JPH02295755A - 静電印刷装置およびその版胴 - Google Patents

静電印刷装置およびその版胴

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JPH02295755A
JPH02295755A JP11809989A JP11809989A JPH02295755A JP H02295755 A JPH02295755 A JP H02295755A JP 11809989 A JP11809989 A JP 11809989A JP 11809989 A JP11809989 A JP 11809989A JP H02295755 A JPH02295755 A JP H02295755A
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Japan
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image
film
bearing film
plate
thermal head
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JP11809989A
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Minoru Nakamura
實 中村
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SEIKI IND CO Ltd
Original Assignee
SEIKI IND CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、導電性薄膜の一側面に熱可塑性を有すると共
に電気絶縁性を有する絶縁被膜が被着されてなる像担持
フィルム使用する静電印刷装置および当該静電印刷装置
に使用され得る版胴に関するものである。
(口)従来の技術 従来周知の静電印刷方法や装置(例えば電子写真複写紙
やレーザプリンタ等)では、像担持体としてセレン、硫
化カドミウム、アモルファスシリコン、有機光導電体等
の感光体が使用されており、当該感光体上に、露光走査
ランプや半導体レーザ等の露光装置にて静電潜像が形成
され、当該静電潜像がトナーによって現像されて記録紙
に転写されるものである. 従って、露光手段として必ず露光走査ランプや半導体レ
ーザ、LEDアレイ等の装置を必要としていた. また、かかる従来の方法や装置では、一般に1枚の印刷
用紙に印刷する度に、露光走査ランプや半導体レーザ等
によって静電潜像を形成する必要があった. なお、原稿を一回走査し、当該原稿像を電気的なメモリ
に記憶させるレーザプリンタが存在するが、その場合大
量のメモリを必要とする。
更にまた、未製版の像担持フィルムの繰出手段と、サー
マルヘッドと、既製版の像担持フィルムの巻取手段とが
一体的に内蔵されている版胴が提案されている(特開昭
62−73988号公報参照)。
(ハ)発明が解決しようとする課題 前述のように、従来周知の静電印刷方法や装置では、必
ず露光走査ランプや半導体レーザ、LEDアレイ等の装
置を必要とするので、装置全体が複雑化、大型化し、そ
れに伴い高価格化することは否めない。
また、1枚の印刷用紙に印刷する度に、露光走査ランプ
や半導体レーザ等によって静電潜像を形成する必要があ
るため、印刷に長時間を要さざるを得なかった。
更に、放電破壊記録を実行するものにあっては、放電破
壊装置という特殊な装置を必要とするので一般的ではな
かった。
更にまた、サーマルヘッドが一体的に内蔵されている版
胴では、当然のことながら印刷時に版胴と共にサーマル
ヘッドも高速回転するが、サーマルヘッドには多数の信
号線が接続されており、また当該サーマルヘッドは精密
部品であるため高速で回転させることは、極めて問題で
ある。
本発明はかかる従来の技術の有する課題に鑑みてなされ
たもので、露光走査ランプ、半導体レーザ等の露光装置
や特殊な放電破壊装置を必要とせず、また一度像を形成
した後は当該像を使用して多数枚の印刷用紙に印刷し得
ることの可能な、静電印刷装置およびそれに使用され得
る版胴を実現せんとするものである。
