JPH02301805A - ディジタル制御装置 - Google Patents
ディジタル制御装置Info
- Publication number
- JPH02301805A JPH02301805A JP12348589A JP12348589A JPH02301805A JP H02301805 A JPH02301805 A JP H02301805A JP 12348589 A JP12348589 A JP 12348589A JP 12348589 A JP12348589 A JP 12348589A JP H02301805 A JPH02301805 A JP H02301805A
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- Japan
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- control
- dynamic model
- rotation speed
- dead time
- actuator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、被制御対象の制御システムを動的ノステムと
して捕らえて予め動的モデルを構築しおき、この動的モ
デルにより制御入出力量に応じて得られる状態変数量に
基づいて制御入力量を決めるディンタル制御装置に関す
るものである。
して捕らえて予め動的モデルを構築しおき、この動的モ
デルにより制御入出力量に応じて得られる状態変数量に
基づいて制御入力量を決めるディンタル制御装置に関す
るものである。
従来、この種のディジタル制御装置としては、例えば特
開昭59−7752号公報に開示されている内燃機関の
アイドル回転数制御装置ように、アイドル回転数を制御
するシステムの動的モデルに基づいて、制御入力量(例
えば吸気量)と制御出力量(例えばアイドル回転数)と
から適当な次数の状態変数量を推定し、この状態変数量
と回転数偏差とから制御入力量を決める装置が提案され
ている。
開昭59−7752号公報に開示されている内燃機関の
アイドル回転数制御装置ように、アイドル回転数を制御
するシステムの動的モデルに基づいて、制御入力量(例
えば吸気量)と制御出力量(例えばアイドル回転数)と
から適当な次数の状態変数量を推定し、この状態変数量
と回転数偏差とから制御入力量を決める装置が提案され
ている。
前述のような装置においては、動的モデルの精度がその
まま制御精度へ反映されてしまう。したがって、高精度
な動的モデルの構築が必要不可欠となる。動的モデルの
精度は次数を」二げることにより向上する。しかし、動
的モデルの次数を上げることは、電子制御装置の負荷を
高めること心こなるという問題点がある。
まま制御精度へ反映されてしまう。したがって、高精度
な動的モデルの構築が必要不可欠となる。動的モデルの
精度は次数を」二げることにより向上する。しかし、動
的モデルの次数を上げることは、電子制御装置の負荷を
高めること心こなるという問題点がある。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
であり、その目的とするとごろは高精度でかつ低次数の
動的モデルを構築して、この構築された動的モデルに依
り極めて精度のよい制御か実現し得るディジタル制御装
置を提供することにある。
であり、その目的とするとごろは高精度でかつ低次数の
動的モデルを構築して、この構築された動的モデルに依
り極めて精度のよい制御か実現し得るディジタル制御装
置を提供することにある。
そこで本発明は第1図に示すように被制御対象の作動状
態を検出する検出手段と、前記被制御対象の作動を調節
する駆動部制を駆動するアクチュエータと、前記検出手
段により検出された作動状態に応じて前記アクチュエー
タを制御するための制御データを所定周期毎に演算し、
前記制御データに応じた制御信号を出力する制御手段と
をイ1するディジタル制御装置であって、前記制御手段
聞、予め構築された動的モデルに基づいて、前回の演算
タイミングにおいて求めた前記制御データと111記検
出手段にて検出された作動状態とに応じて状態変数量を
決定する決定手段と、前記被制御対象が所要の作動状態
となるように前記状態変数量に応じて前記制御信号を出
力する出力手段とを備え、前記動的モデルは、前記制御
信号が前記アクチュエータに入力されてから作動状態が
変化しはじめるまでのむだ時間を離散系で同定した第1
の動的モデルと前記むだ時間以降の部分を離散系で同定
した第2の動的モデルとに基づいて構築されたものであ
るディジタル制御装置をその要旨としている。
態を検出する検出手段と、前記被制御対象の作動を調節
する駆動部制を駆動するアクチュエータと、前記検出手
段により検出された作動状態に応じて前記アクチュエー
タを制御するための制御データを所定周期毎に演算し、
前記制御データに応じた制御信号を出力する制御手段と
をイ1するディジタル制御装置であって、前記制御手段
聞、予め構築された動的モデルに基づいて、前回の演算
タイミングにおいて求めた前記制御データと111記検
出手段にて検出された作動状態とに応じて状態変数量を
決定する決定手段と、前記被制御対象が所要の作動状態
となるように前記状態変数量に応じて前記制御信号を出
力する出力手段とを備え、前記動的モデルは、前記制御
信号が前記アクチュエータに入力されてから作動状態が
変化しはじめるまでのむだ時間を離散系で同定した第1
の動的モデルと前記むだ時間以降の部分を離散系で同定
した第2の動的モデルとに基づいて構築されたものであ
るディジタル制御装置をその要旨としている。
または内燃機関の回転数を検出する検出手段と、前記回
転数を調節するアクチュエータと、前記検出手段により
検出された回転数に応じて前記アクチュエータを制御す
るための制御データを所定周期毎に演算し、前記制御デ
ータに応した制御信号を出力する制御手段とを有するデ
ィジタル制御装置であって、前記制御手段は、予め構築
された動的モデルに基づいて、前回の演算タイミングに
おいて求めた前記制御データと前記検出手段にて検−〇
− 出された回転数とに応じて状態変数量を決定する決定手
