JPH0229402Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229402Y2
JPH0229402Y2 JP1982052632U JP5263282U JPH0229402Y2 JP H0229402 Y2 JPH0229402 Y2 JP H0229402Y2 JP 1982052632 U JP1982052632 U JP 1982052632U JP 5263282 U JP5263282 U JP 5263282U JP H0229402 Y2 JPH0229402 Y2 JP H0229402Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tar
pitch
grate
coke
exhaust gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982052632U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58158926U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5263282U priority Critical patent/JPS58158926U/ja
Publication of JPS58158926U publication Critical patent/JPS58158926U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0229402Y2 publication Critical patent/JPH0229402Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、コークスを火格子(ロストル)上
で燃焼し、その燃焼赤熱コークス層の中にピツチ
あるいはタール分含有排ガスを通してピツチ・タ
ール分を焼却させる焼却炉に関するものである。
例えば人造黒鉛電極を製造するには焼成工程を
伴なう。この工程にはリングフアーネスやトンネ
ルキルンが用いられている。特に後者の場合は通
常一次焼成が終了した電極にピツチ等を含浸し、
これを再焼成(二次焼成)する場合に用いられて
いる。
これらの焼成工程においてはピツチ、タールを
含有するガスが排出する。またトンネルキルンに
おいては台車上にピツチが流出し、それが炭化し
たコークスが生ずる。
ピツチ、タール含有ガスは環境上そのまま大気
中に放出することはできず、その除去処理が必要
である。
ピツチ、タールは粘着性であるためその捕集が
厄介であり、また排ガス中の含有量が希薄である
ため燃料としては使用できず、通常燃焼炉で重油
を燃焼させ、これに排ガスを吹き込んでわざわざ
焼却している。この燃焼には高温を必要とし、重
油の使用量が多くなるので経済的に不利である。
一方、トンネルキルンより生じたコークスは粉
砕して微粉炭燃焼方式により燃料として利用する
ことも試みられているが、コークスは揮発分が殆
んどないので燃焼効率が悪く実用化が困難であ
る。
この考案は、処理困難なピツチ・タール分含有
排ガスを有効に焼却処理できる焼却炉を提供する
目的をもつて案出したものであつて、上記焼成工
程で生ずるコークスを火格子上で燃焼し、その赤
熱コークス中にピツチ、タール分含有排ガスを流
通せしめてピツチ、タール分を焼却させると共に
省エネルギーを図つた焼却炉である。勿論、コー
クスは他の一般のコークスも使用可能である。
以下、この考案の一実施例を示す図面に関連し
て具体的に説明する。
第1図はその断面図、第2図はその平面図であ
る。
図において、1は頂部に排気口1aと下側部に
灰出し孔1bを備えた炉本体であつて、この本体
の内部に火格子2が水平に架設され、この火格子
の下部に向けて液体・気体燃焼バーナ(図示は重
油バーナを示す)3が炉壁に設けられ点火用及び
助燃用に供される。3aは燃焼用空気流入管、3
bは重油供給管を示す。4は環状のバーナタイル
であつて、このバーナタイル内にピツチ・タール
分含有排ガス吹出し用流路4aが環状に内設さ
れ、この流路に吹出しノズル4bが数個所定の間
隔をおいて設けられると共にガス吹込み管4cが
連結される。図示においては炉内に架設された蛇
行状の熱交換用管5の出口側管がガス吹込み管4
cの上部に接続させた例を示しているが、後述す
るように熱交換用管を設けることなく、導管を介
して直接にガス吹込み管4cに吹込んでもよい。
6はコークスホツパーであつて、このホツパーの
下側部は火格子2の上面にのぞませて開口し、こ
の開口部と反対側にコークス押込板7が水平に設
けられ、この押込板の一端部に、圧縮流体で作動
するシリンダー(油圧シリンダー)8が連結され
る。コークス9はそのシリンダーの往復運動によ
つて押込板7を介して火格子2上に押込まれる
が、コークスが均一に火格子上に乗る様に押込み
量はシリンダーの作動制御によつて調節される。
火格子2の火格子棒の目開き寸法は、コークス
粒の大きさによつて定められる。
上記のように構成することにより、バーナタイ
ル4内に吹出されたピツチ・タール分含有排ガス
の一部は、重油バーナ3の燃焼ガスと混合されて
燃焼し、残りの未燃焼排ガスは、バーナよりの燃
焼ガスで燃焼赤熱化されているコークス層の中を
流通する段階でピツチ・タール分をほとんど完全
に焼却させることができる。
図示においては、炉体内に熱交換用管5を設け
てピツチ・タール分含有排ガスを予熱し、燃焼部
分を高温に保ち、燃焼を完全に行なうようにして
いるが、燃焼ガスを循環作用する場合又は多少未
燃焼ガスが残つても良い場合には熱交換用管を設
けなくてもよい。
この考案の焼却炉の実施例の一例を示す。
第3図に示すように、人造黒鉛生電極を焼成す
るトンネルキルンに本考案の焼却炉を併設した。
図において、Aはトンネルキルン、Bはピツチ含
浸電極を容器に入れた台車(矢印の方向に移動)、
Cは本考案の焼却炉、A1はバーナを夫々示す。
キルンよりブロワーDによつてピツチ・タール分
含有排ガスを4000Nm3/Hを焼却炉Cに吹込み、
火格子上の燃焼コークス層中を流通させてピツ
チ・タール分を焼却し、燃焼ガスは導管を介して
キルンの予熱ゾーンに吹込み、一部は放出筒から
大気中に放出した。重油使用量は15〜20/H、
副生コークス使用量は35〜40Kg/Hであつた。ま
た市販のコークス(一般用)の場合は25〜30Kg/
Hであつた。重油燃焼炉を用いて上記排ガス
(4000Nm3/H)を焼却した場合、重油使用量は
65/Hでピツチ・タール分はほとんど完全に焼
却できなかつた。
この考案の焼却炉によれば、燃料費の大幅な節
減が図られ、かつ焼成工程で副生するコークスの
利用が図られ、しかも排ガスに含まれるピツチ・
タール分を完全に焼却除去することができる等の
利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の焼却炉の一実施例を示すものに
して、第1図はその断面図、第2図はその平面
図、第3図は実施態様を示す説明図である。 符号の説明、1……炉本体、2……火格子、3
……重油バーナ、4……バーナタイル、4b……
ピツチ・タール分含有排ガス吹込みノズル、6…
…コークスホツパー、7……コークス押込板、8
……油圧シリンダー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉本体内部に火格子、その下部に燃焼バーナを
    備え、該火格子上にコークスを供給する装置とピ
    ツチあるいはタール分含有排ガスを上記燃焼バー
    ナのバーナタイルに吹込む装置とを備えてなるピ
    ツチ・タール分含有排ガス焼却炉。
JP5263282U 1982-04-13 1982-04-13 ピツチ・タ−ル分含有排ガス焼却炉 Granted JPS58158926U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5263282U JPS58158926U (ja) 1982-04-13 1982-04-13 ピツチ・タ−ル分含有排ガス焼却炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5263282U JPS58158926U (ja) 1982-04-13 1982-04-13 ピツチ・タ−ル分含有排ガス焼却炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58158926U JPS58158926U (ja) 1983-10-22
JPH0229402Y2 true JPH0229402Y2 (ja) 1990-08-07

