JP3004603U - ヘアークリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 指一本を使うことにより、毛髪のみだれを止
めて整髪ができ、整髪途中両手をはなすことができる。
簡単にホームパーマを楽しめるもので、なお、鮮やかな
色彩で装飾性を充分に備え安全なヘアークリップを提供
する。 【構成】 外周毛髪挟持部（１）の内側に内接する長孔
（６）を有し、並行に押圧毛髪挟持部（２）を設け、中
央拡大部（５）から押圧可能な位置に辷り止め（７）と
中心に毛髪挟持溝穴（８）を設け、基端に保持部（４）
と湾曲状箇所のバネ（３）により上下に遊道可能に支持
された押圧毛髪挟持部（２）が張り出したときは、先端
が外周毛髪挟持部（１）の先端内接面の下に嵌着される
形となり、以上が一体に形成されて毛髪挟持を密接可能
となるように構成されたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、指一本にて簡単に毛髪に装着し得るヘアークリップに関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ヘアークリップは図７に示すように突設した一対の結合片（１１）が嵌 込まれ、支持ピン（１３）とばね（１２）により上部挾持材（９）を回転可能と した、ヘアークリップがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ） 図７の結合片（１１）の間に毛髪がはいって、引っかかり、毛髪がから むと抜けにくく、痛い思いをしていた。なお毛髪挟持量が少く不便であっ た。 （ロ） 結合片や支持ピンとばね等にくるいが生じやすく、材質が弱いため変形 しやすく、また、錆びて不潔であった。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

外周毛髪挟持部（１）の内側に内接する長孔（６）を有し、並行に押圧毛髪挟 持部（２）を設け、中央拡大部（５）から押圧可能な位置に辷り止め（７）と中 心に毛髪挟持溝穴（８）を設ける。 そして、保持部（４）と湾曲状箇所のバネ（３）により上下に遊道可能に支持 され下方に張り出したときは、押圧毛髪挟持部（２）の先端が外周毛髪挟持部（ １）の先端内面の下に嵌着され係止される。 本考案は、以上のような構成によりなるヘアークリップである。

【０００５】

【作用】

外周毛髪挟持部（１）中央の中央拡大部（５）の表面より人差指にて、押圧毛 髪挟持部（２）に設けた辷り止め（７）に向った角度で押圧加減により押圧挟持 部（２）の先端が、外周毛髪挟持部（１）の内側を遊道して下側面に張り出し嵌 着される。この状態になると、バネ（３）の湾曲により、また、同時に保持部（ ４）の角度が自在に変動し、押圧力を加えることとなり、毛髪挟持部（１）、（ ２）による弾力性の平行バネが生じて押圧力となる。そのバネ性は、頭部面に沿 う丸味で奥の方にふくらみを持たせることによって、平行バネすなわち毛髪挟持 部（１）、（２）の作用により可能となり、毛髪を密接状態で毛髪挟持できる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ） 外周毛髪挟持部（１）の内側に内接する長孔（６）を有し、並行に押圧 毛髪挟持部（２）を設け、中央拡大部（５）から押圧可能な位置に辷り止 め（７）と中心に毛髪挟持溝穴（８）を設ける。 （ロ） 押圧毛髪挟持部（２）は保持部（４）と湾曲状箇所のバネ（３）の湾曲 により保持部（４）の角度が自在に変動し上下に遊道可能に支持され、張 り出したときは、押圧毛髪挟持部（２）の先端が外周毛髪挟持部（１）の 先端内面の下に嵌着されて係止される。 本案は以上のような構造で、これを使用するときは、図６に本考案を図示のよ うに実施例によって説明すると、各部材が連接した形のポリカーバネイト合成樹 脂で形成されており、その中央拡大部（５）により人差指の策を挿入して押圧毛 髪挟持部（２）の辷り止め（７）に向った角度で押圧を加えると、外周毛髪挟持 部（１）の先端内側の下面に張り出した形で嵌着されると、毛髪挟持部（１）、 （２）に平行バネ的な作用が生じて、毛髪挟持溝穴（８）とともに密接状態とな り、毛髪挟持ができる。

【０００７】

【考案の効果】

以上のように本考案は指一本を使って、押圧毛髪挟持部（２）を中央拡大部（ ５）から押圧することにより毛髪を密接可能に挟持できて、毛髪のみだれを止め て毛髪を痛めることがなく、なお鮮やかな色彩でソフトの肌ざわりで装飾性を充 分に備え、かつ長期使用に耐へて、若年層から熟年層に使用容易とし簡単にホー ムパーマが楽しめるものであって安価な価格帯で大量生産ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図である。

【図２】本考案の図１のＡ−Ａ断面図である。

【図３】本考案の正面図である。

【図４】本考案の右側面図である。

【図５】本考案の斜視図である。

【図６】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【図７】従来例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 外周毛髪挟持部 ２ 押圧毛髪挟持部 ３ バネ ４ 保持部 ５ 中央拡大部 ６ 長孔 ７ 辷り止め ８ 毛髪挟持溝穴 ９ 上部挾持材 １０ 下部挟持材 １１ 結合片 １２ ばね １３ 支持ピン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外周毛髪挟持部（１）の内側に内接する
   長孔（６）を有し、並行に押圧毛髪挟持部（２）を設
   け、中央拡大部（５）から押圧可能な位置に辷り止め
   （７）と中心に毛髪挟持溝穴（８）を設け、基端に保持
   部（４）と湾曲状箇所のバネ（３）により上下に遊道可
   能に指示された押圧毛髪挟持部（２）が張り出したとき
   は、先端が外周毛髪挟持部（１）の先端の内接面の下に
   て嵌着されて係止された形となり、以上が、一体に形成
   されて毛髪挾持を密接可能となるように構成されたこと
   を特徴とするヘアークリップ。