段と、前記回転数が所望の回転数となるように前記状態
変数量に応じて前記制御信号を出力する出力手段とを備
え、前記動的モデルは、前記制御信号が前記アクチュエ
ータに入力されてから回転数が変化しはじめるまでのむ
だ時間を離散系で同定した第1の動的モデルと前記むだ
時間以降の部分を離散系で同定した第2の動的モデルと
に基づいて構築されたものであるディジタル制御装置を
その要旨としている。
転数を調節するアクチュエータと、前記検出手段により
検出された回転数に応じて前記アクチュエータを制御す
るための制御データを所定周期毎に演算し、前記制御デ
ータに応した制御信号を出力する制御手段とを有するデ
ィジタル制御装置であって、前記制御手段は、予め構築
された動的モデルに基づいて、前回の演算タイミングに
おいて求めた前記制御データと前記検出手段にて検−〇
− 出された回転数とに応じて状態変数量を決定する決定手
段と、前記回転数が所望の回転数となるように前記状態
変数量に応じて前記制御信号を出力する出力手段とを備
え、前記動的モデルは、前記制御信号が前記アクチュエ
ータに入力されてから回転数が変化しはじめるまでのむ
だ時間を離散系で同定した第1の動的モデルと前記むだ
時間以降の部分を離散系で同定した第2の動的モデルと
に基づいて構築されたものであるディジタル制御装置を
その要旨としている。
また前記制御装置における前記所定周期は、前記むだ時
間のN分の]、(Nは任意の整数)であるようにすると
好ましい。
間のN分の]、(Nは任意の整数)であるようにすると
好ましい。
〔作用]
まず、制御信号がアクチュエータに入力されてから作動
状態が変化しはじめるまでのむだ時間に対する第1の動
的モデルとむだ時間以降に対する第2の動的モデルとを
それぞれ同定する。そしてこれら同定した第1および第
2の動的モデルに枯づいて制御システム全体の動的モデ
ルを予め構築しておく。
状態が変化しはじめるまでのむだ時間に対する第1の動
的モデルとむだ時間以降に対する第2の動的モデルとを
それぞれ同定する。そしてこれら同定した第1および第
2の動的モデルに枯づいて制御システム全体の動的モデ
ルを予め構築しておく。
そして、その予め構築しておいた制御システム全体の動
的モデルに基づいて、決定手段により状態変数量を決定
する。この決定した状態変数量に応じて出力手段により
アクチュエータへ制御信号を出力する。
的モデルに基づいて、決定手段により状態変数量を決定
する。この決定した状態変数量に応じて出力手段により
アクチュエータへ制御信号を出力する。
または、制御信号がアクチュエータに入力されてから回
転数が変化しはじめるまでのむだ時間に対する第1の動
的モデルとむだ時間以降に対する第2の動的モデルとを
それぞれ同定する。そしてこれら同定した第1および第
2の動的モデルに基づいて制御システム全体の動的モデ
ルを予め構築しておく。
転数が変化しはじめるまでのむだ時間に対する第1の動
的モデルとむだ時間以降に対する第2の動的モデルとを
それぞれ同定する。そしてこれら同定した第1および第
2の動的モデルに基づいて制御システム全体の動的モデ
ルを予め構築しておく。
そして、この予め構築しておいた制御システム全体の動
的モデルに基づいて、決定手段により状態変数量を決定
する。この決定した状態変数量に応じて出力手段により
アクチュエータへ制御信号を出力する。
的モデルに基づいて、決定手段により状態変数量を決定
する。この決定した状態変数量に応じて出力手段により
アクチュエータへ制御信号を出力する。
また、上述の制御における演算は制御手段により、むだ
時間のN分のI (Nは任意の整数)の周期で行なう
。
時間のN分のI (Nは任意の整数)の周期で行なう
。
以下に本発明の好適な実施例としてのアイ1′ル回転数
制御装置について説明する。第2図は、以下に説明する
アイドル回転数制御が行なわれるエンジン10とその周
辺装置を示す概略構成図である。図示するように本実施
例では、エンジン10の点火時期、燃料噴射量、アイド
ル回転数の各々の制御が、電子制御語ff20により行
なわれるか、ここではアイドル回転数の制御を中心に説
明する。
制御装置について説明する。第2図は、以下に説明する
アイドル回転数制御が行なわれるエンジン10とその周
辺装置を示す概略構成図である。図示するように本実施
例では、エンジン10の点火時期、燃料噴射量、アイド
ル回転数の各々の制御が、電子制御語ff20により行
なわれるか、ここではアイドル回転数の制御を中心に説
明する。
エンジン10は車両に搭載されており、第2図に示すよ
うに、4気筒4ザイクルの火花点火式のものであって、
その吸入空気は」−流より、エアクリーナ21.エアフ
ローメータ22.吸気管23゜サージタンク24.吸気
分岐管25.を介して各気筒に吸入され、−・方燃料は
図示しない燃料タンクより圧送されて吸気分岐管25に
設げられた燃料噴射弁26a、26b、26c、26d
から噴射・供給されるよう構成されている。また、エン
ジン10には、点火回路27から供給される高電圧の電
気信号を各気筒の点火プラグ28a、28b、28c、
28d、 に分配するディストリビュータ29、このデ
ィストリビュータ29内に設けられエンジン10の回転
数Neを検出する検出子・段としての回転数センサ30
、スロットルバルブ31の開度T Hを検出するスロワ
[ルセンサ32、エンジン10の冷却水温Thwを検出
する暖機センサ33、同しくその吸気温度Tamを検出
する吸気温センサ34が備えられている。回転数センサ
30はエンジン10のクランク軸と同期して回転するリ
ングギアに対向して設けられるもので、エンジン回転数
に比例してエンジン10の1回転、即ち720’CAに
24発のパルス信号を出力する。
うに、4気筒4ザイクルの火花点火式のものであって、
その吸入空気は」−流より、エアクリーナ21.エアフ
ローメータ22.吸気管23゜サージタンク24.吸気
分岐管25.を介して各気筒に吸入され、−・方燃料は
図示しない燃料タンクより圧送されて吸気分岐管25に
設げられた燃料噴射弁26a、26b、26c、26d
から噴射・供給されるよう構成されている。また、エン
ジン10には、点火回路27から供給される高電圧の電
