JPS59144225A - フイルタ係数の初期設定方法及び装置 - Google Patents

フイルタ係数の初期設定方法及び装置

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JPS59144225A
JPS59144225A JP59015966A JP1596684A JPS59144225A JP S59144225 A JPS59144225 A JP S59144225A JP 59015966 A JP59015966 A JP 59015966A JP 1596684 A JP1596684 A JP 1596684A JP S59144225 A JPS59144225 A JP S59144225A
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JP
Japan
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signal
sequence
duration
echo canceller
echo
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JP59015966A
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English (en)
Inventor
バーマン・バラジエシエ
ロジヤー・ピエール・ジヨゼフ・アレキシス
ロイ・ベルナール・イブ・ギドー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Telecommunications Radioelectriques et Telephoniques SA TRT
Original Assignee
Telecommunications Radioelectriques et Telephoniques SA TRT
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Publication date
Application filed by Telecommunications Radioelectriques et Telephoniques SA TRT filed Critical Telecommunications Radioelectriques et Telephoniques SA TRT
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Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
    • H04B3/238Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers using initial training sequence

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トランシーバ装置に組込まれ、伝送搬送波の
位相変動を受ける信号りを受信する近距離エコーキャン
セラと、測定した遠距離エコーの遅延τGこほぼ等しい
遅延を追朋的に受ける信号りを受信する遠距離エコーキ
ャンセラとを具え、所定サンプリングレートで作動し、
伝送路に供給きれた信号に応答して受信路に発生する主
として無遅延近距離エコー及び遅延遠距離エコーより成
るエコーイ言号を消去するエコー消去装置に用いられる
フィルタのフィルタ係数を初期設定する方法及び装置に
関するものである。
エコーキャンセラは、一方向伝送路に供給され力信号に
応答して一方向受信路に生じた不所望のエコーを自動的
に打消すため、調整自在の係数を有するフィルタによっ
て形成され、二方向伝送回線に接続されたデータ伝送変
復調装置に組み込まれた適応型装置として既知である。
従来のエコーキャンセラは、一般に国内及び国際地上回
線に生じる無遅延或いは比較的小さな遅延の土コー信号
を打消すように設計されている。
しかし、国際通信が通信衛星を介して行われる傾向が増
えてくると、2個の無線中継局間の衛星中継器(サテラ
イトリンク)全包含するこの種の回線において、無遅延
或いは小さな遅延の、衛星中継器前の回線部分に生じる
近距離エコーと、同様に衛星中継器後の回線部分に生じ
、これがため衛星中継器の電波伝搬時間に特に依存する
著しい遅延τに左右される遠距離エコーとが、変復調装
置の受信路に生じるようになる。従って静止衛星を用い
得るか或いは用い得なくとも及び接続に応じた地上回線
が異なっても、国際交換回路網における遠距離エコーの
遅延を約220〜a s o msの範囲の値と想定し
て概算することができる。
各々が10m5乃至数十msの範囲の比較的短持続時間
を有するが遅延τの長時間間隔で分割される近距離エコ
ー及び遠距離エコーから構成されるx :] −(g 
%を打消すために、ステファン・ビー・ウニインスティ
ン(Stephen B、 Weinstein) (
7)論文「ア バスバンド データ ドリブン エコー
キャンセラ フォー フルデュプレックス トランスミ
ッション」から既知である、 上述の配置を有するエコー消去装置を用いることは有効
である。前記論文は会誌「ジャーナルアイイーイーイー
 トランザクションズJ (TheJournal I
EEE Transactions) (D l977
年7月号第00M−25巻7号654〜666ページに
掲載されている。この配置は、適応型遅延線フィルタを
具え、このフィルタは、直接送信路から信号を受信する
