JPH02291459A - 車両のサージング防止装置 - Google Patents
車両のサージング防止装置Info
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- JPH02291459A JPH02291459A JP10915089A JP10915089A JPH02291459A JP H02291459 A JPH02291459 A JP H02291459A JP 10915089 A JP10915089 A JP 10915089A JP 10915089 A JP10915089 A JP 10915089A JP H02291459 A JPH02291459 A JP H02291459A
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は車両のサージング防止装置に関し、特に、車両
に機関の燃焼変動に基づく車両振動が発生した時にこれ
を防止する車両のサージング防止装置に関する。
に機関の燃焼変動に基づく車両振動が発生した時にこれ
を防止する車両のサージング防止装置に関する。
一般に、内燃機関を搭載した車両は機関の発生するトル
クで前進や後進を行う。ところが、機関の発生するトル
クが間歇的に無くなったり、機関の失火によって負のト
ルクが発生する場合には、車両に減速の力が働き、これ
が繰り返し行われると車両に前後の振動、いわゆるサー
ジングが発生して車両の乗員に不快感が生じるようにな
る。そこで、車両に搭載された内t!/!.機関の燃焼
変動に基づく車両振動に起因するサージングを低減する
ことが望まれている。
クで前進や後進を行う。ところが、機関の発生するトル
クが間歇的に無くなったり、機関の失火によって負のト
ルクが発生する場合には、車両に減速の力が働き、これ
が繰り返し行われると車両に前後の振動、いわゆるサー
ジングが発生して車両の乗員に不快感が生じるようにな
る。そこで、車両に搭載された内t!/!.機関の燃焼
変動に基づく車両振動に起因するサージングを低減する
ことが望まれている。
特開昭58−160530号公報には、車両に搭載した
内燃機関のトルク変動を機関の回転変動、車両前後方向
の加速度、機関燃焼圧力変動、変速機軸の捩れ角の少な
《とも1つにより検出し、更に、人間の体感振動特性に
合わせたフィルタを介して抽出して、トルク変動を軽減
するようにした内燃機関のトルク変動制御方法が開示さ
れている。この方法は車両の種々の前後振動の周期のう
ち、人間が最も感じ易い振動周波数だけフィルタで抽出
して、その振動閏波数がある時だけ車両にサージングが
発生したちのして、内燃機関のトルク変動を低減しよう
とするものである。
内燃機関のトルク変動を機関の回転変動、車両前後方向
の加速度、機関燃焼圧力変動、変速機軸の捩れ角の少な
《とも1つにより検出し、更に、人間の体感振動特性に
合わせたフィルタを介して抽出して、トルク変動を軽減
するようにした内燃機関のトルク変動制御方法が開示さ
れている。この方法は車両の種々の前後振動の周期のう
ち、人間が最も感じ易い振動周波数だけフィルタで抽出
して、その振動閏波数がある時だけ車両にサージングが
発生したちのして、内燃機関のトルク変動を低減しよう
とするものである。
ところで、車両のタイヤは真円ではなく、実際にはある
歪みを持っている。すると、タイヤが1回転する毎に車
両がタイヤの歪みによって振動してしまい、このタイヤ
に回転一次振動が発生するこ七がある。この場合、タイ
ヤの回転一次振動周波数が駆動系の固有振動周波数と一
致すると共振して、あたかもサージングが発生している
かのように見えることがあり、タイヤの回転一次振動を
サージングと誤認識して機関のトルクが制御されてしま
い、却ってサージングが大きくなるという問題がある。
歪みを持っている。すると、タイヤが1回転する毎に車
両がタイヤの歪みによって振動してしまい、このタイヤ
に回転一次振動が発生するこ七がある。この場合、タイ
ヤの回転一次振動周波数が駆動系の固有振動周波数と一
致すると共振して、あたかもサージングが発生している
かのように見えることがあり、タイヤの回転一次振動を
サージングと誤認識して機関のトルクが制御されてしま
い、却ってサージングが大きくなるという問題がある。
本発明は前記従来の車両のサージング防止装置の有する
問題点を解消し、内燃機関の実トルク変動に起因しない
タイヤからの一次振動による車両振動周期と車両の固有
振動周期とが一致する場合には、機関の燃焼変動に基づ
《サージングの防止制御を中止して、誤検出による車両
のサージングの増大を防止することができる車両のサー
ジング防止装置を提供することを目的としている。
問題点を解消し、内燃機関の実トルク変動に起因しない
タイヤからの一次振動による車両振動周期と車両の固有
振動周期とが一致する場合には、機関の燃焼変動に基づ
《サージングの防止制御を中止して、誤検出による車両
のサージングの増大を防止することができる車両のサー
ジング防止装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成する本発明の車両のサージング防止装置
の構成が第1図に示される。図に示すように本発明は、
機関の燃焼変動に基づく車両の振動振幅を検出し、振動
振幅が所定値以上の時にサージングを防止するように機
関の発生トルクを制御する車両のサージング防止装置で
あって、車両駆動系の固有振動周期とタイヤ回転一次振
動周期とが一致する運転状態か否かを判定する運転状態
判定手段と、車両駆動系の面有振動周期とタイヤ回転一
次振動周期とが一致する運転状態の時、機関のサージン
グ防止のためのトルク制御を中止させるトルク制御禁止
手段とを備えていることを特徴としている。
の構成が第1図に示される。図に示すように本発明は、
機関の燃焼変動に基づく車両の振動振幅を検出し、振動
振幅が所定値以上の時にサージングを防止するように機
関の発生トルクを制御する車両のサージング防止装置で
あって、車両駆動系の固有振動周期とタイヤ回転一次振
動周期とが一致する運転状態か否かを判定する運転状態
判定手段と、車両駆動系の面有振動周期とタイヤ回転一
次振動周期とが一致する運転状態の時、機関のサージン
グ防止のためのトルク制御を中止させるトルク制御禁止
手段とを備えていることを特徴としている。
本発明の車両のサージング防止装置によれば、機関回転
数、車速、機関の変速機のシフト位置からタイヤ回転一
次振動周期が求められ、現在の運転状態における車両駆
動系の固有振動周期がこのタイヤ回転一次振動周期と一
致するか否かが判定される。そして、タイヤ回転一次振
動周期が車両駆動系の固有振動周期と一致する場合には
、機関のサージング防止のためのトルク制御が中止され
る。
数、車速、機関の変速機のシフト位置からタイヤ回転一
次振動周期が求められ、現在の運転状態における車両駆
動系の固有振動周期がこのタイヤ回転一次振動周期と一
致するか否かが判定される。そして、タイヤ回転一次振
動周期が車両駆動系の固有振動周期と一致する場合には
