JPH02282696A - ヒートパイプ機能を備えた固体蓄熱器 - Google Patents

ヒートパイプ機能を備えた固体蓄熱器

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JPH02282696A
JPH02282696A JP1103024A JP10302489A JPH02282696A JP H02282696 A JPH02282696 A JP H02282696A JP 1103024 A JP1103024 A JP 1103024A JP 10302489 A JP10302489 A JP 10302489A JP H02282696 A JPH02282696 A JP H02282696A
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Masataka Mochizuki
正孝 望月
Koichi Masuko
耕一 益子
Ryuichi Okiayu
置鮎 隆一
Kozo Suzuki
皓三 鈴木
Muneo Okada
岡田 宗男
Koichi Suzuki
康一 鈴木
Akihiko Hisamatsu
明彦 久松
Koichi Nagasaki
浩一 長崎
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Fujikura Ltd
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Aisin Seiki Co Ltd
Kyocera Corp
Fujikura Ltd
Inax Corp
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    • Y02E60/14Thermal energy storage

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  • Resistance Heating (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は顕然として熱エネルギを蓄える固体蓄熱器に
関し、さらに詳しくは主として潜熱として熱の輸送を行
なう作17+流体と蓄熱材との間で熱授受を行なうよう
栴成された蓄熱器に関するものである。
従来の技術 個人住宅や中小規模集合住宅などにおける各戸の給温設
備としては、小型であること、エネルギコストが低順で
あることなどの要請があり、本出願人等はそれらの要請
を満すことのできる給湯設備を特願昭63−25357
5号として既に提案した。その基本構成は、熱源である
蓄熱器と水を加熱する熱交換器とをループ型ヒートパイ
プによって連結したものであり、これを略示すれば第5
図の通りである。すなわち第5図申付号1はループ型ヒ
ートパイプを示し、これは真空排気した密閉循環路の内
部に、水やフロン、アルコールなどの潜熱として熱の輸
送を行なう凝縮性の流体を作動流体として封入したもの
であり、そのヒートパイプ1のうちの一部が低い位置に
おいて蓄熱器2を貫通しており、これに対して高い位置
において熱交換器3を貫通している。蓄熱器2はセラミ
ック材料や有機材料などの適宜の材料を蓄熱材とするも
のであって、外部から熱を与えるために電気ヒータ4が
取付けられている。また熱交換器3は外部から供給した
水を加熱して温水とするものであり、その給水管路5に
は開閉弁6が介装されている。さらにまたループ型ヒー
トパイプ1のうち熱交換器3から蓄熱器2に至る管路の
部分には、液相の作動流体の流量を調整する調整弁7が
設けられている。
したがって上述した給湯設備では、電気ヒータ4によっ
て蓄熱材を加熱することにより熱エネルギを蓄熱器2に
蓄えておき、出湯の必要があるときは、調整弁7を介し
て液相の作動流体を蓄熱器2に送る一方、熱交換器3に
水を供給すれば、ヒートパイプ1のうち蓄熱器2の部分
で作動流体が加熱されて蒸発し、その蒸気が熱交換器3
の部分に流れた後に水に熱を与えて凝縮し、その結果、
温水が得られる。このように第5図に示す給湯設備では
、出潮の必要があるとき以外の任意のときに電気ヒータ
4をオンにして熱エネルギを蓄えておくことができるた