気信号を各気筒の点火プラグ28a、28b、28c、
28d、 に分配するディストリビュータ29、このデ
ィストリビュータ29内に設けられエンジン10の回転
数Neを検出する検出子・段としての回転数センサ30
、スロットルバルブ31の開度T Hを検出するスロワ
[ルセンサ32、エンジン10の冷却水温Thwを検出
する暖機センサ33、同しくその吸気温度Tamを検出
する吸気温センサ34が備えられている。回転数センサ
30はエンジン10のクランク軸と同期して回転するリ
ングギアに対向して設けられるもので、エンジン回転数
に比例してエンジン10の1回転、即ち720’CAに
24発のパルス信号を出力する。
スロットルセンサ32はスロットルバルブ31の開度T
Hに応じたアナログ信号と共に、スロットルバルブ31
がほぼ全閉であることを検出するアイドルスインチから
のオン−オフ信号も出力する。
Hに応じたアナログ信号と共に、スロットルバルブ31
がほぼ全閉であることを検出するアイドルスインチから
のオン−オフ信号も出力する。
一方、エンジン10の吸気系には、スロットルバルブ3
1を迂回し、エンジン10のアイドル時における吸入空
気量ARを制御するバイパス通路40が設けられている
。バイパス通路/IQυ:1、空気導管42.43とア
クチュエータとしての空気制御弁(以下、ISCバルブ
と呼ぶ)44とから構成されている。このISCバルブ
44は、基本的には比例電磁式(リニアソレノイド)制
御弁であり、ハウジング45の中に移動可能に設定した
プランジャ46の位置によって、上記空気導管42と4
3との間の空気通路面積を可変制御するものである。I
SCバルブ44は、通常はプランジャ46が圧縮コイル
はね47によって」1記空気通路面積が零となる状態に
設定されているか、励磁コイル48に励磁電流を流すこ
とによって、プランジャ46が駆動されて空気通路を開
くように構成されている。即ち、励磁コイル48に対す
る励磁電流を連続的に変化制御するごとによってバイパ
ス空気流量が制御されるものである。ごの場合、励磁コ
イル48に対する励磁電流は、励磁コイル48に印加す
るパルス幅のデユーティ比を制御する所謂パルス幅変調
PWMを行なうことで制御されている。
1を迂回し、エンジン10のアイドル時における吸入空
気量ARを制御するバイパス通路40が設けられている
。バイパス通路/IQυ:1、空気導管42.43とア
クチュエータとしての空気制御弁(以下、ISCバルブ
と呼ぶ)44とから構成されている。このISCバルブ
44は、基本的には比例電磁式(リニアソレノイド)制
御弁であり、ハウジング45の中に移動可能に設定した
プランジャ46の位置によって、上記空気導管42と4
3との間の空気通路面積を可変制御するものである。I
SCバルブ44は、通常はプランジャ46が圧縮コイル
はね47によって」1記空気通路面積が零となる状態に
設定されているか、励磁コイル48に励磁電流を流すこ
とによって、プランジャ46が駆動されて空気通路を開
くように構成されている。即ち、励磁コイル48に対す
る励磁電流を連続的に変化制御するごとによってバイパ
ス空気流量が制御されるものである。ごの場合、励磁コ
イル48に対する励磁電流は、励磁コイル48に印加す
るパルス幅のデユーティ比を制御する所謂パルス幅変調
PWMを行なうことで制御されている。
このISCバルブ44は、燃料噴射弁26aないし26
dや点火回路27と同様に電子制御装置20によって駆
動制御されるもので、」二連したものの他にもダイヤフ
ラム制御式の弁、ステップモータ制御による弁等が適宜
用いられる。
dや点火回路27と同様に電子制御装置20によって駆
動制御されるもので、」二連したものの他にもダイヤフ
ラム制御式の弁、ステップモータ制御による弁等が適宜
用いられる。
電子制御装置20は、周知のセントラル・プロセッシン
グ・ユニッ1−(CPU)51、リード・オンリー・メ
モリ(ROM)52、ランダム・アクセス・メモリ (
RAM)53、バックアツプRAM54等を中心に算術
論理演算回路として構成され、上述した各センナからの
入力を行なう入力ボート56や各アクチュエータへ制御
信号を出力する出力ポート58等と、ハス59を介して
相互に接続されている。電子制御装置20は、人カポ−
+−56を介して、吸入空気量AR1吸気温度Tam、
スロントル開度TH1冷却水温Thwおよび回転数Ne
等を入力し、これらに基づいて燃料噴射量τ、点火時期
1g、Iscバルブ開度θ等を算出し、出力ポート58
を介して燃料噴射弁26aないし26d、点火回路31
、ISCバルブ44の各々に制御信号を出力する。これ
らの制御のうち、アイドル回転数制御について以下に説
明する。
グ・ユニッ1−(CPU)51、リード・オンリー・メ
モリ(ROM)52、ランダム・アクセス・メモリ (
RAM)53、バックアツプRAM54等を中心に算術
論理演算回路として構成され、上述した各センナからの
入力を行なう入力ボート56や各アクチュエータへ制御
信号を出力する出力ポート58等と、ハス59を介して
相互に接続されている。電子制御装置20は、人カポ−
+−56を介して、吸入空気量AR1吸気温度Tam、
スロントル開度TH1冷却水温Thwおよび回転数Ne
等を入力し、これらに基づいて燃料噴射量τ、点火時期
1g、Iscバルブ開度θ等を算出し、出力ポート58
を介して燃料噴射弁26aないし26d、点火回路31
、ISCバルブ44の各々に制御信号を出力する。これ
らの制御のうち、アイドル回転数制御について以下に説
明する。
電子制御装置20ば、アイドル回転数制御を行うために
、予め次の手法で設計されている。
、予め次の手法で設計されている。
(1)制御対象の同定
制御対象を同定する手順を第3図に示すフローチャート
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
まずステップ101にて制御対象のステンブ応答を観測
する。ISCSCハルツを所定開度Δθだけ増加させる
ようなデユーティ比信号り、=D。
する。ISCSCハルツを所定開度Δθだけ増加させる
ようなデユーティ比信号り、=D。
十へD(Doば現在のデユーティ比、ΔDは+SCバル
ブ開度を△θだり増加させるデユーティ比)を出力する
