JPH02279340A - 印刷機の胴の洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は請求項１の包括的な記述にしたがう印刷機の
胴の清掃のための洗浄装置に関する。

［従来の技術］ この種の洗浄装置は良好な印刷の質を保つため使用され
ている。ＤＥ−Ａｓ　Ｉ　１２４９７４から、互いに接
近しておかれ、ゴム胴と直接接触している二つのブラシ
ローラを特徴とするオフセット印刷機のゴム胴の洗浄装
置が知られており、それによって洗浄液がローラの中空
の軸を通して供給され、軸の周辺上にある穴を通して出
ていく。お互いに対向して置かれるブラシローラの表面
領域に偏向素子を形成する多数のワイアが備えられてい
る。偏向素子を形成するそのワイアにより、ゴム胴とそ
れぞれ接触している点で振り落された細かいごみと洗浄
液が、それぞれの隣接するブラシローラに向って投げつ
けられるように意図されている。

［発明が解決しようとする課題］ これは当該のほこりの粒子が一つのブラシローラから他
のブラシローラに移動して、さらになお取り除かれねば
ならぬことを意味している。ブラシローラの軸を通して
洗浄液を供給する結果、洗浄液が可成り必要とされるば
かりでなく、特に適切な密封などに関連して建設経費も
また増加することとなる。

それ故、本発明の課題はこの種の洗浄装置を、洗浄効果
が増加し、同時に洗浄液の消耗を少量とするように簡単
な構成で設計することである。

［課題を解決するための手段］ この課題は請求項１に記述された発明によって成し遂げ
られる。

従属請求項は請求項１の主題のさらに有利な発展を表わ
す。

このような構成により、特に使用価値の向上によって際
立つような、適切な形の洗浄装置が創られる。偏向素子
はブラシローラの毛の回転領域に位置する分配管として
設計されている故に、この分配管は二重の機能を果す。

すなわち、一方では毛をたわめるのに用いられ、それに
よって偏向素子に沿って動く毛と、そのあとの毛の弾力
的な戻り動作との結果として機械的清掃効果が得られる
。他方で、分配管はまた、その中にある半径方向にブラ
シ軸に向けられた出口孔を通して洗浄液を供給するのに
使用される。分配管は従来の技術の場合のようにはブラ
シローラと一緒に回転しないので、密封のための構成処
置は最小にとどめることができる。好都合なことに洗浄
液の出口は、毛によって機械的清掃が行われるその場所
に直接におかれている。洗浄液が出口を去ったあと、液
は最初にブラシ軸の方向に流れ、それによってゴム胴か
ら取り除かれたインクや紙の残余が粘着している毛をぬ
らす。それから回転するブラシローラは遠心力により、
毛に到達した洗浄液の流れの方向の反転を引き起こす、
同時に毛はそれら回転領域内に置かれている分配管のと
ころをたわんで通過せねばならない。結果として毛はそ
れらの内部弾性により曲り、分配管に沿い重なり合って
こすり取り動作を実行して、毛の上にあるどの不純物も
毛の端の方向に動かされるという効果を生じる。毛の先
端が分配管を過ぎると、すぐに毛のまっすぐの位置に戻
ることによって毛が加速され、まだ残っている不純物が
投げ棄てられる結果となり、ブラシローラの毛の効果的
清掃とつながる。

ブラシローラの毛の上の洗浄液の外に向うのと戻る流れ
は、清掃の良好な結果と洗浄液の最小の要求とにつなが
る洗浄効果に導く。この良好なブラシローラの清掃はゴ
ム胴の更に完全な清掃を可能にする。そのうえ短い機械
停止時間−短い洗浄期間の結果として、生産の増加が可
能になる。不純物が洗い流される間、しめらされた毛は
絶えず分配管を通りすぎてすすぎ効果を生じ、分配管は
ほとんど不純物の蓄積がない。加えて、投げ棄てられた
不純物の粒子がゴム胴の方向に向わず、むしろ意図され
た目的にしたがって、洗浄装置の下の領域を覆う収集皿
の中に向けられるように分配管が設置されている。特に
ブラシ軸の最も低い点の手前約４５°への分配管の位置
決めは、有利な解決策であることを示す０分配管の上部
に置かれた貯蔵容器により分配管に供給することは、全
体として技術的に単純な設計をもたらす、したがって、
別に駆動せねばならない対応する供給ポンプは、なくて
済まし得る。貯蔵容器と出口は、ブラシローラの軸の方
向に向けられる出口での洗浄液の噴流が形成されるよう
に、位置決められ、出口の孔の寸法が決められる。した
がって清掃効果は毛の更に大きな範囲にわたって広がる
。また、ゴム胴に対するブラシローラの位置決めは、ブ
ラシローラの軸がゴム胴の軸の下にあるように行われる
。

