JPH022889B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH022889B2
JPH022889B2 JP19868784A JP19868784A JPH022889B2 JP H022889 B2 JPH022889 B2 JP H022889B2 JP 19868784 A JP19868784 A JP 19868784A JP 19868784 A JP19868784 A JP 19868784A JP H022889 B2 JPH022889 B2 JP H022889B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melamine
weight
decorative board
melamine resin
aldehyde
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19868784A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6176364A (ja
Inventor
Takao Kondo
Yoshiharu Yoneda
Shinji Mori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP19868784A priority Critical patent/JPS6176364A/ja
Publication of JPS6176364A publication Critical patent/JPS6176364A/ja
Publication of JPH022889B2 publication Critical patent/JPH022889B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、コアー層にもメラミン樹脂含浸紙を
用いることにより、表面層とコアー層とを同一色
にしたメラミン樹脂化粧板に関するものである。 〔従来技術〕 メラミン樹脂化粧板はテーブル、カウンター等
の表面材として従来より広く用いられている。し
かし、通常コアー層にフエノール樹脂含浸紙を使
用するため、切断加工した場合、切断面に褐色の
ラインが出てデザイン上好ましくなかつた。そこ
でコアー層にもメラミン樹脂含浸紙を用い、表面
層とコアー層とが同一色になるようにしたいわゆ
るカラーコアー化粧板が考案された。しかし樹脂
の基本的性質として、メラミン樹脂はフエノール
樹脂に比べて吸、脱湿による寸法変化が大きい。
従つて全層にメラミン樹脂を用いたカラーコアー
化粧板の寸法変化は、表面層にのみメラミン樹脂
を用いた通常のメラミン樹脂化粧板の寸法変化に
比べて大きい。カラーコアー化粧板を低湿度雰囲
気(30%RH程度)に置くと、化粧板は縮もうと
するが、化粧板に切り欠き或いはくり抜き穴があ
ると、そのコーナー部に収縮の応力が集中し、そ
の応力が化粧板自身の機械的強度を上回つた時に
はクラツクが発生する恐れがある。そのためカラ
ーコアー化粧板をテーブル、カウンター或いは箱
物家具等の表面材として使用する場合、化粧板の
クラツクをどう防ぐかが技術上の懸案事項であつ
た。 〔発明の目的〕 本発明は、表面層、コアー層の全層にメラミン
樹脂を用いた化粧板において、メラミン樹脂を可
塑化変性することにより化粧板の寸法変化を小さ
くし、従来避け得なかつたクラツクの発生を防ご
うとするものである。 〔発明の構成〕 本発明に用いる可塑化変性したメラミン樹脂
は、メラミン1モルに対してホルマリン、パラホ
ルム等のホルムアルデヒドを1.5〜3.0モル混合
し、アルカリ性触媒で常法に従い反応させ、有機
溶剤で希釈して得たメラミンとアルデヒドの反応
物に、ジグリシジルエーテル、ポリグリシジルエ
ーテル又はモノグリシジルエーテルの単独もしく
は任意の混合物1〜30重量%(メラミンとアルデ
ヒドの反応物重量に対して)と水溶性アクリル系
共重合エマルジヨン1〜30重量%(メラミンとア
ルデヒドの反応物重量に対して)とを混合して得
られるものである。 アルデヒド/メラミンのモル比は少なくとも
1.5であり、アルデヒドの量がこの値より少なく
なると、メラミンとアルデヒドの反応物が水に不
溶性になる。またアルデヒド/メラミンのモル比
が3.0を越えると、樹脂の硬化が必要以上に進み
化粧板の可撓性が得られなくなる。好ましくはア
ルデヒド/メラミンのモル比は約1.8〜約2.5であ
る。 アルデヒドとしては種々のものがあり、その混
合物も使用し得るが、価格等を考慮すればホルム
アルデヒドが容易に入手でき、かつ安価であり好
ましい。ジグリシジルエーテル、ポリグリシジル
エーテル又はモノグリシジルエーテルを単独もし
くは任意の混合物で添加する量は、メラミンとア
ルデヒドの反応物重量に対して1重量%以下では
充分な可撓性が得られないし、30重量%以上であ
ると樹脂が黄味を帯び、化粧板の層間接着性が劣
る。好ましくは約1〜約10重量%である。又これ
らのグリシジルエーテル類をメラミンとアルデヒ
