JPH02289183A - ゴム補強用高強力ポリエステル系コード反のデイツプ加工方法 - Google Patents
ゴム補強用高強力ポリエステル系コード反のデイツプ加工方法Info
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- JPH02289183A JPH02289183A JP10164389A JP10164389A JPH02289183A JP H02289183 A JPH02289183 A JP H02289183A JP 10164389 A JP10164389 A JP 10164389A JP 10164389 A JP10164389 A JP 10164389A JP H02289183 A JPH02289183 A JP H02289183A
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Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はゴム補強用高強力ポリエステル系コード反のデ
ィップ加工方法、特に繊維材料の内部に浸透したRF/
L接着剤が樹脂化することによって生じるコード強力低
下を阻止するためのディップ加工方法に関するものであ
る。
ィップ加工方法、特に繊維材料の内部に浸透したRF/
L接着剤が樹脂化することによって生じるコード強力低
下を阻止するためのディップ加工方法に関するものであ
る。
[従来技術]
ポリエステル系繊維からなるコード材料は高強力、高ヤ
ング率で、寸法安定性に優れており産業資材用としてタ
イヤ、ベルト材等のゴム補強用に広く用いられている。
ング率で、寸法安定性に優れており産業資材用としてタ
イヤ、ベルト材等のゴム補強用に広く用いられている。
又、特公昭63−528号公報、特公昭63−528号
公報等に開示されているように、高速紡糸を行うことに
より疲労性、寸法安定性にきわめて優れた性能を発現さ
せることも可能となり、ポリエステル繊維の更に幅広い
用途展■が進められている9 一方市場からレス・エンド、レス・デニールにより補強
材の実質使用量を軽減することによるコストダウンの要
望があり、そのなめに補強材の高強力化の要請が強くな
っている。
公報等に開示されているように、高速紡糸を行うことに
より疲労性、寸法安定性にきわめて優れた性能を発現さ
せることも可能となり、ポリエステル繊維の更に幅広い
用途展■が進められている9 一方市場からレス・エンド、レス・デニールにより補強
材の実質使用量を軽減することによるコストダウンの要
望があり、そのなめに補強材の高強力化の要請が強くな
っている。
ディップ加工反コードの高強力化を図るには基質となる
繊維の分子鎖長を長く、かつ高配向、高結晶性のしつか
りした構造体をつくる必要があり、そのなめには高[η
]ポリマーを用い高倍率延伸、熱セツト強化等により原
糸の高強度化を図ることが重要であるが、原糸とディッ
プ加工コード材料との強力利用率は該原糸が高強力にな
る程低下し、コード材料の強力を10%増大させるため
には原糸強力を20%以上増大させなければならず、生
産性が著しく損なわれるという問題が生じた。
繊維の分子鎖長を長く、かつ高配向、高結晶性のしつか
りした構造体をつくる必要があり、そのなめには高[η
]ポリマーを用い高倍率延伸、熱セツト強化等により原
糸の高強度化を図ることが重要であるが、原糸とディッ
プ加工コード材料との強力利用率は該原糸が高強力にな
る程低下し、コード材料の強力を10%増大させるため
には原糸強力を20%以上増大させなければならず、生
産性が著しく損なわれるという問題が生じた。
[発明が解決しようとする問題点]
ポリエステル系繊維からなるコード材料はポリアミドに
比べ接着性が劣るので、これを補うためにディップ加工
時にポリアミド対比30〜40°C高い温度で処理して
いる。
比べ接着性が劣るので、これを補うためにディップ加工
時にポリアミド対比30〜40°C高い温度で処理して
いる。
このためポリエステル系コード反は含有している水分に
よりディップ加工時の熱で加水分解が生じ、ディップ加
工後の[η]低下による強力低下を招きやすいといつな
