JPH02295890A - リフティングマグネットクレーン装置 - Google Patents

リフティングマグネットクレーン装置

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JPH02295890A
JPH02295890A JP11823289A JP11823289A JPH02295890A JP H02295890 A JPH02295890 A JP H02295890A JP 11823289 A JP11823289 A JP 11823289A JP 11823289 A JP11823289 A JP 11823289A JP H02295890 A JPH02295890 A JP H02295890A
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JP
Japan
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steel plate
lifting
steel plates
excitation current
current
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Pending
Application number
JP11823289A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamanodera
山野寺 敬
Kazuhiko Fukutani
和彦 福谷
Masataka Nakame
中目 政孝
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リフティングマグネットクレーンと呼ばれて
いる、電磁石により鋼板を吸着して吊上げるタイプのク
レーン装置に関し、特に、吊上げる鋼板の量(例えば枚
数)の制御に関する。
〔従来技術〕
リフティングマグネットクレーンは、鋼板の保持に磁力
を利用したクレーンであり、リフティングマグネットと
呼ばれる鋼板吸着用の電磁石を備えている。このクレー
ンは、リフティングマグネットの励磁により鋼板の比較
的広い面が吸着されるので、長さに比べて厚さの薄い鋼
板を吊上げ等に適している。つまり、1つのクレーンに
複数個のリフティングマグネットを備えて、その種の鋼
板をあまり撓わせることなく保持して載置位置の変更等
を行なっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、一般に、この種のクレーンの吊上げ対象とな
る鋼板は他の鋼板とともに積重ねられていわゆる″山″
を形成している。つまり、その″山″の上にリフティン
グマグネットを載置して励磁した場合、吊上げ対象の鋼
板以外の鋼板も磁化される。このため、吊上げ鋼板の枚
数制御が極めて難しく、従来は熟練したオペレータが鋼
板の状態をa察しながら励磁電流をWR整する手動制御
に頼らざるを得なかった。
本発明は、吊上げる鋼板の量を自動制御し得るリフティ
ングマグネットクレーン装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のリフティングマグネ
ットクレーン装置は。
磁性体コアおよび該コアを励磁するための励磁コイルを
有し、鋼板を磁気吸着するための少なくとも1つの電磁
石;励磁コイルに励磁電流を供給する電流供給手段;電
磁石を上下動する上下動手段;および、電流供給手段に
、指定された量よリ少なくとも1枚多い鋼板の吊上げに
要する励磁電流の供給を指示し、該電流供給手段による
励磁電流の供給、および、上下動手段による電磁石の上
駆動があり、該電磁石が複数枚の鋼板を吊上げている状
態で、電流供給手段に対し、励磁電流の瞬断を指示する
制御手段;を備える。
〔作用〕
これおいて、電磁石が複数枚の鋼板を吊上げている状態
で励磁電流の瞬断を行なうことにより最下位に吸着され
ている鋼板が落下する。つまり、指定さ扛た量より多い
鋼板を吊上げた場合にもそれを指定量に調整できるので
、S板の吊上げ量の制御を自動化することができる。
この場合、吊上げている鋼板の量が指定された鋼板の量
に略等しくなるまで逐次遮断時間を増加し、あるいは、
指定された量より多い鋼板を吸着している電磁石がなく
なるまでの励磁電流を瞬断する電磁石を更新設定すれば
適切な励磁電流の瞬断を行なうことができる。
なお、制御手段において、予め記憶しているデータに基
づいて載置された複数枚の鋼板から指定された鋼板の吊
上げの可否を判定し、吊上げ不可と判定した場合に限り
、電流供給手段に指定された量より多い鋼板の吊上げに
要する励磁電流の供給を指示すれば、鋼板の吊上げ量の
制御を好ましい態様で自動化することができる。
本発明の他の目的および特徴は、以下の図面を参照した
実施例説明より明らかになろう。
〔実施例〕
第1図に、本発明を一例で実施するリフティングマグネ
