JPH0230527A - 多層体 - Google Patents

多層体

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JPH0230527A
JPH0230527A JP63182269A JP18226988A JPH0230527A JP H0230527 A JPH0230527 A JP H0230527A JP 63182269 A JP63182269 A JP 63182269A JP 18226988 A JP18226988 A JP 18226988A JP H0230527 A JPH0230527 A JP H0230527A
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Toshiyuki Akazawa
赤沢 敏幸
Manabu Nakano
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポリ塩化ビニル樹脂の層と繊維状構造物の層と
を接着剤層を介して積層してなる多層体であシ、接着力
、特に低温時の接着力、耐久性、風合に極めて優れた多
層体に関する。
(従来の技術) 可塑化ポリ塩化ビニル樹脂に対しては、接着性、可塑剤
移行性等の点から例えばポリエチレンアジペート、ポリ
ブチレンアジベート、ポリヘキシレンアジペート等の結
晶性の高い炭素の数が6以下モノマージオールを出発原
料とするポリエステルを主体とするポリウレタン系接着
剤が用いられてきた。ポリ塩化ビニル樹脂の層と繊維状
構造物の層とからなる多層構造物においても同様に炭素
の数が6以下のモノマージオールを出発原料とするポリ
エステルを主体とするポリエステルポリウレタン系接着
剤が用いられてきた。
(発明が解決しようとする課題) 近年、ファツション性が重視されるとか、製品の風合が
重んじられる等、商品の高級化が志向さ仝 れる様になカ、従来の炭素の数が6以下モノマージオー
ルを出発原料とするポリエステルを主体とする結晶性の
高いポリエステルポリワレタン系接着剤では接着性は充
分であるが、ノ虱合が固く商品としての高級感が乏しく
実用上の難点があった。
一方、風合の良いポリ塩化ビニル樹脂の層と繊維状構造
物の層とからなる多層構造物になすだめには、接着性能
を犠牲にしてでも柔軟な接着剤を用いざるを得なかった
。この場合接着性能に劣るばかりでなく、耐熱性、耐ノ
川水分解性、耐湿熱性等の各種耐久性が充分でなく実用
上の難点となっていた。
本発明者らは以上の現状に鑑み、柔軟な風合を有しかつ
極めて優れた常態接着ブハ耐低温性、耐久性(耐水性、
耐熱性、耐内容物性、耐屈曲性等)に優れたポリ塩化ビ
ニル樹脂の層と繊維状構造物の層とが接着剤層を介して
積層されてなる多層体を得る目的で鋭意検討を行なった
(課題を解決するだめの手段) 本発明者らは接着剤を構成する茜分子の基本的構造単位
に注目し、新規基本的構造単位を有す新内 親液着剤を横割を行なった。従来の炭素数6以下のジオ
ール残基を構成単位とするポリエステルポリウレタン系
樹脂に比較して驚くべきことに特定構造の炭素数9のジ
オール残基を構成単位とする樹脂を接着剤層としたとき
は、柔軟な風合を有しかつ常態接着力、耐低温性、耐久
性(耐水性、耐内容物性、耐熱性、耐屈曲性等)に優れ
たポリ塩化ビニル樹脂の層と繊維状構造物の層とが接着
剤層を介して積層されて々る多層体を得ることを見出し
本発明に至ったものである。
(発明のよシ詳細々説明) すなわち本発明はポリ塩化ビニル樹脂の層と繊維状構造
物の層とからなる多層体・において、中間層として分子
内に二官能アルコール成分として下記(1)式で示され
る構造単位を含む重合体を主体とする樹脂を介在させる
ことを特徴とする多層体である。
0CH2CH(CH3)(CH2)6O−      
  (1)該重合体について特には制限は無いが、式(
1)で表わされる構造単位を含む重合体がジオール残基
として式(1)で表わされる構造単位を含有するポリエ
ステルポリオール(a)、または該ポリオールと有機ジ
イソシアネートとからのポリウレタンポリオール(b)
から々る場合がより好適である。
本発明で使用される式(1)で表わされる基の構造単位