Family

ID=30063336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5263282U Granted JPS58158926U (ja) 1982-04-13 1982-04-13 ピツチ・タ−ル分含有排ガス焼却炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58158926U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347173A (en) * 1976-10-11 1978-04-27 Rikiichi Kimata Method of deodorizing stinking gas by burning
JPS5478869A (en) * 1977-12-07 1979-06-23 Akio Sakaguchi Device for treating waste tire
JPS559630A (en) * 1978-07-07 1980-01-23 Nitto Chem Ind Co Ltd Polymerization of acrylamide monomer

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5650256Y2 (ja) * 1975-05-07 1981-11-25

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347173A (en) * 1976-10-11 1978-04-27 Rikiichi Kimata Method of deodorizing stinking gas by burning
JPS5478869A (en) * 1977-12-07 1979-06-23 Akio Sakaguchi Device for treating waste tire
JPS559630A (en) * 1978-07-07 1980-01-23 Nitto Chem Ind Co Ltd Polymerization of acrylamide monomer

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58158926U (ja) 1983-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4311103A (en) Incineration system for sewage sludge
CN108870398B (zh) 小型生活垃圾焚烧炉
US3958518A (en) Incinerator for oil-containing waste sludge and method thereof
CN106402894A (zh) 一种以污泥为主大型危废回转窑式焚烧炉装置
JPH0229402Y2 (ja)
CN2847195Y (zh) 高温回转窑
CN105674272B (zh) 一种硅瓷炉箅复式焚烧炉及其处理工艺
CN206160155U (zh) 一种以污泥为主大型危废回转窑式焚烧炉装置
JP2000283427A (ja) 反応型ごみ焼却炉及びそれを用いたごみ焼却方法
KR950013959B1 (ko) 유동층장치
CN206207437U (zh) 用于危废物处理的立式焚烧炉
CN205560761U (zh) 一种新型环保高效rto燃烧炉
CN218544457U (zh) 一种柱体层状处置生物质燃料的装置
JPH0712321A (ja) 焼却排ガス有害物質熱分解炉
CN2585046Y (zh) 煤制气燃烧炉
KR930007576Y1 (ko) 향류형 로타리 킬른을 주체로한 쓰레기 소각장치
JP2001304524A (ja) 溶融炉に於ける排熱回収装置
JPH0249465Y2 (ja)
KR200301896Y1 (ko) 소각로의 고온 배기가스 온도 저감장치
JPH09112854A (ja) 灰溶融炉の運転方法
JP3069972U (ja) 焼却炉装置
SU1698575A1 (ru) Печь
JP2002162008A (ja) 焼却溶融装置
JPS59219619A (ja) 汚泥の焼成方法
CN115560340A (zh) 一种柱体层状处置生物质燃料的装置及方法