JPH02288622A - 高速トレーニングエコーキャンセラ - Google Patents

高速トレーニングエコーキャンセラ

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JPH02288622A
JPH02288622A JP2078600A JP7860090A JPH02288622A JP H02288622 A JPH02288622 A JP H02288622A JP 2078600 A JP2078600 A JP 2078600A JP 7860090 A JP7860090 A JP 7860090A JP H02288622 A JPH02288622 A JP H02288622A
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echo
signal
modem
echo canceller
complex
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JP2078600A
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Fuyun Ling
フーユン リン
Guozhu Long
グオズ ローン
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
    • H04B3/237Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers using two adaptive filters, e.g. for near end and for end echo cancelling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
    • H04B3/238Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers using initial training sequence

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Primary Cells (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はデータ通信機器またはモデムに関する。
(従来の技術) データ通信機器(DCE) 、すなわち、モデムは、通
信チャネルを通して2進データを伝送および受信するの
に使用される機器である。時には、全2重モデムと呼ば
れるDCEの分野においては、同時に伝送および受信で
きる機能を有しているものがある。モデムが、2線式通
信リンク(例えば、交換電話機回路網)を通して同時に
伝送および受信する場合、通常遠隔モデムから受信され
た信号に伝送された信号のエコーが存在する。そこで、
伝送および受信された信号が、同一の周波数帯域を占領
する場合、遠隔モデムにより送信されたデータを信頼性
をもって検出するために、エコー信号を消去することが
必要となる。
エコー信号は一般的には近距離エコーと遠距離エコーの
構成要素を有する。近距離エコーは、ローカルモデムお
よび近端電話中央局における不完全なハイブリッドカプ
ラにより発生する。それに対して、遠距離エコーは、主
として遠隔中央局および遠隔モデムにおけるハイブリッ
ドカブラにより発生する。遠距離エコーは時間的には近
距離エコーと相対的に遅延する。この遅延が実質的であ
る場合、エコーを消去するエコーキャンセラも、しばし
ば遅延により分離される近距離エコーと遠距離エコーの
キャンセラ構成要素に分割される。
高速モデムは、通常帯域幅有効変調方式、例えば直角変
調を使用する。このようなシステムにおいては、2進デ
ータは、まず有限数の点の集合から選択される複素信号
点(記号)のシーケンスにマツプされる。伝送実数値信
号は、この複素シーケンスの情報を搬送する。
2線式、全2重、高速モデム、例えばCCITTにより
指定された基準V、32音声帯域モデムには、伝送され
た信号のエコーのほとんどを消去できる適応エコーキャ
ンセラが装備されてきた。
エコーキャンセラとしては代表的にはトランスバーサル
フィルターが知られており、それは一連の変数の複素値
のタップ係数を有するタップされた遅延線からなるもの
である。タップされた遅延線への入力は、前記の複素信
号点となる。これらは、タップ係数により適当に重みづ
けされ、出力として重みづけされた実行加算の実数部を
生成するものである。この出力は、受信された実数値の
エコー信号の近似となる。そして、エコーは、実数の受
信信号からこの推定近似エコー信号を減算することによ
り消去される。
複素入力と実数出力とを有するトランスバーサルフィル
ターとして具体化されたエコーキャンセラは、ナイキス
トエコーキャンセラと呼ばれている。ナイキストエコー
キャンセラは、しばしば近距離エコーキャンセラと遠距
離エコーキャンセラとからなっている。ナイキストエコ
ーキャンセラの1例としては、S、ワインシュタイン(
Wetnstein)により米国特許箱4.131,7
67号(再発行番号Re31,253号)に記述されて
いる。
エコーキャンセラは、通常、遠隔信号の存在しないとき
にトレーニングされるが、それはデータ伝送に先立って
起る初期状態すなわちトレーニング期間に行われる。多
くのエコーキャンセラにおいては、トランスバーサルフ
ィルタは、最小2乗平均(LMS)アルゴリズムを用い
てトレーニングされる。L M Sアルゴリズムにおい
ては、エコー消去の後に残る残余受信信号と複素人力信
号との間の相関を取り除くように連続的にタップ係数が
調節される。しかし、このようにしてエコーキャンセラ
を正確にトレーニングするのに必要な時間は、非常に長
くなり、特に長いトランスバーサルフィルタのエコーキ
ャンセラを使用するモデムの場合に長くなる。
過去に対し、入力と出力とがともに実数値がまたはとも
に複素数値かのエコーキャンセラにっいて、高速トレー
ニング方法が議論されている。
通常の周期的シャープシーケンスを用いる1つの方法に
ついては、“2線式全2重モデムにおけるエコーキャン
セラの高速スタートアップ“と題する論文がT、カミタ
ケにより米国電気電子学会のICC”84のプロシーデ
ィング(IEEE  Proe、 of f CC−8
4360−364頁5月1984年アムステルダム、オ
ランダ)で発表されている。擬似ランダムのシフトレジ
スタシーケンスを用いる類似の方法が、後になって、■
、カンチャン(K anchan)とE、ギブソン(G
 Ib5on )により米国電気電子学会のASSPの
トランザクシラン(I EEE  Trans、 on
  ASSP)  (ASSP−86巻、7号、100
8−1010頁、7月1988年)に“エコーパス応答
の測定”と題する論文において述べられている。しかし
ながら、これらの方法は、複素人力と実数出力とを有す
るナイキストエコーキャンセラには適用てきないもので
あった。
米国電気電子学会のグローブコム 87のプロシーディ
ング(IEEE  Proc、orGLOBECOM 
’87)(1950−1954夏、9月1987年、東
京、日本)に対し、J、M、チオフイ(CIorrl 
) i;!、’CCITT  V、32モデムに対する
高速エコーキャンセラ初期化法”と題する論文に対し、
ナイキストエコーキャンセラの近距離エコーキャンセラ
と遠距離エコーキャンセラの両者の高速同時トレーニン
グ方法を提案している。この方法は、離散フーリエ変換
(DFT)に基づくもので、実数の周期的擬似ノイズの
シーケンスを使用するものであるが、それは−殿には具
体化できぬトランスミッタにおける完全ヒルバートフィ
ルタ(トランス)を前提としているものである。
エコーパスが、線形フィルタとしてモデル化できる場合
、トランスバーサルフィルタはエコー信号を有効に再(
ト1成し、実質上消去できる。しかしながら、ある種の
例では、遠距離エコーは、またフェーズロールと呼ばれ
る少ニの周波数オフセットを含有し、これはエコー消去
を複雑にするものである。いくつかのさらに高度のエコ
ーキャンセラは、またフェーズロール補償回路を含有し