を生成しうる化合物としては2−メチル−1,8−オク
タンジオールが好ましく、該化合物は式 %式%() 以下にこれらの重合体について詳述する。
上記重合体においては、ポリエステルポリオールがその
ものまたはベースとなるものであるが、該ポリエステル
ポリオール(a)は2−メチル−1,8−オクタンジオ
ールとジカルボン酸とから得られる分子内に式(I)で
表わされる構造単位、および分子末端に好ましくは水酸
基またはインシアネート基を有するものである。なお、
本発明の所期の目的を損わない範囲で上記式(I)で表
わされるジオール残基の一部を他のジオール残基で置換
えても良い。
置換可能なジオールとしてはエチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、3−メチル−1,5−ベンタンジ
オール、1.6−ヘキサンジオール、119−ノナンジ
オール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル等の炭素数2〜12までのジオールが挙げられる。ま
た上記ジオールにさらニトリメチロールプロパン、グリ
セリン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールを少
量併用することもなんら差し支えない。いずれにしても
構造単位CDはジオール成分の5モルチ以上、好ましく
け10モルφ以上さらに好ましくは20モル饅以上であ
るのが望ましい。
上記ポリエステルポリオール製造のため式(1)で表わ
されるジオールと組み合わされて使用されるジカルボン
酸の構造単位は次式(II)II          
II −C−(CH2)n−C−(II) であるが次式(I[[)で示されるジカルボン酸単位を
組み合せて用いることができる。
    O −C−Ar−C−(III) 前記式(It)において、nは1〜12の整数を示し、
前記式を生成しうる脂肪族ジカルボン酸の例としては、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セ
パチン酸、ドデカンニ酸等が挙けられる。よシ好ましく
は、アジピン酸、アゼライン酸、セパテン酸である。こ
れらのジカルボン酸はそれぞれ単独でのみならず2種以
上組合わせても用いられる。また、前記式(Ill)に
おいて、Arは炭素数6〜10の2価の芳香族炭化水素
残基であり、該残基は例えばフェニレン基またはナフチ
レン基であシ、前記式(IIt)を生成しうる芳香族ジ
カルボン酸の具体例としてはテレフタル酸、インフタル
酸、オルトフタル酸、1.5−ナフタレンジカルボン酸
、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2゜6−ナフタレ
ンジカルボン酸等およびこれらの任意の割合の混合物が
挙げられる。よシ好ましくはテレフタル酸およびインフ
タル酸である。また上記芳香族ジカルボン酸としてその
アルキルエステル化物も使用できる。
上記ポリエステルポリオールの製造方法はとくK 制御
(fiがなく、公知のポリエステル縮重合手段が適用可
能である。たとえば、構造単位〔l〕、〔■〕および〔
■〕を生成しうる前記化合物を所望割合で仕込み、エス
テル化および/またはエステル交換触媒の存在下に15
0〜250℃でエステル化またはエステル交換し、かつ
このようにして得られた反応生成物をさらに高真空下2
00〜300°Cで縮重合させることにより製造できる
上記ポリエステルポリオールがそのまま接着剤として使
用される場合、また該ポひオールと有機ジインシアネー
トと反応せしめてポリウレタンポリオールの形で使用さ
れる場合、ポリウレタンポインシアネートの形で使用さ
れる場合等があるがいずれの場合にもその平均分子量は
特に制限は無い一 が、500〜5oooooの範囲が通常使用される。
本発明における前記ポリウレタンポリオール(b)を製
造するために使用される有機ジインシアネートとしては
、インシアネート基を分子中に2個含有する公知の脂肪
族、脂環族または芳香族の有機ポリインシアネートが包
含される。具体的には例えば4,4−ジフェニルメタン
ジインシアネート、p−フェニレンジインシアボート、