繊維本体の強力低下要因と、高温処理のため集合体繊維
間に介在するR F/L接着剤の樹脂化が進み、伸長時
の応力集中により強力低下を招きやすいといった集合体
としての強力低下要因を含んでいる。
よりディップ加工時の熱で加水分解が生じ、ディップ加
工後の[η]低下による強力低下を招きやすいといつな
繊維本体の強力低下要因と、高温処理のため集合体繊維
間に介在するR F/L接着剤の樹脂化が進み、伸長時
の応力集中により強力低下を招きやすいといった集合体
としての強力低下要因を含んでいる。
又、集合体繊維とRF/L接着剤の複合系では集合体繊
維の荷重−伸度曲線の形そのものが強力利用率に大きな
影響を及ぼすものと考えられる。
維の荷重−伸度曲線の形そのものが強力利用率に大きな
影響を及ぼすものと考えられる。
即ち、高強力原糸において強力が増大する程、中間荷重
伸度、切断伸度が小さくなり、荷重−伸度曲線において
明断時の降伏度合いを示すターミナルモジュラス(TM
)も大きくなる。接着剤が介在したい生コードにおいて
ターミナルモジュラスが大きい程、強力利用率が小であ
ることは広く知られたことで、これは切断点近傍での伸
びに対する強力変化が大きいほど単糸間の応力分散がし
難く、換言すれば応力集中が起こりやすいためと考えら
れる。
伸度、切断伸度が小さくなり、荷重−伸度曲線において
明断時の降伏度合いを示すターミナルモジュラス(TM
)も大きくなる。接着剤が介在したい生コードにおいて
ターミナルモジュラスが大きい程、強力利用率が小であ
ることは広く知られたことで、これは切断点近傍での伸
びに対する強力変化が大きいほど単糸間の応力分散がし
難く、換言すれば応力集中が起こりやすいためと考えら
れる。
RF/L樹脂化と繊維本体の[η]低下を軽減するため
の改良が試みられてきた(特開昭60224879号公
報、特開昭61−12952号公報)。
の改良が試みられてきた(特開昭60224879号公
報、特開昭61−12952号公報)。
特開昭60−224879号公報及び特開昭61−12
952号公報の両方に共通することはディップ加工時に
おける熱処理温度を低くする、低温ディップ処理法に関
するもので、ディップ加工コードの高強力化には有効な
手段だが、温度不足による接着性低下を接着剤の改良で
補うには不十分というという欠点があった。又、特開昭
60−162830号公報にてコード撚数を少なくする
ことにより高強力化を図る方法が開示されているが、高
強力化には有効であるけけども疲労性低下を招く欠点が
あった。
952号公報の両方に共通することはディップ加工時に
おける熱処理温度を低くする、低温ディップ処理法に関
するもので、ディップ加工コードの高強力化には有効な
手段だが、温度不足による接着性低下を接着剤の改良で
補うには不十分というという欠点があった。又、特開昭
60−162830号公報にてコード撚数を少なくする
ことにより高強力化を図る方法が開示されているが、高
強力化には有効であるけけども疲労性低下を招く欠点が
あった。
本発明はかかる現状に鑑みなされたものであり、ポリエ
ステルの接着性・、疲労性等の特徴を損なうことなく
RF / L 接着剤硬化によるディップコードカ字特
性に及ぼす悪影響を回避する方法を提供することを目的
とするものである。
ステルの接着性・、疲労性等の特徴を損なうことなく
RF / L 接着剤硬化によるディップコードカ字特
性に及ぼす悪影響を回避する方法を提供することを目的
とするものである。
[問題点を解決するための手段]
すなわち、本発明はポリエステル延伸糸からなるゴム補
強用ポリエステル系生コードをレゾルシン−ホルマリン
/ゴムラテックスの混合液(RF/L)中にディップし
熱処理を行うコード反のディップ加工方法において、熱
処理が完了してしてRF/Lが完全に樹脂化した後該デ
ィップコードにコード張力(L 10g/d以下で機械
的ソフトニング処理を施すことを特徴とするゴム補強用
高強力ポリエステル系コード風のディップ加工方法であ
る。
強用ポリエステル系生コードをレゾルシン−ホルマリン
/ゴムラテックスの混合液(RF/L)中にディップし
熱処理を行うコード反のディップ加工方法において、熱
処理が完了してしてRF/Lが完全に樹脂化した後該デ