と共にフィルタ係数を適切に調整する場合には近距離エ
コーのコピーを送信する。又他の適応型遅延線フィルタ
を具え、このフィルタは測定済み遠距離エコー遅延に等
しい遅延に左右される送信路・から信号を受信すると共
にフィルタ係数が適切に調整される場合には遠距離エコ
ーのコピーを送信する。この2個のフィルタから送信さ
れた信号の総計を受信信号から減じることにより、受信
路の近距離及び遠距離エコーを打消す。粗くとも最低限
遠距術エコーの遅延τを前もって測定する必要があるこ
の配置は、適応型フィルタを用いるのに好適であるが、
複雑な点は適当ではない。
遠距離エコーの遅延τの測定後2個の適応フィルタの係
数を調整するため、有用なデータの全二重伝送前のトレ
ーニング期間中にウニインスタイン(7) 論文で提案
されたグラジェントアルゴリズムを用いる。このアルゴ
リズムで係数を反復sixし、漸近的に最適値に近づけ
、2個のエコーキャンセラを緩やかな収束に導くように
する。
本発明の目的は、任意の所望の方法即ち前述のウニイン
スタインの論文或いは1982年12月30日に本出願
人名で出願されたフランス国特許願第8222124号
に記述された方法により達成し得る遠距離エコー遅延時
間τの前もっての測定後、近11gエコーキャンセラ及
び遠距離x :+ −キー? > セラのフィルタ係数
を迅速に初期設定する方法及び装置を提供せんとするに
ある。
本発明は、相補°゛ゴレイ°゛シーケンスよって測定し
た遅延τの関数に従って制御される時間間隔Δにより夫
々次々にエコーを発生するアイディアに基づいている。
これら相補シーケンスは、コ゛レイによる論文(「コン
ブリメンタリイ シリーズ」、アイアールイー トラン
ザクションズ発行1961年4月第1T−17巻第82
〜87ページ)に記載されている。これら相補シーケン
スは、非周期的自己相関人数を有しており、加算するこ
とによりこの関数の有するサイドローブを打消すように
する。この時間間隔は常に連続的に離散しており、送信
シーケンス及び受信信号間の相関の計算によって2個の
エコーキャンセラのフィルタ係数の決定が許されるよう
な時間間隔である。
本発明の方法はトランシーバ装置に組込まれ、伝送搬送
波の位相変動を受ける信号りを受信する近距離エコーキ
ャンセラと、測定した遠距離エコ・−の遅延τにほぼ等
しい遅延を追加的に受ける信号りを受信する遠距離エコ
ーキャンセラとを具え、所定サンプリングレートで作動
し、伝送路に供給された信号に応答して受信路に発生す
る主として無遅延近距離エコー及び遅延遠距離エコーよ
り成るエコー信号全消去するエコー消去装置に用いられ
るフィルタのフィルタ係数を所期設定するに当り、(a
)主ローブが同一符号、サイドロープがほぼ同一の絶対
値及び逆符号を有する非周期的自己相関関数を呈する同
一持続時間dの一対の相補シークンスS及びCを各々が
具える少くとも2つの連続トレーニングシーケンスより
成るトレーニンク信号を前記伝送路に供給し、各S及び
Cシーケンスは測定した遅延τの関数として決まる可変
持続時間Δの時間間隔を適宜後続させて各トレーニング
シーケンスにS又はCシーケンスに応答して発生する遠
距離エコーが、後続のトレーニングシーケンスの予定時
間間隔内にこの後続トレーニングシーケンスのS又は0
シーケンスに応答して発生する近距離エコーの現われる
時間間隔の直後に現・われるようにし;(b)第1シー
ケンス後に伝送された各トレーニングシーケンスの持続
時間中、(1)相関信号を計算して受信した信号から取
出し且つ前記サンプリングレートでサンプルされた信号
と、Sシーケンスの持続時間及び後続の持続時間Δ中は
エコーキャンセラにSシーケンス中供給された信号りの
共役値によって構成されると共に、Cシーケンスの持続
時間及び後続の持続時間Δ中はエコーキャンセラにCシ
ーケンス中供給された信号りの共役値によって構成され
る基準信号との間に相関を与え、tglsシーケンスの
持続時間及び後続の持続時間Δ中に形成される相関信号
に遅延d+Δを与え、(8)該遅延した相関信号とCシ
ーケンスの持続時間及び後続の持続時間Δ中形酸される
相関信号との相の信号を形成し+ (C) 0シーケン
スに続く2つの連続時間間隔中前記相の信号を近距離エ
コーキャンセラ次いで遠距離エコーキャンセラにルート
割当てして上記2つの連続時間間隔中この和信号によっ
てこれを直列形態として近距離エコーキャンセラの係数
及び遠距離エコーキャンセラ・の係数を構成するように
したことを特徴とする。
衛星り〉りを含む通信システムにおいて、一度接続を確
立したなら、一般に1 mSの100倍を超過する持続
時間Δの沈黙期間をおくことは許され得ない。これがた
め、これら時間間隔Δの間じゆう補充信号を送信する必
要がある。一方向時にこれら補充信号がエコーキャンセ
ラの係数を形成する時間間隔中に寄生信号を確実に発生
させないようにする必要がある。これら寄生信号を排除
するため、本発明の方法の一実施例において、伝送され
たトレーニングシーケンスの時間間隔Δは補充(フィル
−イン)信号を具え、2つの連続トレーニングシーケン
スにおいて2つのSシーケンスに続く時間間隔Δに対し
ては補充信号A及びAを用い、2つのCシーケンスに続
く時間間隔Δに対しては補充信号B及びBを用い、これ
ら補充信号を適宜定めてA+A−0及びB+B−0とな
るようニジ、これにより充分な数のトレーニングシーケ
ンスを伝送して偶数の伝送されたトレーニングシーケン
スの持続時間中相関信号の和信号を計N L・得るよう
にすると共にトレーニングシークンスの持続時間の2倍
の時間中計算されたこれら和信号を蓄積して近距離エコ
ーキャンセラ、次いで遠距離エコーキャンセラにルート
