JPH02306012A - 都市ガスの燃焼方法及び都市ガス用燃焼器 - Google Patents

都市ガスの燃焼方法及び都市ガス用燃焼器

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JPH02306012A
JPH02306012A JP1127054A JP12705489A JPH02306012A JP H02306012 A JPH02306012 A JP H02306012A JP 1127054 A JP1127054 A JP 1127054A JP 12705489 A JP12705489 A JP 12705489A JP H02306012 A JPH02306012 A JP H02306012A
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JP
Japan
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copper
gas
burner
desulfurizing agent
supply gas
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JP1127054A
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Osamu Okada
治 岡田
Hiromi Sadamori
貞森 博己
Takeshi Tabata
健 田畑
Masataka Masuda
正孝 増田
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、都市ガスの燃焼方法及び燃焼器に関する。更
に詳細には、都市ガスの低温触媒燃焼法及び燃焼器に関
する。
〈従来の技術及び発明が解決しようとする課題〉都市ガ
スを通常のバーナーで気相燃焼させると、排ガス中には
数〜数十ppmの窒素酸化物(以下、NOxという)が
含まれる。このNOxの発生を伴わない燃焼法として、
貴金属触媒(例えば、ロジウム、白金、イリジウム等)
を用いて接触無炎燃焼させる低温触媒燃焼法が研究され
ている。この低温触媒燃焼法は、貴金属触媒が担持され
た多孔性触媒体の背面から可燃性ガス又はこれに空気を
混合したガスを送り、前面側から拡散してくる空気(酸
素)と可燃性ガスとを触媒上で接触反応させ、炎を発生
しないような低温でガスを白熱燃焼させ、遠赤外線に富
む赤外線を放射させる燃焼法である。この燃焼法によれ
ば、無炎であるので火災の危険性が少ないこと、NOx
や一酸化炭素などの有害ガスを発生しないこと、入熱当
りの放射熱量の高い・こと等から商工業用、家庭用とし
て有用な燃焼法であることが知られている。しかし、貴
金属として白金を用いた触媒では、都市ガス中に付臭剤
等として、約5ppm以上含まれる硫黄化合物が803
まで酸化されるため、S03によって酸化アルミニウム
等の触媒担体が侵され、長期間の使用に耐えられなかっ
た。かかる理由から、低温触媒燃焼法の実用化のために
は、メタン等に対して高い燃焼活性をもち、なお且つ硫
黄の酸化・がSO2でとどまるような触媒を選ぶ必要が
あり、その結果として、高価なロジウムを使用せざるを
得なかった。また、ロジウムを使用した場合においても
、非常に低濃度の硫黄により被毒されるので、排ガス中
のCO2濃度をCO濃度、CO24度及び全炭化水素濃
度の合計で除した値として定義される燃焼効率にして9
9%以上という極めて高い水準を長時間維持することが
困難であり、排ガス中に若干の一酸化炭素やメタン等の
未燃成分が残存することをまぬがれえなかった。
都市ガスに含まれる付臭剤としては、その目的から、ジ
メチルスルフィド等、物理化学的に安定で、容易に吸着
されない硫黄化合物が採用されている。これらの安定な
硫黄化合物を除去する方法としては、従来から化学プラ
ントで用いられている水添脱硫法や、活性炭による吸着
脱硫法が考えられる。しかし、前者は通常の都市ガス利
用機器では発生しない水素を必要とする上、350℃程
度からしか機能しないため、通常の燃焼器に採用するの
は事実上不可能である。また、後者は都市ガス中に数千
ppmのオーダーで含まれる炭素数5〜6以上の炭化水
素も同時に吸着してしまうため、本来硫黄化合物が吸着