ットクレーンを模式的に示した。このクレーンは、固定
レール1−1.1−2上を移動するトラベラ2.トラベ
ラ2に昇降自在に係合されたアーム3−1.3−2.各
アームの先端に固着されたビーム4−1.4−2.各ビ
ームに懸下されたリフティングマグネット(以下リフマ
グと略す。)5−I〜5−Jおよび着床センサ、吊荷重
を検出するためのロードセル6−1.6−2.および、
トラベラ2を移動する移動装置、各アームを昇降する昇
降装置、各リフマグの間隔を調整する間隔調整装置、な
らびに制御装置等からなる(ただし、第1図では着床セ
ンサ。
移動装置、昇降装置9間隔調整装置および制御装置の図
示を省略している。)。
各リフマグは電磁石であり、それぞれ個別に励磁される
。第2a図は1つのリフマグを下方から見たときの外観
を示し、第2b図はそのIIB−11B線断面を示す。
このように、各リフマグは、第2b図に示したような変
形E字形断面を有するコア51(個別のリフマグについ
て論するときには上記同様に枝番を付す。他について同
じ。)、コア51を励磁するための励磁コイル52およ
びコア51の中心部の磁束(以下中心磁束という。)を
検出するためのサーチコイル53よりなる。
制御装置は、第3図に示すように、上位コンピュータM
CPUおよびマイクロコンピュータCPUを主体に構成
されている。上位コンピュータMCPUは、実施例装置
のシステムとしての動作に関する制御を担い、マイクロ
コンピュータCPUは、鋼板の吊上げに関する制御を担
う。したがって、上位コンピュータMCPUには、図示
を省略したが、オペレータとの間の入出力装置や他の制
御装置との通信装置ならびにトラベラ2の移動装置が接
続され、マイクロコンピュータCPUには、各リフマグ
のサーチコイル53−1〜53−J、ロードセル6−1
.6−2および着床センサ等を含む各種センサ、アーム
昇降装置およびリフマグ間隔調整装置等を含む駆動装置
、および電流供給ユニットREGが接続されている。な
お、この電流供給ユニットREGは、マイクロコンピュ
ータCPUが選定したリフマグの励磁コイルに、マイク
ロコンピュータCPUが設定した励磁電流を供給する一
種の定電流源である。
ここでは、概略で以下のような制御が行なわれる。
上位コンピュータMCPUは、オペレータとの対話等に
より、移動対象となる鋼板のある移動元の山”の位置、
その″山″を構成している各鋼板の諸元(厚さt9幅W
D、長さし)、その′山”から移動する鋼板の枚数n、
および移動先の″山″の位置等に関する情報を得ると、
必要な情報をマイクロコンピュータCPUに与えて鋼板
の吊上げを行なう制御の実行を指示するとともに、トラ
ベラ2を移動元の゛′山″の直上に移動する。
マイクロコンピュータCPUは、上位コンピュータM’
CP Uから与えられた情報に基づいて使用するリフマ
グを選定し、それらの間隔を調整するとともに、選定し
たリフマグの励磁電流を設定するにの後、トラベラ2が
移動元のパ山″の直上に移動すると、各アームを下降駆
動して各リフマグをその“山″の上に下し、電流供給ユ
ニットREGを介して選択したリフマグを設定した励磁
電流により励磁し、各アームを上昇駆動する。
上位コンピュータMCPUは、マイクロコンピュータC
PUの制御により所望の鋼板が吊上げられると。
トラベラ2を移動先の″山″に移動し、マイクロコンピ
ュータcpuに鋼板の載置を行なう制御の実行を指示す
る。これによりマイクロコンピュータCPUは、各アー
ムを下降駆動して吊上げた鋼板をその″山″の上に載置
し、各リフマグの励磁を解除して再び各アームを上昇駆
動する。
次に、マイクロコンピュータCPUが行なう鋼板の吊上
げに係る制御のうち、本発明の要旨に係る指定枚数の鋼
板の吸着を制御する鋼板吸着制御について詳細に説明す
る。
鋼板のパ山″の上に載置したリフマグを励磁してn枚の
鋼板を吊上げるためには、上から(n−1)番目の鋼板
とn番目の鋼板との間に働く磁気吸着力F (n)がn
番目の鋼板に働く下向きの力より大きくなり、n番目の
鋼板と(n+1)番目の鋼板との間に働く磁気吸着力が
(n+1)番目の鋼板に働く下向きの力より小さくなる
ようにリフマグを励磁すれば良い。
一方、各鋼板間の吸着力は、励磁電流、吸着する側にあ
る全鋼板の合計の厚さ(以下、この種の複数枚の鋼板の
合計の厚さを層厚という。)および吸着される側となる
鋼板の厚さ(以下、個々の鋼板の厚さを板厚という。)
により変化する。例えば、n番目の鋼板の板厚t (n
)を一定(tc)とし、1〜(n−1)番目までの鋼板
の層厚T(n−1)を3とおり(Tct t Te3 
t Te3 )に変化してリフマグの励磁電流IAと(
n−1)番目の鋼板とn番目の鋼板との間に働く磁気吸
着力F (n)との関係を調べると第4図に示したよう
に3とおりのグラフが得られ、板厚t (n)を変化す
ればさらに多様化する。しかし、リフマグの励磁電流と
、吸着する側の鋼板(この場合は(n−1)番目の鋼板
)と吸着される側の鋼板(この場合はn番目の鋼板)の
