JPH0230206Y2 - - Google Patents

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JPH0230206Y2
JPH0230206Y2 JP1988100276U JP10027688U JPH0230206Y2 JP H0230206 Y2 JPH0230206 Y2 JP H0230206Y2 JP 1988100276 U JP1988100276 U JP 1988100276U JP 10027688 U JP10027688 U JP 10027688U JP H0230206 Y2 JPH0230206 Y2 JP H0230206Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は搬送装置のワーク支持装置、特に複数
台配置された旋削工作機械の間で軸物のワークを
搬送する搬送装置において、ワークを旋削機械の
チヤツク等の支持部に着脱する際にワークを支持
する搬送装置のワーク支持装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、複数の工程毎に一定間隔に配置された工
作機械で加工されるワーク例えば軸物等を搬送す
る搬送装置として、各ステーシヨン間の定位置に
ワークを載置する固定台を設け、該固定台上に支
持されたワークを次ステーシヨンに搬送するた
め、トランスフアバーを上昇、前進、下降、後退
のスクエアサイクル動作を繰り返しながら、順次
ワークを一定方向に搬送を行うリフトアンドキヤ
リーによる搬送方式等が採用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
そして、この場合ワークを上昇させ旋削工作機
械のチヤツク等のワーク支持部に着脱するには、
トランスフアバー等の搬送装置からワークを離脱
して直接支持部へシリンダ等の駆動源を利用して
往復動作させて着脱させていた。
しかしながら、シリンダ等の駆動源を使用して
直接旋削機械のワーク支持部にワークを着脱させ
ると、工作機械にワークを押付ける形となり工作
機械の支持部に無理な力が加わつたり、シリンダ
に付属して切換バルブやセンサースイツチ等を必
要としてコスト高となると共に、作動時間が長く
かかるという問題点があつた。又、工作機械でワ
ークの外径部を把持する場合、把持部分は加工で
きないことになり問題であつた。
本考案は上記の点に鑑み創案されたもので、簡
単な構成で無理なく工作機械の支持部へ短時間の
うちにワークを支持させることができ、また簡単
な自動段取り換えで未加工部分を残すことなく加
工を可能とする安価なワーク搬送装置を提供する
にある。また、別の目的は、ワークを搬送する途
中で、ワークセツトの向きを変えることができ、
したがつて加工範囲が広がり加工能率の向上を図
れるワーク搬送装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段及びその作用〕
上記の課題を解決するため、本考案において
は、複数台配置された工作機械間にワークを搬送
する搬送ラインにおいて、該搬送ラインの基台上
に往復移動可能に設けられた一対のトランスフア
バーと、該トランスフアバーを往復移動させる第
1の駆動源と、前記一対のトランスフアバー上に
前記往復移動距離と等しい間隔に載置されるワー
クを支持し前記工作機械の加工位置まで上昇する
ワーク受台と、該ワーク受台を工作機械のワーク
支持間方向に移動可能に支持する支持部材と、該
支持部材に設けられワーク受台を前記移動方向外
方へ付勢するばね部材と、前記トランスフアバー
の下方に設けられ前記支持部材を昇降させる第2
の駆動源と、前記ワーク受台が上昇したとき該ワ
ーク受台に当接し該ワーク受台を工作機械のワー
ク支持部へ押付ける第3の駆動源とからなり、ワ
ーク受台が上昇したときワークを前記ばね部材の
付勢力に抗して強制的に工作機械へ押し付け、ワ
ーク受台がトランスフアバー位置まで下降する際
ワークをばね部材の付勢力で元の位置へ復帰する
ようにしたことを特徴とする。
上記構成を採用したことにより、簡単な構成で
無理なく工作機械支持部へワークを支持させるこ
とができ、また復帰動作は他の駆動源を使用する
ことなくバネ部材の付勢力により行うことがで
き、短時間のうちに脱着を行えると共に、安価に
