JPH02290272A - 移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビニールハウス、ガラス温室等内での各種作
業手段の移送のための装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、ビニールハウス等の農薬牧布のための装置が、例
えば特公昭５５−４４６６８号公報、特公昭６３−４４
６２号公報等に開示されている。

ところが、かかる従来の移送袋匠は、農薬散布装置の移
送のためのキャリア、移動用レールの設置に本格的な構
造のものが必要であり、また、その組立てに際しても、
ビニールハウスの構造と比較して、費用を要するもので
あった。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明において解決すべき課題は、組立に格別の精度を
必要とせず、韻品点数が少なくて簡便に組豆てかでき、
しかも、相当の運輿吻の自動移送が可能な移送装置を完
成することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の移送装匿は、略垂直に設けた夏数本の支住に水
平方向に可動に融通性を持たせて取付けた平行な２本の
パイプ状レールと、同両パイプ状レール上を走行するキ
ャリアと、両キャリアに取付けられ、同両パイプ状レー
ルを跨架して設けられたハンガーとからなり、このパイ
プ状レールの両端部付近に滑車を設け、同滑車の間に無
端移動可能にワイヤロープを張架された前記移動台車を
固定すると共にワイヤロープ移勤駆！ｌＩ機構に連結す
ることによって前記ハンガーが前記両パイプ状レール上
を走行停止自在としたものである。

〔作用〕

従って、本発明の移送装置を例えば野菜育成のためのビ
ニールハウス等内のみならず、オーブンスペース等にも
、簡単な支柱を設置することによって、また、レール自
体を融通性を持たせて設置することによって、簡単に組
立設置することができ、この移送装置を利用して、各種
薬剤噴霧を行うとき、単に、噴霧装置をハンガーに適宜
吊り下げて任意移動させることによって、安全に且つ確
実に育成野菜のための薬剤散布や虐水等を行うことがで
きる。

〔実施例〕

第１図は本発明の移送装Ｗ１０をビニールハウス内に設
置した例の全体構造を示す図である。

同図を参照して、１は支柱であり、点線で示すビニール
ハウスの内側にパイプ状支柱を適宜間隔て複数本打設す
る。この際、この支柱ｌとしてビニールハウスの柱をそ
のまま利用することができる。２；よ同支柱１の内側に
、ビニールハウスの天井部より低い位置にある程度の水
平方向の動きが可能なように、融通性を持たせて設置し
たパイプ状レールを示す。３は両パイプ状レール２を移
動するキャリア４に固定され、両パイプ状レールの間に
跨架した山形状のハンガーを示し、このハンガー３は、
例えば消毒器具を吊り下げて、パイプ状レール２の前端
Ａから後端Ｂの間を任意移動停止できる構造になってい
る。

５はこのハンガー３のキャリア４を移動するためのワイ
ヤロープを示す。このワイヤロープ５は両パイプ状レー
ル２０両端の支柱ｌに取付けられた滑車６に懸架して無
端状態に、移動自在に張架されている。このワイヤロー
プ５の同一方向移動部分にハンガー３の両基端部のキャ
リア４が固定されている。そして、ビニールハウスの前
端の支柱１に取付けられたモータ７の駆動によって、ワ
イヤロープ５を任意の方向に移動し、パイプ状レール２
上に乗滅したキャリア４を従勤せしめることができる。

また、他側のキャリア４も、矢印に拍すように、無端ワ
イヤロープ５の転回によって同一方向に移動するように
各滑車６の配置が調整されており、モータ７の駆動が一
方のキャリア４と他方のキャリア４の同一速度による従
動をもたらすことになる。

第２図および第３図は、ハンガー３のキャリア部分の詳
細を示す図である。

第２図は第１図の上方から見た図であり、第３図は第２
図の■一■線から見た図を示す。

これらの図に示されているように、支柱１はビニールハ
ウスを形成する程度の大きさのパイプ材から形成されて
おり、これにＵボルト８によって支持棒９を固定してい
る。

同支持棒９には、それぞれの部材がパイプの径よりも相
当に大きい間隔を設けて向かい合ってレール受けを形成
する受金具１１が溶接等によって固定され、その間にパ
イプ状レール２を載置する。

