JPH02286559A - 電子写真記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真記録装置に係り、特に定着後のシー
ト材搬送手段に特徴を有するものである。

〔従来の技術］ 第４図に従来例を示す。

従来より、この種の電子写真記録装置においては、定着
器２０の熱および圧力によってカールしたシート材２１
は、印刷丁が完了してスタッカ２２上に排出された後に
、オペレータ等によってシート材２１を押さえつけて補
正することが一般的である。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来例においては、シート材がスタ
ッカ上で丸まってスタック不能を起こしたり、押さえつ
けるためにシート材をキズつけたり、シート材のジャム
を起こしたりするというような不都合が生じていた。

〔発明の目的］ 本発明の目的は、このような従来例に見られる不都合を
改善し、定着後のシート材の変形を搬送中に補正して、
正常な印刷を行うような電子写真記録装置を提供するこ
とにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明では、帯電したトナーを電気的に引き付けて潜像
を可視化する感光体ドラムと、この感光体ドラム上のト
ナー像をシート材に転写する転写器と、シート材に転写
されたトナー像を熱および圧力によって融着せしめる定
着器と、シート材を転写器に搬入する第１のシート材搬
送手段と、シート材を定着器から搬出する第２のシート
材搬送手段とを存している。そして、第２のシート材搬
送手段を、外力によって回転駆動される駆動ローラと、
シート材をこの駆動ローラに押圧せしめるこれに平行な
プレッシャローラとから構成し、プレッシャローラを少
なくとも中央部と両端部とに分割するとともに、中央部
若しくは両端部のローラの内いづれか一方のローラをシ
ート材を介して駆動ローラに正対させ、同時に、他方の
ローラを一方のローラに対して、シート材搬送方向にず
らすという手法を採っている。これによって、前述した
目的を達成しようとするものである。

〔作　　用〕

感光体ドラム上に、　帯電したトナーを電気的に引き付
けて潜像が可視化される。この感光体ドラム上のトナー
像は、第１のシート材搬送手段によって搬送されてきた
シート材に、転写器によって転写される。続いて、トナ
ー像が転写されたシート材は、定着器に搬送され、ここ
で熱および圧力によってトナー像をシート材上に融着せ
しめる。

トナー像を定着したシート材は、第２のシート材搬送手
段によって定着器から搬出される。第２のシート材搬送
手段は、駆動ローラが外力によって回転駆動され、プレ
ッシャローラがシート材をこの駆動ローラに押圧せしめ
て、その摩擦力によってシート材を搬出する。この時同
時に、中央部若しくは両端部のローラがシート材を下方
に押さえつける。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づい
て説明する。ここに示した実施例では、定着時に、シー
ト材ｌの両端部が中央部に対して上方に反り上がったよ
うな場合について示している。

この第１図に示す実施例においては、帯電したトナーを
電気的に引き付けて潜像を可視化する感光体ドラム（図
示せず）と、この感光体ドラム上のトナー像をシート材
１に転写する転写器（図示せず）と、シート材１に転写
されたトナー像を熱および圧力によって融着せしめる定
着器２と、シート材１を転写器に搬入する第１のシート
材搬送手段（図示せず）と、シート材１を定着器２から
搬出する第２のシート材搬送手段３とを有している。そ
して、第２のシート材搬送手段３を、外力（図示せず）
によって回転駆動される駆動ローラ４と、シート材１を
この駆動ローラ４に押圧せしめる駆動ローラ４と平行な
プレッシャローラ５とから構成し、プレッシャローラ５
を少なくとも中央部ローラ５Ａと両端部ローラ５Ｂとに
分割するとともに、中央部ローラ５Ａ若しくは両端部ロ
ーラ５Ｂの内のいづれか一方のローラをシート材１を介
して駆動ローラ４に正対させ、同時に、他方のローラを
一方のローラに対して、シート材搬送方向にずらして装
備し・でいる。ここでは、駆動ローラ４およびプレッシ
ャローラ５を各々対向するように４等分し、内側の２個
のローラを中央部ローラ５Ａとし、外側の１個づつを両
端部ローラ５Ｂとし、さらに、両端部ローラ５Ｂを中央
部ローラ５Ａに対して、シート材搬送方向（図中Ｃ方向
）とは反対方向に僅かにずらして取り付けられている。