間に働く磁気吸着力との関係は、吸着する側にある全鋼
板の層厚および吸着される側となる鋼板の板厚の組合せ
で特定できるので、予めその組合せ毎に、励磁電流と該
磁気吸着力との関係を明らかにしておけば、所望する枚
数の鋼板の吊上げに必要なリフマグの励磁電流を知るこ
とができる。
例えば、第5図に、上記各種の組合せ毎に求めた励磁電
流と磁気吸着力との関係を示すデータのうち、1〜(n
−1)番目までの鋼板の層厚T(n−]、)とn番目の
鋼板の板厚t (n)の組合せ、および、1〜n番目ま
での鋼板の層厚T(n)と(n+1)番目の鋼板の板厚
t(n+1)の組合せに係るものを整理したグラフであ
り、このグラフから、電流IAでリフマグを励磁したと
きにでn−’1)番目の鋼板とn番目の鋼板との間に働
く磁気吸着力、および、n番目の鋼板と(n + 1)
番目の鋼板との間に働く磁気吸着力が読取れる。
ところで、静止系(等連系を含む)においては、吸着さ
れる側となる鋼板に働く下向きの力は、その鋼板の重さ
、すなわち、″質量×重力加速度″に一致する。つまり
、第5図に示したグラフから読取った(n−1)番目の
鋼板とn番目の鋼板との間に働く磁気吸着力をn番目の
鋼板の重さw(n)に等しくする励磁電流をIA’(n
)とし、n番目の鋼板と(n+1)番目の鋼板との間に
働く磁気吸着力を(n+1)番目の鋼板の重さw (n
 + 1)に等しくする励磁電流をIA’(n+1)と
すると、リフマグが静止している場合には、IA’(n
)以上IA’(n+1)未満の励磁電流でリフマグを励
磁することにより1〜n番目までの鋼板をリフマグに吸
着させ得る。
これと同様に、″山″からn枚の鋼板を吊上げるときに
要求される励磁電流を求めることができるが、実際の吊
上げにおいては、吊上げや振動等の加速度が加わるので
n番目の鋼板に働く下向きの力とその鋼板の重さとは一
致しない。つまり、実際の吊−上げに必要な励磁電流を
求めるためには、この下向きの力をまず求めなければな
らない。
そこで1本実施例装置を用いて種々の実験を行なった結
果、吊上げる全鋼板(例えば1〜n番目までの鋼板)の
層厚によりその最下位となる鋼板(例えばn番目の鋼板
)に働く下向きの力をある範囲で特定できることがわか
った。第6図は、吊上げる全鋼板の層厚を横軸にとり、
″下向きの力″と″重さ″との比(前者を後者で除した
値二以下補正比という。)を縦軸にとってこれらの関係
を示したグラフである。つまり、このグラフにおいて、
吊上げる全鋼板の層厚がT(n)のときの補正比の最大
値をmax S F (T (n’)Lそのときの最小
値をwin S F (T (n))とし、T (n 
+1)のときの補正比の最大値をmax S F (T
 (n+ 1)) 、そのときの最小値をl1in S
 F (T (n + 1))とすると、n枚の鋼板の
吊上げ時にn番目の鋼板に働く下向きの力は、w (n
) X l1in S F (T (n))〜w(n)
XmaxS F(T(n))の範囲に特定され、(n+
1)枚の鋼板の吊上げ時に(n+1)番目の鋼板に働く
下向きの力は、w(n+1)XIIlinS F(T(
n+1))−w(n+1)XmaxSF(T(n+1)
)の範囲に特定される。
したがって、(n−1)番目の鋼板とn番目の鋼板との
間に働く磁気吸着力が、その吊上げによりn番目の鋼板
に働くものと予想される下向きの力の最大値、すなわち
w(n)XmaxS F(T(n))以上となり、n番
目の鋼板と(n+1)番目の鋼板との間に働く磁気吸着
力が、その吊上げにより(n+1)番目の鋼板に働くも
のと予想される下向きの力の最小値、すなわちw(n+
1)XminSF(T(n+1))未満となるような励
磁電流IAを設定すれば″山″からn枚の鋼板を確実に
吊上げることができる。つまり、第5図に示したグラフ
(−例)から、(n−1)番目の鋼板とn番目の鋼板と
の間に、n枚の鋼板の吊上げ時にn番目の鋼板に働くも
のと予想される下向きの力の最大値に等しい磁気吸着力
F (n)を得る励磁電流IA(n)を、n番目の鋼板
と(n+1)番目の鋼板との間に、(n+1)枚の鋼板
の吊上げ時に(n+1)番目の鋼板に働くものと予想さ
れる下向きの力の最小値に等しい磁気吸着力F(n+1
)を得る励磁電流IA(n+1)をそれぞれ読取ったも
のとすれば、励磁電流IAをIA(n)以上IA(n+
1)未満の値に設定すれば良い。
ところで、リフマグを励磁して(n−1)番目の鋼板に
n番目の鋼板を吸着させるのに充分な磁気吸着力を発生
させたとき、n番目の鋼板に(n+1)番目の鋼板を磁
気吸着させるのに充分な磁気吸着力あるいはその虞れが
ある磁気吸着力が発生することがある。いいかえると、
n番目の鋼板に(n+1)番目の鋼板を吸着させるのに
充分な磁気吸着力あるいはその虞れがある磁気吸着力を
発生させる程度にリフマグを励磁しても(n−1)番目
の鋼板にn番目の鋼板を吸着させるのに充分な磁気吸着
力が発生しないことがある。例えば、第5図に示したグ