ィップコードにコード張力(L 10g/d以下で機械
的ソフトニング処理を施すことを特徴とするゴム補強用
高強力ポリエステル系コード風のディップ加工方法であ
る。
ゴム補強用高強力ポリエステル系コード風はこれをRF
/L接着剤液中に浸漬した場合、接着剤は数百本からな
る繊維の集合体中に浸透した後、乾燥工程、熱処理工程
でストレッチされることにより集合体表層部分に絞り出
される。
/L接着剤液中に浸漬した場合、接着剤は数百本からな
る繊維の集合体中に浸透した後、乾燥工程、熱処理工程
でストレッチされることにより集合体表層部分に絞り出
される。
この時一部のRF/L接着剤は繊維集合体中に取り残さ
れポリエステルの融点に近い温度で熱処理されることで
樹脂化される。
れポリエステルの融点に近い温度で熱処理されることで
樹脂化される。
樹脂化された繊維の集合体は繊維間が拘束され応力の分
散が不十分となるためコードの強伸度性能に悪影響及ぼ
すと言うメカニズム解明から本発明に至ったものである
。すなわち、本発明ではRF/Lが完全に樹脂化した後
にコードに機械的ソフニングを施すことによりコード内
部で膠着化した樹脂を破砕し繊維間の拘束を取り除くこ
とによって始めてなし得るものであり、RF/L接着剤
が半膠着状悪、或は未膠着状慾のうちに機械的ソフニン
グを施しても全く効果は認められない。
散が不十分となるためコードの強伸度性能に悪影響及ぼ
すと言うメカニズム解明から本発明に至ったものである
。すなわち、本発明ではRF/Lが完全に樹脂化した後
にコードに機械的ソフニングを施すことによりコード内
部で膠着化した樹脂を破砕し繊維間の拘束を取り除くこ
とによって始めてなし得るものであり、RF/L接着剤
が半膠着状悪、或は未膠着状慾のうちに機械的ソフニン
グを施しても全く効果は認められない。
この場合、機械的ソフニングを施すことによりディップ
コードの強力のみならず、伸度についても増大すること
が明らかになったが、過度の機械的ソフニングを施すと
コードへの歪みが増大し寸法安定性を著しく損ねるとか
、或はコード表面に固着した接着剤層の剥離から接着性
を損ねるとか、更には擦過による本体繊維の損傷に起因
して耐疲労性低下を招くと言ったマイナス面が顕在化し
てくる。
コードの強力のみならず、伸度についても増大すること
が明らかになったが、過度の機械的ソフニングを施すと
コードへの歪みが増大し寸法安定性を著しく損ねるとか
、或はコード表面に固着した接着剤層の剥離から接着性
を損ねるとか、更には擦過による本体繊維の損傷に起因
して耐疲労性低下を招くと言ったマイナス面が顕在化し
てくる。
このためコード内部に膠着した樹脂のみを効果的に破砕
するよう必要かつ最少限の張力でソフニング処理を行う
ことが望ましい。
するよう必要かつ最少限の張力でソフニング処理を行う
ことが望ましい。
次に本発明においてコードを構成するポリエステルは分
子鎖中にエチレンテレフタレート繰り返し単位を90モ
ル%以上、好ましくは95モル%以上含むポリエステル
である。
子鎖中にエチレンテレフタレート繰り返し単位を90モ
ル%以上、好ましくは95モル%以上含むポリエステル
である。
かかるポリエステルとしてはポリエチレンテレフタレー
トが好適であるが、10モル%未満、好ましくは5モル
%未満の割合で他の共重合成分を含んでも差し支えない
。共重合成分としては、例えばイソフタル酸、ナフタレ
ンジカルボン酸、アジピン酸、オキシ安息香酸、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、トリメリット
酸等が挙げられる。また、これらのポリエステルには安
定剤、着色剤等の添加剤を含んでもよい。
トが好適であるが、10モル%未満、好ましくは5モル
%未満の割合で他の共重合成分を含んでも差し支えない
。共重合成分としては、例えばイソフタル酸、ナフタレ
ンジカルボン酸、アジピン酸、オキシ安息香酸、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、トリメリット
酸等が挙げられる。また、これらのポリエステルには安
定剤、着色剤等の添加剤を含んでもよい。
本発明はポリエステル延伸糸、好ましくは強度9 g
