JPH0228268Y2 - - Google Patents

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JPH0228268Y2
JPH0228268Y2 JP6061685U JP6061685U JPH0228268Y2 JP H0228268 Y2 JPH0228268 Y2 JP H0228268Y2 JP 6061685 U JP6061685 U JP 6061685U JP 6061685 U JP6061685 U JP 6061685U JP H0228268 Y2 JPH0228268 Y2 JP H0228268Y2
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JP
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recess
threaded portion
coil spring
receptacle
ratchet plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、航空機あるいはヘリコプターにえ
い航されるえい航体のスタビライザを締結するた
めのフアスナー機構のように、確実な脱落防止機
能を有するとともに、着脱の容易さが要求される
フアスナー機構に関するものである。
〔従来の技術〕 航空機やヘリコプター(以下母機という)にえ
い航されるえい航体は、軍用として磁気探知機を
搭載するために広く利用されている。ところで、
磁気探知機は地球磁界の変化を検知するものであ
り、潜水艦を発見するために極めて有効な装置な
のであるが、光磁気共鳴現象を利用し周囲の磁界
変動を検知するセンサーであり、ノイズ等の外乱
に非常にクリテイカルである。そこで、母機によ
つてえい航されるえい航体に搭載し、母機が発生
するノイズ等の影響を受けないようにするのであ
る。本来、その機能が磁界を検知するものである
ので、母機自身による地球磁界の乱れに影響され
ないようにしなければならず、この観点からも母
機からできるだけ離れた状態で運用する方が好ま
しい。また、当然ながらえい航体自身にも地球磁
界を乱すような材料は使用する事ができない。そ
こで、えい航体は各種プラスチツク材料やベリリ
ウム銅合金等のような非磁性材料のみで構成され
ているのが常である。
第5図は従来のえい航体の外観を示す図であり
第6図は第5図の一部詳細図である。図において
1は磁気探知機(図示せず)が収納されているえ
い航体の本体、2は母機とえい航体とを電気的に
接続するとともに、母機によつてえい航体をえい
航するためのケーブル、3はえい航体の飛しよう
姿勢を水平に保つためのスタビライザ、4は本体
1とスタビライザ3とを機械的に結合するための
フアスナーである。上記フアスナー4は、先端に
雄ねじ部5が形成されたレセプタクル8と、雌ね
じ部7を有するスタツド6からなる。上記雌ねじ
部7には図示していないが軸に平行なスリ割り溝
が設けられており、この雌ねじ部7のさらに外側
にはめ込まれているコイルばね9の作用によつて
上記スタツド6とレセプタクル8との結合はより
確実なものとなつている。
次に、何故本体1とスタビライザ3とは上述の
ように分離可能な締結方法としているかについて
説明する。
スタビライザ3はえい航体の空力特性からその
形状が決まるものであり、一般に、その外径(第
5図においてA)は本体の外径(第5図において
B)よりもかなり大きなものとなる。ところで、
磁気探知機が収納されている本体1は、運用時以
外は外部磁界から保護する必要があり、運用時以
外は磁気シールド材料(例えばパーマロイ)から
成るコンテナに収納するのが常である。ここで、
本体1とスタビライザ3とが一体化されたままコ
ンテナに収納しようとすると、このためのコンテ
ナは非常に大きなものとなつてしまい、取扱いに
くいものとなつてしまうのである。このような理
由から、運用時以外は本体1とスタビライザ3と
を分離できるようにする事が要求され、フアスナ
ー4によつて締結するようになされているのであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来のえい航体には次のような問
題点がある。すなわち、一言で言えばフアスナー
の耐久性に問題があるのである。第6図に示すよ