、これは遠距離エコーにおいて位相の変化を追跡でき、
それにより有害な影響を除去する。
通常、フェーズロール補償回路は、フェーズロール周波
数と位相をトレーニング期間に得るように位相同期ルー
プ(P L L)を含む。
(発明が解決しよとする課題) トランスバーサルフィルタのエコーキャンセラをLMS
アルゴリズムによって正確にトレーニングしようとした
場合、非常に長い時間がかかる問題があった。また、ナ
イキストエコーキャンセラの近距離エコーキャンセラと
遠距離エコーキャンセラの両者を高速同時トレーニング
する方法が提案されてはいるが、具体的には困難であっ
た。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解決するも
ので、その目的は、非常に短い時間で正確にエコーキャ
ンセラをトレーニングすることができるモデムを提供す
ることである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明の特徴は、一般にチャ
ネルを通して両方向に遠隔デバイスと通信するためのモ
デムに対し、チャネルを通して情報を伝送するためのト
ランスミッタと、実数のエコー符号を有するチャネル上
の信号を受信するためのレシーバと、変数の係数を有す
るエコーキャンセラモジュールとして、実数のエコー信
号を推定するためのエコーキャンセラと、トランスミッ
タに複素トレーニング信号シーケンスを供給すると共に
、複素トレーニング信号シーケンスと対応する実数のエ
コー信号との間の相関に基づく変数の係数を計算するた
めのトレーナ−モジュールと、を具備することである。
好ましい態様としては、さらに次の特徴を含む。
複素トレーニングシーケンスは、周期的であり、シーケ
ンスの実数部と虚数部は互いに直交する性質を有する。
実数部の自己相関は、第1インパルストレーンで、虚数
部の自己相関は、第2インパルストレーンである。また
、複素トレーニングシケンス、第1インパルストレーン
、および第2インパルストレーンはすべて周期的であっ
て、整数の変数りの整数倍に等しい周期を有する。
本発明の他の特徴は、モデムが、一般にエコー信号が約
N、の範囲を有する近距離エコー信号と約N2の範囲を
有する遠距離エコー有すると共に、近距離エコーと遠距
離エコーが遅延Bにより分離されており、ここでトレー
ニングシーケンスは変数りの整数倍に等しい周期を有す
る周期的シーケンスであるような型のモデムであり、こ
のモデムはさらに(B−Nl )/ (Nl +N2 
)より小さな整数にを選択すること、および実質上次に
定義する間隔R: [(B+N2 )/ (k+1)] ≦R≦[(B−N
)/k] に存在する整数に等しいLを設定することにより変数り
の値を決定するための計算要素を有するものである。
本発明のさらに他の特徴は、モデムが、一般に遠距離エ
コーがフェーズロールを有することができ、エコーキャ
ンセラモジュールの演算をフェーズロール周波数の推定
値を特定することにより制御し、計算した相関を用いて
エコーキャンセラ係数の集合を決定するような型のモデ
ムであり、このモデムは、さらに(1)エコーキャンセ
ラ係数の第1集合と第2集合との間の位相差を計算する
と共に、(2)フェーズロール周波数の推定値に達する
ように時間差T2−Tlにより計算された位相差を割る
ための計算要素を有するものである。
ただし、ここで集団の両者はトレーナ−モジュールによ
り生成されたものであり、エコーキャンセラ係数の第1
集合は時間T1に対応し、エコーキャンセラ係数の第2
集合は後の時間T2に対応する。
好ましい態様としては、計算した位相差は、エコーキャ
ンセラ係数の第1および第2の集合の対応する要素間の
位相差の重量平均であるという特徴を含む。
(作用) 本発明は、直接にはエコーキャンセラ係数を推定するも
のであるが、その場合反復して最適値にアプローチをす
るのに数千ボーものトレーニング時間がかかるというこ
とはない。すなわち、エコーキャンセラ係数を計算する
ための本性は、そのような係数を計算する他の方法と比
較して正確である上に計算上効率のよい方法である。さ
らに、計算のためにエコ一応答データを集積しなければ
ならない期間はチャネルの全エコー遅延より非常に少な
い期間に削減できる。したがって、本発明は、非常に高
速のエコーキャンセラトレーニングを得られるものであ
り、それは従来のモデムにおいて得られたものよりはる
かに速いものである。
本発明は、さらにエコーキャンセラ係数の最適値に非常
に近い値を得ることができ、残留エコーはその最適値の
2dB以内となる利点を有するものである。従って、代
替法例えば最小2乗平均(LMS)アルゴリスムを用い
て、さらにトレーニングすることが不要となる。
本発明は、システムの実数の出力のみが使用可能の場合
に線形システムの複素変換関数を推定するだめに使用可
能である。
(実施例) 第1図で説明すると、ナイキストエコー消去型等のエコ
ー消去モデム2に対し、スクランブラ/エンコーダ6は
、入力回線4を通るデータビットの流れを受信する。ス
クランブラ/エンコーダ6は、上記データビットをラン
ダム化して、確実にビットパターンのいずれもが他のビ
ットパターンを起こすようにし、複素記号の第1シーケ
ンスを生成するのに使用したコーディングシステムにし
たがって、そのビットをコード化する。変調装置8は、
周波数fcの搬送波信号1oを使用し、スクランブラ/
エンコーダ6の出力を変調して、複素記号の第2シーケ
ンスからなるディジタル伝送信号12を生成する。次に
、トランスミッションフィルタ14、D/A変換器16
およびローパスフィルタ18は、ディジタル伝送信号を
、図示されていない遠隔ディバイスにチャネル22を通
り伝送できる状態となるアナログ信号2oに変換する。
ハイブリッドカプラ24は、また遠隔ディバイスにより
モデム2にチャネル22を通り送られた信号を受け取り
、それらを、受信信号26としてモデム2のレシーバ部
に送る。チャネル22上の全2重通信の間、受信信号2
6は、連結フェーズロールを有することができる近距離
エコーと遠距離エコーの両者を有する。帯域通過ろ波器
28は、受信信号26を処理し、A/D変換器30は、
それを実数のディジタル受信信号32に変換する。
A/D変換器30は、時間kT/Mにおけるサンプルを
生成する。ここで1Tは、ローカルモデムのトランスミ
ッタのボー間隔であり、Mは、サンプリング後受信信号
に別名づけが起らぬように選択した整数であり、kは、
サンプリング間隔のインデックスである。(ここで述べ
る実施例では、Mは3に等しく選択される。)コンバイ
ナ34は、実数のディジタル受信信号32のサンプルと
推定エコー信号36の対応サンプルとを結合し、エコー
消去した信号38を生成する。最後に、レシーバ40は
、エコー消去した信号38を処理して、遠隔デバイスに
より送信されたビットの流れに対応する受信データビッ
トの流れ42を生成する。
モデム2内のエコーキャンセラモジュール44は、推定
エコー信号36を生成する。エコーキャンセラモジュー
ル44に対し、遅延回線46は、複素伝送信号12を受
信し、大容量遅延により時間的に互に分離する2個の信
号48a−bのグループを生成する。グループ48aは
、近距離エコー信号に対応し、複数の複素記号を含み、
その複素記号の各々は互に相対的に時間的に遅延し、そ
の結果、それらは近距離エコー信号にまたがることにな
る。一方、グループ48bは遠距離エコー信号に対応し
、複数の他の複素記号を含み、その複素記号の各々は互
に相対的に時間的に遅延し、その結果、それらは遠距離
エコー信号にまたがることになる。遅延複素記号のグル
ープ48aは、遅延のより短い期間に対応して、近距離
エコーキャンセラ50により処理され、遅延複素記号の
グループ48bは、遅延のより長い期間に対応して、遠
距離エコーキャンセラ52により処理される。
近距離エコーキャンセラ50と遠距離エコーキャンセラ
52の両者は、変数係数を含み、それらはトレーニング
され、その結果エコーキャンセラ50および52は、近
距離エコーと遠距離エコーのそれぞれ正確な推定値であ
る出力を生ずる。加算器54は、近距離エコーキャンセ
ラ50と遠距離エコーキャンセラ52の出力を加算して
推定エコー信号36を生成する。
エコーキャンセラモジュール44はまたフェーズロール
