JPH02284664A - スプレー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスプレー装置に関する。更に詳細には、バッテ
リーによる小型の直流モーターの回転運動を往復運動に
変換して伝達し、圧縮機構を作動させて吐出孔より圧縮
空気を噴霧機構に供給し、液体タンク内の液体を吸引し
てノズル先端より連続的に噴射させる、軽便且つ無公害
の携帯用スプレー装置に関するもので、トリートメン［
・液、コールド液、化粧液その地理美容液、殺虫剤、園
芸用の各種葉液、水、低粘性の塗料１、接着剤、着色液
等の噴霧に有効なスプレー装置を提供しようとするもの
である。

従来の技術 従来より、スプレー装置として、交流電源によるモータ
ーの回転駆動を利用したコンブレソザヲ用いたもの、フ
ロンガス、Ｌ　Ｐガス等を充填したボンベの高圧ガスに
よるものが主として実用されている。

前記交流電源使用によるコンプレッサーを用いる系は、
コンプレッサー自体が大型な上、電源が交流電源のため
、使用場所、条件等の制約があり、携帯性の軽便なスプ
レー装置として実用性を満足させていない。

一方、高圧ガスボンベによる系では、携帯性を満足させ
ているが、ガスボンベ１個当たりの有効使用量が少ない
上、連続噴射時に気化熱によりガス温度が低下して、ガ
スの気化性を悪化させ、それに伴い吐出圧力を低下させ
て実用不能になりがちである。

更に、前記ガスボンベによる系では、フロンガスによる
大気汚染や可燃性ガスによる危険性の面でも問題があっ
た。

ケース内にモーター及び駆動要素を一体収納した携帯性
の噴霧装置に関しては、実公昭５８−１１３８７号公報
等に開示されているが、液体をポンプにより直接加圧し
て噴射させる噴霧装置であり、霧化された液体の粒径が
比較的大であり、均質性にも欠けていた。

発明が解決しようとする間ｙμ点 前記従来の交流電源使用によるコンプレッサ及び高圧ガ
スボンへによる系や、液体の直接加圧型の噴霧装置の不
具合を解消し、小型、軽量で携帯性を満足し、使用場所
、条件等の制約がなく、簡便に実用でき、均質且つ微粒
径の噴霧液を低脈流状態で連続的に噴射させ、比較的低
粘性の各種液体の噴霧に有効な、無公害且つ安全性に優
れたスプレー装置を提供しようとするもである。

問題点を解決するための手段 本願発明のスプレー装置を図面について説明する。（第
１図〜第３図参照） 本願発明のスプレー装置１は、コンプレッサ２と、前記
コンプレッサーの吐出孔に接続され液体タンクの液体を
吸引してノズル先端より噴霧させる噴霧機構３と、コン
ブｌ／フサ−を作動させる電源用電池４を備えた構成を
要件とする。

前記コンプレッサー２は、ケース２１内に出力１Ｗ〜８
０Ｗの小型直流モーター２２と、前記モタ−の出力軸に
接続される減速機２３と、前記減速機の回転力を往復運
動に変換する変換機構２４と、前記変換機構に連絡され
、ガイド部に往復動自在に取付けられた作動子２５と、
前記作動子に一端を接続し開口部２６２が弁ブロック２
７に密栓状態に組み付けられた３個以上の空気圧縮部材
２６を取付は前・液弁ブロック２７には前記各個の空気
圧縮部材２６の吸、排気を制御する吸気弁２７２と排気
弁２７３を対とする、前記空気圧縮部材２６と同数対の
弁が配設されていると共に各排気弁２７３から吐出され
る空気を吐出孔２８１に連通させる集気通路２７４が設
げられている。

前記に於いて、ケース２１は金属或いは合成樹脂材等か
らなる箱型その他適宜形状の容器であって、一連の駆動
要素を収納、取付け、保護する。

減速機２３は歯数の異なるギアの組合せによるもの、歯
付きベルトを介して大小のベル１−車を回転させるもの
等が挙げられ、モーターの出力に対し、減速比１５：１
〜６０：１に設定されており、前記減速機の出力軸２３
４にはクランク又はカム等の往復運動への変換機構２４
が連結され、２００〜８００ｒｐｒｎで回転させる。前
記変換機構は、位相差をもって各作動子２５を順次軸方
向に往復動させる構成となっている。

前記空気圧縮部材２６は、軸方向に伸縮自在な蛇腹状部
材やシリンダーとピストンの組合せによるもの等の空気
を繰り返して圧縮させ、一端開口部２６２より吐出させ
るものが有効である。

