを用い(B)成分
に通常のポリエチレンテレフタレートを用い、これらを
ノズルより溶液押出ししサイドバイサイド型の複合繊維
を得る。がかる繊維を所定の延伸熱処理し、そして10
m111の繊維長に切断する。
その他の繊維としてコツトンリンターと極細ポリエステ
ル繊維(EPO43x 5  クラレ社M O,4デニ
ール5 m ) 、及びバインダー繊維としてソフィッ
トーN720 (クラレ社展芯ポリエステル鞘(てΔ 変性ポリエステルを配した芯鞘複合R維、軟化温度11
0℃)を用いる。これら繊維の組成比としては、スパイ
ラル捲縮発現繊維45重量%、コツトンリンター15重
f%、極細ポリエステル繊維25重量俤、バインダー繊
維15重:1%である。
まずサイドバイサイド型の複合繊維は分散性を向上させ
るためには水中攪拌に十分な時間を要するので、予め0
.1重tqbのスラリーとしてビータ−にて離解を充分
に行なう。t’を別にコツトンリンター、極細ポリエス
テル、バインター ul、ffl ノ混合物を離解機に
て離解し、パルパー?ζてサイドバイサイド壓複合繊維
含有スラリーを添加し全てを混合しポリオキシエチレン
を分散剤として添加し。
混合することにより繊維製[0,01重量%の均一なス
ラリーを得ることができる。
常法により長網、ま友は丸網にて白水にて2〜10倍に
希釈しながらこのスラリーを抄紙し。
100〜130℃のヤンキータイプの乾燥機にて乾燥し
1巻きとる。用いたサイドバイサイド型の複合繊維が8
0℃熱処理で捲縮形態がスパイラル捲縮で、その捲縮数
が30ケ以上/25■の捲縮を発現するものである場合
には、乾燥と同時に捲縮発現が起こり、嵩比重0.06
以下の嵩高な不織布が得られる。
一方用い之サイドバイサイド型の複合繊維が170℃近
辺の熱処理で捲縮形態がスパイラル捲縮で捲縮数が30
ケ以上/25鵡の捲縮を発現するものである場合には単
にヤンキータイプの乾燥又は多筒タイプの乾燥だけでは
得られる紙の嵩比重は0.12以上と高く嵩高ではない
。その九め170℃以上の空気中又は輻射タイプのトン
ネル熱処理を行うことが必要でそれによって嵩比重0.
06以下の不織布を得ることができる。得られ几不織布
は目付10〜2009/rlと幅広く、その内の低い坪
量のものでも不織布の均一性が高く、さらに湿式抄紙法
である之め生産性も高く経済性に富みディスポーザプル
ワイパー用には極めて好適である。
求められるワイパー性能として、取扱う時に。
ワイパーは人の肌f器物に触れるものであることから柔
軟で、かつ弾力性があり、さらに吸液性に富み、そして
その吸液速度が速いことが重要である。また使用してい
る間に吸液がすすんでくるとMA M ;6f mれセ
ルロースパルプやレーヨンはへ九す易くなる。即ち繊維
のマング率が低下して、水の界面張力に抗しきれなくな
り、せっかく吸液すべき空間構造を有していたものがつ
ぶれてしまい。
手で取扱っている時の実際上の吸液量が低下し。
逆に絞り出される結果となりワイパーとしては好ましく
ない。そのために吸液した時のワイパーの弾性回復性能
が重要な因子となる。
ここで言う吸液時の弾性回復率とは、まず乾燥時の不織
布を10枚重ね、その厚み(to)をマイクロメーター
で測定する。この不織布を15分間水に浸漬後取り出し
、不織布上にLOOP/m’の荷重を10分間かけ、そ
して除荷重lO分後の不織布の厚さくtl)をマイクロ
メーターで測定する。
そしてjt/l□ X 100を弾性回復率とした。パ
ルプのみからなる紙やレーヨンのみからなる不織布は水
に浸漬し死時点でへ之ってしまい、10%以下の弾性回
復しか得られなかった。それに対し本発明のワイパー用
紙は70%以上の弾性回復を示すものであつ、次。
吸液量は不織布の組織構造の支配する要因が大である。
その要因は嵩比重であって、理論的には嵩比重0.06
の場合水の量は0.94となり不織布の吸液量(不織布
1fが吸う水のi)は0.9410、Ufi−16とな
るはずであるが、一般に配合繊維の種類1坪量の効果、
測定誤差から理論値よりも低い値となる。本発明では吸
液量は10〜40倍のものである。一般のパルプ紙が6
〜7倍程度であることに比べると1本発明のワイパー用
紙がはるかに大きな吸液量を有するものであることがわ
かる。
以下実施例で説明する。
実施例1〜4、比較例1 重合体成分(^とじてエチレンテレフタレートt−主成
分とし、5−ナトリワムスルホインフタル酸2、0モル
チ共重合した固有粘度0.55の改質ポリエステルを用