、機関のサージング防止のためのトルク制御が中止され
る。
以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する
. 第2図は本発明に係る車両のサージング防止装置を搭載
した内燃機関の一例の全体概要図である。
. 第2図は本発明に係る車両のサージング防止装置を搭載
した内燃機関の一例の全体概要図である。
第2図において、機関本体1の吸気通路2のサージタン
ク3には吸気通路2の吸入空気の絶対圧を検出するため
の圧カセンサ4が設けられており、その出力は制御回路
10のマルチプレクサ内蔵A/D変換器101に供給さ
れている。機関本体1の排気通路5にはリーン(ミクス
チや)センサ6が設けられている。リーンセンサ6の出
力は空燃比に応じた電流値で得られるので、制御回路1
0の電流電圧変換回路102で電圧に変換してからA/
D変換器101に供給される。
ク3には吸気通路2の吸入空気の絶対圧を検出するため
の圧カセンサ4が設けられており、その出力は制御回路
10のマルチプレクサ内蔵A/D変換器101に供給さ
れている。機関本体1の排気通路5にはリーン(ミクス
チや)センサ6が設けられている。リーンセンサ6の出
力は空燃比に応じた電流値で得られるので、制御回路1
0の電流電圧変換回路102で電圧に変換してからA/
D変換器101に供給される。
ディストリビュータ7には、その軸が例えばクランク角
に換算して720゜毎に基準位置検出用パルス信号を発
生するクランク角センサ8およびクランク角に換算して
30゜毎に角度位置検出用パルス信号を発生するクラン
ク角センサ9が設けられている。これらクランク角セン
サ8,9のパルス信号は制御回路10の入出力(T/○
)インタフェース103を介して制御回路10内に取り
込まれ、回転速度Ne及び燃料噴射量TAUを演算する
30゜CA割込信号となる。
に換算して720゜毎に基準位置検出用パルス信号を発
生するクランク角センサ8およびクランク角に換算して
30゜毎に角度位置検出用パルス信号を発生するクラン
ク角センサ9が設けられている。これらクランク角セン
サ8,9のパルス信号は制御回路10の入出力(T/○
)インタフェース103を介して制御回路10内に取り
込まれ、回転速度Ne及び燃料噴射量TAUを演算する
30゜CA割込信号となる。
さらに、吸気通路2には各気筒毎に燃料供給系から加圧
燃料を吸気ボートへ供給するための燃料噴射弁11が設
けられている。
燃料を吸気ボートへ供給するための燃料噴射弁11が設
けられている。
制御回路10は、例えばマイクロコンピュータを用いて
構成され、A/D変換器101、入出力電流電圧変換回
路102、インタフェース103の他に、C P U1
05 、R O Ml06 、R AM107が設けら
れている。104は燃料噴射弁11を駆動させるための
駆動回路である。なお、CPU105の割込発生はA/
D変換器101のA/D変換終了時、入出力インタフェ
ース103がクランク角センサ8、9のパルス信号を受
信した時である。
構成され、A/D変換器101、入出力電流電圧変換回
路102、インタフェース103の他に、C P U1
05 、R O Ml06 、R AM107が設けら
れている。104は燃料噴射弁11を駆動させるための
駆動回路である。なお、CPU105の割込発生はA/
D変換器101のA/D変換終了時、入出力インタフェ
ース103がクランク角センサ8、9のパルス信号を受
信した時である。
吸気圧センサ4の吸気圧データと、リーンセンサ6の出
力電流値とは、所定時間毎に実行されるA/D変換ルー
チンによって取込まれてRAM107の所定領域に格納
される。つまり、RAM107における吸気圧データ、
及びリーンセンサ6の出力電流値は所定時間毎に更新さ
れている。
力電流値とは、所定時間毎に実行されるA/D変換ルー
チンによって取込まれてRAM107の所定領域に格納
される。つまり、RAM107における吸気圧データ、
及びリーンセンサ6の出力電流値は所定時間毎に更新さ
れている。
制御回路10にはその他に吸気温センサ、スロットル弁
の開いたことを検出するスロ、・・ットルスイッチ、ス
ロットル弁の開度センサ(以上図示せず)、トランスミ
ッション16からのスピードメータケーブルに設けられ
た車速センサ17等からの検出信号″が送り込まれる。
の開いたことを検出するスロ、・・ットルスイッチ、ス
ロットル弁の開度センサ(以上図示せず)、トランスミ
ッション16からのスピードメータケーブルに設けられ
た車速センサ17等からの検出信号″が送り込まれる。
次に、フローチャートを用いて第2図の制御回路10の
動作の一例を説明するが、その前に、車両の前後方向の
加速度Gと、クランク角度の180゜時間を180゜毎
に測定し、前回の測定値と今回の測定値の差分DT18
0と、この車両前後方向の加速度Gの関係について第3
図を用いて説明する。車両前後の加速度Gが第3図(a
)に示すように期間イで大きく、期間口で小さくなり、
期間ハで再び太き《なるような状態を考えると、クラン
ク角度の180゜時間の前回の測定値と今回の測定値の
差分DT180は、第3図(b)に示すように車両前後
の加速度Gと同様に期間イで大きく、期間口で小さくな
り、期間ハで再び大きくなるようになる。よって、この
DT180の振幅が大きく、且つ振動周期が車両の固有
振動周期に一致すれば、.機関の燃焼変動に基づく車両
のサージングを検出することができる。
動作の一例を説明するが、その前に、車両の前後方向の
加速度Gと、クランク角度の180゜時間を180゜毎
に測定し、前回の測定値と今回の測定値の差分DT18
0と、この車両前後方向の加速度Gの関係について第3
図を用いて説明する。車両前後の加速度Gが第3図(a
)に示すように期間イで大きく、期間口で小さくなり、
期間ハで再び太き《なるような状態を考えると、クラン
ク角度の180゜時間の前回の測定値と今回の測定値の
差分DT180は、第3図(b)に示すように車両前後
の加速度Gと同様に期間イで大きく、期間口で小さくな
り、期間ハで再び大きくなるようになる。よって、この
DT180の振幅が大きく、且つ振動周期が車両の固有
振動周期に一致すれば、.機関の燃焼変動に基づく車両
のサージングを検出することができる。
第4図は30゜クランク角(CA)の割込ルーチンを示
しており、前述のDT180を求める手順、および求め
られたDT180から機関の燃焼変動に基づく振動周期
と振動振幅とを演算する手順の一例を示している。この
ルーチンは第2図の30゜CA毎にパルス信号を発生す
るディストリビュータフのクランク角センサ9からの信
号により起動される。
しており、前述のDT180を求める手順、および求め
られたDT180から機関の燃焼変動に基づく振動周期
と振動振幅とを演算する手順の一例を示している。この
ルーチンは第2図の30゜CA毎にパルス信号を発生す
るディストリビュータフのクランク角センサ9からの信
号により起動される。
ステップ401ではまず、起動されたこのルーチンがD
