JPH02280291A - カードリーダライタ - Google Patents

カードリーダライタ

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JPH02280291A
JPH02280291A JP1102353A JP10235389A JPH02280291A JP H02280291 A JPH02280291 A JP H02280291A JP 1102353 A JP1102353 A JP 1102353A JP 10235389 A JP10235389 A JP 10235389A JP H02280291 A JPH02280291 A JP H02280291A
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card
latch member
stopper
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Muneo Sakauchi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 〈産業上の利用分野〉 本発明は、情報記憶媒体としてのカードの読み出し或い
は書き込みを行うためのカードリーダライタに関する。
〈従来の技術〉 従来、例えば特開昭61−16386号公報に開示され
ているようにICカードのためのカードリーダライタに
於て、カードを挿入した後にロックレバ−により挿入口
を閉塞し、そのロックレバ−にカードの後端を係合させ
てカードを情報授受位置に保持すると共に、抜は止めを
行うようにしたものがある。
しかしながら、上記構造によると、ロックレバ−を作動
させるためのスライド部材が、ロックレバ−による挿入
口の閉塞及び開放状態に対応する2位置間を移動するよ
うにされており、スライド部材を各位置に選択的に保持
するためにスライド部材に係合する2つの制御レバーを
、それぞれに対応する2つのソレノイドを用いて制御す
るようにしている。そのため、ソレノイドを含めた部品
点数が多くかつ組立も煩雑化するという問題があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の目的は、
情報授受位置にカードを選択的に保持するための機構を
構成する部品点数を少なくしかつ組立が容易なカードリ
ーダイライタを提供することにある。
[発明の構成] く課題を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、挿入口よリケーシ
ング内部の情報授受位置に向けて挿入された情報記憶カ
ードに対して情報の授受を行うカードリーダライタに於
て、前記情報授受位置に向けて挿入される前記カードを
支持し、かつ第1のばね手段により前記挿入口に向けて
ばね付勢されたスライド部材と、前記カードを前記第1
のばね手段の付勢力に抗して前記情報授受位置に保持す
るためのストッパ手段と、前記カードが前記情報授受位
置に達したときに前記ストッパ手段を作動させ、かつ前
記ストッパ手段の作動状態を解除する向きに常時第2の
ばね手段をもって付勢されるように、前記ストッパ手段
と前記スライド部材との間に連係された機械的連係手段
と、前記機械的連係手段を、前記第2のばね手段の付勢
力に抗して前記ストッパ手段を作動させる位置に保持し
、かつ該保持状態を選択的に解除するためのソレノイド
手段と、前記カードが前記情報授受位置に達した後に、
前記カードを排出するべく前記機械的連係手段の前記保
持状態を前記ソレノイド手段が解除する前に前記スライ
ド部材と前記機械的連係手段との連係を断ち、前記スト
ッパ手段の作動状態が解除された後に前記スライド部材
と前記機械的連係手段との連係を回復するためのラッチ
手段とを有し、前記ラッチ手段が、前記連係する第1の
位置と前記連係を断つ第2の位置との両位置間を変位可
能に前記スライド部材と前記機械的連係手段とのいずれ
か一方に支持されたラッチ部材と、前記カードが前記情
報授受位置に保持されたときには前記ラッチ部材を前記
第2の位置に変位させ、前記カードが排出されたときに
は前記ラッチ部材を前記第1の位置に変位させるための
カム手段とを有することを特徴とするカードリーダライ
タを提供することにより達成される。また、前記ラッチ
部材が、前記スライド部材と前記機械的連係手段とのい
ずれか一方に設けられた前記カードの面に直交する枢軸