。そして、その時の回転数の挙動を測定する。回転数の
挙動は第4図に示されるように、ISCバルブ開度を所
定開度Δθだけ増加さ・Uるデユーティ比D1の信号が
出力されると、むだ時間■5だ&ノ遅れて回転数Neが
増加しはしめる。
ブ開度を△θだり増加させるデユーティ比)を出力する
。そして、その時の回転数の挙動を測定する。回転数の
挙動は第4図に示されるように、ISCバルブ開度を所
定開度Δθだけ増加さ・Uるデユーティ比D1の信号が
出力されると、むだ時間■5だ&ノ遅れて回転数Neが
増加しはしめる。
−+ 3−
次にステップ102にて、モデルの分離を行う。
ステップ]、 01で測定したむだ時間りに応じて、制
御システムの動的モデルをむだ時間■、の部分とそれ以
降の部分とに分離する。
御システムの動的モデルをむだ時間■、の部分とそれ以
降の部分とに分離する。
そしてステップ103にて、第1の動的モデルとしての
むだ時間りの部分のモデル同定を行う。
むだ時間りの部分のモデル同定を行う。
ここで、むだ時間りを連続系でモデル同定した時の伝達
関数G。、は、 であり、無限次数である。しかし、ザンプリング周期Δ
tを △t = L/N (Nは任意の整数)と設定することにより、むだ時間り
を離散系でモデル同定した時の伝達関数Ga1(Zlは G a + (Z) −1/ z N となる。本実施例では、L=240.secでありN−
2としてΔt=240/2−120.S、、6とする。
関数G。、は、 であり、無限次数である。しかし、ザンプリング周期Δ
tを △t = L/N (Nは任意の整数)と設定することにより、むだ時間り
を離散系でモデル同定した時の伝達関数Ga1(Zlは G a + (Z) −1/ z N となる。本実施例では、L=240.secでありN−
2としてΔt=240/2−120.S、、6とする。
つまり
G、、(z)−] / z 2・・・ ■となる。よっ
て、第1の動的モデルは離散系において第■弐のような
簡弔な伝達関数となる。
て、第1の動的モデルは離散系において第■弐のような
簡弔な伝達関数となる。
次にステップ104にて、第2の動的モデルとしてのむ
だ時間り以降の部分のモデル同定を行・う。
だ時間り以降の部分のモデル同定を行・う。
ザンプリング同期を前述のΔt、とした離散系の動的モ
デルは ca2(Z)= (btz+bz) / (Z2+−a
+Z−L(3z)・・ ■ という伝達関数で表すことができる。
デルは ca2(Z)= (btz+bz) / (Z2+−a
+Z−L(3z)・・ ■ という伝達関数で表すことができる。
ここで、伝達関数c a 2 (Z)の定数a +、
a2. t)+、 t)zは、最小二乗法等により実験
的に求めることができる。
a2. t)+、 t)zは、最小二乗法等により実験
的に求めることができる。
最後にステップ105にて、ステップ103およびステ
ップ104にてそれぞれ同定された動的モデルに対する
伝達関数G 、 、 (z) 、 G、□(Z)に基づ
いて、システム全体の動的モデルの伝達関数G、(Z)
を構築すると ca(”)= 08.(z)X caz(z)となる。
ップ104にてそれぞれ同定された動的モデルに対する
伝達関数G 、 、 (z) 、 G、□(Z)に基づ
いて、システム全体の動的モデルの伝達関数G、(Z)
を構築すると ca(”)= 08.(z)X caz(z)となる。
ここで、G a(z) = N e (z)、/ u
(Z)である。ここで、N e (z)は制御出力量で
ある回転数の関数、u (z)は制御入力量であるパル
ス信号のデユーティ比の関数である。そこで第0式をN
e (z)に関して整理すると Ne(Z)= (a、z−’+azz−2)XNe(
z)+−(Jz−3+b2z−’)Xu(z)・−■′
となる。ここで、Z″1は時間遅れ演算子を表している
。
(Z)である。ここで、N e (z)は制御出力量で
ある回転数の関数、u (z)は制御入力量であるパル
ス信号のデユーティ比の関数である。そこで第0式をN
e (z)に関して整理すると Ne(Z)= (a、z−’+azz−2)XNe(
z)+−(Jz−3+b2z−’)Xu(z)・−■′
となる。ここで、Z″1は時間遅れ演算子を表している
。
よって、推定回転数Ne(i)は第■′式よりNe(i
)−a、・Ne(i4)+a2−Ne(+−2)(−b
+・u (i−3) 十b z−u (+−4) ・
・・ ■という式で推定可能となる。第0式に外部d
を考慮すると、tlt定回転数N e (i)はN e
(i)= a 、−N c (i−1) + a 2
−N e (i−2)+b、u(i−3) +b2−u
(+−4) 十d・・・ ■ により算出できる。
)−a、・Ne(i4)+a2−Ne(+−2)(−b
+・u (i−3) 十b z−u (+−4) ・
・・ ■という式で推定可能となる。第0式に外部d
を考慮すると、tlt定回転数N e (i)はN e
(i)= a 、−N c (i−1) + a 2
−N e (i−2)+b、u(i−3) +b2−u
(+−4) 十d・・・ ■ により算出できる。
尚、ここで、UはISCバルブ44の制御入力用を示す
ものであって、本実施例では励磁コイル48に印加され
るパルス信号のデユーティ比に相当する。また、iは最
初のサンプリング開始からの制御回数を示す変数である
。
ものであって、本実施例では励磁コイル48に印加され
るパルス信号のデユーティ比に相当する。また、iは最
初のサンプリング開始からの制御回数を示す変数である
。
(2)状態変数量X表示の方法
」1式■を状態変数量X(i)−(X+(i) Xz(
i) x、に)X4(i) X5(i)) 7を用いて
書き直すと、となる。
i) x、に)X4(i) X5(i)) 7を用いて
書き直すと、となる。
(3)付加積分型レギュレータの設計
上記第■、■式についてレギュレータを設計すると、最
適フィードバックゲインに= (KI K2 K3に
、に5)と状態変数量X (i) = (X + (i
) X z(i)χ:+(i) X4(i) X
5(i))” −(Ne(i) Ne(i−1)u
(i−1) u (i−2) u (i−3) )
とを用いるとu(i)=K ・ X(i)=に+ ・