すべきサイトのほとんどが利用できず、十分な硫黄吸着
量を確保しようとすると、必要活性炭量が膨大になって
しまう。
本発明は、本発明者らが、上記の如き問題点に鑑みて種
々!i!1究を重ねた結果、都市ガスを特定の銅系脱硫
剤で脱硫した後、触媒燃焼させると、白金を燃焼触媒と
して長時間使用しうるのみならず、燃焼触媒の硫黄被毒
による劣化を事実上完全に阻止できるため、ロジウム系
触媒を用いた場合には、長時間極めて高い燃焼効率で燃
焼でき、結果として、未燃成分が長期間にわたって大幅
に低減できることを見出して完成したもので、排ガス中
のN0xSSOx、−酸化炭素、メタン等を極端に低減
できる都市ガスの燃焼方法及びそれを用いた都市ガス用
燃焼器を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段及び作用〉上記の課題を解
決すべくなされた、本発明の都市ガスの燃焼方法は、都
市ガスを、共沈法により調製した銅系脱硫剤を用いて脱
硫した後、触媒燃焼させることを特徴とするもので、ま
た本発明の都市ガス用燃焼器は、触媒燃焼バーナーを有
し且つ該バーナーまでの燃料配管に共沈法により調製し
た銅系脱硫剤が充填された脱硫装置が設けられているこ
とを特徴とするものである。
本発明は上記の構成よりなり、都市ガスを共沈法で調製
された銅系脱硫剤を用いて予め脱硫することにより、付
臭剤等の硫黄成分の濃度を確実に1ppb (硫黄とし
て、以下同様)以下、更に適当な条件を用いれば0.1
ppb以下とすることができる。その結果、SO3が生
成しないので低温触媒燃焼用の貴金属触媒としてロジウ
ムの代わりに白金を使用でき、また貴金属触媒の劣化が
抑制され、長時間に亘り高い燃焼効率を維持でき、燃焼
排ガス中のNOx濃度、SOx濃度をバックグランドレ
ベル以下に抑制すると同時に、排ガス中の一酸化炭素及
びメタン等の未燃成分をそれぞれ1.0 p p m程
度及び50ppm程度に抑制できる。
本発明において、都市ガスには、例えば、6C113A
などのガス事業法で定められた分類名称で呼ばれるガス
や、パイプライン又はボンベで供給されるLPG等が包
含される。
また、本発明においては、脱硫剤として、共沈法で調製
された銅系脱硫剤を用い、燃焼前に都市ガスを脱硫する
。銅系脱硫剤については、共沈法で製造される限り、特
に限定されるものではないが、好ましくは、特願昭62
−279867号及び特願昭62−279868号に開
示された銅−亜鉛系及び銅−亜鉛−アルミニウム系脱硫
剤等が挙げられる。このような脱硫剤は、下記に示すよ
うな方法により、調製される。
(1)銅−亜鉛系脱硫剤 銅化合物(例えば、硝酸銅、酢酸銅等)及び亜鉛化合物
(例えば、硝酸亜鉛、酢酸亜鉛等)を含む水溶液とアル
カリ物質(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)
の水溶液を使用して、常法による共沈法により沈澱を生
じさせる。生成した沈澱を乾燥し、300℃程度で焼成
して、酸化銅−酸化亜鉛混合物(原子比で、通常、銅:
亜鉛−1;約0.3〜10、好ましくは1:約0.5〜
3、より好ましくは1:約1〜2.3)を得た後、水素
含有量6容量%以下、より好ましくは0.5〜4容量%
程度となるように不活性ガス(例えば、窒素ガス等)に
より希釈された水素ガスの存在下に150〜300℃程
度で上記混合物を還元処理する。このようにして得られ
る銅−亜鉛系脱硫剤には、他の担体成分としである種の
金属酸化物、例えば、酸化クロムなどを含有させてもよ
い。
(2)銅−亜鉛−アルミニウム系脱硫剤銅化合物(例え
ば、硝酸銅、酢酸銅等)、亜鉛化合物(例えば、硝酸亜
鉛、酢酸亜鉛等)及びアルミニウム化合物(例えば、硝
酸アルミニウム、アルミン酸ナトリウム等)を含む水溶
液とアルカリ物質(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム等)の水溶液を使用して、常法による共沈法により
、沈澱を生じさせる。生成した沈澱を乾燥し、約300
℃で焼成して、酸化銅−酸化亜鉛−酸化アルミニウム混
合物(原子比で、通常、銅:亜鉛ニアルミニウム−1:
約0.3〜10:約0805〜2、より好ましくは1:
約0.6〜3:約0.3〜1)を得た後、水素含有ff
16容量%以下、より好ましくは0.5〜4容量%程度
となるように不活性ガスにより希釈された水素ガスの存
