JPH02285527A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は記録媒体のトラックに光ビームを追従させるト
ラッキング制御手段を右づる光学式情報記録再生装置に
関する。

［従来技術］ 光学的手段により、情報の記録又は再生あるいは消去を
行う、光情報ファイル、ＣＤプレーヤ、光磁気ディスク
装置などの光学式情報記録再生装置が知られている。こ
れらの装置では、記録媒体上のトラックの幅が狭く、且
つ隣接トラック同士の間隔も狭いので、光ビームをトラ
ック上に正確に追従させるトラッキング制御が特に重要
になる。

一般に実施されているトラッキング制御の方法には、記
録媒体で反射あるいは透過した光ビームのディテクタ上
でのスポット形状にり生成されるトラッキングエラー信
号に基づいて行われる閉ルプサーボによる制御がある。

第５図は例えば特開昭６３−４４３２７号に開示されて
いる従来のトラッキング制御手段の構成例を示す。

スピンドルモータ１の回転軸には円盤状の光情報記録媒
体（以下、ディスクと称する。）２が着脱自在に取付け
られる。

このディスク２としては、例えば第６図に示したフォー
マットのものが利用される。

ディスク２の媒体面に対向して、光学ヘッド３が設けら
れている。この光学ヘッド３は図示しないレーザダイオ
ードの光ビームを、途中の光学系を経た後、対物レンズ
４で集光され、ディスク２に照射される。このデイクス
２で反射された光ビームは途中の光学系を経て、光検出
器５に導かれる。

上記光学ヘッド３は、キャリッジ移動手段６により、デ
ィスク２の半径方向に移動自在であり、任意のトラック
を検索できる。この移動手段６としては、ボイスコイル
モータ、αベルト等周知の手段が知られている。

上記光検出器５は、記録信号を読み取るために用いられ
ると共に、トラックエラー信号を検出づる機能を兼ねて
いる。第５図では、ブツシュ−プル方で、トラックエラ
ー信号を検出しでいるので、２分割れた光検出器５の出
力は差動アンプ７で出力差が求められる。この差動アン
プ７の出力は、サーボループ開閉スイッチ８、位相補償
回路９を介してサンプルホールド回路１０に入力される
。

サンプルボールド回路１０はホールド指示信号Ｓ１に従
って、入力をそのまま出力、あるいはサンプル値を出力
する。この出力信号が駆動回路１２を経てトラッキング
アクチコエータ１１のトラッキングコイルに加えられる
。トラッキングアクヂュエータ１１は対物レンズ４と連
結しているため、駆動回路１２の出力に応じて対物レン
ズ４を移動させて、光ビームのディスク２上の照射位置
がディスク半径方向に調整できる様に構成されている。

ホールド指示信号Ｓ１は、アドレス部検出回路１４で生
成される。このアドレス部検出回路１４は、加算増幅器
１３より得られる２分割光検出器５の和信号から第６図
（ａ）に示すようにディスク２内の各セクタ８０にある
アドレス８Ｂ８４（同図（ｂ）参照）を検出する。なお
、トラッキングサーボループを開閉するスイッチ８は、
コントローラ１５の出力＄２ににり切換えられる。

記録用ディスク２の一例を示す第６図（ａ）において、
同心円状あるいはスパイラル状の記録トラックは、周方
向に沿ってセクタ８０，８０．・・・と呼ばれる複数の
領域に分割されている。各セクタ８０は、インジケータ
部（セクタマーク部）８１、プレフォーマット部８２、
プレグルーブ部（データ部）８３とに分かれている。尚
、インジケータ部８１とプレフォーマット部８２とを合
わせた領域をアドレス部と呼ぶ。

上記インジケータ部８１には、各セクタ間の境界を表わ
す一定周波数の信号が既に記録されている。また、プレ
フォーマット部８２には、セクタ番号、トラック番号等
のアドレス情報が記録されている。

これに対し、プレグルーブ部８３は、装置のユーザが新
たに情報を記録するエリアに相当し、情報は未だ記録さ
れていない。ただし、記録時にトラッキングエラー信号
が得られるように、一定深さの長溝が設Ｃプられている
。