により枢支され、かつ他方に係合可能な係合部を有する
と良い。また、前記カム手段が、前記ラッチ部材に前記
カードの挿入方向に前後して設けられた前記係合方向に
作用する第1の当接面及び前記係合解除方向に作用する
第2の当接面と、前記各面に対して選択的に当接するこ
とにより前記ラッチ部材を対応する向きに変位させるべ
く前記ケーシングに固定されたばね部材とを有すると良
い。
〈作用〉 このようにすれば、ラッチ部材を、カム手段を用いて、
カードの移動に伴って係合及び係合解除方向に変位させ
ることから、1つのソレノイドのみで、カードを情報授
受位置に保持し、かつ情報授受後に排出することができ
る。また、ラッチ部材をカードの面に直交する枢軸によ
り枢支することにより、ラッチ部材を薄型化できる。ま
た、ラッチ部材をケーシングに固定されたばね部材を用
いて上記両方向に選択的に変位させることにより、ラッ
チ手段を好適に作動させることができる。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第1図及び第2図は本発明が適用された手差し式のIC
カードリーダライタを示す図であり、カード1の非挿入
状態を示している。カード1に対して情報の授受を行う
ための接触子ユニット2を有するケーシング3は、カー
ド1の挿入方向に長い偏平な箱型を成しており、接触子
ユニット2等を支持するための金属板からなる中板5が
、ケーシング3の底面に対して間隙をもって設けられて
いる。
第1図に於ける左側には、中板5とケーシング3により
カード挿入口4が郭成されており、中板5とケーシング
3の底面との間にカード1が収容されるようになってい
る。ケーシング3内の一方の側壁にはカード挿入方向に
間隔をおいて複数の板ばね6が配設されており、これら
の板ばね6により、挿入されたカード1を対向する側壁
に弾発的に押し付けるようにして、カード1のガイド及
び位置決めを行う。
中板5には、カード1の移動方向に間隔をおいて配設さ
れた一対のガイドピン7a、7bにより、カード移動方
向に往復動自在にガイドされる薄板状の第1のスライド
部材8が設けられている。この第1のスライド部材8は
、戻しばね9により挿入口4に向けて付勢されている。
第1のスライド部材8の上面の中間部には、カード移動
方向に沿って互いに間隔をおいて一対のピン部材11.
12が、カード1の面1aに直交するように立設されて
いる。第1のスライド部材8の上方には、第2のスライ
ド部材13とスライドレバー14とが、それぞれ薄板材
により形成されかつこの順に重ね合されており、上記し
たガイドピン7b及び一対のピン部材11.12により
カード移動方向にそれぞれ別個に往復動自在にガイドさ
れている。尚、第2のスライド部材13は、戻しばね1
0により挿入口4に向けて付勢されている。
第2のスライド部材13の図に於ける右側端部には、中
板5にカード移動方向に沿って開設された長孔15を介
してケーシング3の底面に向けて曲折された舌片部16
が形成されており、挿入されたカード1の先端が舌片部
16に衝当して、カード1と共に第2スライド部材13
が変位するようにされている。
第2のスライド部材13の中間部には、第1図に於ける
下側の側方に向けて台形状に突出しかつそのカード挿入
方向側端縁部を挿入方向に直交するように形成された爪
部17が形成されている。
また、第1のスライド部材8には、第2のスライド部材
13とスライドレバー14との間にてピン部材12に枢
支され、かつその枢支部分から第1図に於ける下側の側
方に向けてハの字状に拡開するように形成された一対の
アーム部を有し、薄板材からなるラッチ部材としての揺
動部材18が一体的に設けられている。更に、揺動部材
18のカード挿入方向側最遊部には、第2のスライドレ
バー13の爪部17側の側方を横切るように下方に向け
て曲折された係合片19が設けられている。
ケーシング3内の爪部17に対向する側壁には、両スラ
イド部材8.13がカード挿入前の初期状態にあるとき
に、揺動部材18の前記し・た両アーム部の互いに相対
する側面18a、18bの挿入口4とは相反する側の側
面18aに当接することにより、揺動部材18を第1図
に於ける矢印Aにより示される反時計方向に回動させる
向きに弾発付勢するための板ばね21が固定されている
。また、他方の側面18bは、カード1が情報授受位置
に達したときに、板ばね21の遊端部が弾発的に当接す
るようにされている。カード1が情報授受位置に達した
状態を示す第3図及び第4図に示されているように、こ