在下に150〜300℃程度で上記混合物を還元処理す
る。このようにして得られる銅−亜鉛−アルミニウム系
脱硫剤には、他の担体成分としである種の金属酸化物、
例えば、酸化クロムなどを含有させてもよい。
上記(1)及び■の方法で得られる銅系脱硫剤は、大き
な表面積を有する微粒子状の銅が、酸化亜鉛(及び酸化
アルミニウム)中に均一に分散していると共に、酸化亜
鉛(及び酸化アルミニウム)との化学的な相互作用によ
り高活性状態になっている。従って、これらの脱硫剤を
使用する場合には、都市ガス中の硫黄含有量を確実に1
ppb以下、更に適当な条件では容易にO,1ppb以
下とすることができ、またジメチルスルフィド等の難分
解性の硫黄化合物をも確実に除去することができる。特
に、銅−亜鉛−アルミニウム系脱硫剤にあっては、酸化
アルミニウムの作用により、耐熱性に優れ、高温での強
度低下及び硫黄吸着力の低下を著しく減少させることが
できるという利点が得られるため、使用温度域の制約が
緩和される。
本発明の方法をより具体的に説明すると、都市ガスを上
記の銅系脱硫剤が充填された脱硫装置を用いて脱硫し、
次いで触媒燃焼バーナーを用いて触媒燃焼させる。上記
銅系脱硫剤を用いる脱硫は、室温から300℃程度の温
度範囲で行うことができる。銅−亜鉛−アルミニウム系
脱硫剤では、室温から400℃程度の温度範囲で行って
もよい。
好ましくは、燃料を脱硫する前に排ガスの一部等で予熱
し、150〜250℃程度で脱硫すればよいが、特に温
度を制御する必要はない。排ガスで予熱する場合、立ち
上げ時、脱硫剤の温度が上がるまでしばらく時間がかか
るが、上記の如き銅系脱硫剤を使用すれば、室温から硫
黄吸着能があるので、立ち上げと同時に高度に脱硫され
た燃料ガスが得られる。脱硫装置に充填される脱硫剤の
量は、使用条件により大きく異なるが、通常、GH8v
が500〜2000程度となるように定めればよい。
上記のようにして脱硫された都市ガスは、次いで、通常
の触媒燃焼バーナーで燃焼される。触媒燃焼に用いるバ
ーナーは、低温触媒燃焼用である限り、特に限定される
ものではないが、好ましくは、特開昭57−99339
号公報等に開示されている貴金属系の低温触媒燃焼用触
媒体を用いた拡散式触媒燃焼バーナーが挙げられ、該バ
ーナーに用いられる低温触媒燃焼用触媒体は、例えば、
下記のように調製される。
比表面積5〜200 rrr / g 、細孔容積0.
005〜0.3 aA/ g s直径8〜10μ−程度
の性状を有する無機質繊維(例えば、アルミナ繊維、ジ
ルコニア繊維、チタニア繊維等)の積層体からなる触媒
支持体に、該支持体の重量の20倍以上の液量を有し、
且つ該支持体重量の0.1〜8%に相当する貴金属(例
えば、ロジウム、白金、イリジウム等)を含有する貴金
属化合物溶液(例えば、貴金属錯体溶液、貴金属塩化物
溶液等)を循環させつつ接触させ、次いで、空気中で乾
燥させ、必要に応じて加熱処理することにより、低温触
媒燃焼用触媒体が得られる。また、かくして得られた低
温触媒燃焼用触媒体は、還元ガス存在下及び/又はスチ
ーム雰囲気下で加熱処理することにより、触媒活性を一
層高めたものとしてもよい。
上記のような拡散式触媒燃焼バーナーにおいては、通常
、プレート状の積層触媒体の背面側より都市ガスを供給
し、前面側より該積層触媒体中に拡散してきた空気と、
該触媒体中で温度300℃〜600℃程度で燃焼させる
。この種のノく一ナーでは、炎を形成せず低温度で燃焼
が起こるため、NOxの発生が事実上阻止できるが、本
発明によれば、従来、付臭剤等の硫黄化合物による被毒
で低下していた燃焼効率が極めて高い状態で維持される
ことにより、−酸化炭素やメタン等の未燃成分が低濃度
に抑制されると共に付臭剤に起因するSOx濃度も低減
することができる。
本発明による都市ガス用燃焼器は、前記の銅系脱硫剤が
充填された脱硫装置を、触媒燃焼バーナーまでの燃料配
管の何れかの箇所に配設したものである。ここで使用さ
れる触媒燃焼バーナーとしては、例えば、前記の貴金属
系触媒を用いた拡散式触媒燃焼バーナー等が挙げられる
第1図は、本発明の都市ガス用燃焼器の一態様として、
本発明の都市ガス用燃焼器を用いた乾燥器の概略図であ
る。同図において、都市ガスは、前記共沈法により調製
された銅系脱硫剤が充填された脱硫装置1で脱硫され、
硫黄濃度が1ppb以下とされる。脱硫された都市ガス
