JPH02288146A - 二次イオン質量分析装置 - Google Patents

二次イオン質量分析装置

Info

Publication number
JPH02288146A
JPH02288146A JP1107657A JP10765789A JPH02288146A JP H02288146 A JPH02288146 A JP H02288146A JP 1107657 A JP1107657 A JP 1107657A JP 10765789 A JP10765789 A JP 10765789A JP H02288146 A JPH02288146 A JP H02288146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass spectrometer
object point
slit
specimen
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1107657A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hirose
広瀬 博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1107657A priority Critical patent/JPH02288146A/ja
Publication of JPH02288146A publication Critical patent/JPH02288146A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はイオンマイクロアナライザに於ける深さ方向分
析の精度を向上させるための装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置は、特公昭53−14953号公報に記載の
ように、試料から発する二次イオンをレンズにて、しぼ
り板上に投影し該、しぼり板上の円形孔部にイオンを通
過させることにより有効イオンを測定する方式であった
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は次の点で問題があった。
(1)分析範囲の設定はしぼり板の孔径を変えることで
行うため異なった範囲を設定する場合、間欠的設定とな
り分析条件の設定が容易ではない。
(2)シぼり板の孔径はは任意の大きさに調節すること
が困難である。
(3)シぼり板の孔径は円形であり一次イオンのXY走
査形状と一致しない。
(4)シぼり板の孔径は円形でありXY独立に設定する
ことは出来ない。
本発明の目的は上記問題点を克服し、任意の分析範囲を
精度良く測定出来るイオンマイクロアナライザーを提供
することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、従来のしぼり板に相当する
規制スリットを中心を固定したXY独立可変のスリット
とじたものである。
〔作用〕
静電レンズ8は試料5から発射される二次イオンの物点
を、質量分析計の物点スリット9上に像として結ばせる
。物点スリット9はxYの幅をそれぞれ独立に任意の幅
で変換出来るので、試料5上の任意の範囲の情報を質量
分析計へ導くことが出来る。
〔実施例〕 以下本発明の実施例を第1図〜第4図により説明する。
第1図は本発明の装置を示すもので、次イオン照射系1
〜4.試料5.試料台6.二次イオン引出し系7〜9,
23.質量分析計11などから構成されている。
一般的にはイオン源1で生成された酸素イオンは10〜
20keVに加速された後、一次レンズ2により最小1
μmのスポット径に集束される。
この収束された一次イオン13は必要に応じて一次イオ
ン偏向電極3によって試料5面上を走査することが出来
る。この走査幅はX、Y方向共O〜11000J1程度
である。ここでX方向とは第1図に於て左右の方向、Y
方向は紙面に直角方向を表わす。
高エネルギの一次イオンが試料に照射されるとここでス
パッターリング現象が生じ試料は表面より掘られていく
。この掘られた粒子の一部はイオン化されており、二次
イオン引出し電極で引出され二次イオンビーム14とな
る。このビームは静電レンズ8によって物点スリット9
上に集束される。このスリットを通過したイオンは質量
分析計で質量分離された後検知される。
ここで、試料5面上で一次イオンが走査される幅Doと
静電レンズ8の倍率をMとすれば、物点スリット9上に
結ぶ像幅D1はD i= M X D oとなる。DO
とDiは写像されているため、DIの一部のみ、例えば
aDr のみを物点スリット9を通過させると、質量分
離される情報は、試料面に於てaDt/Mの部分の情報
に限定される。しかも、aの範囲がX、Y方向で別々に
指定出来れば、試料面でも上記関係は保たれるので、別
々の範囲の場所から発生したイオンを分析出来る。
本実施例に於けるMは1である。
第2図は物点スリットの実施例を示す。真空容器20内
に納められたXスリット21とYスリット22を真空外
のつまみX16とつまみY15によって動かすことが出
来る様に設計されている。
その幅はそれぞれ0〜100oμmの範囲を中心を移動
せず可変出来る。全体の位置は位置調節つまみ17を回
すことによって変えられる。この移動幅は±2画である
。またスリット部を上下方向に振る場合は回転調節つま
み18で行う′ことが出来る。
第3図は深さ方向分析例について示す。試料はA、B、
Cの元素が層状に存在するものである。
一次イオンの走査幅を30μm (X、Y共)一次イオ
ンのスポット径を10μmに設定した。第3図(b)は
物点スリット幅を50μmX50μmに設定して測定し
た深さ方向分析の結果である。
この結果レンズの倍率M=1であるから、試料面上でも
50μm X 50μmの範囲のイオンが質量分析計に
取込まれており、その結果、ある深さに達しても表面近
くのA層からのイオンが検知されている。この場合、物
点スリット幅を30μmX30μmにすれば分析はうま
く出来るはずである。
ところが従来では別の孔径のしぼりを軸を移動させるこ
とによりイオン軌道上に合わせる必要があった。この操
作はミクロンオーダーで合わせなければならず容易では
なかったが、本実施例ではX。
Yつまみを回すのみで達成される。この様にして得たデ
ータを第3図(c)に示す。設定時間は確認まで含める
と従来30分程度のものが5分程度で可能となった。
また従来は、丁度30μmの径のものが用意されていな
く、例えば10μmの孔径しかない場合を考えるとこの
場合の感度は約1桁下がってしまうことになる。スリッ
ト幅が任意に変えられる効果は非常に大きい。
次に第4図(a)に示す様なパターンに於て、A1のパ
ターンは縦3μm横40μmである。
Az部を分析する場合、従来3〜5μのスポット径にし
て測定するか又は3μの制限しぼりを入れなければA1
部の情報にBやCの情報が入ってしまう。すなわち微小
部分析をするためにはしぼりを小さくしなければならな
ず第4図(b)の様に感度の低い分析結果しか得られな
かった。第4図(c)は本実施例において縦5μm横4
0μmの物点スリットを用いて測定した結果を示す。こ
の結果従来より感度は1桁向上していることが判る。
〔発明の効果〕
本発明によれば試料上の任意の幅の部分を選択して分析
出来るので、必要の情報を最大限の効率で取出すことが
出来るので、分析条件によっては感度が一桁近く向上す
る。
また、中心軸固定でXYの幅が可変出来るため操作性も
向上し、従来方式に比ベロ分の1の時間で分析出来る様
になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は本発明の
物点スリットの外観図、第3図、第4図は本発明の効果
を示す説明図である。 1・・・イオン源、2・・・一次レンズ、3・・・一次
イオン偏向電極、4・・・偏向電源、5・・・試料、6
・・・試料台、7・・・二次イオン引出し電極、8・・
・静電レンズ、9・・・物点スリット、10・・・物点
スリット操作部、11・・・質量分析計、12・・・デ
ータ処理部、13・・・一次イオンビーム、14・・・
二次イオンビーム、15・・つまみY、16・・・つま
みX、17・・・位置調節つまみ、18・・・回転調節
つまみ、19・・・スリットフランジ、20・・・真空
容器、21・・・Xスリット、第1図 第4区 (α) (b) (C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一次イオン源、一次イオンを試料面上に集束、照射
    、又は必要に応じて走査するための手段、分析するため
    の試料を導入、保持、微動するための試料室、一次イオ
    ンの照射によつて生じた二次イオンを質量分析するため
    の質量分析計を備えた二次イオン質量分析計に於て、試
    料と質量分析計の物点スリットとの間に静電レンズを配
    置し、該物点スリットは、レンズの光軸と直角面内に於
    て二次元の幅と位置を、真空外から調節可能としたこと
    を特徴とする二次イオン質量分析装置。 2、物点スリット幅は2次元方向でそれぞれ独立に調節
    出来る特許請求の範囲第1項記載の二次イオン質量分析
    装置。 3、物点幅は中心位置を固定した状態で可変出来る特許
    請求の範囲第2項記載の二次イオン質量分析装置。
JP1107657A 1989-04-28 1989-04-28 二次イオン質量分析装置 Pending JPH02288146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1107657A JPH02288146A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 二次イオン質量分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1107657A JPH02288146A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 二次イオン質量分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02288146A true JPH02288146A (ja) 1990-11-28

