JPH0228157Y2 - - Google Patents

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JPH0228157Y2
JPH0228157Y2 JP2375285U JP2375285U JPH0228157Y2 JP H0228157 Y2 JPH0228157 Y2 JP H0228157Y2 JP 2375285 U JP2375285 U JP 2375285U JP 2375285 U JP2375285 U JP 2375285U JP H0228157 Y2 JPH0228157 Y2 JP H0228157Y2
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JP
Japan
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spline shaft
crank
plastic
transmission gear
gear
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JP2375285U
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JPS61139887U (ja
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は新規な伝動用パーツ、詳しくは健康用
自転車の足踏み式駆動部に用いられる一種のクラ
ンク一体成形プラスチツクギアの構造に関するも
のである。
[従来の技術] 現在一般に市販されている健康用自転車は、そ
のクランク及びギアを鍛造する際に、それぞれを
別個のパーツとして製造することが普遍的に採用
されており、更にピン止めあるいはリベツト止め
などの接合方法を経て一体物として組立てられ
る。現行のこのようなクランク及びギアの組立方
法には、容易に気づかれ且つ改良が期待されてい
る下記のような問題点が存在する。以下、具体的
に問題点をあげれば、(1)ギアが金属形成の場合、
工程数は多くなり、コストは当然割高となる。(2)
金属形成のギアは伝動時に摩擦による騒音を発生
しやすい。(3)先に別々に部品をつくり後に組立で
一体物となすという加工方法は部品間にすき間を
発生させやすく、ピン止めあるいはリベツト止め
部分においてガタツキ現象をもたらす。
[考案の目的] 本考案は上記の各問題点に鑑みなされたもの
で、第一には、工程数の減少によつて生産コスト
を大幅に引下げ得るところの、第二には、クラン
クにプラスチツクギアを一体形成する構造の採用
により、クランク及びギア間に発生しがちなすき
間を完全に除去し、それによつてガタツキ現象を
解消しえるところの、第三には、耐磨耗性にすぐ
れ且つギアから発生する騒音を完全に除去しえる
ところの、クランク一体成形プラスチツクギアの
構造を提供することを目的とする。
[考案の構成] 上記の目的を達成するため本考案は健康用自転
車の駆動部において、一端に使用者に運動活動を
提供するためのペダルを軸着し、他端にペダルと
は反対方向にスプライン軸を延設すると共に、上
記スプライン軸の外周中央部に該軸周縁と平行に
一つのリング状凹陥ミゾを設けてなるクランク
と、上述クランクの他端に延設されたスプライン
軸上に、該軸の周りに軸芯方向と直角方向に設け
られる耐磨耗性に富むプラスチツクにより一体型
成形されてなる伝動ギアとによつて構成され、上
記スプライン軸のミゾ及びスプライン軸の外周中
央部に(軸周り)設けられたリング状凹陥ミゾと
によつて、一体型成形によるプラスチツクギアを
軸方向及び周方向のいずれも堅固に固着して一体
物とされてなるクランク一体成形型プラスチツク
ギアの構造であることを、その特徴とする。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例について詳細
に説明する。
第1図、第2図に従つて本考案の一実施例を説
明すれば、本考案のクランク10はその一端にネ
ジ切りしたペダル穴12を設けて、ペダル(図示
せず)を螺着し、他端にペダルの取付側と反対側
で外周面の軸線方向に複数の条溝を設けたスプラ
イン軸13を一体に突設し、かつスプライン軸1
3とクランク10の他端を貫通してなるクランク
軸穴14を穿設すると共に、このクランク軸穴1
4の下周縁部において該クランク軸穴14の軸線
と直角に交差する方向に、その一部を該クランク
軸穴14と連通してなるピン穴15を付設し、同
時に上記スプライン軸13の外周中央部に該スプ
ライン軸13上のミゾ131とは直角に交わる方
向に適当な深さを持つリング状凹陥ミゾ132を
設けてなるものである。
本考案の伝動ギア20は、第3図のごとく、耐
磨耗性を有するプラスチツクによつてなるもの
で、クランク10の他端に延設されたスプライン
軸13を、クランク10との接合部分とし、加熱
によつて塑性を有する該プラスチツクを注入鋳込
みなどによつて型成形されるもので、上記スプラ
イン軸13の周りを埋込んでなるものであると共
に、該伝動ギア20の周縁に歯形21を形設し、
また該歯形21は歯付ベルト(図示せず)上の歯
形(図示せずと合致される条件のもとにクランク
10と伝動ギア20とを一体成形してなるもので
ある。以上をさらに詳しく説明すれば、上記プラ
スチツク伝動ギア20は、スプライン軸13の周
りに設けられる時、ひとつにはスプライン軸上の
歯及びミゾによつて挾着されるため、ひとつには
スプライン軸13上にありかつ該スプライン軸1
3のミゾとは直角方向に設けられたリング状凹陥
ミゾ132にもプラスチツクが入り角度をかえて
挾着されるため、共に伝動ギア20をクランクの
他端に安定かつ堅固に固着せしめてなるものであ
る。
[考案の効果] 本考案は上記のように、プラスチツク伝動ギア
をクランクと一体成形してなる構造であるため
に、従来発生しがちの部品間の軸方向及び周方向
いずれのすき間も完全に除去するばかりではな
く、更にからすべり現象をも完全に追放するもの
である。
また、本考案のプラスチツクギアをクランクと
一体成形してなす構造が提供する優点としては、
第1に一体成形構造により、生産のスピードアツ
プが期待できる。第2に、一体成形構造により、
工程数を減らし、生産コストの低下が期待でき
る。第3にプラスチツクギアの採用により、駆動
時の騒音の完全な除去が期待できる。第4に従来
有りがちだつた部品間のすき間を除去することに
より、ガタツキ現象の解消が期待できる。第5
に、プラスチツクギアの採用により、プラスチツ
クの特性を活用して耐磨耗性の向上が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係るクランク一
体成形プラスチツクギアの構造の一実施例を示す
もので、第1図はクランクの側面図、第2図はク
ランクの正面図、第3図はスプライン軸と一体成
形されたプラスチツクギア部品の断面図である。 10…クランク、12…ペダル穴、13…スプ
ライン軸、14…クランク軸穴、15…ピン穴、
132…リング状凹陥ミゾ、20…伝動ギア、2
1…歯形。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一端にペダルを軸着する一方、他端に前記ペ
    ダルの取付側とは反対方向にスプライン軸を突
    設すると共に、前記スプライン軸の外周中央部
    に該軸周縁と平行にリング状凹陥ミゾを設けて
    なるクランクと、 前記スプライン軸の周りに設けられると共
    に、耐磨耗性に富むプラスチツクにより前記ス
    プライン軸上に型形成されてなるスプライン軸
    と一体的に設けた伝動ギアと によつて構成されたことを特徴とするクランク
    一体成形プラスチツクギアの構造。 2 前記プラスチツク伝動ギアは、その周縁に一
    定の歯形を形設し、該伝動ギアと噛合可能な駆
    動力伝達用ベルトの内側に該伝達ギアと同形の
    歯形を形成してなる実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載のクランク一体成形プラスチツクギ
    アの構造。
JP2375285U 1985-02-20 1985-02-20 Expired JPH0228157Y2 (ja)

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JP2375285U JPH0228157Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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JP2375285U JPH0228157Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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JPS61139887U JPS61139887U (ja) 1986-08-29
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CN105364500A (zh) * 2015-11-19 2016-03-02 胡发贤 曲柄自动加工机

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JPS61139887U (ja) 1986-08-29

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