い1重合体酸分(B)として実質的にエチレンテレフタ
レート単位のみから成る固有粘度0.65のポリエステ
ルを用いて、複合溶融紡糸装置による丸断面口金孔から
285℃で複合比率50:50のサイドバイサイド型と
し% 345f/minの吐出量* 1150 m/m
inの速度で捲き取り、ケーブルデニール2700の未
延伸糸を得た。これらの未延伸糸を延伸倍率2.4倍、
延伸温度75℃で延伸し、緊張熱処理温度150℃で熱
処理を行い、単繊維繊度2.4デニールのストレートの
潜在捲縮繊維を得た。この繊維の170℃の乾熱処理に
おける捲縮数は53ケ/25mmであつ交。該潜在捲縮
性繊維を繊維長5mに切断して抄紙用原料とした。
得られ念斯る潜在捲縮性ポリエステル複合繊維。
熱融着性バインダー繊維、さらにセルローズパルプ、レ
ーヨン、エステル繊維を表−1に示す実施例1〜4及び
比較例1の配合にて同時にTAPPI標準離解機にて2
 f/lの濃度に300カウント離解した。更KO,2
P/Jに希釈し、TAPPI標準角型抄紙機にて目標米
坪量369/rr?となるようにスラリーをサンプリン
グして抄紙した。湿紙は脱水後110℃の熱風乾燥機に
て乾燥し更に170℃の熱風乾燥機中に金網に乗せて2
分間熱処理した。その時の紙物性も表−1に示し念。
用いた添加to維 熱融着性バインダー繊維; ソフィット””−N720
2dx5m+(株りラレ社製) セルロースパル7’ ;  NB KP 朱印%i: 
ルア’レーヨン繊維  ;  SDl、5drX5■(
大和社製)ポリエステル繊維;  EPO43X5 0
.4drX5s+s+(@、? 5 L/ alW )
     、、、下余白表  −1 本発明に於ける各特性値等の測定法は次の通りである。
(1)  固有粘e=フェノールと四塩化エタンの等計
重量混合溶液中30℃で測定。
(2)繊度: JISL−1015−7−5−IAの方
法により0川定。
(8)捲縮数: JISL−1(115−7−12−1
の方法により測定。
(4)紙物性の測定 坪     fi:  JISP8124嵩 比 重=
紙を4枚重ね合せ、荷重2.5?/−となるようにプラ
スチック板を当て、マイクロメーターで厚さを測定し、
一枚当りの平均値の厚さから求め友。ま念これ以外の方
法としてJISP8118の方法により厚さおよび嵩比
重を測定する方法がある。実施例、比較例によってはこ
の方法によっても測定し之0 強度及び伸度、JISP8113 吸 液 量:液体物質として水及び機械油を用い次。1
0c+nX10zの大きさに切り取った紙料の重t(W
o>を測定する。水及び機械油に15分間浸漬放置し1
紙料中の空気が置換されたことを確認する。紙料を空気
中にひき上げ販滴の落下がなくなる時の紙料重量(Wl
)を測定する。
(6)地合の均一性: ◎ パルプ紙と同一の均一さ ○ はぼパルプ紙と同一 △ 乾式不織布の程度 × スパンボンド不織布程度 (6)風合:感応判定とし下記の通りとした。
◎ 兎の毛のような感触(ぬめり感のある柔らかさ) O兎の毛のような感触(柔らかい感じ)Δ 布のような
感触(ザラザラしている)X 紙のような感触(パリバ
リしている)(7)毛羽:毛羽のないもの(セルロース
パルプ並)◎毛羽の少いもの         ○ 乾式不織布でニードルパンチ方式の不織布並のもの  
           ×(8)弾性回復率チ=本又中
に記載 (発明の効果) 本発明によれば、潜在捲縮性ポリエステル複合繊維と必
要により熱融着性バインダーMi維やその他の天然繊維
、再生繊維、合成繊維を混抄し、必要により熱処理する
ことにより、従来の湿式抄造設備で嵩高で柔軟なワイパ
ー用紙が得られる。
本発明ではバルブの混抄が6f能で抄紙性及び経イ11 陽性の点からも−れている。
またパルプ紙では得られない柔軟性と吸液性を有してい
ることより本発明のワイパー用紙からなるワイパーはD
ry状態、湿潤状態の両方で使用することが可能である
。また水および油の両方に対し高い吸液性を示すことか
ら工業用あるいは家1@用として有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 構成繊維の15重量%以上が、捲縮形態がスパイラル捲
    縮である偏心芯鞘型又はサイドバイサイド型のポリエス
    テル系複合繊維である湿式不織布からなるワイパー用紙
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