JPH02279461A - 平地ならびに階段および不整地用の車輪装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、平地ならひに階段および不整地を走行しう
る車輪装置に関するものである。

［従来の技術］ 大径の主輪のみを倫えた従来の平地走行用の車輪装置に
代わって、Ｉ借段等を昇降しうる装置として、特開昭４
８−６４５１号公報、実開昭５１−１６３０２号公報、
実公昭５２−２７８０７壮公報が知られている。

これらの開示された先行技術は、車軸を中心として等角
度にアームを放射状に軸着し、その先ＭＮに回転自在に
車輪が取付けられているらのてあり、車軸を中心として
アームが回転して階段をＪ？降するものである。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、これら先行技術のものは、車軸のまわり
に３個乃至６個の多数の車輪が取付（１られているので
、全体か大径となって重く、不使用時の収納保管が嵩張
り、さらに階段の段差に合わない場合もあって、昇１場
操作がスムーズでなく、特に平地走行において４輪が接
地するため方向自在性がない等の多用性に欠は使い勝手
の悪いものであった。

そこで、この発明は、上記先行技術の問題点に鑑み、こ
れを解決すべくなされたものであって、周知のハンドカ
ーに僅かな部品を付加することによって、コンパクトで
軽量に構成でき、平地での定行は勿論、各種段差の階段
或いは不整地での昇降も円滑に操作しうる車輪装置を提
供するにある。

［課題を解決するための手段］ これを達成する手段として、この発明は、本体下面に取
付けた連結体に大径の主輪を回転自在に軸着した車輪装
置において、前部アームとｔ＆部アームをアーチ状に形
成し、両アーム先端に夫々小径の副輪を回転自在に枢着
した車輪取付体を、前記主輪の前方の連結体に回動可能
に取付けると共に、該取付部分に前部アームが本体側に
近接するように常時付勢した付勢手段を取付けたもので
ある。

［実施例Ｊ この発明の構成を図面に示す実施例について以下訂細に
説明する。

第１図乃至第７図は、この発明の車輪装置を荷物運搬用
のハンドカーに装着し、且つこの車愉装２１対をハンド
カー本体の左右両側に各々独立して作動しうるように装
備した第１実施例である。

１はハンドカーの本体であって、本体１の下面後部の両
側には連結体２，２が取１＝ｔけられている。

この連結体２は帯状の板体よりなり、後端を半円状に湾
曲して折返しＭＩ街性を有する略［３字状とし下方に折
返し部２ａを形成する。そして両連結体２．２の折返し
部２ａ、２ａの中央部分に主軸３を架Ｇ１渡して固着し
、該主軸３の両端に夫々大径の主輪４．４を回転自在に
枢着する０以上の横道は従来のハンドカーの構造と同様
の構造を有している。

この発明は以上の構造に加えて、下記の構造が付加され
るものである。

５は車軸で、両連結体２，２の折返し部２ａ。

２ａの先端に架は渡すように固着されている。６は車輪
取付体であって、上記主軸３の両側部分前方に夫々配置
される。各車輪取付体６は対峙する取付板７，７よりな
り、この取付板７は前部アーム８と後部アーム９をアー
チ状に形成し、前部アーム８に小径の前部副輪ｌＯを回
転自在に枢着した軸１１を固着し、後部アーム９にも小
径の後部副輪１２を回転自在に枢着した軸１３を固着す
る。

１４は長孔で取付板７の両アーム８．９の基部後端に穿
設され、前記車軸５に回転可能で且つスライド可能に嵌
合して、車Ｉｉ！取付体６が本体１に取１寸けられる。

１５は＝！イルスプリング車軸５に嵌挿され、その一端
１５ｂを連結体２の折返し部２ａに固着し、他端１５ａ
を車輪収は体６の取付板７に突設した係合部１６にスラ
イド可能に係合して、車輪取付体６が長孔１４を支点と
し、該コイルスプリング１５のねじり弾攬力によって前
部アーム８が本体１に近接する方向に常時付勢する，１
７は緩衝用規制体で、車輪取付体６か直接本体１に衝突
するのを防止する。

このように構成されているので、不使用時には第１図に
示すように鎖線Ｘ−Ｘを地表面として本体１は立掛けら
れる．この時、車輪取付体６は自重により長孔１４の前
ｒＪ　１　４　ａに車軸５が当接するように下方に移動
し、且つコイルスプリング１５の張力によって前部アー
ム８が緩衝用規制体１７に当接するように跳上げられて
いる。

また平地走行時には、第１図において本体１をａ方向に
起すと、本体１の後端が平地面へよりぼれ、主軸４のみ
接地して本（４１を円滑に走行させることができる。

次に階段を昇る時の状態を第３図乃至第７図によって説
明する。

まず、本体１を平地走行状ｔｌＪと同様に引張って階段
ＢＦ′に移動させると、後部副輪１２がｌｊｊ，ｉｔ段
蹴上げ而Ｃに突き当るので、第３図において本体１の引
張り力によって欠印すに示す上方に引上げる力か面き、
これによって車輪取付体６は長孔１４に嵌挿されている
車軸５を支点としてコイルスプリング１５のねじり巻込
み張力に抗して反時計方向に回動し、前部副輪１０は階
段踏面りの先端に１系止する。

引続いて本体１を引上げると、第４図に示すように車輪
取（ｆ体６はさらに反時Ｊ［方向に回動し、前部側’Ｆ
！１０はｔｅ段踏而面上を回転走行すると共に、後部副
輪１２は階１：２蹴上げ血Ｃに沿って回転しつつ上昇す
る。これによって主輪４は階段下の平地面Ａより浮上が
る。