これによって、受金具ｌｌ内に載置されたパイプ状レー
ル２は、その中央部分で載置方向に対して水平に左右に
移動可能となり、水平方向に対して相当の融通性を以て
取付けられることになる。

第４〜６図は設置されるパイプ状レール２の例を縦断面
によって示す。

第４図を参照して、パイプ状レ〜ル２は両端に接続嵌合
部２１．２２を有するパイプユニノト２３を複数個ｔ目
互に嵌合連結している。また、２４は嵌合連結された複
数のパイプユニット２３を緊張するワイヤである。この
ワイヤ２４は、その一端は第５図に示すように、端邪の
パイプユニット２３に係止された係止棒２５と、第６図
に示すように、他端にキャップ２７に貫通されたボルト
２８の端に係止されている。

再び、第２図および第３図に戻って、キャリア４は、そ
の前後にパイプ炊レール２を内側と外側の両方からの抱
き込むロール４ｌと、上方からパイプ状レール２上に乗
載する乗ロール４２とをそれぞれ有している。さらに、
キャリア４の上台４３の下には、ワイヤロープ５が固定
されており、二のキャリア４はこのワイアローブ５の動
きに従動する。

また、＠端ワイヤロープ５の転回された部分５ｌは、キ
ャリアの上台４３の上を走行移動できる。

ハンガー３は、キャリア４の上台４３上に溶接等の手段
で固定されている。

本発明の移動装置１０は、以上の構成を脊するため、ハ
ンガー３に例えば消毒゛液敗布装置を吊り下げ、ビニー
ルハウスの出口Ａ付近に取付けたモータ７を始動するこ
とによって、ワイヤロープ５が移動を開始し、これに固
定されたハンガー３が移動する。これによって、無人状
態での薬剤の自動散布や冶水が可能となる。

〔発明の効果〕

本発明の移送装置によって以下の効果を奏することがで
きる。

（１）　　レールとレール受金具とが固定していないた
めに、レール巾に融通性ができ、支柱間隔が多少狂って
も、キャリャの通過時にはキャリャの機構によって調整
され安全に走行できる。

（２）　　レールの設匿に際して、レール巾を厳密に調
整する必要がなく、また、組立のための部品点数も少な
いので、組立が非常に簡単にでき短時間に設置できる。

（３）　　駆動モータを設置する場合には、駆動モータ
自体が固定しているので、トロリーのような通電線を配
置する必要がな＜、感電等の心配が全くな（４）　パイ
プ状レールはワイヤーで締めつけてジョイントするため
に、各ジョイント部には金具および溶接、穴明等の加工
が不要である。

（５）　　キャリアとパイプ状レールとは、キャリアの
ローラを挟み込んだ状態であるので、キャリアの脱線に
伴う脱落事故を生じることがない。

（６）本発明の移送装置は、軽く、簡便で、その上相当
の重力にも耐えることができ、相当の距離まで移送が可
能であるので、ビニールハウス、ガラス温室等内の諸作
業のみならず、支柱を設けることによりろ地栽培作業等
広範囲への適用が可能である。

【図面の簡単な説明】

添付図は本発明の実施例を示す。 第１図は構成全体を示す図であり、第２図および第３図
は部分詳細を示す図である。第４図〜第６図はパイプレ
ールの構造例を示す。 Ｄ ９　： 冒 支柱 ハンガー ワイヤロープ モータ 支持棒 ：レール受金具 ：パイプユニット コワイヤ ：ナット キャップ ：サイドロール ；上台 パイプ状レール キャリア 滑車 Ｕボルト ：本発明の移送装置 ２２：接続嵌合部 ワイヤ係止棒 ８：ボルト ２：上ロール 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、略垂直に設けた複数本の支柱に水平方向に可動に融
   通性を持たせて取付けた平行な２本のパイプ状レールと
   、同両パイプ状レール上を走行するキャリアと、両キャ
   リアに取付けられ、同両パイプ状レールを跨架して設け
   られたハンガーとからなり、 前記パイプ状レールの両端部付近に滑車を設け、同滑車
   の間に無端移動可能にワイヤロープを張架された前記移
   動台車を固定すると共にワイヤロープ移動駆動機構に連
   結することによって前記ハンガーが前記両パイプ状レー
   ル上を走行停止自在とした移送装置。