の状態では、第3図に於ける矢印Bにより示される時計
方向に揺動部材18が回動する向きに付勢される。この
ようにして、カム手段が構成されている。尚、第2のス
ライド部材13がカード挿入方向に移動する際に、接触
子ユニット2のボディ22を同方向に移動させるべく、
第2のスライド部材13には、ボディ22の挿入口4側
の端部を押す押圧係合片23が設けられている。
接触子ユニット2は、偏平な直方状体を成す樹脂性の前
記したボディ22と、第5図に示されるようにボディ2
2内に保持された例えばリン青銅材からなる接触子24
とを有している。接触子24は、その遊端部24aをボ
ディ22の下面から下方に向けて突出させるように弾性
を有している。
ボディ22の両側壁面には、同一形状をなす各一対のガ
イドスロット25がそれぞれ凹設されており、中板5の
上面に固設された一対のガイド部材26の互いに対向す
る内側面に突設されたガイドビン27が、ガイドスロッ
ト25内に没入状態に係合して、ボディ22を、カード
移動方向に沿ってかつ上下方向にも変位し得るようにス
ライド自在に支持されている。また、抑圧係合片23に
よりカード挿入方向にボディ22が押されると、中板5
の両ガイド部材26間に設けられた開口部28を介して
、ボディ22の下面がケーシング3の底面に臨むように
されている。
カード1の挿入に伴ってボディ22が移動する際に、前
半では比較的大きな角度をもってボディ22が下方に向
けて速く移動し得るように、かつ接触子23の遊端部2
4aがカード1の接点1aに当接した後である後半では
ボディ22の下降速度が比較的遅くなるように、曲率が
変化するようにガイドスロット25が形成されている。
尚、ボディ22は、挿入口4に向けて戻しばね29によ
り弾発付勢されており、カード1の非挿入時には中板5
の上方に位置している。
ボディ22の押圧係合片23の当接する部分にはガイド
ブロック30が固設されている。このガイドブロック3
0には、第5図に良く示されるように、ボディ22が中
板5の比較的上方に位置している間に抑圧係合片23が
当接する第1の当接部30aに対して、ボディ22が下
降した後に抑圧係合片23が当接する第2の当接部30
cの方が、カード挿入方向側に向けて引き下がるように
、両角接部30 a s 30 c間に斜面部30bが
形成されている。また、斜面部30bは、ボディ22が
下降して、カード1の接点1aに接触子24の遊端部2
4aが当接した後に、斜面部30bに押圧係合片23が
当接するようにされている。この斜面部30bを押圧係
合片23が押している間にあっては、カード1の移動速
度に対してボディ22の方が相対的に遅く移動すること
になるため、接点1aに対して接触子24の遊端部24
aが摺接することとなり、接点1aの表面に付着してい
る埃などを除去することができる。
中板5の挿入口4側には、情報授受位置にあるカード1
の抜は止め及び重複挿入防止のためのストッパ31が設
けられている。ストッパ31は、第6図に併せて示され
るように、中板5の一部を切り起こして形成された挿入
口4の長手方向に沿う向きに互いに対峙する一対の支持
板間に亘って掛は渡された枢軸32と、枢軸32により
回動自在に枢支された主レバー33及び補助レバー34
とを有している。主レバー33はミ中間部を枢軸32に
より枢支されており、挿入口4側の遊端部にケーシング
3の底面に向けて曲折されたストッパ部36と、相反す
る側の遊端部に形成された遮蔽部27とを有している。
補助レバー34には、主レバー33の挿入口4側とは相
反する側に設けられた上方を向いた上向係合面33aに
、上方から係合する下向係合面34aが設けられている
枢軸32には、両係合面33a、34a同士が互いに当
接する向きに、両アーム33.34を枢軸32に対して
互いに相反する向きに付勢するための捩りコイルばね3
5が巻回されており、両レバー33.34が互いに弾性
的に結合されている。
尚、枢軸32には、ストッパ部36を挿入口4の上方に
持ち上げる向きに主レバー33を保持するべく、補助レ
バー34を弾発付勢する捩りばね41が巻回されている
第6図は、第1図に対応するカード挿入前の待機状態を
示しており、この状態では、第1のスライド部材8に形
成された逆り字型アーム38の遊端部が、主レバー33
の挿入口4側の下面に形成された斜面部33bに係合し
て、ストッパ部36が挿入口4に向けて下降することを
阻止している。
この状態では、主レバー33の遮蔽部37側の近傍部分