)ルイレンジインシアネー)、l、5−ナフチレンジイ
ンシアネト、キシリレンジインシアネート、ヘキサメチ
レンジインシアネート、インホロンジインシアネート、
4,4−ジシクロヘキシルメタンジインシアネート等が
挙げられる。とりわけ、インホロンジインシアネート、
4,4−ジフェニルメタンジインシアネートもしくは2
.4− )リレンジインシアネートまたはそれらを主成
分とする混合物が好ましい。なお、前述した有機ジシア
ネートの外に、トリメチロールプロパンやグリセリン1
モルに3モルのトリレンジインシアネートが付加したト
リインシアネート等の多官能ポリインシアネートを少量
併量できる。
またこの時に1所望によ)適当な鎖伸長剤を使用しても
よく、該鎖伸長剤としては、ポリウレタン業界における
常用の連鎖成長剤、すなわちインシアネートと反応し得
る水素原子を少なくとも2個含有する化合物が包含され
る。その例としてはエチレンクリコール、1.4−メタ
ンジオール、1゜6一ヘキ丈ンジオール、キシリレング
リコール、3−メチル−1,5−ベンタンジオール、ビ
スヒドロキシエトキシベンゼン、ネオペンチルクリコー
ル、1,9−ノナンジオール、インホロンジアミン、ヒ
ドラジン、ジヒドラジド、トリメチロールプロパン、グ
リセリン等が挙げられる。また上記のポリウレタンポリ
オールを得るための具体的な操作方法に関しては、公知
のウレタン化反心の技術が用いられる。たとえば、溶剤
としてアセトンを用いる以外はJIS KQQ7Q  
に従って測定した酸価が2以下、よシ好ましくは1.0
さらには0.4以下であル、かつJIS  KOO70
に従って測定した水酸基価が11〜300、よシ好まし
くは35〜200゜さらに好ましくは45〜130のポ
リエステルポリオールと所望によシ活性水素を有する低
分子化合物とを混合し、約40〜100℃に予熱したの
ち、これらの化合物の活性水素原子数に対するインシア
ネート基の比(NC010H)が1以下となる割合の量
の有機ジインシアネートを加え、50−120℃で数時
間反応することによシ得られる。上記反応はインシアネ
ート基に不活性な有機溶媒の存在下で行なってもよい。
所望により通常のウレタン化触媒、例えば有機錫化合物
、有機チタン化合物、第3級アミン類などを使用しても
よい。製造工程において有機溶媒の存在下に行う場合に
は、最終混合物の固形分含量が約10〜90重量饅、好
ましくは20〜80重量襲になるように有機溶媒の使用
量を決定すると好都合である。
このようにして得られるポリウレタンポリオールの粘度
は特に制限はないが積層構造物の製造工程性等の面から
30℃において測定した濃度3゜チでの粘度が通常は1
0〜30000センチボイズ(cps)が用いられる。
本発明において分子内に式(1)で表わされる基を有す
る重合体としてのポリエステルポリオール(a)または
ポリウレタンポリオール(b)は分子末端に少なくとも
2個の水酸基を有するのが好ましい。
本発明においては、分子内に式(1)で表わされる基を
有する重合体だけで接着剤とすることができるが、耐熱
性、耐熱水性の向上を期待する場合には、分子内に式(
1)で表わされる基を有する重合体に核重合体中の水酸
基と反応しうる基を少々くとも3個有する化合物を硬化
剤として配合してなる接着剤とすることが好ましい。
ここで使用される硬化剤としては、有機ポリインシアネ
ート、エポキシ樹脂またけそれらの混合物等が挙げられ
るが、特に有機ポリイソネートが好ましい。好ましい有
機ポリイソシアネートとしては、分子中にインシアネー
ト基を3個以上有する化合物、例えばトリメチロールプ
ロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等の水酸基
のすべてをトリレンジインシアネート、キシリレンジイ
ンシアネート、ヘキサメチレンジインシアネート等でウ
レタン化させた化合物が挙げられる。
本発明の接着剤において硬化剤を使用する場合における
主剤と硬化剤の配合割合は、特に制限はないが主剤の固
型分100重量m肖シ4o重量部以下である場合が多い
本発明において中間層として分子内に二官能アルコール
成分として下記(1)式で示される構造単位を含む重合
体を主体とする樹脂をそのまま用いることができる。