補償器(PRC)56有すると共に、このPRC56は
、遠距離エコーキャンセラ52を制御する。トレーニン
グされた後、PRC56は、フェーズロールを、受信信
号26において遠距離エコーのフェーズロールに近似す
る遠距離エコーキャンセラ52の出力に加える。
エコーキャンセラモジュール44の変数係数のトレーニ
ングは、トレーニング信号ジェネレータ58とトレーナ
−60により制御される。
トレーニング中、(ただしトレーニングはデー通信に先
立って、またはデータ通信を中断した間に起こってもよ
い)トレーニング信号ジェネレータ58は、遠隔ディバ
イスに送られる特別なエコートレーニングシーケンスを
生成する。またトレーナ−60は、その結果である実数
のディジタル受信信号32を監視する。
エコートレーニングのこの期間中、遠隔ディバイスは停
止したままであり、その実数のディジタル受信信号32
は、基本的には近距離エコーと遠用Mエコーとのみから
なるものである。監視されたエコー信号に基づいて、ト
レーナ−60は、近[1エコーキヤンセラ50、遠距離
エコーキャンセラ52、およびPRC56における変数
の係数を設定するエコーキャンセラ係数を計算し、その
結果、エコーキャンセラ44は、監視されたエコーに非
常に近似する推定エコー信号36を生成する。エコーキ
ャンセラモジュール44は、エコー消去信号38をエラ
ー信号として使用するが、これは、如何に正確にエコー
キャンセラモジュール44が、トレーナ−60により推
定した係数を用いてエコーを推定したかを示すものであ
る。エコ−キャンセラ係数のさらなる87t F1節は
、エコー消去信号38および公知の最小2乗平均(LM
S)の適応アルゴリズムを用いて行うことができる。
トレーニングジェネレータ58は、複素周期的シーケン
ス、P (n)=Pr (n)+JPt  (n)を生
成するが、これは、2Lの周期と以下の自己関数の性質
を有するものである。
ただし、式中、 1(は、整数の遅延インデックス、 nは、時間インデックス、 Lは、周期的シーケンスの半周期、 ■2Lは、長さ2Lの円形相関Knを示す、Aは、正の
実数、および ()MOD2Lは、円形相関により必要とされるモジュ
ロ2L演算を意味する。
既述のように、トレーニングシーケンスの実数部と虚数
部は直交している。すなわち、Pr(n)とPi(n)
との間の長さ2Lの相互相関は、すべてのnに対してゼ
ロである。第2図に、P (n)の実数部と虚数部の自
己関数の性質で示す。また、このようなトレーニングシ
ーケンスの対応する電カスベクトルは、第3図に示す如
くとなる。Pr(n)とPi(n)の電カスベクトルは
、上記式(1)および(2)により与えられた相関の2
L点の離散フーリエ変換であることに注目されたい。
上記の特性を有するトレーニングシーケンスを用いて、
トレーナ−60は、複素トレーニングシーケンス12の
周期と実数のディジタル受信信号32との間の相関を計
算することにより、近距離エコーと遠距離エコーのキャ
ンセラ50と52に対するエコーキャンセラ係数を計算
する。計算した相関が、エコーキャンセラ係数の所望の
値を与えることを理解するためには、システムの動作を
示す数式を見ればわかる。
エコーチャンネルは、複素インパルス応答C(1)をも
つ線形システムとして考えることができる。伝送された
データ記号をd (nT)と表わすと、(ただし、ここ
で1Tはボー時間間隔で、nはボー間隔インデックスで
ある)各T、  y (nT)においてサンプル取りし
たシステムの出力は、次のような、入力、d (nT)
の関係となる。
y(nT) −Ra(c(nT)od(nT)]ただし
、式中、■は線形重畳演算を表わす。この例に対し、y
(nT)は、実数のサンプル取りされたディジタル受信
信号32を表わす。実際に、上記実施例にあるように、
もし受信信号26が、率3/Tにおいてサンプル取りさ
れた場合、出力信号y (t)は、y(nT+mT/3
)と表わすことができる。ただし、式中m−0,1,2
である。これは、さらに簡単にym (n)として示す
ことができる。同じ規定を用いて、c (nT+ m 
T / 3 )は、Cm (n)と書き直すことができ
るが、これは、nT+mT/3においてサンプル取りさ
れたエコーチャンネルのインパルス応答であり、式(4
)は次のようになる。
y、(n) = Ra(a、(n)ed(n)]d (
n)の代わりに複素トレーニングシーケンスP (n)
を用いてると、その結果は次のようになる。
ya(n)  m  Re(a、(n)Op(n)コ 
                、   (6)チャ
ネルがトレーニングシーケンスp (n)により十分励
起された後、もしチャネルが時間不変量である場合、実
数のエコーYm (n)は、2Lの周期で周期的である
。したがって、実数のエコーとシーケンスとの間の相関
は次のようになる。
7a(n)%LP(n) −RarC,(n)(IP(
n)l@zLp(n)     (7)Cm (n)と
p (n)をそれらの実数部と虚数部とに分離すると次
の様になる。
y、(n)の社P(r1)  − [Cmr(n)oPz(”)  −%(n)”P+(”
))■JPr(”)  ”  )P+(”)コ  (8
)ただし、式中、Cmr (n)とCmi  (n)は
、それぞれCm (n)の実数部と虚数部であり1.j
はJ7iである。
選択したp (n)の実数部と虚数部は、長さ2Lの円
形相関のもとては直交しているから、上記の式は次のよ
うになる。
y、(n)@2Lp(n)  − C−z(”)o[Pr(”)@nPr(”)] −jC
−+(”)o[Pt(n)”z!t(n)]  (9)
y、(n)@2Lp(n) = a、、((n)。a)
 ” cax((”−L)+()。21)−jC−t(
(n)ユa) ”jc、t((n−L)。a)  (1
0)Y、(n)の2Lp(n)  −C”−((n)。
2L)  ”  cII((n−L))1)。a)  
     (11)ここで、式中、′は複素共役演算を
示す。
周期性のために、0≦n≦2L−1の相関のみを考える
必要がある。式(11)から、0≦n≦2L−1の相関
結果は、Cm (n)の2つの2重バージョン(その第
1は複素共役である)を含み、それはしより以下の範囲
を有する。したがってバージョンの1つが十分の情報を
与える。
−数的には、第2図および第3図に示すように、また式
1ないし3に特定したように、トレーニングシーケンス
の性質は、以下に述べる重要な意味をもつものである。
すなわち、その目c白は、エコーチャネルのインパルス
応答を決定することである。それは、勿論、理論的にイ
ンパルスでエコチャネルを誘導することにより直接的に
決定できるものである。しかし、インパルスの使用につ
いては少なくとも1つの問題がある。そのエネルギーは
時間的にあまりにも集中しており、そのインパルスのピ
ークは、その信号を、データ信号が普通の通信の間に通
常演算しないチャネルの非線形領域に入れてしまうこと
があった。
第3図に示すように、電力を時間にわったって均等に分
布することにより、トレーニングシーケンスでもっとエ
ネルギーを伝送することができ、このようにして、伝送
信号を演算の非線形領域の中へ入れるように駆動させな
いでチャネルを十分に励起させることができる。さらに
また、第2図に示すように、自己相関関数が、インパル
ストレインであるトレーニングシーケンスを用いること
により、トレーニングシーケンスに対応するエコ一応答
とトレーニングシーケンスを単純に相関させることによ
るエコーチャネルのインパルス応答の決定を、なおいっ
そう容易にかつ直接的に行うことができる。すなわち、
結果として得られる関数、つまり、)’m (n ) 
02LP (n )は、P (n)の自己相関により表
わされるインパルストレインでチャネルを誘導すること
により得られるエコーチャネル応答に対応するものであ
る。トレーニングシーケンスの実数部と虚数部の直交す
る性質は、係数の実数部と虚数部を推定する場合、実数
部と虚数部が互に妨害しあわないことを保証する。
式(1)と(2)により与えられた相関する性質により
、式(9)の相関の各半周期は、もしエコーの全範囲が
半周期り未満である場合には、サンプル取りされたエコ
ーチャネル応答Cm (n)の推定値を与える。このよ