ラフにおいて、(n−1)番目の鋼板とn番目の鋼板と
の間に要求される磁気吸着力がF”(n)となる場合な
どがこれに相当する。この場合、n番目の鋼板に(n+
1)番目の鋼板を磁気吸着させる虞れがある磁気吸着力
F(n+1)を発生し得る励磁電流I A (n + 
1)でリフマグを励磁しても(n−1)番目の鋼板とn
番目の鋼板との間にはF”(n)より小さい磁気吸着力
F ’ (n) I、か発生しないために、n番目の鋼
板に(n+1)番目の鋼板を磁気吸着させることなく(
n−1)番目の鋼板にn番目の鋼板を吸着させるような
リフマグの励磁が得られない。このような現象は、n番
目の鋼板が広幅あるいは長尺なために板厚に比して大重
量となるとき等に起り得る。
このため、n番目の鋼板に(n+1)番目の鋼板を磁気
吸着させることなく(n−1)番目の鋼板にn番目の鋼
板を吸着させることの可否を判定(以下、n @ @の
鋼板の吊上げ可否の判定″という。)する必要がある。
ここでは、n番目の鋼板に(n+1)番目の鋼板を磁気
吸着させる虞れがある磁気吸着力F(n+1)を発生し
得る励磁電流IA(n+1)でリフマグを励磁した場合
に、(n−1)番目の鋼板とn番目の鋼板との間に生じ
るとグラフより予想される磁気吸着力F ’ (n)と
、(n−1)番目の鋼板にn番目の鋼板を確実に磁気吸
着させ得る磁気吸着力F(n)との比の値F ’ (n
) / F (n)を求め、その比の値が(1+α)を
超えていれば“吊上げ可能″と判定し、それが(1+α
)以下であれば″吊上げ不可″と判定している。
n番目の鋼板の吊上げを″不可″と判定した場合には、
(n+1)番目の鋼板を含めた吊上げを行なう。
つまり、上記と同様にして(n−1)番目の鋼板とn番
目の鋼板とが確実に磁気吸着し得る磁気吸着力F (n
)を発生する励磁電流IA(n)と、(n+1)番目の
鋼板と(n+2)番目の鋼板とが磁気吸着する虞れがあ
る磁気吸着力F(n+2)を発生する励磁電流IA(n
+2)を求め、IA(n)以上TA(n+2)未満の励
磁電流IAを設定する。この励磁電流IAでリフマグを
励磁すると゛′山″から(n+1)枚の鋼板が吊上がる
ので、それらが確実に″山″から分離したとき励磁電流
IAを瞬断する。励磁電流を遮断するとリフマグと(n
+1)枚の鋼板を吸着していた磁気が消滅するので各鋼
板が落下することになるが、この磁気の消滅は励磁電流
の遮断と同時に起らない。つまり、励磁電流の瞬断時間
および/または励磁電流を瞬断するリフマグを適当に選
ぶことにより、遮断時の残留磁気を利用して吊上げてい
る鋼板のうちの最下位の1枚、すなわち、不要な(n+
1)番目の鋼板のみを落下させ得る。
以下、第7a図〜第7d図に示したフローチャートを参
照して鋼板吸着制御の一例を具体的に説明する。
この制御は、上位コンピュータMCPUの指示により起
動する。このとき、上位コンピュータMCPUがら移動
元の′″山″構成、すなわち、そこに積重ねられている
各鋼板の厚さt9幅WD、長さしおよび積重ねの順序な
らびに吸着する鋼板の枚数nが与えられるので、ステッ
プ1において吸着する鋼板の長さに基づいて使用するリ
フマグ5−i〜5−jを選定し、選定したリフマグの間
隔を調整する。
ステップ2においては、第6図に示したグラフに相当す
るテーブル(予め不揮発性メモリに記憶されている。他
について同じ。)から1層厚T(n)に対応する補正比
の最大値waxs F (T(n))、および、層厚T
(n+1)に対応する補正比の最小値ll1j、n S
 F (T (n +1))を読取る。前述したように
これらの補正比は、吊上げ時に鋼板に働く下向きの力の
変動に対して所望の鋼板の吊上げを保証するものである
ので、ステップ3においては、補正比max S F 
(T (n))にn番目の鋼板の重さw(n)を乗じて
(n−1)番目の鋼板にn番目の鋼板を確実に磁気吸着
させ得る磁気吸着力F(n)を求め、また、補正比ll
1ins F (T(n+1))に(n+1)番目の鋼
板の重さw(n+1)を乗じてn番目の鋼板に(n+1
)番目の鋼板を磁気吸着させる虞れがある磁気吸着力F
(n+1)を求める。
続いてステップ4において、第5図に示したグラフに相
当するテーブルから(n−1)番目の鋼板とn番目の鋼
板との間に磁気吸着力F (n)を発生させ得る励磁電
流IA(n)、および、(n)番目の鋼板と(n+1)
番目の鋼板との間に磁気吸着力F(n+1)を発生させ
得る励磁電流I A (n + 1)を読取ると、ステ
ップ5において、同様のテーブルを参照して励磁電流I
A(n+1)でリフマグを励磁したときに(n−1)番
目の鋼板とn番目の鋼板との間に発生する磁気吸着力F
 ’ (n)を読取り、ステップ6し;おいて11n番
目の鋼板の吊上げ可否の判定″を行なう。
ここでは、前述したように” (n)/ F (n)の
値が(1+α)を超えていれば″吊上げ可能″と判定し
、その値が(1+α)以下であれば゛′吊上げ不可″と
判定する。
この判定において゛′n番目の鋼板の吊上げ″を可能と