(二)課題を解決するための手段 第1の主要な発明は、支持体の一側面上に導電性薄膜が
被着され、当該導電性薄膜上に熱可塑性を有すると共に
電気絶縁性を有する絶縁被膜が被着され、更に当該絶縁
被膜上に転写膜が貼着されている像担持フィルムと、前
記像担持フィルムに書画像を製版するための、転写膜に
接触するように配置されているサーマルヘッドと、当該
サーマルヘッドにて絶縁被膜が選択的に加熱され製版さ
れることによって、当該被加熱部の絶縁被膜が転写され
た前記転写膜を前記導電性薄膜から剥離する転写膜剥離
手段と、前記導電性薄膜上に残留する絶縁被膜を帯電す
る帯電手段と、当該帯電部にトナーを静電的に付着させ
るためのトナー現像手段と、前記像担持フィルム上のト
ナー像を記録紙に転写する転写手段とが具備されている
静電印刷装置において、前記像担持フィルムが周側に巻
着される中空円筒状の版胴が回転可能に備えられ、当該
版胴の内部に、未製版のロール状に巻回されている像担
持フィルムを繰り出すための繰出手段と、前記サーマル
ヘッドと、既製版の像担持フィルムを巻き取るための巻
取手段とが内蔵されており、前記版胴の周側の一部には
、前記未製版の像担持フィルムを版胴内から導出するた
めの導出口と前記既製版の像担持フィルムを版胴内に導
入する導入口とが開設されていることを特徴とする静電
印刷装置である。
第2の主要な発明は、像担持フィルムが周側に巻着され
る中空円筒状の版胴において、内部に、未製版のロール
状に巻回されている像担持フィルムを繰り出すための繰
出手段と、前記像担持フィルムを選択的に加熱し製版す
るためのサーマルヘッドと、既製版の像担持フィルムを
巻き取るための巻取手段とが内蔵されており、周側の一
部には、前記未製版の像担持フィルムを内部から導出す
るための導出口と前記既製版の像担持フィルムを内部に
導入する導入口とが開設されており、前記サーマルヘッ
ドは非回転部材に装着されていることを特徴とする静電
印刷装置の版胴である.第3の主要な発明は、剥離可能
な転写膜が貼着されている像担持フィルムが、周側に巻
着される中空円筒状の版胴において、内部に、未製版の
ロール状に巻回されている像担持フィルムを繰り出すた
めの繰出手段と、前記像担持フィルムを選択的に加熱し
製版するためのサーマルヘソドと、既製版の像担持フィ
ルムから剥離された転写膜を巻き取る転写膜巻取手段と
、印刷後の像担持フィルムを巻き取るための像担持フィ
ルム巻取手段とが内蔵されており、周側の一部には、前
記未製版の像担持フィルムを内部から導出するための導
出口と前記既製版の像担持フィルムを内部に導入する導
入口とが開設されていることを特徴とする静電印刷装置
の版胴である。
(ホ)作用 第1の主要な発明では、版胴内部で製版され版胴の外部
まで繰り出された像担持フィルムが、版胴の周側に巻着
され、帯電手段によって帯電された後、当該帯電部若し
くは非帯電部がトナーによって現像されると、前記像担
持フィルム上にトナー像が形成される。従って、当該ト
ナー像を転写手段によって記録紙に転写すると、当該記
録紙上にトナー像が形成され印刷されることになる。
第2の主要な発明では、サーマルヘッドは版胴に内蔵さ
れているも、非回転部材に装着されているので、印刷動
作時に当該版胴が回転しても前記サーマルヘッドは回転
することはない。
第3の主要な発明では、印刷後の像担持フィルムのみな
らず、既製版の像担持フィルムから剥離された転写膜を
巻き取る転写膜巻取手段が備えられているので、像担持
フィルムに関する処理は版胴内にて全て実行されること
になる。
(へ)実施例 第1図は本発明装置の内部構成図、第2図はその外観斜
視図、第3図は像担持フィルムおよびそれへの像形成工
程の第1の実施例を示す部分拡大図、第4図は像担持フ
ィルムおよびそれへの像形成工程の第2の実施例を示す
部分拡大図である。
これらの図において、1は装置本体で、その内部の中央
部の略左上方に、装置本体1に固定された支持軸2が挿
通され、当該支持軸2に版胴3が回転自在に装着されて
いる. 前記版胴3内には、前記支持軸2の周囲を当該版胴3と
一体的に回転し得るリール4が装着され、当該リール4
にロール状に巻回された像担持フィルム5が嵌着されて
いる。この像担持フィルム5の構成については後述する
前記リール4の、前記像担持フィルム5の移動方向に沿