が中板5の上面に当接して、主レバー33の待機位置が
規定されると共に、中板5に固設された例えば光センサ
からなる位置センサ39の光路を遮蔽部37が遮蔽する
ようにされており、その信号に基づいて挿入口4の開状
態を検出することができる。
ところで、主レバー33の挿入口4側の下面には、枢軸
35側に向けて斜め上方に傾斜する斜面部33bが形成
されており、カード1の挿入に伴ってアーム38の遊端
部が第6図の矢印Cの向きに移動すると、主レバー33
の斜面部33bからアーム38の遊端部が離脱する。そ
して、アーム38の遊端部が枢軸32を横切った後には
、斜面部33bに対向して傾斜するように補助レバー3
4に設けられた斜面部34bにアーム38の遊端部が摺
接するようになり、補助レバー34を図の矢印りにより
示されるように回動させて持ち上げる。このときには、
前記したように、捩りコイルばね35により両レバー3
3.34の各係合面33a、34a同士が互いに弾発的
に当接して、両レバー33.34が一体化されているこ
とから、補助レバー34と一体的に主レバー33も回動
して、ストッパ部36が下降するようになる。
カード1が情報授受位置に達すると、第7図に示される
ようになり、斜面部34bを経て補助レバー34の下面
にアーム38の遊端部が当接して、補助レバー34を大
きく持ち上げた状態に保持するため、ストッパ部36の
先端がケーシング1の底壁に設けられた孔40内に没入
して挿入口4が閉塞される。従って、情報授受位置に達
したカード1の後端をストッパ部36により保持して、
第2のスライド部材13に加わる戻しばね10のばね力
によりカード1が排出されることを阻止することができ
る。この時には、遮蔽部37が上方に変位するため、位
置センサ39の光路が開放されることになり、その信号
に基づいて、挿入口4が閉塞されたことを検出すること
ができる。
尚、規定外の例えば比較的長いカード42を誤挿入した
場合には、第8図に示されるように、カード2の先端が
情報授受位置に達した際には、前記と同様に補助レバー
34が完全に上方に持ち上げられるが、カード42の後
端部がケーシング3内に完全に収容されず、ストッパ部
36の先端がカード42の上面に当接する。このときに
は、主レバー33が完全に回動することができないが、
両レバー33.34間の捩りコイルばね35が撓むこと
により、両レバー33.34を中折れ状態にすることが
でき、両レバー33.34に無理な力が加わることを好
適に防止できる。この時には、遮蔽部37が位置センサ
39の光路を遮蔽しており、挿入口4が閉塞されていな
いことを検出することができ、カードの誤挿入を知るこ
とができる。
第1のスライド部材8に設けられたピン部材11と挿入
口4側のガイドピン7aとの間には、互いに回動自在に
結合された一対の薄板材からなるリンク部材43.44
が連結されており、一方のリンク部材43の一端がガイ
ドピン7aにより回動自在に枢支されて他方のリンク部
材44の一端が、ピン部材11に回動自在に枢支されて
いる。
両リンク部材43.44は、カード非挿入時には第1図
に示されるようにカード非挿入時には逆V字形に比較的
大きく曲折し、カード1の情報授受位置に対応する位置
に第1のスライド部材8がある時には、第3図に示され
るように、比較的伸長した状態になるように連結されて
いる。
ところで、第2のスライド部材13とスライドレバー1
4との間、即ち前記した揺動部材18と同じ間隙の部分
にリンク部材44が配設されており、揺動部材18を設
けたことにより、ケーシング3の厚さが増大することが
ない。従って、カードリーダライタの薄型化を好適に向
上し得る。
中板5の挿入口4とは相反する側には枢軸45が立設さ
れており、枢軸45には、ソレノイドアーム46が回動
自在に枢支されている。ソレノイドアーム46の一方の
遊端部がフォーク状に形成されており、そのフォーク歯
の間には、前記したスライドレバー14の図に於ける右
側遊端部に固着された係合ピン47がスライド自在に係
合している。ソレノイドアーム46の側方に延出された
延出端部には、ケーシング3の後端部に固設されたソレ
ノイド49のプランジャ49aが若干の遊びをもって連
結されている。
また、ソレノイドアーム46は、ソレノイド49に対向
して設けられた戻しコイルばね48により第1図の矢印
Eの向きに付勢されており、ソレノイド49の非励磁時
には、ソレノイドアーム46及びスライドレバー14が
第1図により示される状態になる。ソレノイド49を励