判定した場合には、ステップ7において、先に求めた励
磁電流IA(n)とIA(n+1)により選定したリフ
マグ5−i〜5−jを励磁するためのIA(n)以上I
A(n+1)未満の励磁電流IAを設定する(フローチ
ャートのKは0以上1未満の値)。
この後、上位コンピュータMCPυから移動元の″山″
にトラベラ2を移動完了したことが知らされると、ステ
ップ9においてアーム4−1および4−2の下降駆動(
巻下げ)を開始する。この下降においては、選定した各
リフマグがそのパ山″の上に下りる前に着床センサが着
床を検出するので、その検出があるとステップ11にお
いて着床後巻下げ量Dをリセットし、ステップ12にお
いて励磁電流IAにより選定したリフマグ5−i〜5−
jの励磁を開始する。
さらに巻下げを行なうと、リフマグ5−i〜5−jが″
山″の最上位の鋼板上に降りて磁気吸着するのでサーチ
コイル53−1〜53−jを介して中心磁束の急激な増
加が検出される。ただし、着床後巻下げ量りが設定値D
oを超えてもこの検出がないときには、リフマグ5−i
〜5−jと″山″との位置関係に誤りがある異常や゛′
山″の最上位の鋼板上に異物等が存在する異常等が発生
している虞れがあるため、ステップ14において巻下げ
を停止して上位コンピュータMCPUにエラーを報知す
る。
異常なく中心磁束の急激な増加を検出すると、ステップ
16〜18においてアーム4−1および4−2の下降駆
動(巻下げ)を停止し、続いてそれらの上昇駆動(巻上
げ)を開始して巻上げ量Uをリセットする。
この巻上げにより、リフマグ5−i〜5−jが山”から
複数枚(n枚が予定されている。)の鋼板を離板して吊
上げる。このとき、吊上げた鋼板の合計の厚さが中心磁
束を飽和させる厚さに至っていなければ第8a図に示す
ように中心磁束の減少が検出されるが、その厚さが中心
磁束を飽和させる厚さあるいはそれに近い厚さのときに
は第8b図に示すように中心磁束があまり変化しない、
そこで、ステップ19において中心磁束の減少を検出し
た場合、あるいは、ステップ20において巻上げ量Uが
設定値Uoを超えた場合に離板を検知し、ステップ21
において巻上げを一担停止し、゛′吊上げの適否の判定
″を行なう。
゛吊上げの適否”は、吊上げを予定している鋼板の層厚
、すなわち、1〜n番目までの鋼板の層厚T(n)に応
じて、中心磁束または吊荷重に基づいて判定される。
中心磁束は、第9図に一例を示したように、励磁電流が
一定であれば飽和層厚To以下で層厚Tに比例して変化
する。この関係は、電気磁気的な条件によってのみ定ま
るので機械的な振動等の影響を受けない、そこで、吊上
げを予定している鋼板の層厚T (n)が飽和層厚To
以下であれば、ステップ23において中心磁束φを読み
取り、ステップ24においてそのときの励磁電流IAの
層厚読取り用のテーブル(第9図に示したグラフに相当
するテーブル)から中心磁束φに対応する吊上げている
鋼板の層厚Tを読み取る。ステップ25では、このとき
読み取った層厚Tと吊上げを予定している鋼板の層厚T
(n)とを比較し、それらが誤差の範囲で等しければ”
吊上げ適″と判定し、誤差の範囲を超えて異なると“吊
上げ不適”と判定する。
一方、吊上げを予定している鋼板の層厚T(n)が飽和
層厚Telを超えるときには、第9図に示したグラフか
らもわかるように、中心磁束が飽和して層gTとの関係
が不定になるので、ロードセル6−1および6−2を介
して検出した吊荷重Wによる判定を行なう。この場合、
吊荷重Wの検出が機械的な振動等の影響を強く受けるの
で、ステップ26および27において、連続して読み取
った極大値W4と極小値W−″の差が所定値WO以下に
なる(機械的な振動が小さくなる)まで待ち、その後、
ステップ28において極大値W+および極小値W″″か
ら吊荷重Wの確からしい値を求める。ステップ29では
、このときの吊荷重Wと吊上げを予定している鋼板の全
重量W(n)とを比較し、それらが誤差の範囲で等しけ
れば″吊上げ適″と判定し、誤差の範囲を超えて異なる
と″吊上げ不適″と判定する。
以上において、″吊上げ適″と判定した場合にはステッ
プ30および31においてリフマグ5−i〜5−jの励
磁電流IAを増加して確実な磁気吸着を確保した後、上
位コンピュータMCPUに鋼板吸着制御の終了を報知す
るが、″吊上げ不適″と判定した場合には上位コンピュ
ータMCPUにエラーを報知する。
ところで、ステップ6において゛n番目の鋼板の吊上げ
可否の判定″を行ない、F ’ (n)/ F (n)
の値が(1+α)以下であり、″吊上げ不可″と判定し
た場合にはステップ35以下に進む。
ステップ35においては、第6図に示したグラフに相当
するテーブルから層厚T(n+1)に対応する補正比の
最小値wins F (T(n+2))を読取る。
この比は、前述したように吊上げ時に鋼板に働く下向き
の力の変動を補償するものであり、(n+1)番目の鋼
板と(n+2)番目の鋼板との間の磁気吸着力F(n+