うにして、式(1) 、(2)および(3)により特徴
づけられた周期的シーケンスを用いることにより、Cm
 (n)の実数部と虚数部は、実数のディジタル受信信
号32のサンプルの2Lの長さの区分ならびに周期的シ
ーケンスP(n)の1つの周期の実数部および虚数部と
の間の円形相関を行なうことにより得ることができる。
推定の応答と実際の応答の虚数部の間には、もし初めの
半周期からの相関を用いる場合、符号が相違することが
ある。この場合、実数のディジタル受信信号が周期的で
あるため、エコーキャンセラ係数Cm (n)を推定す
る代りの方法としては、周期的シーケンスP (n)の
1つの周期の実数部と虚数部ならびに実数の受信信号3
2の3Lの長さの区分の間の長さ2Lの線形相関で行な
う方法がある。
3個のサブキャンセラを有するナイキストエコーキャン
セラに対し、f目間処理は、人ってくるT/3サンプル
について反復される。すなわち、式(9)がm−0,1
,2に対し反復される。このようにして、ボー当り3個
入ってくるサンプルがあり、ボー間陽当たり3個のサブ
キャンセラ係数が得られる。
数多くの周期的シーケンスが式(1)ないしく3)に記
述の性質を有する。しかし、シーケンスが、小さいピー
ク対RMS (2乗平均平方根)の比率を有する様にし
、その結果、伝送信号が非線形演算の領域に居るように
な危険を小さくすることが望ましい。この所望の性質を
有する周期的シーケンスは、その離散フーリエ変換の位
相が周波数の2乗則にしたがうものの1つとなる。その
ようなシーケンスは、次のように定義される。
(1)0≦n≦Lに対し、もし、 (a) Lが偶数の場合は、 であり、 (b) Lが奇数の場合は、 であり、ならびに (2)L≦n≦2Lに対しては、シーケンスの第2の半
分はシーケンスの第1の半分の複素共役である。すなわ
ち、 P r (n) −P r (n−L)      (
16)P i  (n) −−P i  (n−L) 
    (17)となる。
若干高いピーク対RMS比率有すると共に、余弦値がほ
とんど不必要であるため実時間に計算するのが容易であ
る別のシーケンスは、 (1)O<n<Lに対しては、 であり、 (2)L≦n<2Lに対しては、 P r (n) −P r (n−L)      (
20)p i  (n) −−P i  (n−L) 
    (21)ただし、式中、INT [(L−1)
/2]は[(L−1)/21以下で最大の整数を示す。
モデム2は、第4図に説明したアルゴリズムを具体化し
、Lの値を決定するものである。アルゴリズムは、周期
的シーケンスを構成するのに使用すべき周期を決定する
が、その結果、トレーニングシーケンスは、チャネルが
十分に励起されている場合、交互配置した、重なり合い
のない近距離および遠距離エコーを生成する。これが何
を意味するかは第5a−c図によってさらに明確に理解
できるものである。
すなわち、第5a図は、1−(]における単一インパー
ルスに対するチャネルのエコ一応答を示す。
近距離エコーがまず起こり、次に、時間的にBだけ遅延
して遠距離エコーがつづく。近距離エコーの範囲と遠距
離エコーの範囲は、それぞれN、とN2以下であること
に注目されたい。第5b図に示したインパルストレイン
によりチャネルが励起される場合、エコ一応答は、第5
C図に示すようになる。遠距離エコーが現れるまで、エ
コ一応答は一連の近距離エコーからなり、それはLボー
毎に起こるものである。Bボーが経過した後、チャネル
は十分に励起され、遠距離エコーは現れはじめるが、L
の周期だけ分離されている。エコーキャンセラ係数を計
算するために、こうして生成された近距離および遠距離
エコーを使用するには、第5c図に示したように、近距
離および遠距離エコーが重なり合っていないことが望ま
しい。さらに加うるに、2つのエコーが起る全期間りは
、できるだけ短い時間でなければならないが、その結果
、計算が最小の数のボーを含むものとなる。第4図に示
したアルゴリズムはこれら2つの基準を満足するLを選
択する。
エコーキャンセラトレーニングの期間中、ただし特別の
エコートレーニングシーケンスを伝送する前に、チャネ
ル22(ステップ100、第4図)により導入された遠
距離エコーラウンドトリップ遅延Bをモデムは測定する
。遅延Bは、トレーニング信号が伝送された後、遠距離
エコーが帰るのに要する時間の長さに等しい。遠距離エ
コー遅延を測定するためのこのような方法の1つがCC
ITTV、32規格に記載されている。
N、およびN2は、通常モデムを設計する時に決定され
ることに注目されたい。一般に、チャネルの代表的特性
を検討することにより、それらは経験的に決定される。
N、およびN2の選択は、受信が期待される対応エコー
の期間の上限になるように行われるのが望ましい。
モデム2が遠距離エコー遅延Bを測定した後、それは次
のように定義される変数にを計算する。
Ic= I NT [(B−tJ+ ) / (Nl 
十N2 )コ(ステップ110) ただし、ここで、INT [X]は、X以下で最大の整
数を意味する。
次に、モデム2は、l(を検査し、それがゼロより大き
いかどうか決める(ステップ115)。もしkがゼロよ
り大きいと、モデムは次に定義する2個のさらなる変数
P1とP2を計算する。
PI −(B+N2 )/ (k+1)(ステップ1P
2− (B−Nl )/k      (ステップ1次
に、ステップ140に対し、モデム2は次に定義する範
囲Rに整数が存在するのかどうか決定する。
P1≦R≦P2 もし、範囲R内に整数が存在すると、モデム2は、その
範囲内の最小の整数に等しいLを設定する(ステップ1
50)。すなわち、もしPiが整数であると、それはL
−P、であり、さもないと、L−INT [P+ +1
]である。
次に、モデムは、ステップ160に分岐するが、そこで
モデムは次に定義するfを計算する。
f −B  −k  L 変数fは、周期り内の遠距離エコーの位置を示す。遠距
離エコーは、fとf + N 2 1との間に位置する
。この情報を用いて、モデム2は、長さしの間隔にある
各ボーの相関計算をエコーの対応する要素に割りあてる
ステップ140に対し、もし範囲R内に整数が存在しな
い場合、次に、モデム2はステップ170に分岐するが
、そこでは、それは1だけにを減らして、ステップ12
0に帰る。ステップ120ないし140は範囲Rが整数
を含むまで反復される。
もし、ステップ115に対し、kがゼロ以下の場合、次
にモデム2は、kがゼロに等しいかどうか検査する(ス
テップ116)。もしkがゼロに等しいと、モデム2は
LをB+N2に等しく設定し、そして次に、ステップ1
60に分岐し、fを計算する。しかしながら、もしkが
ゼロより小さいと、ここでモデム2は、LをN、+N、
に等しく設定し、fをN1に等しく設定しくステップ1
18)、そして、次にアルゴリズムから出る(ステップ
119)。
アルゴリズムは、次の間隔のLを与える。
すなわち、N、+N2≦L≦2(N++N2)−i、た
だし、これはN、 、N2およびBのいずれも実用的な
値に対するものである。
アルゴリズムの有限精度における実施に対し、Lの選択
値は、不正または最適でないことがありうる。もしLが
正しくない場合、近距離エコーと遠距離エコーは重なり
合いうる。一方、もしLが最適でない場合には、得られ
た周期は最小可能周期ではない。これらのエラーは、丸
めの誤差の影響によるものである。アルゴリズムの臨界
ステージはステップ140にあり、ここでは、範囲Rは
整数の存在について検査され、またステップ110にお
いては、kの初期値が計算される。丸め誤差に関連する
問題を避けるために、アルゴリズムは第6図に示すよう
に修正してもよい。
すなわち、ステップ200および215は、それぞれ第
4図のステップ100および115に対応するものであ
る。
ステップ210は、ステップ110とは若干穴なり、す
なわちに= INT [(B  N+ )/(NI+N
2)+δ。]である。
ただし、ここで、δ0は小さい正の補正数である。
ステップ215に対し、もしkがゼロより大きい場合、
モデム2は、P+  (ステップ220)およびP2 
 (ステップ230)を計算するが、これらはさきにに
述べた点と異なる定義のものである。すなわち、 P+ −(B+N2 )/ (k+ 1)+δ1 (ス