T180の計算タイミングか否かを判定し、計算タイミ
ングの時(YES)はステップ402に進むが、計算タ
イミングでない時(No)にはこのルーチンを終了する
。ステップ402ではピストンが上死点から下死点まで
移動する時間である1809CAの所要時間である71
80を演算する。 (実際にはクランク角度センサ9か
らの信号出力時期により、各気筒のATDCIO@CA
等で演算する。)因みに機関の1行程で720 ”回転
するクランク軸に設けられたクランク角センサ9からは
、第5図に示すように30″CA毎にNα1から阻24
の番号で示す時期に信号が送られて来るので、例えば、
Nα1の信号が入力された時刻とNα7の信号が入力さ
れた時刻との差でT180を演算する。従って、この時
はDT180を演算するタイミングは、時間が測定され
た後のNo. 8の信号が入力された時点であり、以後
同様に、DT180の計算タイミングはNal4. 2
0. 2の信号が入力された時点となる。
T180の計算タイミングか否かを判定し、計算タイミ
ングの時(YES)はステップ402に進むが、計算タ
イミングでない時(No)にはこのルーチンを終了する
。ステップ402ではピストンが上死点から下死点まで
移動する時間である1809CAの所要時間である71
80を演算する。 (実際にはクランク角度センサ9か
らの信号出力時期により、各気筒のATDCIO@CA
等で演算する。)因みに機関の1行程で720 ”回転
するクランク軸に設けられたクランク角センサ9からは
、第5図に示すように30″CA毎にNα1から阻24
の番号で示す時期に信号が送られて来るので、例えば、
Nα1の信号が入力された時刻とNα7の信号が入力さ
れた時刻との差でT180を演算する。従って、この時
はDT180を演算するタイミングは、時間が測定され
た後のNo. 8の信号が入力された時点であり、以後
同様に、DT180の計算タイミングはNal4. 2
0. 2の信号が入力された時点となる。
ステップ402においてT180を演算した後は、続く
ステップ403において、今回の1180 から前回
のT180を減算し、今回の7180と前回のT180
との差分DT180を演算する。そして、ステップ40
4においてこの差分DT180が正か否かを判定し、D
T180〉0の場合(YES)はステップ405に進み
、DT180≦0の場合(NO)はステップ408に進
む。
ステップ403において、今回の1180 から前回
のT180を減算し、今回の7180と前回のT180
との差分DT180を演算する。そして、ステップ40
4においてこの差分DT180が正か否かを判定し、D
T180〉0の場合(YES)はステップ405に進み
、DT180≦0の場合(NO)はステップ408に進
む。
ステップ405では前回のDT180が負か否かを判定
し、I)7180 < 0の場合(YES)はDT18
0が負から正に変化したことを示すのでステップ407
に進み、極大値?lAX1として今回のDT180の値
を記憶し、現在の時刻t1を記録してこのルーチンを終
了する。
し、I)7180 < 0の場合(YES)はDT18
0が負から正に変化したことを示すのでステップ407
に進み、極大値?lAX1として今回のDT180の値
を記憶し、現在の時刻t1を記録してこのルーチンを終
了する。
また、ステップ405でDT180≧0の場合(NO)
はDT180が前回も今回も正の領域にあることを示す
ので、ステップ406に進んで今回のDT180がこれ
までの極大値1’lAX1より大きいか否かを判定する
。そして、DT180 >MAXIの場合(YES)は
DT180が増大中であるのでステップ407に進み、
極大値MAXIとして今回のDT180の値を記憶し、
現在の時刻t1を記録してこのルーチンが終了するが、
DT180≦MAXIの場合(NO)はDT180が減
少中であることを示すので、極大値MAXIO値は変更
せずにこのルーチンを終了する。このようにして、DT
180の今回の極大値門八X1が演算される。
はDT180が前回も今回も正の領域にあることを示す
ので、ステップ406に進んで今回のDT180がこれ
までの極大値1’lAX1より大きいか否かを判定する
。そして、DT180 >MAXIの場合(YES)は
DT180が増大中であるのでステップ407に進み、
極大値MAXIとして今回のDT180の値を記憶し、
現在の時刻t1を記録してこのルーチンが終了するが、
DT180≦MAXIの場合(NO)はDT180が減
少中であることを示すので、極大値MAXIO値は変更
せずにこのルーチンを終了する。このようにして、DT
180の今回の極大値門八X1が演算される。
一方、ステップ403で演算したDT180が負の時に
進む408では前回のDT180の値が正か否かを判定
する。DT180<Oの場合(NO)はDT180が前
回も今回も負の領域にあることを示すので、ステップ4
14に進んで今回のDT180がこれまでの極小値MI
Nより小さいか否かを判定する。そして、DT180
<MINの場合(YES)はDT180が減少中である
のでステップ415に進んで極小値MINとして今回の
DT180の値を記憶してこのルーチンが終了するが、
DT180≧MINの場合(NO)はDT180が増大
中であることを示すので、極小値MINの値は変更せず
にこのルーチンを終了する。また、ステップ408でD
T180>0の場合(YES)はDT180が正から負
に変化したことを示すのでステップ409に進み、極大
値MAXI , MAX2,及び極小値MINにそれぞ
れ記録があるか否かを判定する。
進む408では前回のDT180の値が正か否かを判定
する。DT180<Oの場合(NO)はDT180が前
回も今回も負の領域にあることを示すので、ステップ4
14に進んで今回のDT180がこれまでの極小値MI
Nより小さいか否かを判定する。そして、DT180
<MINの場合(YES)はDT180が減少中である
のでステップ415に進んで極小値MINとして今回の
DT180の値を記憶してこのルーチンが終了するが、
DT180≧MINの場合(NO)はDT180が増大
中であることを示すので、極小値MINの値は変更せず
にこのルーチンを終了する。また、ステップ408でD
T180>0の場合(YES)はDT180が正から負
に変化したことを示すのでステップ409に進み、極大
値MAXI , MAX2,及び極小値MINにそれぞ
れ記録があるか否かを判定する。
それぞれに記録がない場合(NO)はステップ411に
進み、ここで極大値MAXIのみに記録があるか否かを
判定する。極大値MAχ1の記録がない場合(NO)は
ステップ413に進むが、極大値MAXIの記録がある
場合(YES)はステップ412において極大値MAX
Iを極大値MAX2として記憶し、前述の時刻L1がM
AX2を記録した時刻t2として記録する。そして、ス
テップ413において、極大値MAXIおよび極小値M
INとして記憶された値を消去してステップ415に進
み、今回のDT180の値を新たに極小値MINとして