やがて、後部側ｖａ１２は階段窓上げ而Ｃの上端から階
段踏ｉ１ｉ　Ｄの先＠部Ｅに乗り上げ、これによって車
＠取付体６は本体１に対してさらに反時計方向に回転す
るため、車軸５は長孔１４の後端１４　ｂに移動すると
共に、主輪４は第５図に示すように階段踏面りの先端部
Ｅに当接する。

ついで、本体１の引上げ操作の続行によって主輪４かｌ
（：、７段踏面り上に乗り上けると、後部副輪１２が階
段踏面りより浮上るため、コイルスプリング１５のねじ
り巻込力は解除され、その弾溌力によって前部アーム８
を上方に跳上げるように車軸５を支点として第６図に示
すように時Ｊ１方向に回動する。

この回動によって１１１輪取付体６の前部アーム８は本
体１に取付けた緩衝用規制体１７に衝突すると同時に、
車軸５は長孔１４の前端１４ａに移動し第７図に示すよ
うに本体１全体を１智段踏面り土に持上げることができ
、第２段目の１＠段への上昇体勢が整えられる。

このような動作を繰返すことによって、次々と階段を昇
ることができる。また階段を降る時は、上記動作と逆の
動作を行ない、円滑に降下するものである。さらに凹凸
のある不整地の場合ら上記動作に準じた動作で走行する
ことができるものである６ 次に、第８図および第９図に示す車輪装置２０は、この
発明の第２実施例であって、この実施例の場合は、第１
実施例のコイルスプリング１５に代えてトーションスプ
リンタ３２を使用したものである。即ち、ハンドカー本
体２１の下面後部に連結体２２を取付１″）、これに大
径の主輪２４を車軸２３によって回転自在に枢着し、そ
の前方の連結体２２に車輪数トＦ体２６を車軸２５によ
って回転自在に枢着する。この場合、第１実施例の如き
長孔１４ではなくスライド不能に枢着されている。

車１隨取付体２６には前部アーム２７、後部アーム２８
に夫々小径の前部副輪２９、後部副輪３０が回転自在に
枢着され、さらに連結体２２に取付けた１系１ｊ余具３
１にｌ〜−ジョンスフ゛リング３２の一端を係止し、該
トーションスプリング３２の中央部を車軸２５の上部側
を通してｆｌ！！端を主軸２３の１一部に係止し、車輪
取付体２６の前部アーム２７を本体２１に近接する方向
に常時付勢し、１ｉ用州規制３３に当接するようにして
第８図の如く構成づる。

このように構成したので、第１実施例と同様、平地走行
すことかできると共に、階Ｕｌ　［３を昇る際も、第３
図乃至第７図に示す第１実施例の作動状・態と同様に車
輪取付体２６は車軸２５を中心として回動し、その回動
は第９図に示すようにトーションスプリング３２の張Ｊ
」に抗して回動することによってスムーズに１５１１段
Ｂを昇ることができる。

この発明は上記実施例の構成に限定されるものでなく、
下記に示す構成としても良い。

（ａ）　　荷物運搬用のハンドカーに限定されるもので
なく、重置のある運搬車に装面しても良い。

（ｂ）　　車幅装置は本体の左右両側に装面する代りに
中央部に１γ所或いは本体の左右方向に複数列併設して
も良い。

（０車輻取付体は長孔に車軸を嵌挿した回動手段で取付
けたが、比牧的軽量車の場合にはコイルスプリングの張
力を強弱調整することにより、長孔とすることなく、第
２実施例の如く車軸がスライドすることなく回動するよ
うに枢着しても良い。

ｆ（１）　　コイルスプリングはねじり巻込み型にｆｌ
ｕらず、ねじり巻戻り型或いは引張りバネ、圧縮バネ、
ゴム等の弾性体を用いても良く、或いはウェイト体を取
付けても良い、要は車輪取付体の前部アームを上方に円
滑に跳ね上げる構成であれは゛良い６ 〔発明の効果］ 以上、実施例について詳述したように、この発明は、連
結体を介して主軸を本体に枢着した車輪装置に、前後の
アームに夫々副輪を枢着した車輪取付体を連結体に回動
可能に取付け、車輪取付体を本体１１−１に付勢する付
勢手段を設けたものであるから、平地では従宋の車輪装
置と同様に主軸によって自由に走行し、階段又は不整地
の昇降に際しては、段差部分での走行の変化に応じて、
主輪の作動と共に、車輪取付体も付勢手段の作動によっ
て回動と併せて両副輪も自動的に段差部分に接離して走
行し、確実且つ円滑に昇降することができる。また婦女
子、高齢者等の力の弱い者でも無理なく軽快に操作する
ことかできる。さらに、この発明の車輪装置は、従来の
平地走行用のハンドカー等の既存の栖遣を大巾に改変す
ることなく、車輪取付体と付勢手段を取付ける簡単な作
業によって製作することができる等、使い勝手に優れ、
製造容易で安価な車輪装置を提供できる効果を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例の収納時の樅ｌむ１側面
図、第２図は同じく底面より見た平面図、第３図乃至第
７図は同じく階段」−昇時の経時的作動状態の概略側面
図、第８図はこの発明の第２実施例の縦断側面図、第９
図は同じく階段上昇時の作動状態を概略側面図を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体下面に取付けた連結体に大径の主輪を回転自在に枢
   着した車輪装置において、前部アームと後部アームをア
   ーチ状に形成し、両アーム先端に夫々小径の副輪を回転
   自在に枢着した車輪取付体を、前記主輪の前方の連結体
   に回動可能に取付けると共に、該取付部分に前部アーム
   が本体側に近接するように常時付勢した付勢手段を取付
   けたことを特徴とする平地ならびに階段および不整地用
   の車輪装置。