JPH02295901A - 臓器保存装置 - Google Patents

臓器保存装置

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Publication number
JPH02295901A
JPH02295901A JP11538289A JP11538289A JPH02295901A JP H02295901 A JPH02295901 A JP H02295901A JP 11538289 A JP11538289 A JP 11538289A JP 11538289 A JP11538289 A JP 11538289A JP H02295901 A JPH02295901 A JP H02295901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organ
cold
organ chamber
chamber
reservoir
Prior art date
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Pending
Application number
JP11538289A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kinoshita
木下 文雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11538289A priority Critical patent/JPH02295901A/ja
Publication of JPH02295901A publication Critical patent/JPH02295901A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人や動物から摘出した臓器を所定の場所へ搬
送する間、−時的に潅流保存するための臓器保存装置に
関する。
〔従来の技術〕
上記臓器保存装置には、少な(とも臓器を収納する臓器
チャンバおよび潅流液を貯留するリザーバを有する保冷
容器内に保冷剤パックを設けて保冷容器内を冷却し、臓
器を低温状態で潅流保存するようにしたものがある。
この場合の保冷剤パックは例えばポリエチレングリコー
ルと水、またはグリセリンと水との混合体、または水単
独を所望の形状に成型したプラスチック容器内に入れ、
冷却したものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記低温潅流保存の場合、臓器は4〜8°Cの環境下で
保存されるようにしてあり、臓器周囲の温度、潅流液の
温度が上ってしまうと保存されている臓器へ悪影響を及
ぼしてしまう。
ところが従来の保冷容器は、臓器チャンバおよびリザー
バの下部に保冷剤パックを設けて保冷容器内を冷却する
ようにしているので、冷却された空気は保冷容器の下層
に滞留してしまうという不具合がある。したがって保冷
容器上層の臓器チャンバ内、リザーバ付近は必要な温度
まで冷却されず、あるいは短時間で所要温度を超えてし
まい、適正な状態で臓器を保存できる時間が短くなると
いう不具合がある。
本発明は、上記問題点を解決すべく提案されるもので、
保冷容器内を長時間低温状態を保持するようにし、長時
間適正に臓器の低温保存が可能な臓器保存装置を提供す
ることを目的としたものである。
(課題を解決するための手段および作用)本発明は、上
記目的を達成するため臓器を収納する臓器チャンバ、潅
流液を貯留するリザーバ、これらを収容する保冷容器内
を冷却する冷却部材を有する臓器保存装置において、前
記臓器チャンバを形成する部材の少なくとも一部を保冷
材としたものである。
このように臓器チャンバの少なくとも一部を保冷材とし
たことにより、温度上昇を生じやすい保冷容器内の上層
に位置する臓器チャンバ内を効率よく冷却することがで
きる。
第1図は、本発明の第1実施例を示したもので、臓器保
存装置の内部構成を示したものである。保冷容器7内部
には臓器11を収納する臓器チャンバ1を設け、その下
に潅流液を貯留するリザーバ2を連設し、リザーバ2に
はチューブ6を接続し、このチューブ6は保冷容器7に
並設しである駆動部8に設けたポンプ5に接続し、さら
にこのポンプ5から保冷容器7内に設けたバブルトラッ
プ3、フィルタ4を経由して臓器チャンバ1に至り潅流
回路を形成している。なお、上記ポンプ5は潅流液を循
環させるものであり、バブルトラップ3は潅流液中の気
泡を除去するものであり、フィルタ4は潅流液中のごみ
を除去するものである。
また、保冷容器7内には複数の保冷剤パック9を積重ね
て設置している。この保冷剤パック9は、予め冷凍して
おいたものを保存容器7内に収納し冷却用に用いるもの
である。
