JPH02306102A - 送電線の弛度測定方法および緊線方法ならびに工具 - Google Patents
送電線の弛度測定方法および緊線方法ならびに工具Info
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- JPH02306102A JPH02306102A JP1193122A JP19312289A JPH02306102A JP H02306102 A JPH02306102 A JP H02306102A JP 1193122 A JP1193122 A JP 1193122A JP 19312289 A JP19312289 A JP 19312289A JP H02306102 A JPH02306102 A JP H02306102A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、極めて高精度に送電線の弛度をハ1定し、あ
るいは所要弛度を有するように送電線を緊線するための
新規な方法およびそのために使用される工具に関するも
のである。
るいは所要弛度を有するように送電線を緊線するための
新規な方法およびそのために使用される工具に関するも
のである。
[従来の技術]
架空送電線においては、第6図に示すように、鉄塔]、
] 間において送電線2に過大な架線張力が負荷され
たりしないように基線りに対し所定の設31弛度dが定
′められており、弛度がこの設計弛度dに正しく設定さ
れているか否かを実all+することは、送電線路にお
いて非常に大切な仕事である。又、送電線の架線」1事
においては、電線2を上記設J1弛度dに調整設定する
緊線作業が行なわれており、この緊線作業を効率よくし
かも誤差を生じないように行うことも重要な作業の一つ
である。
] 間において送電線2に過大な架線張力が負荷され
たりしないように基線りに対し所定の設31弛度dが定
′められており、弛度がこの設計弛度dに正しく設定さ
れているか否かを実all+することは、送電線路にお
いて非常に大切な仕事である。又、送電線の架線」1事
においては、電線2を上記設J1弛度dに調整設定する
緊線作業が行なわれており、この緊線作業を効率よくし
かも誤差を生じないように行うことも重要な作業の一つ
である。
従来、この緊線作業を行うには、第7図に示すような表
示l」盛付のバーティックス31を第6図に示すように
鉄塔11側に設置し、鉄塔1゜側には弛度望遠鏡30を
取付け、バーティックス3]を望遠Vt 30より規準
して送電線2が弛度dとなるよう゛電線2の張力壱調整
し、弛度設定を行っていた。
示l」盛付のバーティックス31を第6図に示すように
鉄塔11側に設置し、鉄塔1゜側には弛度望遠鏡30を
取付け、バーティックス3]を望遠Vt 30より規準
して送電線2が弛度dとなるよう゛電線2の張力壱調整
し、弛度設定を行っていた。
又、架線されている電線2の弛度をiil定するには、
第9図に示すように弛度を測定しようとする鉄塔1.1
2間の任意の位置GおよびF点にト■ ランジットを搬入し、図のように電線のカテナリ角や支
持点の高さを実4P1シて求めるのが通常であった。
第9図に示すように弛度を測定しようとする鉄塔1.1
2間の任意の位置GおよびF点にト■ ランジットを搬入し、図のように電線のカテナリ角や支
持点の高さを実4P1シて求めるのが通常であった。
[発明が解決しようとする課題]
上記の緊線作業において弛度望遠鏡によるバーテックス
への視学を行う場合、鉄塔が大型化し径間が長大化する
に伴い、当該視学距離が非常に長くなり、バーテックス
が具合よく見えないことが多くなった。とくに、送電線
路の立地条件が酷しくなり山岳地に建設されることが多
くなったため、霧やガスといった視界にとっての妨害物
か生じ易く、あるいは逆光等など、前記視学を一層困難
にする要素も増大している。
への視学を行う場合、鉄塔が大型化し径間が長大化する
に伴い、当該視学距離が非常に長くなり、バーテックス
が具合よく見えないことが多くなった。とくに、送電線
路の立地条件が酷しくなり山岳地に建設されることが多
くなったため、霧やガスといった視界にとっての妨害物
か生じ易く、あるいは逆光等など、前記視学を一層困難
にする要素も増大している。
このような問題は、第9図に示すサトランシットによる
Apl定においても全く同じことが言える。
Apl定においても全く同じことが言える。
更に弛度そのものについて見た場合、本来の弛度は、第
8図に示すように鉄塔とアーム1aの直下であるP を
観測点とする弛度d。で無ければならないが、第6図の
従来方法における実際の観Al1点は鉄塔脚P2であり
、n1定弛度d1は本来の弛度d。に対し第8図に示す
Δdなる誤差が生ずる。この誤差は鉄塔が大型化するほ
ど大きくなるから、水平角があったり高低差の大きな鉄