割当てを行う和信号を形成し、この和信号によってこれ
らエコーキャンセラの係数を構成し得るようにする。
第1図に示すエコー消去装置を設けた変復調装置は、(
ハイブリッド)結合回路4を経て二方向伝送路に結合さ
れる送信路1及び受信路2を具える0 送信路1をベースバンド信号Bを供給するデータソース
5に接続する。このデータソースにおいてデータはクロ
ック発生器7により供給されるクロックレー)Hでの値
に変換し得る。もし必要なら振幅変調と組み合わせて位
相変調を変復調装置に使用すると想定する。2状態(0
−180’)位相変調の場合において、ベースバンド化
g B ハ、実数信号である。4状態或いは8状態位相
変調の場合において、ベースバンド信号Bは、各周期外
で送信されるデータに一致する位相ジャンプを受ける合
成信号である。信号Bを回路6に供給し、この回路にお
いて、信号の位相は各周期1/aごとに伝送のため使用
される搬送波の位相変動Δψ(この周期1/a中の)だ
け増加する。実際に変調を行なう場合、回路6により供
給される信号りは複素数である。それは仮にベースバン
ド信号Bが実数である場合には、搬送波の位相変化に左
右されてしまうからである。複素信号りを複素信号用帯
域通過フィルタ8に供給する。このフィルタの通過帯域
は伝送に用いられる搬送波の周波数の中心に置かれてい
る。帯域通過フィルタ8は、アナログ変調された搬送波
信号を供給し、この信号は送信アクセスに加えられる。
搬送波の変調速度はクロック周波数Hで決定される。例
えば標準化変復調装置が8位相変調を用いる場合には、
変調速度は1600ボー、搬送波の周波数は1800 
Hzである。この値で複素信号りは、0と7π/4との
間の8個のπ/4の倍数の任意位相であると想定し得る
。結合回路4の受信アクセスにおいて、遠隔変復調装置
のデータで変調され、伝送路上を送信され、受信器9で
処理されるよう意図した搬送波信号だけが現出する。受
信器9は送信されたデータを復元する機能を有する。実
際上、有効な信号を送信路1を経て遠隔変復調装置の方
向に送信する場合に、特に伝送路8の2線/4線結合回
路に生成された不所望のエコー信号が結合回路4の受信
アクセスで現われ、受信器9によるデータの復元を妨害
する。前述したように、伝送路3が衛星中継器を含む場
合には、この不所望のエコー信号は、ローカル変復調装
置と衛星中継器との間に発生した無遅延近距離エコーと
、衛星中継器との遠隔変復調装置との間に発生した遠距
離エコ゛−とを同時に含み得る。
これら2種類のエコーはほぼ同じ持続時間を有しており
、せいぜい数十msである。しかし遠距離エコーは、近
距離エコーと比較して、例えば220〜630 msに
変化し得る遅延を有する。
近距離エコー及び遠距離エコーにより形成されたエコー
信号の消失を経済的に達成するため、データ信号りを処
理すると共に第1図に示す配置を有するキャンセリング
装置を使用できるようにする。上述したように、この搬
送波の位相変動により変調された信号りは複素数であり
、複素信号を処理するようにエコー消去装置を設計する
。簡単化のため変復調装置に受信した信号を変調速度H
でサンプルをとると想定する。これにはエコー消去装置
により処理されるデータ信号りを変調速度Hでサンプル
をとるのも含める。実際には、もしエコー信号を消去す
るため、受信信号をシャノンの定理を満足するようにH
の倍数(H’−qH)であるサンプリングレートH′で
サンプルをとらねばならないなら、各々1/qH,のタ
イムシフトと共にサンプリングレー)Hで別々に動作す
るq個のII −エコーサブキャンセラを用い得る。
第1図のエコーキャンセリング装置は遅延線の機能を行
なうメモリ10−1及び11を特に具える近距離エコー
キャンセラと、遅延線の機能を遂行するメモリ12−1
を特に具える遠距離エコーキャンセラ12とを包含する
。3個の遅延線10−1.11及び12−1を縦続配置
し、信号りを受信する。
近距離エコーキャンセラ10は、計算回路1〇−2を具
え、この回路はメモリ10−3にストアされた複素加重
係数と相俟って遅延線10−1にストアされた信号りの
サンプルの加重総計を形成−する。遅延線10−1は近
距離エコーの最大持続時間にほぼ等しい遅延τ、を生成
する。遅延線11は遅延τ−τ、を生成して信号りのサ
ンプルが遠距離エコーの遅延τにほぼ等しい遅延をとも
なって遅延線12−1の入力に到達するようにする。こ
の遅延τを例えば上述のウニインスタインの論文或いは
フランス特許項第8222124号記載の方法の任意の
既知方法により測定し、測定がら得られ遅延τに関する
情報をメモリ13にストアされたと想定する。遠距離エ
コーキャンセラ12は計算回路12−2を具え、この回
路は、メモリ12−3にストアされた複素加重係数と共
に遅延線12−1にストアされた信号りの遅延サンプル
の加重総計を形成する。
近距離エコーキャンセラ1o及び遠距離エコーキャンセ
ラ12は、複素係数と相俟って遅延線フィルタを形成し
、計算回路12−2及び12−2で計算される出力信号
ε、及びりを加算器14に供給する。加算器14から送
り出された信号ε、+Δ ε、を差分回路15の(−)入力に供給する。この差分
回路を結合回路4と受信器との間の受信路2に差分回路
の(+)入力及び出力を介して挿入する。
メモリー0−3及び12−3にストアされた近距離エコ
ーキャンセラー0及び遠距離エコーキャンセラ12の加
重係数を適宜調整して両エコーキャンセラの遅延線フィ
ルタにより供給される信号εp及びε は受信路2に現
われる近距離エコー信号ε。
! 及び遠距離エコー信号ε7に特に等しいようにしなけれ
ばならない。この調整の結果、近距離及び遠距離エコー