/ d以上を有するポリエステル延伸糸に対して特に有
効である。
/ d以上を有するポリエステル延伸糸に対して特に有
効である。
これはポリエステル延伸糸の背伸曲線において切断強度
(TS−B)と切断伸度を起点に1%減じた伸度におけ
る強度(TS−1%)との差で規定される1%ターミナ
ルモジュラス(1%−TM二(TS−B) −(TS−
1%))は強度9g/dまでは〜0−1g/dを有する
が、9g/dを越えると急激に増大する。TMが増大す
ると切断点近傍における伸びに対する強力変化が大きく
なり、その結果単糸間の応力分散がしにくくなって強力
発現が阻害される。
(TS−B)と切断伸度を起点に1%減じた伸度におけ
る強度(TS−1%)との差で規定される1%ターミナ
ルモジュラス(1%−TM二(TS−B) −(TS−
1%))は強度9g/dまでは〜0−1g/dを有する
が、9g/dを越えると急激に増大する。TMが増大す
ると切断点近傍における伸びに対する強力変化が大きく
なり、その結果単糸間の応力分散がしにくくなって強力
発現が阻害される。
延伸糸からなるRF/L接着剤を介するディップコード
においては樹脂化した接着剤が応力分散阻害に加わり、
−層強力発現を妨げることになる。
においては樹脂化した接着剤が応力分散阻害に加わり、
−層強力発現を妨げることになる。
そこで、延伸糸からなるディップコードは機械的ソフニ
ング処理を施されると樹脂化した接着剤層がバラバラと
なり応力分散が起こり難く、その結果高強力が発現する
。
ング処理を施されると樹脂化した接着剤層がバラバラと
なり応力分散が起こり難く、その結果高強力が発現する
。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。第1図は本発
明を実施するに適した機械的ソフニング処理装置の概略
説明図で、2つの案内溝付ローラ1.2の間に三角形断
面のブレード3.4が直列に相互に反対向きに配設され
ており、処理されるべきコードDは案内溝付ローラ1か
ら順次ブレード3.4の先端エツジ5.6に接触走行し
て擦過され、次いで案内溝付ローラ2にガイドされ次工
程に移送される。
明を実施するに適した機械的ソフニング処理装置の概略
説明図で、2つの案内溝付ローラ1.2の間に三角形断
面のブレード3.4が直列に相互に反対向きに配設され
ており、処理されるべきコードDは案内溝付ローラ1か
ら順次ブレード3.4の先端エツジ5.6に接触走行し
て擦過され、次いで案内溝付ローラ2にガイドされ次工
程に移送される。
第2図は本発明を実施するに適した他の機械的ソフニン
グ処理装置の概略説明図で、この場合は3つの案内溝付
ローラ11.1−2.13とブレード14.15.16
を配した例である。
グ処理装置の概略説明図で、この場合は3つの案内溝付
ローラ11.1−2.13とブレード14.15.16
を配した例である。
これらブレードとしてはコードに角度を付けてしごける
機能を有するものであればよく、特に限定されるもので
はない、第3図に示すようにコードDに接触するブレー
ド3(他も同じ)のエツジ径rは1mm’以上、10m
m’以下が好ましく、特に1mm2以上〜5mm’以下
にするのが好ましい。
機能を有するものであればよく、特に限定されるもので
はない、第3図に示すようにコードDに接触するブレー
ド3(他も同じ)のエツジ径rは1mm’以上、10m
m’以下が好ましく、特に1mm2以上〜5mm’以下
にするのが好ましい。
これはエツジ径が1 m m ’未満であるとソフニン
グ処理時の擦過が強すぎ、コード本体への損傷を招き、
lQmm−を越えると当たりがソフトになり過ぎて十分
なソフニング効果が得られない。
グ処理時の擦過が強すぎ、コード本体への損傷を招き、
lQmm−を越えると当たりがソフトになり過ぎて十分
なソフニング効果が得られない。
コードに接触するブレードの個数は2個以上、5個以内
が好ましく、特に2〜3個にするのが好ましい、ブレー
ドの個数が1個では十分なソフニング効果が得られず、
5個より多いいとコード本体に加わる張力が高くなり、
収縮率が増大すると言った欠点が顕在化して好ましくな
い。
が好ましく、特に2〜3個にするのが好ましい、ブレー
