JPH02300500A - 粉塵抑制装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野］ この発明は、トンネル掘削時等に於て発生する粉塵の抑
制方法並びに、この粉塵抑制方法に用いる装置に関する
ものであり、特に、泡を生成するための発泡装置をトン
ネル掘削機等に取付け、該掘削機による掘削作業と同時
に、該掘削作業時に発生する粉塵を前記発泡装置より噴
射せられる泡にて包被せしめて該粉塵を抑制するための
方法並び装置に関するものであり、且つ、本発明は前記
トンネル掘削工法のみならず、建築物等の解体工法時に
発生する粉塵の抑制方法並びにその装置にも応用できる
ものとする。

［従来の技術］ 従来、トンネルの掘削時に於て発生する粉塵を抑制する
ために、 ａ：切羽若くは掘削部に多量の水を撒水して浮遊してい
る粉塵を抑制する。

ｂ＝掘削機の後方に集塵機を取付け、該集塵機にて浮遊
している粉塵を吸収する。

Ｃ：換気量を増大することにより粉塵を稀釈する。

等の対策が講ぜられていた。

［発明が解決しようとする課題］ 上記ａ項記載の方法は大量の水を使用するため、土砂地
山の場合は該地山が劣化し、或は路盤の泥ねい化が促進
される欠陥がある。又、該路盤が泥ねい化することによ
りベルトコンベア等にょルスり出し能力が低下したり、
或は前記欠陥に鑑み粉塵抑制のための撒水量を制限すれ
ば、トンネル内に粉塵が充満して杭内環境が著しく悪化
するのである。又、硬岩地山の場合に於ては、切削時間
が長いため前記の撒水量が大量となり、それによる濁水
処理量が増加する。更に、該撒水によってカバーできる
範囲が狭く、粉塵抑制には効果的に機能していないと云
う問題点があった。又、上記す項並びにＣ項記載の方法
を用いる場合は、集塵機等が大量であるにも拘らず、継
続して大量に発生する粉塵の抑制効果を期待し得る程度
には到らないのである。

そこで、周辺地山の劣化並びに路盤の泥ねい化等を招来
することなく、簡易、確実に粉塵の抑制効果が期待でき
るようにするために解決せらるべき技術的課題が生じて
くるのであり、本発明は該課題を解決することを目的と
する。

し課題を解決するための手段］ 本発明は、上記目的を達成せんとして提案せられたもの
であり、 （１）トンネル掘削時等に於て、その切羽若くは掘削部
に向って発泡装置にて生成される泡を連続的に噴射し、
鎖部によって機械作動中に発生する粉塵を吸収せしめて
下部に沈積させることができるようにしたことを特徴と
するトンネル掘削時等に於て発生する粉塵の抑制方法。

（２）上記発泡装置は、前端部に泡の噴射部を設けた筒
状体内の前方部に、両面開放の多数の小パイプを該筒状
体の軸心方向に密接して詰め込み、更に、該小パイプの
始端部位に発泡液の噴射ノズルを対設すると共に、その
後方より圧縮空気を噴射して前記噴射ノズルより噴射さ
れた発泡液を発泡させて、前記泡の噴射部より該泡を前
方に向って噴射させるようにしたことを特徴とする請求
項（１）記載の粉塵抑制方法に用いる装置。

を提供せんとするものである。

［作用］ 請求項（り記載の発明は、例えばトンネル掘削時に於て
、その切羽若くは掘削部に向って泡を発泡装置より連続
的に噴射するので、前記掘削作業に際して発生する粉塵
を鎖部によって被覆包含して沈積する。依って、作業環
境は著しく向上し、地山或は路盤を傷損することもな（
なる。

