JPH0230730Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、透過照明方式の液晶表示器を有
し、燃料計、速度計又は時計等として利用される
液晶表示装置に関する。

従来の液晶表示装置としては、例えば第１図及
び第２図に示すようなものがある。これはデジタ
ル表示式燃料計であつて、燃料が少なくなつたと
き、セグメントを点滅させ、警報を出すものであ
る。なお、図において、１は液晶表示器、２は液
晶セルで、ここではツイストネマチツク型液晶セ
ル、３，４はガラス基板、５はシール部材、６は
液晶、７，８は偏光板、９はプリント基板、１０
はハウジング、１１は照明ランプ、１２はガイド
ライト、１３はゼブラコネクタ、２ａは端子、９
ａ，９ｂはプリント箔、１４は可変抵抗式液面セ
ンサ、１５は残量検出回路、１６は表示パターン
作成回路、１７は駆動回路、１８はライテイング
スイツチ、１９は電源、２０は警報レベル検出回
路、２１は点滅制御回路である。

次に、従来の液晶表示装置を応用した上記構成
のデジタル表示式燃料計の動作について説明す
る。

残量検出回路１５は、可変抵抗式液面センサ１
４が出力するセンサ信号を読み、回路処理に適し
たデータを作成し、そのデータを表示パターン作
成回路１６及び警報レベル検出回路２０に残量検
出信号として出力する。この残量検出信号を入力
した表示パターン作成回路１６は、表示器１に見
合つた表示パターン作成信号を作成し、駆動回路
１７に出力する。駆動回路１７は入力した表示パ
ターン作成信号に応じて液晶セル２を駆動する。
一方、警報レベル検出回路２０は、入力した前記
残量検出信号が警報レベルになつたことを検出す
ると、点滅制御回路２１に警報信号を出力する。
この警報信号を入力した点滅制御回路２１は駆動
回路１７に点滅制御信号を出力し、この点滅制御
信号を入力した駆動回路１７は液晶セル２を点滅
駆動する。

しかしながら、このような従来の液晶表示装置
にあつては、液晶表示器１のセグメントのみを点
滅させただけであり、液晶セル自体は非発光表示
素子であるため、警報的な認識を充分見る人に与
えきれないという問題点があつた。

この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、液晶セル照明用ランプを点滅
させることにより、上記問題点を解決することを
目的としている。

以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
３図はこの考案による液晶表示装置の一実施例を
応用したデジタル表示式燃料計を示すブロツク図
である。

まず構成を説明すると、第２図と同一又は同様
部分は同一符号を付した第３図において、２２は
照明ランプ１１のオン・オフを行うドライバであ
る。

次に動作を説明する。なお、警報レベル検出回
路２０が出力する警報信号の点滅制御回路２１へ
の入力迄は上記従来装置例の動作と同様であるの
で、その説明を省略する。前記警報信号を入力し
た点滅制御回路２１はドライバ２２を働かせて、
照明ランプ１１を点滅駆動する。

なお、液晶表示器の表示モードとしてはネガ表
示でもポジ表示でもよいことは言うまでもない。

以上説明してきたように、この考案によれば、
その構成を液晶セル２の背面側に照明ランプ１１
を配設してなる液晶表示器１を備え、該液晶表示
器１による表示内容が所定の値を越えたときに前
記照明ランプ１１を点滅させる制御回路２０〜２
２を設けたことを特徴とする液晶表示装置にした
ため、警報としての人に与える認識効果は、非発
光素子の一部セグメントの点滅に比べ、はるかに
強調できるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は液晶表示器の断面構成図、第２図は従
来の液晶表示装置を応用したデジタル表示式燃料
計を示すブロツク図、第３図はこの考案による液
晶表示装置の一実施例を応用したデジタル表示式
燃料計を示すブロツク図である。 １……液晶表示器、２……液晶セル、１１……
照明ランプ、２０……警報レベル検出回路、２１
……点滅制御回路、２２……ドライバ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 液晶セル２の背面側に照明ランプ１１を配設し
   てなる液晶表示器１を備え、該液晶表示器１によ
   る表示内容が所定の値を越えたときに前記照明ラ
   ンプ１１を点滅させる制御回路２０〜２２を設け
   たことを特徴とする液晶表示装置。