って下流側には、前記支持軸2の延在方向と同方向に延
在するプラテンローラ6が設けられ、このプラテンロー
ラ6の下部には、前記像担持フィルム5に所望の書画像
を形成するための、前記支持軸2の延在方向と同方向に
延在するサーマルヘンド7が備えられている。前記プラ
テンローラ6は選択的に回転力が付与されるように構成
されている。
前記サーマルヘッド7は、前記支持軸2に固着されたヘ
ッドホルダ8に対して、ピン7Aを支点として、鉛直方
向に揺動可能に装着されると共に、プラテンローラ6の
下方から、前記像担持フィルム5を介して軽く圧接され
るように時計方向に付勢されている。
前記プラテンローラ6には、サーマルヘッド7によって
製版された像担持フィルム5を移送すると共に像担持フ
ィルム5の転写膜5D(第3図、第4図参照)を剥離す
るための剥離ローラ9が回転自在に圧接されている。前
記剥離ローラ9は揺動レバー15の自由端部近傍に装着
されている。
版胴3の停止状態における上側には、前記既製版の像担
持フィルム5を、版胴3の外部に繰り出すための導出口
10が開設されると共に、当該導出口10に導出ガイド
ローラ11が回転自在に装着されている.前記導出口1
0から繰り出された像担持フィルム5は、時計方向に牽
引され版胴3の周側に巻着される. 版胴3の、前記導出口10の左方には、所定枚数の印刷
が終了して不要となった像担持フィルム5を版胴3内に
巻き取るための導入口12が開設されると共に、当該導
入口12に導入ガイドローラ13が回転自在に装着され
ている。
前記導入口12の内側には、前記不要となった像担持フ
ィルム5と前記転写膜5Dを同時に巻き取る巻取リール
14が、選択的に回転付勢されるように装着されている
。なお、不要となった像担持フィルム5と転写膜5Dは
各別に巻き取るように構成することも可能である。
本実施例においては、前記リール4の他に像担持フィル
ム5、プラテンローラ6、剥離ローラ9、導出ガイドロ
ーラ11、導入ガイドローラ13、巻取リール14等の
構成部品は全て前記版胴3に一体的に装着されており、
印刷動作時には版胴3と一体的に回転するものである。
装置本体1の右下方には、突出端部にて保持軸16に揺
動自在に保持された給紙台17が備えられ、装置本体1
側の、前記給紙台17の自由端部(図示しない印刷用紙
の移動方向に沿って下流側の端部)に対向する部位には
、給紙台17の自由端部の揺動軌跡に対応ずる円弧状の
側壁18が形成されている。l9は、給紙台17上に積
載された未印刷の印刷用紙の側部をガイドする側部ガイ
ド板である。
前記円弧状の側壁l8の上部には、前記給紙台17上に
積載された未印刷の印刷用紙を1枚ずつ分離して、版胴
3の下部に向けて給送するための用紙給送ローラ20が
設けられ、当該用紙給送ローラ20の下流側には、この
用紙給送ローラ2oによって給送されてきた印刷用紙を
一旦停止させた後タイミングを見計らって再給送するた
めの、レジストローラ対21、22が相互に圧接されて
いる。
また、前記レジストローラ対21、22の下流側で、版
胴3の下部には、前記像担持フィルム5上のトナー像を
前記印刷用紙に転写するための転写用コロトロン23が
備えられている。
前記転写用コロトロン23の下流側には、トナー像が転
写された印刷用紙を搬送するための搬送コンベア24が
備えられ、当3!送コンベア24の下流側には、印刷用
紙上のトナー像を加熱加圧定着するための一対の定着ロ
ーラ対25、26が相互に圧接されている。
前記定着ローラ対25、26の下流側には、定着後の印
刷用紙を積載保持するための排紙トレイ27が、装置本
体1に固設されている支軸28に揺動可能に装着されて
いる。当該排祇トレイ27には、その外側の三方を規定
するための、側部ガイド板29と端部ガイド板30が、
夫々内側に閉成し得るように装着されている。
なお、端部ガイド板30は、使用状態において水平方向
に伸縮し、かつ折畳めるように構成されている.従って
、装置の不使用時においては、前記排紙トレイ27は2
点鎖線にて示すように、装置本体1に畳込めることにな
る。
前記版胴3の右方には、像担持フィルム5の、サーマル
ヘッド7によって加熱された以外の部分、即ち非加熱部
を帯電するための帯電用コロトロン3lが設けられると
共に、当該像担持フィルム5の加熱部若しくは非加熱部
