JPH0230481Y2 - - Google Patents

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JPH0230481Y2
JPH0230481Y2 JP9786783U JP9786783U JPH0230481Y2 JP H0230481 Y2 JPH0230481 Y2 JP H0230481Y2 JP 9786783 U JP9786783 U JP 9786783U JP 9786783 U JP9786783 U JP 9786783U JP H0230481 Y2 JPH0230481 Y2 JP H0230481Y2
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JP
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rail
track
rail support
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plate
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JP9786783U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉄道橋における軌道の防振装置に関
するものである。
河川や道路上に掛けられる鋼製の鉄道橋におい
て、開床式のプレートガーダーでは、橋マクラギ
をアツパープレートに直結しているため、高速で
通過する列車の荷重衝撃を直接受けるため、その
振動と騒音は殊の外大きい。又、閉床式でも鋼床
板及び構成部材の軌道から伝わる2次振動と騒音
も同様に大きい。そのため、従来では該軌道に防
振材を採用し、かつ、レール締結装置にパツト等
を用いて列車の荷重衝撃の分散を図つているが、
それでも有道床コンクリート製の鉄道橋の振動騒
音より大きくなつてしまうのが現状ある。
そこで本考案は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであつて、鋼製の鉄道橋における列車
の荷重衝撃を吸収し、振動騒音を減少させること
を目的とするものである。
そのため本考案では、上面にレールが締結され
るようになされ、下面の長手方向に沿つた中央に
ストツパ片が突設されたレール支持部材と、該レ
ール支持部材を左右に所定の間隔を存して連結す
る軌間保持用連結材とで軌框を構成すると共に、
該軌框と鋼製の鉄道橋の鋼床板上面との間には、
軌道の横断面に対応する縦断面において、中空部
を有し、側面が前記支持部材のストツパー片の側
面に合致するようになされた脚部を有する台形状
に形成され、かつ、前記鋼床板上面に締結される
脚底部に鋼板が埋設された硬質ゴム等からなる弾
性支承体が介装締結された防振装置を提供するこ
とにより所期の目的を達成するようにしたもので
ある。
以下、本考案を図示せる実施例に随つて説明す
る。
aは本考案に係る軌道の防振装置であつて、レ
ール支持部材11と軌間保持用連結材12とで構
成された軌框13と、弾性支承体14とから構成
されている。
レール支持部材11は、その上面11aはレー
ルbが締結されるように平滑面状に形成され、タ
イプレート用パツド15を介してシヨルダー付き
タイプレート16が予じめ、該レール支持部材1
1に埋設されたタイプレート固定用埋入栓17に
挿入されたTボルト18とナツト19により固定
されている。尚、該タイプレート16は防振装置
aを鉄道橋のプレートガーダーcに設置した後取
付けることもある。又、該レール支持部材11の
下面11bには、長手方向に沿つた中央に、前記
プレートガーダーcの鋼床板20上に並列に設置
された弾性支承体14により形成された凹部21
に合致するストツパー片22が突設されている。
さらに、該レール支持部材11の軌間内側となる
側面11cには軌間保持用連結材12を取付ける
ボルト23が螺挿されるコネクター24が埋設さ
れている。25は該レール支持部材11の上下方
向に貫通された、該レール支持部材11を弾性支
承体14に締結するボルト26を挿通するボルト
孔である。
該レール支持部材11は、その軌道方向の長さ
又は幅は任意に設定することが可能である。又、
該レール支持部材11と軌間保持用連結材12の
枠組みはボルト23により簡単に行なえるため軌
框13が容易に組立てることができる。この組立
ての際に必要に応じてレール支持部材11と軌間
保持用連結材12との間にゲージタイ、継ぎ材
(図示せず)を介装して、所定の軌間に設定する。
さらに、該レール支持部材11の下面11bに突
設されたストツパー片22と弾性支承体14とで
列車の横圧による軌框13の横移動及び軌間の拡
大を防止することができる。
尚、ストツパー片22は、上記実施例のような
レール支持部材11(軌道方向に長い縦マクラ
ギ)に限られるものではなく、現在用いられてい
る鉄道、クレーン軌道等の短マクラギ、コンクリ
ートマクラギ、鋼製マクラギ、スラブ軌道等にも
応用することができる。
弾性支承体14は硬質のゴム材からなり、その
軌道の横断面に対応する縦断面において中空部2
7を有し、外側面が前記支持部材11のストツパ
ー片22の側面に合致するようになされた脚部2
8を有する台形状に形成されている。該弾性支承
体14の脚部28下端には、外方に広がるように
延長された幅広の脚底部28aが形成されてお
り、該脚底部28aには鋼板29が埋設され、か
つ、該脚底部28aには、該弾性支承体14を前
記プレートガーダーcの鋼床板20上に開脚締結
するボルト30を挿通する調整可能な長孔状のボ
ルト孔31が穿設されている。32は前記鋼板2
9に穿設された長孔状のボルト孔である。又、該
弾性支承体14の上面14aから前記中空部27
に貫通する、前記ボルト26を挿通するボルト孔
33が穿設され、該ボルト孔33が穿設された中
空部27の上面27aには、該上面27aの曲面
に合致する当て金34と、該当て金34の内面に
合致する曲面を有する座金35を介して前記ボル
ト26が螺挿されるナツト36が固着されてい
る。
尚、該弾性支承体14は、設計列車荷重の大小
に応じて、中空部27の断面積と、脚部28の厚
さを設定し、かつ、弾性力を適合させるため中空
部27の高さを決定する。又、該弾性支承体14
の軌道方向の長さ又は幅は前記レール支持体11
の長さ及び幅に対応して設定する。これにより、
列車荷重の衝撃力に対して充分な限界変位値と弾
性を有する道床効果を有する。
上記のように構成された防振装置aをプレート
ガーダーc上に設置してレールbを敷設するに
は、先ずプレートガーダーcの鋼床板20上にボ
