JPH0228502Y2 - - Google Patents

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JPH0228502Y2
JPH0228502Y2 JP1983055970U JP5597083U JPH0228502Y2 JP H0228502 Y2 JPH0228502 Y2 JP H0228502Y2 JP 1983055970 U JP1983055970 U JP 1983055970U JP 5597083 U JP5597083 U JP 5597083U JP H0228502 Y2 JPH0228502 Y2 JP H0228502Y2
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operational amplifier
output
voltage
inverting input
photoelectric conversion
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/081Analogue circuits
    • G03B7/085Analogue circuits for control of aperture

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プログラム自動露出制御回路、更に
詳しくは、フイルム面反射測光式カメラにおい
て、複数のプログラム定数を選択して切り換えう
るプログラム自動露出制御回路に関する。
近年、高感度のフイルムが出現して多く使用さ
れており、このため、カメラ側で入力設定される
フイルム感度情報は広範囲に亘つている。従つ
て、プログラム自動露出カメラにおいても、全フ
イルム感度情報に対して1つのプログラム定数の
みを設定することは露出制御が不適正になるもの
であり、フイルム感度情報の変化に応じてプログ
ラム定数を変えることが必要である。
従来、複数のプログラム定数を選択して切り換
えることのできるプログラム自動露出制御回路
は、予め複数のプログラム定数の組み合せを記憶
させておき、これを撮影者が適時に選択できるよ
うにしたもの、或いは、焦点距離情報などの撮影
レンズ情報に基づいてプログラム定数を可変させ
るようにしたものが周知であるが、フイルム感度
情報によつてプログラム定数を切り換えるように
したプログラム自動露出制御回路はない。
本考案の目的は、上記の点に鑑み、フイルム面
反射測光式カメラにおいて、フイルム感度情報の
可変領域に応じて同フイルム感度情報領域に適し
たプログラム定数が決定されるようにしたプログ
ラム露出制御回路を提供するにある。
以下、本考案を図示の実施例に基いて説明す
る。
第1図は、本考案のプログラム露出制御回路を
適用したフイルム面反射測光式の一眼レフレツク
スカメラの概略断面図である。カメラ本体1内の
ミラーボックス(図示されず)に支軸2によつて
回動自在に配設された観察用可動ミラー3の背面
には測光用ミラー4が取り付けられており、観察
用可動ミラー3の下方の撮影光路外の位置には、
集光レンズ5およびシリコンフォトダイオードな
どの測光用光電変換素子6が配設されている。こ
の光電変換素子6の受光面は観察用可動ミラー3
が図示のように45゜の傾斜状態に下降していると
きの測光用ミラー4の反射面とシャッター先幕1
2の前面とをにらむように両者に対向している。
このため、撮影レンズ7および開放値にある絞り
部材14を通過した被写体光のうち観察用可動ミ
ラー3のハーフミラー部3aを透過した被写体光
は、測光用ミラー4で反射すると、集光レンズ5
によつて光電変換素子6の受光面に投影されるの
で、シャッターレリーズ以前には同光電変換素子
6によつて絞り部材14が開放のときの被写体光
が測定されている。観察用可動ミラー3で反射し
た被写体光はピントグラス8、ペンタプリズム9
および接眼レンズ10を通つて観察光として撮影
者の眼11に入射する。ここで、シャッターレリ
ーズが行なわれると、絞り制御回路によつて、絞
り部材14の絞り込み作動が開始される。この絞
り部材14の絞り込み量は後述するように、光電