は適当な空気比で、乾燥器2内に配設された触媒燃焼バ
ーナー3にて触媒燃焼され、遠赤外線に富む赤外線を放
射し、乾燥器2内の被乾燥物である食品、染物等の乾燥
に利用される。この乾燥器によれば、排ガス中のNOx
及びSOxの濃度をバックグランドレベル以下に抑制で
きるだけでなく、排ガス中の未燃成分の一酸化炭素やメ
タンの濃度を極めて低くすることができ、被乾燥物に悪
影響を及ぼすことがない。従って、燃焼熱をそのまま乾
燥に利用することができるので、高い熱効率が得られる
脱硫装置1に充填すべき銅系脱硫剤の量及び脱硫温度並
びに触媒燃焼は、前記の条件と実質的に同様である。ま
た乾燥器2からの排ガスを用いて、熱交換器により都市
ガスを予熱してもよい。
なお、本発明の燃焼器は上記の例に限定されるものでは
なく、その要旨を変更しない範囲で種々に変形して実施
することができ、また従来公知の種々の機構を付加する
ことができる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、脱硫性能に優れた銅系脱硫剤が使用さ
れているので、少量の脱硫剤で、都市ガス中の硫黄濃度
を著しく低減できる。従って、従来実用化できなかった
白金触媒を低温触媒燃焼用触媒として採用できるため、
燃焼器の製造コストが大幅に低減できる。また、燃焼触
媒の硫黄被毒を事実上阻止し、バーナー寿命の大幅な延
長が図れるだけでなく、硫黄被毒による燃焼効率の低下
が防止できることから、排ガス中の未燃成分の濃度を長
期間安定して低減でき、同時にNOx及びSOxもバッ
クグランドレベル以下に抑制できるので、食品や染物の
乾燥器等、これらの微量の有害成分が原因で採用できな
かった開放状態での直接加熱が可能となり、熱効率の大
幅な向上が図れる。
〈実施例〉 以下、参考例、実施例及び比較例に基いて、本発明をよ
り詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定され
るものではない。
参考例1 硝酸銅と硝酸亜鉛をモル比で1=1の割合で含有する混
合水・溶液と炭酸ナトリウムの水溶液とを80℃程度に
保持した精製水中に攪拌下一定の速度で同時滴下した。
生成した沈澱を洗浄、乾燥後、直径1/8インチ×長さ
1/8インチに打錠成型し、更に300℃程度で焼成し
た。次いで該焼成体150ccを充填した脱硫管(脱硫
層長さ30CII+)に水素2容量%を含む窒素ガスを
流通させ、温度200℃で還元した後、該脱硫管に、下
記第1表に示される組成からなる都市ガス(13Aガス
)150Ω/hを通じ、温度200℃、圧力0.02k
g/c−・Gの条件下に脱硫した。
脱硫後のガス中の硫黄濃度は、1000時間の運転に亘
り、0.1ppb以下に抑制されていた。
第  1  表 メタン            86.9容量%エタン
             8,1容量%プロパン  
          3.7容量%ブタン      
       1.3容量%付臭剤 ジメチルスルフィ
ド  3mg−8/Nm’t−ブチルメルカプタン  
2mg −8/Nm″参考例2 AΩ20395%・5iOz5%の繊維(比表面積15
Onf/g)からなる積層体(かさ密度的0.06g/
cj)に、ロジウムとして該積層体重量の0.5%を含
む塩化ロジウム(RhCN3)水溶液(積層体の20倍
の液重量)をスプレーしてロジウムを吸着担持させ、空
気中、120℃で乾燥させた後、スチーム・水素の共存
する雰囲気下にて500℃、1時間熱処理し、低温触媒
燃焼用触媒体を調製した。該触媒体を拡散式低温触媒燃
焼バーナーに取り付け、第1表に示す13Aガフ、 (
11000Keal/Nm″)を熱負荷1 、 5 K
cal/C−・hとなる速度で燃焼させた。
その結果、排ガス中のCO2濃度は1%であり、下式で
表される燃焼効率は、運転開始直後は99゜5%であっ
たが、約100時間経過後には98%に低下し、以後、
約2000時間経過後も98%を維持していた。
[CO]+[CO2]+[CH4] 但し、[]内の値は濃度値を示す。
なお、CO及びCO2以外のカーボン含有燃焼生成物は
検出されず、排ガス中のCO濃度は平均10ppm以下
であった。しかし、メタン濃度は、運転開始直後約50
ppm程度であったものが、100時間経過以降は約2
00ppmに増加していた。更に、排ガス中のSOx濃
度は、平均約0、O5ppm程度であり、NOxはバッ