又、請求項（２）記載の発明は、前記請求項（り記載の
発明を効果的に実施できる装置である。即ち、発泡装置
は掘削現場の切羽若（は掘削部に向うように掘削機等に
取付けられるのであるが、該発泡装置は筒状体内の前方
部に両面開放の多数の小パイプが該筒状体の軸心方向に
密着して殆ど隙間なく詰め込まれている。そして、該小
パイプの始端部位に噴射ノズルが対設され、該噴射ノズ
ルより発泡剤を前記小パイプの始端部位に向って噴射す
る。このとき、該発泡剤は膜状となる。更に、該噴射ノ
ズルの後方から圧縮空気を噴射するので、前記発泡膜が
該圧縮空気によって泡となり、各小バイブ内を通過して
筒状体の先端部に設けた噴射部より前方の切羽若くは掘
削部に噴射し、周辺に発生している粉塵を包被して沈積
する。このとき、前記小パイプは、例えばポリプロピレ
ンのバイブを蜂の巣状に詰め込むことにより前記圧縮空
気が整流されて均一なる泡の噴射が可能となると共に、
圧縮空気によって該泡を遠くへ噴射することも可能とな
るのである。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を別紙添付図面に従って詳述す
る。第１図に於て（１）は発泡装置を示す。

該発泡装置（１）は筒状体（１１）と、該筒状体（１１
）の前方部に取付けた噴射部（２）、及び該筒状体（１
１）内面前方部に隙間なく詰め込まれた小パイプ（３）
（３）・・・、該小パイプ（３）（３）−・・の前後端
面に張設された金網（４）（４）、並びに該小パイプ（
３）（３）・・・の前方部に配設された発泡剤の噴射ノ
ズル（５）、及び該噴射ノズル（５）の後方より圧縮空
気を噴射するためのエアーホース（６）より成る。而し
て、前記筒状体（１ａ）の背面（１ｂ）は閉塞され塩ビ
バイブを用いて形成され、且つ、その径は約１００　ａ
ｎ程度のものを用いるを可とするが、之に限定せらるべ
きではない。

更に、該筒状体（１１）の前面の開放部に前後開放の噴
射部（２）が嵌着されているが、該噴射部（２）は前記
筒状体（１りより小径（約６０＋＋ｎ程度）に絞るを可
とする。然るときは、泡（Ｗ）（Ｗ）・・・をより遠く
に噴射せしめることができるが、必ずしも之に限定せら
るべきではない。又、前記小パイプ（３）（３）・・・
はポリプロピレンバイブのストロ−状のもので形成され
るを可とするが、材質等は特に之に限定せらるべきでは
ない。而して、該小パイプ（３）（３）・・・は前記筒
状体（１り内に相互に密着せしめて殆ど隙間なく詰め込
まれており、そして、該小パイプ（３）（３）・・・の
前後端面に金網（４）（４）が張設せられている。又、
前記噴射ノズル（５）は、タンク（７）内の発泡液（８
）をポンプ（９）にて前記小パイプ（３）（３）・・・
の始端部に張設された前記金網（４）の面に噴射する。

然るときは、該発泡液（８）は金網（４）の表面に於て
膜状となる。

一方、前記エアーホース（６）の先端部（６りは前記筒
状体（１ｍ）の背面（１ｂ）側に向って配設されており
、コンプレッサー（１０）の圧縮空気を前記筒状体（１
ａ）の背面（１ｈ）に噴射せしめて該圧縮空気を拡散さ
せ、そして、該拡散した圧縮空気は該筒状体（１１）内
を前方に方向転換して前記膜状に形成された発泡液（８
）に噴射され、ここで、該膜状の発泡液（８）は泡（Ｗ
）（Ｗ）・・・に形成され、前記圧縮空気と共に前記小
パイプ（３）（３）・・・内に分散して前方の噴射部（
２）に送られ、該噴射部（２）の先端より鎖部（Ｗ）　
（Ｗ）・・・が噴射されることになる。