磁すると、ソレノイドアーム46を介して第1図の矢印
Fの向きにスライドレバー14が駆動される。尚、ソレ
ノイド49は、中板5の適所に設けられた例えばリミッ
トスイッチ50によりカード1が挿入されたことを検出
した際に、図示されない制御装置により励磁されるよう
なっている。
スライドレバー14の挿入口4側の端部には、挿入口4
に向けて開放されたスリット51が形成されており、カ
ード1の挿入時にソレノイド49を励磁して、スライド
レバー14を前記した矢印Fの向きにスライドさせて、
両リンク部材43.44が比較的伸長した状態になった
後にソレノイド49の励磁を解除することにより、スラ
イドレバー14が戻った際に、両リンク部材43.44
同士の連結軸に同軸的に設けられたピン52がスリット
51内に受容されるようになっている。
従って、戻しばね9により挿入口4に向けて第1のスラ
イド部材8が付勢されていることから両リンク部材43
.44が元の曲折状態に戻ろうとしても、スリット51
にピン52が係合して両リンク部材43.44が折れ曲
ることかできず、第1のスライド部材8が第3図に示さ
れる状態に保持される。そのため、ストッパ31により
挿入口4の閉塞状態が解除されずに、第3図及び第4図
に示されるように、カード1が情報授受位置に保持され
る。このようにして、カード1を支持しつつ移動する第
2のスライド部材13とストッパ31との間に機械的連
係手段が構成されている。
スライドレバー14のスリット51を形成する部分には
、7字状態にある両リンク部材43.44の曲折部のピ
ン52に向けてせり出すように突出された羽根状を成す
半島部53が形成されている。例えばソレノイド49の
故障によりスライドレバー14がスライドしない状態で
は、カード1の挿入に伴って両リンク部材43.44が
伸長状態になろうとしても、第3図に対応する第9図に
於ける矢印イにより示される位置に半島部53が位置し
ており、想像線の矢印により示されるように半島部53
の上縁部53aにピン52が当接して、両リンク部材4
3.44がそれ以上折れ曲がることができないようなっ
ている。従って、故障時にカード1が情報授受位置まで
挿入されてしまうことを防止できる。
スラ・イドレバー14が正常にスライドした時には、第
9図の矢印口により示される位置まで半島部53が変位
するため、想像線の矢印により示されるようにピン52
がスリット51に向けて移動可能となる。両リンク部材
43.44が初期のV字形の向きに若干曲折している概
ね伸長状態となってピン52がスリット51に対応する
位置に達すると、機械的に連係されたストッパ31によ
りカード1の後端を保持するようになるため、位置セン
サ39による検出信号に基づいてソレノイド49を非励
磁状態に戻す。そして、スライドレバ−14が挿入口4
側に向けて戻され、スリット51内にピン52が受容さ
れる。
本実施例に於ては、ピン52を受容するスリット51の
深さが比較的浅くなるように、即ちスライドレバー14
の初期位置を示す矢印イの位置までスライドレバー14
が戻り切らない内に、スリット51の挿入口4に対向す
る端縁部51aがピン52に当接するようにされている
。即ち、矢印イにより示される初期位置から矢印口によ
り示されるソレノイド励磁時の変位位置までのスライド
量aよりも戻り量すの方が少なくなるようにされている
。これは、ピン52がスリット51に係合している状態
からスライドレバー14をスライドさせる時に生じるピ
ン52とスリット51との間の摺動摩擦抵抗力に抗して
、比較的大きな力をもってスライドレバー14をスライ
ドさせる必要があるが、スライドレバー14の戻り量す
を少なくすることにより、ソレノ”イド49内に於ける
プランジャ49aに対する磁気ギャップを(a−b)に
対応する分だけ狭くすることができ、上記状態からのソ
レノイド49の初期吸引力を相対的に大きくすることが
できるためである。
カード非挿入時の初期段階では、前記したようにソレノ
イド49の故障によりスライドレバー14がスライドし
ないときには半島部53の上縁部53aにピン52が確
実に当接するようにスライドレバー14が位置して、正
常時には半島部53に邪魔されずにピン52が変位し得
るようにスライドレバー14が大きく変位していること
が望ましい。また、初期状態に於けるスライド時には、
前記摺動摩擦抵抗力を生じない分だけ、スライドレバー
14に対するスライド力が小さくても良いため、磁気ギ
ャップを比較的広くすることができ、即ちスライドレバ
