JPH02299718A - 製管方法 - Google Patents

製管方法

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JPH02299718A
JPH02299718A JP12016389A JP12016389A JPH02299718A JP H02299718 A JPH02299718 A JP H02299718A JP 12016389 A JP12016389 A JP 12016389A JP 12016389 A JP12016389 A JP 12016389A JP H02299718 A JPH02299718 A JP H02299718A
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Masashi Takaso
正志 高祖
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、薄肉管の製造に好適な溶接による製管方法お
よびこれに使用する製管用ダイスに関する。
〔従来の技術] この種の製管方法として代表的な電縫製管法では、第4
図に示すように、帯鋼をC状に成形した管状成形材10
がフィンロールと呼ばれる水平ロール11でガイドされ
ながら進行する。フィンロール11はキャリバーロール
で、そのキャリバー中央部周方向にフィン12を有し、
該フィン12で管状成形材1Gの端面突合せ部14.1
4をガイドする。そして、フィンロールtiの出側に設
けたスクイズロールと呼ばれるimの垂直ロール13.
13で端面突合せ部が密着され、密着部が溶接される。
溶接には一般に高周波加熱が用いられているが、薄肉管
ではレーザ光等の高エネルギービームも用いられている
製管に高エネルギービームを用いた方法としては、上記
以外にも例えは管状成形材をダイス内に挿通させてその
端面突合セ部を密若さセた後、密着部を高エネルギービ
ーム照射にて溶接する方法が特公昭49−3376号公
報に開示されている。
(発明が解決しようとする課題〕 従来の電縫製管法では1.薄肉管を製管する場合に次の
ような問題点がある。管状成形材lOはフィンロール1
1にて水平方向および周方向の位置決めが行われている
が、薄肉管ではフィンロール11とスクイズロール13
.13との間で材料にねしれが生じやすく、端面突合せ
部14.14がIi1方向に移動するローリング現象を
生しる危険性が高い。また、スクイズロール13.13
で管状成形材lOにアブセン]・を加える際にはアプセ
ント力の変動にともなって端面の突合(J、′開始点(
V点)が管軸方向で容易に移動する。アブセy I・力
付加持には更に端面突合せ部14.14のオーバーラツ
プも生じやすい。
同IYに、ダイスで管状成形材(、こアプセットを加え
る製管方法でも、ダイスとその外部のガイドとの間が離
れているために5.薄肉管ではローリング等の問題とな
る材料移動が生しやすい。
本発明は、薄肉管の場合にも−h記問題を生しることが
ない成形安定性に優れた製管方法およびこれに使用する
製管用ダイスを従供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明の製管方法は、管状成形材をダイス内に挿通さゼ
”でその端面突合せ部を密着させるに際し、ダイス内周
面に設けた軸方向のガイドフィンにて上記端面突合上部
4I案内し、端面突合せ部がダイス内で密着後にダイス
内夕(面m通の貫通部を通して密着部をダイス内で高エ
ネルギービーム照射により溶接することを特徴としCな
る。
本発明の製管用ダイスは、入側から出側に向かって内径
が漸減するテーパ内周面と、その出側に延在するストレ
ート 面に出側に向かって幅が漸減する軸方向のガイドフィン
が設けられると共に、ストレート内周面のガイドフィン
延長線」−に内外面n通の貫通部が設けられていること
を特徴としてなる。
本発明の製管用ダイスにおいて、そのガイドフィンを管
状成形材の端面突合」を部間に位置させ、この状態でダ
イス内に管状成形材を挿通させると、管状成形材がガイ
ドフィンで案内されながらダイス内に挿入されて行き、
それに従ってダイスのテーパ内周面で管状成形材が縮径
される。この時、ガイドフィンはその出側に向かって幅
が漸減しているので、管状成形材の縮径イ1こともなっ
て端面突合せ部が相1に接近し、最終的にはこれを密着
させることができる。管状成形材の密着部をダイス外か
ら貫通部を通じて高エネルギービームを照射すれば、管
状成形材がダイス内で保持されたままで、その密着部が
溶接される。
第1図(a)〜(0)は本発明方法を実施するのに適1
−。
た製管用ダイスであって、本発明ダイスの代表例を示し
ている.(a)は平面図、(b)は入側よりみた正面図
、(C)は(b)の)IX線断面矢視図、(d)および
(e)は材料挿入状態での入側より見た正面図および出
側より見た正面図である。
該ダイスは円筒状で、その内周面は入側端面から突合土
部開始点(V部)までの領域(B−A)がテーパ内周面
1、突合せ開始点(7点)から出側端面までの領域(A
−D)がテーパ内周面1に続くストレート内周面2にな
っている。テーパ内周面1が出側で集束する位置はCで
表わされている。テーパ内周面1の周方向一部分にはガ
イドフィン3が軸方向に延設されている。ガイドフィン
3は入ff!’Hla面から突合開始点(V点)の手前
までの領域(B−IE) に設けられていて、出側に向
かって幅を中心軸に対して対称的に漸減させている。
ガイドフィン3の断面形状は、その両側面に管状成形管
10の端面突合せ部14.14が密着するように台形状
である。突合ゼ開始点(7点)はガイドフィン3の両側
面の延長線交点に位置している。ダイスのガイドフィン
3が設けられた側には、内外面間を連通さぜる貫通部4
が設りられている。
貫通部4は突合せ開始点(7点)を含むようにその入側
から出(PI端面までの領域にIJ状に形成されている
このような製管用ダイスにおいて、その寸法は次のよう
にして決定される。ただし、 a:突合せ開始点からテーパ内周面集束点ままの距離(
A−C間距離) b;入側端面(テーパ内周面入側端)からテーパ内周面
集束点までの距離(B−C間距離) p;テーパ内周面の中心軸に対する傾斜角度9ニガイド
フィン側面の中心軸に対する1頃斜角度 D;ストレート内周面の直径(テーパ内周面の出側端直
