JPH0228832Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0228832Y2
JPH0228832Y2 JP1982125890U JP12589082U JPH0228832Y2 JP H0228832 Y2 JPH0228832 Y2 JP H0228832Y2 JP 1982125890 U JP1982125890 U JP 1982125890U JP 12589082 U JP12589082 U JP 12589082U JP H0228832 Y2 JPH0228832 Y2 JP H0228832Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid container
circumferential groove
opening edge
concave circumferential
upper opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982125890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5927736U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12589082U priority Critical patent/JPS5927736U/ja
Publication of JPS5927736U publication Critical patent/JPS5927736U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0228832Y2 publication Critical patent/JPH0228832Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、外装ケース内に液容器を収容した二
重壁構造の液体容器に関するものである。
従来のこの種の液体容器として第1図に示すよ
うなポータブルクーラが知られているが、この従
来の液体容器では、外装ケース32内に収容され
た液容器33は、それぞれアルミニウム又はステ
ンレス等の耐熱性及び耐蝕性良好な金属板からな
る有底筒状の容器部33aと環状の肩部33bと
をその外周部においてカシメ結合して形成されて
いる。
しかしながら、この従来の液体容器では、液容
器33は容器部33aと肩部33bとをカシメ結
合して構成されているため、液容器33のための
部品点数が多くなるとともにカシメ結合のための
作業が面倒となり、さらに液容器33の全体(容
器部33aと肩部33b)が比較的高価な金属板
で形成されているため、液体容器のコストが高く
なるという問題があつた。
又、この従来の液体容器では、液容器33の肩
部33bと液体容器本体31の肩部材34との間
に無駄な空間Sが形成され、その分だけ液容器3
3の容量が小さくなる(又は液体容器が大型にな
る)という問題があつた。
本考案は上記した従来の液体容器の問題点を改
善するとともに、液容器と肩部材の接合部のシー
ル性を良好にすることを目的としてなされたもの
である。
本考案は、液体容器本体の上部を構成する環状
の肩部材の外周部に外装ケースの上部開口縁を結
合し、さらに該外装ケース内に液容器を収容した
液体容器において、前記肩部材の外周部寄りの下
面に下方に向けて突出し且つ下面に凹周溝を形成
した内環状壁を一体形成して、該内環状壁の凹周
溝内に前記液容器の上部開口縁に形成した外向き
カーリング部を環状パツキンを介して密嵌させた
ことを特徴としている。
以下、図示の実施例に基づいて本考案の液体容
器を説明すると、第2図ないし第4図には本考案
第1実施例、第5図には同第2実施例、第6図に
は同第3実施例の液体容器が示されている。な
お、この各実施例においては液体容器としてポー
タブル型のものが採用されている。
第2図ないし第4図に示す第1実施例の液体容
器は、外装ケース2内に液容器3を収容してなる
二重壁構造の液体容器本体1の上部に蓋8によつ
て開閉される給液口7を設けて構成されている。
外装ケース2と液容器3の間には断熱材9が充
填されている。
液体容器本体1の上部には環状の肩部材4が設
けられている。
この肩部材4は合成樹脂によつてて環状に成型
されたもので、該肩部材4の外周部4aには下方
に向け突出する環状の外周壁5が、又、該肩部材
4の外周部4a寄り下面には同じく下方に向けて
突出する内環状壁6がそれぞれ一体形成されてい
る。
又、肩部材4の中央部には上方に向けて突出す
る筒状壁11が形成されていて、該筒状壁11の
外面に蓋7が螺着脱されるようになつている。な
お、筒状壁11の内側が給液口7となつている。
外装ケース2は、合成樹脂製の深皿型の底部材
12と板金製の胴部材13とを無理嵌合によつて
結合して構成されている。
この外装ケース2は、その上端開口縁2a(胴
部材13の上端)を肩部材4の外周部4a(外周
壁5の外周面)に無理嵌合させることによつて該
肩部材4に結合させている。
液容器3は、アルミニウム又はステンレス等の
耐熱性及び耐蝕性の良好な金属板によつて底部3
bと円筒状側壁3cをもつ有底筒状に形成されて
いる。又、液容器3の上端開口縁3aには外巻き
のカーリング部3dが形成されている。このよう