変換素子6の受光量、即ち、被写体の明るさ、お
よびフイルム感度に基いて自動的に設定されるよ
うになつている。絞り制御が行なわれて絞り部材
14が設定値までの絞り込み動作を完了すると、
観察用可動ミラー3が二点鎖線で示す位置3Aに
跳ね上げられるので、同可動ミラー3によつて観
察光路が閉じられ撮影光路が開かれる。撮影光路
が開かれると、シャッター先幕が走行を開始する
ので、この走行開始するシャッター先幕12の前
面および同先幕の走行によつて露呈するフイルム
13の感光面に被写体光が結像される。シャッタ
ー先幕面およびフイルム面に結像された被写体光
は同各面で反射して上記集光レンズ5により測光
用光電変換素子6に入射し同光電変換素子6の受
光面に投影されるので、シャッターレリーズ後も
上記光電変換素子6により被写体光が測光され
る。
第2図は、上記フイルム面反射測光式カメラ
の、プログラム自動露出制御回路の電気回路図で
ある。この第2図に示す電気回路は次のように構
成されている。即ち、演算増幅器(以下オペアン
プと称す)21の非反転入力端子は基準電圧VREF
が印加される端子22に接続され、出力端子はス
イツチング素子としてのNPN型トランジスタ2
3のエミッタに接続されていると共に抵抗24を
介してベースに接続されている。トランジスタ2
3のベースは、シャッターレリーズによつて絞り
制御動作が行なわれたあと、シャッター先幕の走
行開始に同期して、“H”レベルから“L”レベ
ルに切換わるトリガ信号S0が印加される端子25
に接続される。トランジスタ23のコレクタは、
対数圧縮用のダイオード26をカソードに接続さ
れていると共に、抵抗27を介して上記オペアン
プ21の反転入力端子に接続されている。ダイオ
ード26のアノードは積分用オペアンプ28の非
反転入力端子に接続されている。このオペアンプ
28の反転入力端子と非反転入力端子との間には
上記測光用光電変換素子6がアノードを非反転入
力端子がわに向けて接続されている。オペアンプ
28の非反転入力端子と接地間には積分用コンデ
ンサ29が接続されている。オペアンプ28の出
力端子は同オペアンプ28および前段のオペアン
プ21の反転入力端子に接続されてオペアンプ2
1,28により帰環ループ回路を形成していると
共に、オペアンプ28の出力端子は次段の、露出
制御用コンパレータを形成する比較用オペアンプ
30の非反転入力端子にも接続されている。オペ
アンプ30の反転入力端子は抵抗31を介して上
記基準電圧端子22に接続され、出力端子はシャ
ッター後幕係止用のマグネット32を介して電源
電圧VDDが印加される端子33に接続されてい
る。電源電圧端子33にPNP型トランジスタ3
4,35,36のエミツタが接続され、これらの
トランジスタ34〜36のベースは互いに共通に
結線されてPNP型トランジスタ37のエミツタ
に接続されている。トランジスタ37のコレクタ
は接地され、ベースは上記トランジスタ34のコ
レクタに接続されている。これらのトランジスタ
34〜37は特性の等しいものが用いられて周知
のカレントミラー回路を形成しており、このた
め、トランジスタ34のコレクタがわに電流が流
れるとき、これに等しい電流がトランジスタ3
5,36のコレクタがわにもそれぞれ流れるよう
になつている。トランジスタ35のコレクタは上
記オペアンプ30の反転入力端子に接続されてい
る。
また、上記基準電圧端子22と接地間には、抵
抗38と39が直列に接続されていて、この抵抗
38と39との接続点がオペアンプ40の非反転
入力端子に接続されている。オペアンプ40の反
転入力端子は特性の等しい2つのNPN型トラン
ジスタ41,42のエミツタに接続されていると
共に、フイルム感度情報設定用の可変抵抗43を
介して接地されている。オペアンプ40の出力端
子はトランジスタ41,42のベースに接続され
ている。トランジスタ41のコレクタは上記トラ
ンジスタ34のコレクタに接続されており、トラ
ンジスタ42のコレクタは次段のオペアンプ44
の反転入力端子に接続されている。このオペアン
プ44の反転入力端子と出力端子との間には上記
ダイオード26と特性の等しい対数圧縮用のダイ
オード45がアノードを出力端子がわに向けて接
続されている。オペアンプ44の非反転入力端子
