JPH02286539A - 原稿読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファクシミリ装置などに用いられる原稿読取
装置に関する。

従来の技術 従来のこの種の装置は、第３図に示すように、原稿駆動
用ローラ２Ｉおよびローラ駆動用モータ２２などによっ
て原稿１の繰υ込みおよび排出を行なう給排紙機構２と
、この給排紙機構２を電気駆動する駆動回路３と、繰υ
込まれた原稿１を検出する原稿センサー４と、ＣＣＤな
どのラインイメージセンサ−を用いた読取部５と、駆動
回路３を介して上記給排紙機構２の動作を制御する制御
部６などを有し、原稿Ｉを繰り込んで読取部５に読み取
らせ、読み取シ後は排出させることが行なわれていた（
たとえば、特開昭６１−１２３３５５号公報参照）。

さらに、上述した従来の装置では、制御部６が次のよう
な起動制御の機能を有し、ていた。

すなわち、第４図に示すように、電源投入による起動時
に原稿センサー４が残留原稿を検出すると（Ｓｌ、Ｓ２
）、給排紙機構２を動作させて残留原稿を排出させるこ
とが行なわれていた（Ｓ３゜Ｓ４）。これによシ、排出
動作が完了する前に電源が切られるなどして原稿が残留
しても、この残留原稿は次の電源投入によって自動的に
排除することができる。

発明が解決しようとする課題 しかし、かかる構成によれば、読取部に繰り込んだ原稿
が走行異常によって犬きく破損することがある、という
問題があった。

上述の問題は以下の理由で生じる。

すなわち、前の使用者が走行異常によって原稿を残した
ままで装置の電源を切った後、そのことを知らない次の
使用者が装置の電源を入れると、この電源の投入によっ
て上記起動機能が動作し、走行異常によって残留してい
た原稿を強引に排出しようとする無理な動作が行なわれ
てしまう。この無理な動作によって原稿は破損し、再度
の読み取りにかけることができなくなるほどになってし
まうことも少なくなかった。

本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、取り扱
いを複雑にすることなく、走行異常による原稿の破損程
度を最小限に食い止めることができる原稿読取装置を提
供することを目的とする。

課題を解決するだめの手段 本発明は上述の課題を解決するため、読取部に繰り込ま
れた原稿をセンサーで検出し、この検出状態に基づいて
原稿の走行異常を検出するとともに、その異常検出の有
無を不揮発性のメモリーに記憶させ、電源投入またはリ
セットによる起動時に、上記センサーが原稿を検出し、
かつ上記不揮発性メモリーに異常有シの記憶がないとい
う条件でもって、上記給排紙機構を動作させて残留原稿
の排出を行なわせるという構成を備えたものである。

作用 本発明は、上述の構成によって、走行異常によって読取
部に残留した原稿を強引に排出しようとする無理な動作
を未然に回避することができるようになるため、取υ扱
いを複雑にすることなく、走行異常による原稿の破損程
度を最小限に食い止めることが可能となる。

実施例 第１図は本発明の一実施例による原稿読取装置の概略構
成を示すものであって、１は読み取りのために繰り込ま
れた原稿、２は原稿の繰り込みおよび排出を行なう給排
紙機構、２１は原稿駆動用のローラ、ηはローラ駆動用
のモータ、３は上記給排紙機構２を電気駆動する駆動回
路、４は繰り込まれた原稿１を検出する原稿センサー　
５はＣＣＤなどのラインイメージセンサ−を用いた読取
部、６は駆動回路３を介して上記給排紙機構２の動作を
制御する制御部、７は上記原稿センサー４の検出状態に
基づいて読取部５に繰り込まれた原稿１の走行異常を検
出する異常検出部、８は上記異常検出部７による異常検
出の有無を記憶する不揮発性のメモリー、８１はメモリ
ー８を不揮発性にするための電源バックアップ用電池、
９は原稿走行異常のメツセージを表示する表示部である
。

ここで、異常検出部７は、駆動回路３を介して行なわれ
るモータηの駆動量と原稿センサー４の原稿検出期間と
によって原稿１の長さを算出し、この算出された原稿の
長さが基準長以上になったときに、原稿１の走行に異常
があったと判定し、この判定結果を走行異常検出出力と
して制御部６へ伝達する。この異常検出の有無は、制御
部６を介してメモリー８に書き込まれる。なお、上記基
準長は、通常予想される原稿の長さよりも大幅に長く設
定されている。