塔間においては無視てきない値となる。
8図に示すように鉄塔とアーム1aの直下であるP を
観測点とする弛度d。で無ければならないが、第6図の
従来方法における実際の観Al1点は鉄塔脚P2であり
、n1定弛度d1は本来の弛度d。に対し第8図に示す
Δdなる誤差が生ずる。この誤差は鉄塔が大型化するほ
ど大きくなるから、水平角があったり高低差の大きな鉄
塔間においては無視てきない値となる。
本発明の目的は、上記したような従来技術の問題点を解
消し、気象条件や有視界条件といつたちのに制約される
ことなく、極めて高粘度に弛度を測定しあるいは緊線し
得る方法およびそのための工具を提供しようとするもの
である。
消し、気象条件や有視界条件といつたちのに制約される
ことなく、極めて高粘度に弛度を測定しあるいは緊線し
得る方法およびそのための工具を提供しようとするもの
である。
[課題を解決するための手段]
本発明は、送電線の鉄塔および弛度を測定しよつとする
電線に受信アンテナを設置し、人工衛星より発信される
信号を前記受信アンテナで受信し、各アンテナの設置位
置における受信波の位相差を演算処理することにより各
アンテナの3次元の7Il11位を求め、それによって
アンテナの取付けられている電線の弛度を実測するもの
であり、父上記手段を緊線作業に適用して緊線中の電線
の弛度を実測し、当該実n1弛度と所望の設計弛度との
間に過不足が生じているときには、前記処理装置より過
不足信号を緊線用ウィンチに入力させ、それによって緊
線中の電線の弛度の過不足を自動的に修正するものであ
り、かかる作業を容易ならしめる工具として、受信アン
テナを上部に搭載した台座と該台座を電線上において走
行移動させ得る移動輪と、前記アンテナを上方に向かっ
て保持するために台座下方に取付けられた重錘あるいは
当該重錘に匹敵する重量を有し且つ前記アンテナの受信
波を変調して地上に送信するための受発信装置とを有し
てなる搬器を用いるものである。
電線に受信アンテナを設置し、人工衛星より発信される
信号を前記受信アンテナで受信し、各アンテナの設置位
置における受信波の位相差を演算処理することにより各
アンテナの3次元の7Il11位を求め、それによって
アンテナの取付けられている電線の弛度を実測するもの
であり、父上記手段を緊線作業に適用して緊線中の電線
の弛度を実測し、当該実n1弛度と所望の設計弛度との
間に過不足が生じているときには、前記処理装置より過
不足信号を緊線用ウィンチに入力させ、それによって緊
線中の電線の弛度の過不足を自動的に修正するものであ
り、かかる作業を容易ならしめる工具として、受信アン
テナを上部に搭載した台座と該台座を電線上において走
行移動させ得る移動輪と、前記アンテナを上方に向かっ
て保持するために台座下方に取付けられた重錘あるいは
当該重錘に匹敵する重量を有し且つ前記アンテナの受信
波を変調して地上に送信するための受発信装置とを有し
てなる搬器を用いるものである。
[作用]
時刻信号を発信している人工衛星は既に数多く打上けら
れており、24時間いずれかの人工衛星より受信可能な
体制が確立されているから、nノ定機器等を鉄塔および
電線に設置しさえすれば昼夜の別なくそして気象条件の
如何に関係なく、極めて高精度の弛度測定を行うことが
iI能となり、7Illl定に要する時間を大幅に短縮
できる。
れており、24時間いずれかの人工衛星より受信可能な
体制が確立されているから、nノ定機器等を鉄塔および
電線に設置しさえすれば昼夜の別なくそして気象条件の
如何に関係なく、極めて高精度の弛度測定を行うことが
iI能となり、7Illl定に要する時間を大幅に短縮
できる。
しかも、電線上への受信アナンテナの設置は、上記工具
を用いることで非常に容易化される。
を用いることで非常に容易化される。
[第1実施例]
以下、本発明について、第1実施例を参照し説明する。
第1図は、本発明に係るΔp1定方法により鉄塔10,
1□間の電線の弛度を測定している様子を示す説明図で
ある。
1□間の電線の弛度を測定している様子を示す説明図で
ある。
鉄塔1.12上および電線2上には、人王衛崖よりの電
波を受信する受信アンテナ3.3 。
波を受信する受信アンテナ3.3 。
33.34が図のように設置されており、配線状況の詳
細は省略されているが、各アンテナ3□。
細は省略されているが、各アンテナ3□。
3 .3 .3 が受信した信号は同軸ケーブルより
なるリード線4を介して受信器5に受信される。
なるリード線4を介して受信器5に受信される。
人工衛星491位システム用の人工衛星は既に現時点に
おいて多数個が地球を周っており、地球上のほとんどの
地域で24時間に亘りいずれかの信号を受信できるシス
テムが確立されている。
おいて多数個が地球を周っており、地球上のほとんどの
地域で24時間に亘りいずれかの信号を受信できるシス
テムが確立されている。