め、安価な深夜電力を利用でき、また貯湯タンクが要ら
ないので、小型のものとすることができる。
発明が解決しようとする課題 上述した給湯設備では、蓄熱材から水に対する熱の伝達
を、ヒートパイプ内の作vJ流体が媒介することになる
から、蛇口の開動作と同時に所要温度の温水を得るべく
熱応答性を良好ならしめるためには、蓄熱器2における
蓄熱材からヒートパイプへの熱伝達を迅速かつ多量に行
なわせる必要がある。そこで例えば蓄熱材としてセラミ
ックなどの固体を使用する場合、第6図に示すように、
ループ型ヒートパイプ1のうち作動流体を蒸発させる蒸
発部8を、上部ヘッダ管9と下部ヘッダ管10との間に
複数の縦管11を設けて全体として格子状に形成し、そ
のlIi管11を二分割@造の固体蓄熱材12によって
密着状態に挟み付け、かつ必要に応じて!I菅11と蓄
熱材12とを溶接する蓄熱器を採用することが考えられ
る。
このような構造の蓄熱器にあっては、lu管11と蓄熱
材12とを密着させるために、蓄熱材12に半円形断面
の凹部13を形成する必要があるが、その凹部13の径
と縦管11の外径とを完全に一致させることは凹部13
の加工技術上極めて困難であり、その結果、通常では凹
部13の径が縦管11の外径とわずかながら相違してし
まい、それに伴って[管11と蓄熱材12とが点もしく
は線で接触してしまい、両者の間に空間部が生じる。
このような空間部には空気が入り込み、しかも空気は熱
伝達率が低いために、蓄熱材12と縦管11との間の熱
伝達が阻害される問題を生じる。
このような不都合を解消するために、蓄熱材12と縦管
11とを溶接することも可能であるが、そのためには技
術的に困難もしくは高度な作業が要求σれ、蓄熱器ある
いは給7M設備がコスト高になる不都合を生じ、また縦
管11と蓄熱材12とは繰り返し加熱・冷却されるうえ
に熱膨張率が異なるから、長期間使用しているうちに溶
接部分で剥離して空間部が生じ、前述したような不都合
が生じるおそれがある。これに加え、溶接の際に縦管1
1が損傷を受けて作動流体が漏洩したり、これとは反対
に空気が内部に侵入したりするおそれがある。
また一方、4[1管11と蓄熱材12との間の空間部に
、ペースト状のサーマルジヨイントを充填することによ
り、縦管11と蓄熱材12との間の熱伝達を確実にする
ことが考えられるが、サーマルジヨイントは経時的に劣
化するので、熱伝達が次第に損われたり、また縦管11
や蓄熱材12が熱膨張・熱収縮することにより不可避的
に空間部が生じる不都合がある。
蓄熱材12と縦管11とを確実に面接触させかつ接触面
積を可及的に広くするために、lu管11を矩形断面の
ものとすることが考えられるが、そのようにすると管材
の入手が困難になり、またヘッダ管9,10に対する溶
接を含めた全体としての製造作業性が悪くなり、さらに
は強度や熱的特性が円周方向で不均一になるなどの問題
を生じる。
そして上述した従来の蓄熱器のiI4造では、ヘッダ管
9,10が蓄熱材12の外部に位置することになるため
に、この部分が伝熱面として機能せず、熱効率が悪くな
る問題がある。これを解決するためには、分割M4造の
蓄熱材でヘッダ管9.10をも挟み込む構造とすればよ
いが、そのためには蓄熱材をヘッダ管9.10に密着さ
せるための複雑な41+1造や作業が必要となる問題が
生じる。
この発明は上記の事情を背端としてなされたもので、熱
的な特性に優れ、しがも小型軽量な固体蓄熱器を提供す
ることを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この発明は、上記の目的を達成するために、ガス透過性
のない蓄熱材70ツクの内部に中空部を形成するととも
に、蒸発潜熱として熱を輸送する作動流体を流通させる
バイブを、前記中空部に気密状態に接続したことを特徴
とするものである。
またこの発明では、前記中空部を、上下のヘッダ部を複
数の縦孔部で連通させた格子状のものとすることができ
る。
さらにこの発明では、前記蓄熱材ブロックの外面に他の
材種の固体の蓄熱材を密着して取付け、そして例えば蓄
熱材ブロックを金属とし、かつ異材種の固体の蓄熱材を
セラミックとすることにより、宙吊を特に増大させずに
蓄熱容量を増大させることができる。