記録してこのルーチンを終了する。なお、前述のステッ
プ409にて極大値MAXI,MAX2,および極小値
MINにそれぞれ記録があると判定した時(YES)は
ステップ410に進み、振動周期φを時刻t2から時刻
t1を引いて求め、振動振幅Aを極大値MAXIから極
小値MINを減算することによって求める。
進み、ここで極大値MAXIのみに記録があるか否かを
判定する。極大値MAχ1の記録がない場合(NO)は
ステップ413に進むが、極大値MAXIの記録がある
場合(YES)はステップ412において極大値MAX
Iを極大値MAX2として記憶し、前述の時刻L1がM
AX2を記録した時刻t2として記録する。そして、ス
テップ413において、極大値MAXIおよび極小値M
INとして記憶された値を消去してステップ415に進
み、今回のDT180の値を新たに極小値MINとして
記録してこのルーチンを終了する。なお、前述のステッ
プ409にて極大値MAXI,MAX2,および極小値
MINにそれぞれ記録があると判定した時(YES)は
ステップ410に進み、振動周期φを時刻t2から時刻
t1を引いて求め、振動振幅Aを極大値MAXIから極
小値MINを減算することによって求める。
以上説明した手順を第3図(ハ)の波形を用いて説明す
ると、まず、点αを極大値MAXIとして演算すると共
にその時刻をL1として記録し、DT180が正から負
に変化した時点で点αを極大値MAX2として記録する
と共に、t1に記録した時刻をt2に記録する。続いて
点βを極小値MINとして演算し、この後、点γを極大
値MAXIとして演算し、その時の時刻をt1に記録す
る。そして、点α、β、γの3点のデータが揃った時点
で振動周期φをt2に記録した時刻からtlに記録した
時刻を減算して求め、振動振幅Aを極大値MAχlから
極小値MINを減算して求める。
ると、まず、点αを極大値MAXIとして演算すると共
にその時刻をL1として記録し、DT180が正から負
に変化した時点で点αを極大値MAX2として記録する
と共に、t1に記録した時刻をt2に記録する。続いて
点βを極小値MINとして演算し、この後、点γを極大
値MAXIとして演算し、その時の時刻をt1に記録す
る。そして、点α、β、γの3点のデータが揃った時点
で振動周期φをt2に記録した時刻からtlに記録した
時刻を減算して求め、振動振幅Aを極大値MAχlから
極小値MINを減算して求める。
なお、カムとディストリビュー夕間の衝撃がノイズにな
ってしまう場合等で、広い機関回転領域では正確な振動
周期や振動振幅の検出が行えな《なる場合は、機関回転
領域、または、全回転領域においてクランク角速度の平
均値、或いはなまじ値を求め、この平均値やなまし値か
らDT180を求めるようにすれば良い。更に、前述の
ノイズの影響で、DT180が正から負、または負から
正に変移する点を正確に求められない場合には、180
’ CAの所要時間の差分の0近傍において不感帯を
設定すれば良い。
ってしまう場合等で、広い機関回転領域では正確な振動
周期や振動振幅の検出が行えな《なる場合は、機関回転
領域、または、全回転領域においてクランク角速度の平
均値、或いはなまじ値を求め、この平均値やなまし値か
らDT180を求めるようにすれば良い。更に、前述の
ノイズの影響で、DT180が正から負、または負から
正に変移する点を正確に求められない場合には、180
’ CAの所要時間の差分の0近傍において不感帯を
設定すれば良い。
第7図は機関の所定回転数毎に実行される回転数割込ル
ーチンを示すものである。このルーチンでは最初にステ
ップ700で、機関回転数が車両の固有振動周期に一致
するタイヤ回転1次振動周期を与える回転数NeTの近
傍にある時に“1”となるフラグXENRFVが“1”
か否かを判定し、XNERFV=11”の時(YES)
はステップ709に進み、ここでサージング防止のため
の燃料噴射を行うフラグXSURG(“1”の時に燃料
噴射を行わせる)を“O”にしてこのルーチンを終了す
るが、XNERFV=“O”の時(No)はステップ7
01に進み、サージング防止を行うか否かを判定する処
理を行う。
ーチンを示すものである。このルーチンでは最初にステ
ップ700で、機関回転数が車両の固有振動周期に一致
するタイヤ回転1次振動周期を与える回転数NeTの近
傍にある時に“1”となるフラグXENRFVが“1”
か否かを判定し、XNERFV=11”の時(YES)
はステップ709に進み、ここでサージング防止のため
の燃料噴射を行うフラグXSURG(“1”の時に燃料
噴射を行わせる)を“O”にしてこのルーチンを終了す
るが、XNERFV=“O”の時(No)はステップ7
01に進み、サージング防止を行うか否かを判定する処
理を行う。
この処理ではまずステップ701で前述の30゜CA割
込ルーチンで演算された振動周期φと振動振幅Aとを読
み込み、続くステップ702では予めROM106に記
憶されている機関の固有振動周期Φを機関の運転状態に
応じて読み込む。この機関の運転状態は、車速と機関回
転数とから決定されるシフト位置で知ることが可能であ
り、検出したシフト位置と機関回転数に応じた記憶場所
から車両の固有振動周期Φを読み込む。そして、ステッ
プ703にて演算した振動周期φが機関の固有振動周期
Φに一致するか否かを判定し、一致しなければステップ
709に進んだ後にこのルーチンを終了するが、一致し
た場合はステップ704に進む。ステップ704では次
に、演算した振動振幅八が所定値K,より大きいか否か
を判定し、ARK,の場合(YES)はサージングが発
生したものとしてサージング発生回数をカウントするカ
ウンタCSURGの値を1だけカウントアップしてステ
ップ706に進む。一方、ステップ704でA≦K3の
場合(NO)はステップ705に進まずにステップ70
6に進む。
込ルーチンで演算された振動周期φと振動振幅Aとを読
み込み、続くステップ702では予めROM106に記
憶されている機関の固有振動周期Φを機関の運転状態に
応じて読み込む。この機関の運転状態は、車速と機関回
転数とから決定されるシフト位置で知ることが可能であ
り、検出したシフト位置と機関回転数に応じた記憶場所
から車両の固有振動周期Φを読み込む。そして、ステッ
プ703にて演算した振動周期φが機関の固有振動周期
Φに一致するか否かを判定し、一致しなければステップ
709に進んだ後にこのルーチンを終了するが、一致し
た場合はステップ704に進む。ステップ704では次
に、演算した振動振幅八が所定値K,より大きいか否か
を判定し、ARK,の場合(YES)はサージングが発
生したものとしてサージング発生回数をカウントするカ
ウンタCSURGの値を1だけカウントアップしてステ
ップ706に進む。一方、ステップ704でA≦K3の
場合(NO)はステップ705に進まずにステップ70
6に進む。
ステップ706では演算された振動振幅Aが前述の所定
値K,より小さい所定値K4より大きいか否かを判定し
、A≦K4の場合(NO)はステップ709に進んだ後
にこのルーチンを終了するが、ARK4の場合(Yt!