ー14の変位量を大きくすることができる。
また、中板5の挿入口4側の上方には、ガイドビン7a
に略T字形状をなす手動レバー54が回動自在に枢支さ
れている。この手動レバー54は、何等かの故障により
自動的にカード1を取り出せなくなった際に、手動にて
取り出すためのものであり、ガイドピン7aに巻回され
た捩りばね55により、第1図に於けるケーシング3内
の下側の側壁に横バー形状を成す遊端部の一方の側部を
当接させる向きにばね付勢されている。この手動レバー
54の上記遊端部には、ケーシング3の挿入口4の上方
にて開口する窓部56を介して外方に臨むようにされた
溝部57が設けられていると共に、相反する側には手動
レバー54のガイドピン7aに枢支された部分からスラ
イドレバー14側に向けて延出されたアーム部54aが
設けられている。
また、スライドレバー14の手動レバー54側には、ア
ーム部54aに対して後傾するようにされた傾斜部58
が形成されている。故障時には、窓部56を介して工具
の先端部などを溝部57に係合させて、第3図の矢印G
に示される向きに手動レバー54を回動させることによ
り、アーム部54aを傾斜部58に押し当てつつ、矢印
Fの向き即ちスリット51によるピン52の係合状態を
解除する向きにスライドレバー14を手動にてスライド
させることができる。従って、スライドレバー14によ
る両リンク部材43.44の保持状態を解除し、ストッ
パ31の作動状態を解除して、カード1を排出させるこ
とができる。
次に本実施例の作動要領を以下に示す。
カード1を手差しにより挿入口4からケーシング3内に
挿入し、第2のスライド部材13の舌片部16にカード
1の先端が当接した後には、カード2と一体的に第2の
スライド部材13が移動して、第2のスライド部材13
の爪部17が揺動部材18の係合片19に係合する。揺
動部材18は、前記したように、初期状態に於て係合片
19を第2のスライド部材13側に向けて板ばね21に
よりばね付勢されているため、爪部17が係合片19に
確実に係合し得る。また、第2のスライド部材13の押
圧係合片23が接触子ユニット2のボディ22を押すた
め、前記したようにガイドピン27によりガイドスロッ
ト25がガイドされて、カード1の移動に伴ってその情
報授受位置に対応すり位置に向けてかつ下降するように
移動する。
カード1の接点1aに接触子24の遊端部24aが当接
した後には、ボディ22がカード1に近づくにつれて接
触子24の弾発的押圧力が大きくなって、接触子24の
撓みにより生じるガイドピン27に対するガイドスロッ
ト25の摺動摩擦抵抗が増大するが、前記したように、
接点1aに接触子24が当接した後には、ボディ22が
下降方向に対して挿入方向に大きく移動し得る向きにガ
イドスロット25が形成されているため、上記摺動摩擦
抵抗が比較的小さい。従って、一定の傾斜角度をもって
形成されたガイドスロットに対して、挿入時の押し込み
力をより一層小さくすることができる。
また、カード1の接点1aに接触子24が接触した後に
は、前記したように抑圧係合片23がガイドブロック3
0の斜面部30bを押すため、抑圧係合片23の移動速
度即ちカード1の移動速度に対してボディ22の移動速
度が相対的に遅くなり、両角接部30a、30c間の移
動方向の距離差Cの分だけ接点1aに対して接触子24
が摺接することとなり、接点1aの表面に付着している
埃や酸化物を好適に除去することができる。
ところで、カード1と共にスライドする第2のスライド
部材13の舌片部16が長孔15内を移動するようにさ
れているが、長孔15は、カード1が情報授受位置を若
干越える位置まで移動可能に舌片部16が移動可能に形
成されている。従って、長孔15の挿入口4とは相反す
る側の端縁に舌片部16が当接するまでカード1を挿入
し、その後に挿入力を除去することにより、戻しばね1
0により情報授受位置に向けてカード1が若干戻される
挿入されたカード1の先端をリミットスイッチ50によ
り検出した時、即ち舌片部16にカード1の先端が当接
して第2のスライド部材13が共に移動する時には、上
記リミットスイッチ50の検出信号によりソレノイド9
を励磁状態にして、スライドレバー14を矢印Fの向き
にスライドさせる。また、カード1の移動に伴って第1
のスライド部材8が移動することにより両リンク部材4
3.44が伸長状態になり、両リンク部材43.44の
連結部に設けられたピン52が、スライドレバー14の
半島部53の上縁部53aにより阻止されることなく移