実施することができる。さらにワークのセツト向
きを変えられるようにしたので、加工範囲が広く
なり加工能率が向上する。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を図に基づいて説明す
る。
第1図、第2図は加工ラインの全体図であり、
特に軸物加工即ちモータの軸等を加工するライン
である。
同図において1は床面であり、床面1上には第
1工程である軸物の一端を旋削加工する第1旋盤
2と、第2工程である軸物の他端を旋削加工する
第2旋盤3、及び軸物の中間段部を旋削加工する
第3工程の第3旋盤4が配設されている。
また、床面1上には基台5,6,7,8がこれ
ら第1旋盤2、第2旋盤3及び第3旋削4と一列
に配設されており、これら基台5,6,7,8上
には、一対のトランスフアバー9,10が互いに
平行に架設されている。これらトランスフアバー
9,10は後述するように第1旋盤2、第2旋盤
3及び第3旋盤4各作業領域の下部を通過し、基
台5,6,7,8上で所定ストロークで水平往復
運動するようになつている。
第3図に示すとおり基台7の下方には図示外の
NC装置により制御されるモータ11が設けられ
ており、モータ11の出力軸にはスプロケツト1
3が取付けられている。第3図乃至第6図におい
て、一対のトランスフアバー9,10の下端面に
はラツク14が夫々形成されており、このラツク
14と噛合するピニオン15が基台7上に回転自
在に夫々支持されている。ピニオン15の軸12
の一端部にはスプロケツト16が取付けられてお
り、このスプロケツト16とモータ11のスプロ
ケツト13との間にはチエン17が捲回されてい
る。
トランスフアバー9,10の上面は基台7に回
転自在に支持された複数の押えローラ18で転動
可能に飛上りを防止し、下面はラツク14以外の
部分で複数の支持ローラ19に転動自在に支持さ
れている。また、ラツク14には基台7に回転自
在に支持されたピニオン歯車20が噛合してお
り、トランスフアバー9,10の両側面は基台7
に回転自在に支持された複数のガイドローラ21
により転動自在に挾持されている。第7図及至第
9図において、トランスフアバー9,10には上
向きに断面略コ字状の切欠溝22,23が複数個
夫々形成されており、切欠溝22と切欠溝23と
は相対向するとともに、各切欠溝22,23間の
ピツチはトランスフアバー9,10のストローク
分だけ離隔している。
一方のトランスフアバー10の各切欠溝23に
は外形略直方体の係止ブロツク24が着脱自在に
ボルトで挿着されている。この係止ブロツク24
の一端部には断面半円状の溝25が形成されてお
り、この溝25の一端部は他方のトランスフアバ
ー9に対向する側および上方に開口している。こ
の溝25の半径は支持される搬送ワークの径に合
致する様形成され、更にワークの種類別に溝形状
25の異なる数種の係合ブロツク24を別用意し
ておくことができる。また切欠溝23の底面と係
止ブロツク24はキーにより位置決めされてい
る。
また他方のトランスフアバー9には切欠溝22
が形成されている。そしてこの切欠溝22の中央
部には穴26が垂直方向に穿設されており、切欠
溝22には他方の係止ブロツク27が挿着されて
いる。この係止ブロツク27は下面に前記穴26
に嵌挿される茎部28を有しており、この茎部2
8の外周部には環状の溝29が形成されている。
トランスフアバー9にはこの穴26と直交する
ねじ孔30が形成されており、このねじ孔30に
ねじ込まれた小ネジ37の先端には鋼球31が出
没自在に設けられ、この鋼球31は前記溝29に
嵌合している。係止ブロツク27は一方のトラン
スフアバー10の横幅より幅広に形成されワーク
(軸物)の長さが短い場合の受部として使用する
場合には前記トランスフアバー10の内側に向け
て突出する様取付けられる。係止ブロツク27の
両端部には断面半円状の係合溝32,33が夫々
形成されており、一端部の係合溝32を使用する
場合は上部およびトランスフアバー10に対向す
る側を開口するとともに、長尺ワークW1用とし
て使用する。
他方の係合溝33は一方の係合溝32と反対位
置で且つ上方および外方に開口している。
係合溝32と相対する係止ブロツク24の係合
溝25と、係止ブロツク27の係合溝32及び係
合溝33との断面半円の半径は略等しくこれらの
