JPH02280890A - 火力発電プラントの水処理方法 - Google Patents

火力発電プラントの水処理方法

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Publication number
JPH02280890A
JPH02280890A JP10177189A JP10177189A JPH02280890A JP H02280890 A JPH02280890 A JP H02280890A JP 10177189 A JP10177189 A JP 10177189A JP 10177189 A JP10177189 A JP 10177189A JP H02280890 A JPH02280890 A JP H02280890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrazine
piping
water
economizer
furnace
Prior art date
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Pending
Application number
JP10177189A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Tsunoda
角田 伸爾
Yoshikazu Nakano
中野 良和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02280890A publication Critical patent/JPH02280890A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、火力発電プラントの水処理方法、殊に自然循
環ボイラ、強制循環ボイラ、コンバインドサーキュレー
ションボイラ、超臨界圧変圧ボイラなどの給水水質を調
節する方法に関する。
従来の技術 従来の火力発電プラントの水処理方法について、第3図
を参照して説明する。
第3図は火力発電プラントのフローシートの一例を示し
、1は復水器、2は低圧ヒータ、3は脱気器、4は給水
ポンプ、5は給水流量計、6は高圧ヒータ、7はエコノ
マイザ、8は火炉、9はタービン、10はアンモニア注
入装置、11はヒドラジン注入装置、12はアンモニア
注入装置10の薬注ポンプ注入量を制御するための電気
伝導度計、13はヒドラジン注入装置11の薬注ポンプ
注入量を制御するためのヒドラジン分析計である。
上記の構成において、まず、循環系統の循環水−蒸気の
挙動を説明する。
復水器lに導入されたタービン9からの蒸気は凝縮され
て復水となり、この復水がそれから低圧ヒータ2で予熱
された後、脱気器3にて脱気され、更に高圧ヒータ6及
びエコノマイザ7で予熱された後、ボイラの給水として
火炉8に入って加熱されて蒸気となる。この蒸気は、そ
れから、タービン9に導入されてタービン9を駆動し、
図示してない発電機を駆動する。そして、タービン9を
出た蒸気は復水器1に入って凝縮されて水に戻り、また
前述したサイクルを繰り返す。
次に、この循環系統における循環水の水処理方法につい
て説明する。
火力発電プラントを構成する上記の諸機器及びこれら機
器を連結する配管は主に鉄鋼材料が使用されており、そ
の鉄鋼表面に形成する酸化鉄の循環水中への溶出を抑制
するために、脱気器3の入口側配管に設置されている電
気伝導度計12の値によって、復水器lの出口側配管に
連結されているアンモニア注入装置IOからアンモニア
溶液を注入し、循環水のp)(を通常9.0〜9.5に
調節している。
また同時に、循環水の脱酸素を目的として、エコノマイ
ザ7の入口給水に残留するヒドラジン濃度を従来は10
μ9/Q以上、一般には10〜100μ9/12の濃度
範囲内に保持するため、復水器1の出口側配管に設置さ
れているヒドラジン注入装置llによってヒドラジンを
循環水に注入する。
このヒドラジン注入量の調節は、給水ポンプ4の吐出側
配管に設置されている給水流量計5の検出値による給水
流量比例や、エコノマイザ7人口側のヒドラジン分析計
13の検出値で行われる。
発明が解決しようとする課題 以上述べた火力発電プラントにおいて、火炉8に供給さ
れる給水中の不純物上として鉄分は、循環水のp)l及
び脱酸素剤として用いるヒドラジン濃度の調節により、
可能な限り低値に保つ必要がある。これは、火炉8に持
ち込まれた給水中の鉄分が伝熱面で析出し、スケール化
することに起因した蒸発管の損傷・破口や、火炉8の貫
流ロス増加の原因となる波状型スケールの成長を抑制す
るためである。
しかし、近年、給電事情に対応した負荷変化運転が可能
な超臨界圧変圧運転貫流ボイラが多く建設されて稼動す
るようになり、このようなタイプの・ボイラでは、低負
荷での蒸発管のバーンアウトを防止するために、従来の
ボイラより蒸発管内の平均流速を大きくしている。この
ため、蒸発管内面のスケール付着、特に波状型スケール
の生成による貫流ロスの増加は、従来のボイラに比べて
大きくなり、プラント全体の効率低下を引き起こすこと
になる。
しかして、この蒸発管内面スケールの成長防止のため、
従来は、給水水質のpHを調節する方法、また付着した
スケールを化学洗浄によって除去する方法が採用されて
いる。しかし、前述のスケールトラブルを防止する対策
として施行する化学洗浄は、環境基準を満足する洗浄廃
液処理に要する費用を含め、洗浄工事費用がきわめて高
くなっている。
課題を解決するための手段 本発明は、このような従来技術の課題を解決するために
、火力発電プラントの系統水中にヒドラジンを注入して
脱酸素をおこなう水処理方法において、エコノマイザ入
口でのヒドラジン濃度が5μg/Q以下となるようにヒ
ドラジンの注入量を調節する゛ようにしたものである。
作用 このようにエコノマイザ入口でのヒドラジン濃度を低濃
度とすることにより、火炉に導入される給水中の鉄濃度
が低減され、火炉伝熱面に付着、成長するスケールの発
生が抑制される。
実施例 以下第1〜2図を参照して本発明の一実施例について詳
述する。なお、第1図において、第3図に示したものと
同一の部分には同一の符号を付して、その詳細な説明は
省略する。
第1図において、復水器1の出口側配管におけるA点で
、アンモニア注入装置IOによりアンモニアを復水中に