テップ220) P 2 = (B  N r ) / k+61  (
ステップ2式中、δ、は小さい補正数である。
次に、ステップ240に対し、モデム2は、さきに定義
したような範囲Rに整数が存在するか決定する。すなわ
ち、 P、≦R≦P2 しかしながら、この検査でPiは、もしその少数部がし
きい値δ2より小さい場合、整数として取扱われる。
以上のように、もし範囲R内に整数が存在する場合、モ
デム2は、範囲内でLを最小の整数に等しく設定する(
ステップ250)。すなわち、もしPiが整数である場
合、L = P +となり、そうでない場合、L= I
NT [P+ 1 +1となる。モデム2は、次にステ
ップ260に分岐するが、そこではモデム2は、fをさ
きに定義したように計算する。すなわち、 −B−kL 最後に、モデム2は、N (< f < L  N 2
かどうか決定する(ステップ280)。もしそうである
場合、アルゴリズムは停止する(ステップ219)。
もし、整数が範囲内に存在しない場合(ステップ240
)、またはfが定義した間隔内に入っていない場合(ス
テップ280)、モデム2は、ステップ270に分岐し
、そこで、それは1だけにを減少する。次に、それはス
テップ215に戻りアルゴリズムの条件を満足するLが
見出されるまでステップを繰り返えす。
ステップ215においては、もしkがゼロ以下の場合、
モデム2は、第4図に示すアルゴリズムのステップ11
6に対応するステップ216に分岐する。実際、ステッ
プ216に分岐した後のシーケンスは、第4図に説明し
たものと同じである。
すなわち、モデム2は、第4図におけるそれぞれステッ
プ117と118と同一のステップ217と218を実
行する。
補正数δ。とδi、およびしきい値δ2は、計算におい
て使用した語長および丸みづけ方式に依存する。計算に
使用する語長は、好ましくは十分に長くなければならな
い。例えば、16ビツトの固定小数点演算を使用する場
合、倍精度計算が好ましい。この場合、実験では、δ。
−2−156、=2−14およびδ =2−12のとき
、アルゴリズムは正しいLを計算し、ステップ280は
不要となる。
近および遠距離エコーキャンセラの係数の初期値は、次
のように計算する。特別トレーニングシーケンスの必要
な半周期しは、上述のようにBの値に基づき1算される
。トレーナ−60ば、次に実時間でLの値にしたがって
、必要な周期的複素トレーニングシーケンスを計算する
。計算したトレーニング複素シーケンスは、次に、少な
くともk ” +4半周期または(1(”+4)Lボー
の間、トランスミッタにより伝送される。ただし、もし
1(≧0の場合は、m′−にであり、そうでない場合に
は、k−−0であり、またLの決定の間に1(が得られ
る。トレーニングシーケンスの少なくともに′+1半周
期、または(k−+1)Lボーを伝送した後、トレーナ
−60は、第7図に示す3つのバッファ70.72およ
び74に実数の受信ディジタル信号サンプル32を記憶
させる。これらのバッファ70,72.74は、おのお
の少なくとも2Lサンプルの長さであるT間隔の遅延線
である。さらに別の2Lボー後、各バッファが2Lサン
プルを受信した後、およびトランスミッタが周期的シー
ケンスを送信しつづけている間、トレーナ−60は、コ
リレイタフ6a−fを用いて、周期的トレーニングシー
ケンスの1周期の実数部と虚数部と入力サンプルとの相
関を実行しはじめる。)t]関は、もし2L長さのバッ
ファ70.72および74での同一サンプルが使用され
る場合の円形相関であるか、またはボー当り3つの新サ
ンプルを受信する先入れ先出しくF I FO)バッフ
ァが代りに使用される場合の線形相関のどちらかである
。実数係数は、相関結果から直接に得られる。一方、係
数の虚数部は、相関結果を(−1)kで乗じたものに等
しい。3つの複素係数が、ボー当り計算されると仮定し
て、N1ボーの期間は、近距離エコーキャンセラ50の
すべての係数を計算することに使用される(第1図参照
)。遠距離エコーキャンセラ52の係数は、近距離エコ
ーキャンセラ係数を計算するのと同じ方法で計算する。
遠距離エコーギャンセラ52の係数は、N2ボーで計算
することができる。
モデムは、計算された遠距離エコーキャンセラ係数を使
用し、PRC56の変数係数を設定する。
PRC56は、ディジタル位相同期ループ(PLL)技
術、例えば1989年3月140発行の″エコー消去”
と題する米国特許番号第4,813.073号に記載す
る方法およびそこに参照の方法を用いることができる。
PRC56におけるPLLをトレーニングするためには
、フェーズロール周波数を正確に推定し、遠距離エコー
電力を測定することが必要である。モデム2は、第8図
に説明するアルゴリズムを実行して、これら特性値の両
者を計算する。
遠距離エコーフェーズロールの周波数をωpラジアン/
Sと仮定すると、遠距離エコーは、exp[jωpt]
だけ変調される。時間T1において受信される遠距離エ
コーは、フェーズロールのない遠距離エコーと相対的な
位相回転ω1) T +ラジアンを有する。もし周波数
ωpが比較的低く、2L長さのセグメントにおいて受信
信号サンプルのすべてが近似的にほぼ同じ位相回転を有
する場合、上述した如くのトレーニングシーケンスと受
信信号との間の相関の性質は近似的に成立する。
時間T1における受信信号を用いる推定遠キャンセラ係
数は、exp [jωpT+1を乗じたフェーズロール
なしの推定係数に等しいものである。
同様に、後の時間T、における推定された同じ遠gt[
エコーキャンセラ係数には、exp[、tωpT2]が
乗ぜられる。そして、フェーズロール周波数ωpは、こ
れら2つの遠エコーキャンセラ係数の間の角度の差Φ−
(T2−T、)ωp、を時間の差T、−T、で割ること
により推定することができる。推定操作を下に述べる。
第1.に、モデム2は上述の相関方法(ステップ300
)を用い、遠距離エコーキャンセラ係数の少なくとも2
つの集合を計算する。係数の第1の集合は、時間T1に
対応して計算され、係数の第2の集合は、時間T2に対
応して計算されるが、これは時間T1の後Dボーで行わ
れるものである。
実際上、Dは別の正の整数値であることができるが、D
−Lを選択するのが便利である。次に、ステップ310
に対し、モデム2は、計算された遠用Nエコーキャンセ
ラ係数の2つの集合間の推定位相差を1算する。
推定位相差を決定する一つの方法は、n1算された遠距
離エコーキャンセラ係数の2つの集合における対応する
係数のそれぞれの間の位相差、φ6.。、の正弦を計算
することによって行なわれる。 sinφ6.。は、次
のように計算された係数と関係する。
これは次のように近似できる。
ただし、式中、cm、+  (n)とCl−1,1(n
)はC6(n)の実数部と虚数部であり、ここで、それ
ぞれm−0,1,2であり、Ic、(n)lは、C,(
n)の大きさであり、および2つの計算された係数の大
きさは等しいと仮定するものである。
もし、角度φユ1.の絶対値が小さく、例えば20度未
満とすると、 φ1..七sinφ7.。
となる。
理論的には、遠距離エコー係数のいずれか1つの対の間
の角度は同一でなければならない。しかしながら、ノイ
ズおよび他の妨害は、この関係の妥当性を無効にする可
能性がある。したがって、ノイズまたは妨害の影響を削
減し、フェーズロール周波数の推定値の正確さを向上す
るためには、推定された角度を遠距離エコー係数の対の
すべてにわたって平均してもよい。すなわち、ステップ
310に対し、モデム2は下記の計算を行うことができ
る。
AVG (φ)−Σs、n  EL  va、n φm
、nここで、式中、AVG (φ)が角度の偏りのない
推定値であることが確実であるために、Σ。3、a、、
、−1となる]。
最適の重みa 1.7を得るために、a 、@、。をc
’ s、I  (n) +C’ m、t  (n) /
Σnm[C’ +++、l  (n)+C2,,、(n
)]に等しいと設定するのが好ましい。これを行うと、
AVG(φ)は、次に等しくなることに注目されたい。
電力を決定する。
平均角度の推定法としては、各係数の角度を算出し次に
算出した角度をすべて平均するよりも、むしろ、いま述
べた式を計算することにより平均角度を推定することの
方が望ましい。その理由は、いま述べた式を用いる方法