中心は同一線上に並んでいる。
係止ブロツク24に形成された係合溝25と、
係止ブロツク27に形成された係合溝32,33
の中心を結ぶ線Pは、トランスフアバー9,10
の延在方向と略直交している。係止ブロツク27
の幅方向中間部外周面には一対の把持溝34,3
5が形成されており、この把持溝34,35に工
具例えばペンチ等の把持先端部を挿入させて係止
ブロツク27を切欠22から引抜き出せるように
なつている。
第10図、第11図は第1〜3旋盤のうち一の
旋盤を示す図であり、第10図はその正面図であ
る。ベツド38上には主軸台40が設けられ該主
軸台40に回転自在に軸承された主軸42先端に
はチヤツク爪43が取付けられている。
更に主軸42は図示外のNC装置の指令により
制御される駆動源により回転駆動されるようにな
つており、前記主軸端に取付けられたチヤツク4
3の主軸軸線上に対向して、回転自在且つ軸方向
移動可能にセンターを保持する心押台39がブラ
ケツト38′上に載置されている。チヤツク43
とセンター41間の直下にあつて、主軸軸線と直
交する方向にトランスフアバー9,10が延在し
ている。
心押台39と主軸台40の上部には橋架部材4
4が跨設され、この橋架部材44の中央部にはト
ランスフアバー9,10に向けてシリンダ45が
装着されている。このシリンダ45のピストンロ
ツドの先端にはワーク押え部材36が上下進退可
能に設けられている。第11図において46はベ
ツド38上に回転割出し可能に設けられた刃物台
であり、この刃物台46上にはワーク加工用の工
具47が複数個装着されているとともに、刃物台
46は図示外のNC装置の指令によりX,Z方向
の動きが制御されるようになつている。
トランスフアバー9,10はステーシヨン間を
水平方向に往復動したとき、前記トランスフアバ
ー9,10に装着された係止ブロツク24,27
の円形溝25,32,33に乗つた軸物ワークの
中心軸線Pは各旋盤2,3,4の主軸軸線の直下
位置に搬送されるようになつている。
即ち、トランスフアバーの水平移動で1ピツチ
分平行移動された軸物ワーク下方には該ワークを
主軸軸線位置まで上昇させるリフト機構48がブ
ラケツト38′に固定されている。
更に前記リフト機構48を上下動すべくシリン
ダ49がブラケツト38′に固定されている。第
12図乃至第14図において、シリンダ49のピ
ストンロツド51の先端部にはベース65が固設
されており、ベース65の両端部にはシリンダ4
9と平行にガイド棒66,67が夫々設けられて
いる。これらガイド棒66,67はブラケツト3
8′に装着されたガイドブツシユ68に摺動自在
に挿嵌されている。
前記ベース65上にはガイド69がワーク軸線
方向と平行に固設されており、このガイド69に
案内されて該ガイド69上方にはワーク受部70
が摺動可能に挿嵌されている。ワーク受部70の
長手方向両端部にはカバー71が夫々固定されて
おり、一方のカバー71とガイド69との間には
バネ72が介装されている。ワーク受部70の両
端部及び中間部には突起部73が夫々突設されて
おり、突起部73には係止ブロツク24,27の
係合溝25,32,33と略同径の半円形状の受
溝74が夫々形成されている。
第14図において、心押台39の下方でブラケ
ツト38′にはシリンダ76が心押台39の軸線
と平行に固設されており、シリンダ76のピスト
ンロツド77先端部にはワーク受部70を押圧す
べく進退自在に押圧部材78が固設されており、
この押圧部材78の一端部にはシリンダ76と平
行なガイド棒79が設けられている。このガイド
棒79はブラケツト38′に形成されたガイド孔
80に摺動可能に挿嵌されており、このシリンダ
76の動きは図示外のNC装置の指令により作動
するようになつている。
つぎにワーク反転装置の説明をする。即ち、第
15図乃至第17図において、同じくトランスフ
アバー9,10が前進位置に移動した状態の係止
ブロツク24,27を結ぶワーク中心線Pの下方
で基台6にはワークを上昇させる他のリフト機構
82が設けられており、リフト機構82は後述す
る移動台81に垂直に固設されたシリンダ83を
有している(第15図)。
シリンダ83のピストンロツド84の先端部に
はピストンロツド84のストローク範囲内で噛合
する歯を形成する長手のピニオン歯車85が回転
継手75を介して接続されている。更に前記ピニ