にクーロン力でトナー32を付着させるための、マグネ
ットローラ33内蔵の現像装置34が備えられている。
また、版胴3を挟んで、前記現像装置34の略反対側に
は、印刷用紙に転写仕切れず、像担持フィルム5上に残
留したトナー32を除去するための、回転ファーブラシ
49が内蔵されるクリーニング装置50が配備されてい
る。なおこのクリーニング装置50に除電手段が備えら
れていてもよい。
前記用紙給送ローラ20の上方には、原稿(図示せず)
の下面に形成されている書画像を読み取るための原稿読
取装置35が備えられている。
前記原稿読取装置35には、原稿読取手段としての密着
型の電荷転送素子(CCD)36が備えられ、当該CC
D36の上流側(右方)に、前記原稿と下流側端縁部を
検出するための透過型のフォトカブラ37、38が、ま
たこのフォトカブラ37、38の更に上流側には、原稿
給送ローラ対39、40が相互に圧接配備されている。
また、前記原稿給送ローラ対39、40の上流側には原
稿供給ローラ対41、42が設けられ、当該原稿供給ロ
ーラ対41、42の上流側には原稿始動ローラ43が備
えられている.そして前記原稿始動ローラ43の上流側
には、装置本体lに対して原稿供給台44が、着脱可能
に装着されている。当該原稿供給台44上に書画像が読
み取られる前の原稿が載置される。
前記CCD36の下流側(左方)に原稿排出口−ラ対4
5、46が備えられ、当該原稿排出口ーラ対45、46
の左方には、装置本体1のトツブカバー47が位置して
おり、当該トップカバー47の上面に、凹所48が形成
されている。このトップカバー47の上面の凹所48に
、書画像が読み取られた後の原稿が載置されるように構
成されている。
而して、前記原稿供給台44上から供給された原稿は、
先ず原稿始動ローラ43にて始動され、次いで原稿供給
ローラ対41、42および原稿給送ローラ対39、40
にて順次挟圧されて、左方に給送される。そして、その
下流側端緑が前記フォトカブラ37、38にて検出され
、所定時間経過すると、CCD36による原稿読取動作
が開始され、原稿の上流側端縁が前記フォトカプラ37
、38にて検出された後所定時間経過し、原稿がCCD
36の上部から完全に左方に移動した時点で、原稿読取
動作が終了するように制御される。
なお、前記原稿の書画像信号はそのまま若しくは一旦メ
モリに格納された後に、増幅されて前記サーマルへッド
7へ出力されるように構成されており、原稿の書画像は
、前記CCD36によって読み取られると略同時に、前
記サーマルヘシド7によって像担持フィルム5上に形成
される。
製版される際には、版胴3は停止状態にあり、前記サー
マルヘッド7は像担持フィルム5を介してプラテンロー
ラ6に圧接されており、当該ブラテンローラ6は時計方
向に回転駆動される。また、この際同時に巻取リール1
4も回転駆動され、既製版の像担持フィルム5が版胴3
の周側に巻着されると共に、印刷終了後の像担持フィル
ム5および転写@50は巻取りール14に巻き取られる
このようにして、像担持フィルム5が版胴3の周側に巻
着された後、版胴3が時計方向に回転して印刷動作が開
始される。即ち第1図に円形の鎖線で囲繞する部分は停
止しており、その外部のみが時計方向に回転するわけで
あるが、版胴3が回転する際には前記サーマルヘッド7
はプラテンローラ6から離間するように構成されている
次に、前記像担持フィルム5の構成と第1の実施例にお
ける製版、印刷工程について、第3図に従い説明する。
像担持フィルム5は、支持体5Aと、当該支持体5Aの
一側面上に被着された導電性薄膜5Bと、当該導電性薄
膜5Bの前記支持体5Aとは反対側の側面上に被着され
た熱可塑性と電気絶縁性を有する絶縁被膜5Cと、当該
絶縁被膜5Cの前記導電性薄膜5Bとは反対側の側面上
に被着された転写膜5Dとによって構成されている。な
お、前記導電性薄膜5Bが高強度を有するものであれば
、前記支持体5Aは必ずしも必要ではない。
前記支持体5Aは、厚さが5μ程度のPETフィルムに
て形成されているが、ポリエチレン、ポリカーボネート
、ポリイミド等にて形成されていてもよい。また、導電
性薄膜5Bはアルミニウムの蒸着層(厚さは450人)
にて形成されているが、もっと厚いアルミニウム箔がラ
ミネートされていてもよい。更に、w!!.縁被膜5C