は上記トランジスタ23とダイオード26との接
続点に接続されている。このオペアンプ44は絞
り制御のために被写体輝度BVとフイルム感度SV
の撮影情報を合成演算するためのもので、その出
力端子は半導体アナログスイツチ46を介してイ
ンピーダンス変換用オペアンプ49の非反転入力
端子に接続されている。半導体アナログスイツチ
46の制御端子はメモリー信号SMが印加される
端子48に接続されている。このメモリー信号
SMはシャッターレリーズ以前は“H”レベルに
あり、シャッターレリーズに同期して“L”レベ
ルに転ずるものである。オペアンプ49の非反転
入力端子と接地間には、上記オペアンプ44の出
力電圧により充電され、半導体アナログスイツチ
46のオフと同時に同充電電圧を記憶保持するた
めのコンデンサ47が接続されている。オペアン
プ49の反転入力端子は出力端子に接続され、同
オペアンプ49の出力端子は次段の3入力型オペ
アンプ50の非反転入力端子に接続されている。
このオペアンプ50の第1の反転入力端子は上記
オペアンプ44の出力端子との間に抵抗51が接
続され、オペアンプ50の出力端子との間に抵抗
52が接続されている。また、オペアンプ50の
第2の反転入力端子は上記オペアンプ44の出力
端子との間に抵抗53が接続され、オペアンプ5
0の出力端子との間に抵抗54が接続されてい
る。抵抗51と52,53と54はオペアンプ5
0の増幅率を決めるためのもので、これらの抵抗
とオペアンプ50とで絞り制御のプログラム特性
の傾きが決定されるようになつている。オペアン
プ50の出力端子は絞り制御用コンパレータを形
成する3入力型の比較用オペアンプ55の非反転
入力端子に接続されている。オペアンプ55の第
1の反転入力端子は絞り込み開始のための判定用
電圧を設定するための半固定抵抗56を介して上
記基準電圧端子22に接続され、第2の反転入力
端子は同じく判定用電圧を設定するための半固定
抵抗57を介して上記基準電圧端子22に接続さ
れている。オペアンプ55の出力端子は絞り制御
用のマグネツト58を介して上記電源電圧端子3
3に接続されている。また、電源電圧端子33は
PNP型トランジスタ59,60,61のエミツ
タに接続され、これらのトランジスタ59〜61
のベースは互いに結線されてPNP型トランジス
タ62のエミツタに接続されている。トランジス
タ62のコレクタは接地され、ベースは上記トラ
ンジスタ61のコレクタに接続されていると共に
定電流源63を介して接地されている。これらの
トランジスタ59〜62は特性の等しいものが用
いられて周知のカレントミラー回路を形成してお
り、このため、定電流源63によつてトランジス
タ61のコレクタがわに定電流が流れるとき、こ
れに等しい定電流がトランジスタ59,60のコ
レクタがわにもそれぞれ流れるようになつてい
る。トランジスタ60のコレクタは上記オペアン
プ55の第1の反転入力端子に接続され、トラン
ジスタ59のコレクタはオペアンプ55の第2の
反転入力端子に接続されている。
上記2つの3入力型オペアンプ50および55
のバイアス切換用端子にはフイルム感度情報領域
選択回路のコンパレータを形成する比較用オペア
ンプ67の出力端子が接続されており、オペアン
プ67の出力である選択信号のレベルによつてオ
ペアンプ50,55のバイアスが切り換えられ、
第1の反転入力端子と第2の反転入力端子のいず
れかが選択されることとなる。オペアンプ67の
非反転入力端子は上記基準電圧端子22と接地間
に直列に接続された判定用電圧を設定するための
抵抗64と65の接続点に接続され、反転入力端
子は上記トランジスタ36のコレクタに接続され
ていると共に、抵抗66を介して接地されてい
る。
次に、上記のように構成されたプログラム自動
露出制御回路の動作を説明する。上記プログラム
自動露出制御回路を有したフイルム面反射測光式
カメラの電源スイツチを投入すると、上記第2図
に示す電気回路の電源電圧端子33に電源電圧
VDDが印加され、基準電圧端子22に基準電圧
VREFが印加される。そして、撮影に先立つて、フ
イルム感度設定ダイヤルを廻してフイルム感度情
報設定用の可変抵抗43をカメラ内に装填された
フイルムの感度情報に応じた値にセツトする。こ