S)はステップ707に進んで65msをカウントする
時間カウンタCSRUCOからステップ701にて読み
込んだ振動周期φを減算してこのルーチンを終了する。
値K,より小さい所定値K4より大きいか否かを判定し
、A≦K4の場合(NO)はステップ709に進んだ後
にこのルーチンを終了するが、ARK4の場合(Yt!
S)はステップ707に進んで65msをカウントする
時間カウンタCSRUCOからステップ701にて読み
込んだ振動周期φを減算してこのルーチンを終了する。
このステップ706以降の処理について補足すると、こ
の処理は振動振幅AがK4<A<K,の時も車両の前後
振動Gが極めて小さな状態ではないとして、車両の前後
振動Gが極めて小さい状態の時間をカウントする時間カ
ウンタCSURGOからその時の周期φを減算しておく
ものである。
の処理は振動振幅AがK4<A<K,の時も車両の前後
振動Gが極めて小さな状態ではないとして、車両の前後
振動Gが極めて小さい状態の時間をカウントする時間カ
ウンタCSURGOからその時の周期φを減算しておく
ものである。
なおこの車両の前後振動Gが極めて小さい状態の時間を
カウントする時間カウンタCSURGOは、第8図の時
間割込ルーチンにて65ms毎にカウントアップする。
カウントする時間カウンタCSURGOは、第8図の時
間割込ルーチンにて65ms毎にカウントアップする。
この時間割込ルーチンではステップ801にて時間を計
数し、ステップ802において計数した時間が65ms
に達した時のみ、ステップ803において時間カウンタ
CSURGOの値を1だけカウントアップし、この時同
時に計測時間をカウントする計測時間カウンタCSAM
Pも1だけカウントアップする。
数し、ステップ802において計数した時間が65ms
に達した時のみ、ステップ803において時間カウンタ
CSURGOの値を1だけカウントアップし、この時同
時に計測時間をカウントする計測時間カウンタCSAM
Pも1だけカウントアップする。
次に、第9図を用いてメインルーチンにおける制御を説
明する。メインルーチンではまずステップ896におい
て機関の回転数Neを読込み、続くステップ897にて
この回転数Neと車速からトランスミッションのシフト
位置、即ちギヤ位置を検出する。そして、ステップ89
8では、回転数Neとギヤ比から決まるタイヤ回転1次
振動周期φTがギヤ比で決まる車両の固有振動周期Φと
一致する回転数NeTを演算する。ギヤ位置に応じたφ
T=Φとなる機関回転数Netは、第6図に示すように
、ギヤ比とディファレンシャルギャの比とにより一義的
に決定する。即ち、第6図に実線で示す3速ギャ時のタ
イヤ回転1次周波数と3速ギヤ時の駆動系ねじり1次固
有振動数の2本の直線の交点が、3速時のφT=Φとな
る機関回転数Netを表している.しかしながら、実際
には部品等のばらつきにより、ある程度の機関回転数の
ばらつきが十分予想されるため、算出した機関回転数N
eTにある程度の幅ΔNを持たせ、この余裕をも持たせ
た回転数NeT±ΔNの範囲内に現在の機関回転数Ne
が入るか否かを続くステップ899において判定する。
明する。メインルーチンではまずステップ896におい
て機関の回転数Neを読込み、続くステップ897にて
この回転数Neと車速からトランスミッションのシフト
位置、即ちギヤ位置を検出する。そして、ステップ89
8では、回転数Neとギヤ比から決まるタイヤ回転1次
振動周期φTがギヤ比で決まる車両の固有振動周期Φと
一致する回転数NeTを演算する。ギヤ位置に応じたφ
T=Φとなる機関回転数Netは、第6図に示すように
、ギヤ比とディファレンシャルギャの比とにより一義的
に決定する。即ち、第6図に実線で示す3速ギャ時のタ
イヤ回転1次周波数と3速ギヤ時の駆動系ねじり1次固
有振動数の2本の直線の交点が、3速時のφT=Φとな
る機関回転数Netを表している.しかしながら、実際
には部品等のばらつきにより、ある程度の機関回転数の
ばらつきが十分予想されるため、算出した機関回転数N
eTにある程度の幅ΔNを持たせ、この余裕をも持たせ
た回転数NeT±ΔNの範囲内に現在の機関回転数Ne
が入るか否かを続くステップ899において判定する。
そして、NeT一ΔN <Ne<NeT十ΔNの時は、
機関回転数Neが車両の固有振動周期Φに一致するタイ
ヤ回転1次振動周期φTを与える回転数NeTの近傍に
あるというフラグXNERFVを“1″にしてこのルー
チンを終了するが、機関回転数Neが上述の範囲内にな
い時には、ステップ900にてこのフラグXNERFV
を“0″にしてステップ901に進む。
機関回転数Neが車両の固有振動周期Φに一致するタイ
ヤ回転1次振動周期φTを与える回転数NeTの近傍に
あるというフラグXNERFVを“1″にしてこのルー
チンを終了するが、機関回転数Neが上述の範囲内にな
い時には、ステップ900にてこのフラグXNERFV
を“0″にしてステップ901に進む。
ステップ901では前述のサージング発生回数のカウン
タCSURGの値がOか否かを判定し、CSURG=O
の場合、即ち、機関にサージングが発生していない場合
はステップ909に進み、CSURGO値がO以外の場
合、即ち、機関にサージングが発生している時にはステ
ップ905に進む。
タCSURGの値がOか否かを判定し、CSURG=O
の場合、即ち、機関にサージングが発生していない場合
はステップ909に進み、CSURGO値がO以外の場
合、即ち、機関にサージングが発生している時にはステ
ップ905に進む。
以下、機関にサージングが発生している場合の処理と、
サージングが発生していない場合の処理とを分けて説明
するが、この実施例の制御では、サージングが検出され
た場合に燃料噴射ITAUを増量させてみて、検出され
るサージングが収まらない時はサージングが機関の燃焼
変動によるものではないと判断して、燃料噴射量TAU
の増量を中止するようにしている。
サージングが発生していない場合の処理とを分けて説明
するが、この実施例の制御では、サージングが検出され
た場合に燃料噴射ITAUを増量させてみて、検出され
るサージングが収まらない時はサージングが機関の燃焼
変動によるものではないと判断して、燃料噴射量TAU
の増量を中止するようにしている。
ステップ902では燃料噴射{iTAUを仮に少し減ら
す処理の実行中に“1”とする仮リーンフラグKLEA
Nが“1”か否かを判定し、KLEAN=“0”の時は
そのままステップ904に進み、KLEAN=“1”の
時は燃料噴射量TAUを仮りに少し減らしたことでサー
ジングが発生したものと判定して、ステップ903にて
仮リーン処理を中止したことを示すため仮リーンフラグ
KLEANを“0″にし、更に、噴射量増量要求フラグ