人工衛星には原子時計が搭載されていて、その人工衛星
からは、約1.2CIIZと約1.50IIZの周波数
により極めて正確な時刻信号が発信されており、民間に
開放されていて地球上で自由に受信できるシステムとな
っている。
からは、約1.2CIIZと約1.50IIZの周波数
により極めて正確な時刻信号が発信されており、民間に
開放されていて地球上で自由に受信できるシステムとな
っている。
第5図は、そのような人工衛星10から発信されている
時刻信号電波11を受信し、P点とQ点の距離Sをfl
ll+定する具体例を示す説明図である。
時刻信号電波11を受信し、P点とQ点の距離Sをfl
ll+定する具体例を示す説明図である。
P点とQ点にそれぞれアンテナ3.3 を設置し、P点
、Q点のそれぞれの時計を基■にして電波の位相角を1
(Pj定する。電波11には、第5図に示すように人工
衛星を中心とする等距離半径のところに同じ位相面があ
り、P点を通る同位相面とQ点を通る同位相面は図のよ
うに異なる。Q点に対しP点においては電波11の到達
に遅延時間△tが生じ、これが受信電波の位相差となっ
てあられれる。
、Q点のそれぞれの時計を基■にして電波の位相角を1
(Pj定する。電波11には、第5図に示すように人工
衛星を中心とする等距離半径のところに同じ位相面があ
り、P点を通る同位相面とQ点を通る同位相面は図のよ
うに異なる。Q点に対しP点においては電波11の到達
に遅延時間△tが生じ、これが受信電波の位相差となっ
てあられれる。
P、Q点それぞれが受信した信号を受信器5□。
52で電気信号化し、前記位相データを処理装置6によ
り計算処理すれば、上記位相差から距離Sを求めること
ができる。
り計算処理すれば、上記位相差から距離Sを求めること
ができる。
第1図に示す本発明方法における弛度測定の原理も上記
となんら変るところはない。アンテナ3 .3 .3
.3 において人工衛星の信号を受信し、受信器5で
電気信号化し、処理装置6により演算して、ASB、C
,D点における3次元のA111位を求めれば、電線2
の弛度を極めて高精度(理論上1/1,000,000
の精度を得ることが可能である)に実測することがとで
きる。
となんら変るところはない。アンテナ3 .3 .3
.3 において人工衛星の信号を受信し、受信器5で
電気信号化し、処理装置6により演算して、ASB、C
,D点における3次元のA111位を求めれば、電線2
の弛度を極めて高精度(理論上1/1,000,000
の精度を得ることが可能である)に実測することがとで
きる。
第3図は、第1図において電線2上に受信アンテナを設
置するための搬器20の(を成を示す正面図であり、第
4図はその側面図である。搬器20には、受信アンテナ
3を搭載する台座23があり、該台座23はローラ21
により電線2上を移動できるように構成される一方、ア
ンテナ3を常に上部に安定させるためのカウンターウェ
イトの役L]をする重錘22が取付けられている。
置するための搬器20の(を成を示す正面図であり、第
4図はその側面図である。搬器20には、受信アンテナ
3を搭載する台座23があり、該台座23はローラ21
により電線2上を移動できるように構成される一方、ア
ンテナ3を常に上部に安定させるためのカウンターウェ
イトの役L]をする重錘22が取付けられている。
上記のような搬器20に第1図に示すアンテナ33およ
び34をそれぞれ搭乗させ、ロープ24(リード線4を
添設することが望ましい)を連結して鉄塔1□より第1
図のように電線2上に送り出し、必要位置まで電器20
が到達したらロープ24の他端を鉄塔1、に固定してや
れば、電線2上に容易にアンテナ3.3 を配置させる
ことができる。
び34をそれぞれ搭乗させ、ロープ24(リード線4を
添設することが望ましい)を連結して鉄塔1□より第1
図のように電線2上に送り出し、必要位置まで電器20
が到達したらロープ24の他端を鉄塔1、に固定してや
れば、電線2上に容易にアンテナ3.3 を配置させる
ことができる。
第1図は、既設あるいは新設の電線2の弛度測定を行う
ものであるが、この弛度の実測方法を緊線作業に応用し
、緊線作業の迅速化、効率化および高精度化を図ること
ができる。
ものであるが、この弛度の実測方法を緊線作業に応用し
、緊線作業の迅速化、効率化および高精度化を図ること
ができる。
第2図は、そのような本発明に係る緊線作業状態を示す
説明図であり、第1図と同符号は同一構成を示すもので
ある。
説明図であり、第1図と同符号は同一構成を示すもので
ある。
第1図同様、ASB、CSDの位置にアンテナ3 .3
.3 .34を設置し、人工衛星よりの信号を受信し
て、電線2の弛度を71111定しつつ緊線ウィンチ7
により緊線ワイヤ8を巻取りあるいは巻戻して電線2の
弛度を加減調整し電線2の弛度が設π1弛度となったと
ころで電線を切断し、引留クランプを圧着して鉄塔1.