オン歯車85の軸部は移動台81に挿着されるガ
イドブツシユ89に回転および摺動可能に挿嵌さ
れている。
ピニオン歯車85の上端部には断面略コ字状の
ワーク受部86が固着されており、ワーク受部8
6の両先端部には係止ブロツク24,27の係合
溝25,32,33と略同径の半円状の受溝8
7,88が夫々形成されている。
移動台81上にはシリンダ90が固着されてお
り、シリンダ90にはピストンロツド91がトラ
ンスフアバー9,10と平行な方向に進退自在に
設けられている。このピストンロツド91の先端
部には、前記ピニオン歯車85と噛合するラツク
92が同軸上に継手97を介して接続されてお
り、このラツク92の中間部は、移動台81の上
面に固定された案内部材93に軸方向に摺動自在
に支持されている。
リフト用シリンダ83と反転用シリンダ90の
動きは図示外のNC装置の指令により制御され、
ワーク受部86上に支持されたワークをトランス
フアバーから持上げると同時に180度旋回し、
更びトランスフアバー上に降下させる動きを行
う。
更に、基台6には一対のガイド棒94,65が
トランスフアバー9,310と直交する方向に設
けられており、前記移動台81はこれらガイド棒
94,95を介して摺動可能に支持されている。
96は基台6上に固着された小形シリンダであ
り、この小形シリンダ96にはトランスフアバー
9,10と直交する方向にピストンロツド98が
進退自在に設けられている。
このピストンロツド98の先端部は移動台81
に固定されており、このピストンロツド98の進
退により移動台81はリフト機構82をトランス
フアバー9,10の下方で僅かに移動可能に設け
られている。尚、第18図においては係止ブロツ
ク24,27上には長尺のワークW1が支持され
た状態を示し、また第19図においては、係止ブ
ロツク27の段取替の後、該係止ブロツク27の
突出部と係止ブロツク24との上には短尺のワー
クW2が載置された状態を示している。
次に作用について説明する。まず長尺の軸物ワ
ークW1を加工する場合は、トランスフアバー9
上の切欠溝22には係止ブロツク27が、トラン
スフアバー10上の切欠溝23には、係止ブロツ
ク24が夫々嵌合されている。このとき全ての係
止ブロツク27の突出部はトランスフアバー9の
外側に向いており、ワークW1の両端部は係合溝
25および係合溝32に夫々支持される。(第1
8図)。
図示外の搬入装置によりまず基台5上の最初の
係止ブロツク24,27上にワークW1が支持さ
れる。次にモータ11の時計方向回転駆動により
スプロケツト13、チエン17、スプロケツト1
6を介してピニオン15が同方向へ回転し、各ラ
ツク14と噛合しているトランスフアバー9,1
0は第3図中右方へ移動される。即ち相隣る切欠
溝22,23間を1ピツチ分距離移動するとモー
タ11は停止する。
トランスフアバー9,10により右方へ移動し
た切欠溝22,23の下方には第1旋盤2の主軸
軸線直下部にリフト機構48が待機している。第
10図、第11図中シリンダ49のピストンロツ
ド51が上昇し、トランスフアバー9,10上の
ワークW1をワーク受部70により1ピツチ分前
進位置にある係止ブロツク24,27上から上昇
離隔させる。つぎにモータ11を逆転しトランス
フアバー9,10を左方へ後退移動する。このた
め上昇したワークW1の下方には今まで1ピツチ
前方位置にあつた係止ブロツク24,27が待機
している。このとき、第18図において、ワーク
W1はワーク受部70により心押台39のセンタ
ー41と主軸台40のチヤツク43との対向位置
即ち主軸軸線上まで上昇しており、第14図に示
すシリンダ76の押圧部材78がピストンロツド
77の突出によりワーク受部70の側面に軽く当
接する。第13図において、ワーク受部70はワ
ークW1とともにガイド69に対して図中右方に
移動する。従つて再び第18図において、ワーク
W1の端面はチヤツク43のフローテイングセン
ターFに当接される。
次に心押台39後方のシリンダCの作用でピス
トンロツドRに固着されているクイルKが前進し
クイル先端のセンター41がワーク端のセンター
穴に係合しワークW1はチヤツク43のストツパ
Sとセンター41で挾持される。
つぎにチヤツク爪43でワークW1の一端部を
強力に締結すると同時にリフト機構48のシリン
ダ49の作用でワーク受部70が押圧部材78で