うな従来のフアスナーでは、緩み防止はねじ部の
摩擦抵抗に頼つているものであり、繰返しの使用
でねじ部が摩耗するとその締結の信頼性は著しく
低下してしまう。ねじ部が摩耗しても、コイルば
ねの作用によつてある程度はねじ部の摩擦力を補
う事ができるが、これにも着脱の回数から限界が
ある。しかもどの程度摩耗しているかという事を
寸法的にチエツクする事は極めて困難であり、一
般的には、締結時のトルクをモニターし、このト
ルクの低下の程度によつてフアスナーの交換時期
を管理しているのが実情である。このような管理
を必要とするため、本体とスタビライザとを締結
する作業が著しく能率の悪いものとなつている事
は言うまでもない。さて、先に述べたように、え
い航体は母機によつてえい航され空中を飛しよう
させて運用するものである。したがつて、運用時
にフアスナーが外れるような事態が起こると、ス
タビライザが落下し、大惨事となる恐れがある。
以上のような背景から、確実な脱落防止機能を有
するとともに着脱の容易なフアスナー機構が強く
望まれているのである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案によるフアスナー機構は、矩形断面の
窪みを有し、かつ上記窪みの底面の中央には先端
に雄ねじ部が形成された円柱状の突起を具備する
レセプタクルを第1の被締結物に取付けるととも
に上記窪みの中にはコイルばねを上記突起に挿入
して配し、また、中央には丸穴を有し、かつ上記
丸穴の周囲にはカサ歯車状の凹凸部が設けられて
おり、さらに上記凹凸部が設けられた面と反対側
の面が上記コイルばねと向い合うようになされた
矩形板状のラチエツトプレートを上記コイルばね
と同様に上記窪みの中に上記突起に挿入して配
し、そして、上記ラチエツトプレートと向い合う
端面の周囲には上記凹凸部と適合する凹凸部を有
し、かつ上記端面の中央には上記雄ねじ部と係合
する雌ねじ部を有するスタツドを第2の被締結物
の取付穴に挿入したものである。
〔作用〕
この考案においては、スタツドの先端に設けら
れた凹凸部とラチエツトプレートに設けられた凹
凸部とが互いに入り込み合いしかもコイルばねの
作用によつて双方の凹凸部同士の接触面に面圧を
加える事ができる。一方、矩形板状のラチエツト
プレートはレセプタクルの矩形断面の窪みの中に
入れられているので、レセプタクルとは相対的に
回転しないようにされている。したがつて、スタ
ツドはコイルばねのばね力によつてリセプタクル
との相対的な回転を防止する事ができるので確実
な緩み防止機能を備えたフアスナー機構が実現で
きる。
〔実施例〕
第1図はこの考案によるフアスナー機構を示す
断面図、第2図、第3図及び第4図は、第1図に
おける一部の部品の詳細を示す図で、それぞれ第
2図はレセプタクル、第3図はラチエツトプレー
ト、第4図はスタツドを示す。
図において、1は第2の被締結物(本実施例で
はえい航体の本体であるので以下本体と言う)3
は第2の被締結物(本実施例ではえい航体のスタ
ビライザであるので以下スタビライザと言う)、
6は一端に雌ねじ部7が形成されるとともにこの
雌ねじ部7の周囲にはカサ歯車状の凹凸部10が
設けられているスタツド、8は矩形断面の窪み1
1を有し、かつ上記窪み11の中央には先端に雄
ねじ部5が形成された円柱状の突起12を備えた
レセプタクル、9は上記窪み11の中に配される
とともに上記突起12に挿入されているコイルば
ね、13は中央に丸穴14を有し、かつ上記丸穴
14の周囲にはカサ歯車状の凹凸部10が設けら
れており、さらに上記窪み11の中に配されると
ともに上記突起12に上記丸穴14が挿入されて
いるラチエツトプレート、15は上記本体1に設
けられた取付穴、16は上記レセプタクル8を上
記スタビライザ3に固定するためのリベツトであ
る。
次に以上のような構成からなるこの考案による
フアスナー機構における緩み防止機能について説
明する。
スタツド6は雌ねじ部7がレセプタクル8の雄
ねじ部5と係合させられており、回転しないよう
な手段を講じれば緩み防止が達成できる事は明ら
かである。ラチエツトプレート14はスタツド6
の回転防止のためのものであり、スタツド6の先
端に設けられた凹凸部10とラチエツトプレート
13に設けられた凹凸部10とが互いに入り込み
合いしかもコイルばね9の作用により双方の凹凸
部10同士の接触面に面圧が加えられている事に
よつて回転が制限されているのである。ここで、