に、液容器3の上端開口縁3aに外向きカーリン
グ部3dを形成すると、該上端開口縁3aの高さ
が全周に亘つて均一となる。
肩部材4の外周部4a寄り下面に形成した前記
内環状壁6には、その下面に上方に向けて凹入す
る凹周溝14が形成されている。この凹周溝14
は液容器上端開口縁3aを嵌入させるためのもの
であり、又、該凹周溝14内の外側内面には液容
器上端開口縁3aのカーリング部3dを弾性嵌入
させるための環状凹溝15が形成されている。
そして、この液容器3は、その上端開口縁3a
と内環状壁6の凹周溝14との間に環状パツキン
10を介在させた状態で該内環状壁6に固定され
ている。即ち、凹周溝14内の奥部に予め環状パ
ツキン10を嵌入させておき、その後に液容器上
端開口縁3aを該凹周溝14内に圧入させて、そ
のカーリング部3dを凹周溝14内面の環状凹溝
15に弾性嵌入させることによつて、液容器3が
内環状壁6から脱落しないようにしている。この
ように、液容器3と肩部材4の結合時には、凹周
溝14が液容器上端嵌み込み時のガイドとなり、
その組付作業が容易となる。又、液容器3の上端
の外向きカーリング部3dを環状パツキン10を
介して凹周溝14内に嵌入させると、外向きカー
リング部3dの上面の高さが均一になつているた
め、該カーリング部3d上面と環状パツキン10
との間のシール性が良好となる。尚、多数製造さ
れる液容器3中に、その高さが少しぐらい異なる
ものがあつても、その寸法誤差を環状パツキン1
0部分で吸収することができ、シール性に問題は
生じない。又、液容器上端の外向きカーリング部
3dを凹周溝14内に嵌入させると、外向きカー
リング部3dの外側面が凹周溝14内の外側内面
に対して弾性的に衝合し、従つて液容器上端開口
縁3aの内面側が凹周溝14の内側内面に圧接せ
しめられるようになり、該液容器上端の内面と凹
周溝14の内側内面とが密着して、両者間のシー
ル性が良好となる。なお、この第1実施例では、
液容器3は、そのカーリング部3dを凹周溝14
内面に環状凹溝15に弾性嵌入させることによつ
て支持させているので、液容器3を下方から支持
しなくてもよく、その液容器支持構造を簡略化さ
せることができる。
又、上記の如く液容器3を取付けた状態では、
その液容器上端開口縁3aと内環状壁6との間は
環状パツキン10によつて密封されるようになつ
ており、従つて、この液体容器においては肩部材
4の下面の高さまで液体を収容することができる
ようになつている。
前記内環状壁6の下端部6aは、前記給液口7
から覗いた場合にその目覗可能な最高高さH(第
4図)より上方に位置するように設計しており、
該給液口7から液容器3内を覗いたときでもその
内環状壁下端部6a(内環状壁6と液容器3の継
目)が見えないようにしている。
なお、第2図中符号16は注液コツク、17は
コツプである。
第5図に示す第2実施例の液体容器では、液容
器3は、外装ケース2の底部材12の中央部に設
けた中ネジ部材21によつて上方に押し付けるよ
うにして支持されている。即ち、この実施例で
は、液容器上端開口縁3aは肩部材内環状壁6の
凹周溝14内に環状パツキン10を介して単に嵌
入させておき、中ネジ部材21をネジ込むことに
よつて液容器上端開口縁3aを内環状壁6の凹周
溝14内に密嵌させるようにしている。
第6図に示す第3実施例の液体容器では、液容
器3は、該液容器3の底部3b下面と底部材12
上面との間に介在させたゴム又は硬質発泡体等の
弾性材22によつて上方に付勢された状態で支持
されている。なお、液容器上端開口縁3aは該弾
性材22によつて上方に付勢されることにより、
内環状壁6の凹周溝14内に設けた環状パツキン
10に圧接されるようになつている。
なお、第5図及び第6図に示す各実施例の液体
容器のその他の構成は第2図の液体容器と同様に
構成されているのでその説明を省略する。
続いて本考案の効果を説明すると、本考案の液
体容器は次のような効果がある。
(1) 液体容器本体1の上部を構成する肩部材4の
外周部4a寄り下面に下方に向けて突出する内
環状壁6を一体形成し、該内環状壁6に液容器
3の上端開口縁3aを環状パツキン10を介し
て密嵌させるようにしているので、構造が簡単
で、しかも容易且つ安価に製作することができ
る液容器3が使用可能となり、それによつて液
体容器全体の構造を簡単にすることができ、さ
らに、液体容器の製作コストを低減させること
ができる。又、この液容器3では、従来(第1
図)の液体容器において使用されている液容器
33に比して、比較的高価な金属材料からなる
肩部材33b部分を省略することができ、その
部分のコストダウンを図ることができる。
(2) 肩部材4の外周寄り下面に一体形成した内環
状壁6に液容器上端開口縁3aを密嵌させるよ
うにしているので、有底筒状の液容器3を使用
した液体容器においても該液容器3の上部を覆
蓋するための部材を肩部材4で兼用でき、液体
収容部分を構成するための部品点数を削減する
ことができるとともに、その組立性を向上させ
ることができる。
(3) 液容器の上端開口縁3aを肩部材4側の凹周
溝14内に環状パツキン10を介して嵌入させ
ているので、液容器3の高さ寸法に少しぐらい
の誤差があつても、その寸法誤差を環状パツキ
ン10部分で吸収でき、液容器上端開口縁3a
と凹周溝14内とのシール性が悪くならない。
(4) 液容器3の上端開口縁3aに外向きカーリン