チヤツク42側に押圧されたまま旋削加工のため
若干下降し待機する。
軸物ワークの所定の加工が完了すると再びワー
ク受部70が上昇し、前記ワークを支持した後、
チヤツク爪43を開放すると共にセンター41を
後退し、ワークW1はチヤツク爪43のストツパ
ーとの挾持から開放される。
つぎにワーク受部70をチヤツク爪43側に押
圧していた押圧部材78の後退動作でワーク受部
70はワークW1の段部を係止支持した状態でガ
イド69に案内されバネ72の反発力により元の
位置まで戻され、ワークW1をチヤツク43から
離隔する。
つづいてリフト機構48のピストンロツド51
が下降してワーク受部70上のワークW1を前ス
テーシヨンから後退し待機している係止ブロツク
24,27上に載置する。
つぎに、第1工程の第1旋盤で加工を行つた軸
物ワークW1の他端を第2工程の第2旋盤で加工
させるために、その軸物ワークW1は第1旋盤2
と第2旋盤3の搬送ラインの中間に設けられてい
る反転装置60に搬送される。即ち、モータ11
によりトランスフアバー9,10は図中右方へ1
ピツチ分前進移動された切欠22,23の直下に
は反転装置60のリフトシリンダ82が待機して
おり、第15図中ピストンロツド84が上昇しト
ランスフアバー9,10上のワークW1の両端を
ワーク受部86に支持し係止ブロツク24,27
上から上昇離隔させる。モータ11の反転でトラ
ンスフアバー9,10は第3図中左方へ1ピツチ
後退移動すると今まで次工程ステーシヨン位置即
ち第2旋盤3のチヤツク43直下にあつた係止ブ
ロツク24,27は反転装置下のリフトシリンダ
82で上昇しているワークW1の直下に待機して
いる。
第15図、第16図においてNC装置の指令に
よりリフトシリンダ83が作用しピストンロツド
84と共にワーク受部86が上昇しトランスフア
バーの係止ブロツク上のワークW1を該受部86
で支持した状態で突上げる。
つぎに水平シリンダ90の作動でラツク92が
突出するとラツクと噛合しているピニオン歯車8
5はこのラツク92により回動されるためワーク
W1とともにワーク受部86も回動する。第16
図においてピニオン歯車85の回転中心85′と
ワークW1全長の中心とは一致しないため回転前
のワークW1の両端面の位置と回転後の両端面の
位置とはズレが生ずる。従つて、ワークW1の両
端部が係合溝25,32に係合するためにシリン
ダ96の動作により基台6上の移動台81全体を
ワーク軸方向に予め設定されているズレ量移動し
位置合せを行う。
尚、移動台81の移動を行うシリンダ96の代
りにサーボモータにより駆動されるボールスクリ
ユーにより行えばワーク種別による移動量違いは
NC装置からの指令で制御することができる。
即ちピストンロツド98の伸縮により移動台8
1は、トランスフアバー9,10の延在方向に対
して直交する方向にワーク受部86に支持された
ワークW1を移動台81とともに移動し、基台6
上の両端に設けられた調整ねじT1,T2と移動台
上に設けられたストツパーS1,S2に夫々当接し、
係止ブロツク24,27に対してワークW1の位
置調整を行う。
このようにして反転されたワークW1はワーク
受部56から前ステーシヨンから後退位置に戻つ
ている係止ブロツク24,27上へ載置される。
つぎに係止ブロツク24,27上のワークW1
トランスフアバーにより1ピツチ分の移動で第2
工程の第2旋盤3に搬送され他端部の加工が第1
工程と同様な動作により行なわれる。更に順次搬
送されながらワークW1は第3工程の第3旋盤4
に搬送され中間段付部の加工が施こされる。第3
工程におけるワーク搬送動作は前述した動作と同
様の動作を行うため説明は省略する。
次に短尺の軸物ワークW2を加工する場合につ
いて説明する。
第19図においてこのときには、トランスフア
バー10上の切欠23には同じく係止ブロツク2
4を嵌合させたまま、トランスフアバー9上の切
欠22から全ての係止ブロツク27を取り外す。
次に全ての係止ブロツク27を180度回転させて
再び切欠22に嵌合させる。このとき全ての係止
ブロツク27は短尺ワークW2用の係合溝33を
一対のトランスフアバー10の内側に向く様取付
けられる。
このようにして長尺の軸物ワークW1と同様に
してトランスフアバー9,10上に搬入されたワ
ークW2の両端部は係合溝25および係合溝33
(第19図)に夫々係合される。