動して、ピン52とスリット51とが互いに係合可能と
なる。
カード1が情報授受位置に達した時には、第1のスライ
ド部材8のアーム38の遊端部がストッパ38の補助レ
バー34側を持ち上げて、”弾発的に一体化された主レ
バー33のストッパ部36により、挿入口4が閉塞され
ると共に、カード1に加わる戻しばね10による排出方
向の力に抗してカード1の後端が保持亭れて、情報授受
位置にカード1が保持される。ストッパ部36により挿
入口4を閉塞した状態を位置センサ39により検出した
ら、ソレノイド49を非励磁状態にしてスライドレバー
14を挿入口4側に向けて戻す。そして、ピン52とス
リット51とが互いに係合するため、両リンク部材43
.44が戻しばね9により曲折状態になることを阻止し
て、ストッパ31による挿入口4の閉塞状態が保持され
る。
カード1に対する情報授受を行った後には、ソレノイド
49に対して図示されない制御部から励磁信号が出力さ
れて、スライドレバー14を矢印Fの向きにスライドさ
せてピン52とスリット51との係合状態とを解除する
。すると、両リンク部材43.44が曲折可能となって
、戻しばね9により第1のスライド部材8が挿入口4に
向けて戻さ、れる。ところで、前記したようにカード1
が情報授受位置を越えて若干戻った際には第2.のスラ
イド部材13のみが若干戻るため、第3図に於ける矢印
Bの向きに板ばね21により弾発付勢される揺動部材1
8の係合片19と爪部17との係合状態が容易に解除さ
れる。従って、係合片19が爪部17に係合することな
く、第1のスライド部材8が戻ることができる。
第1のスライド部材8が挿入口4に向けて戻されると、
アーム38の遊端部により主レバー33が起き上がって
挿入口4の閉塞状態が解除されて、カード1の後端が開
放される。そして、戻しばね10により挿入口4に向け
て即ち初期位置に向けて第2のスライド部材13が戻さ
れる。・このときには、爪部17に向けて係合片19が
係合し得るように、第1図に示されるように揺動部材1
8が弾発付勢されているが、先に挿入口4側に位置して
いる係合片19に対して、台形形状をなす爪部17の斜
面部が衝当することから、係合片19が爪部17を乗り
越えるようにして、係合片19と爪部17とが初期状態
に戻り得る。
[発明の効果] このように本発明によれば、1つのソレノイドのみで、
カードを情報授受位置に保持し、かつ情報授受後に排出
することができるため、部品点数を減らすことができる
。また、ラッチ部材をカードの面に直交する枢軸により
枢支することにより、ラッチ部材を薄型化でき、カード
リーダライタの薄型化を好適に向上し得る。また、ラッ
チ部材をケーシングに固定されたばね部材を用いて上記
両方向に選択的に変位させることにより、簡単なカム構
造により、機械的手段をもってラッチ手段を好適に作動
させることができるなど、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に基づくカードリーダライタをそのケ
ーシングの上面を切除して示す平面図である。 第2図は、第1図の■−■線についてみた側断面図であ
る。 第3図は、カードを情報授受位置に保持した状態を示す
第1図に対応する図である。 第4図は、第3図のIV−IV線についてみた側断面図
である。 第5図は、接触子ユニットを示す第3図のV−V線につ
いてみた側断面図である。 第6図は、ストッパを示す第1図のVI−VI線に沿っ
てみた側断面図でる。 第7図及び第8図は、ストッパの作動状態を示す第6図
に対応する側断面図である。 第9図は、カード情報授受位置に保持するための機構の
一部を示す動作説明図である。 1・・・カード     1a・・・接点2・・・接触
子ユニット 3・・・ケーシング4・・・挿入口  ・
  5・・・中板6・・・板ばね     7a、7b
・・・ガイドビン8・・・第1のスライド部材 9.10・・・戻しばね 11.12・・・ビン部材1
3・・・第2のスライド部材 14・・・スライドレバー15・・・長孔16・・・舌
片部    17・・・爪部18・・・揺動部材   
19・・・係合片21・・・板ばね    22・・・
ボディ23・・・押圧係合片  24・・・接触子24
a・・・遊端    25・・・ガイドスロット26・
・・ガイド部材  27・・・ガイドピン28・・・開
口部    29・・・戻しばね30・・・カイトブロ
ック30a・・・第1の当接部30b・・・斜面部  
