JPH02307340A - 永久磁石を備えた回転子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は工作機械や産業ロボット等の駆動用として用い
られる交流サーボモータ用の回転子として好適な永久磁
石を備えた回転子に関する。

［従来の技術］ この種用途の回転子は、第２図（イ）、（ロ）に示すよ
うに回転子軸１に対して複数個の扇形の永久磁石片２ａ
〜２ｄをこれと同数のスペーサ３ａ〜３ｄを間隔片とし
て用いて等分に分割し、上記永久磁石片２ａ〜２ｄ、ス
ペーサ３ａ〜３ｄを回転子軸１に接着剤で接着すること
により構成していた。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、従来の構造では、永久磁石片の巾に寸法精度
のばらつきがあるため、数種類の巾寸法の異なったスペ
ーサを予め準備しておき、現品合わせて回転子を組み立
てる必要があり、製品の品質を低下させ、工数の増大に
よりコストアップとなる欠点があった。

このため、スペーサの代わりに、ばねを用いることも考
えられるが、この場合には、ばね圧のばらつきのため等
分割の位置決めが困難となる欠点があった。

また、スペーサ、ばねのいずれを用いる組み立ての方法
の場合でも、８ｉ！数が増えた場合には、ｙｉ成郡部品
数増大し、正確な位置決めをするための現品合わせが手
間取り１作業性が低下する。

本発明は従来のものの上述した欠点く課題）を解決する
ようにした永久磁石を備えた回転子を提供することを目
的とする。

［課題を解決するための手段］ 本考案は回転子軸表面に所定数の扇形の永久磁石片を円
周に沿って適当間隔を隔てて仮配置した上、これら永久
磁石片の各間隔部に対し軸方向にテーパーピンを圧入す
ることにより各磁石片の間隔と位置決めを行い、永久磁
石片は回転子軸に対しては接着剤で固定するようにして
構成するようにした永久磁石を備えた回転子に関するに
の場合１回転子軸の外周面に所定数の永久磁石片を仮配
置した上９両側面より位置決め用の切り欠き溝を備えた
一対のエンドリングで挟着し。

このエンドリングの各切り欠き清を介してテーパーピン
を軸方向に圧入することにより各永久磁石片の間隔を調
整するようにした永久磁石を備えた回転子とすることが
望ましい。

［実施例］ 以下第１図（イ）〜（ハ）に示す一実施例により本発明
を具体的に説明する。

同図において、従来のものと同等の構成については、第
２図のものと同一の符号を付して示した。

先ず１着磁済の複数個（実施例は４個ンの扇形の永久磁
石片２ａ〜２ｄを回転子軸の表面に対して接着剤を付け
た状態で仮配置し１両側から第１図（ハ）に示すような
位置決め用の切り欠き溝４ａ〜４ｄを有するエンドリン
グ４とこれと同等の他方のエンドリング５で各永久磁石
片を挟着した上で１両側から複数個（この場合４個）の
テーパーピン６ａ　〜６ｄ、７ａ　〜７ｄ　（７ａのみ
図面に示した）を対応する切り欠き溝を介して各永久磁
石片の間隔部に圧入することにより各永久磁石片を等分
割に配置させ位置決めし、接着剤で接着固定させる。

なお、上記のテーパーピン６ａ〜６ｄ　：　７ａ〜７ｄ
の圧入はエンドリング４，５が存在した方が円滑に行え
るが、基本的にはこれを省略しても良いものである。

［作用］ 本発明の回転子では、各永久磁石片の等分割配置をテー
パーピンの圧入によって行っているので。

その製作工程が大巾に簡素化でき、しかも堅固に固定で
きる。

［発明の効果］ 本発明は複数個の永久磁石片を回転子軸表面に配置する
にあたり、基本的にはテーパーピンを直接または位置決
め用の切り欠き溝を備えたエンドリングを介して圧入す
ることにより等間隔に配置するようにして回転子を構成
するようにしたものであるから１次のような優れた効果
を有する。

■テーパーピンの圧入の程度、即ち、挿入量によって、
これが挿入される永久磁石片相互間の間隔と任意に調整
できるので、永久磁石片の巾寸法のばらつきがあっても
、これを製造組み立て工程において、容易に調整できる
。

したがって、従来のものに比べ、製作工数の低減１品質
の向上が可能である。

■この場合、テーパーピンの位置決めは１位置決め用の
切り欠き清を偏えたエンドリング分用いることにより容
易に行うことができ、また、極数の変更に対しても対応
したエンドリングと変更することにより、容易に対処で
きて便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すもので、その内（イ）
は側面図、（ロ）は（イ）のＡ−Ａ’線における断面図
、（ハ）はエンドリングの正面図である。 また、第２図は従来例を示すもので３その内（イ）は側
面図、（ロ）は（イ）のＡ−Ａ’線における断面図であ
る。 １：回転子軸 ２ａ〜２ｄ：永久磁石片 ４．５：エンドリング ４ａ〜４ｄ：切り欠き溝 ６ａ〜６ｄ：テーパーピン ７ａ　　　：テーパーピン 出願人　　　　　日本サーボ株式会社 代理人　　　　　弁理士　　斎藤春弥 ほか１名 第１図 （イ） （ロ） １：回転子軸 ２ａ〜２ｄ゛永久磁石片 永久−６ｄ：テーパーピン ７ａコテーバーピン

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転子軸表面に所定数の扇形の永久磁石片を円周
   に沿って適当間隔を隔てて仮配置した上、これら永久磁
   石片の各間隔部に対し軸方向にテーパーピンを圧入する
   ことにより各磁石片の間隔と位置決めを行い、永久磁石
   片は回転子軸に対しては接着剤で固定するようにして構
   成するようにしたことを特徴とする永久磁石を備えた回
   転子。
2. （２）回転子軸の外周面に所定数の永久磁石片を仮配置
   した上、両側面より位置決め用の切り欠き溝を備えた一
   対のエンドリングで挟着し、このエンドリングの各切り
   欠き溝を介してテーパーピンを軸方向に圧入することに
   より各永久磁石片の間隔を調整するようにした請求項１
   記載の永久磁石を備えた回転子。