トランスフアバーの移動で1ピツチ分前進移動
した前記短尺ワークW2は下部に待機するリフト
機構48によりワーク受部70で支持され、旋盤
の主軸軸線上まで上昇し、心押台とチヤツクで挾
持された軸物ワークW2の一連の加工が施された
後、チヤツクから開放されたワークは、ワーク受
部70で支持され、再びリフト機構48の作用で
すでに1ピツチ分後退位置にあるトランスフアバ
ー9,10の係止ブロツク24,27の半円形切
欠溝25,33上に載置される。尚その他段取替
え後の詳細の説明は長尺ワークW1について説明
したとおりである。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案のワーク搬送装置に
よれば、ワークを工作機械の支持部に押付ける場
合、ばね部材を介しているので工作機械の支持部
に無理な力が加わらないと共に、ワークを工作機
械の支持部から開放させるのに特別の駆動源を必
要としない。即ち、ワークの着脱を直接シリンダ
等で行うとバルブ等が必要となり切換時間がかか
るが、ばね部材の場合バルブ等が必要ないのでコ
ストが安く、短時間のうちに動作させることがで
きる。また、ワーク受台は支持部材上を支持され
ながら移動するので安定した動作によりワークを
工作機械に支持させられる。さらにワーク受台は
反転動作をしてワークの向きを変えワークを再チ
ヤツキングすることができるので、例えば外径把
持によるワーク端部の未加工部分も、同一ライン
で連続的に加工を旋すことができ、加工能率が向
上することとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の軸物搬送装置を装備した加工
ラインの全体平面図、第2図は第1図の側面図、
第3図はトランスフアバーの拡大側面図、第4図
は第3図の矢視平面図、第5図は第4図の−
矢視断面図、第6図は第4図の−矢視断面
図、第7図は係止ブロツクの平面図、第8図は第
7図の−矢視断面図、第9図は第7図のXI−
XI矢視側面図、第10図は加工ラインの一の旋盤
の正面図、第11図は第10図の部分側面図、第
12図は一方のリフト機構の側面図、第13図は
第12図の要部拡大断面図、第14図は第10図
の要部拡大正面図、第15図は他方のリフト機構
の側面図、第16図は第15図の矢視平面
図、第17図は第16図の−矢視断面
図、第18図、第19図は本考案の作用を説明す
る図である。 2,3,4……第1〜第3旋盤、5,6,7,
8……基台、9,10……トランスフアバー、1
1……モータ、13,16……スプロケツト、1
4……ラツク、15……ピニオン、17……チエ
ン、24,27……係止ブロツク、48……リフ
ト機構、60……反転装置、82……リフトシリ
ンダ、W1,W2……ワーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数台配置された工作機械間にワークを搬送す
    るワーク搬送装置であつて、該ワーク搬送装置の
    基台上に往復移動可能に設けられた一対のトラン
    スフアバーと、該トランスフアバーを往復移動さ
    せる第1の駆動源と、前記一対のトランスフアバ
    ー上に前記往復移動距離と等しい間隔に載置され
    ワークを支持し前記工作機械の加工位置まで上昇
    するワーク受台と、該ワーク受台を前記トランス
    フアバーの往復移動方向に対し水平な直角方向に
    移動可能に支持する支持部材と、該支持部材に設
    けられワーク受台を前記支持部材の移動方向へ付
    勢するばね部材と、前記トランスフアバーの下方
    に設けられ前記支持部材を昇降させる第2の駆動
    源と、前記ワーク受台が上昇したとき該ワーク受
    台に当接し該ワーク受台を工作機械のワーク支持
    部へ押付ける第3の駆動源と、前記トランスフア
    バーで搬送され位置決めされる第2の位置に設け
    られた第2のワーク受台と、該第2のワーク受台
    の昇降時に第2のワーク受台の支持部材に係合し
    て該第2のワーク受台を水平状態で180度反転さ
    せる伝達部材と、基台上に設けられ前記伝達部材
    を駆動する第4の駆動源とからなるワーク搬送装
    置。
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