XPLUSを1″にしてからステップ904に進む。ス
テップ904ではサージング発生回数のカウンタCSU
RGの値が所定値Kl以上か否かを判定し、CSURG
≧KIの場合(YES)はステップ905にて燃料噴射
量TAUを仮に少し増やす処理の実行中に“1″とする
仮リッチフラグKRICHが“1”か否かを判定する。
す処理の実行中に“1”とする仮リーンフラグKLEA
Nが“1”か否かを判定し、KLEAN=“0”の時は
そのままステップ904に進み、KLEAN=“1”の
時は燃料噴射量TAUを仮りに少し減らしたことでサー
ジングが発生したものと判定して、ステップ903にて
仮リーン処理を中止したことを示すため仮リーンフラグ
KLEANを“0″にし、更に、噴射量増量要求フラグ
XPLUSを1″にしてからステップ904に進む。ス
テップ904ではサージング発生回数のカウンタCSU
RGの値が所定値Kl以上か否かを判定し、CSURG
≧KIの場合(YES)はステップ905にて燃料噴射
量TAUを仮に少し増やす処理の実行中に“1″とする
仮リッチフラグKRICHが“1”か否かを判定する。
サージング発生回数が定数K,以上であって、仮リッチ
フラグKRICH=“工”でなければステップ905か
らステップ908に進み、仮リッチフラグKR I C
Hをここで“1”にし、更に、噴射量増量要求フラグX
PLUSを“1”にして仮リッチ処理を実行させるよう
にする。そして、ステップ916に進んで各カウンタの
計数値をクリアする。一方、サージング発生回数が定数
K1以上であって、仮リッチフラグKRICHが1”の
時はステップ905からステップ906に進み、今回が
仮リッチフラグKRICHが“0”から“1″に変化し
た直後か否か、即ち、ステップ908で仮リッチ処理を
実行中を示す仮リッチフラグKRICHが“1″にされ
た後にこのステップ906に進んで来たのが初めてか否
かを判定する。そして、仮リッチ処理実行後初めての時
はステップ916に進むが、初めてでない時には燃料噴
射iiTAUを増量したのにサージングが収まらなかっ
たと判定、即ち、車両のサージングが機関の燃焼変動に
よるものではなく、路面からの影響等の外乱の影響であ
ると判定してステップ907に進み、仮リッチ処理を中
止するために仮リンチフラグKRICHを“0”にし、
更に、噴射量減量要求フラグXMINUSを“1”とす
る。以上が機関にサージングが発生している場合の処理
である。
フラグKRICH=“工”でなければステップ905か
らステップ908に進み、仮リッチフラグKR I C
Hをここで“1”にし、更に、噴射量増量要求フラグX
PLUSを“1”にして仮リッチ処理を実行させるよう
にする。そして、ステップ916に進んで各カウンタの
計数値をクリアする。一方、サージング発生回数が定数
K1以上であって、仮リッチフラグKRICHが1”の
時はステップ905からステップ906に進み、今回が
仮リッチフラグKRICHが“0”から“1″に変化し
た直後か否か、即ち、ステップ908で仮リッチ処理を
実行中を示す仮リッチフラグKRICHが“1″にされ
た後にこのステップ906に進んで来たのが初めてか否
かを判定する。そして、仮リッチ処理実行後初めての時
はステップ916に進むが、初めてでない時には燃料噴
射iiTAUを増量したのにサージングが収まらなかっ
たと判定、即ち、車両のサージングが機関の燃焼変動に
よるものではなく、路面からの影響等の外乱の影響であ
ると判定してステップ907に進み、仮リッチ処理を中
止するために仮リンチフラグKRICHを“0”にし、
更に、噴射量減量要求フラグXMINUSを“1”とす
る。以上が機関にサージングが発生している場合の処理
である。
次に、車両にサージングが発生していない場合(CSU
RG=0)の処理について説明する。サージングが発生
していない場合にはステップ909にて計測時間を測定
する時間カウンタCSAMPの値が予め設定した計測時
間Mを越えてるが否かを判定し、越えていない場合はこ
のルーチンを終了するが、越えている場合はステップ9
10に進んで仮リッチフラグKR I CHが“1″か
否かを判定する。そして、仮リッチフラグKR I C
Hが“1”の場合は、増量の結果車両のサージングが収
まったものと判定して仮リッチ処理を中止して本リッチ
処理に変更するために、仮リッチフラグKRICHを“
0″にしてステップ916に進み、各カウンタをクリア
してこのルーチンを終了する。
RG=0)の処理について説明する。サージングが発生
していない場合にはステップ909にて計測時間を測定
する時間カウンタCSAMPの値が予め設定した計測時
間Mを越えてるが否かを判定し、越えていない場合はこ
のルーチンを終了するが、越えている場合はステップ9
10に進んで仮リッチフラグKR I CHが“1″か
否かを判定する。そして、仮リッチフラグKR I C
Hが“1”の場合は、増量の結果車両のサージングが収
まったものと判定して仮リッチ処理を中止して本リッチ
処理に変更するために、仮リッチフラグKRICHを“
0″にしてステップ916に進み、各カウンタをクリア
してこのルーチンを終了する。
一方、ステップ910で仮リッチフラグKRICHが“
1”でない時はステップ912に進み、仮り一ンフラグ
KLEANが“1”か否かを判定する。そして、仮リー
ンフラグKLEANが“1”の場合は、空燃比をリーン
にしても車両にサージングが起きなかったと判定して仮
リーン処理を本リーン処理に変更するために、仮リーン
フラグKLEANを“0″にしてステップ916に進み
、各カウンタをクリアしてこのルーチンを終了する。
1”でない時はステップ912に進み、仮り一ンフラグ
KLEANが“1”か否かを判定する。そして、仮リー
ンフラグKLEANが“1”の場合は、空燃比をリーン
にしても車両にサージングが起きなかったと判定して仮
リーン処理を本リーン処理に変更するために、仮リーン
フラグKLEANを“0″にしてステップ916に進み
、各カウンタをクリアしてこのルーチンを終了する。
また、ステップ912で仮リーンフラグKLEANが“
1″でない時にはステップ913に進み、車両の前後振
動Gが極めて小さい状態の時間をカウントする時間カウ
ンタCSURGOの値が予め設定したある時間K!以上
か否かを判定する。そして、CSURGO≧K2の時は
ステップ914に進んで仮リーン処理中であることを示
す仮リーンフラグKLEANを01”にし、噴射!減量
要求フラグXMINUSを′1″ としてステップ91
6に進んでからこのルーチンを終了する。また、CSU
RGO<K,の時は直接ステップ916に進む。
1″でない時にはステップ913に進み、車両の前後振
動Gが極めて小さい状態の時間をカウントする時間カウ
ンタCSURGOの値が予め設定したある時間K!以上