ドの反応時に添加してもよいが、その反応物は室
温での保管時間が短く、実用上好ましくない。 水溶性アクリル系共重合エマルジヨンは、メラ
ミンとアルデヒドの反応物重量に対して1重量%
以下では充分な可撓性が得られないし、30重量%
以上では表面紙、コアー紙に対する樹脂の含浸性
が悪く、化粧板として外観が劣る。好ましくは約
1〜約15重量%である。 本発明の表面紙としては、α−セルロースを主
成分とした化粧板が用いられる。またコアー紙は
漂白クラフトを染料乃至顔料で着色した紙を用い
る。化粧板の表面と断面とを同一色にするには、
コアー紙の染料乃至顔料の種類及び量を慎重に選
ばねばならない。 表面紙及びコアー紙に上記の様にして得られた
可塑化変性メラミン樹脂を含浸した含浸紙を所要
枚数積層し、常法により加熱、加圧してメラミン
樹脂化粧板を得る。 〔発明の効果〕 本発明によるメラミン樹脂化粧板は、切断或い
は穴あけ加工しても断面は表面と同一色となるた
め深みのある外観が得られ、デザイン的に優れる
ばかりか、化粧板の寸法変化が小さいため、従来
この種のカラーコアーのメラミン樹脂化粧板では
避け得なかつたクラツクの発生を防止できる。 以下実施例により本発明を説明する。 実施例 メラミン1モルに対してホルムアルデヒド2.0
モルを加え、水酸化ナトリウムでPH8.5〜9.0に調
整してから還流温度で40分間反応させ、メラミ
ン・ホルムアルデヒド反応物を得、メチルアルコ
ールを添加して固型物50%のメラミン樹脂とし
た。これにジグリシジルエーテル5重量%と水溶
性アクリル系共重合エマルジヨン5重量%とを混
合撹拌し、可塑化変性メラミン樹脂を得た。これ
を表面紙(重量120g/m2)に樹脂量55%、揮発
分8%となるよう含浸、乾燥するとともに、コア
ー紙(重量190g/m2)を樹脂量40%、揮発分7
%となるよう含浸、乾燥した。このコアー紙5枚
の上に表面紙1枚を重ね、表面紙の上にステンレ
ス製当板をセツトし、熱圧、成形した。熱圧、成
形条件は温度150℃、圧力100Kg/cm2、加熱圧締時
間40分、冷却圧締時間30分で厚さ1.2mmのカラー
コアーのメラミン樹脂化粧板を得た。 比較例 実施例において、ジグリシジルエーテルと水溶
性アクリル系共重合エマルジヨンとを混合しない
メラミン樹脂を用いて、実施例と同様に表面紙及
びコアー紙を得、これらを実施例と同一条件で熱
圧、成形して厚さ1.2mmのカラーコアーのメラミ
ン樹脂化粧板を得た。 以上の実施例及び比較例で得た化粧板の性能は
第1表の通りである。第1表から明らかなよう
に、本発明の化粧板は寸法変化率が小さく、耐ク
ラツク性もきわめて良好な化粧板である。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 メラミン系樹脂含浸紙のみを所要枚数積層
    し、加熱、加圧して得られるメラミン樹脂化粧板
    において、メラミン樹脂としてメラミン1モルに
    対して1.5〜3.0モルのホルムアルデヒドを反応さ
    せたメラミンとアルデヒドの反応物にジグリシジ
    ルエーテル、ポリグリシジルエーテル又はモノグ
    リシジルエーテルの単独もしくは任意の混合物1
    〜30重量%(メラミンとアルデヒドの反応物重量
    に対して)と水溶性アクリル系共重合エマルジヨ
    ン1〜30重量%(メラミンとアルデヒドの反応物
    重量に対して)とを混合して得られる組成物を用
    いることを特徴とするメラミン樹脂化粧板。
JP19868784A 1984-09-25 1984-09-25 メラミン樹脂化粧板 Granted JPS6176364A (ja)

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JP19868784A JPS6176364A (ja) 1984-09-25 1984-09-25 メラミン樹脂化粧板

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JP19868784A JPS6176364A (ja) 1984-09-25 1984-09-25 メラミン樹脂化粧板

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JPS6176364A JPS6176364A (ja) 1986-04-18
JPH022889B2 true JPH022889B2 (ja) 1990-01-19

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JPS63191634A (ja) * 1986-08-28 1988-08-09 イビデン株式会社 着色コア−化粧板およびその製造方法

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JPS6176364A (ja) 1986-04-18

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