ドの個数が1個では十分なソフニング効果が得られず、
5個より多いいとコード本体に加わる張力が高くなり、
収縮率が増大すると言った欠点が顕在化して好ましくな
い。
また、ソフニング角度θについては10°〜100°の
範囲であれば任意でよいが、好ましくは45°〜90°
、特に60°〜70°がよい。
範囲であれば任意でよいが、好ましくは45°〜90°
、特に60°〜70°がよい。
ソフニング角度θが10°より小さいと十分なソフニン
グ効果が得られず、100°より大きいとコードに加わ
る張力が高くなり過ぎコード弛みが生じて好ましくない
。
グ効果が得られず、100°より大きいとコードに加わ
る張力が高くなり過ぎコード弛みが生じて好ましくない
。
第4図は第1〜2図のブレードを組み込んだディップ加
工工程の概略工程図である。図において、ボビン34に
巻かれた生コードDは一定速度で引出されアツキュムレ
ータ21で複数回上下方向にターンした後、駆動ローラ
22と23間に設置したディップ槽24に導入され、こ
こで接着剤液中に浸漬され接着剤を付与される。
工工程の概略工程図である。図において、ボビン34に
巻かれた生コードDは一定速度で引出されアツキュムレ
ータ21で複数回上下方向にターンした後、駆動ローラ
22と23間に設置したディップ槽24に導入され、こ
こで接着剤液中に浸漬され接着剤を付与される。
次にそれぞれ駆動ローラ25〜30を内設した乾燥ゾー
ン31、熱処理ゾーン32、リラックスゾーン33を順
次通過し所定の処理を受けた後ボビン35に巻き収られ
る。ここで、リラックスシン33とボビン35の間には
第2図に示す機械的ソフニング処理装置(第1図のもの
でもよい)が設けられており、リラックスゾーン33を
出たコードCは機械的ソフニング処理装置により適度な
ンフニング処理を受は品質の優れた製品としてボビンに
巻き取られる [作用] 本発明ではディップ液がコード内部で完全に樹脂化した
後にコードにしごきを与えることにより、コード単糸間
の膠着状態を解除することで樹脂がフィラメントを拘束
しているのを回避することによる。
ン31、熱処理ゾーン32、リラックスゾーン33を順
次通過し所定の処理を受けた後ボビン35に巻き収られ
る。ここで、リラックスシン33とボビン35の間には
第2図に示す機械的ソフニング処理装置(第1図のもの
でもよい)が設けられており、リラックスゾーン33を
出たコードCは機械的ソフニング処理装置により適度な
ンフニング処理を受は品質の優れた製品としてボビンに
巻き取られる [作用] 本発明ではディップ液がコード内部で完全に樹脂化した
後にコードにしごきを与えることにより、コード単糸間
の膠着状態を解除することで樹脂がフィラメントを拘束
しているのを回避することによる。
この時、コードに与えるしごきが弱すぎるとンフニング
効果が十分に発揮されず、逆にコードに与えるしごきが
強すぎるとコード本体に損傷を与え、強力低下や耐疲労
性の低下を招いたり、コード表面の接着剤剥離に伴い接
着性不良を来すとか、或はコード剛性低下によるコード
へたりが生じ、後工程における作業性不良を招くと言っ
た欠点が頴在化してくる。
効果が十分に発揮されず、逆にコードに与えるしごきが
強すぎるとコード本体に損傷を与え、強力低下や耐疲労
性の低下を招いたり、コード表面の接着剤剥離に伴い接
着性不良を来すとか、或はコード剛性低下によるコード
へたりが生じ、後工程における作業性不良を招くと言っ
た欠点が頴在化してくる。
このためソフニング処理においてはコード張力を所定値
、すなわち(110g/d以下にすることが必要であり
、この条件下で行えばコード強力は低下せず、耐疲労性
、接着の低下もなく、又コードのへたりも見られず、物
性、作業性共に著しく改善されることとなる。
、すなわち(110g/d以下にすることが必要であり
、この条件下で行えばコード強力は低下せず、耐疲労性
、接着の低下もなく、又コードのへたりも見られず、物
性、作業性共に著しく改善されることとなる。
[実施例]
次に、本発明を実施例により更に具体的に説明する。
のポリエステルコードを第4図に全体工程図として示す
コンビュートリータを用いて種々の条件にて処理した。
コンビュートリータを用いて種々の条件にて処理した。