は厚さが8μ程度のワックス層にて形成されており、当
該ワックスには、精製キャンデリラワンクスが5重量部
、木蝋#100が5重量部、EVAカ川重世部そしてキ
シレンが65重量部含存されている。そして転写膜5D
は周知の転写紙にて形成されている。
なお、導電性薄膜5Bは図示せぬ手段にて接地されてい
る。また、前記サーマルヘッド7は、転写膜5D側に摺
接されている。
この第1の実施例では、トナー32Pはプラス帯電型で
、内部磁性体が含有されているものが使用されており、
現像装置34内でプラスに帯電される。また、この場合
現像装置34にはプラスのバイアス電圧が印加されてい
る。
而して、前記CCD36にて読み取られた原稿像の出力
信号は、増幅されてサーマルヘッド7に人力され、当該
サーマルヘッド7が原稿像に沿って選択的に加熱される
と、加熱部の絶縁被膜5Cは転写膜5D側に転写される
。従って前記転写膜5Dが像担持フィルム5から剥離さ
れると、前記導電性薄膜5B上には、サーマルヘッド7
によっては加熱されない非加熱部の像に対応した形状の
絶縁被膜5Cが残留することになる。即ち、サーマルヘ
ッド7によって加熱された前記加熱部の像を「ボジ像」
と称するなら、導電性薄膜5B上には、絶縁被膜5Cに
よる「ネガ像」が形成されることになる. かかる状態で、前記帯電用コロトロン31でプラス帯電
されると、導電性薄膜5Bは接地されているのでその上
面には帯電されず、絶縁被膜5Cによる「ネガ像」のみ
がプラスに帯電される。
前述のように、トナー32Pはプラス帯電型のものであ
り、現像装置34にはプラスのバイアス電圧が印加され
ているので、前記トナー32Pはプサスに帯電されてい
る「ネガ像」には付着せず、絶縁被膜5Cの存在しない
部分、即ちサーマルヘンド7によって加熱された前記「
ポジ像」にクーロン力によって付着する。
従って、印刷用紙にはトナー32Pによる「ポジ像」が
転写され、印刷されることになる。
このように、一度原稿像が読み取られ、前記版胴3が回
転して、当該版胴3が回転する度に前記印刷工程が繰り
返されると、当該工程の繰返回数だけの部数の印刷物を
得ることができる。
次に、第2の実施例における製版、印刷工程について、
第4図に従い説明する。像担持フィルム5の構成は前記
第1の実施例の場合と同一である。
この第2の実施例が前記第1の実施例と異なる点は、ト
ナー32Nがマイナス帯電型で、現像装置34内でマイ
ナスに帯電されることと、現像装置34にはマイナスの
バイアス電圧が印加されている点である。
このように、トナー32Nがマイナス帯電型であると、
当該トナー32Nはプラスに帯電されている絶縁被膜5
C上にのみクーロン力によって付着する。即ち、当該ト
ナー32Nは「ネガ像」にのみ付着することになり、印
刷用紙にはトナー32Nによる「ネガ像」が転写され、
印刷されることになる。
なお、トナー32の帯電型を変えることなく、前記帯電
用コロトロン31の帯電極性を反転させることによって
も、「ポジ像」と「ネガ像」を選択的に形成することが
可能である。
なお、前記サーマルヘッド7とプラテンローラ8はその
上下位置が逆になっていてもよい。
(ト)発明の効果 本発明では、露光走査ランプや半導体レーザ、LEDア
レイ等の装置を必要とせず、サーマルヘッドのみによっ
て印刷像を形成することができるので、装置の小型化、
高信転性化1に寄与し得る.また、原稿は一度読み取る
だけで所望の枚数の印刷を実行し得るので、電子写真複
写機のように印刷枚数と同数だけ原稿を露光走査する必
要はなく高速印刷が可能となる。
更に、レーザプリンタが備えられているデジタル複写機
のように、必ずしも原稿像を電子的に記憶させておく必
要がないので、大量のメモリは必要としない。従って、
低価格化も企図し得る。
更にまた、放電破壊記録をするための特殊な装置を必要
とせず、普遍的に使用されているサーマルヘッドを使用
できるので、設計の自由度が広がるのみならず、部品コ
ストの低減を図ることができる. 更にまた、製版が版胴の内部で実行されるので装置全体
の小型化を企図し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の内部構成図、第2図はその外観斜
視図、第3図は像担持フィルムおよびそれへの像形成工
程の第1の実施例を示す部分拡大図、第4図は像担持フ