においては、除算は1個のみであるのに対し、各係数の
角度をすべて平均する方法においては、多くの除算を含
むからである。商業的に使用できるディジタル信号プロ
セッサを使用する場合でも、除算は、時間を浪費し効率
の悪い処理であるから除算の数を最小にすることは望ま
しいことである。
推定位相差の計算の後、モデム2は、AVG(φ)をD
 T = T 2− T tにより割ることにより、平
均フェーズロール周波数の推定値を計算する(ステップ
320)。
最後に、ステップ330に対し、モデム2は次の関係式
を計算することにより遠距離エコーのPtm I:、c
バ1)d(n−1)  −11f(n)l  −1d(
n−111”L:ilc、(1)I”ただし、上式中、
上の棒記号は集団平均演算であることを表わし、d (
n)は伝送されるデータ記号を示す。
Pfの値は、次にPRC56のPLL係数の最適の位取
りのために使用される。
モデムは、第9図に示すように、多重プロセッサアーキ
テクチャにより実行できる。すなわち、それは、総合制
御とデータ移動機能を行なうポストプロセッサ62有す
ると共に、トランスミッタとエコーキャンセラの機能を
行う信号処理エレメント64を有する。ただし、これは
上述のアルゴリズムの実行を含むものであるが、レシー
バ40の機能を行う別の信号処理エレメント66を有す
るものである。
この種のモデムは一般には、クレシ(Qureshi)
らの1984年3月6日出願のプロセッサインタフニー
回路と題する米国特許出願番号第586,681号およ
びその参照に記載がある。
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明は、直接にはエコーキャンセ
ラ係数を推定するものであるが、その場合反復した最適
値にアプローチをするのに数千ボーものトレーニング時
間がかかるという°ことはない。さらに、計算のために
エコ一応答データを集積しなければならない期間はチャ
ネルの全エコー遅延より非常に少ない期間に削減できる
。したがって、本発明は、非常に高速のエコーキャンセ
ラトレーニングを得られるものであり、それは従来のモ
デムにおいて得られたものよりはるかに速いものである
本発明は、さらにエコーキャンセラ係数の最適値に非常
に近い値を得ることができ、残留エコーはその最適値の
2dB以内となる利点を有するものである。従って、代
替法例えば最小2乗平均(LMS)アルゴリズムを用い
て、さらにトレーニングすることが不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、エコー消去モデムのブロック図である。 第2図は、第1図に示すエコーキャンセラをトレーニン
グするのに使用する複素周期的トレーニングシーケンス
の自己相関の性質を示す図である。 第3図は、第2図に示す自己相関の性質を有する複素周
期的シーケンスの電カスベクトルを示す図である。 第4図は、複素周期的トレーニングシーケンスの周期を
決定するためのアルゴリズムの流れ図である。 第5a図〜第5C図は、第1図に示したモデムが通信を
行う代表的チャネルのエコ一応答を示す図である。 第6図は、複素周期的シーケンスの周期を決定するため
の別のアルゴリズムの流れ図である。 第7図は、トレーナの詳細を示すための第1図に示した
エコー消去モデムの1部のブロック図である。 第8図は、遠距離エコーのパワーおよびフェーズロール
周波数を決定するためのアルゴリズムの流れ図である。 第9図は、本発明を実施するモデムのより具体的なブロ
ック図である。 2・・・エコーキャンセルモデム 4・・・人力回線 6・・・スクランブラ/エンコーダ 8・・・変調装置 10・・・搬送波信号 12・・・ディジタル伝送信号 14・・・トランスミッタフィルタ 16・・・D/A変換器 18・・・ローパスフィルタ 20・・・アナログ信号 22・・・チャネル 24・・・ハイブリッドカブラ 26・・・受信信号 28・・・帯域通過ろ波器 30・・・A/D変換器 32・・・ディジタル受信信号 34・・・コンバイナ 36・・・推定エコー信号 38・・・エコー消去した信号 40・・・レシーバ 42・・・受信データビットの流れ 44・・・エコーキャンセラモジュール46・・・遅延
回線 48a、b・・・信号のグループ 50・・・近距離エコーキャンセラ 52・・・遠距離エコーキャンセラ 54・・・加算器 56・・・フェーズロール補償器 58・・・訓練信号ジェネレータ 60・・・トレーナ− 62・・・上位処理装置 64・・・信号処理エレメント 66・・・信号処理エレメント

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)遠隔ディバイスとチャネルを通して両方向に通信
    するためのモデムにして、 チャネルを通して情報を伝送するためのトランスミッタ
    と、 実数のエコー信号を含むチャネル上の信号を受信するた
    めのレシーバと、 変数の係数を有するエコーキャンセラモジュールとして
    、実数のエコー信号を推定するためのエコーキャンセラ
    と、 トランスミッタに複素トレーニング信号シーケンスを供
    給すると共に、複素トレーニング信号シーケンスと対応
    する実数のエコー信号のみとの間の相関に基づく変数の
    係数を計算するためのトレーナーモジュールと、を具備
    することを特徴とするモデム。
  2. (2)複素トレーニングシーケンスが、周期的であるこ
    とを特徴とする請求項1または41に記載のモデム。
  3. (3)複素トレーニングシーケンスは、シーケンスの実
    数部と虚数部が互に直交する性質を有することを特徴と
    する請求項1に記載のモデム。
  4. (4)複素トレーニングシーケンスは、実数部の自己相
    関が第1インパルストレインであり、虚数部の自己相関
    が第2インパルストレインである性質を有することを特
    徴とする請求項1または41に記載のモデム。
  5. (5)複素トレーニングシーケンスは、Lが整数である
    場合の2Lの周期おび第1および第2インパルストレイ
    ンの周期で周期的となっており、1方が2Lの周期で周
    期的であると、他方がLの周期で周期的であることを特
    徴とする請求項4に記載のモデム。
  6. (6)複素トレーニングシーケンスは、Lが整数である
    場合の2Lの周期を有すると共に、該複素トレーニング
    シーケンスは、式P(n)=Pr(n)+jPi(n)
    、の形式で表現される、ただし式中、Pr(n)は、n
    次複素信号点の実数部、Pi(n)は、n次複素信号点
    の虚数部、nは、時間インデックス、jは、√(−1)
    であって、P(n)は以下の自己相関の性質を持つ、 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ここで、式中において、 O_2_Lは円形相関演算を表わし、Aは正の定数、(
    )_M_O_D_2_Lは円形相関演算により使用され
    るモジュロ2L演算を表わす、 ことを特徴とする請求項1または41に記載のモデム。
  7. (7)トレーニングシーケンスは、Lが整数の場合、周
    期2L有すると共に、該複素トレーニングシーケンスは
    、式P(n)=Pr(n)+jPi(n)の形式で表現
    される、 ただし、式中、Pr(n)はn次複素信号点の実数部、
    Pi(n)はn次複素信号点の虚数部、nは時間インデ
    ックス、jは√(−1)であって、Pr(n)とPi(
    n)は次式で表現される。 a、0≦n<Lに対し、もし i、Lが偶数の場合は、 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、 11、Lが奇数の場合は、 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、 b、L≦n≦2Lにおいては、 i、Pr(n)=Pr(n−L)、および ii、Pi(n)=−Pi(n−L)である、ことを特
    徴とする請求項1または41に記載のモデム。
  8. (8)トレーニングシーケンスは、Lが整数である場合