上述した方法は、ゴム胴にとっての洗浄処理を早めるた
め、ブラシローラのゴム胴の回転の方向に見て前方に、
ゴム胴に対向して回転するゴムローラを設定するための
有利な前提条件をつくりだすものである。なおその上加
速用として、ゴムローラに対向して回転するドクターブ
レードローラもある。ドクターブレードローラは不純物
の機械的こすり取り目的のためのドクターブレードと相
互作用し、ゴムローラからドクターローラに達したイン
クおよび紙の粒子が大部分取り除かれる。ブラシローラ
の上方に置いたゴムローラを、ゴム胴とブラシローラと
ドクターブレードローラとに接触させる方法で、清掃効
果は補強される。最上の清掃効果を有する密集ローラ構
成が、同様にブラシローラと接しているドクターブレー
ドローうによって得られる。

これにより、存在する不純物をすみやかに除去すること
とそれらを収集皿に導くことにねらいをつけられた相互
間の影響が生じる。

［実施例］ 本発明は添付図を使用して下記のとおり非常に詳細に説
明されているが、これは単に構成上の一実施例を表わす
。

第１図は動作中の洗浄装置の前面から見た概要図、第２
図はブラシローラの次々に続く回転角度位置での分配管
を通りすぎる毛を説明している分配管の領域の中にある
ブラシローラの断面拡大図を示す。

全体として数字１で示す洗浄装置は、部分図で表示され
矢印Ｘの方向に駆動できるゴム胴２に付属している。洗
浄装置ｌの重要な要素は、毛３を特徴とする回転駆動可
能なブラシローラ４である。ブラシローラ４の軸５はゴ
ム胴２の軸６の下に延びている。両軸５．６を通って結
ぶ線７は、それによって水平線に対して約２０°の角β
を形成する。

ゴム胴の回転の方向Ｘにブラシローラ４の手前に、ゴム
胴２またはその表面領域８に対向して回転しているゴム
ローラ９が設置されている。第１図の一点鎖線はゴムロ
ーラ９が垂直方向に調整可能であることを示す、第１図
に実線で示されたゴムローラ９はゴム胴２に加えてブラ
シローラ４と接触する。なおその上、ドクターブレード
ローラ１ｏはゴムローラ９に対向して回転する。ドクタ
ーブレードローラ１０はまたブラシローラ４と接触して
いる。ドクターブレードローラ１０およびゴムローラ９
の直径はブラシローラ４の毛の先端によって形成される
直径より小さい。ゴムローラ軸１１はゴム胴２の軸６の
上に設置されていることも第１図から見られる。

ドクターブレードローラ１０は不純物をこすり取るため
ドクターブレード１２を相互に作用している。これらの
不純物はゴムローラ９とブラシローラ４を経由してドク
ターブレードローラ１０の表面領域に達し、それからド
クターブレード１２によってこすり取られる。ドクター
ブレード１２はドクターブレードローラ１０の全長にわ
たっており、ドクターブレードローラ１ｏの長さは他の
ローラの長さに相当する。このドクターブレード１２は
スプリング素子１３によって支えられておリ、それは調
整器１４の上にのる。

洗浄装置１の下部全領域は洗浄液用の収集皿１５によっ
て覆われている。この液は貯蔵容器１６から供給管１７
を経由して大気圧のもと、分配管１８として設計された
偏向素子に達する０分配管１８は毛３によりブラシされ
る回転領域の最低点１９の手前で、回転方向で最低点１
９の手前的４５′の角αの位置に設置されている。さら
にまた、分配管１８はブラシ軸５に対して半径方向に並
べられた出口２０を備えている。出口２０の貫通孔の間
の距離は約１０ｍｍであり、したがってブラシローラ４
の均等な湿らしが出口２０を通して行われる０分配管１
８は保持具２１により安定に保持され、それ数分配管１
８は清掃動作中は意図された位置にとどまる。

貯蔵容器１６を分配管１８の上の適当な高さに置き、出
口の寸法調整の結果として洗浄液２２の噴流が形成され
、ブラシローラ４の軸５の方向に噴霧される。

ゴム胴２の清掃中、ゴムローラ９によってゴム胴２の表
面領域８にあるインクや紙の残りのような不純物の部分
的分離が起る。もし必要ならばゴムローラ９はブラシロ
ーラ４とは別に湿らしができる。ゴムローラ９の表面領
域に粘着している不純物は一部ドクターブレードローラ
１０に到達し、ドクターブレード１２によってそこから
除かれる。同様に、毛３は同様の不純物をゴムローラ９
の表面領域から取り除き、ドクターブレードローラ１０
に一部を送る。ゴム胴２の回転方向Ｘと反対方向に駆動
されているブラシローラ４は、その際、４〜５ｍｍの横
行動作を実行する。毛３の上の不純物は噴霧式ドクター
ブレードを形成している分配管１８から効果的に取り除
かれ、それ故ゴム胴２もまたその際、加速された清掃作
用を受ける。分配管１８の出口孔２０から来る液２２の
噴射は毛３の根元まで達し、そして遠心力の結果として
そこから外側へそれ、その際、毛３に粘着しているどん
な不純物もそれと共に運ばれる。