注入し、脱気器3の入口側配管に設置されている電気伝
導度計12の検出値によって、エコノマイザ7の入口側
配管におけるD点でのp)I値を9.5に調節する。
次に、復水器1の出口側配管におけるB点においてヒド
ラジン注入装置11によりヒドラジンを注入するが、そ
の量はエコノマイザ7の入口側配管におけるD点でのヒ
ドラジン濃度が5μ9/Q以下となるように調節し、こ
れにより火炉8に導入される給水中の鉄農度を低減して
、火炉伝熱面である蒸発管内面に付着、成長するスケー
ルの発生を抑制する。
この点につき、更に詳述する。
蒸発管内面のスケールの生成、成長は、給水中の不純物
として火炉に持ち込まれる鉄分に由来する。給水中の鉄
分は、低圧ヒータ2、脱気器3、高圧ヒータ6などのプ
レボイラ系統を構成する機器やこれら機器を連結する配
管に使用されている鉄鋼材と循環水との接触によって、
次式の反応により、循環水中に溶出するものが主体であ
る。
Fe+HtO→Fe(OH)* @ * I e e 
 (1)そして、この反応を抑制するために、循環水の
pHを8.5〜9.5の範囲内に調節することが知られ
ている。
また、循環水の溶存酸素は上記反応式(1)を加速させ
る要因となるため、循環水中に脱酸素剤としてヒドラジ
ンが通常10μ9/I2から100μ9/Q程度の濃度
で注入されている。
しかし、プラントの運転が経過すると、前記の機器や配
管の鉄鋼表面はマグネタイト(F13304)の酸化鉄
の保護皮膜が形成される。このマグネタイトは、第2図
に一例として温度300℃におけるマグネタイト溶解度
測定結果を示すように、ヒドラジン濃度が高くなるに伴
って溶解度は大きくなる。
そこで、鉄鋼表面を保護するマグネタイトの循環水中の
溶解を低減するため、本発明は、エコノマイザ入口にお
ける循環水中のヒドラジン濃度を5μgIQ以下の低値
に調節し、火炉に持ち込まれる給水中の鉄分を低減し、
蒸発管内面のスケール生成、成長を抑制するようにした
ものである。
次の第1表は実験例を示し、ケース1(従来例)及び2
(本発明)において、第1図に示す循環系の0点(脱気
器3人口)、D点(エコノマイザ7人口)、E点(エコ
ノマイザ入口口)におけるヒドラジン濃度、鉄濃度をそ
れぞれ測定した結果であり、各ケースにおける各点にお
ける鉄濃度、ヒドラジン濃度の測定結果から、ケース2
の場合の方が火炉8に持ち込まれる鉄の量、すなわち火
炉8の伝熱管内面のスケール化成分を大巾に低減が出来
ることが判明した。
発明の効果 以上述べたように、本発明によれば、火力発電プラント
の水処理で脱酸素剤として使用されているヒドラジンを
エコノマイザ入口で5μ9/i2以下の僅かに検出され
る程度の低濃度に注入量を調節することによって、エコ
ノマイザ入口給水の鉄濃度を低下せしめ、火炉内に持ち
込む鉄の量を大巾に低減することができる。したがって
、これにより、火炉伝熱管内面のスケール生成、成長を
抑制することが可能となり、火炉の圧力損失上昇を防止
すると共に、スケール除去のために行う火炉の化学洗浄
周期を大巾に延長することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による火力発電プラントの水処理方法を
説明するためのフローシート図、第2図はマグネタイト
溶解度測定結果を示すグラフ、第3図は従来例を説明す
るためのフローシート図である。 1・・復水器、2・・低圧ヒータ、3・・脱気器、4・
・給水ポンプ、5・・給水流量計、6・・高圧ヒータ、
7・・エコノマイザ、8・・火炉、9・・タービン、l
O・・アンモニア注入装置、11・・ヒドラジン注入装
置、12・・電気伝導度計、(ほか1名) ヒドラジン濃度(ρpbl

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 火力発電プラントの系統水中にヒドラジンを注入して脱
    酸素をおこなう水処理方法において、エコノマイザ入口
    でのヒドラジン濃度が5μg/l以下となるようにヒド
    ラジンの注入量を調節することを特徴とする火力発電プ
    ラントの水処理方法。
JP10177189A 1989-04-24 1989-04-24 火力発電プラントの水処理方法 Pending JPH02280890A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10177189A JPH02280890A (ja) 1989-04-24 1989-04-24 火力発電プラントの水処理方法

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JPH02280890A true JPH02280890A (ja) 1990-11-16

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ID=14309484

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JP10177189A Pending JPH02280890A (ja) 1989-04-24 1989-04-24 火力発電プラントの水処理方法

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JP (1) JPH02280890A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2337006A1 (es) * 2006-08-31 2010-04-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Proceso de tratamiento de aguas para planta de vapor.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2337006A1 (es) * 2006-08-31 2010-04-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Proceso de tratamiento de aguas para planta de vapor.

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