前記空気圧縮部材２６は、開口部２６３側を作動子２５
に接続し、開口部２６２側を弁ブロック２７に密栓状に
接続して取付けられる。ここで弁ブロック２７は、ケー
ス２Ｉ内で固定されており、作動子２５はガイド２１１
に誘導されて往復動自在に組み込まれており、空気圧縮
部材２６の閉口部側の押圧、押圧解除と運動して弁ブロ
ック２７の吸、排気弁を作動させ、排気弁２７３より圧
縮空気を吐出させて集気通路２７４に導く。

集気通路２７４は各空気圧縮部材２６の排気弁２７３と
連通しており、各排気弁から吐出される圧縮空気を集気
して吐出孔２８１に誘導する。

前記ガイド２１１はケース内壁にレール状に一体的に配
設されたもの、ケース内壁より突出させた突出片にガイ
ド孔を設けたもの、ガイド溝、ガイド孔等を配設した別
部材をケースに固定したもの、弁ブロックにレール状の
突起又はガイド溝を一体に配設したもの等が有効である
。

直流小型モーター２２の駆動用電源としては、マンガン
、アルカリ、ニッケルカドミウムや鉛電池等、従来より
使用されている電池が用いられる。前記電池はケース２
１内又はケース外に交換可能に装着される。

電源スィッチ５は、ケース２１又は本体ケース６の上部
又は側部に露出して取付けられる。本体ケース６は商品
性、携帯性を高めるためのものであり、コンプレッサー
を内蔵させているケース２１及び噴霧機構３の一部又は
全部を収容させる。

尚、長時間の使用を可能とするため、ＡＣアダプターを
接続して実用に供することができる。

次に更に詳細に好適な具体的態様のコンプレッサー２に
ついて説明する。

４個の空気圧縮部材２６を用いる系であって、モーター
２２の回転運動をクランク２４１を介して往復運動に変
換し、前記空気圧縮部材２６が互いに位相差をもって順
次作動する構成となし、所期の吐出圧、吐出流量の脈流
の少ない圧縮空気を連続的に吐出させると共に駆動要素
をコンパクトな効率性のよい配置にゲース内に収納し、
小型軽量で携帯性の要件を満足せんとするものである。

減速機２３の出力軸２３４０両端には互いに９０度の位
相差をもってクランク２４１が配備されており、作動子
２５は前記クランクの両端に接続配備され、ケース２１
内に配設のレール状ガイド２１１にガイドされて往復動
自在に取付けられており、弁ブロック２７は吸気弁２７
２と排気弁２７３の４対の弁が２対づつ相対向して配設
されており、４個の空気圧縮部材２６が各開口部２６２
を前記弁に連通させて密栓状に取付けられ、他端を作動
子に接続させて配備されてなる構成を特徴とする。

次に前記コンプレッサー２の吐出口２８１に接続される
噴霧機構３について詳細に説明する。

噴霧機構３は、前記吐出孔２８１からの圧縮空気を導出
させる空気通路３０１、前記空気通路と隔離して軸線方
向に配設される液通路３０２、前記液通路の前部に配置
されるノズル３０３とを備えたヘッド部３０と、前記液
通路３０２に接続される吸い上げパイプ３１と、液体タ
ンク３２を備えてなる。

作用 次に本発明スプレー装置１の作動を説明する。

電源スィッチ５のＯＮにより、モーター２２を回転駆動
させる。モーター２２の出力軸に接続されている減速機
２３によりモーターの回転力は減速され、より大きな）
・ルクで減速機に連結されている変換機構２４（クラン
ク又はカム）を駆動させ、回転力を往復運動に変換して
各作動子２５に伝達する。ここで、前記変換機構２４は
、減速機２３の出力軸２３４に対し位相差をもって順次
駆動して往復作動させ、吸気弁２７２と排気弁２７３を
交互に開閉作動させ、各圧縮部材２６からの圧縮空気は
、各排気弁２７３から位相差をもって吐出し、集気通路
２７４により集気され、吐出孔２８１より連続的に吐出
される。前記吐出孔２８１に接続された噴霧装置３の空
気通路３０１には圧縮空気が供給され、ノズル方向に噴
射され、この際の吸引作用により、液体タンク３２内の
液体が吸い上げパイプ３１により液通路３０２に吸引さ
れ、ノズル３０３先端から噴霧される。