1゜に連結する。
.3 .34を設置し、人工衛星よりの信号を受信し
て、電線2の弛度を71111定しつつ緊線ウィンチ7
により緊線ワイヤ8を巻取りあるいは巻戻して電線2の
弛度を加減調整し電線2の弛度が設π1弛度となったと
ころで電線を切断し、引留クランプを圧着して鉄塔1.
1゜に連結する。
しかして、各アンテナ3 .3 .3 .34の受信し
た信号をリード線4を介して受信器5で電気信号化し、
パソコン6aに入力してデータ処理し、A、B、C,D
点の3次元の測位を求めれば、第1図において説明した
ように電線の弛度が求まる。
た信号をリード線4を介して受信器5で電気信号化し、
パソコン6aに入力してデータ処理し、A、B、C,D
点の3次元の測位を求めれば、第1図において説明した
ように電線の弛度が求まる。
次に、これを画像処理装置6bによって画像処理し、実
fll した弛度と求める設計弛度とを比較する。これ
によって実4pj弛度の過不足は直ちに判定できる。従
って、図のように演算比較系と緊線ウィンチ7を接続し
ておき、前記実Apj弛度の過不足信号を緊線ウィンチ
7の巻取り制御装置に人力させ、電線2の弛度が設計弛
度より上にあるときはウィンチ7を巻戻し、設計弛度よ
り下にあればウィンチ7を巻取らせるようにすれば、人
工衛星を用いて弛度の実測を行いつつウィンチ7を連動
させ、緊線中の電線弛度を高精度に調整することが可能
となり、電線2を設計弛度に自動的に設定することがで
きる。
fll した弛度と求める設計弛度とを比較する。これ
によって実4pj弛度の過不足は直ちに判定できる。従
って、図のように演算比較系と緊線ウィンチ7を接続し
ておき、前記実Apj弛度の過不足信号を緊線ウィンチ
7の巻取り制御装置に人力させ、電線2の弛度が設計弛
度より上にあるときはウィンチ7を巻戻し、設計弛度よ
り下にあればウィンチ7を巻取らせるようにすれば、人
工衛星を用いて弛度の実測を行いつつウィンチ7を連動
させ、緊線中の電線弛度を高精度に調整することが可能
となり、電線2を設計弛度に自動的に設定することがで
きる。
本発明に係る方法は、人工衛星の信号を利用するもので
あるから、規準を一切必要とせず、気象条件に左右され
ないことは勿論のこと昼夜についても選ぶものではない
から、必要なときに何時でも必要な作業を行うことがで
き、待機時間が皆無となって、作業の早期完成を可能と
する。上記において、より性格を期するには、1個の人
工衛星よりの信号のみならず同時に2個の人工衛星より
の電波を受信することが望ましい。
あるから、規準を一切必要とせず、気象条件に左右され
ないことは勿論のこと昼夜についても選ぶものではない
から、必要なときに何時でも必要な作業を行うことがで
き、待機時間が皆無となって、作業の早期完成を可能と
する。上記において、より性格を期するには、1個の人
工衛星よりの信号のみならず同時に2個の人工衛星より
の電波を受信することが望ましい。
又、遠方より送信された信号がallJ定したい電線以
外の電線や鉄塔において反射し、いわゆるマルチパスに
基因するゆう乱を受ける恐れがあるときは、そのおそれ
のある電線あるいは鉄塔をシート状の電波吸収物質で遮
蔽してやればよい。
外の電線や鉄塔において反射し、いわゆるマルチパスに
基因するゆう乱を受ける恐れがあるときは、そのおそれ
のある電線あるいは鉄塔をシート状の電波吸収物質で遮
蔽してやればよい。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例を第10図及び第11図によ
り説明する。前述のように、人工衛星からは約1.2G
Hz或いは約1.5GHzの電波が発信されているが
、本実施例の場合は、鉄塔或いは電線上の各受信アンテ
ナがとらえた電波を、当該鉄塔或いは電線上で例えば5
0GHzのミリ波等に変調した上で地上に無線伝送する
。即ち、第1実施例における同軸ケーブルの代りに、各
アンテナの受信波を地上に無線伝送する点に特徴がある
。その他は第1実施例と同一である。
り説明する。前述のように、人工衛星からは約1.2G
Hz或いは約1.5GHzの電波が発信されているが
、本実施例の場合は、鉄塔或いは電線上の各受信アンテ