の可変抵抗43とトランジスタ41,42との接
続点における電圧、即ち、オペアンプ40の反転
入力端子の電圧Vp1は、オペアンプ40の非反転
入力端子の電圧に等しいため、抵抗38、抵抗3
9の抵抗値をそれぞれR1,R2とすると、電圧
Vp1は、 Vp1=VREF・R2/R1+R2 …(1) である。このため、トランジスタ41,42の各
コレクタに流れる電流ISVは、上記可変抵抗43
の抵抗値をRSVとすると、 ISV=VREF・R2/2RSV(R1+R2) …(2) となる。
上記トランジスタ41のコレクタ電流ISVはト
ランジスタ34のコレクタに流れるので、このト
ランジスタ34のコレクタに流れる電流ISVに等
して電流ISVがトランジスタ35,36のコレク
タにも流れる。トランジスタ35のコレクタ電流
ISVは抵抗31を通じて上記基準電圧端子22に
向つて流れるので、抵抗31の抵抗値をR3とす
ると、比較用オペアンプ30の反転入力端子に
は、 Vp2=VREF+ISV・R3 …(3) なる電圧Vp2がこのオペアンプ30のシャッター
秒時判定用電圧として印加される。また、トラン
ジスタ36のコレクタ電流ISVは抵抗66を通じ
て流れるので比較用オペアンプ67の反転入力端
子には、抵抗66の抵抗値をR6とすると、 Vp3=ISV・R6 …(4) なる電圧Vp3が印加される。このオペアンプ67
の非反転入力端子には、抵抗64,65の抵抗値
をそれぞれR4,R5とすると、 Vp4=VREF・R5/R4+R5 …(5) なる電圧Vp4がこの比較用オペアンプ67の判定
用電圧として印加されるので、このオペアンプ6
7は、電圧Vp3とVp4との比較を行ない、Vp3
Vp4の場合にはその出力が“L”レベルとなり、
Vp3≦Vp4の場合には“H”レベルとなる。例え
ば、フイルム感度のASA200でVp3=Vp4となる
ようにしておくと、ASA200未満ではVp3>Vp4
でオペアンプ67の出力は“L”レベルとなり、
ASA200以上ではVp3≦Vp4でオペアンプ67の
出力は“H”レベルとなる。オペアンプ67の出
力が“L”レベルのとき、オペアンプ50,55
の第1の反転入力端子が選択され、オペアンプ6
7の出力が“H”レベルになると、オペアンプ5
0,55の第2の反転入力端子が選択されるよう
にバイアスが切り換えられる。
また、電源電圧端子33に電源電圧端子VDD
印加されることにより、トランジスタ61のコレ
クタに定電流源63によつて定電流IRが流れる。
このため、トランジスタ60,59のコレクタに
もそれぞれ定電流IRが流れ、同電流IRはそれぞれ
半固定抵抗56,57を通じて基準電圧端子22
に流れ込むので、半固定抵抗56,57の抵抗値
をそれぞれR16,R17とすると、オペアンプ55
の第1、第2の反転入力端子には、それぞれ Vp6=VREF+IR・R16 …(6) Vp7=VREF+IR・R17 …(7) なる電圧Vp6,Vp7がこのオペアンプ55の絞り
制御用判定電圧として印加される。
次に、シャッターおよびフイルムが巻上げられ
た状態では、トリガ信号用端子25は“H”レベ
ルになり、またメモリー信号用端子48も“H”
レベルになる。そして、カメラを被写体に向ける
と、光電変換素子6には、第1図に示すように、
撮影レンズ7および開放値にある絞り部材14を
通過し測光用ミラー4で反射した被写体光が受光
されるので、光電変換素子6は受光量に応じた光
電流Ipを発生する。トランジスタ23はベースに
上記トリガ信号用端子25の“H”レベルの信号
が印加されていることによつてオン状態にあるの
で、オペアンプ21と28によつて帰環ループが
形成されてオペアンプ28の非反転入力端子に基
準電圧VREFが印加されることになり、このため積
分用コンデンサ29は基準電圧VREFのレベルにま
で充電される。
上記光電変換素子6に光電流Ipが発生すると、
上記対数圧縮用ダイオード26にもアノードから
カソードに電流Ipが流れる。従つて、このダイオ
ード26のカソードがわの電圧をVp5とすると、
同電圧Vp5は、 Vp5=VREF−kT/qloIp/IS1 …(8) となる。但し、上記(8)式において、kはボルツマ
ン定数、Tは絶対温度、qは電子の電荷、IS1
対数圧縮用ダイオード26の逆方向飽和電流であ