    の周期2Lを有すると共に該複素トレーニングシーケン
    スは式P(n)=Pr(n)+jPi(n)の形式で表
    現される、ただし式中、Pr(n)はn次複素信号点の
    実数部、Pi(n)はn次複素信号点の虚数部、nは時
    間インデックスおよびjは√(−1)であって、Pr(
    n)とPi(n)は次式で表現される、 a、0≦n<Lにおいては、 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、 b、L≦n<2Lにおいては、 i、Pr(n)=Pr(n−L)、および ii、Pi(n)=−Pi(n−L) である、 ここで、式中、INT[(L−1)/2]は[(L−1
    )/2]以下で最大の整数を示す、ことを特徴とする請
    求項1または41に記載のモデム。
  9. (9)エコー信号は、概略N_1Tの範囲を有する近距
    離エコーおよび概略N_2Tの範囲を有する遠距離エコ
    ーを含み、ここで、N_1とN_2は整数であり、Tは
    該トレーニング信号シーケンスの記号時間間隔であり、
    近距離エコーと遠距離エコーは遅延BTにより分離され
    ており、トレーニングシーケンスは変数Lの整数倍に等
    しい周期を有する周期的シーケンスであるモデムにして
    、このモデムは、さらに、 i、(B−N_1)/(N_1+N_2)以下の整数に
    を選択し、 ii、実質上次に定義する間隔R: [(B−N_2)/(k+1)]≦R≦[(B−N_1
    )/k]に存在する整数に等しいLを設定することによ
    り、 変数Lの値を決定するための計算要素を具備することを
    特徴とする請求項1または41に記載のモデム。
  10. (10)整数kが、(B−N_1)/(N_1+N_2
    )以下で最大の整数であることを特徴とするの請求項9
    に記載のモデム。
  11. (11)Lが、間隔Rに存在する最小の整数となるよに
    選択することを特徴とする請求項9に記載のモデム。
  12. (12)周期が、2Lに等しいことを特徴とする請求項
    9に記載のモデム。
  13. (13)遠距離エコーが、フェーズロールを有し、エコ
    ーキャンセラモジュールの演算をフェーズロール周波数
    の推定値を特定とすることにより制御し、計算した相関
    を用いてエコーキャンセラにおける変数の係数の集合を
    決定するモデムにして、このモデムは、さらに、 i、エコーキャンセラ係数の第1集合と第2集合との間
    の位相差を計算し、ここで集合の両者は、トレーナーモ
    ジュールにより生成されたものであり、エコーキャンセ
    ラ係数の第1集合は時間T_1に対応し、エコーキャン
    セラ係数の第2集合は後の時間T_2に対応し、 ii、計算された位相差を時間差T_2−T_1により
    割ってフェーズロール周波数の推定値を得るための計算
    要素を具備することを特徴とする請求項1または41に
    記載のモデム。
  14. (14)計算した位相差は、エコーキャンセラ係数の第
    1および第2集合の対応する要素間の位相差の重量平均
    であることを特徴とする請求項13に記載のモデム。
  15. (15)チャネルを通って遠隔ディバイスに信号を伝送
    し、遠隔ディバイスから信号を受信し、受信信号は概略
    N_1Tの範囲を有する近距離エコーおよび概略N_2
    Tの範囲を有する遠距離エコーとを含み、N_1とN_
    2は整数であり、Tは該トレーニング信号シーケンスの
    記号時間間隔であり、近距離エコーと遠距離エコーは遅
    延BTにより分離されているモデムにして、このモデム
    が、 エコーキャンセラと、 エコーキャンセラをトレーニングするために変数Lの整
    数倍に等しい周期を有する周期的トレーニングシーケン
    スを生成するトレーニングジェネレータと、 i、(B−N_1)/(N_1+N_2)以下の整数を
    選択し、 ii、実質上次に定義する間隔R: [(B−N_2)/(k+1)]≦R≦[(B−N_1
    )/k]に存在する整数に等しいLを設定すること、 により変数Lの値を決定するための計算要素と、 を具備することを特徴とするモデム。
  16. (16)整数kは、(B−N_1)/(N_1+N_2
    )以下の最大の整数であることを特徴とする請求項15
    に記載のモデム。
  17. (17)Lを間隔Rにおいて存在する最小の整数である
    ように選択することを特徴とする請求項15に記載のモ
    デム。
  18. (18)周期が2Lに等しいことを特徴とする請求項1
    5に記載のモデム。
  19. (19)チャネルを通って遠隔ディバイスに信号を伝送
    し、遠隔ディバイスから信号を受信するためのモデムに
    おいて、受信信号は対応付けしたフェーズロールを有す
    るエコー信号を含み、このモデムはエコーキャンセラモ
    ジュールを含み、その動作をエコーキャンセラ係数の集
    合とフェーズロール周波数の推定値を特定することによ
    り制御するモデムにして、 受信信号に存在するエコーに基づくエコーキャンセラ係
    数の集合を生成するためのトレーナー回路と、 i、エコーキャンセラ係数の第1集合と第2集合との間
    の位相差であって、集合の両者はトレーナー回路により
    生成された集合であり、エコーキャンセラ係数の第1集
    合は時間T_1に対応し、エコーキャンセラ係数の第2
    集合は後の時間T2に対応するような位相差を計算し、
    ii、計算された位相差を時間差T_2−T_1で割っ
    てフェーズロール周波数の推定値を得るための計算要素
    と、 を具備することを特徴とするモデム。
  20. (20)計算した位相差は、エコーキャンセラ係数の第
    1と第2の集合の対応する要素間の位相差の重量平均で
    あることを特徴とする請求項19に記載のモデム。
  21. (21)実数のエコー信号の推定値を生成するように設
    定されうる変数の係数を有するエコーキャンセラをトレ
    ーニングする方法にして、 チャネルに複素トレーニング信号シーケンスを適用し、 チャネル上の複素トレーニングシーケンスに対応する実
    数のエコー信号を受信し、 複素トレーニング信号シーケンスと、対応する実数のエ
    コー信号のみとの間の相関を計算し、計算した相関に基
    づく変数の係数を設定する、各ステップからなることを
    特徴とする方法。
  22. (22)複素トレーニングシーケンスが周期的であるこ
    とを特徴とする請求項21または42に記載の方法。
  23. (23)複素トレーニングシーケンスは、シーケンスの
    実数部と虚数部が互に直交する性質を有することを特徴
    とする請求項21に記載のモデム。
  24. (24)複素トレーニングシーケンスは、実数部の自己
    相関が第1インパルストレインであり、虚数部の自己相
    関が第2インパルストレインである性質を有することを
    特徴とする請求項21または42に記載の方法。
  25. (25)複素トレーニングシーケンスは2Lの周期、お
    よび第1と第2のインパルストレインの周期で周期的に
    なっており、1方がLが整数の場合の2Lの周期で周期
    的であると、他方がLの周期で周期的である、ことを特
    徴とする請求項24に記載の方法。
  26. (26)複素トレーニングシーケンスは、Lが整数の場
    合の2Lの周期を有し、該複素トレーニングシーケンス
    は、式P(n)=Pr(n)+jPi(n)の形式で表
    現される、ただし、式中、Pr(n)はn次複素信号点
    の実数部、Pi(n)はn次複素信号点の虚数部、nは
    時間インデックス、jは√(−1)であって、P(n)
    は以下の自己相関の性質を有し、 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ここで、式中: O_2_Lは円形相関演算を表わし、Aは正の定数、(
    )_M_O_D_2_Lは円形相関演算により使用され