2)が、その値と(n+2)番目の鋼板の重さw (n
 + 2)を乗じた値未満であれば(n+2)番目の鋼
板を磁気吸着しないことを保証する。したがって、ステ
ップ37において、第5図に示したグラフに相当するテ
ーブルから(n + 1)番目の鋼板と(n + 2)
番目の鋼板との間に磁気吸着力F(n+2)を発生させ
得る励磁電流IA(n+2)を読み取ると、ステップ3
8において、この励磁電流HA(n+2)と先に求めた
励磁電流IA(n)とを用いて、選定したリフマグ5−
1〜5−jを励磁するためのIA(n)以上IA(n+
2)未満の励磁電流IAを設定する(フローチャートの
に′は0以上1未満の値を示す)。
この後、上位コンピュータMCPUから移動元の゛′山
″にトラベラ2を移動完了したことが知らされると、前
述と同様に、ステップ40〜47においてリフマグ5−
i〜5りがパ山″の最上位の鋼板上に降すて磁気吸着す
るまでアーム4−1および4−2の巻下げを行ない、そ
の後、ステップ48〜52において、中心磁束の減少を
検出するか、または、巻上げ量Uが設定値Uoを超える
まで各アームの巻上げを行なう。
この場合、(n+1)枚の鋼板の吊上げが期待されてい
るので、1〜(n+1)番目までの鋼板の層厚T(n+
1)が飽和層厚To以下の場合にはステップ54以下に
おいて″中心磁束に基づく不要鋼板の切離し″を行ない
1層厚T(n+1)が飽和層厚Toを超える場合にはス
テップ64以下において“吊荷重に基づく不要鋼板の切
離し″を行なう。
″中心磁束に基づく不要鋼板の切離し″を行なう場合、
まず、ステップ54において各リフマグの中心磁束φを
読み取り、ステップ55においてそのときの励磁電流I
Aの層厚読取り用のテーブルから中心磁束φに対応する
吊上げ鋼板の層厚Tを読み取る。このとき読み取った層
厚Tと吊上げを予定している鋼板の層厚T(n+1)と
が誤差の範囲内で等しければ、ステップ57において(
n+1)枚の鋼板を吸着しているリフマグのうち、並び
方向に関して両端に位置するリフマグ5−1′および5
−j’ (当初は、それぞれ5−i、5−jに一致する
。)を選定し、ステップ58において、このとき選定し
たリフマグ5−1′および5−j′の励磁電流IAを第
10図の上側グラフに示したように80秒間(50〜数
100m5ec)遮断する(より正しくは、マイクロコ
ンピュータCPUから電流供給ユニットREGに与える
励磁電流の指令値をSo秒間″零″とする。)。
これにより(n+1)番目の鋼板の剥離があると、それ
を吸着していたリフマグの中心磁束が第10図の下側グ
ラフに示したように減少する。
この後、ステップ59において各リフマグの中心磁束φ
を読み取り、層厚読取用のテーブルを用いて各リフマグ
が吸着している鋼板の枚数を検出する。このとき、さら
に(n+1)枚の鋼板を吸着しているリフマグがあれば
、ステップ57に戻り、その両端に位置するリフマグ5
−1′および5−j′を選定して上記を繰り返す。
この″切離し″においては、 (n+1)番目の鋼板が
リフマグの並びに関して両端から剥離するが、剥離があ
る毎にn番目の鋼板と(n+1)番目の鋼板との間の磁
気吸着面が減少するため、必要吸着力が見掛は上増加し
、1乃至数回の繰り返しにより(n+1)番目の鋼板の
切離しを完了する。
そこで、(n+1)枚の鋼板を吸着しているリフマグが
なくなると、ステップ61において励磁電流IAの層厚
読取り用のテーブルからこのときの中心磁束φに対応す
る吊上げ鋼板の層厚Tを読み取り、ステップ62におい
て吊上げるべき鋼板の層厚T (n)と比較する。ここ
では、前述と同様に、両者が誤差の範囲内で等しければ
゛′吊上げ適″と判定し、誤差の範囲を超えて異なると
″吊上げ不適″と判定する。なお、リフマグの励磁電流
の瞬断によるパ切離し″を行なう前に読取った吊上げ鋼
板の層厚Tと、その時点で予定している層厚、すなわち
、1〜(n+1)番目までの鋼板の層厚T (n + 
]、 )とが誤差の範囲を超えて異なるときにはステッ
プ56から直接ステップ62に進むので″切離し′″が
行われないが、このとき読取った吊上げ鋼板の層厚Tと
吊上げるべき鋼板の層厚T (n)とが誤差の範囲内で
等しければパ吊上げ適″と判定し、誤差の範囲を超えて
異なると″吊上げ不適″と判定する。
また、′″吊荷重に基づく不要鋼板の切離し″を行なう
場合には、ステップ63および64において機械的な振
動が小さくなる(ロードセル6−1および6−2を介し
て読み取った前後に連続する吊荷重の極大値W+と極小
値W−の差が所定値WO以下になる)まで待ち、ステッ
プ65において極大値W+および極小値W−から吊荷重
Wの確からしい値を求める。この時点では(n+1)枚
の鋼板の吊上げを予定しているので、このとき求めた吊
荷重Wと(n+1)枚の鋼板の重量W(n+1)とを比
較し、それらが誤差の範囲内で等しければステップ67
以下においてリフマグの励磁電流の瞬断による″切離し
“を行なう。
この場合、まず、ステップ67において瞬断時間Sを初