か否かを判定する。そして、CSURGO≧K2の時は
ステップ914に進んで仮リーン処理中であることを示
す仮リーンフラグKLEANを01”にし、噴射!減量
要求フラグXMINUSを′1″ としてステップ91
6に進んでからこのルーチンを終了する。また、CSU
RGO<K,の時は直接ステップ916に進む。
このようにして決定された噴射量増減量フラグXPLU
S,XMINUSの値により、燃料噴射ITAUは第1
0図に示すように決定される。第10図は噴射量演算ル
ーチンであって、所定クランク角毎に実行される。例え
ば、同期噴射方式であれば360゜CA毎の所定クラン
ク位置で実行され、4気筒独立噴射方式であれば、18
0゜CA毎の所定クランク位置で実行される。なお、こ
こには図示しないが、基本噴射量τ,は吸気圧データP
Mおよび機関回転数データNeに応じて演算し、最終噴
射量TAUはこの基本噴射量τ2に加速増量等の機関の
運転状態に応じた補正が行われて求められているものと
する。そして、この第10図に示すルーチンでは.この
最終噴射量に係数[,LFIIを乗算することによって
燃料噴射量TAUを加減している。
S,XMINUSの値により、燃料噴射ITAUは第1
0図に示すように決定される。第10図は噴射量演算ル
ーチンであって、所定クランク角毎に実行される。例え
ば、同期噴射方式であれば360゜CA毎の所定クラン
ク位置で実行され、4気筒独立噴射方式であれば、18
0゜CA毎の所定クランク位置で実行される。なお、こ
こには図示しないが、基本噴射量τ,は吸気圧データP
Mおよび機関回転数データNeに応じて演算し、最終噴
射量TAUはこの基本噴射量τ2に加速増量等の機関の
運転状態に応じた補正が行われて求められているものと
する。そして、この第10図に示すルーチンでは.この
最終噴射量に係数[,LFIIを乗算することによって
燃料噴射量TAUを加減している。
ステップ100ではサージング防止のための燃料噴射を
行うフラグXSURGが“1”か否かを判定する。そし
て、XSURG=“1′の時はステップ101に進み、
以後のステップでサージング防止のための燃料噴射量制
御を実行するが、χSURG=“0”の時はステップ1
01からステップ109を省略して燃料噴射量を増減す
る補正係数KLLFBの値は変更しない。
行うフラグXSURGが“1”か否かを判定する。そし
て、XSURG=“1′の時はステップ101に進み、
以後のステップでサージング防止のための燃料噴射量制
御を実行するが、χSURG=“0”の時はステップ1
01からステップ109を省略して燃料噴射量を増減す
る補正係数KLLFBの値は変更しない。
XSURG−“1”の時に進むステップ101では増量
要求フラグXPLUSが″ドか否かを判定し、XPLU
S−“1″の時のみステップ102に進んで補正係数K
LLFBの値に所定値Δfを加算して補正係数の値を僅
かに大きくすると同時に噴射量増量フラグXPLUSを
“0″にする。ステップ103は’a&FJ要求フラグ
XMINUSが“1”か否を判定するものであり、XM
INUS=“1″の時のみステップ104に進んで補正
係数KLLFBの値から所定値Δfを減算して補正係数
の値を僅かに小さくすると同時に減量要求フラグXMI
NUSを“O”とする。そして、以上のようにして補正
された補正係数KLLFBを、ステップ105において
燃料噴射fiTAUに乗算し、燃料噴射iTAUを増滅
するので、機関の発生トルクが変化する。
要求フラグXPLUSが″ドか否かを判定し、XPLU
S−“1″の時のみステップ102に進んで補正係数K
LLFBの値に所定値Δfを加算して補正係数の値を僅
かに大きくすると同時に噴射量増量フラグXPLUSを
“0″にする。ステップ103は’a&FJ要求フラグ
XMINUSが“1”か否を判定するものであり、XM
INUS=“1″の時のみステップ104に進んで補正
係数KLLFBの値から所定値Δfを減算して補正係数
の値を僅かに小さくすると同時に減量要求フラグXMI
NUSを“O”とする。そして、以上のようにして補正
された補正係数KLLFBを、ステップ105において
燃料噴射fiTAUに乗算し、燃料噴射iTAUを増滅
するので、機関の発生トルクが変化する。
なお、上述の実施例では、機関の燃焼変動による車両振
動の周期および振動の振幅をクランク角センサの検出出
力に基づいて演算する装置において本発明を適用してい
るが、車両に加速度センサを取り付け、この加速度セン
サの出力から車両の振動周期及び振動振幅を演算する装
置にも本発明は適用可能である。また、上述の実施例で
は希薄燃焼式内燃機関における制御を説明しているが、
理論空燃比で制御される内燃機関にもこの発明は適用す
ることが出来、例えば、車両のサージングが機関の燃焼
変動に基づく時に、EGR量の増減を行って−サージン
グを低減する機関においては、タイヤの1次回転振動周
期が車両の固有振動周期に一致する時に、このEGR量
を増減を停止するようにすれば良い。更に、前述の実施
例では信号として振動周期を使用しているが、振動周期
に相当する周波数を使用しても良いものである。
動の周期および振動の振幅をクランク角センサの検出出
力に基づいて演算する装置において本発明を適用してい
るが、車両に加速度センサを取り付け、この加速度セン
サの出力から車両の振動周期及び振動振幅を演算する装
置にも本発明は適用可能である。また、上述の実施例で
は希薄燃焼式内燃機関における制御を説明しているが、
理論空燃比で制御される内燃機関にもこの発明は適用す
ることが出来、例えば、車両のサージングが機関の燃焼
変動に基づく時に、EGR量の増減を行って−サージン
グを低減する機関においては、タイヤの1次回転振動周
期が車両の固有振動周期に一致する時に、このEGR量
を増減を停止するようにすれば良い。更に、前述の実施
例では信号として振動周期を使用しているが、振動周期
に相当する周波数を使用しても良いものである。
以上説明したように、本発明の車両のサージング防止装
置によれば、内燃機関の実トルク変動に起因しないタイ
ヤの回転1次振動周期が車両の固有振動周期に一致する
時には、機関の燃焼変動に基づく車両振動に起因するサ
ージングを低減するための機関のトルク制御を実行しな
いので、タイヤの回転1次振動によるサージングを燃焼
変動によるサージングと誤検出することがなくなり、誤
検出による車両のサージングの増大を防止して車両の運
転フィーリングの悪化を防止することができるという効
果がある。
置によれば、内燃機関の実トルク変動に起因しないタイ
ヤの回転1次振動周期が車両の固有振動周期に一致する
時には、機関の燃焼変動に基づく車両振動に起因するサ
ージングを低減するための機関のトルク制御を実行しな
