JPH02300154A - 安息香酸誘導体の製造法 - Google Patents

安息香酸誘導体の製造法

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JPH02300154A
JPH02300154A JP11947189A JP11947189A JPH02300154A JP H02300154 A JPH02300154 A JP H02300154A JP 11947189 A JP11947189 A JP 11947189A JP 11947189 A JP11947189 A JP 11947189A JP H02300154 A JPH02300154 A JP H02300154A
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JP
Japan
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alkyl
compound shown
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solvent
derivative
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Pending
Application number
JP11947189A
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English (en)
Inventor
Makoto Sugiyama
信 杉山
Masahiro Kise
黄瀬 正博
Shoichi Jokai
畳開 庄一
Kenichi Nakamura
憲一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shinyaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shinyaku Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、血中脂質低下作用を有し、医薬品として有用
なベンズアミドエトキシ安息香酸誘導体の製造法に関す
る。
更に詳しくは、本発明は、次の一般式(I)で表わされ
るフェニルオキサゾリン誘導体と、次の一般式(n) で表されるフェノール誘導体とを、有機溶媒中又は無溶
媒で反応することを特徴とする、次の一般式(■) で表されるベンズアミドエトキシ安息香酸誘導体の製造
法に間する。
ここに、R1は、水素、アルキル゛、<ロゲンを表し、
R2は、アルキルを表す。
本発明に係る化合物(III)は、血中脂質低下作用を
有し、高脂血症及び動脈硬化症の治療及び予防に有用で
あることが判っている(特開昭63−159359)。
従って、本発明は、医薬品として有用な化合物を従来法
よりも極めて有利に提供するものである。
(従来の技術) 従来、本発明に係る一般式(m)で表されるベンズアミ
ドエトキシ安息香酸誘導体の製造法として、■安息香酸
もしくは安息香酸の反応性誘導体とアミノエトキシ安息
香酸アルキルエステルとの縮合による方法、又は、■ベ
ンゾイルクロライドとエチレンイミンから生成したベン
ゾイルアジリジンとヒドロキシ安息香酸アルキルエステ
ルとの縮合による方法が知られている(前記文献)。
しかしながら、■においては、原料を得る工程が長く、
操作が煩雑であり、■においては、工程数は、少ないが
、高価でしかも猛毒のエチレンイミンを使用するために
大量の取扱は、非常に困難であるという欠点を有してい
た。かかる理由により、いずれの方法も工業的手段とし
て不適であり、また、収率、純度も満足のいくものでは
なかった。
が、2−フェニルオキサゾリンとp−ヒドロキシ安息香
酸を無溶媒で280℃で反応して得られることは、知ら
れている(ドイツ特許1062253号)。この製法に
おいては、280℃という高温で製造しており、特別な
設備を必要とするものである。
(発明が解決しようとする課題) そこで本発明者らは、かかる事情に鑑み、上記欠点を克
服する目的でエチレンイミンを使用することなく、(m
)の化合物を工業上取扱い易く、かつ安価な原料から出
発でき、しかも、簡便で、かつ高収率・高純度に製造す
る方法について鋭意検討を重ねた結果、以下に記載する
本発明に到達した。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、原料物質として一般式(I)で表され
るフェニルオキサゾリン誘導体を用いるところにある。
このフェニルオキサゾリン誘導体(T)とフェノール誘
導体(II)とを縮合することにより、(III)を高
純度、高収率に取得することができることを見出し、本
発明に到達した。
(I)     (II)         (III
)(R1、R2の定義は、前記と同じ) 以下に本発明の詳細な説明する。
上記(I)、 (II)及び(III)に関し、R1、
R2で示されるアルキルとしては、メチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、
tert−ブチル等の炭素数1〜4の直鎖状又は分枝状
のものを用いることができる。R1で示されるハロゲン
としては、塩素、弗素、臭素、沃素を用いることができ
る。
本発明の実施にあたっては、(I)と(n)とを無溶媒
又は反応に不活性な溶媒中で反応させる。
特に、溶媒を用いると、好適に反応を進めることができ
る。溶媒としては、トルエン、キシレン、N、N−ジメ
チルホルムアミド、ジオキサン、ジメチルスルホキシド
、ジエチレングリコールジメチルエーテル等の比較的高
沸点のものが好ましい。 (■)は、 (I)1モルに
対して1モル以上、好ましくは、2〜4モル用いる。反
応温度は、100℃以上で行なうのがよく、通常、便宜
的には、用いる溶媒の沸点、即ち、還流下に行なう。反
応時間は、出発原料、溶媒の種類やその量及び反応温度
によって異なるが、通常、1〜10時間加熱還流するこ
とにより完結する。
このようにして製造された化合物(m)は、常法に従っ
て加水分解してカルボン酸に変換することができる。か
かる加水分解反応は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム若しくは炭酸カリウム等のアルカリの存在下、水、ア