N e (i)+Kz N e (i−1)+
に3− u (i−1)+Ka・u (i−2)+Ks
−u (i−3)・・・■ となる。更に、誤差を吸収させるための積分項u、(i
)を加え、 u(i)=に+・Ne(i)+Kz−Ne(i−1)+
に、、−u (i−1)+に、 u (i−2h K、
u (i−3)+u+(i)・・・■ としてISCバルブ44の制御入力量+」(i)を求め
ることができるごとになる。尚、ここで、Lll(i)
iJ、アイドル時の目標回転数NFと実際の回転数N
e (i)との偏差N F −N e (i)と積分
定数Kaから求まる値であり、 u+(i)=u+(ii)+Ka・(NF−Ne(i)
)−00として求められる。
適フィードバックゲインに= (KI K2 K3に
、に5)と状態変数量X (i) = (X + (i
) X z(i)χ:+(i) X4(i) X
5(i))” −(Ne(i) Ne(i−1)u
(i−1) u (i−2) u (i−3) )
とを用いるとu(i)=K ・ X(i)=に+ ・
N e (i)+Kz N e (i−1)+
に3− u (i−1)+Ka・u (i−2)+Ks
−u (i−3)・・・■ となる。更に、誤差を吸収させるための積分項u、(i
)を加え、 u(i)=に+・Ne(i)+Kz−Ne(i−1)+
に、、−u (i−1)+に、 u (i−2h K、
u (i−3)+u+(i)・・・■ としてISCバルブ44の制御入力量+」(i)を求め
ることができるごとになる。尚、ここで、Lll(i)
iJ、アイドル時の目標回転数NFと実際の回転数N
e (i)との偏差N F −N e (i)と積分
定数Kaから求まる値であり、 u+(i)=u+(ii)+Ka・(NF−Ne(i)
)−00として求められる。
第5図は、上述の如く構築したアイドル回転数を制御す
るシステムのブロック線図であって、この第5図では、
制御入力値u(i−1)をu (i)から導くためにZ
−1変換を用いて表示したが、ごれは過去d′制御入力
値u(i−])をRAM!l+3に記憶しておき、次の
制御の時点て読め出して用いることに相当する。
るシステムのブロック線図であって、この第5図では、
制御入力値u(i−1)をu (i)から導くためにZ
−1変換を用いて表示したが、ごれは過去d′制御入力
値u(i−])をRAM!l+3に記憶しておき、次の
制御の時点て読め出して用いることに相当する。
なお、第5図において一点鎖線でかこまれたブロックP
1が回転数を目標回転数N Fにフィードバック制御し
ている状態において状態変数量X(i)を定める部分、
ブロックP2がトー記積分項u、(i)を求める部分(
累積部)、及びブロックP3がブロックP1で定められ
た状態変数量X (i) とブ1コックP2で求められ
た積分項u、(i) とから今回の制御値u (i)を
演算する部分を示している。
1が回転数を目標回転数N Fにフィードバック制御し
ている状態において状態変数量X(i)を定める部分、
ブロックP2がトー記積分項u、(i)を求める部分(
累積部)、及びブロックP3がブロックP1で定められ
た状態変数量X (i) とブ1コックP2で求められ
た積分項u、(i) とから今回の制御値u (i)を
演算する部分を示している。
(4)最適フィードバックケインK及び積分定数Kaの
決定 最適フィードバンクケインK及び積分定数Kaは、例え
ば以下の手法によって決定できる。
決定 最適フィードバンクケインK及び積分定数Kaは、例え
ば以下の手法によって決定できる。
(最適サーボ系)
最適フィートハシクケインK及び積分定数Kaは、評価
関数、 J−Σ(Q (Ne(i)−NF) 2+R(u(i)
−u (i −])) 21 ・・・・・・ 0を
最小とするように決定される。ここで、評価関数Jとは
、ISCバルブ44の制御値u (i)の動きを制約し
つつ、制御出力としてのアイドル回転数N e (i)
の目標回転数NFからの偏差を最小にしようと意図した
ものであり、制御値u (i)に対する制約の重め付け
は、重みのパラメータQ、 Rの値によって変更する
ことができる。従って、重みバラメークQ、 Rの値
を種々換えて最適な制御特性かえられるまでのシュミレ
ーションを繰り返し、最適フィー1−ハソクリーインに
−〔K、 K。
関数、 J−Σ(Q (Ne(i)−NF) 2+R(u(i)
−u (i −])) 21 ・・・・・・ 0を
最小とするように決定される。ここで、評価関数Jとは
、ISCバルブ44の制御値u (i)の動きを制約し
つつ、制御出力としてのアイドル回転数N e (i)
の目標回転数NFからの偏差を最小にしようと意図した
ものであり、制御値u (i)に対する制約の重め付け
は、重みのパラメータQ、 Rの値によって変更する
ことができる。従って、重みバラメークQ、 Rの値
を種々換えて最適な制御特性かえられるまでのシュミレ
ーションを繰り返し、最適フィー1−ハソクリーインに
−〔K、 K。
K3 K4 K、)及び積分定数Kaを定めればよい。
そして上述の最適フィードバックケインに=〔KI K
2 K3 K4 K5]及び積分定数K aはモデル定
数al、az、b+、l)zに依存している。
2 K3 K4 K5]及び積分定数K aはモデル定
数al、az、b+、l)zに依存している。
そごで、実際のアイドル回転数を制御する系の変動(パ
ラメータ変動)に対するシステムの安定(’4(ロバス
ト性)を保障しようとすると、モデル定数alt az
+ bl、 t)zの変動分を見込んで最適フィードバ
ックゲインK及び積分定数Kaを設計する必要がある。
ラメータ変動)に対するシステムの安定(’4(ロバス
ト性)を保障しようとすると、モデル定数alt az
+ bl、 t)zの変動分を見込んで最適フィードバ
ックゲインK及び積分定数Kaを設計する必要がある。
従ってシュミレーションはモデル定数a l ) a
2+ b I ) b 2の現実に生じ得る変動を加味
して行ない、安定性を満足する最適フィードバックケイ
ンK及び積分定数K aを定める。変動要因としては、
ISCバルブ44のへたりやバイパス通路の目詰まり等
の経時的変化の他、負荷変動等によるものも考えること
ができる。なお、この最適フィードバックケインK及び