第2図は、臓器チャンバ1とその近傍の詳細図である。
臓器チャンバ1内には底部に保冷材から成る着脱自在な
臓器支持台10を設け、この臓器支持台10の上面部に
は臓器11を保持する凹部10aを形成し、凹部10a
の表面には臓器11保護用のクツション材12を付設し
ている。このクツション材12は、例えば連泡ポリウレ
タン等で形成し、潅流液はクツション材を透過できるよ
うにしている。このようにすることにより臓器11は凍
結による損傷からも保護される。
さらに臓器支持台10には、前記凹部10aから臓器チ
ャンバ1下部に連設したリザーバ2に通じるチャンネル
13を形成し、臓器チャンバlからの潅流液をリザーバ
2で受けるようにしている。そして臓器支持台10は予
め冷凍しておいて臓器チャンバ1内に設置し、保存臓器
11を保持するとともに臓器11および臓器チャンバ1
内を冷却するようにしている。
次に本実施例では、外気から遮断状態の保冷容器7に外
気と接触状態の駆動部8を並設しているので、駆動部8
内を通るチューブ6は外気と接触状態となっている。そ
こで駆動部8内のチューブ6のみに断熱材14を付設し
て、外部熱による潅流液温度の上昇を防止している。な
お、断熱材14はチューブ6全体に付設してもよいこと
はいうまでもない。
以上のように構成している本実施例の動作を説明すると
、ポンプ5の駆動により潅流液を臓器チャンバ1方向へ
送液する。潅流液は断熱材14を付設したチューブ6を
通り、保冷容器7内のバブルトラップ3で泡を除去され
、フィルタ4でごみを除去されてチューブ6を通り臓器
チャンバ1内に送液される。臓器チャンバ1内の臓器1
1に接続したチューブ6を介して潅流液は臓器11に供
給され、代謝の維持が図られる。この場合、臓器チャン
バ1を含む保冷容器1内は保冷剤パック9の冷却効果で
10°C以下に保持しである。臓器11を経た潅流液は
、クツション材12を透過しチャンネル13を通ってリ
ザーバ2に受は入れられて後、前記ポンプ5方向に流れ
、再びポンプ5で臓器チャンバ1へと送液する。
このように、本実施例では臓器保持台1oを冷却材で形
成するとともにこの内部に形成したチャンネル13を潅
流液が通過するようにしであるので、保存臓器11を効
果的に冷却でき、さらに臓器を通る潅流液も冷却される
こととなり、保冷剤パック9による保冷容器7の冷却と
相俟って臓器の長時間低温保存が可能となる。
第3図は本発明の第2実施例を示したもので、第1実施
例と対応する個所には同一符号を付した(以下の実施例
についても同様)。本実施例では保冷容器7内に例えば
バイモルフファンなどの小型ファン15を設け、保冷容
器7内の冷却された空気を攪拌して均一に冷却するよう
にしている。したがって、保冷容器7上層にまで冷却さ
れた空気が移動して臓器チャンバ1を冷却できる。
また、第4図は本実施例に係る臓器チャンバ1とその近
傍の詳細図であるが、本実施例では臓器チャンバ1自体
を保冷材で形成してあり着脱自在となっている。そして
臓器保持台10は、複数の支柱16の間に例えばテトロ
ン等から成る網状のシート17をわたして設け、そのシ
ート17上に臓器11を保持するようにしている。そし
て臓器11を透過してきた潅流液はシート17を透過し
さらに臓器保持台10の基台10aを透過し、臓器チャ
ンバ1の底部の開口部に嵌合しであるリザーバ2の開口
部に落ち込んでゆくようにしである。その他の構成につ
いては第1実施例と同様である。
このように構成しているので、臓器11を低温保存する
には先ず臓器チャンバ1自体を予め冷却しておいて装着
し、その後に臓器11を収納して潅流を開始して行う。
保冷剤パック9による保冷容器7内冷却は第1実施例と
同様だが、小型ファン15の駆動により保冷容器1内の
冷却された空気は攪拌されて臓器11を冷却するに必要
な冷却空気が均一にゆきわたることとなる。
第5図は、本発明の第3実施例を示したもので臓器チャ
ンバ1およびその近傍の詳細図である。
本実施例では臓器チャンバ1の上蓋18を保冷材で形成
し、さらにその上面を冷えばポリウレタン等の断熱シー
ト19で覆っている。このようにすることによって保冷
材の上IE18による臓器チャンバ1の冷却効果を長時
間にわたり維持されることができる。上M18は予め冷
却しておいて臓器チャンバ1に装着すると、冷却された
空気は自重で臓器チャンバ1内下方に降下し、対流を発
生させて保存臓器を均一に冷却することができる。
また本実施例では潅流回路を形成するチューフロを保冷
剤バック9を巻回するように配設し、潅流液の冷却を効
果的に行うようにしている。したがって、臓器11へ供
給する潅流液の温度上昇を防止できる。
第6図は、本発明の第4実施例を示したもので、臓器チ
ャンバ1の斜視図である。本実施例は臓器チャンバ1内
に保冷剤ブロック20を臓器保持台10の基台10aに