から得られる信号εp+ε7を差分回路15の出力信号
から実際的に消去できる。
近距離及び遠距離エコーキャンセラのフィルタ係数の調
整は一般に差分回路15からの出力信号の平均2乗値を
最小とするようにグラジェントアルゴリズムに基づいて
遂次反復により達成する。
けれどもウニインスタインの上述の論文により支持され
る方法において、装置が稼動し始めるときに係数の初期
化のため必要とされる時間は、係数が最適値に向って漸
近的に近づくため必然的に長くなる。本発明は、近距離
及び遠距離エコーキャンセラの係数の迅速な計算を可能
とする方法及びエコー消去装置の稼動開始までの間に用
いることができる方法を提供する。
本発明による方法を用いて、フィルタ係数を計算するの
に用いられる近距離及び遠距離エコーを発生するため、
ベースバンド信号Bを、適切なデータ発生器5の助けを
得て送信路lを経て送信する。このベースバンド信号B
は、第2図のタイムチャート図2aの助けをかりて記載
される構造及び特性を有する少なくとも2個の連続した
トレーニングシーケンスから構成する。このタイムチャ
ート図において、例えば発信瞬時1−0に開始し連続し
て送信された同一の持続時間Tを有する3個のトレーニ
ングシーケンスA□、A2及びA、が図示されている。
各シーケンスは、同一の持続時間dを有すると共に変調
速度Hで生じる特定数のビットから構成する相補シーケ
ンスS及びCの対を具える。例えば各シーケンスは、1
600Hzの率で生じるビットの4 o msの持続時
間dに一致する64ピツトから構成し得る。これら相補
シ−ケンスS及びCの対は、同じ符号の主ローブとほぼ
同じ絶対値で反対符号のサイドローブとを有する非周期
的自己相関関数を有する。相補シーケンスS及びCの対
の重要な特性は、もし非周期的自己相関関数を加えるな
ら、2個の主ロープは相互に補強し、一方サイドローブ
は実質に相殺することである。
考察し易いようにするため、上述の相補シーケンスS及
びCを2進数から形成すると想定した。
これがため相補シーケンスS及びCは実数信号である。
しかしまた複素信号で形成すると共にシーケンスの非周
期的自己相関関数に関して同じ特性を備えている相補シ
ーケンスS及びCを使用することも可能である。
各相補シーケンスS或いはCは、遠距離エコーの測定済
み遅延τの関数として決定される可変持続時間Δの時間
間隔で次々と発生する。このことハ次にタイムチャート
図2aと結びついたタイムチャート図2bの助けをかり
て説明する。タイムチャー)2bにおいて、トレーニン
グシーケンスA、 、 A2およびA8の相補シーケン
スS及びCを夫々開始から順に時間間隔pをおいて図示
する。
これら時間間隔pは持続時間りを有し、この持続時間り
は多くてもシーケンスS或いはCの開始に生じるディラ
ックインパルスにより生成した近距離エコーの伝送路の
インパルス応答の分である。
時間間隔Δを適宜定めて第1シーケンスA1の開始での
ディラックインパルスにより生成された遠距離エコーの
伝送路のインパルス応答が、例えば次のシーケンスA2
或いはA8の間の時間間隔pのすぐ次の持続時間りを持
つ時間間隔を中に起こる。
故に第1シーケンスA1のシーケンスS及びCの開始に
生じるディラックインパルスによす生成された遠距離エ
コーは、ディラックインパルスの発生した瞬間に関係す
る遅延τ−τ2で、第2シーケンスA、の時間間隔l中
に生じ得る。またこの遠距離エコーは、第3シーケンス
A8中の時間間隔ての間に遅延τ−τ8で生じ得るし、
或いは図示してないが、他の次のシーケンス中にも生じ
得る。
遠距離エコーの測定された遅延τに応じて持続時間Δの
実際の決定は装置16で行なう。この装置16はメモリ
13の中にあった遅延τに関する情報を受信し、持続時
間Δを特徴づける情報をデータ発生器5に供給する。デ
ータ発生器5は、前記情報の関数としてトレーニングシ
ーケンスの持続時間Δを修正するよう配置される。
装置16の動作を次に考察する。
時間間隔Δは、間隔p及びtの持続時間の合計に等しい
持続時間2Dを持つ固定部分及び持続時間εを持つ可変
部分を具えて、結果としてΔ−2D+εとなるようにす
る。タイムチャート図2 a及び2bからすぐにT−2
(d+2D+ε)。
τ−kT+D(ただしkは整数)が導き出せる。
ところで第1シーケンスA1の開始のディラックインパ
ルスの結果として生じる遠距離エコーは、第2シーケン
スA2+第3シーケンスAδ或いは第4シーケンスA4
 (図示せず)中に生じたものに応じて値に−1,に−
2或いはに−8をとる。
他方、時間間隔Δの可変部分εを変調間隔に等−しいス
テップか或いは1/Hのステップで決定しなければなら
ない。ところでHは変調速度である。
これがため、ε−m / Hと書き得る。
上記関係式をすでに与えたT、τ及びεに用いに得られ
る。
例えばシーケンスS或いはCの持続時間に対してd−4
oms、間隔p或いはlの持続時間に対してD−30m
S、変調速度に対してH−1600H2をとると、単位
msで表現される遅延τに対して T −200k +1.25 km + :30   
  (1)を得る。
各測定された遅延に対してパラメータk及びmを適宜選
択して式(1)を満足させるようにしなければならない
。表工は測定される遅延τの考え得る値のいくつかの範
囲に対して選択されるkの値の表を下に掲げる。また各
τの範囲に対して値mの応じた範囲も与える。
表  1 280≦τ<4i110  K−10≦m460480
≦T<680に一20≦m〈80680≦τ≦780に
一80≦m(:40測定される遅延τの各値に対して、
式(1)を満足させ、時間間隔Δの可変部分ε(ε−m