次に本発明のスプレー装置の実施例について説明する（
第１図〜第３図参照）６ ケース２１は左右分割して成形された熱可塑性樹脂の箱
型射出成形体を対面、合体させて組立てられ、駆動要素
の収納スペースを内部にもつ箱型容器（横巾約５ｃｍ、
高さ約１５ｃｍ、深さ約３ｃｍ）である。ケース２１内
壁には、２個の作動子２５をガイドするための８個のレ
ール状ガイド２１１が左右の対面位置に、ｈ下位置に配
設されていると共に弁ブロック２７を固定する係止溝２
１２が中間位置に設けられている。

弁ブロック２７はプラスチックの射出成形により得られ
る方形箱型の本体部２７１と、前記本体部の開口部２７
６を密栓する蓋部材２８と、弁部の外殻を形成するカバ
一部材２９と、吸気弁２７２及び排気弁２７３からなる
。

前記本体部２７１の両側壁面には８個の弁孔、詳細には
、吸気弁孔と排気弁孔を対とする４対の弁孔が２対づつ
対面して配設され、前記各排気弁孔の周囲の壁面には６
個の小突起２７３ａが等間隔に配設されており、前記各
孔には弁孔の径より大径の筒部２７３ｂが同心状に突設
されていると共に、前記各対の筒部を内在させる環状突
部２７７が設けられており、前記各排気弁孔は両側壁間
に形成された集気通路２７４に連通し、集気通路の中央
には蓋部材２８に吐出孔２８１が一体に配設された構造
であり、カバ一部材２９は前記環状突部の開口面を台板
部２９１と該台板部より突設の２個の嵌合筒２９２が設
けられており、該嵌合筒の外径は筒部の内径より僅かに
小径に形成されており、いずれか一方の嵌合筒の前端面
には、６個の小突起２９２ａが等間隔に配設され、他方
の嵌合筒２９２端面には環状小突起２９２ｂが配設され
ている。

吸気弁２７２及び排気弁２７３はポリエステル樹脂の薄
板であり、８個（＄備される。

前記吸気弁２７２及び排気弁２７３は各弁孔上に配設さ
れ、弁ブロックとカバ一部材は、吸気弁２７２側では、
弁ブロックの弁孔周りの環状小突起２７２ａと、嵌合筒
前端面の小突起２９２ａが、排気弁２７３側では、弁孔
周りの小突起２７３ａと、嵌合筒前端面の環状小突起２
９２ｂが対面するよう位置させて嵌合させると共に蓋部
材２８を本体部の開口部２７６に嵌着させて弁ブロック
２・７が組立てられる。

尚、吸気弁例の弁ブロックの吸気孔２７５にはスポンジ
等のエアフィルターを装着させて異物の流入を防止する
ことができる。

作動子２５は一端部にカム溝２５１が、中央部に切欠き
部が設置、Ｊられた）ｌ／−ム部材であり、フレームの
外面の各端部には摺動支持部２５３が突設されており、
前記切欠き部の軸線方向の対向位置には、蛇腹部材（空
気圧縮部材２６）の一端間口部２６３を固定する固定部
２５２がそれぞれ設けられた構造であり、プラスチック
の射出成形により２個が準備される。

蛇腹部材はポリエチレン樹脂のブロー成形により得られ
た、一端が閉口した取付部をもち、他端が開口した伸縮
性の蛇腹部をもつ中空体であり、４個が準備される。

前記作動子２５には、蛇腹部材が取付部２６１を固定部
２５２に接続して取付けられ、開口部２６２を自由端に
対面させて配置され、前記各開口部には弁ブロック２７
の環状突部２７７がそれぞれ嵌合され、組立てられる。

減速機２３（第２図参照）は小型直流モータ２２の出力
軸に固定されたピニオンギア２３１に歯車１（２３２）
を介して、両端に出力軸を設けた歯車２（２３３）に動
力を伝達する構成とな−っており、前記歯車２（２３３
）の出力軸２３４両端に互いに９０度の位相差をもって
クランク２４１が配置され、前記クランク２４１を作動
子のカム溝２５１に摺動自在に挿入してポンプとなす。

前記弁ブロック２７をケース２１内の係止溝２１２に係
止させ、２個の作動子２５の摺動支持部２５３をそれぞ
れレール状ガイド２１１に摺動自在に挿入し、前記ポン
プ機構を配備する。スイッチ５を介してモーター２２と
電源用電池４（１゜５ｖ単３乾電池４本）と接続する。

前記コンプレッサー２を連続駆動させ、吐出性能を調べ
た結果、最高空気圧力１１ｇ／ｄ、風量８β／分の値を
示し、平滑流の圧縮空気を連続して吐出させることが確
認された。