期設定し、ステップ68においてリフマグ5−i〜5−
j(つまり、ステップ1において選定した全リフマグ)
の励磁電流IAをS秒間遮断する。
このとき、吊上げている鋼板の状態に変化があると機械
的な振動が発生するので、ステップ69および70にお
いてロードセル6−1.6−2の検出値が安定するまで
待ち、ステップ71において上記同様に吊荷重Wを求め
る。ステップ72においては。
このとき求めた吊荷重Wと(n+1)枚の鋼板の重量W
(n+1)との比較を行なうが、両者が誤差の範囲内で
等しければ、ステップ73において瞬断時間Sを増加し
て上記のリフマグ5−i〜5−jの励磁電流IAの瞬断
を再実行する。
ステップ74では、ステップ65(つまり、励磁電流の
瞬断による゛′切離し″を実行する前)において求めた
吊荷重Wと(n+1)枚の鋼板の重量W(n+1)とが
誤差の範囲を超えて異なる場合、または、ステップ71
 (つまり、励磁電流の瞬断による”切離し″を実行し
た後)において求めた吊荷重Wと(n+1)枚の鋼板の
重量W(n+1)とが誤差の範囲を超えて異なる場合に
、その吊荷重Wと。
当初に吊上げを予定していたn枚(上位コンピュータM
CPUから指定された枚数)の鋼板の重量W(n)との
比較を行なう。これにおいて、両者が誤差の範囲内で等
しければ″吊上げ適”と判定し、誤差の範囲を超えて異
なると″吊上げ不適″と判定する。
前述と同様に、以上において″′吊上げ適″と判定した
場合にはステップ75および76においてリフマグ5−
i〜5−jの励磁電流IAを増加して確実な磁気吸着を
確保した後、上位コンピュータMCPIJに鋼板吸着制
御の終了を報知するが、″吊上げ不適″と判定した場合
には上位コンピュータMCPUにエラーを報知する。
なお、(n−1)番目の鋼板にn番目の鋼板を磁気吸着
させるのに充分な励磁電流IA(n)と、n番目の鋼板
に(n+1)番目の鋼板を磁気吸着させる虞れがある励
磁電流IA(n+1)との大小を比較し。
IA(n+1)が許容範囲を超えてIA(n)より大き
いことを条件として“吊上げ可否″の判定を行なっても
良い。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、本発明のリフティングマグネット
クレーン装置は、磁性体コアおよび該コアを励磁するた
めの励磁コイルを有し、鋼板を磁気吸着するための少な
くとも1つの電磁石;励磁コイルに励磁電流を供給する
電流供給手段;電磁石を上下動する上下動手段;および
、電流供給手段に、指定された量より少なくとも1枚多
い鋼板の吊上げに要する励磁電流の供給を指示し、該電
流供給手段による励磁電流の供給、および、上下動手段
による電磁石の上駆動があり、該電磁石が複数枚の鋼板
を吊上げている状態で、電流供給手段に対し、励磁電流
の瞬断を指示する制御手段;を備えており、電磁石が複
数枚の鋼板を吊上げている状態で励磁電流の瞬断を行な
うことにより指定された量を超える鋼板を落下させてい
る。つまり、指定された量より多い鋼板を吊上げた場合
にもそれを指定量に調整できるので、鋼板の吊上げ量の
制御を自動化することができる。
この場合、実施例に示したように、吊上げている鋼板の
量が指定された鋼板の量に略等しくなるまで逐次遮断時
間を増加し、あるいは、指定された量より多い鋼板を吸
着している電磁石がなくなるまでの励磁電流を瞬断する
電磁石を更新設定すれば適切な励磁電流の瞬断を行なう
ことができる。
また、予め記憶しているデータに基づいて載接された複
数枚の鋼板から指定された量の鋼板の吊上げの可否を判
定し、吊上げ不可と判定した場合に限り、指定された量
より多い鋼板の吊上げおよびその落下制御を行なえは、
より好ましい態様で鋼板の吊上げ量制御を自動化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を一例で実施するリフティングマグネ
ットクレーンの構成を示す模式図である。 第2a図は、第1図に示したリフティングマグネットク
レーンに備わるリフティングマグネット5を下方から見
た平面図であり、第2b図はそのIIB−IIB線断面
図である。 第3図は、第1図に示したリフティングマグネットクレ
ーンに備わる制御装置の構成を示すブロック図である。 第4図および第5図は、磁気吸着する側の鋼板の層厚T
、磁気吸着される側の鋼板の板厚t、励磁電流IAおよ
び各鋼板の間に働く磁気吸着力Fの関係を示したグラフ
である。 第6図は、吊上げる鋼板の層厚と補正比の関係を示した
グラフである。 第7a図〜第7d図は、第3図に示したマイクロコンピ
ュータCPUの動作を一例で示すフローチャートである
。 第8a図および第8b図は、吊上げる鋼板の層厚と離仮
による検出磁束の変化を示した波形図である。 第9図は、吊上げている鋼板の層厚と検出磁束との関係
を示したグラフである。 第10図は、励磁電流の瞬断と検出磁束の変化を示した
波形図である。 1 : レール 2:トラベラ 3:アーム(上下動手段) 4:ビーム 5:リフティングマグネット(電磁石)51:コア(磁