tt)を形成し得るようにし、最終的に時間間隔Δを形
成し得るようにするmに対する値を得ることができる。
当業者には、論理的方法及び既知の計算方法を経て装置
16を思いつくのは簡単であろうし、各測定された遅延
τに応じて時間間隔Δの持続時間を特徴づけるqk及び
mの両値を見い出すのもわけないであろう。適切なトレ
ーニングシーケンスの伝送のためこの持続時間を特徴づ
けるこの両値をデータ発生器5に送信し得る。
適当な持続時間特性Δを備える第1トレーニングシーケ
ンスA1の伝送後、結合回路4の受信アクセスに現われ
る受信信号の処理を本発明の方法により遂行する。この
処理はトレーニングシーケンスの開始点から始め、この
処理中に第1トレーニングシーケンスA1により生成さ
れた遠距離エコーが現われる。このシーケンスの処理開
始点は、遅延τ=τ2或いはτ8(即ちに−1或いは2
)にt存する第2シーケンスA2或いは第3シーケンス
Aδである。これからは第2トレーニングシーケンスの
開始点から処理を始めるものと想定する。
本発明の方法において、かかる処理は、受信信号の複素
型と基準信号の複素型との間の相関信号から形成する全
信号の第1信号から構成し、基準信号は、シーケンス部
の複素共役値Sp”或いはシーケンスCpの複素共役値
Op+の何れか一方から構成し1、各々相補シーケンス
S及びCであるシーケンスSp及びOpは搬送波の位相
変動ΔP1即ちシーケンスS及びCに応答する回路6に
より供給されたシーケンスに左右される。タイムチャー
ト2aと結びつけてタイムチャート2Cを見ると、シー
ケンスSの伝送の持続時間及びこの送信シーケンスSの
すぐ次の持続時間Δに対する基準信号は複素共役値Sp
  である。シーケンスCの伝送持続時・間及び送信シ
ーケンスCのすぐ次の持続時間Δに対する基準信号は複
素共役値Op” ”Cある。第2シーケンスA2の開始
点で選択された例において処理開始する持続時間に対し
て形成される基準信号をタイムチャート図2Cに図示す
る。
回路6により送付されるシーケンスSp及びCpは、 Sp = S eXp (j27rfct)Op ==
Oexp (j zπfct )と書き得る。ところで
、fCは送信搬送波の周波数であり、2πfCtはこの
搬送波の位相で時間とともに変化する。
各トレーニングシーケンスの開始点で搬送波の位相が同
じならば、基準シーケンスSp  及びCp”に類似の
シーケンスSp及びCpは、初期シーケンスS及びCに
相補的に類似である0即ち・もしシーケンスの非周期的
自己相関関数を加えるならば、2個の主ロープを互いに
増強し、その反面サイドロープを実際に相互に相殺する
。第1゛図において各トレーニングシーケンスの開始点
で回路6に供給されたシーケンスSp及びCpの位相を
固定値φ。にリセットするため搬送波の位相状態を、同
期信号Syにより保証する。
上述の処理は例えば第1図のような装置で行なえ得る。
受信信号を受信路2から受けとり、回路50に送り出す
。この回路50は、90°移相器を具えて受信信号の虚
数部分を形成し、受信信号から構成する複素信号を実数
部分及び虚数部分として送り出す。故に形成された受信
複素信号をサンプリング回路17に供給してサンプリン
グレートHでサンプルをとる。サンプリングされた受信
信号を制御信号に□により動作するルーチング回路に供
給して基準信号がシーケンスSp  であるときに時間
間隔d+Δの開位置Sを占有し、基準信号がOp  で
あるときに時間間隔d+Δ中に位置Cを占有する。制御
信号に□は、制御回路18により生成され、一方は変調
速度Hから開始し、他方は持続時間の変数Δを特徴づけ
る情報から開始する。
ルーチング回路19で位置Sを取るが或いは位置Cを取
るかにより、サンプリングされ受信した複素数信号をシ
フトレジスタ2o或いは21に供給し、両シフトレジス
タは周波数Hのシフトパルスで受信する。これらシフト
レジスタは送信されたシーケンスS或いはCの持続時間
dに応じてエレメント数nを有する。即ちa −40m
s及びH−1600Hzに対してn−64(Dxレメン
トを有する。他方基準シーケンスsp′及びCp′のエ
レメント数nを夫々メモリ22及び23にストアする。
タイムチャート図2dに示す制御信号が、第1シーケン
スA□の次の一定のトレーニングシーケンス中のシーケ
ンスSp+及びCp”のn個のエレメントを、メモリ2
2及び23に並列に供給できるようにする。タイムチャ
ート図2dの信号に2において、2個のトレーニングシ
ーケンス中に信号のビットが現出する。制御信号に2は
制御回路18に生成される。
メモリ22の出力に現われるシーケンスSp“のエレメ
ント及びシフトレジスタ20’の出方に並列に現われる
受信信号の複素数サンプルを、これらエレメントとサン
プルとの積の総和をとる計算回路24に供給して相関信
号E8を形成するようにする。同様にメモリ28の出方
に現われるシーケンスCp  のエレメント及びシフト
レジスタ21の出力に現われる受信信号の複素数サンプ
ルから計算回路25により相関信号E0を算出するよう
にする。
また直ちに理解できるように、サンプリング回路17の
出力とシーケンスSp“及びcp”を交互に供給するメ
モリ22とに永続的に接続されたシフトレジスタ2oを
接合的に有している計算回路24のような単一の計算装
置により相関信号Es及びE。を算出し得る。従って計
算装置は、第1図に示すように2経路に分配されて相関
信号Es及びE。を交互に供給する。
トレーニングシーケンスの時間間隔Δ中の信号送信のな
い状態を想定し、相関信号E8及びE。に近距離エコー
及び遠距離エコーの寄与の出現中の時間間隔をタイムチ
ャー)2e及び2fに表現する。タイムチャート図2e