さらに中空部の下側に加熱器を設け、中空部内の作動流
体を下側から補助加熱することによって作e流体の蒸発
を促進させることができる。
作     用 この発明の蓄熱器では、蓄熱材ブロックに形成された中
空部の内部を作!lJ流体が流れることにより、作動流
体が蓄熱材に接触して両者の間で熱授受が行なわれる。
したがって蓄熱作用を行なう蓄熱材ブロック自体が作動
流体の流通する中空部を形成するから、作vJ流体と蓄
熱材との間に介在する物がなく、両者の間の熱伝達が極
めて効率良く行なわれる。また当然、熱膨張や熱収縮も
しくは経時変化による熱伝達率の低下は生じない。
蓄熱材ブロックの外面に他の材質の固体の蓄熱材を密着
して取付けた場合、熱エネルギは蓄熱材ブロックと他の
材質の固体の蓄熱材との両方に蓄えられ、またこれらの
蓄熱材ブロックおよび固体の蓄熱材とから作動流体に熱
が与えられる。その場合、蓄熱材ブロックと固体の蓄熱
材とは平面で接触させることができるので、両者の間で
の熱授受は良好に行なわれる。
そして中空部の下側に加熱器を配置した構成では、中空
部内の作動流体を下側から加熱することが可能になるの
で、作動流体の蒸発を促進することができる。
実  施  例 つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す破断断面正面、図で
あり、第2図は同じく破断断面平面図であって、蓄熱材
ブロック2oはステンレス鋼や鋳鉄などの体積比熱の大
きい金属によって薄い直方体状に形成されており、この
蓄熱材ブロック2oの内部には、上下の各ヘッダ部21
.22およびこれらを連通させる複数本の縦孔部23か
らなる中9部が形成されている。すなわち上部ヘッダ部
21は、蓄熱材ブロック20の上側の部分に、はぼ水平
方向に沿って形成され、蓄熱材ブロック2゜の側面に開
口している。また下部ヘッダ部22は、蓄熱材ブロック
20の下側の部分に、はぼ水平方向に沿って形成され、
上部ヘッダ部21とは反対方向に向けて開口している。
さらに各縦孔部23は、互いに平行でかつ上下方向に向
けて形成されて各ヘッダ部21.22を連通させている
。この中空部は、蓄熱材ブロック20に穿孔加工を施し
て形成し、かつ不必要な開口部にプラグ24を溶接して
ここを密閉することにより形成してもよく、あるいは蓄
熱材ブロック20の鋳造の際に貫通孔を同時に形成し、
しかる後に不必要な開口部にプラグ24を溶接してここ
を密閉して形成してもよい。特に後者の方法は、中空部
の内表面に凹凸ができるために、後述する作vJ流体の
核沸騰の促進や表面積の増大などの点で好ましい。
蓄熱材ブロック20の表裏両面には、上下方向に沿う厚
板部25と板厚の薄いフィン26とが突設されており、
その厚板部25には電気ヒータ27が上下方向に向けて
挿入配置されている。また前記上部ヘッダ部22の下側
に他の電気ヒータ28がほぼ水平方向に向けて挿入配置
されている。
なお、厚板部25とフィン26とは蓄熱材ブロック20
と一体に鋳造してもよいが、溶接により蓄熱材ブロック
20に一体化させてもよい。
上記の厚板部25とフィン26との間には、セラミック
や蓄熱レンガなどの体積比熱の大きい固体蓄熱材29が
、蓄熱材ブロック20に密着した状態に配置されている
。これらの固体蓄熱材29の取付構造について説明する
と、各厚板部25の先端部には、第3図に分解して示す
ように、蓄熱材ブロック20の表面もしくは表面と平行
となるようフラットプレート30がボルト31によって
固定され、各固体蓄熱材29はそのフラットプレート3
0と蓄熱材ブロック20との間に配置され、かつフラッ
トプレート30との間に配置した弾性体たとえば皿バネ
32によって蓄熱材ブロック20に密着するよう押し付
けられている。したがって蓄熱材ブロック20と固体蓄
熱材29との熱膨張量・熱収縮量の相違を、両者の相対
的な滑りを許容することにより吸収し、同時に密着状態
を常時維持するようになっている。なお、固体蓄熱材2
9と蓄熱材ブロック20および厚板部25ならびにフィ
ン26との接触面には伝熱セメントを塗布しておくこと
が好ましい。また第3図申付号33はスペーサである。
訪述した上部ヘッダ部21には蒸気管34が気密性を維
持した状態で接続され、また下部ヘッダ部22には液戻
り菅35が気密性を維持した状態で接続されており、そ