ラチエツトプレート13もレセプタクル8に対し
て相対的に回転しないような配慮が必要である
が、レセプタクル8に設けられている矩形断面の
窪み11に適合するような矩形板状の形状にする
事により達成されている。ここで最も重要な点
は、以上のようなこの考案によるフアスナー機構
では、スタツド6の緩み防止はあくまでもラチエ
ツトプレート13及びコイルばね9の作用によつ
て行われているという点である。すなわち、緩み
防止機能はスタツド6の雌ねじ部7とレセプタク
ル8の雄ねじ部5との摩擦抵抗に頼るものではな
いのである。上記雌ねじ部7と上記雄ねじ部5と
の接している部位には常に軸方向(第1図におい
てCの方向)に外力が印加される事になり、この
部位の摩擦抵抗に緩み防止機能を期待するのは好
ましくない。したがつて、この発明によるフアス
ナー機構のように、直接外力の影響を受けないよ
うに配慮された緩み防止のための方法を講じる事
は信頼性上欠く事はできないのである。そして、
このような締結の信頼性に優れたフアスナー機構
は、先にも述べたように、母機によつてえい航さ
れるえい航体の本体とスタビライザとの締結手段
として極めて利用価値の高いものなのである。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように、ラチエツトプ
レート及びコイルばねを用いる事により、簡単な
構造でしかも信頼性に優れた緩み防止機能を有す
るフアスナー機構を実現できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるフアスナー機構を示す
断面図、第2図、第3図及び第4図は、第1図に
おける一部の部品の詳細を示す図、第5図は従来
のえい航体の外観を示す図、第6図は第5図の一
部詳細図である。 図において、1は本体、2はケーブル、3はス
タビライザ、4はフアスナー、5は雄ねじ部、6
はスタツド、7は雌ねじ部、8はレセプタクル、
9はコイルばね、10は凹凸部、11は窪み、1
2は突起、13はラチエツトプレート、14は丸
穴、15は取付穴、16はリベツトである。な
お、各図中同一符号は同一または相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 矩形断面の窪みを有し、かつ上記窪みの底面の
    中央には先端に雄ねじ部が形成された円柱状の突
    起を具備し、さらに第1の被締結物に取付けられ
    ているレセプタクルと、上記突起に挿入されると
    ともに上記窪みの中に配されたコイルばねと、中
    央には丸穴を有し、かつ上記丸穴の周囲にはカサ
    歯車状の凹凸部が設けられており、さらに上記凹
    凸部が設けられた面と反対側の面が上記コイルば
    ねと接するようになされ、そして上記丸穴を上記
    突起に挿入するとともに、上記窪みの中に配され
    た矩形板状のラチエツトプレートと、上記ラチエ
    ツトプレート側の端面の周囲には上記凹凸部に適
    合する凹凸部を有し、かつ上記端面の中央には上
    記雄ねじ部と係合する雌ねじ部を有し、さらに第
    2の被締結物の取付穴に挿入されているスタツド
    とで構成した事を特徴とするフアスナー機構。
JP6061685U 1985-04-23 1985-04-23 Expired JPH0228268Y2 (ja)

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JP6061685U JPH0228268Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

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JP6061685U JPH0228268Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

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JPS61177214U JPS61177214U (ja) 1986-11-05
JPH0228268Y2 true JPH0228268Y2 (ja) 1990-07-30

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