光ビームをフォーカシング制御（図示路）、トラッキン
グ制御をか番ノながら、ディスク２上に照射する。一般
に、ディスク２はアドレス部８４とデータ部８３で反射
光聞あるいは透過光量にレベル差があることが知られて
いる。このため、光ビームがアドレス部８４に存在する
場合と、データ部８３に存在する場合で、光ビームのト
ラックに対する半径方向位置が同じでも異なったレベル
のトラックエラー信号が生成されることになる。このこ
とは、アドレス部８４のトラックエラー信号はトラッキ
ング制御系にとって外乱となることを示している。

従って、上記の従来装置では、光ビームがアドレス部８
４を通過中は、トラックエラー信号をその直前の値にホ
ールドし、アドレス部８４区間でのトラッキング制御系
の動作を安定化している。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、アドレス部８４の直前にディスクに欠陥がある
場合、サンプルホールド回路１０は、ディスク欠陥によ
り生成された第７図（ａ）に示すトラックエラー信号を
同図（ｂ）のホールド指示信号Ｓ１のタイミングでホー
ルドすることになる。

このためトラック上での光ビームの軌跡は第７図（Ｃ）
のように大きく変位させてしまう。従って、アドレス部
８４で光ビームを正確にトラックを追従させることがで
きなくなる。この現象は、アドレス部８４の通過直後に
もトラッキング制御に影響を及ぼし、情報の再生がうま
く行われないばかりでなく、目的トラックに光学ヘッド
を移動づるためのシーク動作の安定性を損なうこともあ
る。

つまり、目的トラックヘシークすると、光学ヘッドの移
動終了後、トラッキングサーボをオンしてトラッキング
制御状態に設定する。この場合、トラックエラー信号が
所定の大きさ以内の範囲に収まると、トラッキング引込
可能な状態とみなづが、移動後であるので、通常のトラ
ックを追従させる場合に比べると、安定性は悪く、エラ
ー信号も大ぎい。

このため、移動後にアドレス部８４を走査するとき、ア
ドレス部８４の直前に欠陥があると、通常よりも大きな
エラー信号を持つ上に、エラーがあるので、所定の範囲
から逸脱してオフトラックとなってしまう場合が生じる
という問題がある。

本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、ディ
スク欠陥によるアドレス部でのトラッキング制御系の誤
動作を防止し、情報の記録／再生、あるいは消去を正確
に行うことができ、さらに、シーク動作における壮ラッ
キングの引込み安定性を改善することができる光学式情
報記録再生装置を提供することを目的と覆る。

［問題点を解決する手段及び作用］ 本発明はトラッキング制御手段を右Ｊる光学式情報記録
再生装置において、光ビームが記録媒体のアドレス部を
通過中は、光ビームをトラックに追従させる駆動手段が
トラックエラー信号に応答づるのを、遮断又は抑圧覆る
応答制御を行うことにより、アドレス部の直前に欠陥が
ある記録媒体に対してもトラッキング制御系の誤動作を
軽減ないしは防止できるようにしている。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図ないし第３図は本発明の第１実施例に係り、第１
図は第１実施例の全体的構成を示し、第２図はアドレス
部検出回路の構成を示し、第３図は第２図の動作説明用
のためのタイミングヂ１７−トを示す。

第１図に示す第１実施例の光学式情報記録再生装置２１
は、第５図に示１従来例においてサンプルホールド回路
１０を設けないで、サーボ開閉スイッチ８をコントロー
ラー５の出力ｓ２と、アドレス部検出回路１４の出力、
つまりアドレス部検出信号Ｓ１と出力＄２をアンド回路
１６を通しした出力Ｓ３でオン／オフ制御、つまりトラ
ッキングサーボ開閉制御を行う構成にしている。