において、近距離エコーの相関信号Esへの寄与は、第
2トレーニングシーケンスA2から送信された各シーケ
ンスの次の持続時間りを持つ時間間隔p′中に出現する
また遠距離エコーの相関信号Esへの寄与は、各時間間
@p′の次の持続時間りを持つ時間間隔l′に出現する
。タイムチャート図2fにおいて、近距離エコーの相関
信号E。への寄与は、第2トレーニングシーケンスA2
から送信された各シーケンスCの次の持続時間りを持つ
時間間隔p″中に出現する。また遠距離エコーの相関信
号E。への寄与は、各時間間隔p#の次の持続時間を持
つ時間間隔l#中に出現する。
相関信号Esは、遅延回路26の助けをかりてトレーニ
ングシーケンスの持続時間Tの半分の持続時間d+Δだ
け遅延される。この遅延回路26は、回路16から持続
時間の変化量Δの情報を受信し、持続時間の変化量Δの
関数として変化する遅延d+Δを起こさせる。遅延され
た相関信号ESと相関信号E。とを加算器27で互、い
に加え合餐 わせる。基準シーケンスSp 及びCp  のその合計
した非周期的自己相関関数が主ローブだけが零でない関
数を形成する相補的な特性のため、合計信号ES+Eo
は、時間間隔p″中の近距離エコーの経路のインパルス
応答と、時間間隔l″中の遅延τを生成する経路を遮断
する遠距離エコーの経路のインパルス応答とを表現する
。実際には合計信号ES+Eoをサンプリングレー)H
でサンプルをとるタメ、近距離エコー路のインパルス応
答のサンプル、即ち一連の近距離エコーキャンセラの係
数を時間間隔p′中に得、また遠距離エコー路のサンプ
ル、即ち一連の遠距離エコーキャンセラの係路を時間間
隔l′中に得る。
これまで考察してきた時間間隔Δ中の送信信号がない場
合には、2個のトレーニングシーケンスA 及びA2だ
けを送信し、適切なタイムウィンドつの助けを得てシー
ケンスA2中に形成される信号E8+Eoから2個のエ
コーキャンセラの係数を抽出することができる。しかし
信号対雑音比を向上させるため、信号からエコーキャン
セラの係数を抽出する前にトレーニング信号の周期Tの
数周期に隔って信号E8+Eoを累積することは有効で
ある。
例えばタイムチャート図2hに2個のトレーニングシー
ケンスA2及びA8に隔って形成される信号ES+Eo
を累積した結果の信号2 (E8+Eo)を図示する。
この場合シーケンスA8の時間間隔p′と同一の時間を
有するタイムウィンドウの間中一連の近距離エコーキャ
ンセラの係数を得ることができ:、シーケンス八8の時
間間隔!″と同一時間を有するタイムウィンドウの間中
に一連の遠距離エコーキャンセラの係数を得ることがで
きる。
第1図において、合計信号Es+Eoの累積動作を加算
器27の出力に接続された累算器28の助けを得て行な
うと共に図示のように配置された加算器29及び遅延回
路30の助けを得て達成する。
遅延回路8oは、トレーニングシーケンスの周期Tに等
しいと共に周期Tが可変持続時間Δの関数であるため可
変持続時間Δにより制御される遅延を生成する。累算処
理は、信号に2により限定される周期Tの相当数の周期
の間に達成し得る。例えば、第2図のタイムチャートの
場合は2周期である。
累算器28の出力を、一方は断続器の接点の形で図示し
たゲートa1を経て近距離エコーの係数メモリ10−8
に接続し、他方はゲート32を経て遠距離エコーの係数
メモリ12−3に接続する。
これらゲート31及び32を制御回路18により発生さ
れると共にシーケンスA8の時間間隔p′及びtNの間
中各々ゲートを導通させる制御信号に8及びに、により
夫々制御する。
これまでトレーニングシーケンスの時間間隔Δの間中信
号を伝送しない場合を考察していた。しかし衛星通信を
時分割により果たすには、多くの場合持続時間Δが特定
の接続に依存する斯る周期の沈黙を許容することは不可
能である。そこで時間間隔Δの中に信号を満たして送信
する必要がある。けれども近距離エコー及び遠距離エコ
ーキャンセラノ係数を抽出する間中のタイムウィンドウ
の寄生信号からの結果として相関信号Es+Eoは、こ
れら補充信号(fill−in signal )に依
存する項を具える。
これら寄生信号を補充信号を用いることにより排除する
ことができる。それは、連続した2個のトレーニングシ
ーケンスにおいてそれと一致する2個の時間間隔Δに補
充信号を加え合わせて零にすることである。例えばタイ
ムチャートlN2aに示すように第1シーケンスAよの
第1及び第2時間間隔Δを夫々任意の信号A及びBで満
たすことができる。しかし第2シーケンスA2の第1及
び第2時間間隔を信号τ及び五で満たしてA+A−0及
びB+B−0,となるようにしなければならない。
同様に補充信号A及びBを第3シーケンスA8等に用い
る。信号A及びBはまったく同一であり、例えば交互に
+1及び−1のシーケンスにより簡単に構成され得る。
補充信号A、A、B及びBと相俟って、寄生信号項を得
る。寄生信号項は、有効な相関項に重畳して、第2シー
ケンスA2の持続時間中ではシーケンスSp”を持つ信
号A及びシーケンスOp”を持つ信号Bの相関の結果得
られ、第8シーケンスA8の持続時間中ではシーケンス
Sp“を持つ信号A及びシーケンスOp  を持つ信号
Bの相関の結果得られる。
これらシーケンスA2及びA8の持続時間中に相関を完
了させた結果を累積するなら、寄生相関項を一切相殺す
ると共にタイムウィンドウにおいてはシーケンスA8の
時間間隔p″及び!′により限定され、補充信号により
生じた寄生信号に制約を受けないで近距離及び遠距離エ
コーキャンセラの係数を得る。
上記限定された補充信号を用いる場合には、トレーニン
グ信号の周期は2Tである。即ち補充信fA、B或いは