グ部3dを形成しているので、液容器3の上端
面の高さが全周に亘つて均一となり、環状パツ
キン10に接触させた状態において両者間のシ
ール性を向上させることができる。
(5) 液容器上端開口縁3aが凹周溝14内に嵌入
された状態では、外向きカーリング部3dの外
側面が凹周溝14の外側内面に弾性的に衝合す
るため、液容器の上端内面が凹周溝14の内側
内面に圧接するようになり、液容器3の上端部
と凹周溝14内面との間のシール性がさらに向
上する。
(6) 上記(2)の構成により、液体容器本体1内には
肩部材4の下面の高さまで液体を収容すること
ができ、従来(第1図)の液体容器に比して液
体収容量を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の液体容器の一部を切開した側面
図、第2図は本考案の第1実施例にかかる液体容
器の縦断面図、第3図は第2図のA部拡大図、第
4図は第2図の液体容器の作用説明図、第5図及
び第6図はそれぞれ本考案の第2及び第3実施例
にかかる液体容器の一部縦断面図である。 1……液体容器本体、2……外装ケース、2a
……外装ケース上端開口縁、3……液容器、3a
……液容器上端開口縁、3d……外向きカーリン
グ部、4……肩部材、6……内環状壁、10……
環状パツキン、14……凹周溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体容器本体1の上部を構成する環状の肩部材
    4の外周部4aに外装ケース2の上部開口縁2a
    を結合し、さらに該外装ケース2内に液容器3を
    収容した液体容器において、前記肩部材4の外周
    部4a寄りの下面に下方に向けて突出し且つ下面
    に凹周溝14を形成した内環状壁6を一体形成し
    て、該内環状壁6の凹周溝14内に前記液容器3
    の上部開口縁3aに形成した外向きカーリング部
    3dを環状パツキン10を介して密嵌させたこと
    を特徴とする液体容器。
JP12589082U 1982-08-18 1982-08-18 液体容器 Granted JPS5927736U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12589082U JPS5927736U (ja) 1982-08-18 1982-08-18 液体容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12589082U JPS5927736U (ja) 1982-08-18 1982-08-18 液体容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5927736U JPS5927736U (ja) 1984-02-21
JPH0228832Y2 true JPH0228832Y2 (ja) 1990-08-02

Family

ID=30286452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12589082U Granted JPS5927736U (ja) 1982-08-18 1982-08-18 液体容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5927736U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675123A (en) * 1979-11-26 1981-06-22 Sumitomo Light Metal Ind Magic bottle

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675123A (en) * 1979-11-26 1981-06-22 Sumitomo Light Metal Ind Magic bottle

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5927736U (ja) 1984-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0243319Y2 (ja)
JPS6340354U (ja)
JPH0228832Y2 (ja)
JPS5839647Y2 (ja) 保温容器
JPS6217411Y2 (ja)
JPS61119266U (ja)
JPH0446708Y2 (ja)
JPH038215Y2 (ja)
JPH0232204Y2 (ja)
JPH049846Y2 (ja)
JPS6329477Y2 (ja)
JPS5837815U (ja) 圧力調理器
JP2593101Y2 (ja) クリーム状物注出容器
JPH0418529Y2 (ja)
JPS6273846U (ja)
JPS5935166Y2 (ja) 魔法瓶
JPS6228174Y2 (ja)
JPS637156Y2 (ja)
JPS62113056U (ja)
JPS5925329Y2 (ja) 魔法瓶
JPH01124659U (ja)
JPS6295553U (ja)
JPS58171858U (ja) スポイト付き液体容器
JPS60144955U (ja) エアゾ−ル容器用蓋体
JPS59133438U (ja) 低沸点液体封入用缶