径−溶接管15の直径) C:入側端面でのガイドフィン幅 θ;ガイドフィン側面の立上角度 E:素材幅 α;アブセント代 突合せ開始点Aにおいては(1)〜(3)式が成立する
E−πD+α       −(1) t a n p = D / 2 a    −=−−
(21p = t a n−’ (D/ 2 a ) 
 −−−(3)入側端面位置Bにおいては(4)〜(6
)式が成立する。
2πbLanp ・θ/360  =2πbtanp−
2πatanp θ−360(b−a ) / b   −−(4)c 
= 2 (b −a ) t a n q  −一−−
〜−(5)sin(θ/ 2 ) −c / 2 b 
t a n p−(6)(2)〜(6)式からは(7)
式が導かれる。
そして、管外径り、a、bを決定すれば(3)式、(7
)式よりp、qが求まり、ダイス形状が決定される。
また、素材幅Eはアプセット化αより(1)式にて決定
される。
〔作  用〕
本発明方法および本発明ダイスによる製管では、次のよ
うにして問題となる材料移動および材料変形が防止され
る。
ダイス内周面に延設されたガイドフィンにより、管状成
形管がその軸方向の広い領域で、しかも突合せ部の密着
直前まで、周方向に位置決めされる。
したがって剛性の乏しい薄肉管においても周方向の安定
性が増し、ローリングが防止される。
アブセント化はダイス内径と素材幅とで画一的に決定さ
れ、変動要因を実質的に含まない。したがって、アブセ
ット力の変動が少なく、これにともなう突合せ開始点(
7点)の軸方向移動も防止される。
貫通部を通してダイス内で突合せ開始点(7点)を溶接
することが可能になる。突合せ開始点(7点)を溶接す
れば、溶接金属にアブセット力が作用し、アプセット化
が溶接金属の排出により吸収されるので、薄肉管にアプ
セットを与えても突合せ開始点近傍でオーバラップは生
じない。
〔実施例) 以下に本発明の詳細な説明する。
第1図に示すダイスを使用して外径50.8M、肉厚0
.3〜3. Owaの5US304鋼管を製造した。
ダイス形状はa=500M、b=550mm、p−2,
9” 、q=9.0” 、c=15.7aum、θ= 
32.7 @に設計されている。溶接は、ダイスの貫通
部を通してレーザビーム(出力1000W)を管状成形
管の突合せ開始点(v点)に直角に照射することにより
行った。アプセット化は調帯幅の変化により種々調整し
た。また、比較のために同様の銅管を同一溶接条件で第
4図に示すロールによる電縫溶接法で製造した。
アプセット化0.1a(一定)で製管を行った時の溶接
管の肉厚とV点ローリグ量との関係を第2図に示す。従
来のロールによる製管では0.6M厚以下の薄肉管の場
合に0.6 m程度のローリングが生じるのに対し、本
発明のダイスによる製管では薄肉管の場合にもローリン
グ量は0.1w以下に抑えられる。また、アブセント化
0.1mm(一定)での肉厚と7点の軸方向変動量との
関係を第3図に示すが、肉厚0.6鴫以下の薄肉管の場
合に従来製管では0.3M程度の変動が生しるが、本発
明製管ではこの変動が0.1m以下(、こ抑制されてい
る。
アプセット時のオーバラップについては、肉厚0.6m
m(−定)でアブセント化を種々変更した時のオーバラ
ップの発生状況を第1表に示している。
同表から明らかなように1、従来のロール製管ではアブ
セント代が0.3mm以上でオーバラップが生しるが、
本発明のダイス製管ではアプセット・代が0゜9111
Imを超えるまでオーバラップが生じない。
第   1   表 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明の製管方法およ
びダイスは管状成形管を)容接し゛て薄肉管を製造する
場合に問題となる材料移動および材料変形を抑え、溶接
管の品質向上および製管歩留りの向上を図ると共に、製
管能率の向上にも貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ダイスの説明図、第2図および第3図は
本発明の有効性を示すグラフ、第4図は従来のロール製
管の説明図である。 図中、l:テーパ内周面、2ニストレ一ド内周面、3ニ
ガイドフイン、5:貫通部。 第2図 肉厚(mm) 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、帯材をC状に成形した管状成形材をダイス内に挿通
    させてその端面突合せ部を密着させるに際し、ダイス内
    周面に設けた軸方向のガイドフィンにて上記端面突合せ
    部を案内し、端面突合せ部がダイス内で密着後にダイス
    内外面貫通の貫通部を通して密着部をダイス内で高エネ
    ルギービーム照射により溶接することを特徴とする製管
    方法。 2、入側から出側に向かって内径が漸減するテーパ内周
    面と、その出側に延在するストレート内周面とを有し、
    テーパ内周面に出側に向かって幅が漸減する軸方向のガ
    イドフィンが設けられると共に、ストレート内周面のガ
    イドフィン延長線上に内外面貫通の貫通部が設けられて
    いることを、特徴とする製管用ダイス。
JP1120163A 1989-05-12 1989-05-12 製管方法 Expired - Fee Related JPH078378B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6044126A (ja) * 1983-08-20 1985-03-09 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 溶接管の製造方法
JPS61262422A (ja) * 1985-04-17 1986-11-20 クリステイアン・ジエイ・シヤウム メタルバンドから管を形成するためのダイブロツク

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6044126A (ja) * 1983-08-20 1985-03-09 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 溶接管の製造方法
JPS61262422A (ja) * 1985-04-17 1986-11-20 クリステイアン・ジエイ・シヤウム メタルバンドから管を形成するためのダイブロツク

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