る。
オペアンプ44の非反転入力端子には上記(8)式
で示す電圧Vp5が印加され、また、トランジスタ
42のコレクタには、上記トランジスタ41のコ
レクタ電流ISVに等しい電流が流れ、同電流ISV
対数圧縮用ダイオード45にも流れることから、
オペアンプ44の出力電圧をVp8とすると、同出
力電圧Vp8は、 Vp8=Vp5+kT/qloISV/IS2 …(9) となる。但し、上記(9)式で、IS2は対数圧縮用ダ
イオード45の逆方向飽和電流である。このダイ
オード45は上記ダイオード26と特性の等しい
ものであるのでIS1=IS2となり、また、上記(9)式
に上記(8)式を代入すると、 Vp8=VREF+kT/qloISV/Ip …(10) となる。即ち、この(10)式から明らかなように、オ
ペアンプ44の出力電圧Vp8は被写体輝度BV+フ
イルム感度SVの情報電圧である。
このとき、半導体アナログスイツチ46は制御
端子に端子48から“H”レベルの信号が印加さ
れてオンの状態にあるので、上記電圧Vp8は半導
体アナログスイツチ46を通じてオペアンプ49
の非反転入力端子に印加されてコンデンサ47を
充電させる。
ここで、シャッターレリーズを行なうと、メモ
リー信号SMが“L”レベルになり、半導体アナ
ログスイツチ46がオフになるが、このとき、上
記オペアンプ44の、上記(10)式に示した出力電圧
Vp8が開放測光値としてコンデンサ47に記憶さ
れ、この記憶された電圧はオペアンプ49の出力
端子に取り出される。即ち、開放測光時の光電流
をIp0とすると、オペアンプ49の出力端子がわ
の電圧Vp9は、上記(10)式より Vp9=VREF+kT/qloISV/Ip0 …(11) となる。
上記開放測光時のホールドされた電圧Vp9はオ
ペアンプ50の非反転入力端子に印加され、ま
た、このオペアンプ50の第1、第2の反転入力
端子には上記電圧Vp8がそれぞれ抵抗51,53
を通じて印加されている。従つて、上記(10),(11)式
から、オペアンプ50の出力電圧Vp10は、上記
抵抗51〜54の抵抗値をそれぞれR11〜R14
すると、第1の反転入力端子が選択されていると
きには、 Vp10=Vp9−R12/R11(Vp9−Vp8)=VREF+kT/qloI
SV/Ip0+R12/R11・kT/qloIp0/Ip…(12) となり、第2の反転入力端子が選択されていると
きには、 Vp10=VREF+kT/qloISV/Ip0+R14/R13・kT/qlo
Ip0/Ip…(13) となる。
上記オペアンプ50の出力電圧Vp10がオペア
ンプ55の非反転入力端子に導かれると、この電
圧Vp10と、第1の反転入力端子が選択されてい
るときには、判定用電圧Vp6と比較され、第2の
反転入力端子が選択されているときには判定用電
圧Vp7と比較される。そして、出力電圧Vp10が、
判定用電圧Vp6,Vp7より高い場合にはオペアン
プ55の出力は“H”レベルとなり、絞り制御用
マグネツト58は励磁されないので、開放絞りと
なる。また、上記出力電圧Vp10が判定用電圧
Vp6,Vp7より低い場合は、オペアンプ55の出
力は“L”レベルとなり、絞り制御用マグネツト
58は励磁されるので、シャッターレリーズ後絞
り込みが開始される。絞り込みが開始されると、
上記オペアンプ44の出力電圧Vp8とオペアンプ
49の出力電圧Vp9との間には、絞り込み量ΔAV
に対応する光電流変化ΔIpに相当する分の電位差
ΔVを生ずる。この電位差ΔVは、開放測光時の
光電流をIp0、絞り込み中の光電流をIpとすると、 ΔV=kT/qloIp0/Ip …(14) である。なお、Ip0>Ipである。よつて、プログ
ラム特性線の傾きを決定するのは、このΔVに対
する係数、即ち、上記(12),(13)式に示すように、
オペアンプ50の増幅率であるR12/R11,R14/R13(い ずれも1以下)で決定される。また、絞り込み開
始点を決定するのは、オペアンプ55の反転入力
端子の判定用電圧Vp6,Vp7および、上記(12),
(13)式における第2項、即ちkT/qloISV/Ip0である
ここで、フイルム感度情報設定用の可変抵抗4
3を可変して、フイルム感度をASA100に設定し