ルコール(メタノール、エタノール、プロパツール、ブ
タノール等)又はその混合溶媒中で、通常、0〜150
℃、好ましくは、20〜100℃で行なう。アルカリの
使用量は、通常、エステル1モルに対し、1〜5モル、
好ましくは、2〜3モル用いる。
本加水分解反応は、塩酸、5R酸等の鉱酸の存在下、含
水アルコール(例、メタノール、エタノール等)中、室
温〜80℃で行なうこともできる。酸の使用量は、通常
、エステル1モルに対し、0.1〜lOモル、好ましく
は、0.2〜3モルである。
出発原料として用いるフェニルオキサゾリン化合物(I
)は、参考例として後述するが、公知の方法に従って製
造することができる。
もう一つの出発原料である(II)は、市販されている
ものを用いることができる。
このようにして製造される目的化合物(m)は、自体公
知の手段により、例えば、濃縮、液性変換、転溶、溶媒
抽出、結晶化、分留、クロマトグラフィーなどにより単
離精製することができる。
(実施例) 以下に参考例及び実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明する。
参考例1 2−(4−イソプロピルフェニル)オキサゾリン(I)
モノエタノールアミン13.4gと酢酸エチルエステル
40m1に、氷水冷却下、攪拌しながら、クミルクロリ
ド18.3gの酢酸エチルエステル(37ml)溶液を
滴下する。滴下後、更に、室温下、2時間攪拌する。反
応液中の結晶を濾去し、結晶を酢酸エチルエステルで洗
浄する。濾液と洗液を合わせ、水洗後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。減圧留去して、N−ヒドロキシエチル−
4−イソプロピルベンズアミドを無色油状物として18
.7g得た。収率91%この油状物18.7gにトルエ
ン56m lを加え、水冷下、攪拌しながら、′gi2
10.6gを加え、内温75±5℃で2時間反応する。
反応液に、水冷下、攪拌しながら、水56m1を加え、
静置して分液する。上層は、更に、102塩酸10m1
で抽出する。水層を合わせ、1oz水酸化ナトリウム水
溶液約120m1を加えて、pH> 10とし、酢酸エ
チルエステル約150m1で抽出する。上層を水洗後、
硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧留去して2−(4−イ
ソプロピルフェニル)オキサゾリンを淡黄色油状物とし
て15.3g得た。収率90X(2)モノエタノールア
ミン6.7g、アセトニトリル55m1及びトリエチル
アミン10.0gに、氷水冷却下、攪拌しながら、クミ
ルクロリド18.33のアセトニトリル(I8ml)溶
液を滴下する。更に室温で2時間撹拌する。次いて、氷
水冷却し、攪拌しながらチオニルクロライド14.3g
を滴下する。更に室温で1時間撹拌する。炭酸カリウム
41.0gを加え、攪拌しながら、室温で1時間、更に
4時間還流する。
反応液より、アセトニトリルを減圧留去し、残渣に水2
00m lとトルエン100m1を加え、抽出する。上
層を水洗後、IOX塩酸で抽出する。水層を合わせ、l
Oz水酸化ナトリウム水溶液100m1を加えてアルカ
リ性(pi(; 11)とし、トルエンで抽出する。上
層を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧留去し、
2−(4−イソプロピルフェニル)オキサゾリンを無色
結晶として18.9g得た。融点42〜43℃収率10
0: 実施例1 4(2−(4−イソプロピルベンズアミド)エトキシ]
安息香酸メチルエステル 参考例1で得た2−(4−イソプロピルフェニル)オキ
サゾリン15.33. p−ヒドロキシ安息香酸メチル
エステル36.8gとキシレン15m1を、攪拌下、7
時間、緩和に還流する。反応液を室温まで冷却し、トル
エン140m lと1oz水酸化ナトリウム水溶液10
0m lを加え、攪拌後、静置して分液する。上層を水
洗した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧留去する。
残渣にイソプロパツール37m1を加え、冷却して結晶
を析出させる。結晶を濾過し、イソプロパツール約20
m1で洗浄後、約50℃で乾燥し、融点96〜97℃の
白色結晶19.3gを得た。収率7oz参考例2 4−[:2−(4−イソプロピルベンズアミド)エトキ
シ]安息香酸 実施例1で得たp−イソプロピルベンズアミドエトキシ
安息香酸メチルエステル19.3gにメタノール38.
6mlを加え、更に、この中に水酸化ナトリウム4.7
gの水溶液(水30m1)を加え、攪拌下、2時間還流
する。反応液からメタノールを減圧留去した後、残留液
に水90m lを加え、更に、濃塩酸13.5mlを加
えて、pHを約1とし、結晶を晶出させる。結晶を濾取
し、水洗後、60℃で乾燥し、白色の粗結晶18.5g
を得た。粗結晶をエタノール278m1で再結晶し、析
出結晶を濾取し、エタノールで洗浄後、60℃で乾燥し
、目的物を白色結晶として16.7g得た。
収率9oz  融点202〜204°C(発明の効果) 本発明の方法の確立により1.工業上取扱い易く、かつ
安価な原料より、緩和な条件下に極めて簡単な操作て高
収率、高純度に目的化合物を製造することができる。ま
た、猛毒のエチレンイミンを使用せず、しかも比較的低
い温度で製造することができるので、特別な施設を必要
としない。従って、本発明は、工業的製造法として極め
て有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で表わされるフェニルオキサゾリン誘導体と、次の一般
    式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で表されるフェノール誘導体とを、有機溶媒中又は無溶
    媒で反応することを特徴とする、次の一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) で表される安息香酸誘導体の製造法。 式中、R^1は、水素、アルキル、又はハロゲンを表し
    、R^2は、アルキルを表す。
JP11947189A 1989-05-12 1989-05-12 安息香酸誘導体の製造法 Pending JPH02300154A (ja)

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