Family

ID=14464728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1107657A Pending JPH02288146A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 二次イオン質量分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02288146A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030080292A1 (en) System and method for depth profiling
US3986025A (en) Ion microanalyzer
JPH02288146A (ja) 二次イオン質量分析装置
JP3266814B2 (ja) 微小部分析装置
JP3223431B2 (ja) 薄膜加工装置
JPH03280342A (ja) 集束イオンビーム加工方法
KR101377938B1 (ko) 중에너지 이온빔 산란을 이용한 분광분석기
JP3155570B2 (ja) 収束イオンビーム質量分析方法及び収束イオンビーム質量分析複合装置
US6146797A (en) Focused ion beam lithography method with sample inspection through oblique angle tilt
KR960000808B1 (ko) 이차 이온 질량분석기
JP3715236B2 (ja) 二次イオン質量分析による試料の深さ方向濃度分布測定方法
US20230260744A1 (en) Method for producing a sample on an object, computer program product, and material processing device for carrying out the method
JP2000304712A (ja) 電子線分析・観察装置および電子線マイクロアナライザ
JPH0119803Y2 (ja)
JPH01118757A (ja) 表面分析装置のマスク
JP2903874B2 (ja) 集束イオンビームによるイオン励起型x線分析装置
JP3353488B2 (ja) イオン散乱分光装置
JPH0120680Y2 (ja)
JP2653084B2 (ja) 表面分析装置
JP2000329716A (ja) オージェ電子分光装置および深さ方向分析方法
JPS63102152A (ja) レ−ザ・マイクロプロ−ブ分析装置
SU1755144A1 (ru) Способ рентгеноспектрального микроанализа твердых тел
JPH01120744A (ja) 荷電粒子照射装置
JP2001004566A (ja) 表面分析装置
JPH02147945A (ja) イオンマイクロアナライザ