ルト30とナツト37により弾性支承体14を2
個並列にして配設し開脚締結する。次に2個の弾
性支承体14により形成された凹部21に、レー
ル支持体11のストツパー片22を嵌合させるよ
うにして、該レール支持体11を弾性支承体14
の上面14aに載置し、ボルト26をボルト孔2
5,33に挿通し、その先端26aをナツト36
に螺挿してレール支持体11を弾性支承体14に
固定させる。然る後、左右のレール支持体11間
に軌間保持用連結材12を取付けて固定する。こ
れにより防振装置aはプレートガーダーc上に緊
締され、レールbを弾性支持する基盤となる。そ
して最後にレールbをタイプレート16上にレー
ルパツド38を介して載置し、クリツプ39、ス
プリングワツシヤー40、ナツト41及びタイプ
レート16上に立設されたボルト42によりレー
ルbを締結する。
尚、レール支持体11を弾性支承体14に固定
する際、軌道方向のレール支持体11の継ぎ目4
3と弾性支承体14の継ぎ目44の位置をずらし
て固定することが望ましい。
第6図は本考案の他の実施例を示すものであつ
て、レール支持体を上記実施例のコンクリート縦
マクラギ方式としたものに代えて短マクラギ方式
としたもので、該レール支持体は鋼板を溶接して
成形するか、あるいは形鋼により形成した鋼製の
レール支持体51としたものである。
該レール支持体51の下面51aには上記実施
例と同様に並列に配列された弾性支承体14間に
形成された凹部21に合致するストツパー片52
が突設され、かつ、該ストツパー片52はレール
支持体51の軽量化を計るため中抜き52a状に
なされている。又、該レール支持体51の軌間内
側の端縁には軌間保持用連結材12が取付けられ
るように、ボルト孔53aを有する取付片53が
設けられている。該レール支持体51のレールb
の締結は、該レール支持体51の上面51bに溶
着されたシヨルダー付きクリツプ受座金54上に
レールbをレールパツド38を介して載置し、ク
リツプ39、スプリングワツシヤー40、ナツト
41及びクリツプ受座金54上に立設されたボル
ト55によりレールbを締結する。
上記以外の構成は第1実施例と同様である。
以上述べたように本考案によれば、上面にレー
ルが締結されるようになされ、下面の長手方向に
沿つた中央にストツパー片が突設されたレール支
持部材と、該レール支持部材を連結する軌間保持
用連結材で軌框を構成すると共に、該軌框と鉄道
橋の鋼床板上面との間に、縦断面において、中空
部を有し、側面が前記レール支持部材のストツパ
ー片の側面に合致するようになされた台形状に形
成された弾性支承体を介装締結して基盤としたの
で、列車の荷重衝撃を吸収し、振動騒音を大巾に
減少させることができた。
又、本考案による防振装置は、開床式と閉床式
の両方の鉄道橋に共用できるだけではなく、現在
用いられている鉄道、クレーン軌道等の短マクラ
ギ、コンクリートマクラギ、軌道方向に長い縦マ
クラギ、鋼製マクラギ及びスラブ軌道等にも応用
することができる等その利用範囲は広い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による防振装置を設置した状態
を示す鉄道橋の斜視図、第2図は同上の拡大正面
図、第3図は同上の部分拡大平面図、第4図は弾
性支承体の部分拡大平面図、第5図は同上の脚底
部の拡大縦断面図、第6図は本考案の他の実施例
を示す部分拡大斜視図である。 aは防振装置、bはレール、cはプレートガー
ダー、11,51はレール支持部材、12は軌間
保持用連結材、13は軌框、14は弾性支承体、
21は凹部、22,52はストツパー片、27は
中空部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面にレールが締結されるようになされ、下面
    の長手方向に沿つた中央にストツパー片が突設さ
    れたレール支持部材と、該レール支持部材を連結
    する軌間保持用連結材で軌框を構成すると共に、
    該軌框と鉄道橋の鋼床板上面との間には、縦断面
    において、中空部を有し、側面が前記レール支持
    部材のストツパー片の側面に合致するようになさ
    れた台形状に形成された弾性支承体が介装締結さ
    れていることを特徴とする鉄道橋における軌道の
    防振装置。
JP9786783U 1983-06-27 1983-06-27 鉄道橋における軌道の防振装置 Granted JPS608705U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9786783U JPS608705U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 鉄道橋における軌道の防振装置

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JP9786783U JPS608705U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 鉄道橋における軌道の防振装置

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Publication Number Publication Date
JPS608705U JPS608705U (ja) 1985-01-22
JPH0230481Y2 true JPH0230481Y2 (ja) 1990-08-16

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ID=30232608

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JP9786783U Granted JPS608705U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 鉄道橋における軌道の防振装置

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JPS63114196U (ja) * 1987-01-19 1988-07-22
JP5539277B2 (ja) * 2011-07-20 2014-07-02 東武鉄道株式会社 ラダー型マクラギを使用した車両用軌道における応急締結装置

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JPS608705U (ja) 1985-01-22

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