してこの状態で中空部には、空気などの非凝縮性流体を
真空排気した状態で、水やアルコールなどの凝縮性の流
体が作り流体として封入されている。また前記固体蓄熱
材29を取付けた蓄熱材ブロック20の外周全体が断熱
材36によって被覆されている。
上述した蓄熱器を使用した給湯設備の系統図を第4図に
示す。ここに示す給湯設備は前述した蓄熱材ブロック2
0の中空部をループ型ヒートパイプ37の一部としたも
のであり、蒸気管34と液戻り管35とが、熱交換器3
8の一部をなす凝縮器39に接続されている。この凝縮
器39は、上部ヘッダ管40と下部ヘッダ管41とを複
数本の凝la菅42によって連通させた構造であって、
前記蒸気管34が上部ヘッダ管40に接続され、かつ液
戻り管35が下部ヘッダ管41に接続されている。そし
て熱交換器38は、この凝縮器39の外周をジャケット
43で覆った4111造であって、そのジャケット43
の下部流入口に給水管44が接続され、かつ上部流出口
に給湯管45が接続ぎれている。またその給湯管45に
は、上部流出口から送り出された温水を給水管44から
分流させた水と混合して温水温度を一定に保つためのミ
キシングバルブ46が介装されている。さらに凝縮器3
9の下部ヘッダ管41に接続した液戻り管35の途中に
は、流量調整弁47が介装されている。
前述した蓄熱器の作用を第4図に示す給湯設備の作用と
併せて説明すると、先ず蓄熱器における各電気ヒータ2
7.28をオンにして発熱させると、蓄熱材ブロック2
0が加熱昇温されてここに熱エネルギが顕然として蓄え
られ、また蓄熱材ブロック20の熱がこれに密着させた
固体蓄熱材29に与えられ、その固体蓄熱材29にも熱
エネルギが蓄えられる。その場合、蓄熱材ブロック20
と固体蓄熱材29とは、その熱膨張率が相違することに
より膨張量が異なるが、両者は積極的に接合されずに、
皿バネ32の弾性力で互いに加圧接触させられているだ
けであるから、両者の相対移動が許容され、両者の間に
熱応力やそれに伴う亀裂が生じず、同時に密着状態が維
持される。
一方、蓄熱材ブロック20における中空部および凝縮器
39ならびにこれらを接続した蒸気管34、液戻り菅3
5かうなるループ型ヒートパイプ37の内部には、蒸発
潜熱として熱を輸送する作V)流体が封入されており、
前記流量調整弁47を開くことにより、液相の作動流体
が液戻り管35を介して蓄熱器の下部ヘッダ部22に供
給される。
その場合、蓄熱器を熱交換器38より低い位置に設け、
かつ液戻り管35を第1図に示すように下部ヘッダ部2
2に向けて下向きに傾斜させることにより、液相の作動
流体は水頭差によって下部ヘッダ部22に供給される。
下部ヘッダ部22に供給された作動流体は、温度の高い
蓄熱材ブロック20に接触して加熱されるために蒸発し
、その蒸気は上部ヘッダ部21から蒸気管34に流出す
る。
このような作動流体を蒸発させるための加熱は、作動流
体が蓄熱材ブロック20に直接接触することにより行な
われるから、熱伝達を阻害する要因が殆どなく、極めて
効率良く熱伝達が行なわれる。
作動流体を加熱蒸発させることにより蓄熱材ブロック2
0の温度が低下すると、固体蓄熱材29がら蓄熱材ブロ
ック20に熱が与えられ、結局、蓄熱材ブロック20と
固体蓄熱材29との両方に蓄えた熱エネルギが作e流体
を加熱蒸発させることに使用される。その場合、固体蓄
熱材29から蓄熱材ブロック20に対する熱の伝達は、
両者の接触面を介した熱伝達のみならず、前述した厚板
部25およびフィン26を介しても行なわれるから、熱
伝達効率は良好になる。なお、作動流体の蒸発が不足す
る場合、下部ヘッダ部22の下側に設けた電気ヒータ2
8を通電発熱させれば、下部ヘッダ部22に供給した作
i!!lI流体をほぼ直接加熱することになるので、作
動流体の蒸発が活発に生じる。
以上のようにして生じた作vJ流体の蒸気は、蒸気管3
4を通って凝縮器39に流れるが、前記給水管44から
熱交換器38に水を供給してあれば、凝縮器39の内部
の作動流体蒸気とジャケット43の内部の水との間で熱
交換が生じ、水が加熱されて温水となり、給湯管45か
ら送り出される。
また同時に凝縮器39の内部では、放熱することにより
作動流体蒸気が凝縮し、液化した作動流体は下部ヘッダ