ナがとらえた電波を、当該鉄塔或いは電線上で例えば5
0GHzのミリ波等に変調した上で地上に無線伝送する
。即ち、第1実施例における同軸ケーブルの代りに、各
アンテナの受信波を地上に無線伝送する点に特徴がある
。その他は第1実施例と同一である。
本実施例で、電線2上にアンテナ3を設置するための搬
器20は、第11図に示す構成のものを使用する。即ち
、受信アンテナ3を搭載する台座23、該台座23を移
動させるためのローラ21を有する点は第1実施例のそ
れと変りないが、台座23の下方に受発信器50が取付
けられている点が相違する。尚、受信アンテナ3と受発
信器50はリード線4で連結してあり、アンテナ3の受
信波がそのまま受発信器50に誘導されるようになって
いる。又、上記搬器20は、台座23の下方に重錘を有
しない。これは受発信器50の重量により受信アンテナ
3を上部に安定させることができるためである。
器20は、第11図に示す構成のものを使用する。即ち
、受信アンテナ3を搭載する台座23、該台座23を移
動させるためのローラ21を有する点は第1実施例のそ
れと変りないが、台座23の下方に受発信器50が取付
けられている点が相違する。尚、受信アンテナ3と受発
信器50はリード線4で連結してあり、アンテナ3の受
信波がそのまま受発信器50に誘導されるようになって
いる。又、上記搬器20は、台座23の下方に重錘を有
しない。これは受発信器50の重量により受信アンテナ
3を上部に安定させることができるためである。
次に、地上の基地には例えば第10図のように受信装置
付パソコン6a、画像演算処理装置6b等が設置してあ
り、前記受発信器50の送信アンテナ51から発信され
たミリ波をアンテナ52て受信して測位、演算処理等が
行われる。本実施例の場合に、前述の第1実施例と同じ
効果が得られることは勿論であるが、電線上のアンテナ
と地上の装置との間を同軸ケーブル等で連結する必要が
ないため、複数鉄塔径間の測定を一つの、地上基地で処
理することも極めて溶易になる。
付パソコン6a、画像演算処理装置6b等が設置してあ
り、前記受発信器50の送信アンテナ51から発信され
たミリ波をアンテナ52て受信して測位、演算処理等が
行われる。本実施例の場合に、前述の第1実施例と同じ
効果が得られることは勿論であるが、電線上のアンテナ
と地上の装置との間を同軸ケーブル等で連結する必要が
ないため、複数鉄塔径間の測定を一つの、地上基地で処
理することも極めて溶易になる。
[発明の効果]
以上の通り、本発明によれば次のようなすぐれた効果を
奏することができる。
奏することができる。
(1) 視界の確保を行う必要がなく、降雨、降雪、
霧などの気象条件に左右されることなく測定や作業を行
うことができ、作業日数を大幅に短縮することができる
。
霧などの気象条件に左右されることなく測定や作業を行
うことができ、作業日数を大幅に短縮することができる
。
(2)測定や作業は日出前或いは日没後に実施すること
も可能であり、時刻の上で制約を受けることがない。
も可能であり、時刻の上で制約を受けることがない。
(3)実測誤差を従来よりも格段に向上させることがで
き、極めて高精度の実測を行うことができる。
き、極めて高精度の実測を行うことができる。
第1図乃至第4図は、本発明の第1実施例を説明するた
めの図で、第1図は弛度測定状況を示す図、第2図は緊
線状況を示す図、第3図は使用工具の正面図、第4図は
その側面図である。第5図は人工衛星を用いた測位の原
理を示す説明図、第6図は従来の弛度測定状況を示す説
明図、第7図はそれに使用されるバーテックスの見取図
、第8図は第5図の方法により発生する測定誤差の説明
図、第9図は従来例の別な弛度測定状況を示す説明図で
ある。第10図乃び第11図は、本発明の第2実施例に
係る図で、前者がその概要を示す図、後者がそれに使用
する工具の説明図である。 1.1 :鉄塔、 2:電線、 3.3,3.3:受信アンテナ、 4:リード線、 5:受信器、 6.6a、6b:処理装置、 7:緊線用ウィンチ、 8:緊線用ワイヤ、 20:搬器(工具)、 21:ローラ、 22:重錘、 23:台座、 50:受発信器。 冨 1 国 軍 2 口 第 3 図 第 4 ロ 6幻埋装置 m−ら 昏コ 第 δ目 第 9 図 第 10口 第 11 目