すなわち、コントローラー５がスイッチ８を閉じるにう
に指示しく出力Ｓ２がＨＩ　Ｇ　Ｈ）　、閉ルプサーボ
が動作しているどき、アドレス部検出回路１４はアドレ
ス部８４で“Ｌ″、データ部８３で′Ｈ″となる信号Ｓ
１を出力覆る。アンド回路１６はＳｌと８２の論理積信
号ｓ３を出力し、この信号Ｓ３に基づいてサーボループ
の開閉が行われる。

従って、光ビームがアドレス部８４を通過中は、スイッ
チ８が開きトラックエラー信号が位相補償回路９に入力
されなくなる。位相補償回路９はスイッチ８が開いてい
るとぎ出力がＯＶになるように構成されている。このた
め、アドレス部８４ではトラッキングアクチュ］−−タ
１１にノｊが発生Ｉず、対物レンズ４はアドレス部８４
に突入Ｊ−る直前の速度とほぼ同じ速度で等速運動を行
う。また、アドレス部８４を通過後は再びスイッチ８を
閉じ、閉ループサーボによるトラツー１−ング制御にも
どる。

以上のような制御を行うことにより、ディスク欠陥によ
るアドレス部でのトラフ：１ング制御の誤動作を防止す
ることができるようにしている。

ところで、上記アドレス部検出回路１４の構成を第２図
に示Ｊ。

加算増幅器１３の出力信号は、ＲＦエンベロープ検出回
路３１及びイレーズ検出回路３２にそれぞれ入力され、
ＲＦエンベロープ信号及びイレーズ検出信号がそれぞれ
生成され、ゲート回路３３に入力される。このゲート回
路３３にはさらに２値化終了検出回路３４からの２値化
終了信号が入力され、このゲート回路３３はセクタマー
クの記録期間のみ２値化された信号をセクタマーク検出
回路３５に出力し、このセクタマーク信号に一致するか
否かの判断を行い、一致した場合、第３図に示すように
セクタマーク信号Ｂを出力する（尚、第３図のＡは、セ
クタマーク部ＳＭ及びインデックス部ＩＤでＲＦ（エン
ベロープ）信号が検出されることを模式的に示している
）。

上記セクタマーク信号を検出する各部（番号３１から３
５まで）の具体的構成は特願平１−３３５４号に詳述し
である。

上記セクタマーク信号Ｂは、第１のフリツプフ０ツブ３
６に入力され、セクタマーク信号Ｂの立上がりでＱ出力
Ｃを出し、第１のカウンタ３７を動作状態にする。しか
して、このカウンタ３７はインデックス部ＩＤの期間に
見合う計数動作を行うと、キャリ端子ＣＲＹから第３図
に示ｔ　にうにキャリ出力りを出す。この出力りは第２
のノリツブフロップ３８のデータ入力端に印加され、第
３図に示すようにクロックに同期してそのＱ出力計は１
１　Ｈ”になると共に、Ｑ出力計は“し”に転移し、こ
の出力Ｆで第１のフリップフロップ３６をリセットし、
その出力Ｃを゛Ｌ″レベルにする。

上記フリップフロップ３８の出力Ｅ　４；Ｊ　ｆｆｉ　
３のフリップフロップ３９のクロック入力端に印加され
、その立上がりで第３図に示すように出力Ｇを出す。

この出力Ｇにより、第２のカウンタ４０はＭ数動作を開
始し、次のセクタマーク部が読み出される時刻にほぼ一
致する期間、計数動作を行って、キャリ出力１」を出１
ｏこのキャリ出カド１は第４の７リツプノロツプ４１の
データ入力端に印加され、クロックＣＬＫの立上がりで
Ｑ出力端から′Ｌ″となる出力Ｉを出す。この出力Ｉは
第３の７リツプフ［」ツブ３９のクリア端子に印加され
、このフリップフロップ３９をクリアし、１１１　ｌ＋
レベルに転移させる。従っ（、この第３のノリツブフロ
ップ３９から、第３図に示すようにアドレス部分で１−
″どなるアドレス部検出信号Ｓ１が出力される。