次に、動作説明を行う。

感光体ドラム上（図示せず）に帯電した着色樹脂粉末（
トナー）を電気的に引き付けて潜像が可視化される。こ
の感光体ドラム上のトナー像は、第１のシート材搬送手
段（図示せず）によって搬送されてきたシート材ｌ上に
、転写器（図示せず）によって転写される。続いて、ト
ナー像が転写されたシート材１は、定着器２に搬送され
、ここで熱および圧力によってトナー像をシート材１上
に融着せしめる。トナー像を定着したシート材１は、第
２のシート材搬送手段３によって定着器２から搬出され
る。ここで、第２のシート材搬送手段３は、駆動ローラ
４が外力（図示せず）によって回転駆動され、プレッシ
ャローラ５がシート材１をこの駆動ローラ４に押圧せし
めて、その摩擦力によってシート材１を搬出する。そし
て、駆動ローラ４およびプレッシャローラ５は各々対向
するように４等分されており、内側の２個の中央部ロー
ラ５Ａは、駆動ローラ４とシート材１を介して正対して
おり、通常の搬出動作を行う。一方、両端部ローラ５Ｂ
は、中央部ローラ５Ａに対して。

シート材搬送方向とは反対方向に僅かにずらして取り付
けられているため、シート材１の両端部を、中央部ロー
ラ５Ａに対して下方に押さえるように作用する。

本実施例においては、定着時に、シート材１の両端部が
中央部に対して上方に反り上がったような場合について
示したが、逆に、中央部が上方に反り上がっているよう
な場合には、両端部ローラ５Ｂを駆動ローラ４と正対さ
せ、中央部ローラ５Ａを駆動ローラ４に対してずらすこ
とによって、シート材１の中央部を押さえる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明では、シート材を定着器か
ら搬出するシート材搬送手段のプレンジャローラを少な
くとも中央部と両端部とに分割するとともに、中央部若
しくは両端部ローラの内いづれか一方のローラをシート
材を介して駆動ローラに正対させ、且つ、他方のローラ
を一方のローラに対して、シート材搬送方向にずらした
。これによって、定着時にその熱および圧力によって変
形したシート材を自動的に補正し、正常な印刷動作を保
証するという従来にない優れた電子写真記録装置を提供
することができる。

第２図

【図面の簡単な説明】

第°１図は本発明の一実施例を表す一部省略した斜視図
、第２図は第１図におけるＡ−Ａ断面を表す断面図、第
３図は第１図におけるＢ−Ｂ断面を表す断面図、第４図
は従来例を表す一部省略した斜視図である。 ■・・・・・・シート材、２・・・・・・定着器、３・
・・・・・第２の搬送手段、４・・・・・・駆動ローラ
、５・・・・・・プレッシャローラ、５Ａ・・・・・・
中央部ローラ、５Ｂ・・・・・・端部ローフ。 出願人　　　日　本　電　気　株式会社日本電気エンジ
ニアリング 株式会社 代理人　弁理士　　高　橋　　勇

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、帯電したトナーを電気的に引き付けて潜像を可
   視化する感光体ドラムと、この感光体ドラム上のトナー
   像をシート材に転写する転写器と、シート材に転写され
   た前記トナー像を熱および圧力によって融着せしめる定
   着器と、前記シート材を転写器に搬入する第１のシート
   材搬送手段と、前記シート材を定着器から搬出する第２
   のシート材搬送手段とを有する電子写真記録装置におい
   て、前記第２のシート材搬送手段を、外力によって回転
   駆動される駆動ローラと、前記シート材をこの駆動ロー
   ラに押圧せしめる前記駆動ローラと平行なプレッシャロ
   ーラとから構成し、 前記プレッシャローラを少なくとも中央部と両端部とに
   分割するとともに、中央部若しくは両端部のローラの内
   いづれか一方のローラを前記シート材を介して駆動ロー
   ラに正対させ、同時に、他方のローラを前記一方のロー
   ラに対して、シート材搬送方向にずらしたことを特徴と
   する電子写真記録装置。