制御部６は、読取部５での読取動作に合わせて給排紙機
構２のモータ２１の駆動を制御する通常の読取制御機能
に加えて、次のような起動制御機能を備えている。

すなわち、制御部６は、電源投入またはりセントによる
装置の起動時に、上記原稿センサー４が原稿１を検出し
、かつ上記メモリー８に異常有りの記憶がないという条
件でもって、上記給排紙機構２を動作させて残留原稿の
排出を行なわせる起動制御機能を備えている。

上記異常検出部７および起動制御機能は、マイクロ回路
化された汎用情報処理装置いわゆるマイクロコンピュー
タによって、制御部６と一緒に集中形成することができ
る。

以上のように構成された原稿読取装置について、以下そ
の動作を説明する。

第２図は上記原稿読取装置の起動時における動作例をフ
ローチャートで示したものであって、まず、電源投入あ
るいはりセント操作によって装置が起動すると（Ｓ　１
）　、原稿センサー４の検出に基づいて残留原稿の有無
が判定される（Ｓ２）。

残留原稿無しと判定された場合には、通常の動作状態に
移行する（８２．Ｓ７）。

残留原稿有りと判定された場合には、メモリー８に走行
異常有シの記憶があるか否かのチエツクが行なわれる（
Ｓ−３，Ｓ４）。

走行異常有りの記憶がなかったならば、給排紙機構２の
モータｎを駆動させて残留原稿を排出させる（Ｓ４，８
６）。そして、この排出動作の後、通常の動作状態に移
行する（Ｓ７）。排出動作が完了したか否かは上記異常
検出部７の検出に基づいて判定することができる。

走行異常有りの記憶があった場合には、原稿排出動作は
行なわずに、原稿走行に異常があることを報知するメツ
セージを表示部９に表示させる（Ｓ５）。これとともに
、これ以後の動作の進行を停止する。この後は、図示を
省略するが、使用者が走行異常の原因を取シ除いてリセ
ット操作を行なうことによシ、制御状態が起動直後の状
態に復帰するようにしてもよいし、使用者が走行異常の
原因を取り除くことにより、制御状態が通常動作へ移行
するようにしてもよい。

以上のようにして、走行異常によって読取部５に残留し
た原稿を強引に排出しようとする無理な動作を未然に回
避することができる。これによシ、取シ扱いを複雑にす
ることなく、走行異常による原稿の破損程度を最小限に
食い止めることができるようになる。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は、読取部に繰
り込まれた原稿をセンサーで検出し、この検出状態に基
づいて原稿の走行異常を検出するとともに、その異常検
出の有無を不揮発性のメモリーに記憶させ、電源投入ま
たはリセットによる起動時に、上記センサーが原稿を検
出し、かつ上記不揮発性メモリーに異常有シの記憶がな
いという条件でもって、上記給排紙機構を動作させて残
留原稿の排出を行なわせることによって、走行異常によ
って読取部に残留した原稿を強引に排出しようとする無
理な動作を未然に回避することができるようになるため
、取シ扱いを複雑にすることなく、走行異常による原稿
の破損程度を最小限に食い止めることができる、という
効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例による原稿読取装置の概略構
成図、第２図は同要部の動作例を示すフローチャート、
第３図は従来の原稿読取装置の概略構成図、第４図は同
要部の動作例を示すフローチャートである。 １・・・原稿、２・・・給排紙機構、２１・・・原稿駆
動用ローラ、ｎ・・・ローラ駆動用モータ、３・・・駆
動回路、４・・・原稿センサー　５・・・読取部、６・
・・起動制御機能を有する制御部、７・・・異常検出部
、８・・・異常記憶メモリー８１・・・電源バックアッ
プ用電池。 代理人の氏名　弁理士　粟野　１孝　ほか１名第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 読取部への原稿繰り込みおよび読取部からの原稿排出を
   行なう給排紙機構と、読取部に繰り込まれた原稿を検出
   する原稿センサーと、前記原稿センサーの検出状態に基
   づいて読取部に繰り込まれた原稿の走行異常を検出する
   異常検出手段と、この異常検出手段による異常検出の有
   無を記憶する不揮発性の記憶手段と、電源投入またはリ
   セットによる起動時に、上記原稿センサーが原稿を検出
   し、かつ上記記憶手段に異常有りの記憶がないという条
   件でもつて、上記給排紙機構を動作させて残留原稿の排
   出を行なわせる起動制御手段とを備えた原稿読取装置。