積分定数K aは例えば小さな負荷変動状態に対応する
ものと大きな負荷変動状態に対応するものとの2種類な
ど事前に複数個備えられていてもよく、負荷変動状態に
応じて切り替えるようにすることも考えられる。
2+ b I ) b 2の現実に生じ得る変動を加味
して行ない、安定性を満足する最適フィードバックケイ
ンK及び積分定数K aを定める。変動要因としては、
ISCバルブ44のへたりやバイパス通路の目詰まり等
の経時的変化の他、負荷変動等によるものも考えること
ができる。なお、この最適フィードバックケインK及び
積分定数K aは例えば小さな負荷変動状態に対応する
ものと大きな負荷変動状態に対応するものとの2種類な
ど事前に複数個備えられていてもよく、負荷変動状態に
応じて切り替えるようにすることも考えられる。
以下、制御対象の同定、状態変数量表示の方法、付加積
分型レギュレータの設計、最適フィードバックゲインの
決定について説明したが、これらは予め決定され求めら
れており、電子制御装置20の内部ではその結果すなわ
ち、第■、[相]式のみを用いて実際の制御を行なうの
である。
分型レギュレータの設計、最適フィードバックゲインの
決定について説明したが、これらは予め決定され求めら
れており、電子制御装置20の内部ではその結果すなわ
ち、第■、[相]式のみを用いて実際の制御を行なうの
である。
そこで、次に第6図のフローチャートに拠って電子制御
装置20が実際に行なう処理について説明する。
装置20が実際に行なう処理について説明する。
電子制御装置20は、電源が投入されると、燃料噴射制
御等の他の制御ルーチンと共に、第6図に示すISC制
御ルーチンを実行する。まず、起動直後には所謂初期化
の処理を行なう(ステップ200)。ここで初期化の処
理とは、例えばサンプリング回数を示す変数iを零に、
■SCバルブ44の制御量の初期値u (−]、) 、
u (−2)をそれぞれ定数ui1.ui2に、目
標回転数N Fと実際のアイドル回転数N e (i)
との偏差の累積Z(0)を定数Ziに、RAM53の所
定のエリアにおいて各々セン1〜する処理をいう。
御等の他の制御ルーチンと共に、第6図に示すISC制
御ルーチンを実行する。まず、起動直後には所謂初期化
の処理を行なう(ステップ200)。ここで初期化の処
理とは、例えばサンプリング回数を示す変数iを零に、
■SCバルブ44の制御量の初期値u (−]、) 、
u (−2)をそれぞれ定数ui1.ui2に、目
標回転数N Fと実際のアイドル回転数N e (i)
との偏差の累積Z(0)を定数Ziに、RAM53の所
定のエリアにおいて各々セン1〜する処理をいう。
続いて、入カポ−I〜56を介して回転数センソ30よ
り実際のアイドル回転数N e (i)を読み込み(ス
テップ201)、ISCバルブ44の制御量u (+)
を、最適フィーlバンクケインにと状態変数量X(i)
とから求める処理を行なう(ステップ202)。なお、
イニシャライス処理後の1回目のステップ202の処理
では、Nc(i)−=Nc(i−1)として処理を行な
う。こうして求めた制御入力N(本実施例ではデユーテ
ィ比)u(i)を用いて、ISCバルブ44を出カポ−
I・58を介して制御しくステップ203)、更にこの
制御量+1(i)を次回の処理に備えて(u (i−1
)として)RAM53の所定コニリアに記憶・更新する
処理を行なう(ステップ204)。
り実際のアイドル回転数N e (i)を読み込み(ス
テップ201)、ISCバルブ44の制御量u (+)
を、最適フィーlバンクケインにと状態変数量X(i)
とから求める処理を行なう(ステップ202)。なお、
イニシャライス処理後の1回目のステップ202の処理
では、Nc(i)−=Nc(i−1)として処理を行な
う。こうして求めた制御入力N(本実施例ではデユーテ
ィ比)u(i)を用いて、ISCバルブ44を出カポ−
I・58を介して制御しくステップ203)、更にこの
制御量+1(i)を次回の処理に備えて(u (i−1
)として)RAM53の所定コニリアに記憶・更新する
処理を行なう(ステップ204)。
続いて目標回転数N Fからのアイドル回転数Ne(i
)の偏差ΔZ (i)を求め(ステップ205)、ごれ
を累積する処理を行なう(ステップ206)。
)の偏差ΔZ (i)を求め(ステップ205)、ごれ
を累積する処理を行なう(ステップ206)。
その後、変数iの値を1だけインクリメントしてから(
ステップ207)、ステップ201へ戻り、上述したス
テップ201ないしステップ207の処理を繰り返し実
行する。
ステップ207)、ステップ201へ戻り、上述したス
テップ201ないしステップ207の処理を繰り返し実
行する。
第7図に実回転数(実線)、むだ時間を考慮して構築さ
れた動的モデルを用いて決定される決定回転数(破線)
、むだ時間を全く考慮せずに同次数で構築された動的モ
デルを用いて決定される決定手段(一点鎖線)の特性図
を示す。第7図を見ても分かるように、むだ時間を考慮
して構築された動的モデルを用いてなるアイドル回転数
制?111装置は、むだ時間を全く考慮−Uずに同次数
で構築された動的モデルを用いてなるアイドル回転数制
御装置よりも実回転数を極めて精度よく推定できている
。つまり、むだ時間部分とそれ以外の部分とについてそ
れぞれ動的モデルを同定した後、システム全体の動的モ
デルを構築しているため、推定精度が向」ニする。
れた動的モデルを用いて決定される決定回転数(破線)
、むだ時間を全く考慮せずに同次数で構築された動的モ
デルを用いて決定される決定手段(一点鎖線)の特性図
を示す。第7図を見ても分かるように、むだ時間を考慮
して構築された動的モデルを用いてなるアイドル回転数
制?111装置は、むだ時間を全く考慮−Uずに同次数
で構築された動的モデルを用いてなるアイドル回転数制
御装置よりも実回転数を極めて精度よく推定できている
。つまり、むだ時間部分とそれ以外の部分とについてそ
れぞれ動的モデルを同定した後、システム全体の動的モ
デルを構築しているため、推定精度が向」ニする。
また、サンプリング周期△tを
△t=L/N
と設定する。ごこて、Nは任意の整数である。そごで、
むだ時間部分の動的モテルが連続系では無限次数である