性体コア) 52:励磁コイル(励磁コイル) 53:サーチコイル(吊上げ量検出手段)6:ロードセ
ル(吊上げ量検出手段) MCPU :上位コンピュータ cpu :マイクロコンピュータ(制御手段)REG 
:電流供給ユニット(電流供給手段)憲1図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性体コアおよび該コアを励磁するための励磁コ
    イルを有し、鋼板を磁気吸着するための少なくとも1つ
    の電磁石; 前記励磁コイルに励磁電流を供給する電流供給手段; 前記電磁石を上下動する上下動手段;および、前記電流
    供給手段に、指定された量より少なくとも1枚多い鋼板
    の吊上げに要する励磁電流の供給を指示し、該電流供給
    手段による励磁電流の供給、および、前記上下動手段に
    よる電磁石の上駆動があり、前記電磁石が複数枚の鋼板
    を吊上げている状態で、該電流供給手段に対し、励磁電
    流の瞬断を指示する制御手段; を備えるリフティングマグネットクレーン装置。
  2. (2)さらに、吊上げている鋼板の量を検出する吊上げ
    量検出手段、を備え、前記制御手段は、前記電流供給手
    段に対して励磁電流の瞬断を指示した後、該吊上げ量検
    出手段が検出した吊上げ量が指定された鋼板の量より多
    いとき、該電流供給手段に対して再度瞬断を指示する、
    前記特許請求の範囲第(1)項記載のリフティングマグ
    ネットクレーン装置。
  3. (3)前記制御手段は、前記吊上げ量検出手段が検出し
    た吊上げ量が指定された鋼板の量より多いときは、前記
    電流供給手段に対して励磁電流の遮断時間を増加した瞬
    断を指示する、前記特許請求の範囲第(2)項記載のリ
    フティングマグネットクレーン装置。
  4. (4)前記電磁石は複数個であり、前記装置は、それぞ
    れの電磁石が吸着している鋼板の量を検出する吊上げ量
    検出手段を備え、前記制御手段は、前記電流供給手段に
    対して、指定された量より多い鋼板を吸着している電磁
    石の励磁電流の瞬断を指示する、前記特許請求の範囲第
    (1)項記載のリフティングマグネットクレーン装置。
  5. (5)前記制御手段は、前記電流供給手段に対して、指
    定された量より多い鋼板を吸着している電磁石のうち外
    側に位置する1乃至複数の電磁石の励磁電流の瞬断を指
    示する、前記特許請求の範囲第(4)項記載のリフティ
    ングマグネットクレーン装置。
  6. (6)前記制御手段は、前記電流供給手段に対して、指
    定された量より多い鋼板を吸着している電磁石がなくな
    るまで前記励磁電流の瞬断を繰り返し指示する、前記特
    許請求の範囲第(4)項または第(5)項記載のリフテ
    ィングマグネットクレーン装置。
  7. (7)前記制御手段は、予め記憶しているデータに基づ
    いて、載置された複数枚の鋼板から指定された鋼板の吊
    上げの可否を判定し、吊上げ不可と判定した場合に限り
    、前記電流供給手段に、指定された量より少なくとも1
    枚多い鋼板の吊上げに要する励磁電流の供給を指示する
    、前記特許請求の範囲第(1)項記載のリフティングマ
    グネットクレーン装置。
  8. (8)前記制御手段は、載置された複数枚の鋼板の上か
    らn枚の鋼板の吊上げが指示されたとき、予め記憶して
    いるデータに基づいて、(n−1)番目の鋼板にn番目
    の鋼板を磁気吸着させるのに充分な磁気吸着力F(n)
    を発生し得る励磁電流IA(n)、n番目の鋼板に(n
    +1)番目の鋼板を磁気吸着させる虞れのある磁気吸着
    力F(n+1)を発生し得る励磁電流IA(n+1)、
    および、励磁電流IA(n+1)で前記電磁石を励磁し
    たときに(n−1)番目の鋼板とn番目の鋼板との間に
    発生するものと予想される磁気吸着力F’(n)を求め
    、 磁気吸着力F’(n)が磁気吸着力F(n)より充分に
    大きいときには、前記電流供給手段に対して、IA(n
    )以上IA(n+1)未満の励磁電流の供給を指示し、 磁気吸着力F’(n)が磁気吸着力F(n)に略等しく
    、あるいはそれより小さいときには、さらに、(n+1
    )以上の自然数mで示される、m番目の鋼板に(m+1
    )番目の鋼板を磁気吸着させるのに充分な磁気吸着力F
    (m)を発生し得る励磁電流IA(m)を求め、前記電
    流供給手段に対して、IA(n)以上IA(m)未満の
    励磁電流の供給を指示する、前記特許請求の範囲第(7
    )項記載のリフティングマグネットクレーン装置。
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