 30c・・・第2の当接部31・・・ストッパ   
32・・・枢軸33・・・主レバー   33a・・・
上向係合面33b・・・斜面部   34・・・補助レ
バー34a・・・下向係合面 34b・・・斜面部35
・・・捩りコイルばね36・・・ストッパ部37・・・
遮蔽部    38・・・アーム39・・・位置センサ
  40・・・孔41・・・捩りばね   42・・・
カード43.44・・・リンク部材 45・・・枢軸     45・・・ソレノイドアーム
47・・・係合ビン   48・・・戻しコイルばね4
9・・・ソレノイド  49a・・・プランジャ50・
・・リミットスイッチ 51a・・・端縁部   52・・・ビン53・・・半
島部    53a・・・上縁部54・・・手動レバー
  54a・・・アーム部55・・・捩りばね   5
6・・・窓部57・・・溝部     58・・・傾斜
部特許出願゛大 日本発条株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 挿入口よりケーシング内部の情報授受位置に向
    けて挿入された情報記憶カードに対して情報の授受を行
    うカードリーダライタに於て、 前記情報授受位置に向けて挿入される前記カードを支持
    し、かつ第1のばね手段により前記挿入口に向けてばね
    付勢されたスライド部材と、前記カードを前記第1のば
    ね手段の付勢力に抗して前記情報授受位置に保持するた
    めのストッパ手段と、前記カードが前記情報授受位置に
    達したときに前記ストッパ手段を作動させ、かつ前記ス
    トッパ手段の作動状態を解除する向きに常時第2のばね
    手段をもって付勢されるように、前記ストッパ手段と前
    記スライド部材との間に連係された機械的連係手段と、
    前記機械的連係手段を、前記第2のばね手段の付勢力に
    抗して前記ストッパ手段を作動させる位置に保持し、か
    つ該保持状態を選択的に解除するためのソレノイド手段
    と、前記カードが前記情報授受位置に達した後に、前記
    カードを排出するべく前記機械的連係手段の前記保持状
    態を前記ソレノイド手段が解除する前に前記スライド部
    材と前記機械的連係手段との連係を断ち、前記ストッパ
    手段の作動状態が解除された後に前記スライド部材と前
    記機械的連係手段との連係を回復するためのラッチ手段
    とを有し、 前記ラッチ手段が、前記連係する第1の位置と前記連係
    を断つ第2の位置との両位置間を変位可能に前記スライ
    ド部材と前記機械的連係手段とのいずれか一方に支持さ
    れたラッチ部材と、前記カードが前記情報授受位置に保
    持されたときには前記ラッチ部材を前記第2の位置に変
    位させ、前記カードが排出されたときには前記ラッチ部
    材を前記第1の位置に変位させるためのカム手段とを有
    することを特徴とするカードリーダライタ。
  2. (2) 前記ラッチ部材が、前記スライド部材と前記機
    械的連係手段とのいずれか一方に設けられた前記カード
    の面に直交する枢軸により枢支され、かつ他方に係合可
    能な係合部を有することを特徴とする請求項1に記載の
    カードリーダライタ。
  3. (3) 前記カム手段が、前記ラッチ部材に前記カード
    の挿入方向に前後して設けられた前記係合方向に作用す
    る第1の当接面及び前記係合解除方向に作用する第2の
    当接面と、前記各当接面に対して選択的に当接すること
    により前記ラッチ部材を対応する向きに変位させるべく
    前記ケーシングに固定されたばね部材とを有することを
    特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のカードリ
    ーダライタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06333156A (ja) * 1993-05-20 1994-12-02 Sony Corp 情報自動販売装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06333156A (ja) * 1993-05-20 1994-12-02 Sony Corp 情報自動販売装置

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