が、前述のザンプリング周jjllΔ1による離散系で
動的モデルを同定すると、C;、+(z) = 1 /
z ″ という簡単な動的モデルとなる。したがって電子制御装
置における制御演算に用いられる演算式が簡単なものと
なり、演算負荷を軽減することができる。
むだ時間部分の動的モテルが連続系では無限次数である
が、前述のザンプリング周jjllΔ1による離散系で
動的モデルを同定すると、C;、+(z) = 1 /
z ″ という簡単な動的モデルとなる。したがって電子制御装
置における制御演算に用いられる演算式が簡単なものと
なり、演算負荷を軽減することができる。
以」二のように構成された本実施例のアイドル回転数制
御装置は、エンジン10のアイドル回転数を制御する系
の内部状態を代表する状態変数量X(i)をアイドル回
転数を制御する系の過去の入出力Ne(i) 、 Ne
(i−1) 、 u(i−1) 、 u(i−2) 。
御装置は、エンジン10のアイドル回転数を制御する系
の内部状態を代表する状態変数量X(i)をアイドル回
転数を制御する系の過去の入出力Ne(i) 、 Ne
(i−1) 、 u(i−1) 、 u(i−2) 。
u(i−3)ならびに目標回転数NFと実際の回転数N
eとの偏差の累積値Z(1)のそのままの値を用いて構
成して、この状態変数値X (i)を構成する各個に、
−ヒ記最適フィー1ハックゲインKを川り合わせた各個
を加算することで、ISCバルブ44の制御量u (i
)を定めることができるので、オブザーバ等を必要とし
ない簡易な構成でもって、極めて精度良くかつ安定にエ
ンジン10のアイドル回転数を制御することができる。
eとの偏差の累積値Z(1)のそのままの値を用いて構
成して、この状態変数値X (i)を構成する各個に、
−ヒ記最適フィー1ハックゲインKを川り合わせた各個
を加算することで、ISCバルブ44の制御量u (i
)を定めることができるので、オブザーバ等を必要とし
ない簡易な構成でもって、極めて精度良くかつ安定にエ
ンジン10のアイドル回転数を制御することができる。
また他の実施例として、本実施例において構築したシス
テムの動的モデルを、特開昭59−7752号公報に開
示されるようなアイドル回転数制御に用いて行なうこと
もできる。
テムの動的モデルを、特開昭59−7752号公報に開
示されるようなアイドル回転数制御に用いて行なうこと
もできる。
さらに本実施例では、第3図ステップ104により直接
離散系の動的モデルを求めているが、連続系の動的モデ
ルは Czs、−に0m” / (S2+2Tω、S+ω、”
)となる。ここで、回転」−昇量ΔNe、、オーバー
シュートitΔNez、オーバーシュート発生時間t
ov、 ISCSCパルプ量Δθとするとに一△Nc、
/Δθ ω、−π/(5石・LoJ である。
離散系の動的モデルを求めているが、連続系の動的モデ
ルは Czs、−に0m” / (S2+2Tω、S+ω、”
)となる。ここで、回転」−昇量ΔNe、、オーバー
シュートitΔNez、オーバーシュート発生時間t
ov、 ISCSCパルプ量Δθとするとに一△Nc、
/Δθ ω、−π/(5石・LoJ である。
この連続系の伝達関数G(s)をリーンプリングINI
期Δtで離散化処理をして、離散系の伝達関数Ga2(
z)を求めるようにしてもよい。
期Δtで離散化処理をして、離散系の伝達関数Ga2(
z)を求めるようにしてもよい。
また本実施例では被制御対象をアイドル回転数を制御卸
するシステムとしたものについて説明したが、本発明は
制御入力量をアクチュエータ6、二入力後、ある時間(
むだ時間)経過後制御出力量か変化するようなシステム
であれば、どのような制御システムに対しても適応可能
である。
するシステムとしたものについて説明したが、本発明は
制御入力量をアクチュエータ6、二入力後、ある時間(
むだ時間)経過後制御出力量か変化するようなシステム
であれば、どのような制御システムに対しても適応可能
である。
〔発明の効果]
本発明を構成するにあたって、制御システムに対する動
的モデルを、むだ時間を考慮して、詳しくはむだ時間部
分とそれ以降の部分とに分けて、それぞれについて動的
モデルを離散系で同定している。そして、これら同定し
た動的モデルに基づいて制御システム全体の動的モデル
が予め構築されている。そしてこのようにむだ時間を考
慮して動的モデルを構築することで高精度な動的モデル
を得るごとができる。ぞして本発明では、この予め構築
された動的モデルに基づいて、制御入出力量に応じて状
態変数量を決定し、この状態変数量に基づいて制御入力
量を出力しているので、簡単な構成で(低次数の動的モ
デルを用いて)、高精度の制度が実現できるようになる
という優れた効果がある。
的モデルを、むだ時間を考慮して、詳しくはむだ時間部
分とそれ以降の部分とに分けて、それぞれについて動的
モデルを離散系で同定している。そして、これら同定し
た動的モデルに基づいて制御システム全体の動的モデル
が予め構築されている。そしてこのようにむだ時間を考
慮して動的モデルを構築することで高精度な動的モデル
を得るごとができる。ぞして本発明では、この予め構築
された動的モデルに基づいて、制御入出力量に応じて状
態変数量を決定し、この状態変数量に基づいて制御入力
量を出力しているので、簡単な構成で(低次数の動的モ
デルを用いて)、高精度の制度が実現できるようになる
という優れた効果がある。
また、本発明を内燃機関のアイドル回転数制御に適用す
るごとにより、低次数の動的モデルを用いて、即ち簡単
な構成で高精度なアイドル回転数制御が実現できるよう
になる。
るごとにより、低次数の動的モデルを用いて、即ち簡単
な構成で高精度なアイドル回転数制御が実現できるよう
になる。
さらに、動的モデルの同定においてザンブリング周期を
、むだ時間のN分のl (Nは任意の整数)に設定して
、離散系で動的モデルを同定することにより、むだ時間
部分が低次数の動的モデルに同定できる。したがって制
御装置における制御演算に用いられる演算式が簡単なも
のとなり、演算負荷を軽減することかできるという効果
も生じる。
、むだ時間のN分のl (Nは任意の整数)に設定して
、離散系で動的モデルを同定することにより、むだ時間