−QC)12CH(CH3)(CH2)6O−(1)ポ
リウレタン接着剤に適用される公知の配合処方を適用す
ることは本発明の目的を損なわない範囲で何ら差し支え
ない。そのような配合処方として例えば、リン系化合物
の添加もしくはグラフト、エポキシ化合物の添加、シラ
ンカップリング剤の添加等がある。
接着剤層の厚みに特に制限は無いが、通gは0.2〜2
00ミクロン、さらには2〜100ミクロンで用いられ
る場合が多い。
ポリ塩化ビニルは塩化ビニルモノマーを塊状型合、溶液
重合、乳化重合、懸濁重合等によシ、ラジカル重合して
得られるものであシ、通常はその熱安定性を改善するた
めに、安定剤を加えている。
金属系安定剤としてはカルシウム、マグネシウム、バリ
ウム、ストロンチウム、カドミウム、亜鉛、スズ、鉛等
のカルボン酸塩、無機酸塩、アルコラード、フェノラー
ト、メルカプチド、有機金属化合物等があり、非金属系
安定剤としてはカルボン酸、フェノール、ベンゾフェノ
ン誘導体、アミン化合物、エステル、エポキシ化合物、
チオエーテル等がある。ポリ塩化ビニル単独では剛硬で
その用途は制限されるため、いろいろの可塑剤を加えて
用いられる。可塑剤としては、例えばジ−n−オクチル
フタレート、ジ−n−ブチルフタレート、ジー2−エチ
ルフタレート、ジーn −テシルフタレート、トリクレ
ジルホスフェート、゛トリエチルホスフェート、トリー
2−エチルへキシルホスフェート等が用いられる。可塑
剤を加えずに安定剤を5〜7チ加えた硬質ポリ塩化ビニ
ルや安定剤の1〜3%と可塑剤の30〜70%を加えた
軟質ポリ塩化ビニル等がある。本発明においては硬質ポ
リ塩化ビニル、軟質ポリ塩化ビニルの何れも用いること
ができるが、軟質ポリ塩化ビニルがより好適に用いられ
る。
これら樹脂はあらかじめフィルム状、円筒状等に成形さ
れてあっても良い。一般にはシート、フィルム、レザー
 押し出し品の形で用いられる。
樹脂層の厚みに特に制限は無いが、通常は10ミクロン
から2鱈、さらには15ミクロンから5mmで用いられ
る場合が多い。
繊維状構造物の繊維としては綿、絹、麻、羊毛、アスベ
スト等の天然繊m、  ビスコースレーヨン、銅アンモ
ニアレーヨン等の再生繊維、アセテート等の半合成繊維
、ポリアミド系(ナイロン6、ナイロン66、芳香族ナ
イロン)、ポリビニルアルコール系、ポリ塩化ビニリデ
ン系、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ
ウレタン系、/ ポリアルキレンパラオキシベンゼエート系等の合成繊維
を用いることができるが、中でも綿、ポリアミド系(ナ
イロン6、ナイロン66、芳香族ナイロン)、ポリビニ
ルアルコール系、ポリエステル系、ポリウレタン系等が
好適に用いられる。合成繊維にあってはその形態は特に
限定されない。
例えば短繊維を紡いで得たいわゆる紡績糸、いわゆるフ
ィラメントと称する長繊維のいずれにあっても用いるこ
とができる。また例えば仮シ撚シ加工等の各種の処理を
施してあっても良い。天然糸にあっては例えば綿糸では
特に制限は無いが、通常28〜300番手が用いられる
場合が多い。合成繊維にあっては紡績糸では特に制限は
無いが、通常単糸デニールが0.5〜30デニール、さ
らには1〜15デニールで用いられる場合が多い。マル
にはl−15−yニールのモノフィラメントの25〜3
00本の集合体として用いられる場合が多い。
また、モノフィラメントでは特に制限は無いが、50〜
4000 デニールで用いられる場合が多い。
繊維状構造物の構造としては、いわゆる織物、編物、不
織布として知られている二次元もしくは三次元繊維集合
体が用いられるが、中でも織物、編物が、さらには織物
が好適に用いられる。
織物とは、経糸と緯糸とから形成されるものであシ、そ
の組織は平織、斜文、朱子の三原組織が基本となってい
る。平織組織とは経糸と緯糸とが各2本ずつで完全組織
となり1本づつ交互に交錯しているものである。斜交織
組織とは経糸と緯糸とが2本以上組み合って斜め方向に
畦を表わし念もので、完全組織の糸は3本以上である。
朱子織組織とは交差点が一定間隔を置いて均一に分布し
、表面は経糸と緯糸のいずれかで大部分が覆われている