ィルムおよびそれへの像形成工程の第2の実施例を示す
部分拡大図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体の一側面上に導電性薄膜が被着され、当該導
    電性薄膜上に熱可塑性を有すると共に電気絶縁性を有す
    る絶縁被膜が被着され、更に当該絶縁被膜上に転写膜が
    貼着されている像担持フィルムと、前記像担持フィルム
    に書画像を製版するための、転写膜に接触するように配
    置されているサーマルヘッドと、当該サーマルヘッドに
    て絶縁被膜が選択的に加熱され製版されることによって
    、当該被加熱部の絶縁被膜が転写された前記転写膜を前
    記導電性薄膜から剥離する転写膜剥離手段と、前記導電
    性薄膜上に残留する絶縁被膜を帯電する帯電手段と、当
    該帯電部にトナーを静電的に付着させるためのトナー現
    像手段と、前記像担持フィルム上のトナー像を記録紙に
    転写する転写手段とが具備されている静電印刷装置にお
    いて、 前記像担持フィルムが周側に巻着される中空円筒状の版
    胴が回転可能に備えられ、当該版胴の内部に、未製版の
    ロール状に巻回されている像担持フィルムを繰り出すた
    めの繰出手段と、前記サーマルヘッドと、既製版の像担
    持フィルムを巻き取るための巻取手段とが内蔵されてお
    り、前記版胴の周側の一部には、前記未製版の像担持フ
    ィルムを版胴内から導出するための導出口と前記既製版
    の像担持フィルムを版胴内に導入する導入口とが開設さ
    れていることを特徴とする静電印刷装置。 2、剥離後の転写膜は既製版の像担持フィルムと同一の
    巻取手段に巻き取られるように構成されている請求項1
    記載の静電印刷装置。 3、サーマルヘッドは非回転部材に装着されている請求
    項1若しくは請求項2記載の静電印刷装置。 4、サーマルヘッドは像担持フィルムに対して接離可能
    に備えられ、製版時のみ像担持フィルムに接触し、印刷
    時には像担持フィルムから離間するように構成されてい
    る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の静電印刷
    装置。 5、原稿の書画像を読み取って電気信号に変換し、当該
    電気信号を増幅してサーマルヘッドに入力する手段が備
    えられている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の静電印刷装置。 6、像担持フィルムが周側に巻着される中空円筒状の版
    胴において、 内部に、未製版のロール状に巻回されている像担持フィ
    ルムを繰り出すための繰出手段と、前記像担持フィルム
    を選択的に加熱し製版するためのサーマルヘッドと、既
    製版の像担持フィルムを巻き取るための巻取手段とが内
    蔵されており、周側の一部には、前記未製版の像担持フ
    ィルムを内部から導出するための導出口と前記既製版の
    像担持フィルムを内部に導入する導入口とが開設されて
    おり、前記サーマルヘッドは非回転部材に装着されてい
    ることを特徴とする静電印刷装置の版胴。 7、剥離可能な転写膜が貼着されている像担持フィルム
    が、周側に巻着される中空円筒状の版胴において、 内部に、未製版のロール状に巻回されている像担持フィ
    ルムを繰り出すための繰出手段と、前記像担持フィルム
    を選択的に加熱し製版するためのサーマルヘッドと、既
    製版の像担持フィルムから剥離された転写膜を巻き取る
    転写膜巻取手段と、印刷後の像担持フィルムを巻き取る
    ための像担持フィルム巻取手段とが内蔵されており、周
    側の一部には、前記未製版の像担持フィルムを内部から
    導出するための導出口と前記既製版の像担持フィルムを
    内部に導入する導入口とが開設されていることを特徴と
    する静電印刷装置の版胴。 8、転写膜と印刷後の像担持フィルムは同一の巻取手段
    に巻き取られる請求項7記載の静電印刷装置の版胴。
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