た場合、オペアンプ67の出力は“L”レベルで
あり、オペアンプ50,55は第1の反転入力端
子が選択され、オペアンプ50,55による絞り
制御のプログラム特性は第3図に示すものとな
る。また、フイルム感度をASA400に設定した場
合には、オペアンプ67の出力は“H”レベルと
なり、オペアンプ50,55は第2の反転入力端
子が選択されてオペアンプ50,55による絞り
制御のプログラム特性は第4図に示すものとな
る。即ち、ASA100では、絞り込み開始バイアス
として判定用電圧Vp6=IR・R16(基準電圧VREF
基準にして)、プログラム特性線の傾きR12/R11に、 ASA400では、絞り込み開始バイアスとして判定
用電圧Vp7=IR・R17、プログラム特性線の傾き
R14/R13に、自動的に切り換えられることになる。
例えば、第3図において、ASA100の場合、上記
判定用電圧Vp6=IR・R16を調整してEV=6で絞
り込み開始を行なうように設定したとすると、
ASA400ではEV=4で絞り込み開始が行なわれる
ことになる。そこで、第4図に示すように、判定
用電圧Vp7=IR・R17を上記判定用電圧Vp6より
1EV分低めに設定しておくと、ASA100でEV=7
即ち、ASA400でEV=5の点で絞り込みが開始さ
れるように設定することができる。また、第3図
に示すプログラムはプログラム特性線の傾きが
1、即ち、露出値の1EV変化に対して、TV
0.5EV,AVが0.5EV変化する組み合せのプログラ
ムである。これは、オペアンプ50の増幅率
(R12/R11)を1/2に設定することによつて得られる。
このままの傾きでASA400のプログラム特性線を
想定すると、第4図に点線で示すようになるが、
ASA400のフイルムの特質を生かし、かつ最良の
シャッター秒時値TVと絞り値AVとの組み合せを
考えると、第4図に実線で示すような傾きのプロ
グラム特性線となり、これは、オペアンプ50の
増幅率(R14/R13)を2/3に設定することによつて得 られる。
絞り部材14が絞り制御用マグネツト58によ
つて次第に絞り込まれていくことにより上記電圧
Vp10が増大していくので、ASA100のフイルム感
度のフイルムが用いられている場合には、オペア
ンプ50の出力電圧Vp10が判定用電圧Vp6に等し
くなつた時点でオペアンプ55の出力が“H”レ
ベルに転じ、またASA400のフイルム感度のフイ
ルムが用いられている場合には、出力電圧Vp10
が判定用電圧Vp7に等しくなつた時点でオペアン
プ55の出力が“H”レベルに転じて絞り制御が
終了する。このとき、フイルム感度がASA100の
場合、前記(6),(12)式より、 kT/qloISV/Ip0+R12/R11・kT/qloIp0/Ip′=IR
・R16…(15) また、フイルム感度がASA400の場合、前記
(7),(13)式より、 kT/qloISV/Ip0+R14/R13・kT/qloIp0/Ip′=IR
・R17…(16) であり、上記(15),(16)式が絞り込み終了の判
定条件となる。この(15),(16)式において、
Ip′は絞り込み終了時の光電流を意味する。
絞り部材14の絞り込み制御が終了すると、観
察用可動ミラー3が跳ね上げられてシャッター先
幕12が走行を開始し、これにより、トリガ信号
用端子25に“L”レベルのトリガ信号S0を印加
されてトランジスタ23がオフ状態になる。する
と、この時点でオペアンプ21の帰環ループが断
たれるので、対数圧縮用ダイオード26には光電
流は流れず、フイルム面反射測光による光電流Ip
は積分用コンデンサ29に流れるようになる。従
つて、上記トランジスタ23がオフになつた時点
から積分が開始され、上記光電流Ipによつて積分
用コンデンサ29は電荷をチャージされていき、
その両端電圧が上記基準電圧VREFから更に次第に
上昇していく。この積分用コンデンサ29の電圧
VCはオペアンプ28の出力端子からオペアンプ
30の非反転入力端子に印加され、同オペアンプ
30でその反転入力端子に印加されているシャッ
ター秒時判定用の電圧Vp2と比較される。積分電
圧VCは、積分用コンデンサ29の容量をC1とす
ると、 VC=VREF+1/C1∫Ipdt …(17) である。