設けた装着具21を介して着脱自在に設けている。この
ようにしたことで臓器チャンバl内を冷却している保冷
剤ブロック20を、冷却効果が減少した場合に任意に交
換でき、臓器チャンバ1内の適正な冷却状態を維持でき
る。
第7図は、前記各実施例に係る臓器保存装置22を搬送
目的地である病院内で据置型の制御装置23に接続した
状態を示している。この場合、両装置の接続部において
潅流回路を形成するチューブ6は外気と接触状態になる
ので、表面を断熱材14aで覆い潅流液の温度上昇を防
止するようにしている。
本発明は、以上の実施例に限定されるものではなく、幾
多の変更、変形が可能である。例えば、潅流液の大部分
を収容するリザーバ2の容器自体を保冷材で形成すれば
、潅流液の冷却を一層効果的に行えることとなろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示したもので装置の断
面図、 第2図は、同臓器チャンバおよびその近傍の詳細図、 第3図は、本発明の第2実施例を示したもので装置の断
面図、 第4図は、同臓器チャンバおよびその近傍の詳細図、 第5図は、本発明の第3実施例に係る臓器チャンバおよ
びその近傍の詳細図、 第6図は、本発明の第4実施例に係る臓器チャンバの斜
視図、 第7図は、臓器保存装置と制御装置を接続した状態の斜
視図である。 1・・・臓器チャンバ   2・・・リザーバ7・・・
保冷容器 9・・・冷却剤バック 11・・・臓器 特 許 出 願 人 オリンパス光学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、臓器を収納する臓器チャンバ、潅流液を貯留するリ
    ザーバ、これらを収容する保冷容器内を冷却する冷却部
    材を有する臓器保存装置において、 前記臓器チャンバを形成する部材の少なくとも一部を保
    冷材としたことを特徴とする臓器保存装置。
JP11538289A 1989-05-09 1989-05-09 臓器保存装置 Pending JPH02295901A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11538289A JPH02295901A (ja) 1989-05-09 1989-05-09 臓器保存装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP11538289A JPH02295901A (ja) 1989-05-09 1989-05-09 臓器保存装置

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JPH02295901A true JPH02295901A (ja) 1990-12-06

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ID=14661152

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JP11538289A Pending JPH02295901A (ja) 1989-05-09 1989-05-09 臓器保存装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616501A (ja) * 1992-05-06 1994-01-25 Tonokura Ika Kogyo Kk 臓器の運搬方法、臓器の運搬装置および臓器運搬装置用ポンプ
WO2002089571A1 (en) * 2001-05-04 2002-11-14 Breonics, Inc. Organ chamber for exsanguinous metabolic support system
US6582953B2 (en) * 1999-04-14 2003-06-24 Breonics, Inc. Organ chamber for exsanguinous metabolic support system
JP2012092114A (ja) * 2000-08-25 2012-05-17 Organ Recovery Systems Inc 臓器の生存力を維持及び/又は回復する装置及び方法
JP2013510590A (ja) * 2009-11-17 2013-03-28 ハーバード バイオサイエンス インコーポレーテッド 臓器を形成および/または分析するためのバイオリアクタ、システムおよび方法
JP2020143027A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 株式会社Screenホールディングス 灌流装置

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