JPH0230253Y2 - - Google Patents

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JPH0230253Y2
JPH0230253Y2 JP1985172371U JP17237185U JPH0230253Y2 JP H0230253 Y2 JPH0230253 Y2 JP H0230253Y2 JP 1985172371 U JP1985172371 U JP 1985172371U JP 17237185 U JP17237185 U JP 17237185U JP H0230253 Y2 JPH0230253 Y2 JP H0230253Y2
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JP1985172371U
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JPS6280608U (ja
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  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案はガラス繊維補強コンクリート
(GFRC)製品を工場生産するための型枠に関し、
特にGFRC製品の型枠からの取り出し、すなわち
脱型に便なるものである。
《従来の技術》 GFRC製品の脱型には従来2つの方法が用いら
れている。第1の方法はGFRC製品をバキユーム
クレーン等で強引に直接型枠から抜き出すもの
で、型枠には脱型のための特段の仕掛は不要であ
り、脱型作業も単純で短時間に行なうことができ
る反面、脱型の際に無理な力が加わるためGFRC
製品が破損したり型枠が傷む危険が大きいという
致命的欠点がある。第2の方法は型枠をある程度
分解可能に形成しておき(例えば側面のせき板を
外側へ開くことができるごとく)、型枠の分解に
よりGFRC製品の取り出しを容易にしてからバキ
ユームクレーン等で製品を取り出すもので、脱型
の際に無理な力が加わらずGFRC製品が破損する
危険が少ない反面、型枠の分解、組立ての作業が
煩雑で作業時間を長く要し、また型枠構造も複雑
となり、可動部分からのコンクリート漏れや精度
の狂いも生じやすいという欠点がある。
《問題点を解決するための手段》 本考案は、上記2つの方法の欠点を解消する新
しい脱型方法を可能にする型枠を提供するために
なされたものである。すなわち本考案型枠を用い
た場合の脱型は、第1の方法に比べGFRC製品の
損傷や型枠の傷みを著しく減じ、第2の方法に比
べ脱型作業を大幅に軽減する。また本考案の型枠
の構造は分解式に比べて単純化され、きわめて高
精度の製品の製造も可能にするものである。
《問題点を解決するための手段》 本考案は、底板に穿設した孔に膨出頭部を有す
る押上杆を上方から挿通してなる押上部を底板適
宜位置に設けたガラス繊維補強コンクリート製品
の型枠において、前記孔周囲に前記膨出頭部の厚
みより深く陥没させて膨出頭部を収納する凹陥部
を形成しその上端にゴム栓を嵌着するとともに、
前記押上杆に下方からコイルばね等の弾性体を挿
通しさらに周囲を上方に起ち上がらせた周壁を有
するフランジ部を該弾性体を収納するごとく下方
から挿通して固定し、押上杆を下方に付勢せしめ
たことを特徴とするガラス繊維補強コンクリート
製品の型枠である。
《作用》 型枠の脱型に際しては、型枠裏側より、押上杆
下端を上方に突き上げて押上杆と共にGFRC製品
を型枠底面に対して上昇させることにより、型枠
とGFRC製品との間の密着を解除することができ
る。一旦密着が解除されれば爾後小さな力で製品
を取り出すことが可能であるからバキユームクレ
ーン等公知手段を用いて簡単に脱型することがで
きる。押上杆の上昇に際しては相当大きな力を無
理なく加えることが可能であり、押上部の数およ
び位置をGFRC製品の形状、大きさ、強度等によ
り適当に定めれば製品に無理な力を加えることな
く脱型することができる。
また、凹陥部上端にゴム栓を嵌着してセメント
ペーストの漏れを減少させて型枠の清掃手間を軽
減した。コイルばね等の弾性体で押上杆を下方に
付勢せしめたので、製品を押し上げた後は押上杆
が自動的に下降してコンクリートを流し込める状
態に復帰するので作業手間がかからない。さらに
周囲を上方に起ち上げらせた周壁を有するフラン
ジ部を弾性体を収納するごとく下方から押上杆に
挿通固定したので、押上杆を押し上げたとき周壁
上端が凹陥部下端に当接してストツパーとなり押
上量が一定になるので脱型の際型枠や製品を傷め
ることがない。
《実施例》 第1,2図はGFRC製床板Fの製造に用いる本
考案の1実施例たる型枠1を示し、第1図は平面
図、第2図は第1図におけるA−A線拡大断面図
である。また第3図は床板Fの斜視図、第4図は
押上装置の1例の正面図である。
第3図に示す床板Fはコンピユータ室等に敷き
並べて二重床を形成するのによく用いられている
もので、GFRCにより正方形薄板状に形成され、
4隅に足を有する。
型枠1は第1,2図に示すごとく、側板2,
2′,3,3′および底板4により浅い箱形に形成
され、4隅に足を形成する窪み14、その少し内
側に4か所の押上部5が設けられている。
押上部は、脱型に際してGFRC製品を押し上げ
るためのもので、基本的には、型枠底板に孔を穿
設し、これに膨出頭部を有する押上杆を上方から
挿通したものである。本実施例においては、第2
図に示すごとく、型枠底面を平らに保つため、孔
6周囲に押上杆8の膨出頭部9を収納する凹陥部
7を形成している。凹陥部7の深さは膨出頭部9
の厚みよりやや深くなつており、セメントペース
トの漏れを防ぐため、凹陥部上端にゴム栓10を
嵌着している。さらに押上杆8の下方からコイル
ばね11を挿通しフランジ部12を螺着してこれ
を保持し、さらにロツクナツト13を螺着して押
上杆8を常時下方に付勢している。フランジ部1