めの図で、第1図は弛度測定状況を示す図、第2図は緊
線状況を示す図、第3図は使用工具の正面図、第4図は
その側面図である。第5図は人工衛星を用いた測位の原
理を示す説明図、第6図は従来の弛度測定状況を示す説
明図、第7図はそれに使用されるバーテックスの見取図
、第8図は第5図の方法により発生する測定誤差の説明
図、第9図は従来例の別な弛度測定状況を示す説明図で
ある。第10図乃び第11図は、本発明の第2実施例に
係る図で、前者がその概要を示す図、後者がそれに使用
する工具の説明図である。 1.1 :鉄塔、 2:電線、 3.3,3.3:受信アンテナ、 4:リード線、 5:受信器、 6.6a、6b:処理装置、 7:緊線用ウィンチ、 8:緊線用ワイヤ、 20:搬器(工具)、 21:ローラ、 22:重錘、 23:台座、 50:受発信器。 冨 1 国 軍 2 口 第 3 図 第 4 ロ 6幻埋装置 m−ら 昏コ 第 δ目 第 9 図 第 10口 第 11 目
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、送電線の鉄塔および弛度を測定しようとする電線に
受信アンテナを設置し、人工衛星より発信される信号を
前記受信アンテナで受信し、各アンテナの設置位置にお
ける受信波の位相差を演算処理することにより各アンテ
ナの3次元の測位を求め、それによってアンテナの取付
けられている電線の弛度を実測する送電線の弛度測定方
法。 2、送電線の鉄塔および弛度を測定しようとする電線に
受信アンテナを設置し、人工衛星より発信される信号を
前記受信アンテナで受信し、各アンテナの設置位置にお
ける受信波の位相差を演算処理することにより各アンテ
ナの3次元の測位を求めて緊線中の電線の弛度を実測し
、当該実測弛度と所望の設計弛度との間に過不足が生じ
ているときには、前記演算処理結果に基く過不足信号を
緊線用ウインチの巻取制御装置に入力させ、それによっ
て緊線中の電線の過不足を自動的に修正させつつ緊線す
る送電線の緊線方法。 3、人工衛星よりの信号を受信する受信アンテナを上部
に搭載した台座と、該台座を電線上において走行移動さ
せ得る移動輪と、前記アンテナを上方に向って保持する
ために台座下方に取付けられた重錘とを有してなる電線
上にアンテナを設置するための工具。 4、人工衛星よりの信号を受信する受信アンテナを上部
に搭載した台座と、該台座を電線上において走行移動さ
せ得る移動幅と、台座下方に取付けられ上記アンテナの
受信波を変調して地上に伝送するための受発信装置とを
有してなる電線上にアンテナを設置するための工具。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3576289 | 1989-02-15 | ||
JP1-35762 | 1989-02-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02306102A true JPH02306102A (ja) | 1990-12-19 |
JP2508279B2 JP2508279B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=12450865
Family Applications (1)
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JP19312289A Expired - Lifetime JP2508279B2 (ja) | 1989-02-15 | 1989-07-26 | 送電線の弛度測定方法および緊線方法ならびに工具 |
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-
1989
- 1989-07-26 JP JP19312289A patent/JP2508279B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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