上記積分電圧VCが判定用電圧Vp2より低い間
は、即ち、上記(3),(17)式より、1/C1∫Ipdt< ISV・R3のときは、オペアンプ30の出力は“L”
レベルになつていて、このため、マグネツト32
が励磁された状態にあつてシャッター後幕を係止
している。そして、上記積分電圧VCが上記(17)
式の傾斜で上昇していき、同電圧VCが上記判定
用電圧に達して1/C1∫Ipdt≧ISV・R3になると、オ ペアンプ30の出力が“H”レベルに反転する。
すると、マグネツト32が非励磁状態になり、シ
ャッター後幕の係止が解除されて同後幕が走行し
て露出を終了する。
以上述べたように、本考案によれば、フイルム
感度情報の設定範囲を複数の領域に区分し、それ
ぞれのフイルム感度情報の領域に応じて絞り制御
のプログラム定数が切り換えられるようにしてい
るので、フイルム感度の異なるフイルムに対して
も、フイルム感度を設定するだけで、常に適正な
絞り値とシャッター秒時値との組み合せで露出制
御が行なわれ、常用感度、高感度等のフイルムの
特質を生かした撮影を行なうことができる等の優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のプログラム自動露出制御回
路を適用したフイルム面反射測光式一眼レフレツ
クスカメラの概略断面図、第2図は、本考案の一
実施例を示すプログラム自動露出制御回路の電気
回路図、第3図は、上記第2図に示すプログラム
自動露出制御回路による、フイルム感度が低感度
の場合の絞り制御のプログラム線図、第4図は、
上記第2図に示すプログラム自動露出制御回路に
よる、フイルム感度が高感度の場合の絞り制御の
プログラム線図である。 6……測光用光電変換素子、14……絞り部
材、43………フイルム感度情報設定用可変抵抗
(フイルム感度情報領域選択回路)、{50,55
……オペアンプ、51〜54……抵抗、56,5
7……半固定抵抗}プログラム定数可変回路、6
7……オペアンプ(フイルム感度情報領域選択回
路)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 撮影レンズおよび絞り装置を通過した被写体光
    束を受光する光電変換素子と、 フイルム感度情報の設定範囲を複数領域に分割
    し、その各領域に対応した各選択信号を発生する
    フイルム感度情報領域選択回路と、 上記絞り装置の開放状態での上記光電変換素子
    の出力を記憶する記憶回路と、 上記絞り装置の絞り込み動作に応じて変化する
    上記光電変換素子の出力と上記記憶回路の記憶値
    との差を、上記選択信号に応じて選択される増幅
    率で増幅する増幅回路と、 上記各選択信号に応じて選択される判定レベル
    と上記増幅回路の出力とを比較し、一致したとき
    に反転信号を出力する比較回路と、 上記反転信号に応答して上記絞り込み動作を終
    了する絞り込み停止回路と、 上記絞り込んだ状態で、上記絞り装置を介して
    受光する光電変換素子の出力に基づいてシャッタ
    秒時を制御するシャッタ制御回路と、 を具備したことを特徴とするプログラム自動露出
    制御回路。
JP1983055970U 1983-04-14 1983-04-14 プログラム自動露出制御回路 Granted JPS59161128U (ja)

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DE3413116A DE3413116C2 (de) 1983-04-14 1984-04-06 Automatische Programm-Belichtungssteuervorrichtung für Kameras

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DE3413116C2 (de) 1986-02-13
JPS59161128U (ja) 1984-10-29
US4512648A (en) 1985-04-23
DE3413116A1 (de) 1984-10-25

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