。経糸で覆われているものを経朱子、反対を緯朱子とい
う。本発明において上記組織による織物に限らずいずれ
も用いることができるが、中でも平織組織によるものが
好適である。
具体的な例を示すならば例えば粗布、細布、金巾、モス
リン、ギンガム、ボブリン、ブロードクロス、タック、
サッカー シャンタン、フラット、ジョーゼット、デニ
ム、ボイル、シャー サージ、ギャバジン、カシミヤ、
ツイード等が例示される。
編物とは編目の連続によシ布を構成するものであシ、例
えば平型編機、円形編機などの横メリヤス編機によシ編
まれるもの、トリコント機、ラッセル機、ミラニーズ機
等によシ作られる縦メリヤス等がある。
不織布とは紡緘、製織、編組によること無く繊維集合体
を化学的手段、機械的手段またはその双方によ多繊維相
互間を結合し形態を保ったものである。化学的または機
械的作用あるいは適轟な水分と熱のもとで処理して、繊
維相互間を結合したものであってもよい。乾式不織布と
しては浸漬法、プリント法、スプレィ法、粉末法、接着
繊維法等による接着剤型、フェルト法、ニードルパンチ
法、ステッチ法等による機械結合型、短繊維法、フィラ
メント法等による紡糸型等がある。湿式不織布としては
フィブリル化法、接着繊維法、熱圧法、溶剤法、接着剤
法等による抄紙型等がある。いずれの型の不織布でおっ
てもよい。
多層構造物の製造に当ってはあらかじめ成形された繊維
構造体層とポリ塩化ビニル樹脂層とをつエツトラミネー
ト、ドライラミネート、ホットメルトラミネート等の方
式で上記接着剤を用いて接合し、多層構造とすることが
できる。さらにはあらかじめ上記接着剤を塗布した繊維
構造体層にポリ塩化ビニル樹脂を押し出す、いわゆるカ
レンダ法とかエクストルージョンラミ等の方法が適用で
きる。さらに、あらかじめ成形された塩化ビニル樹脂層
に接着剤塗布後、直ちに繊維構造体層を形成してゆく方
法等が好適に用いられる。
ポリ塩化ビニル樹脂の層を(A)、繊維状構造物の層を
(B)、分子内に二宮能アルコール成分として下記(1
)式で示される構造単位を含む重合体を主体とする樹脂
である中間層を(C)とする−0CR2CH(CH3)
 (CH2) 6O−(1)と、本発明の多層体は(A
) / (C) / (B)で示される。
しかるに、(A)もしくは(B)と同種もしくは他の種
類の層を(D)、(C)と同種もしくは他の種類の接着
剤からなる層を(E)とするとき、本発明の効果を損な
わない範囲において、例えば(D)/ (E)/ (A
)/ (C)/ (B)、(D)/ (E)/ (A)
/ (C)/ CB)/ (E)/(D)、(A)/ 
(C)/ (B)/ (E)/ (D)で示される構成
とか、さらに(D)層を多層構造にすることは伺ら差し
支え無い。
内 この様にして得られた本発明上ポリ塩化ビニル樹脂の層
と繊維状構造物の層とを接着剤層を介して積層してなる
多層体は柔軟な風合を有し、かつ極めて優れた常態接着
力、耐低温性、耐久性(耐水性、耐熱性、耐屈曲性等)
に優れたものであシ、靴、鞄等の袋物、衣類等域に実用
上極めて有益なものである。
(実施例) 以下実施例をもって本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はそれらに何ら限定されるものではない。
(ポリエステルジオールの製造) 表■に記載のモノマー組成に従い、テトラインプロボキ
シナタネートを触媒として常法に従がい9素気流下で加
熱、エステル化後、減圧下に重縮合反応をすることによ
り表I記載の各種ポリエステルジオールを得た。得られ
たポリエステルジオルはJIS  KOO70に準じ酸
価および水酸基価を測定し、数平均分子量が決定さ7″
した。
以下余白 (ポリエステルポリウレタンの製造) 表Iに示したポリエステルジオールを用い、表■に記載
の組成に従かい酢酸エチルを溶媒として、該溶媒の還流
下にジイン/アネートの反応率が99.9%以上になる
までウレタン化反応を行った。
型 次いで酢酸エチルを厳加し、同鼾分濃度が300重ミニ
−ポリエステルポリウレタン溶液を得た。
実施例1〜3および比較例1〜5 上述により作成したポリエステルポリウレタン溶液を主
剤とし、硬化剤として多官能ポリインシアネート(コロ
ネートL:日本ポリウレタン社製)の所定量を混合して
