JPH02306682A - 半導体面発光素子 - Google Patents

半導体面発光素子

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JPH02306682A
JPH02306682A JP1128571A JP12857189A JPH02306682A JP H02306682 A JPH02306682 A JP H02306682A JP 1128571 A JP1128571 A JP 1128571A JP 12857189 A JP12857189 A JP 12857189A JP H02306682 A JPH02306682 A JP H02306682A
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light
semiconductor
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Takashi Matsuoka
隆志 松岡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体を用いた半導体面発光素子に関し、特
に、電極構造を工夫した発光効率の高い面発光素子構造
に関するものである。
〔従来技術〕
従来、端面発光型レーザの一部を除いた発光素子の電極
は合金型のオーミック電極である。
すなわち、電極は、半導体中に入ったとき半導体と同じ
伝導型になる不純物を含む金等の金属を蒸着などにより
形成し、その後加熱し、半導体と金属の合金化を図るこ
とにより形成されている。
そのため、半導体と金属との界面が平坦ではない。
〔発明が解決しようとする課題〕
この半導体と金属との界面が平坦ではない従来の半導体
面発光素子から取り出せる光は、活性層中で発生し、活
性層の膜厚方向に活性層を横切って半導体中を進行して
、前述の半導体と電極との界面に到達する。この界面で
、光の一部は吸収され、熱に変わる。あるいは、界面が
平坦でないため、光の一部は乱反射され、その大部分は
最後に熱となる。この結果、発光素子からの光の取り出
し効率が低下し、外部量子効率が悪くなる。太きな光出
力を得るため、大きな電流を注入し、多くの光子を発生
させると、この吸収も増える。その結果、結晶の温度が
上がり、活性層での発光効率、すなわち、内部量子効率
が低下し、大光出力が得にくくなるという問題があった
特(こ、面発光レーザを作製する場合、この電極と半港
体結晶での光の吸収及び乱反射は共振器のQを低下させ
、素子特性を大きく劣化させる。すなわち、発振が起き
なかったり1発振しても閾値電流が高く、量子効率も低
く、高出力が望めないという問題があった。
本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
ある。
本発明の目的は、半導体面発光素子において、高出力が
得られる技術、特に面発光型レーザの場合には低閾値電
流で動作し、高量子効率、高出力が得られる技術を提供
することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明は、半導体面発光素
子において、P形あるいはn形半導体基板上のp形ある
いはn形の第1のクラッド層を介して、該第1のクラッ
ド層よりバンドギャップエネルギーの低い活性層と、該
活性層上に形成し、かつ前記半導体基板と逆の伝導形を
有する第2のクラッド層と、光の出射側に光取り出し窓
を有する電極と、該光取り出し窓を有する電極の面との
反対側にショットキー形電極を備えたことを最も主要な
特徴とする。
また、前記第1のクラッド層を有しないことを特徴とす
る。
〔作用〕
前述の手段によれば、出射端と反対側(以下、後方端面
と呼ぶ)の電極をショットキータイプとすることにある
。ショットキータイプの電極は、半導体中へ電極材が拡
散しないため、電極金属と半導体との界面を平坦に保つ
ことができる。そのため、後方端面に進行してきた光は
、後方端面で吸収されることも、乱反射されることもな
く反射される。
すなわち、後方端面で共振器のQが低下することはない
。そのため、活性層で発生した光を後方端面で損じるこ
となく取り出すことができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。
〔実施例I〕
第1図は1本発明の半導体面発光素子の実施例■の概略
構成を説明するための図であり、面発光レーザの光の進
行方向、すなわち、共振器に平行な方向に切断した断面
図である。
本実施例Iの半導体面発光素子は、第1図に示すように
、n形オーミック電極1、n形GaAs基板2、誘電体
多層膜3、n形GaAs層4、n形G a A I A
 sクラッド層5、p形GaAs活性層6.p形GaA
lAsクラッド層7、誘電体多層膜8.ショットキー電
極9及びダイヤモンドヒートシンク10で構成されてい
る。
次に、前記本実施例■の半導体面発光素子の製造方法に
ついて説明する。
第1図に示すように、n形GaAs基板2に結晶成長用
バッファ層として、M OV P E (MetalO
rganic Vapor Phase Epitax
y)法によりn形GaAs[4,n形GaAlAsクラ
ッド層5、p形GaAs活性層6、p形GaAlAsク
ラッド層7を連続成長する。
次に、誘電体多層膜8を複数ターゲットを装着可能な高
周波(Rf)スパッタ装置で形成する。
前記各膜の形成時、反射率のモニタのために、スパッタ
装置チャンバ内に、面発光レーザの製作基板と同一の基
板を用いて形成したファブリ・ペロ型レーザを導入して
おく。その特性の変化から反射率を見積り、99.8%
以上の反射率となるように膜厚や繰り返し回数をコント
ロールする。
次に、第1図に示すように、ドーナツ状に誘電体多層膜
をエツチングする。Tiを500人、ptを2000人
、Auを1μmを電子ビーム蒸着法で連続的に形成する
次に、基板側の加工を行う。まず、n形GaAS基板2
にn形オーミック電極1を形成する。続いて、誘電体多
層膜3を形成するために、n形GaAs基板2をエツチ
ングして第1図のように穴を開ける。このとき、n形G
 a A I A sクラッド層5をエツチング・スト
ッパ層とする。誘電体多層膜8と同様な方法で誘電体多
層膜3を形成する。
ショットキー電極9をメタライズしたダイヤモンドヒー
トシンク10上に鉛・錫半田(P b S n) IO
Aを介してマウントする。このダイヤモンドヒートシン