前記コンプレッサーの吐出孔２８１には、噴霧機構３の
ヘッド部３０の空気通路３０１を連通させて接続する。

液通路３０２には吸い上げパイプ３１を垂直状態に取付
け、液体タンク３２内に垂らす。液体タンクは着脱自在
にヘッド部又は本体ケース６に取付けられる。

発明の効果 本発明によるスプレー装置は、バッテリーによるモータ
ーの回転運動を利用し、而も駆動要素をケース内にコン
パクトに収納させた構成であり、小型、軽量で携帯性を
満足でき、交流電源使用の系の使用場所、条件等に制約
がないことは勿論、高圧ガスボンベの系にみられる、大
気汚染や引火トラブル、吐出圧の持続不足等の不具合が
なく、安全性に優れ、安心して使用でき、さらにバッテ
リーの補充、充電対策により所期の性能を持続させるこ
とができる。

更に、性能面において、モーターの回転運動と運動して
３個以上の空気圧縮部材が互いに位相差をもって順次作
動して、圧縮空気を集気して吐出孔から脈流の少ない適
性吐出圧、吐出流量の圧縮空気を連続的に噴霧装置に導
き、圧縮空気の吸引力によって被噴霧液を吸引して微粒
径且つ均質な噴霧ができ、理美容分野、画材分野、園芸
分野は勿論、小面積の塗装や諸種の薬液の噴霧用とじて
軽便性を満足させる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明スプレー装置の実施例の要部断面図、
第２図は、コンプレッサ一部の分解斜視図、第３図は、
弁機構部の要部拡大断面図である１・・−スプレー装置 ２−　コンプレッサ ２１−・−ケース ２２−直流モーター ２３−減速機 ２４−変換機構　　　２４１ ２５−作動子 ２６−・・空気圧縮部材 ２７〜・−弁ブロック ２８−蓋部材 ビニオンギア 出力軸 クランク 吸気弁 排気弁 ・集気通路 吸気孔 吐出孔 ２９−カバ一部材 ３−噴霧機構 ３０−　ヘッド部 ３０１−−一空気通路 ３０２−一液通路 ３０３−−−ノズル ３１−・吸い上げパイプ ３２−液体タンク 電源用電池 ５−電源スィッチ ６−・本体ケース

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、モーターの回転運動を往復運動に変換し、空気圧縮
   機構を作動させて吐出孔より圧縮空気を供給するコンプ
   レッサー、前記吐出孔に接続され液体タンクの液体を吸
   引してノズル先端より噴霧させる噴霧機構と、着脱自在
   に装着された電源用電池を備えた携帯用スプレー装置で
   あって、前記コンプレッサー２は、ケース２１内に出力
   １Ｗ〜８０Ｗの小型直流モーター２２と、前記モーター
   の出力軸に接続される減速機２３と、前記減速機の回転
   力を往復運動に変換する変換機構２４と、前記変換機構
   に連結され、ガイド部に往復動自在に取付けられた作動
   子２５と、前記作動子に一端開口部が弁ブロック２７に
   密栓状態に組み付けられた３個以上の空気圧縮部材２６
   が取付けられており、前記弁ブロック２７には前記各個
   の空気圧縮部材２６の吸、排気を制御する吸気弁２７２
   と排気弁２７３を対とする、前記空気圧縮部材２６と同
   数対の弁が配設されていると共に各排気弁２７３から吐
   出される空気を吐出孔２８１に連通させる集気通路２７
   ４が設けられており、噴霧機構３は前記吐出孔２８１か
   らの圧縮空気を導出させる空気通路３０１、前記空気通
   路と隔離して配設される液通路３０２及び前記液通路の
   前部に配置されるノズル３０３を備えたヘッド部３０と
   、前記液通路３０２に接続される吸い上げパイプ３１と
   、液体タンク３２を備えてなり、前記吸い上げパイプの
   他端を液体タンク３２に充填された液体に連通させて組
   立てられてなるスプレー装置１。 ２、コンプザッサー２は、減速機２３がモーター２２の
   出力に対し、減速比１５：１〜６０：１に設定されてお
   り、前記減速機の出力軸２３４の両端には互いに９０度
   の位相差をもってクランク２４１が配備されており、作
   動子２５は前記クランクの両端に接続配備され、ケース
   ２１内に配設のレール状ガイド２１１にガイドされて往
   復動自在に取付けられており、弁ブロック２７は吸気弁
   ２７２と排気弁２７３の４対の弁が２対づつ相対向して
   配設されており、４個の空気圧縮部材２６が各開口部を
   前記弁に連通させて密栓状に取付けられ、他端を作動子
   ２５に接続させて配備された構成である、特許請求の範
   囲第１項記載のスプレー装置１。