JPH02291Y2 - - Google Patents

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JPH02291Y2
JPH02291Y2 JP12447686U JP12447686U JPH02291Y2 JP H02291 Y2 JPH02291 Y2 JP H02291Y2 JP 12447686 U JP12447686 U JP 12447686U JP 12447686 U JP12447686 U JP 12447686U JP H02291 Y2 JPH02291 Y2 JP H02291Y2
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paper
stand
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peripheral wall
clamping
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JP12447686U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はメモ用紙等の紙葉を挾んで机面等に定
置する紙挾みに関する。
(従来の技術) 従来より、メモ用紙等の紙葉を挾んで机面もし
くは電話器の近傍等に定置して使用するこの種の
紙挾みが種々に提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、これら従来のものは構造、使用性、趣
味性及び価格等の要件を全て満足させることがで
きないものである。すなわち、部品点数が多
く、構造が比較的複雑である。前記により若
干使用性に劣る。形状および色彩の多用化が困
難であるために、使用者の好みに応じて製品を選
択する範囲が制約される。比較的高価格である
等の問題点のいづれかを含んでいる。
本考案はこのような従来技術の背景に鑑みなさ
れたもので、構造の簡略化と使用性の向上を図る
とともに、形状と色彩の多様化が容易になされて
製品の選択範囲を拡大でき、しかも低価格化を達
成できる紙挾みを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る紙挾みは、周壁に紙差し込み口を
開口した有底の操作部材と、鉛直軸の上端部に挾
持鍔を形成し、かつ下端部に径外方向に張り出す
台座を着脱可能に取付けたスタンドを有してい
る。
そして、前記操作部材の紙差し込み口内で底部
上に前記スタンドの挾持鍔が対向配置されるとと
もに、前記底部に形成された透孔から前記鉛直軸
部が軸移動自在に下方に導出され、その下端部に
取付けられた台座と前記底部の下面との間に、常
時挾持鍔と底部を接近方向に付勢して前記開口か
ら挾持鍔と底部との間に介挿した紙葉の端縁部を
弾性挾持させる弾性部材を介設したものである。
(作用) 本考案においては、弾性部材に抗して操作部材
を鉛直方向に押し下げることで、挾持鍔の下面と
操作部材の底部上面が離間して挾持間隙が形成さ
れ、紙差し込み口から前記挾持間隙に紙葉の端縁
部を差し込んだのち、前記押下力を解除すること
により、前記紙葉の端縁部が挾持鍔と底部とで弾
性挾持される。
(実施例) 第1図は本考案に係る紙挾みの一実施例を示す
斜視図、第2図は同分解斜視図であり、これらの
図において、10は操作部材、20はスタンド、
30は弾性部材を示し、圧縮コイルスプリングに
よつてなる。
操作部材10は合成樹脂材によつて略半球形中
空状に形成され、周壁11における前部の約半周
を所要の高さで横一文字状に切欠して紙差し込み
口12を開口形成している。
操作部材10は略半球形の上体部10Aと円盤
状の底部10Bとからなり、上体部10Aの約半
周下端部10aと底部10Bの周縁部約半周にわ
たつて上方に突設した接合突起10bとを、例え
ば接着剤によつて接合することにより形成されて
おり、上体部10Aにはペン立用の孔13および
装飾用の目玉14がそれぞれ設けられ、底部10
Bには、その中央部を貫通する透孔15およびこ
の透孔15の若干後方に立設されたガイドピン1
6を有している。
スタンド20は上端部に円形の挾持鍔21を一
体形成した軸断面円形の鉛直軸22と、この鉛直
軸22の下端部に着脱可能に取付けられた円盤状
の台座23からなり、それぞれが合成樹脂によつ
て形成されている。
挾持鍔21の外周曲率は操作部材10の底部1
0Bに突設した接合突起10bの内周曲率よりも
若干小さく設定され、鉛直軸22の外径を底部1
0Bに形成した透孔15の内径よりも若干小さく
設定して形成してある。そして、ガイドピン16
の挿通孔24を貫通形成している。
鉛直軸22の下端部には縮径された径小部22
Aと、この径小部22Aの下端に連設されて水平
二方向に張り出す係止片22Bを有している。
尚、係止片22Bに幅寸法Wは径小部22Aの外
径に略等しく、また長さ寸法Lは鉛直軸22の外
径に略等しく設定してある。
台座22の中央部に、前記係止片22Bが貫通
され、かつ径小部22Aが挿入可能で係止片22
Bと相似形の係止孔23Aを形成している。
したがつて、本実施例の紙挾みは、第2図の底
部10Bの透孔15に鉛直軸22を上から貫通さ
せるとともに、ガイドピン16を挾持鍔21のガ
イドピン挿入孔24に挿通する。
ついで、上体部10Aの約半周下端部10aと
底部10Bの接合突起10bとを接着剤により接
合して、周壁11に紙差し込み口12を開口した
有底の操作部材10を形成する。
つぎに底部10Bから下方に導出されている鉛
直軸22に弾性部材30を外嵌する。
さらに、係止片22Bを台座22の係止孔23
Aに貫通し、かつ径小部22Aを係止孔23Aに