乾燥ゾーンは160°C,熱処理ゾーンとリラックスゾ
ーンは共に240℃、処理時間は各ゾーン共60秒に設
定した。また、第4図の各ゾーンを出た場所A、B、C
のいずれか1カ所に第1図の機械的ソフニング処理装置
を設置した、また設置したい場合の例も併せて示す。
ーンは共に240℃、処理時間は各ゾーン共60秒に設
定した。また、第4図の各ゾーンを出た場所A、B、C
のいずれか1カ所に第1図の機械的ソフニング処理装置
を設置した、また設置したい場合の例も併せて示す。
その結果を第1表に示す。
(以下余白)
第1表においてNα1.8.12(比較例1.4.6)
に示す通りソフニング処理を全く施すことなく通常の方
法で処理する場合に比べて、Nα1.3.5.6.9.
10.13.14.15(実施例1〜9)のようにソフ
ニング張力(L1g/d以下で機械的ソフニング処理を
施すと極めて優れたコード性能を示す。
に示す通りソフニング処理を全く施すことなく通常の方
法で処理する場合に比べて、Nα1.3.5.6.9.
10.13.14.15(実施例1〜9)のようにソフ
ニング張力(L1g/d以下で機械的ソフニング処理を
施すと極めて優れたコード性能を示す。
Nα4.16(比較例2.7)のごとくソフニング張力
0.1g/dを越える張力で処理するとコード強度は高
いレベルを維持できる反面、コード収縮率、ガーレイ硬
さ、チューブ疲労性を損ねる。
0.1g/dを越える張力で処理するとコード強度は高
いレベルを維持できる反面、コード収縮率、ガーレイ硬
さ、チューブ疲労性を損ねる。
また、N(17、]−1−(比較例3.5)に示す通り
ソフニング位置A、Bではコー ド強度に対する向上効
果は全く認められなかった。
ソフニング位置A、Bではコー ド強度に対する向上効
果は全く認められなかった。
[発明の効果]
以上に説明の如く、本発明によればポリエステルディッ
プコード中のRF/Lが完全に樹脂化された後に該ディ
ップコードにソフニング処理を施すことにより従来のコ
ード性能を損ねることなく強沖度性能を大巾に改善する
ことができると言う顕著な効果をそうする。
プコード中のRF/Lが完全に樹脂化された後に該ディ
ップコードにソフニング処理を施すことにより従来のコ
ード性能を損ねることなく強沖度性能を大巾に改善する
ことができると言う顕著な効果をそうする。
第1図は本発明を実施するに適した機械的ソフニング処
理装置の概略説明図、第2図は他の機械的ソフニング処
理装置の概略説明図、第3図は第1図のブレード部分の
拡大説明図、第4図はコード処理工程の全体概略説明図
である。 1.2−・・−・・−・・案内溝付ローラ3.4・・・
・・・・・・ブレード、 24−・・−・・−・・ディップ槽、 31・・・・・・・・・乾燥ゾーン、 32・・・−・・・・・熱処理ゾーン、33・・・・・
・−・・リラックスゾーン第 図 第 図 第 図 手続補正書 平成1年り月/2日 1寺3午庁長丁「具q ■ 事件の表示 平成1年特許願第101643号 2、発明の名称 ゴム補強用高強力ポリエステル系コード反のディップ加
工方法4、代理人 第 図 ]] 手続補正書 時言午庁長1′殴 1、事件の表示 特願平 1−101643号 2、発明の名称 ゴム補強用高強力ポリエステル系コード層のディップ加
工方法(300)帝人株式会社 (1)明細書第2頁7〜8行の「特公昭63−528号
公報」を「特公昭63−529号公報」に補正する。 (2)同第5頁3行の「というという」を「という」に
補正する。 (3)同第5頁9行の「疲労性等の特徴」を「疲労性」
に補正する。 (4)同第11頁11行の「駆動ローラ」を「フリーロ
ーラ」に補正する。 (5)同第11頁14行の「巻き取られる。ここで、」
を「巻き取られる。尚、36は熱処理ゾーン32の出口
に設けた駆動ローラである。」に補正する。 (6)同第13頁5行のr1000de/2、撚数49
x 49 T/10cs de/2」をr 1000d
e/2、撚数49X49 T/10Cm 、に補正する
。 (1)第4図を別紙の通り補正する。 以上
理装置の概略説明図、第2図は他の機械的ソフニング処
理装置の概略説明図、第3図は第1図のブレード部分の
拡大説明図、第4図はコード処理工程の全体概略説明図