接着剤とした。該接着剤を用い、被着体として次のもの
を用い、表■の組み合せに従って積層体を得た。
PVC−i:可塑剤としてジブチルフタレート(DBP
)を樹脂100重量部に対し70重量部含有する軟質ポ
リ塩化ビニルシート PVC−2:樹脂100重量部に対し、可塑剤としてジ
オクチルフタレートを90重量部および安定剤として有
機スズ化合物を2重量部含有した軟質ポリ塩化ビニルシ
ート ナイロンタフタ:原糸(75デニール/24フイラメン
ト)および緯糸(70デニール/24フイラメント)で
あシ、織密度は経(108本/インチ)および緯(82
本/インチ)のナイロンタフタ PESタフタ:原糸は経糸(50デニール/18フイラ
メント)および緯糸(75デニール/36フイラメント
)であシ、織密度は経(107本/インチ)および緯(
80本/インチ)のポリエステルタック 綿 布 :原糸は経糸(20番手)および緯糸(20番
手)であシ、織密度は経(65本/インチ)および緯(
6O本/インチ)の綿布なお、実施例1.2並びに比較
例1〜4においては塩ビジー)CPVC−1)に所定の
接着剤を乾燥後に10 f/rlとなる量で塗布後、4
5℃で溶剤を揮散させ、次いでロール温度130℃で繊
維構造物(タック)をラミネートし積層体を得た。
ま九、実施例3および比較例5では、繊維構造物(#i
!布)に所定の接着剤を乾燥後にl Of / m’と
なる量で塗布後、45”Cで溶剤を揮散させ、次いで1
6O℃で予熱した塩ビジー)(PVC−2)に16O℃
、5に9/crA、6O秒間の条件で熱圧着し積層体を
得た。
得られた積層体の接着強度、風合および耐久性を40℃
で7日間養生後、次の方法により測定し、結果を併せて
表Hに示した。
接着強度:20“C1相対湿度65%の条件下で180
0剥離強度を測定。
風  合:積層体の試片を触感で判定 耐久性=70℃、相対湿度95%の条件下に2週間放置
後の180°剥離強度を測定。
以下余白 表■よシ明らかなとおり、本発明の多層体は接着強度、
風合および耐久性がともに良好であシ、商品的価値が高
いことが明らかである。
(発明の効果) 以上説明したとおシ、本発明に従えば風合が良好で常態
接着力および耐久性に優れたポリ塩化ビニルと繊維状構
造物の積層体が提供される。
%軒出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ポリ塩化ビニル樹脂の層と繊維状構造物の層とか
    らなる多層体において、中間層として分子内に二官能ア
    ルコール成分として下記( I )式で示される構造単位
    を含む重合体を主体とする樹脂を介在させることを特徴
    とする多層体。 −OCH_2CH(CH_3)(CH_2)_6O−(
    I )(2)二官能アルコール成分が下記( I )および
    (II)式で示される構造単位を含み、かつ( I )/(
    II)=10/90〜90/10である請求項(1)に記
    載の多層体。 −OCH_2CH(CH_3)(CH_2)_6O−(
    I )−O(CH_2)_9O−(II) (3)重合体がポリエステルポリウレタンポリオールで
    ある請求項(1)または(2)に記載の多層体。 (4)中間層がポリエステルポリウレタンポリオールで
    ある重合体と多官能ポリインシアネートとからなる請求
    項(3)に記載の多層体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0688813A1 (en) 1994-06-24 1995-12-27 Toray Industries, Inc. A polyester film for thermal lamination
JP2007187234A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Nabtesco Corp オイルシール
CN103522706A (zh) * 2013-10-24 2014-01-22 吴江市曼特思纺织有限公司 一种多功能人造革面料

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