ク10側を電源の陽極に、電極1を陰極に接続する。
このように構成した本実施例■の半導体面発光素子につ
いて、その特性実験の結果、レーザ発振が観測できた。
その特性は、閾値電流が26mA、最大光出力1.6m
W、発振波長0.86μmであった。同時に製作した通
常の合金型電極を形成した面発光レーザの場合には、閾
値電流が32mAであり、最大光出力も0 、7 m 
Wであった。この結果から、ショットキータイプの電極
の効果が大きいことが判った。
〔実施例■〕
第2図は、本発明を面発光レーザに適用した実施例■を
説明する図であり、面発光レーザの光の進行方向、すな
わち、共振器に平行な方向に切断した断面図である。
本実施例■の面発光レーザは、第2図に示すように、n
形オーミック電極11.n形G a A s基板12、
誘電体多層膜13、n形G a A s層14、n J
f3G a A I ASクラッドM15、P Y3 
G a A s活性層16、P形GaAlAsクラッド
層17、n形G a A s層18、ショットキー電極
19及びGaAlAs層とG a A s層との48対
からなる高反射層20で構成されている。
次に、前記本実施例■の面発光レーザの製造方法につい
て説明する。
第2図に示すように、n形GaAs基板12に結晶成長
用バッファ層として、MOVPE法を用いてn形G a
 A s層14、n形GaAlAsクラッド層15、p
形G a A s活性層16、p形G a A I A
 sクララト層17、Gao、、AL、2As層とGa
、、、Ala、、As層のペア48対からなる高反射層
20を連続成長する。反射層20の各層の膜厚は、発振
する光の層内での半波長の整数倍であれば良い。ここで
は、半波長とする。次に、シリコン酸化膜をマスクにし
て、高反射層20をエツチングし、直径4μmの円筒状
とする。この酸化シリコンマスクが付いている状態で、
高反射層20の周りにだけn形GaAs118を選択成
長する。次に、n形オーミック電極11及びショットキ
ー電極19を形成する。n形オーミック電極11及びシ
ョットキー電極19の形成は、Tiを500人、ptを
2000人、Auを1μmを電子ビーム蒸着法で連続的
に蒸着する。続いて、オーミック電極11とn形G a
 A s基板12をエツチングして光の取り出し口を形
成する。このとき、n形G a A I A sクラッ
ド層15をエツチング・ストッパ層とした。最後に誘電
体多層膜13を、複数ターゲットを装着可能な高周波(
Rf)スパッタ装置で形成する。前記各層の形成時、反
射率のモニタのために、スパッタ装置チャンバ内に同一
基板から形成したファブリ・ペロ型レーザを導入してお
く。
その特性の変化から反射率を見積り、99.8%以上の
反射率となるように膜厚や繰り返し回数をコントロール
する。
次に、ショットキー電極19をメタライズしたダイヤモ
ンドヒートシンク上にマウントする。このダイヤモンド
側を電源の陽極に、n形オーミック電極1を陰極に接続
する。
このように構成した本実施例Hの半導体面発光素子につ
いて、その特性実験の結果、レーザ発振が観測された。
その特性は、閾値電流23mA、最大光出力1.1mW
、発振波長0.865 μmであった。同時に製作した
通常の合金型電極を形成した面発光レーザの場合には、
閾値電流が36mAであり、最大光出力も0 、6 m
 Wであった。
この結果からも、ショットキータイプの電極の効果が大
きいことが判った。
前記実施例では、面発光レーザについて述へたが、レー
ザではなく発光ダイオードの場合にも同様な構造を用い
ることができ、素子特性が向上することは容易に類推で
きる。また、材料として、GaAs/GaAlAsの場
合について述べたが、InP/InGaAsP等の他の
材料系の面発光素子についても、本発明のショットキー
電極を用いることができ、有効であることは明白である
以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明の面発光素子は後方端面
での光の吸収及び乱反射による光の散乱がないため、高
効率での光を取り出すことができる。また、面発光素子
の−っである面発光レーザに応用すると、低閾値電極流
で容易に発光し、高効率動作ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の半導体面発光素子の実施例■の概略
構成を説明するための図、 第2図は、本発明を面発光レーザに適用した実施例■を
説明する図である。 図中、1・・・n形オーミック電極、2・・・n@Ga
As基板、3・・・誘電体多層膜、4・・・n形GaA
s層、5− n形GaAlAsクラッド層、6−p形G
 a A s活性層、7・・・pff3GaAIAsク
ラッド層、8・・・誘電体多層膜、9・・・ショットキ
ー電極、10・・・ダイヤモンドヒートシンク、10A
・・・鉛・錫半田、11・・・n形オーミック電極、1
2・・・n形G a A s基板、13・・・誘電体多
層膜、14−n形GaAs層、15−n形GaAlAs
クラッド層、16・・・p形GaAs活性層、17・・
・p形GaAlAsクラッド層、18−n形GaAsf
f、19・・・ショットキー電極、20・・・高反射層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)p形あるいはn形半導体基板上のp形あるいはn
    形の第1のクラッド層を介して該第1のクラッド層より
    バンドギャップエネルギーの低い活性層と、該活性層上
    に形成し、かつ前記半導体基板と逆の伝導形を有する第
    2のクラッド層と、光の出射側に光取り出し窓を有する
    電極と、該光取り出し窓を有する電極の面との反対側に
    ショットキー形電極を備えたことを特徴とする半導体面
    発光素子。
  2. (2)前記請求項第1項の半導体面発光素子において、
    第1のクラッド層を有しないことを特徴とする半導体面
    発光素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5491712A (en) * 1994-10-31 1996-02-13 Lin; Hong Integration of surface emitting laser and photodiode for monitoring power output of surface emitting laser

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