である。 1.2−・・−・・−・・案内溝付ローラ3.4・・・
・・・・・・ブレード、 24−・・−・・−・・ディップ槽、 31・・・・・・・・・乾燥ゾーン、 32・・・−・・・・・熱処理ゾーン、33・・・・・
・−・・リラックスゾーン第 図 第 図 第 図 手続補正書 平成1年り月/2日 1寺3午庁長丁「具q ■ 事件の表示 平成1年特許願第101643号 2、発明の名称 ゴム補強用高強力ポリエステル系コード反のディップ加
工方法4、代理人 第 図 ]] 手続補正書 時言午庁長1′殴 1、事件の表示 特願平 1−101643号 2、発明の名称 ゴム補強用高強力ポリエステル系コード層のディップ加
工方法(300)帝人株式会社 (1)明細書第2頁7〜8行の「特公昭63−528号
公報」を「特公昭63−529号公報」に補正する。 (2)同第5頁3行の「というという」を「という」に
補正する。 (3)同第5頁9行の「疲労性等の特徴」を「疲労性」
に補正する。 (4)同第11頁11行の「駆動ローラ」を「フリーロ
ーラ」に補正する。 (5)同第11頁14行の「巻き取られる。ここで、」
を「巻き取られる。尚、36は熱処理ゾーン32の出口
に設けた駆動ローラである。」に補正する。 (6)同第13頁5行のr1000de/2、撚数49
x 49 T/10cs de/2」をr 1000d
e/2、撚数49X49 T/10Cm 、に補正する
。 (1)第4図を別紙の通り補正する。 以上
Claims (1)
- ポリエステル延伸糸からなるゴム補強用ポリエステル系
生コードをレゾルシン−ホルマリン/ゴムラテックスの
混合液(RF/L)中にディップし熱処理を行うコード
反のディップ加工方法において、熱処理が完了してして
RF/Lが完全に樹脂化した後該ディップコードにコー
ド張力0.10g/d以下で機械的ソフニング処理を施
すことを特徴とするゴム補強用高強力ポリエステル系コ
ード反のディップ加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10164389A JPH02289183A (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | ゴム補強用高強力ポリエステル系コード反のデイツプ加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10164389A JPH02289183A (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | ゴム補強用高強力ポリエステル系コード反のデイツプ加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02289183A true JPH02289183A (ja) | 1990-11-29 |
Family
ID=14306059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10164389A Pending JPH02289183A (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | ゴム補強用高強力ポリエステル系コード反のデイツプ加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02289183A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009061742A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルト |
-
1989
- 1989-04-24 JP JP10164389A patent/JPH02289183A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009061742A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルト |
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