JPH0228324Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はガス焼物器に関するものである。

従来例の構成とその問題点 第１図は従来例の前方から見た構成断面図を示
す。

一般に魚焼き器のグリルバーナ３においては、
外枠カバー１の取り付けとして保持金具が用いら
れ、また、点火炎のガイドとして別部品１２を外
枠カバー１にスポツト溶接又はかしめ等で締結し
ていた。

考案の目的 本考案は上記の欠点を解消するもので、保持金
具の一部品にて保持及び点火ガイドをするように
して組立性の向上をはかつたものである。

考案の構成 上記目的を達成するために、本考案は一端部の
側面両端に角孔および角孔に相対向し、かつ近接
して爪を端縁に設けた外枠と、この外枠カバー内
に配設したＵ字状のグリルバーナと、このグリル
バーナの一次空気吸引側に嵌合して前記外枠カバ
ーの一端部と反対の他端部側に位置するガス供給
用のノズルと、前記グリルバーナを一端部に設
け、かつ他端部の両隅に設け、前記角孔を貫通し
て前記爪に嵌合する角孔付の突出部を有し、さら
に点火炎をグリルバーナに案内する点火ガイドを
一体に設けた保持金具とを備えたものである。

実施例の説明 第２図に構成図、第３図に外枠カバー、第４図
に保持金具を示し、これら図面に基づき本考案の
一実施例を説明する。

魚焼き器の構成として、下面開口を上面開口よ
り大きくした箱型の外枠カバー１、扉２、Ｕ字状
のグリルバーナ３、輻射体４、保持金具５、ノズ
ル６、配管７、焼網８、受皿９、バーナ押え具１
０からなる。そして、外枠カバー１には点火窓１
１が、外枠カバー１外の点火バーナより点火炎が
点火窓１１を通過して外枠カバー１内に設けたグ
リルバーナ３にいくように設けられている。第２
図に示す外枠カバー１は一端部の側面に一対の角
孔１３と、この角孔に近接し、かつ相対向して端
縁に切起した爪１ａ，１ｂを設けている。第４図
に示す保持金具５はＺ字状をなし、一端部の両隅
に角孔５ａ，５ｂを有する水平な突出部１４，１
４とグリルバーナ３を溶着した他端部の隅に点火
炎をグリルバーナ３に案内する点火ガイド５ｂが
設けられている。そして、グリルバーナ３を取付
けた保持金具５は外枠カバー１内側より角孔１３
に突出部１４を通して外側にだし、さらに外枠カ
バー１の爪１ａに突出部の角孔５ａを嵌合させて
取付ける。さらにバーナ押え具１０で上から保持
金具５を押える。なお、グリルバーナ３の一次空
気吸引側は固定されたノズル６に嵌合させてい
る。

考案の効果 このように本考案は一端部の側面両端に角孔お
よびこの角孔の相対向し、かつ近接して爪を端縁
に設けた外枠カバーと、この外枠カバー内に配設
したＵ字状のグリルバーナと、このグリルバーナ
の一次空気吸引側に嵌合して前記外枠カバーの一
端部と反対の他端部側に位置するガス供給用のノ
ズルと、前記グリルバーナを一端部に設け、かつ
他端部の両隅に設け、前記角孔を貫通して前記爪
に嵌合する角孔付の突出部を有し、さらに点火炎
をグリルバーナに案内する点火ガイドを一体に設
けた保持金具とを備えたものであるから、一部品
にて、保持作用と火移りガイドの役割をもたせる
ことができ、組立ても容易で、かつ部品点数も少
なく安価にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の魚焼き器の断面図、第２図は本
考案の一実施例である魚焼き器の側面断面図、第
３図は外枠カバーの一部分外観図、第４図は同保
持金具の外観斜視図である。 １……外枠カバー、３……グリルバーナ、５…
…保持金具、６……ノズル、７……配管、１１…
…点火窓。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一端部の側面両端に角孔およびこの角孔に相対
   向し、かつ近接して爪を端縁に設けた外枠カバー
   と、この外枠カバー内に配設したＵ字状のグリル
   バーナと、このグリルバーナの一次空気吸引側に
   嵌合して前記外枠カバーの一端部と反対の他端部
   側に位置するガス供給用のノズルと、前記グリル
   バーナを一端部に設け、かつ他端部の両隅に設
   け、前記角孔を貫通して前記爪に嵌合する角孔付
   の突出部を有し、さらに点火炎をグリルバーナに
   案内する点火ガイドを一体に設けた保持金具とを
   備えたガス焼物器。