A、Bを具えるシーケンスの2倍の持続時間である。信
号対雑音比を向上させるIめ、相関の結果を周期2Tの
倍数、即ちシーケンスの持続時間Tの倍数でもある 1 キ右寄手持続時間の間中に累積し得る。
第1図において、本発明による方法及びそれGこ応じた
装置類を、エコー消去装置が変調速度H&こ等しいサン
プルレートを持つ信号りを処理する場合に対して説明し
てきた。
前記したように、エコー消去装置をサンプルレ−)E[
’−qH即ちHの倍数でサンプルをとった信号りで動作
させるように決定し得る。この場合・エコー消去装置を
q個の分岐で構成し、各分岐は、時間配分された信号の
サンプルにサンプリングレー)Hで動作されると共に第
1図のような配置で構成する。即ち装置10に類似の近
距離エコーサブキャンセラ及び遅延線11に類似の遅延
線及び装置12に類似したエコーサブキャンセラを有す
る装置である。q個の近距離エコーサブキャンセラ友び
q個の遠距離エコーサブキャンセラの係数を初期化する
ため、本発明による方法を用I/)で、サンプリングレ
ー) H’ −qHを持つ受信信号のサンプルをとり、
素子19〜32により形成される初期化装置に夫々類似
したq個の初期化装置に隔Hで動作して分岐を有する近
距離エコー及び遠距離エコーサブキャンセラの係数を与
える。
今まで説明してきたように本発明の方法は、相関信号E
8及びE。を形成するため受信信号の複素数型を用いる
ことにより近距離及び遠距離エコーキャンセラの複素係
数を1段で得ることができる。
けれども本発明による別の方法で、受信信号の複素数型
を形成することなしに複素係数を得ることもできる。故
に90°移相器を有する回路50を使用しなくても複素
係数を得ることができる。第1段階において、基準信号
Bを形成する選択された連続なトレーニングシーケンス
を、信号発生器5の助けを得て生成する。回路6におい
て、この信号Bを同相の送信搬送波の位相変動Δψにさ
らして信号りを形成するようにする。直接受信信号を用
いることにより(即ち回路50を省略することによす)
、近距離エコーキャンセラに対して説明したように正確
に複素係数に1pを得・及び遠距離エコーキャンセラに
対して複素係数に17を得る0第2段階において、同じ
ベースバンド信号Bを信号発生器5の助けを得て発生す
る。けれどもこの信号Bを回路6において直角位相送信
搬送波の位相変動Δψにさらして信号jDを形成するよ
うにする。第1段階で相関信号ES及びE。を形成する
に関して直接受信信号を用いること及び同じ基準信号S
p  及びOp”を用いることにより、近距離エコーキ
ャンセラに対して複素係数に2Pを得て、遠距離エコー
キャンセラに対して複素係数に2tを得る。
近距離及び遠距離エコーキャンセラに対して用いられる
係数Kp及びに7を、両段の端部で形成される係数を加
算することにより得る。即ちこの変更例において、回路
50を形成する90°移相器を省略する長所は、係数の
初期化時間が2倍かかる事実により帳消しされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を行なうための近距離及び遠距
離エコーキャンセラ及び係数の初期化装置を有するブロ
ック回路図、 第2図は、本発明の詳細な説明するためのタイムチャー
ト図である。 1・・・送信路      2・・・受信路3・・・伝
送路 4・・・(ハイブリッド)結合回路 5・・・データソース   7・・・クロック発生器8
・・・帯域通過フィルタ 9・・・受信器 10・・・近距離エコーキャンセラ 11 、13 、22 、23・°°メモリ12・・°
遠距離エコーキャンセラ 14 + 27.29・・・加算器 15・・・差分回路     17・・・サンプリング
回路18・・・制御回路     19・・・ルーチン
グ回路20 、21・・・シフトレジスタ 24 、25・・・計算回路   26・・・遅延回路
28・・・累算器      81.&2・・・ゲート
50・・・90°移相器を有する回路。 特許出願人  テレコミユニカシオン・ラジオエレクト
リック・工・テレホニク・テ・アール・テ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 L トランシーバ装置に組込まれ、伝送搬送波の位相変
    動を受ける信号りを受信する近距離エコーキャンセラと
    、測定した遠距離エコーの遅延τにほぼ等しい遅延を追
    加的に受ける信号りを受信する遠距離エコーキャンセラ
    とを具え、所定サンプリングレートで作動し、伝送路に
    供給された信号に応答して受信路に発生する主として無
    遅延近距離エコー及び遅延遠距離エコーより成るエコー
    信号を消去するエコー消去装置に用いられるフィルタ係
    数を所期設定するに当り、(a)主ローブが同一符号、
    サイドローブがほぼ同一の絶対値及び逆符号を有する非
    周期的自己相関関数を呈する同一持続時間dの一対の相
    補シーケンスS及びCを各々が具える少くとも2つの連
    続トレーニングシーケンスより成るトレーニング信号を
    前記伝送路に供給し、各S及びCシーケンスは測定した
    遅延τの関数として決まる可変持続時間Δの時間間隔を
    適宜後続させて各トレーニングシーケンスにS又はCシ
    ーケンスに応答して発生する遠距離エコーが、後続のト
    レーニングシーケンスの予定時間間隔内にこの後続トレ
    ーニングシーケンス、のS又はCシーケンスに応答して
    発生する近距離エコーの現われる時間間隔の直後に現わ
    れるようにし;(b)第1シーケンス後に伝送された各
    トレーニングシーケンスの持続時間中、(1)相関信号