この信号Ｓ１とコントローラ１５の出力Ｓ２との論理積
をとった信号Ｓ３により、スイッチ８がオン／オフされ
る。

この第１実施例によればアドレス部８４を通過づ゛る際
には第３図に示づようにアドレスマーク部検出信号Ｓ１
がＬ″となる期間、スイッチ８もＡ〕にされるので、こ
のオフにされるタイミングからアドレス部８４を通過覆
るまでの間にディスク２に欠陥がある場合にもそれに殆
ど影響されないでアドレス部８４を走査し、通過後、ス
イッチ８はオンされる。又、オフにされる直前に欠陥が
あっても、その値を保持する従来例よりもその影響を小
さくできる。

第４図は本発明の第２実施例の装置３１の１−要部を示
す。

この第２実施例は、第１図に示寸第１実施例において、
スイッチ８を」ン［〜〔１−ラ１５の出力Ｓ２でオン／
オフ切換えるようにリ−ると共に、第２のスイッチ３２
を設り、このスイッチ３２をアンド回路１６の出力Ｓ３
で接点ａと接点すとを切換えるようにしている。

つまり、トラッキング制御状態において、アドレス部以
外では接点ａをオンし、アドレス部分ではローパスフィ
ルタ３３を通したトラックエラー信号を位相補償回路９
側に出力りるように切換えるようにしている。

上記ローパスフィルタ３３を通すことにより、スイッチ
３１が切換えられる前の直流レベル、゛つまり殆どＯレ
ベルに保持されたトラックエラー信号状態で、アドレス
部分が走査される。このため、切換えられる直前にディ
スク２に欠陥がある場合でも、ローパスフィルタ３３を
通１ことにより、その通過信号出力は欠陥部分に追従し
ないレベルにロックされた信号、つまり欠陥の影響をほ
とんど受Ｃプないレベル状態でアドレス部分を走査Ｊる
ことができる。

上記第２実施例ではローパスフィルタ３３を用いＩ、：
が、減真器を設り、減衰させるようにしＣも良い。又、
差動アンプ７をその利得を制御可能にして、信号８３で
その利得を下げるようにしても良い。

尚、本発明は情報を記憶／再生する装置のみならず消去
等を行うことのできる光学式情報記録装置に広く適用で
きる。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によればアドレス部分を検出し
て、そのアドレス部分でのトラックエラー信号による応
答を抑制する手段を設けているので、欠陥のある記録媒
体に対してもトラッキング制御動作を改善できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の第１実施例に係り、第１
図は第１実施例の全体描成図、第２図はアドレス部検出
回路の構成を示すブロック図、第３図は動作説明用タイ
ミングチャート図、第４図は本発明の第２実施例の主要
部を示すブロック図、第５図は従来例の構成図、第６図
はディスクの構造を示Ｊ説明図、第７図は従来例の動ｆ
ｌ説明図を示す。 ２・・・ディスク　　　　　３・・・光学ヘッド５・・
・光検出器　　　　　８・・・スイッチ１１・・・トラ
ッキングアクチュエータ１２・・・駆動回路 １４・・・アドレス部検出回路 １５・・・コントローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 情報を記録するためのトラックにアドレス部とデータ部
   が設けられ、前記アドレス部とデータ部間で反射光量あ
   るいは透過光量にレベル差が生じる情報の記録媒体に光
   学的に情報を記録、再生あるいは消去可能な光学式情報
   記録再生装置において、前記記録媒体に光ビームを集光
   照射する光学手段と、前記トラックへの前記光ビームの
   照射位置ずれを表わすトラックエラー信号を検出するト
   ラックエラー発生手段と、前記トラックエラー信号に基
   づいて前記光ビームを前記トラックに追従させるための
   駆動手段と、前記トラックエラー信号を前記駆動手段に
   入力される信号を遮断又は減衰させる切換手段と、前記
   切換手段の切換のタイミングを前記アドレス部で行うよ
   うにする切換タイミング信号を生成する切換タイミング
   発生手段とを設けたことを特徴とする光学式情報記録再
   生装置。