2の周囲は上方に起ち上がつて周壁12となつて
おり、これは押上杆が押し上げられたときのスト
ツパーとなる。なお第1図において、15は押上
杆8を押し上げるとき型枠本体の上昇を防いだ
り、型枠の積み重ねの便のために設けられた小片
である。
脱型に際して押上装置により押上杆8を押し上
げると、第2図ロに示すごとく、押上杆8および
床板Fは型枠底面に対して上昇し、フランジ部1
2の周壁12a上端が凹陥部7裏面に当接して上
昇は停止する。押圧杆8はコイルばね11により
下方へ付勢されているから、押し上げが行なわれ
ていないときの押上杆8は常に第2図イの状態に
ある。
第4図に例示する押上装置20はジヤツキ2
1、杆22、筒23、腕24、上板25、抑板2
6等からなる。杆22は下部はジヤツキ21に連
結され、上部は筒23により上下に摺動可能に垂
設されている。4本の腕24は押上杆8を直接押
し上げるもので、杆22上端に装着され上板25
に穿たれた穴から上方へ突出することができる。
抑え板26は小片15上に張り出し、型枠本体が
上昇するのを抑えるものである。
型枠1が押上装置20上に運ばれるとジヤツキ
21を作動し、杆22および腕24を上昇させ
る。腕24の上端は押上杆8の下端と接触してこ
れを上昇させる。型枠1本体も同時に上昇する
が、やがて、第4図ロに示すごとく、小片15上
端が抑板26と接触し型枠本体の上昇は抑えられ
るのに対し、押上杆8はさらに上昇を続けるから
結局押上杆8は型枠底面に対して上昇し、第2図
ロに示すごとく、床板Fを押し上げ型枠との密着
は解除される。そしてこの状態で床板Fはバキユ
ームクレーン30により吸着されて吊り上げら
れ、型枠から取り出されて脱型が完了する。
《考案の効果》 本考案型枠は、従来の分解式型枠に比べ構造が
簡単で精度を高めることができ、また脱型作業も
能率的に行なうことができる。また、セメントペ
ーストの漏れが少ないので型枠の清掃手間を軽減
できる。製品を押し上げた後は押上杆が自動的に
下降してコンクリートを流し込める状態に復帰す
るので作業手間がかからない。さらに押上杆によ
る押上量が一定になるので脱型の際型枠や製品を
傷めることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例たる型枠1の平面
図、第2図は第1図のA−A線拡大断面図、第3
図は床板Fの斜視図、第4図は押上装置の1例の
正面図である。 1……型枠、2,2′,3,3′……側板、4…
…底板、5……押上部、6……孔、7……凹陥
部、8……押上杆、9……膨出頭部、10……ゴ
ム栓、11……コイルばね、12……フランジ
部、12a……周壁、13……ロツクナツト、1
4……窪み、15……小片、20……押上装置、
21……ジヤツキ、24……腕、30……バキユ
ームクレーン、F……床板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板に穿設した孔に膨出頭部を有する押上杆を
    上方から挿通してなる押上部を底板適宜位置に設
    けたガラス繊維補強コンクリート製品の型枠にお
    いて、前記孔周囲に前記膨出頭部の厚みより深く
    陥没させて膨出頭部を収納する凹陥部を形成しそ
    の上端にゴム栓を嵌着するとともに、前記押上杆
    に下方からコイルばね等の弾性体を挿通しさらに
    周囲を上方に起ち上がらせた周壁を有するフラン
    ジ部を該弾性体を収納するごとく下方から挿通し
    て固定し、押上杆を下方に付勢せしめたことを特
    徴とするガラス繊維補強コンクリート製品の型
    枠。
JP1985172371U 1985-11-11 1985-11-11 Expired JPH0230253Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985172371U JPH0230253Y2 (ja) 1985-11-11 1985-11-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985172371U JPH0230253Y2 (ja) 1985-11-11 1985-11-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6280608U JPS6280608U (ja) 1987-05-23
JPH0230253Y2 true JPH0230253Y2 (ja) 1990-08-15

Family

ID=31108848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985172371U Expired JPH0230253Y2 (ja) 1985-11-11 1985-11-11

Country Status (1)

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JP (1) JPH0230253Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5516046A (en) * 1978-07-21 1980-02-04 Hitachi Chem Co Ltd Corrosion-resistant frp material composition

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5516046A (en) * 1978-07-21 1980-02-04 Hitachi Chem Co Ltd Corrosion-resistant frp material composition

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6280608U (ja) 1987-05-23

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