    を計算して受信した信号から取出し且つ前記サンプリン
    グレートでサンプルされた信号と、Sシークンスの持続
    時間及び後続の持f&時間Δ中はエコーキャンセラにS
    シーケンス中供給さnた信号りの共役値によって構成さ
    れると共に、Cシーケンスの持続時間及び後続の持続時
    間Δ中はエコーキャンセラにCシーケンス中供給された
    信号りの共役値によって構成される基準信号との間に相
    関を与え、(2)Sシーケンスの持続時間及び後続の持
    続時間Δ中に形成される相関信号に遅延d+Δを与え、
    (8)該遅延した相関信号とCシーケンスの持続時間及
    び後続の持続時間Δ中形酸される相関信号との和の信号
    を形成し; tC)aシーケンスに続く2つの連続時間
    間隔中前記和の信号を近距離エコーキャンセラ次いで遠
    距離エコーキャンセラにルート割当てして、上記2つの
    連続時間間隔中この和信号によってこれを直列形態とし
    て近距離エコーキャンセラの係数及び遠距離エコーキャ
    ンセラの係数を構成するようにしたことを特徴とするフ
    ィルタ係数の初期設定方法。 λ 充分な数のトレーニングシーケンスを伝送して少く
    とも2つの伝送されたトレーニングシーケンスの持続時
    間中相関信号の和信号を計算し得るようにし、トレーニ
    ングシーケンスの持続時間中計算されたこれら和信号を
    蓄積して近距離エコーキャンセラ、次いで遠距離エコー
    キャンセラにルート割当てを行う和信号を形成し、この
    和信号によってこれらエコーキャンセラの係数を構成す
    るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のフィルタ係数の初期設定方法。 & 伝送されたトレーニングシーケンスの時間間隔Δは
    補充(フィルーイシ)信号を具え、2つの連続トレーニ
    ングシーケンスにおいて2つのSシーケンスに続く時間
    間隔Δに対しては補充信号A及びAを用い、2つのCシ
    ーケンスに続く時間間隔Δに対しては補充信号B及びB
    を用い、これら補充信号を適宜定めてA+A−0及びB
    +B−0となるようにし、これにより充分な数のトレー
    ニングシーケンスを伝送して偶数の伝送されたトレーニ
    ングシーケンスの持続時間中相関信号の和信号を計算し
    得るようにすると共にトレーニングシーケンスの持続時
    間の2倍の時間中計算されたこれら和信号を蓄積して近
    距離エコーキャンセラ、次いで遠距離エコーキャンセラ
    にルート割当てを行う和信号を形成し、この相信号によ
    ってこれらエコーキャンセラの係数を構成するようにし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフィル
    タ係数の初期設定方法。 表 相関信号を受信した信号の複素変換により計iする
    と共にエコーキャンセラの係数を伝送搬送波の位相変動
    を受ける単一トレーニング信号によって形成するように
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項
    の何れかに記載のフィルタ係数の初期設定方法、五 相
    関信号は、受信した信号から直接計算すると共にエコー
    キャンセラの係数は、伝送搬送波の位相変動を受ける第
    1トレーニング信号を用いて形成した係数と、伝送搬送
    波の位相変動を直交的に受ける第2トレーニング信号を
    用いて形成された係数とを加算して得るようにしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項の何れか
    に記載のフィルタ係数の初期設定方法。 & 特許請求の範囲第1項記載の方法を実施する装置に
    おいて、受信信号を処理する手段として、(a) Sシ
    ーケンスの持続時間及び後続の持続時間Δ中受信信号か
    ら取出した信号とエコーキャンセラにSシーケンス中供
    給される信号の共役値との相関信号を第1経路に形成す
    ると共にCシーケンスの持続時間及び後続の持続時間Δ
    中受信信号から取出した信号とエコーキャンセラにCシ
    ーケンス中供給される信号の共役値との相関信号を第2
    経路に形成するルート割当兼相関手段と、(b)後続の
    持続時間Δの関数として可変遅延を行い、前記第1経路
    の信号を持続時間(d+Δ)だけ遅延する遅延手段と、
    (O)前記第1経路の遅延相関信号及び前記第2経路の
    相関信号から和信号を形成する加算手段と、(d)Cシ
    ーケンスに続く2つの連続時間間隔中近距離エコーキャ
    ンセラに次いで遠距離エコーキャンセラに前記相信号を
    ルート割当てするルート割当手段とを具えることを特徴
    とするフィルタ係数の初期設定装置。 マ、 所定数のトレーニングシーケンス中に形成される
    和信号を蓄積し、該蓄積相信号によって近距離エコーキ
    ャンセラ及び遠距離エコーキャンセラにルート割当てを
    行う信号を形成する手段を更に具えることを特徴とする
    特許精求の範囲第6項記載のフィルタ係数の初期設定装
    置。
JP59015966A 1983-01-31 1984-01-31 フイルタ係数の初期設定方法及び装置 Pending JPS59144225A (ja)

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