挿入して弾性部材30を圧縮させたのち、鉛直軸
22と台座23とを軸まわり90゜相対回転させる
ことで、第1図に示すように組立てられた紙挾み
を得る。
前記構成において、通常は第3図のように机面
40もしくは電話器の近傍等に定置しておく。そ
して、メモ用紙等の紙葉を挾持させる場合は、操
作部材10を弾性部材30の弾力に抗して第4図
に示すように下限位置、つまり弾性部材30が完
全圧縮される位置まで押し下げ、操作部材10の
底部10B上面とスタンド20の挾持鍔21の下
面とで、紙差し込み口12内に挾持間隙Xを形成
する。
ついで、複数枚重合されたメモ用紙等の紙葉A
の端縁部を紙差し込み口12から挾持間隙Xに差
し込む。
つづいて、前記操作部材10の押し下げ力を解
除する。これにより、操作部材10は弾性部材3
0の弾力で上昇して仮想線で示すように、挾持間
隙Xを縮小し、底部10Bと挾持鍔21によつて
紙葉Aの端縁部を弾性挾持する。
一方、第1図の紙挾みにおける操作部材10の
頂部と台座23の下面とを指先で把持して、把持
力を強め、弾性部材30を圧縮して紙差し込み口
12内に挾持間隙Xを形成し、この挾持間隙Xに
紙葉Aの端縁部を差し込んだのち、前記把持力を
弱める操作手順を用いても、底部10と挾持鍔2
1によつて紙葉Aの端縁部を弾性挾持できる。
前記操作部材10とスタンド20の相対移動
は、挾持鍔21のガイドピン挿通孔24に挿通さ
れたガイドピン16を案内に行われるから、横振
れやがたつきを生じない。
他方、第4図のように弾性挾持されている紙葉
Aにおける最上面の紙葉に、メモ書きを行う場合
は、ペン立用の孔13に押し込まれている筆記用
具50を用いればよい。
尚、前記実施例では操作部材10の周壁11に
紙差し込み口12を1つ形成した例で説明してい
るが、例えば第5図に示すように、周壁の前後を
切り欠いて、同一高さレベルで2つの紙差し込み
口12,12を形成することで、前後2方向から
紙葉Aを同時に挾持できる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば周壁に紙
差し込み口を開口した有底の操作部材と、鉛直軸
の上端部に挾持鍔を形成し、かつ下端部に径外方
向へ張り出す台座を着脱可能に取付けたスタンド
および台座と底部の下面の間に介設されて挾持鍔
と底部を接近方向に付勢する弾性部材によつて構
成されるから、部品点数が小なく、製造が簡単で
ある。
しかも、机面上に定置した状態で操作部材を押
し下げる操作、もしくは指先で操作部材の頂部と
台座の下面を把持して把持力を強める等の簡単な
操作を施すことで、紙葉の端縁部を差し込む挾持
間隙が紙差し込み口内に形成され、また押し下げ
力或は強い把持力を解除する簡単な操作を施すこ
とで、紙葉の端縁部を弾性挾持することができる
から使用性がよい。
さらに、合成樹脂によつて成形できるから、形
状および色彩の多様化が容易であり、したがつ
て、使用者の好みに応じて製品を選択する範囲を
拡大でき、低価格化が達成される等の利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る紙挾みの一実施例を示す
斜視図、第2図は同分解斜視図、第3図は定置状
態の一例を示す側面図、第4図は紙葉の挾持間隙
の形成状態および紙葉の弾性挾持状態を示す側面
図、第5図は他の実施例の側面図である。 10……操作部材、11……周壁、12……紙
差し込み口、15……透孔、20……スタンド、
21……挾持鍔、22……鉛直軸、23……台
座、30……弾性部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 周壁に紙差し込み口を開口した有底の操作部
    材と、鉛直軸の上端部に挾持鍔を形成し、かつ
    下端部に径外方向へ張り出す台座を着脱可能に
    取付けたスタンドを有し、前記操作部材の紙差
    し込み口内で底部上に前記スタンドの挾持鍔が
    対向配置されるとともに、前記底部に形成され
    た透孔から前記鉛直軸が軸移動自在に下方に導
    出され、その下端部に取付けられた台座と前記
    底部の下面との間に、常時挾持鍔と底部を接近
    方向に付勢して前記開口から挾持鍔と底部との
    間に介挿した紙葉の端縁部を弾性挾持させる弾
    性部材が介設されてなることを特徴とする紙挾
    み。 (2) 前記操作部材とスタンドがそれぞれ合成樹脂
    製であることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の紙挾み。 (3) 前記紙差し込み口が周壁に1つ形成されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項または第2項記載の紙挾み。 (4) 前記紙差し込み口が周壁に同一高さレベルで
    2つ形成されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項または第2項記載の紙挾
    み。 (5) 前記弾性部材が圧縮コイルスプリングである
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の紙挾み。
JP12447686U 1986-08-13 1986-08-13 Expired JPH02291Y2 (ja)

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JPS6331974U JPS6331974U (ja) 1988-03-01
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