クグランドレベル以下であった。
実施例1 参考例1で得られた脱硫13Aガスを参考例2と同様に
して拡散式低温触媒燃焼バーナーで燃焼゛ させた。
その結果、燃焼効率は1000時間の運転に亘り、99
.5%以上を維持しており、排ガス中のCO及びメタン
濃度は、それぞれ、10ppm以下及び50ppm以下
を保っていた。また、排ガス中のSOx及びNOx9度
はバックグランドレベル以下に抑制されていた。
比較例1 参考例1の脱硫剤に代えて、活性炭(表面積500M/
+r)150ccを参考例1と同様の脱硫管に充填し、
第1表の13Aガス15ON/hを温度25℃、圧力0
. 02kg/cj−Gの条件下に脱硫した後、実施例
1と同様に燃焼させた。
その結果、燃焼効率は、運転開始直後は99゜5%であ
ったが、約100時間経過後には98%に低下していた
。また、排ガス中のSOx濃度は、約100時間経過後
には0.O5ppmとなっていた。
比較例2 参考例1の脱硫剤に代えて、ジメチルスルフィド用に臭
素添加した活性炭(表面積500nf/g)150cc
を参考例1と同様の脱硫管に充填し、比較例1と同様に
して脱硫した後、実施例1と同様に燃焼させた。
その結果、燃焼効率は、運転開始直後は99゜5%であ
ったが、約120時間経過後には98%に低下していた
。また、排ガス中のSOx濃度は、約120時間経過後
には0.O5ppmとなっていた。
実施例2 燃料を予熱する構造で、参考例2と同様の拡散式触媒燃
焼バーナーを有する都市ガス用燃焼器(2000Kca
l/h)の燃料予熱器からバーナーまでの燃料通過部分
に、実施例1と同様の水素還元済みの脱硫剤200cc
を充填し、該燃焼器に第1表の13Aガスを0 、 2
 m’ / h s 1日8時間供給し、燃焼させた。
脱硫剤の充填部の温度は、点火時は約15℃であったが
、点火30分後には約200℃となり、その後も約20
0℃に保たれていた。3ケ月の運転を通し、燃焼効率は
99゜5%以上を保っており、排ガス中の5Oxa度及
びNOx6度はバックグランドレベル以下に抑制されて
いた。
実施例3 低温触媒燃焼用触媒体中の貴金属としてロジウムの代わ
りに白金を用いる以外は、実施例1と同様に[7て、脱
硫13Aガスを燃焼させた。
その結果、燃焼効率は1000時間の運転に亘り、99
.5%以上を維持しており、排ガス中のCO及びメタン
濃度は、それぞれ、10ppm以下及び50ppm以下
を保っていた。また、排ガス中のSOx及びNoxa度
はバックグランドレベル以下に抑制されていた。
比較例3 実施例3で用いたものと同様な白金系低温触媒燃焼用触
媒体を用いて、参考例2と同様にして13Aガスを燃焼
させた。その結果、燃焼効率は、運転開始当初は99%
以上あったが、100時間経過後には98%に低下し、
2000時間経過後には、触媒体が脆化し、部分的に脱
落寸前であった。この時の燃焼効率は97%以下に低下
していた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の都市ガス用燃焼器を用いた乾燥器の
概略図を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、都市ガスを共沈法により調製した銅系脱硫剤を用い
    て脱硫した後、触媒燃焼させることを特徴とする都市ガ
    スの燃焼方法。 2、都市ガス用燃焼器において、触媒燃焼バーナーを有
    し、且つ該バーナーまでの燃料配管に共沈法により調製
    した銅系脱硫剤が充填された脱硫装置が設けられている
    ことを特徴とする都市ガス用燃焼器。
JP1127054A 1989-05-19 1989-05-19 都市ガスの燃焼方法及び都市ガス用燃焼器 Pending JPH02306012A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057961A (ja) * 2006-07-04 2008-03-13 Miura Co Ltd 燃焼装置
WO2008120530A1 (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Miura Co., Ltd. 低NOx燃焼装置

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