部分が低次数の動的モデルに同定できる。したがって制
御装置における制御演算に用いられる演算式が簡単なも
のとなり、演算負荷を軽減することかできるという効果
も生じる。
第1図は本発明のクレーム対応図、第2図は本発明を適
用した一実施例を示すエンジンとその周辺装置を示す概
略構成図、第3図は前記実施例において、被制御対象の
同定作動を説明に供するフローチャート、第4図は前記
実施例において、制御信号に対する回転数の特性図、第
5図は前記実施例におけるシステムのブロック線図、第
6図υJ前記実施例における電子制御装置の作動を説明
に供するフローチャー1・、第7図は前記実施例におい
て実回転数(実線)、むだ時間を分けてモデル同定した
モデルによる推定回転数(破線)、むだ時間を含めてモ
デル同定したモデルによる推定回転数(一点鎖線)の特
性図である。 30・・・検出手段、44・・・アクチェエータ、20
・・・制御手段。 代理人弁理士 岡 部 隆 (ばか]名)
用した一実施例を示すエンジンとその周辺装置を示す概
略構成図、第3図は前記実施例において、被制御対象の
同定作動を説明に供するフローチャート、第4図は前記
実施例において、制御信号に対する回転数の特性図、第
5図は前記実施例におけるシステムのブロック線図、第
6図υJ前記実施例における電子制御装置の作動を説明
に供するフローチャー1・、第7図は前記実施例におい
て実回転数(実線)、むだ時間を分けてモデル同定した
モデルによる推定回転数(破線)、むだ時間を含めてモ
デル同定したモデルによる推定回転数(一点鎖線)の特
性図である。 30・・・検出手段、44・・・アクチェエータ、20
・・・制御手段。 代理人弁理士 岡 部 隆 (ばか]名)
Claims (3)
- (1)被制御対象の作動状態を検出する検出手段と、前
記被制御対象の作動を調節する駆動部材を駆動するアク
チュエータと、 前記検出手段により検出された作動状態に応じて前記ア
クチュエータを制御するための制御データを所定周期毎
に演算し、前記制御データに応じた制御信号を出力する
制御手段とを有するディジタル制御装置であって、 前記制御手段は、 予め構築された動的モデルに基づいて、前回の演算タイ
ミングにおいて求めた前記制御データと前記検出手段に
て検出された作動状態とに応じて状態変数量を決定する
決定手段と、 前記被制御対象が所要の作動状態となるように前記状態
変数量に応じて前記制御信号を出力する出力手段とを備
え 前記動的モデルは、前記制御信号が前記アクチュエータ
に入力されてから作動状態が変化しはじめるまでのむだ
時間を離散系で同定した第1の動的モデルと前記むだ時
間以降の部分を離散系で同定した第2の動的モデルとに
基づいて構築されたものであることを特徴とするディジ
タル制御装置。 - (2)内燃機関の回転数を検出する検出手段と、前記回
転数を調節するアクチュエータと、 前記検出手段により検出された回転数に応じて前記アク
チュエータを制御するための制御データを所定同期毎に
演算し、前記制御データに応じた制御信号を出力する制
御手段とを有するディジタル制御装置であって、 前記制御手段は、 予め構築された動的モデルに基づいて、前回の演算タイ
ミングにおいて求めた前記制御データと前記検出手段に
て検出された回転数とに応じて状態変数量を決定する決
定手段と、 前記回転数が所望の回転数となるように前記状態変数量
に応じて前記制御信号を出力する出力手段とを備え、 前記動的モデルは、前記制御信号が前記アクチュエータ
に入力されてから回転数が変化しはじめるまでのむだ時
間を離散系で同定した第1の動的モデルと前記むだ時間
以降の部分を離散系で同定した第2の動的モデルとに基
づいて構築されたものであることを特徴とするディジタ
ル制御装置。 - (3)前記制御装置における前記所定周期は、前記むだ
時間のN分の1(Nは任意の整数)であることを特徴と
する請求項1または2記載のディジタル制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12348589A JPH02301805A (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | ディジタル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12348589A JPH02301805A (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | ディジタル制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02301805A true JPH02301805A (ja) | 1990-12-13 |
Family
ID=14861797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12348589A Pending JPH02301805A (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | ディジタル制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02301805A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05180059A (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-20 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の空燃比検出方法 |
JPH06266408A (ja) * | 1993-03-12 | 1994-09-22 | Hitachi Ltd | プロセスの適応制御方法およびプロセスの制御システム |
-
1989
- 1989-05-17 JP JP12348589A patent/JPH02301805A/ja active Pending
Cited By (2)
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