いので、タイヤの回転1次振動によるサージングを燃焼
変動によるサージングと誤検出することがなくなり、誤
検出による車両のサージングの増大を防止して車両の運
転フィーリングの悪化を防止することができるという効
果がある。
第1図は本発明の車両のサージング防止装置の原理構成
図、第2図は本発明を適用する希薄燃焼式内燃機関の構
成を示す構成図、第3図は車両前後の加速度とDT18
0との関係を示す波形図、第4図および第7図から第1
0図は本発明の制御を示すフローチャート、第5図は3
0゜伽毎に信号を出力するクランク角センサの検出位置
を示す説明図、第6図はギヤ位置に応じたタイヤ回転1
次周波数とギヤ位置に応じた駆動系ねじり1次固有振動
数との関係を示す線図である。 1・・・機関本体、2・・・吸気通路、3・・・サージ
タンク、4・・・圧カセンサ、5・・・排気通路、6・
・・リーンセンサ、7・・・ディストリビュー夕、8.
9・・・クランク角センサ、10・・・制御回路、17
・・・車速センサ。
図、第2図は本発明を適用する希薄燃焼式内燃機関の構
成を示す構成図、第3図は車両前後の加速度とDT18
0との関係を示す波形図、第4図および第7図から第1
0図は本発明の制御を示すフローチャート、第5図は3
0゜伽毎に信号を出力するクランク角センサの検出位置
を示す説明図、第6図はギヤ位置に応じたタイヤ回転1
次周波数とギヤ位置に応じた駆動系ねじり1次固有振動
数との関係を示す線図である。 1・・・機関本体、2・・・吸気通路、3・・・サージ
タンク、4・・・圧カセンサ、5・・・排気通路、6・
・・リーンセンサ、7・・・ディストリビュー夕、8.
9・・・クランク角センサ、10・・・制御回路、17
・・・車速センサ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 車両の振動振幅を検出し、振動振幅が所定値以上の時
にサージングを防止するように機関の発生トルクを制御
する車両のサージング防止装置であって、 車両駆動系の固有振動周期とタイヤ回転一次振動周期と
が一致する運転状態か否かを判定する運転状態判定手段
と、 車両駆動系の固有振動周期とタイヤ回転一次振動周期と
が一致する運転状態の時、機関のサージング防止のため
のトルク制御を中止させるトルク制御禁止手段と、 を備えていることを特徴とする車両のサージング防止装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10915089A JP2679243B2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 車両のサージング防止装置 |
DE4013943A DE4013943A1 (de) | 1989-05-01 | 1990-04-30 | Verfahren und einrichtung zum unterdruecken von ruckschwingungen eines kraftfahrzeugs |
US07/516,970 US5016593A (en) | 1989-05-01 | 1990-04-30 | Method and apparatus for preventing surging of vehicle having internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10915089A JP2679243B2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 車両のサージング防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02291459A true JPH02291459A (ja) | 1990-12-03 |
JP2679243B2 JP2679243B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=14502890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10915089A Expired - Lifetime JP2679243B2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 車両のサージング防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2679243B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5560336A (en) * | 1994-03-11 | 1996-10-01 | Nissan Motor Co., Ltd. | Apparatus and method for estimating stability factor of combustion applicable to vehicular internal combustion engine |
US6199426B1 (en) | 1996-12-17 | 2001-03-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method of detection of output fluctuation in internal combustion engine |
-
1989
- 1989-05-01 JP JP10915089A patent/JP2679243B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5560336A (en) * | 1994-03-11 | 1996-10-01 | Nissan Motor Co., Ltd. | Apparatus and method for estimating stability factor of combustion applicable to vehicular internal combustion engine |
US6199426B1 (en) | 1996-12-17 | 2001-03-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method of detection of output fluctuation in internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2679243B2 (ja) | 1997-11-19 |
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