菅41から液戻り管35に流出し、流量調整弁47を介
して再度蓄熱器に供給される。
なお、熱交換器38で得られる温水温度が設定温度より
高い場合には、ミキシングバルブ46において水が混合
され、給湯温度が設定温度に維持される。
発明の詳細 な説明したようにこの発明の蓄熱器によれば、ヒートパ
イプの一部となる中空部が蓄熱材ブロックに空所を設け
ることにより形成されているから、蓄熱作用を行なう蓄
熱材ブロックに作動流体が直接接触することになり、そ
の結果、蓄熱材から作11J流体に対する熱伝達を阻害
する部材や空間部分がなくなり、従来になく効率良く作
動流体との間で熱授受を生じさせることができる。また
蓄熱材ブロックの内部には異材質の構造部材が存在しな
いから、熱応力やそれに伴う亀裂の発生などの危険がな
く、また当然、作動流体の漏洩や空気の侵入などの危険
を未然に防止することができる。
さらにこの発明では、ヘッダ部分をも蓄熱材ブロックの
内部に設けることになるので、作動流体との熱授受を行
なう伝熱面積を従来になく広くでき、換言すれば、熱容
量を減じることなく小型化を図ることができる。
また蓄熱材ブロックの外面に材質の異なる固体蓄熱材を
密着して取付けることにより、蓄熱量や形状・寸法を容
易にニーズにあったものとすることができ、特に金属と
セラミックやレンガなどを併用すれば、軽量化を図るこ
とができる。
そしてまた中空部の下側に加熱器を設けることにより、
蓄熱材が不足しもしくは減少した場合に、その加熱器に
よって迅速かつ効率良く作vJ流体を加熱蒸発させるこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す破l!Fi断面正面
図、第2図は同じく破断断面平面図、第3図は固体蓄熱
材の取付は情造を説明するための部分分解平面図、第4
図は第1図および第2図に示す蓄熱器を使用した給温設
備の系統図、第5図はループ型ヒートパイプを使用した
一般的な給温設備の系統図、第6図はループ型ヒートパ
イプのヘッダ管タイプの蒸発器に固体蓄熱材を取付ける
一般的な蓄熱器の構成を説明するための概略斜視図であ
る。 20・・・蓄熱材ブロック、 21・・・上部ヘッダ部
、22・・・下部ヘッダ部、 23・・・縦孔部、 2
8・・・電気ヒータ、 29・・・固体蓄熱材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガス透過性のない蓄熱材ブロックの内部に中空部
    を形成するとともに、蒸発潜熱として熱を輸送する作動
    流体を流通させるパイプを、前記中空部に気密状態に接
    続してなることを特徴とするヒートパイプ機能を備えた
    固体蓄熱器。
  2. (2)前記中空部が、前記蓄熱材ブロックの上部にほぼ
    水平方向に向けて形成されかつ蓄熱材ブロックの側面に
    開口した上部ヘッダ部と、前記蓄熱材ブロックの下部に
    ほぼ水平方向に向けて形成されかつ蓄熱材ブロックの側
    面に開口した下部ヘッダ部と、これらのヘッダ部を連通
    させるよう上下方向に向けて形成された複数の縦孔部と
    からなることを特徴とする請求項1に記載のヒートパイ
    プ機能を備えた固体蓄熱器。
  3. (3)前記蓄熱材ブロックの外面に、該蓄熱材ブロック
    とは異材質の固体の蓄熱材が密着して取付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒートパイプ機能を
    備えた固体蓄熱器。
  4. (4)前記蓄熱材ブロックが金属ブロックであり、かつ
    前記固体の蓄熱材がセラミックであることを特徴とする
    請求項3に記載のヒートパイプ機能を備えた固体蓄熱器
  5. (5)前記中空部より下側に加熱器が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のヒートパイプ機能を備
    えた固体蓄熱器。
JP1103024A 1989-04-21 1989-04-21 ヒートパイプ機能を備えた固体蓄熱器 Expired - Lifetime JPH0684873B2 (ja)

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