第２図は色々な位置にある毛３を用いて、分配管を通過
する時毛３が実行する動きを部分図で示す、第２図で実
線によって示された毛３は、それが分配管１８の周囲に
向って動く時にとる位置を示している０毛３を一点鎖線
の表示によって表わされた次の回転角度位置から、それ
は毛の内部弾性に対向して曲げられるのが見られる。同
時に、ブラシローラ４の回転運動の結果として、毛の末
端が分配管１８を過ぎてこすり、そのとき不純物は同様
に毛の末端に導かれる。毛の末端はまたそのとき、毛３
に沿って流れる洗浄液によって維持される。ブラシロー
ラが十分回るか否や、毛の先端に最早分配管１８に対し
て適当な支持物がないので、収集皿１５の底の方向に不
純物を投げ棄てる効果と結びついて、その真直な位置に
戻ることができる。分配管１８への不純物の剛着も、毛
が常時それをこすり通るので大きくさけられる。その上
、分配管１８は外側の方向に移動している洗浄液によっ
て常時すすがれるので、全体として見れば内側から外側
の方向に向けた洗い流し効果がある。

ゴム胴２またはその表面領域８の清掃が実行された後は
、全洗浄装置１の動作が終る。

記述の中で述べ、そして図面の中で表示したすべての新
しい特徴は、たとえそれらが請求項の中で明示的に請求
されてなくとも発明にとって必須である。

【図面の簡単な説明】

第１図は動作中の洗浄装置の前面から見た概要図、第２
図はブラシローラの次々に続く回転角度位置での分配管
を通りすぎる毛を説明する、分配管の領域の中にあるブ
ラシローラの断面拡大図である。 １・・・・洗浄装置、　　　　２・・・・ゴム胴、３・
・・・毛、　　　　　　　４・・・・ブラシローラ、５
・・・・ブラシローラ軸、６・・・・ゴム胴軸、７・・
・・軸５，６を結ぶ線、 ８・・・・表面領域、　　　　９・・・・ゴムローラ、
１０・・・・ドクターブレードローラ、１１・・・・ゴ
ムローラ軸、 １２・・・・ドクターブレード、 １３・・・・スプリング素子、 １４・・・・調整器、 １６・・・・貯蔵容器、 １８・・・・分配管、 ２０・・・・出口孔、 ２２・・・・洗浄液。 １５・・・・収集皿、 １７・・・・供給管、 １９・・・・最低点、 ２１・・・・保持具、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印刷機の胴、例えばオフセット印刷機のゴム胴を洗
   浄するための洗浄装置であって、ゴム胴と相互に作用す
   るための、回転駆動され毛を持つブラシローラを有し、
   その際、洗浄液が自動清掃のため毛に供給され、また、
   毛の回転領域に、ブラシローラに関して固定された位置
   にあり、その長さに沿うて延びており、あとで元の位置
   に戻る毛によってこすり通られる偏向素子が設置されて
   いる洗浄装置において、 前記偏向素子は半径方向にブラシ軸（５）に向けられた
   洗浄液用の出口孔（２０）を備えた分配管（１８）とし
   て設計されていることを特徴とする印刷機の胴の洗浄装
   置。 ２、分配管（１８）が毛（３）によりこすり通られる回
   転領域内の最低点（１９）の回転方向に手前に位置づけ
   られている請求項１記載の洗浄装置。 ３、分配管（１８）が最低点（１９）の手前約４５度の
   位置に設置されている請求項２記載の洗浄装置。 ４、分配管（１８）は貯蔵容器（１６）から大気圧の下
   で供給管（１７）によって供給され、前記貯蔵容器が分
   配管（１８）の上部に置かれている請求項１ないし３の
   いずれか１項に記載の洗浄装置。 ５、洗浄液（２２）の噴流が出口孔（２０）において形
   成される請求項１ないし４のいずれか１項に記載の洗浄
   装置。 ６、ブラシローラ（４）の軸（５）がゴム胴（２）の軸
   （６）の下に位置している請求項１ないし５のいずれか
   １項に記載の洗浄装置。 ７、ゴム胴に対向して回転するゴムローラ（９）は、ゴ
   ム胴（２）の回転方向（Ｘ）にブラシローラ（４）の手
   前に設置されている請求項１ないし６のいずれか１項に
   記載の洗浄装置。 ８、ゴムローラ（９）に対向してドクターブレードロー
   ラ（１０）が回転する請求項７記載の洗浄装置。 ９、ドクターブレードローラ（１０）が不純物を機械的
   にこすり取るためドクターブレード（１２）と相互に作
   用をする請求項８記載の洗浄装置。 １０、ブラシローラ（４）の上方に置かれているゴムロ
   ーラ（９）がゴム胴（２）、ブラシローラ（４）および
   ドクターブレードローラ（１０）と接触している請求項
   １ないし９のいずれか１項に記載の洗浄装置。 １１、ドクターブレードローラ（１０）がブラシローラ
   （４）と接触している請求項１ないし１０のいずれか１
   項に記載の洗浄装置。