尚、第１図に於て（１１）は圧力計であり、（１功はバ
ルブ、（７ａ）は発泡液供給ホースを示す。

而して、前記発泡装置（１）は第２図に示すロードヘッ
ダーと称せられるトンネル掘削機０→の上部前方部位に
取付けられ、そして、前記噴射部（２）が切羽（に）面
に対峙して設けられ、該掘削機（＋１４ごて切羽（に）
面を掘削するときに生じる粉塵は前記噴射部（２）より
噴射せられる泡（Ｗ）　（Ｗ）・・・にて包被せられて
下部に落下して沈積する。そこで、該沈積物は掘削物と
共にスクレーパー（ゆ及びコンベア（１ツを介して後方
へ移送することができる。

又、第３図に示すものはブレーカと称せられる掘削機（
＋３１）である。この掘削機（１３ａ）の先方部位に前
記発泡装置（＋）が取付けられ、そして、該噴射部（２
）が掘削部（１１）に対面する如（配設されて前述のロ
ードヘッダーに取付けられた発泡装置（１）と同様の作
用を為すのである。

斯くの如く、発泡液（８）は筒状体（１１）内に送られ
て膜状となり、そして、前記圧縮空気の噴射にて泡（Ｗ
）（Ｗ）・・・が生成され、小パイプ（３）（３）・・
・を介して噴射部（２）より前方に噴射されて粉塵を悉
く包被することになるが、該小パイプ（３）（３）・・
・によって前記圧縮空気はその流れが整流となり、依っ
て、前記噴射部（２）から鎖部（Ｗ）　（Ｗ）・・・を
噴射するとき、該圧縮空気は均一となって周辺に浮遊し
ている粉塵を効率よ（包被して作業環境を著しく向上せ
しめることができるのである。

尚、この発明は、この発明の精神を逸脱しない限り種々
の改変を為す事ができ、そして、この発明が該改変せら
れたものに及ぶことは当然である。

［発明の効果コ この発明は上記一実施例に於て詳述せる如き方法並びに
装置に係るので、発泡液は少量（毎分約５１程度）の液
体でトンネル掘削時の粉塵を抑制でき、更に、該発泡液
にて生成される泡は圧縮空気を利用して泡生成と共に掘
削部位に噴射されるように構成したため、電動ファンに
比べて装置自体が軽量且つコンパクトに形成できてコス
トダウンにも寄与できる。更に、小パイプを密集して筒
状体に詰め込んでいるので圧縮空気も整流でき、均一に
泡を噴射できると共に、より遠くに噴射させることがで
きる。

斯くして、従来のように水を用いないので地山の劣化及
び路盤の泥ねい化もなく、掘削時に発生する粉塵は効率
良（抑制されて作業環境を著しく向上せしめる等、正に
著大なる効果を奏する発明である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図は発泡装置の解説
縦断側面図、第２図及び第３図は施工状態を示す解説側
面図である。 （１）・・・・・・発泡装置　　　　（ｂ）・・・・・
・筒状体（２）・・・・・・噴射部　　　　　（３）・
・・・・・小パイプ（５）・・・・・・噴射ノズル　　
　（６）・・・・・・、エアーホース（８）・・・・・
・発泡液

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）トンネル掘削時等に於て、その切羽若くは掘削部
   に向って発泡装置にて生成される泡を連続的に噴射し、
   該泡によつて機械作動中に発生する粉塵を吸収せしめて
   下部に沈積させることができるようにしたことを特徴と
   するトンネル掘削時等に於て発生する粉塵の抑制方法。
2. （２）上記発泡装置は、前端部に泡の噴射部を設けた筒
   状体内の前方部に、両面開放の多数の小パイプを該筒状
   体の軸心方向に密接して詰め込み、更に、該小パイプの
   始端部位に発泡液の噴射ノズルを対設すると共に、その
   後方より圧縮空気を噴射して前記噴射ノズルより噴射さ
   れた発泡液を発泡させて、前記泡の噴射部より該泡を前
   方に向って噴射させるようにしたことを特徴とする請求
   項（１）記載の粉塵抑制方法に用いる装置。