    るモジュロ2L演算を表わす、 ことを特徴とする請求項21または42に記載の方法。
  27. (27)トレーニングシーケンスは、Lが整数である場
    合の周期2Lを有し、該複素トレーニングシーケンスは
    、式P(n)=Pr(n)+jPi(n)の形式で表現
    される、ただし、式中、Pr(n)はn次複素信号点の
    実数部、Pi(n)はn次複素信号点の虚数部、nは時
    間インデックス、jは√(−1)であって、Pr(n)
    とPi(n)は以下の式で表現される、 0≦n<Lにおいて、もし、 i、Lが偶数の場合は、 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、および ii、Lが奇数の場合は、 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ あり、ならびに、 L≦n<2Lにおいては、 i、Pr(n)=Pr(n−L)、および ii、Pi(n)=−Pi(n−L)である、ことを特
    徴とする請求項21または42に記載の方法。
  28. (28)トレーニングシーケンスは、Lが整数の場合の
    周期2Lを有し、ただしL該複素トレーニングシーケン
    スは式P(n)=Pr(n)+jPi(n)の形式で表
    現される、ただし、式中、Pr(n)はn次複素信号点
    の実数部、Pi(n)はn次複素信号点の虚数部、nは
    時間インデックス、jは√(−1)であって、Pr(n
    )とPi(n)は以下の式で表現される。 0≦n<Lにおいては、 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、 L≦n<2Lにおいては、 i、Pr(n)=Pr(n−L)、および ii、Pi(n)=−Pi(n−L) である、 ここで、式中、INT[(L−1)/2]は[(L−1
    )/2]以下で最大の整数である、ことを特徴とする請
    求項21または42に記載の方法。
  29. (29)エコー信号は、概略N_1Tの範囲を有する近
    エコーおよび概略N_2Tの範囲を有する遠距離エコー
    を含み、N_1とN_2は整数であり、Tは該トレーニ
    ング信号シーケンスの記号時間間隔であり、近距離エコ
    ーと遠距離エコーは遅延BTにより分離されており、ト
    レーニングシーケンスは変数Lの整数倍に等しい周期を
    有する周期的シーケンスからなる方法にして、この方法
    がさらに、 (B−N_1)/(N_1+N_2)以下である整数k
    を選択し、 実質上次に定義する間隔R: [(B−N_1)/(k+1)]≦R≦[(B−N_1
    )/k]に存在する整数に等しいLを設定する、 各ステップを具備することを特徴とする請求項21また
    は42に記載の方法。
  30. (30)整数kは、(B−N_1)/(N_1+N_2
    )以下で最大の整数であることを特徴とするの請求項2
    9に記載の方法。
  31. (31)Lは、間隔Rに存在する最小の整数であるよに
    選択されることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  32. (32)周期が2Lと等しいことを特徴とする請求項2
    9をに記載の方法。
  33. (33)遠距離エコーが、フェーズロールを有し、エコ
    ーキャンセラの動作が、フェーズロール周波数の推定値
    を規定することによって制御され、計算された相関が、
    エコーキャンセラ係数を決定することに用いられる方法
    にして、 上記方法が、さらに、 エコーキャンセラ係数の第1および第2集合の間の位相
    差を計算する、ただし、上記両集合は、トレーナーモジ
    ュールによって生成され、第1の集合は、時間T_1に
    対応し、第2の集合は、時間T_2に対応する、 フェーズロール周波数の推定を得るため計算された位相
    差を時間差T_1−T_2で割る、各ステップから成る
    ことを特徴とする請求項21または42に記載の方法。
  34. (34)計算された位相差が、エコーキャンセラ係数の
    第1および第2の集合に対応する要素間の位相差の重量
    平均であることを特徴とする請求項33記載の方法。
  35. (35)エコーキャンセラをトレーニングするための周
    期的トレーニングシーケンスを構築する期間を計算する
    方法にして、トレーニングシーケンスがチャネルに供給
    され、約N_1Tの範囲を有する近距離エコーおよび約
    N_2Tの範囲を有する遠距離エコーとを含むエコー信
    号となり、N_1とN_2は整数であり、Tは該トレー
    ニング信号シーケンスの記号時間間隔であり、近距離エ
    コーと遠距離エコーは、遅延Tにより分離されており、 上記方法が、 (B−N_1)/(N_1+N_2)以下の整数にを選
    択し、 実質上以下に定義する間隔R: [(B−N_2)/(k+1)]≦R≦[(B−N_1
    )/k]に存在する整数の整数倍に等しい期間を設定す
    る、 各ステップから成ることを特徴とする方法。
  36. (36)整数kが、(B−N_1)/(N_1+N_2
    )より小さい最大整数であることを特徴とする請求項3
    5に記載の方法。
  37. (37)Lが、インバータRに存在する最小整数から選
    ばれることを特徴とする請求項35に記載の方法。
  38. (38)整数倍が、2と等しいことを特徴とする請求項
    35に記載の方法。
  39. (39)モデムによって受け取られたエコー信号のフェ
    ーズロールを推定する方法にして、上記モデムが、エコ
    ーキャンセラモジュールを含み、その動作が、エコーキ
    ャンセラ係数の集合とフェーズロール周波数の推定値を
    特定することにより制御され、この方法が、 受信エコー信号に基づくエコーキャンセラ係数の第1お
    よび第2信号の集合を生成し、ここで、第1の集合は、
    時間T_1に対応する、第2の集合は、時間T_2に対
    応するエコーキャンセラ係数の第1および第2の集合の
    間の位相差を計算する、 計算された位相差を時間差、T_2−T_1で割ってフ
    ェーズロール周波数の推定値を得る、各ステップから成
    ることを特徴とする方法。
  40. (40)計算した位相差が、エコーキャンセラ係数の第
    1と第2の集合の対応する要素間の位相差の重量平均で
    あることを特徴とする請求項39に記載の方法。
  41. (41)遠隔ディバイスとチャネルを通して両方向に通
    信するためのモデムにして、 チャネルを通して情報を伝送するためのトランスミッタ
    と、 実数のエコー信号を含むチャネル上の信号を受信するた
    めのレシーバと、 変数の係数を有するエコーキャンセラモジュールとして
    、実数のエコー信号を推定するためのエコーキャンセラ
    と、 トランスミッタに複素トレーニング信号シーケンスを供
    給すると共に、複素トレーニング信号シーケンスと対応
    する実数のエコー信号のみとの間の相関に基づく変数の
    係数を計算するためのトレーナーモジュールとを具備し
    、 上記複素トレーニングシーケンスが、その実数部と虚数
    部とが互いに直交する性質を持っていることを特徴とす
    るモデム。
  42. (42)実数エコー信号の推定値を生成するように設定
    される変数の係数を有するエコーキャンセラをトレーニ
    ングする方法にして、 チャネルに複素トレーニング信号シーケンスを適用し、 チャネル上の複素トレーニングシーケンスに対応する実
    数のエコー信号を受信し、 複素トレーニング信号シーケンスと、対応する実数のエ
    コー信号のみとの間の相関を計算し、計算した相関に基
    づく変数の係数を設定する、各ステップから成り、 上記複素トレーニングシーケンスが、その実数部と虚数
    部とが互いに直交する性質を持っていることを特徴とす
    る方法。
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